JPH08303111A - 車両用パワーウインド制御装置 - Google Patents

車両用パワーウインド制御装置

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JPH08303111A
JPH08303111A JP7104215A JP10421595A JPH08303111A JP H08303111 A JPH08303111 A JP H08303111A JP 7104215 A JP7104215 A JP 7104215A JP 10421595 A JP10421595 A JP 10421595A JP H08303111 A JPH08303111 A JP H08303111A
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JP
Japan
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current
regulator motor
window regulator
detection
window
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Application number
JP7104215A
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Kazunari Hayashi
一成 林
Kenji Tanaka
賢次 田中
Takashi Nagao
貴史 長尾
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウインドガラスにより異物を挟み込んだ場合
に異物の堅さにかかわらず短時間で異物を挟み込みを解
除する。 【構成】 制御回路16は、スイッチ入力回路15のオ
ン状態に基づいてトランジスタ19,20をオンしてリ
レー17,18を駆動することによりウインドレギュレ
ータモータ13を正逆転する。ウインドレギュレータモ
ータ13の正逆転に応じてウインドガラスが上下動す
る。制御回路16は、ウインドレギュレータモータ13
の駆動によりウインドガラスを上昇したときは電流検出
抵抗21からの電流に基づいて異物の挟み込み検出を行
う。つまり、制御回路16は、通電電流値の立上り変化
値を検出し、その立上り変化値が判定レベルとなったと
きは異物の挟み込みと判断する。このとき、制御回路1
6は、通電電流値が立上ったときはそのタイミングから
の時間に応じて判定レベルを低下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウインドレギュレータ
モータの通電電流の微分値に基づいて当該ウインドレギ
ュレータモータに対する通電を制御する車両用パワーウ
インド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用パワーウインド制御装
置においては、オートアップスイッチ,オートダウンス
イッチを備え、それらのスイッチに対するワンタッチ操
作によりウインドガラスを自動的に全閉若しくは全開で
きるように構成されている。
【0003】つまり、オートアップスイッチに対する操
作に応じてウインドレギュレータモータによりウインド
ガラスが上昇してドアフレームに当接して停止したとき
は、ウインドレギュレータモータが停止して大きなロッ
ク電流が流れるので、ウインドレギュレータモータの通
電電流が判定レベル以上となったときにウインドレギュ
レータモータを停止することにより、ウインドガラスを
全閉若しくは全開した位置でウインドレギュレータモー
タを停止することができる。
【0004】図7はこの種のパワーウインド制御装置の
一例を示している。この図7において、制御回路1は、
リレー駆動回路2を通じてリレー3を作動させる。ウイ
ンドレギュレータモータ4は、リレー3の接点切替えに
応じてウインドガラスを上下動する。
【0005】ここで、ウインドレギュレータモータ4は
電流検出抵抗5を通じてアースラインと接続されてお
り、電流検出抵抗5からはウインドレギュレータモータ
4の通電電流に応じた電圧が発生する。絶対値検出回路
6は、電流検出抵抗5からの発生電圧に基づいてウイン
ドレギュレータモータ4のロック電流を検出する。この
場合、制御回路1は、絶対値検出回路6が検出した絶対
値が判定レベルを上回ったときはウインドガラスが全閉
若しくは全開となったとしてリレー駆動回路2を切り替
えることによりウインドレギュレータモータ4を停止す
る。
【0006】ところで、ウインドガラスにより異物が挟
み込まれた場合は、上述したように絶対値検出回路6に
より検出されたロック電流に基づいてウインドレギュレ
ータモータ4を停止することができるものの、異物がウ
インドガラスにより挟み込まれた場合は、異物が強く締
め付けられないようにウインドガラスを直ちに降下させ
る必要がある。
【0007】そこで、ウインドレギュレータモータ4の
通電電流の微分値を検出する微分検出回路7を設け、微
分検出回路7により検出された電流微分値が判定レベル
を上回ったときは異物の挟み込みと判断し、ウインドレ
ギュレータモータ4を反転させるようにしている。
【0008】この場合、異物の挟み込み検出荷重を低減
する必要性から、判定レベルを低く設定して異物の挟み
込みを短時間で検出することが望ましいものの、それで
は立上りが早い高周波ノイズの影響を受けたり、立上り
時間の遅い電流のリップルの影響を受けたりすることか
ら、微分検出回路7を図8に示すようにコンデンサ8と
オペアンプ9とを組合わせて構成することにより、微分
検出回路7のバンドパスフィルタしての特性を図9に示
すように設定するようにしている。
【0009】つまり、ウインドレギュレータモータ4の
通電電流が立上り変化してから所定時間が経過したタイ
ミングで開始する挟み込み検出期間において電流変化値
I1が小さくなるように設定されている。従って、挟み
込み検出期間以外においては電流変化値I1 が高くな
り、判定レベルとの差が大きくなって検出が困難となっ
ている。
【0010】従って、制御回路7は、挟み込み検出期間
において電流変化値が判定レベルを上回ったときは異物
の挟み込みと判定し、図10に示すようにウインドレギ
ュレータモータ4を反転させることによりウインドガラ
スを降下させるので、ウインドガラスにより挟み込まれ
た異物を解放することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のものでは、挟み込み検出期間における検出特性
は略フラットであるので、堅い異物を挟み込んだ場合に
は、挟み込み検出期間の開始から比較的短時間で検出で
きるものの、柔らかい異物を挟み込んだ場合には、通電
電流の立上り変化が緩やかになり、挟み込みの検出が遅
れ気味となる。このため、柔らかい異物をウインドガラ
スにより挟み込んだ場合には、異物がウインドガラスに
より強く締め付けられてしまって異物が傷む虞がある。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ウインドガラスによる異物の挟み込み
を検出してウインドレギュレータモータの通電を制御す
る構成において、異物の堅さにかかわらず短時間で異物
の挟み込みを解除することができる車両用パワーウイン
ド制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウインドガラ
スを移動するためのウインドレギュレータモータを設
け、このウインドレギュレータモータの通電電流を検出
する電流検出手段を設け、この電流検出手段が検出した
電流値が変動したときは、その検出タイミングからの電
流の立上り変化量を検出する電流微分値検出手段を設
け、外部指令に応じて前記ウインドレギュレータモータ
に対して通電制御を行うと共に、前記電流微分値検出手
段が検出した電流微分値が所定の挟み込み検出期間にお
いて判定レベルを上回ったときは当該ウインドレギュレ
ータモータに対する通電制御を切替える演算制御手段を
設けた上で、前記演算制御手段は、所定の検出タイミン
グからの経過時間に応じて判定レベルを低下するように
してもよい(請求項1)。
【0014】上記構成において、判定レベルは、経過時
間に応じて段階的に低下するように設定されていてもよ
い(請求項2)。
【0015】また、前記判定レベルは、経過時間に応じ
て漸次低下するように設定されていてもよい(請求項
3)。
【0016】
【作用及び発明の効果】請求項1記載の車両用パワーウ
インド制御装置の場合、演算制御手段に対して全閉を指
令すると、演算制御手段は、ウインドレギュレータモー
タに対して通電制御を行うことによりウインドガラスを
閉鎖位置に移動する。
【0017】さて、ウインドガラスが完全に閉鎖するま
でに異物がウインドガラスに挟み込まれた場合、ウイン
ドレギュレータモータの通電電流が増大するようにな
る。すると、電流微分値検出手段は、所定の挟み込み検
出期間における通電電流の立上り変化量を検出する。そ
して、演算制御手段は、電流微分値検出手段が検出した
電流微分値が判定レベルを上回ったときはウインドレギ
ュレータに対する通電制御を切替える。
【0018】このとき、演算制御手段は、所定の検出タ
イミングからの経過時間に応じて判定レベルを低下する
ので、柔らかい異物を短時間で検出することができる。
【0019】請求項2記載の車両用パワーウインド制御
装置の場合、判定レベルは経過時間に応じて段階的に低
下するように設定されているので、挟み込み検出期間に
おける開始タイミングからの検出時間が長くなるのに応
じて判定レベルは段階的に低下する。これにより、ウイ
ンドガラスの移動により柔らかい異物が挟み込まれたと
きは、経過時間に応じて判定レベルが段階的に低下する
ので、柔らかい異物の挟み込みを短時間で検出すること
ができる。
【0020】請求項3記載の車両用パワーウインド制御
装置の場合、判定レベルは経過時間に応じて漸次低下す
るように設定されているので、挟み込み検出期間におけ
る開始タイミングからの検出時間が長くなるのに応じて
判定レベルは漸次低下する。これにより、ウインドガラ
スの移動により柔らかい異物が挟み込まれたときは、経
過時間に応じて判定レベルが漸次低下するので、柔らか
い異物の挟み込みを短時間で検出することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5を参
照して説明する。図2は、本発明の全体の構成を概略的
に示している。この図2において、電流微分値検出手段
としての機能を有する演算制御手段11は、負荷駆動手
段12を通じてウインドレギュレータモータ13を通電
制御する。電流検出手段14は、ウインドレギュレータ
モータ13の通電電流を検出する。そして、演算制御手
段11は、電流検出手段14により検出された電流値に
基づいて異物の挟み込みを判断したときは負荷駆動手段
12によりウインドレギュレータモータ13に対する制
御を切替える。
【0022】図1は、図2に示した構成を具体的に示す
電気回路図である。この図1において、運転席ドアのア
ーム部(図示せず)にはスイッチ入力回路15が設けら
れている。このスイッチ入力回路15は、アップスイッ
チ,ダウンスイッチの他に、オートアップスイッチ及び
オートダウンスイッチ等から構成されており、各スイッ
チに対する操作を示す外部指令を制御回路16(図2に
示した演算制御手段(電流微分値検出手段)11に相
当)の入力端子に与える。
【0023】第1のリレー17及び第2のリレー18
(図2に示した負荷駆動手段12に相当)の各コイルの
一端はバッテリの正端子と接続され、他端はトランジス
タ19,20を通じてアースラインと接続されている。
各トランジスタ19,20のベースは制御回路16と接
続されており、制御回路16からハイレベル信号が出力
された状態で対応するトランジスタ19,20がオンし
てリレー17,18のコイル17X,18Xに通電され
るようになっている。
【0024】第1及び第2のリレー17及び18の常開
接点17a,18aは電源ラインと接続され、常閉接点
17b,18bは電流検出抵抗21(図2に示した電流
検出手段14に相当)を介してアースラインと接続され
ている。そして、第1及び第2のリレー17及び18の
共通接点17c,18cはウインドレギュレータモータ
13と接続されている。このウインドレギュレータモー
タ13は、その回転方向に応じてウインドガラスを上昇
若しくは下降させるようになっている。
【0025】一方、増幅器として機能するオペアンプ2
2の非反転入力端子には電流検出抵抗21の出力側が接
続され、反転入力端子には当該オペアンプ22の出力端
子とアースラインとの間に直列接続された抵抗23,2
4の共通接続点が接続されている。
【0026】ここで、制御回路16は、スイッチ入力回
路15のオン状態に基づいてトランジスタ19,20に
通電することによりウインドレギュレータモータ13を
制御すると共に、オペアンプ22からの入力レベルに応
じてトランジスタ19,20に対する通電制御を切替え
るようになっている。
【0027】次に上記構成の作用について説明する。ス
イッチ入力回路15のアップスイッチ若しくはダウンス
イッチがオン操作されると、制御回路16は、その操作
が行われている期間だけトランジスタ19若しくは20
に通電する。これにより、制御回路16からの通電に応
じてウインドレギュレータモータ13が正逆転するの
で、それに応じてウインドガラスが上昇若しくは下降す
る。
【0028】また、スイッチ入力回路15のオートアッ
プスイッチがオン操作されると、制御回路16は、トラ
ンジスタ19に通電する。これにより、ウインドレギュ
レータモータ13が正転するので、その正転に応じてウ
インドガラスが上昇する。そして、ウインドガラスが全
閉してドアフレームに当接すると、ウインドレギュレー
タモータがロック状態となって通電電流が急激に増大す
る。
【0029】従って、制御回路16は、通電電流が判定
レベルを上回ったときはウインドガラスは全閉位置まで
上昇したと判断し、そのタイミングから所定時間だけ経
過したところでトランジスタ19に対する通電を停止す
る。この結果、ウインドガラスは完全な全閉位置まで締
め増しされる。
【0030】尚、ウインドレギュレータモータ13に対
する通電開始時には大きな突入電流が流れて判定レベル
を一時的に上回ることがあるものの、制御回路16は、
通電開始時の検出結果については無視するようになって
いる(図5参照)。
【0031】また、スイッチ入力回路15のオートダウ
ンスイッチがオン操作されると、制御回路16は、トラ
ンジスタ20に通電することによりウインドレギュレー
タモータ13を反転するので、ウインドガラスは降下し
て全開状態となる。
【0032】さて、制御回路16は、上述のようにして
ウインドレギュレータモータ13に対する通電制御によ
りウインドガラスを上昇させるときは、異物の挟み込み
検出を同時に行うようになっている。
【0033】図3は、制御回路16の異物の挟み込み検
出動作を示している。この図3において、制御回路16
は、設定時間が経過する毎に(ステップS1)、オペア
ンプ22からウインドレギュレータモータ13の通電電
流値Iを入力すると共に(ステップS2)、当該通電電
流値Iと先のタイミングで入力した通電電流値Iとの比
較により今回における通電電流変化値(電流微分値)Δ
Iを演算して記憶する(ステップS3)。
【0034】さて、ウインドガラスにより異物が挟み込
まれたときは、ウインドレギュレータモータ13の通電
電流値はそれまでよりも比較的急激に増大するようにな
る。この場合、高周波ノイズの影響を受けたとき、或い
は電流のリップルの影響を受けたときも同様に通電電流
値Iが増大するようになるものの、高周波ノイズの影響
は短時間で終了すると共に、電流のリップルの影響は長
時間経過しないと現れない。
【0035】そこで、制御回路16は、記憶した通電電
流変化値ΔIが所定回数連続して正であったときは(ス
テップS4)、挟み込み検出期間を設定する(ステップ
S5)。この挟み込み検出期間とは現時点から所定時間
が経過するまでの期間で、上述したように高周波ノイ
ズ、或いは電流リップルの影響を受けることなく異物の
挟み込みを検出するための期間である。
【0036】この挟み込み検出期間においては、制御回
路16は、設定時間が経過すると(ステップS6)、ウ
インドレギュレータモータ13の通電電流値Iを入力す
ると共に、前回の通電電流値Iとの差である通電電流変
化値ΔIを演算して記憶する(ステップS8)。
【0037】そして、制御回路16は、通電電流変化値
ΔIが正であったときは(ステップS9)、検出開始か
らの時間に応じて判定レベルを求める(ステップS1
0)。この場合、判定レベルとしては、図4に示すよう
に設定されている。つまり、挟み込み検出期間の後半部
の判定レベルIB は前半部の判定レベルIA よりも小さ
いレベルに設定されている。
【0038】続いて、制御回路16は、検出開始からの
電流変化値ΔIを求め(ステップS11)、その電流変
化値ΔIが判定レベルを上回っていたときは(ステップ
S12)、挟み込み検出と判断する(ステップS1
3)。また、判定レベルを上回っていないときは(ステ
ップS12)、挟み込み検出期間が終了したか否かを判
断し(ステップS14)、上回っていないときはステッ
プS6に戻って設定時間が経過する毎に上述の動作を繰
返す。
【0039】この場合、検出開始からの電流変化値が判
定レベルを上回ることなく挟み込み検出期間が終了した
ときは挟み込み非検出と判断する(ステップS15)。
【0040】さて、上述のようにして挟み込みの判断を
行った制御回路16は、ウインドレギュレータモータ1
3を反転させることによりウインドガラスを降下させ
る。これにより、ウインドガラスが降下するので、異物
が強く挟圧されてしまうことを防止することができる。
【0041】ところで、ウインドガラスにより柔らかい
異物が挟み込まれた場合は、ウインドガラスの上昇速度
が緩やかになるので、それに応じて検出開始からの電流
変化値は小さくなる。このような場合、検出開始からの
電流変化値が判定レベルを上回るまでの時間が長くなっ
て異物の挟み込み検出が遅れるようなるので、柔らかい
異物がウインドガラスにより強く締め付けられて損傷し
てしまう虞がある。
【0042】そこで、本実施例では、次のようにして柔
らかい異物の挟み込みの検出時間の短時間化を図って、
異物がウインドガラスにより強く締め付けられてしまう
ことを防止するようにしている。即ち、図4に示すよう
に挟み込み検出期間においては後半部の判定レベルIB
は前半部の判定レベルIA よりも小さく設定されている
ので、挟み込み検出期間の後半部においては検出開始か
らの電流変化値が判定レベルIB を上回り易くなってい
る。
【0043】従って、柔らかい異物が挟み込まれること
によりウインドレギュレータモータ13の通電電流の立
上りが緩やかであったために、検出開始からの電流変化
値が判定レベルIA を上回ることがない場合であって
も、挟み込み検出期間の後半部となって判定レベルがI
A からIB に切替わったところで検出開始からの電流変
化値が判定レベルを上回り易くなり、以て異物の挟み込
みまでの検出時間を判定レベルが一定の場合に比較して
短縮することができる(図5参照)。
【0044】上記構成のものによれば、挟み込み検出期
間における後半部の判定レベルIBを前半部の判定レベ
ルIA よりも段階的に小さく設定するようにしたので、
挟み込み検出期間における判定レベルが一定の従来例の
ものに比べて、柔らかい異物がウインドガラスにより挟
み込まれた場合であっても、異物の挟み込みを短時間で
検出することができる。
【0045】図6は、判定レベルの変形例を示してい
る。この図6において、挟み込み検出期間における判定
レベルIC は時間に応じて漸次小さくなるように設定さ
れている。従って、第1実施例のものに比較して、異物
の堅さにかかわらず異物の挟み込みを安定して短時間で
検出することができる。
【0046】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、次のように変形または拡張できる。判定レ
ベルを、3段階以上に細かく設定するようにしてもよ
い。判定レベルを、データベースではなく演算結果から
求めるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の電気回路図
【図2】全体の構成を示す概略図
【図3】制御回路の動作を示すフローチャート
【図4】挟み込み検出期間における判定レベルを示す図
【図5】時間に応じたモータの通電電流の変化を示す図
【図6】変形例を示す図4相当図
【図7】従来例を示す図1相当図
【図8】微分検出回路を示す電気回路図
【図9】挟み込み検出期間における電流変化値を示す図
【図10】図5相当図
【符号の説明】
13はウインドレギュレータモータ、16は制御回路
(電流微分値検出手段、演算制御手段)、21は電流検
出抵抗(電流検出手段)である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドガラスを移動するためのウイン
    ドレギュレータモータと、 このウインドレギュレータモータの通電電流を検出する
    電流検出手段と、 この電流検出手段が検出した電流値が変動したときは、
    その検出タイミングからの電流の立上り変化量を検出す
    る電流微分値検出手段と、 外部指令に応じて前記ウインドレギュレータモータに対
    して通電制御を行うと共に、前記電流微分値検出手段が
    検出した電流微分値が所定の挟み込み検出期間において
    判定レベルを上回ったときは当該ウインドレギュレータ
    モータに対する通電制御を切替える演算制御手段とを備
    え、 前記演算制御手段は、所定の検出タイミングからの経過
    時間に応じて判定レベルを低下することを特徴とする車
    両用パワーウインド制御装置。
  2. 【請求項2】 判定レベルは、経過時間に応じて段階的
    に低下するように設定されていることを特徴とする請求
    項1記載の車両用パワーウインド制御装置。
  3. 【請求項3】 判定レベルは、経過時間に応じて漸次低
    下するように設定されていることを特徴とする請求項1
    記載の車両用パワーウインド制御装置。
JP7104215A 1995-04-27 1995-04-27 車両用パワーウインド制御装置 Pending JPH08303111A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013249724A (ja) * 2012-05-01 2013-12-12 Omron Automotive Electronics Co Ltd モータ駆動装置

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JP2013249724A (ja) * 2012-05-01 2013-12-12 Omron Automotive Electronics Co Ltd モータ駆動装置

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