JPH07317433A - パワーウィンドウ駆動制御装置 - Google Patents

パワーウィンドウ駆動制御装置

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JPH07317433A
JPH07317433A JP6116888A JP11688894A JPH07317433A JP H07317433 A JPH07317433 A JP H07317433A JP 6116888 A JP6116888 A JP 6116888A JP 11688894 A JP11688894 A JP 11688894A JP H07317433 A JPH07317433 A JP H07317433A
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JP
Japan
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motor
reference value
signal
load
output
Prior art date
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Application number
JP6116888A
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English (en)
Inventor
Taiji Nishibe
泰司 西部
Hitoshi Iwata
仁 岩田
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの駆動開始直後のマスキング期間を短
縮又は無くし、挟み込み検出遅れを防止して異物やドア
ガラスを確実に保護する。 【構成】 常に負荷変動信号(信号線74)が所定電圧よ
りも高い時、AND 回路136 にはハイレベル、OR回路134
にはローレベルの信号が入力され、メインコンパレータ
(MC)76による通常の負荷検出が可能となる。モータ22の
起動後直ぐに付加変動信号が所定電圧を下回る場合、サ
ブコンパレータ(SC)126 からAND 回路136 にはローレベ
ルの信号が入力され負荷の検出は非実行状態となる。ま
たOR回路134 にはハイレベルの信号が入力されMC76の+
端子に入力される電圧が0Vとなる。その後SC126 の基準
電圧よりも負荷変動電圧が高くなると負荷検出が可能と
なると共にこの時点から基準電圧が0Vから上昇していく
ため、突入電流による負荷誤検出はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの駆動力による
ドアガラスの昇降動作中に異物の挟み込みがあった場合
にモータの駆動を停止又は反転させる挟み込み回避処理
を行うようにモータの駆動を制御するパワーウィンドウ
駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーウィンドウ装置には、ドアガラス
を昇降させるためにモータが適用されており、車室内
(例えば、ドアトリム等)に設けられたスイッチを操作
することにより、モータが駆動され全閉又は全開までド
アガラスは移動される。ここで、ドアガラスと窓枠との
間に異物が挟み込まれると移動が阻止されるため、モー
タに負荷がかかり、電流が増加する。
【0003】ここで、従来、このモータ電流が流れる微
小抵抗間の電圧をバンドパスフィルターを介することに
よって、負荷変動に応じた信号(電圧)を形成し、基準
値(電圧)と比較している。負荷変動に応じた信号が基
準値を越えた場合には、挟み込みが発生したと判断し、
モータの駆動を停止又は反転させることが考えられてい
る。なお、この場合、全閉と異物挟み込みとを区別する
ため、ドアガラスが全閉近傍であることを検出する全閉
検出センサを設けたり、パルスエンコーダでパルス数を
検出することにより全閉近傍を認識している。
【0004】ところで、モータの駆動開始時には突入電
流が発生し、この突入電流によって負荷変動による信号
が基準値を越えることがあるため、モータ駆動開始時か
ら信号安定時までの期間をブランキング期間とし、挟み
込み検出を禁止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モータ
の駆動開始直後においても挟み込みが発生することがあ
る。例えば、ドアガラスが途中まで閉められている状態
から、閉じようとしたとき等である。このため、挟み込
み検出時期が遅れ、異物やドアガラスが変形、破損する
という問題点がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、モータの駆動
開始直後のマスキング期間を短縮又は無くし、挟み込み
検出遅れを防止して異物やドアガラスを確実に保護する
ことができるパワーウィンドウ駆動制御装置を得ること
が目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、モータの駆動力によるドアガラスの昇降動作中に異
物の挟み込みがあった場合にモータの駆動を停止又は反
転させる挟み込み回避処理を行うようにモータの駆動を
制御するパワーウィンドウ駆動制御装置であって、前記
モータの駆動電流をバンドパスフィルターを介すること
によって負荷変動による電流変化のみに応じた信号を出
力する負荷信号出力手段と、前記負荷電流出力部から出
力される信号の低下を抑制する抑制手段と、前記抑制手
段で信号の低下を抑制された負荷電流出力部からの信号
を基準値と比較する比較手段と、前記基準値を前記バン
ドパスフィルターと同様な時定数でモータの駆動開始か
ら徐々に標準レベルへ変化させる基準値発生手段と、を
有している。
【0008】請求項2に記載の発明は、モータの駆動力
によるドアガラスの昇降動作中に異物の挟み込みがあっ
た場合にモータの駆動を停止又は反転させる挟み込み回
避処理を行うようにモータの駆動を制御するパワーウィ
ンドウ駆動制御装置であって、前記モータの駆動電流を
バンドパスフィルターを介することによって負荷変動に
よる電流変化のみに応じた電位を出力する負荷信号出力
手段と、前記負荷信号出力手段から出力される信号を基
準値と比較する比較手段と、前記基準値を前記バンドパ
スフィルターと同様な時定数でモータの駆動開始から徐
々に標準レベルへ変化させる基準値発生手段と、前記基
準値発生手段から出力される基準値が前記標準レベルよ
りも低い所定のレベルに達する前では前記比較手段によ
る比較を禁止し、前記所定のレベルを越えた時点で比較
手段による比較を開始するマスキング手段と、を有して
いる。
【0009】請求項3に記載の発明は、モータの駆動力
によるドアガラスの昇降動作中に異物の挟み込みがあっ
た場合にモータの駆動を停止又は反転させる挟み込み回
避処理を行うようにモータの駆動を制御するパワーウィ
ンドウ駆動制御装置であって、前記モータの駆動電流を
バンドパスフィルターを介することによって負荷変動に
よる電流変化のみに応じた電位を出力する負荷信号出力
手段と、前記負荷信号出力手段から出力される信号を挟
み込み基準値と比較する第1の比較手段と、前記モータ
の駆動開始によってリセットスタートされるタイマを備
え、前記タイマのスタートから所定時間前記第1の比較
手段による比較を禁止するマスキング手段と、前記負荷
信号出力手段から出力される信号をマスキング基準値と
比較する第2の比較手段と、前記第2の比較手段で前記
負荷信号手段手段からの出力信号が前記マスキング基準
値よりも低くなった時点で前記タイマをリセットさせ、
かつマスキング基準値を越えた時点でリスタートさせる
タイマ時間延長手段と、を有している。
【0010】請求項4に記載の発明は、モータの駆動力
によるドアガラスの昇降動作中に異物の挟み込みがあっ
た場合にモータの駆動を停止又は反転させる挟み込み回
避処理を行うようにモータの駆動を制御するパワーウィ
ンドウ駆動制御装置であって、前記モータの駆動電流を
バンドパスフィルターを介することによって負荷変動に
よる電流変化のみに応じた信号を出力する負荷信号出力
手段と、前記負荷信号出力手段からの信号を挟み込み基
準値と比較する第1の比較手段と、前記負荷信号出力手
段からの信号を前記基準値の出力開始時期設定基準値と
比較する第2の比較手段と、前記モータの駆動開始時に
スタートし、前記挟み込み基準値を前記バンドパスフィ
ルターと同様な時定数で徐々に標準レベルへ変化させる
挟み込み基準値出力手段と、前記第2の比較手段で前記
負荷信号出力手段からの信号が出力開始時期設定基準値
よりも低いと判定された時点で前記基準値出力手段によ
る基準値の出力をリセットし、かつ前記負荷信号出力手
段からの信号が出力開始時期設定基準値を越えた時点で
前記基準値出力手段をリスタートさせるリスタート手段
と、を有している。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、例えば、モー
タ駆動電流が流れる微小抵抗間の電圧をバンドパスフィ
ルターを通すことにより、負荷変動による電流変化のみ
に応じた電位(信号)を得ることができる。ここで、こ
の信号は駆動機構のばらつきにより、突入電流に応じた
低下の度合いに大きな差があるため、抑制手段によって
前記信号の低下を抑制する。この抑制によって前記信号
が比較基準値以下に低下することお帽子できる。
【0012】次に、この信号を比較手段によって基準値
と比較して挟み込みか否かを検出するが、基準値発生手
段では、基準値をモータの駆動開始から前記バンドパス
フィルターと同様な時定数で徐々に標準レベルまで変化
させるようにしているため、突入電流等による信号の低
下時においても、挟み込み検出を行うことができる。す
なわち、突入電流のためのマスキング期間を設ける必要
がなくなり、挟み込み検出遅れを防止することができ
る。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、前記請求
項1のように負荷変動に応じた信号の低下を抑制しな
い。このため、基準値発生手段で基準値を徐々に標準レ
ベルまで変化させても、モータ駆動開始時から挟み込み
検出を行うと、突入電流等による信号の変化を挟み込み
と誤検出する恐れがある。そこで、標準レベルよりも低
い所定のレベルを設定しておき、基準値がこの所定のレ
ベルを越えるまでは比較手段による基準値と負荷信号と
の比較を禁止する(マスキング期間の設定)。
【0014】このように、標準レベルよりも低い所定の
レベルを設定することによって、従来のマスキング期間
を短縮することができる。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、モータの
駆動開始によってリセット・スタートするタイマを設け
ておき、このタイマで設定される所定時間は基準値と負
荷信号とを比較することを禁止する。この場合、基準値
は一定である。
【0016】ところで、負荷信号は駆動機構等のばらつ
きにより安定するまでの時間に大きな差があるが、前記
タイマによる所定時間は、このばらつきが最も短い、す
なわち安定するまでの時間が短い特性に応じて設定す
る。
【0017】第2の比較手段では、タイマのリセット・
スタートした後、負荷信号がマスキング基準値よりも低
くなった時点でタイマをリセットする。なお、負荷信号
がマスキング基準値を下回ることがない場合には、初期
の所定時間が経過した後、マスキングが解除され、挟み
込み検出が開始される。
【0018】しかし、安定するまでに時間がかかる負荷
信号は、マスキング基準値を下回るため、この所定時間
が経過してもタイマがリセット状態であるため、マスキ
ング期間が延長される。
【0019】その後、負荷信号がマスキング期間を越え
ると、リセットされているタイマがリスタートされ、所
定時間経過後にマスキング期間が終了する。
【0020】このように、負荷信号に応じてマスキング
期間を変更することができるため、最も適したマスキン
グ期間を設けることができる。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、挟み込み
検出のための基準値をバンドパスフィルターと同様な時
定数で徐々に標準レベルへ変化させる。
【0022】このとき、第2の比較手段では、駆動機構
のばらつき等の影響で、負荷信号出力手段からの信号が
出力開示時期設定基準値よりも低いと判定される場合が
ある、このような場合には、前記基準値出力手段による
基準値の出力をリセットする。すなわち、実質的に挟み
込み検出を実行しない。その後、負荷信号が出力開始時
期設定基準値を越えたことを判別すると、基準値手段手
段をリスタートさせる。これにより、負荷信号にばらつ
きがあっても、それぞれの負荷信号に合わせて基準を標
準レベルまで徐々に変化させていくことができ、実質的
に挟み込みを実行しない時期を最も短くすることができ
る。
【0023】
【実施例】
(第1実施例「請求項1に対応」)図2には、本発明が
適用された制御回路を有する車両のパワーウィンドウ駆
動機構が示されている。
【0024】図2に示されるように、ウィンドウレギュ
レータ部16は所謂ワイヤ式とされており、モータ22
の駆動軸に取付けられた回転板22Aにワイヤが巻き掛
けられている。このワイヤの端部はドアガラス20の下
端部を支持する保持チャンネル24に連結されており、
さらに、保持チャンネル24はメインガイド26へ上下
移動可能に取り付けられている。これにより、モータ2
2が正逆方向に回転すると、この回転駆動力がワイヤを
介して伝達されて、ドアガラス20がガラスガイド18
に沿って上下移動する構成である。なお、ウィンドウレ
ギュレータ部16の構成は、このようなワイヤ式に限ら
ず、Xアーム式のものや、モータ自体がラックに沿って
移動する所謂モータ自走式タイプのものであってもよ
い。
【0025】モータ22によってドアガラス20が上昇
されると、ドアガラス20の周端部がドア12のフレー
ム12A内のゴム製のウェザーストリップ(図示省略)
に嵌合してドアフレーム12Aの開口が閉じられる。ま
た、モータ22の回転駆動によって、ドアガラス20が
下降移動されるとドア12のフレーム12Aの開口が開
かれるようになっている。
【0026】モータ22は、図1に示すオート/マニュ
アルスイッチ34(以下、単にスイッチ34という)に
よって操作される。スイッチ34は、運転席用として
は、例えば、両方向へそれぞれ2段操作可能なものが適
用でき、1段操作のときは操作中にのみドア12のモー
タ22が駆動し(マニュアル操作)、2段操作すること
によってスイッチから手を離してもドアガラス20が所
定の位置に達するまでモータ22が駆動される(オート
操作)。また、助手席等の他のドアに取付けられるスイ
ッチ34としては、両方向へそれぞれ1段操作可能なマ
ニュアル操作のみが適用される。また、モータ22は、
回転板22Aを正逆方向の何れかに回転し、ドアガラス
20を上昇または降下させることができる。
【0027】図1には、本実施例に係るパワーウインド
ウ駆動制御回路40が示されている。
【0028】スイッチ34(運転席側ドア及び助手席等
の他のドアを含む)は、コントローラ42に接続されて
おり、このコントローラ42には、上昇用リレーコイル
36と下降用リレーコイル38の両端が図示しないドラ
イバを介して接続されており、スイッチ34の操作状態
に応じて、上昇用リレーコイル36又は下降用リレーコ
イル38を通電するための信号を出力するようになって
いる。
【0029】上昇用リレーコイル36では、通電時に第
1のリレースイッチ44の接触子を第1接点44Aから
第2接点44Bへ切り換えるようになっている。また、
下降用リレーコイル38では、通電時に第2のリレース
イッチ46の接触子を第1接点46Aから第2接点46
Bへ切り換えるようになっている。
【0030】第1及び第2のリレースイッチ44、46
の第1接点44A、46Aはそれぞれ微小抵抗48を介
してアース接地され、第2接点44B、46Bは電源線
35に接続されている。また、コモン端子44C、46
Cはモータ22の両端にそれぞれ接続されている。
【0031】このため、上昇用リレーコイル36が通電
されると、第1のリレースイッチ44が第2接点44B
に切り換わり、モータ22を正転(ドアガラス上昇)さ
せることができる。また、下降用リレーコイル38が通
電されると、第2のリレースイッチ46が第2接点46
Bに切り換わり、モータ22を逆転(ドアガラス下降)
させることができる。
【0032】第2のリレースイッチ46の第1接点46
Aと微小抵抗48の一端には、抵抗50の一端が接続さ
れている。この抵抗50の他端は、コンデンサ52の一
端に接続されている。この抵抗50とコンデンサ52と
の間には、電源線35が抵抗54を介して接続されてい
る。さらに、電源線35は、抵抗56、58を介してア
ースされている。
【0033】抵抗56と抵抗58との間は、アンプ60
のプラス側入力端子と接続されている。このアンプ60
のマイナス側入力端子には、前記コンデンサ52の他端
が接続されている。
【0034】さらに、アンプ60のマイナス側入力端子
と出力端子との間には、ぞれぞれ並列接続されたダイオ
ード(カソード側がマイナス側入力端子側)62、抵抗
64及びコンデンサ66が介在されている。これによ
り、バンドパスフィルター部68が形成される。
【0035】従って、微小抵抗48間の電圧が、バンド
パスフィルター部68を通過することによって(アンプ
60の出力)、モータ22にかかる負荷変動分のみに応
じた電圧(信号)が出力されるようになっている。この
アンプ60の出力端は抵抗70、72を介して電源線3
5に接続されている。この抵抗70、72と間から分岐
された分岐線74がモータ22の負荷状態を判別するた
めのコンパレータ76のマイナス側入力端に接続されて
いる。
【0036】すなわち、モータ22の負荷変動に応じた
信号が直接コンパレータ76に入力されず、最低レベル
が抵抗70間電圧となるように抑制された後に入力され
るようになっている(図3参照)。
【0037】また、電源線35は、抵抗78、80を介
してアースされる分岐線82が設けられ、この分岐線8
2の抵抗78、80間からさらに分岐された分岐線84
が前記コンパレータ76のプラス側入力端子に接続され
ている。このプラス側入力端に入力される信号(電位)
が基準電位となる。
【0038】分岐線84は、コンデンサ86を介してア
ースされると共にトランジスタ88のコレクタ端子88
Cに接続されている。
【0039】このトランジスタ88のエミッタ端子88
Eはアースされ、ベース端子88Bはコントローラ42
に接続されている。
【0040】コントーラ42からは、モータ22の起動
前には前記ベース端子88Bにハイレベルの信号が出力
されており、モータ22の起動と共にローレベル信号に
切り換わるようになっている。このため、モータ22の
起動前では、コンパレータ76のプラス側入力端の電位
は、トランジスタ88がオン状態であるため、0Vとな
る。
【0041】また、トランジスタ88がオフ、すなわち
モータ22が起動すると、コンデンサ86への充電が開
始され、この充電に応じて、コンパレータ76のプラス
側入力端へ入力される電圧が0Vから徐々に上昇し、コ
ンデンサ86の充電が終了した時点で、抵抗82間の電
位である標準電位となる。
【0042】このように、第1実施例では、バンドパス
フィルター部68と通すことによってモータ22の駆動
時の負荷変動分のみの信号(電圧)を取出し、さらに抵
抗70によって、極端な電圧低下を抑制すると共に、基
準となる信号をモータ起動時から標準レベルまで徐々に
変化(上昇)させるようにしている。この結果、ブラン
キング期間を設けずに、モータ起動時から挟み込み等の
負荷検出を実行することが可能となる。
【0043】以下に第1実施例の作用を説明する。ドア
ガラス20を上昇させる場合には、スイッチ34の上昇
側を操作することにより、上昇用リレーコイル36が励
磁される。
【0044】この励磁によって、第1のリレースイッチ
44の接点が第1の接点44Aから第2の接点44Bに
切り換わり、モータ22を正転させることができる。こ
のモータ22の正転により、ドガラス20は上昇を開始
する。
【0045】この上昇操作がマニュアルの場合には乗員
がスイッチ34から手を離すことによって、操作スイッ
チ34は中立位置に自動復帰するため、上昇用リレーコ
イル36の励磁が解除され、第1のリレースイッチ44
が第1の接点44Aに切り換わることにより、モータ2
2への通電が解除され、ドアガラス20の上昇は停止す
る。また、上昇操作がオートの場合には乗員がスイッチ
34から手を離しても、上昇用リレーコイル36の励磁
状態は継続され、この結果、ドアガラス20は上昇をし
続ける。
【0046】一方、スイッチ34を下降側に操作するこ
とにより、下降用リレーコイル38が励磁され、第2の
リレースイッチ46が切り換わって、モータ22が逆転
するため、ドアガラス20を下降させることができる。
【0047】この下降操作がマニュアルの場合には乗員
がスイッチ34から手を離すことによって、操作スイッ
チ34は中立位置に自動復帰するため、下降用リレーコ
イル38の励磁が解除され、第2のリレースイッチ46
が第1の接点46Aに切り換わることにより、モータ2
2への通電が解除され、ドアガラス20の下降は停止す
る。また、下降操作がオートの場合には乗員がスイッチ
34から手を離しても、下降用リレーコイル38の励磁
状態は継続され、この結果、ドアガラス20は下降をし
続ける。
【0048】ここで、本実施例では、微小抵抗48間に
加わる電位に基づいて、モータ22の負荷を検出するこ
とができる。
【0049】このモータ22の負荷の要因としては、ド
アガラス20の全開、全閉、異物挟み込みが考えられる
が、全開はモータ22の駆動方向によって判断できる。
一方、全閉か異物挟み込みかは、例えば、ドアフレーム
12Aに取付けられた全閉スイッチのオン・オフ状態を
コントローラ42で判断することにより、判別すること
ができる。また、モータ22にエンコーダを取付けてそ
のパルスを増減することによって、ドアガラス20の位
置を認識したり、モータ22に流れるリップル電流を検
出してパルス波形に変換し、このパルスを増減すること
によってドアガラス20の位置を認識してもよい。
【0050】微小抵抗48間に加わる電位は、抵抗5
0、コンデンサ52を介してバンドパスフィルター部6
8へ入力される。このバンドパスフィルター部68で
は、微小抵抗48間の電位の負荷変動分のみを取出し、
アンプ60から出力する。このアンプ60からの出力信
号を基準値と比較することにより、モータ22の負荷を
検出することになるが、第1実施例では、このアンプ出
力を直接コンパレータ76へ入力せず、抵抗70を介し
てコンパレータ76へ入力している。すなわち、モータ
負荷に応じた信号(電圧)は、機構部のばらつきにより
大きく変化し、GNDレベルまで落ち込むことがある。
このため、このような落ち込みがないように抵抗70間
の電位差分嵩上げし、レベル低下を抑制することができ
る。
【0051】一方、コンパレータ76のプラス側入力端
子に入力される基準電圧は、モータ22の起動前は、ト
ランジスタ88がオンとなっているため、0Vとなって
いる。その後、モータ22が起動を開始すると、コント
ローラ42からトランジスタ88のベース端子88Bに
ローレベルの信号が入力され、トランジスタ88はオフ
となる。
【0052】このトランジスタ88のオフにより、コン
デンサ86への充電が開始され、この充電に応じて、コ
ンパレータ76のプラス側入力端に印加される電圧は徐
々に上昇変化する。コンデンサ86の充電が終了する
と、コンパレータ76のプラス側入力端には標準レベル
の基準電圧が入力される。
【0053】このコンデンサ86による電圧の上昇変化
率は、前記バンドパスフィルター部68を通過したモー
タ負荷変動に応じた信号の負荷がないときの変化率とほ
ぼ同一となる。従って、モータ22の起動開始時から負
荷有無の判別を行っても、負荷がないときの負荷変動に
応じた信号と基準信号とは交差することはなく、誤検出
することがない(図3参照)。
【0054】また、負荷変動に応じた信号が安定した後
は、基準電圧も標準電圧となるため、通常の負荷検出を
行うことができる。
【0055】このように第1実施例では、負荷変動に応
じた信号の低下を抑制し、かつ基準信号をモータ起動時
から徐々に上昇させるようにしたため、モータ起動開始
時から、負荷検出を実行することができ、ブランキング
時間をなくすことができる。このため、モータ22の起
動開始時に異物等を挟み込んだ場合でも、未検出となる
ことはなく、安全性を向上することができる。 (第2実施例「請求項2に対応」)以下に本発明の第2
実施例について説明する。なお、前記第1実施例と同一
構成部分については、同一の符号を付してその構成の説
明を省略する。第2実施例の特徴は、第1実施例のよう
にブランキング期間を無くすのではなく、従来のブラン
キング期間よりも短縮することにある。すなわち、第1
実施例では、ブランキング期間をなくすために負荷変動
に応じた信号の低下を抑制することが必須であったが、
この抑制によって応答性の低下は否めない。このため、
本第2実施例では、アンプ60の出力を直接コンパレー
タ76へ入力している(図4参照)。
【0056】図4に示される如く、アンプ60の出力端
は、メインコンパレータ76のマイナス側入力端子に接
続されている。また、この既存のメインコンパレータ7
6とは別にサブコンパレータ100が設けられており、
メインコンパレータ76のプラス側入力端子とサブコン
パレータ100のプラス側入力端子が接続されている。
【0057】サブコンパレータ100のマイナス側入力
端子には、電源線35から分岐され、抵抗102、10
4が直列接続された分岐線106の抵抗102、104
間に接続されている。これにより、サブコンパレータ1
00のマイナス側入力端子には、一定の電位(抵抗10
4間の電圧)が入力されている。
【0058】メインコパレータ76及びサブコンパレー
タ100の出力端子はそれぞれAND回路108の入力
端子にそれぞれ接続され、このAND回路108の出力
端子がコントローラ42に接続されている。
【0059】以下に第2実施例の作用を説明する。サブ
コンパレータ100のプラス側入力端子には、基準電圧
が入力される。すなわち、基準電圧は、トランジスタ8
8の作用によってモータ起動時からスタートし、コンデ
ンサ86の作用によって徐々にその電位が増加してい
く。
【0060】一方、サブコンパレータ100のマイナス
側入力端子には、一定の電圧が入力されており、モータ
起動開始当初は、基準電圧は、この一定の電圧よりも低
いため、サブコンパレータ100の出力はローレベルと
なる。このため、基準電圧よりも負荷変動に応じた電圧
が低下し、メインコンパレータ76の出力がハイレベル
となっても、AND回路の出力はローレベルのまま維持
され、コントローラ42に入力される。すなわち、サブ
コンパレータ100の出力がハイレベルとなるまでの期
間がブランキング期間となる。
【0061】基準電圧が上昇し、サブコンパレータ10
0のマイナス側入力端子に入力される電圧よりも高くな
ると、サブコンパレータ100の出力はハイレベルとな
り、ブランキング期間は終了する。
【0062】しかし、この時点では、負荷変動に応じた
信号はほぼ安定するため、実際にモータ22に負荷がか
からないかぎり、基準電圧を下回ることはない。
【0063】このように、基準電圧の標準電圧よりも低
いレベルでブランキング期間を終了させることにより、
従来のように負荷変動に応じた信号が基準電圧を越える
までブランキング期間を設ける必要がなく、ブランキン
グ期間の短縮することができる。 (第3実施例「請求項3に対応」)以下に本発明の第3
実施例について説明する。なお、前記第1実施例と同一
構成部分については、同一の符号を付してその構成の説
明を省略する。第3実施例の特徴は、第1実施例や第2
実施例のように基準電圧や負荷変動に応じた信号を操作
するのではなく、ブランキング期間を制御することにあ
る。
【0064】図6に示される如く、アンプ60の出力端
は、メインコンパレータ76のマイナス側入力端子に接
続されている。また、この既存のメインコンパレータ7
6とは別にサブコンパレータ110が設けられており、
メインコンパレータ76のマイナス側入力端子とサブコ
ンパレータ110のマイナス側入力端子が接続されてい
る。
【0065】サブコンパレータ110のプラス側入力端
子には、電源線35から分岐され、抵抗112、114
が直列接続された分岐線116の抵抗112、114間
に接続されている。これにより、サブコンパレータ11
0のプラス側入力端子には、一定の電位(抵抗114間
の電圧)が入力されている。
【0066】サブコンパレータ110の出力端子はOR
回路118の入力端子の一方に入力されている。このO
R回路118の入力端子の他方には、コントローラ42
からの信号線120が接続されている。このコントロー
ラ42からはモータ22の起動時にローレベルの信号が
出力されるようになっている。
【0067】また、このOR回路118の出力端子はタ
イマ回路122の入力端子に接続されている。タイマ回
路122の出力端子とメインコパレータ76の出力端子
はそれぞれAND回路124の入力端子にそれぞれ接続
され、このAND回路124の出力端子がコントローラ
42に接続されている。
【0068】以下に第3実施例の作用を説明する。ま
ず、モータ22が起動すると、コントローラ42から信
号線120を介してOR回路118にローレベルの信号
が出力されるため、タイマ回路122がリセットスター
トする。
【0069】サブコンパレータ110のマイナス側入力
端子には、負荷変動に応じた信号が入力され、プラス側
入力端子に入力される一定電圧と比較される。図7に示
される波形aの場合には、サブコンパレータ110の出
力信号がハイレベルとなるため、前記コントローラ42
からの信号に拘らず、OR回路118からはハイレベル
の信号を出力するため、タイマ回路122の所定時間が
そのままブランキング期間となり、所定時間経過後から
は、負荷変動に応じた信号に応じてAND回路124の
出力を切り換えることができる。
【0070】次に、図7の波形bの場合には、負荷変動
に応じた信号がサブコンパレータ110のプラス側入力
端子に入力される電圧よりも低くなった時点で、タイマ
回路122がリセットされ、その後にプラス側入力端子
に入力される電圧よりも高くなった時点で、タイマ回路
122がリスタートし、このときから所定時間経過後に
ブランキング期間が終了する。すなわち、ブランキング
期間を波形bに応じて延長することができる。
【0071】さらに、図7の波形cでは、リセットされ
た後のリスタートを波形cに応じてさらに遅くすること
ができる。
【0072】このように、負荷変動に応じてブランキン
グ期間を変更することができるため、適正なブランキン
グ期間を常に設けることができる。 (第4実施例「請求項4に対応」)以下に本発明の第4
実施例について説明する。なお、前記第1実施例と同一
構成部分については、同一の符号を付してその構成の説
明を省略する。第4実施例の特徴は、前記第2実施例と
第3実施例の長所を活かし、欠点を解消することにあ
る。
【0073】図8に示される如く、アンプ60の出力端
は、メインコンパレータ76のマイナス側入力端子に接
続されている。また、この既存のメインコンパレータ7
6とは別にサブコンパレータ126が設けられており、
メインコンパレータ76のマイナス側入力端子とサブコ
ンパレータ126のマイナス側入力端子が接続されてい
る。
【0074】サブコンパレータ126のプラス側入力端
子には、電源線35から分岐され、抵抗128、130
が直列接続された分岐線132の抵抗128、130間
に接続されている。これにより、サブコンパレータ12
6のプラス側入力端子には、一定の電位(抵抗130間
の電圧)が入力されている。
【0075】サブコンパレータ126の出力端子は、反
転回路132の入力端子とOR回路134の一方の入力
端子にそれぞれ接続されている。
【0076】反転回路132の出力端子と、メインコン
パレータ76の出力端子はそれぞれAND回路136の
入力端子にそれぞれ接続され、このAND回路136の
出力端子がコントローラ42に接続されている。
【0077】また、前記OR回路134の他方の入力端
子には、コントローラ42からの信号が入力されるよう
になっている。この信号は、通常はハイレベルでモータ
22の起動開始時にローレベルに切り換わる信号ある。
このOR回路134の出力端子は、トランジスタ88の
ベース端子Bに接続されており、このため、トランジス
タ88はコントローラ42からの信号又はサブコンパレ
ータ126からの出力信号に応じてオン・オフされるこ
とになる。
【0078】以下に第4実施例の作用説明する。モータ
22が起動されると、コントローラ42からの信号がハ
イレベルからローレベルに切り換わり、トランジスタ8
8がオフとなる。このため、メインコパレータ76に入
力される基準信号が0Vの状態から徐々に上昇してい
く。
【0079】一方、サブコンパレータ126では負荷変
動に応じた信号がプラス側入力端子に入力される電圧よ
りも高い場合にはローレベルの信号を出力し、低い場合
にはハイレベルの信号を出力する。
【0080】ここで、図9の波形aの場合では、常に負
荷変動に応じた信号がサブコンパレータ126のプラス
側入力端子に入力される電圧よりも高いため、サブコン
パレータ126の出力はローレベルとなり、AND回路
136にはハイレベル、OR回路134にはローレベル
の信号が入力され、通常の負荷検出が可能となる。
【0081】次に、波形bの場合では、モータ22の起
動後、直ぐにサブコンパレータ126のプラス側入力端
子に入力される電圧を下回る。これにより、サブコンパ
レータ126からはハイレベルの信号が出力されるた
め、AND回路136にはローレベルの信号が入力さ
れ、負荷の検出は非実行状態となる。また、OR回路1
34にはハイレベルの信号が入力されるため、トランジ
スタ88がオンして、メインコントローラ76のプラス
側入力端子に入力される電圧が0Vとなる(このとき、
コンデンサ86も放電する。)。
【0082】この状態で、波形bが上昇傾向となりサブ
コンパレータ126のプラス側入力端子への入力電圧よ
りも高くなると、サブコンパレータ126は、ローレベ
ルに切り換わり、AND回路136にはハイレベル、O
R回路134にはローレベルの信号が出力される。
【0083】この結果、負荷検出が可能となると共にこ
の時点から基準電圧が0Vから上昇していくため、波形
bとの干渉(突入電流による負荷誤検出)はない。
【0084】図9の波形cも同様に、波形cがサブコン
パレータ126のプラス側入力端子に入力される電圧を
下回った時点で、負荷検出が非実行となり、メインコン
パレータ76のプラス側入力端子に入力される基準電圧
がリセット(0V)され、再度、上回った時点で、負荷
検出が実行状態となり、基準電圧の上昇が開始する。
【0085】このように第4実施例では、負荷変動の状
態に応じて、基準電圧の0Vからの上昇開始時を変更す
るようにしたので、負荷変動に拘らず適正な基準電圧を
生成することができる。従って、モータ起動開始から早
期に負荷検出を実行できるため、未検出や誤検出を確実
に防止することができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るパワーウ
ィンドウ駆動制御装置は、モータの駆動開始直後のマス
キング期間を短縮又は無くし、挟み込み検出遅れを防止
して異物やドアガラスを確実に保護することができると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るパワーウィンドウ装置の挟み
込み検出回路図である。
【図2】運転席側ドアの内部構造を示す斜視図である。
【図3】第1実施例に係るコンパレータに入力される電
圧特性図である。
【図4】第2実施例に係るパワーウィンドウ装置の挟み
込み検出回路図である。
【図5】第2実施例に係るコンパレータに入力される電
圧特性図である。
【図6】第3実施例に係るパワーウィンドウ装置の挟み
込み検出回路図である。
【図7】第3実施例に係るコンパレータに入力される電
圧特性図である。
【図8】第4実施例に係るパワーウィンドウ装置の挟み
込み検出回路図である。
【図9】第4実施例に係るコンパレータに入力される電
圧特性図である。
【符号の説明】
40 パワーウインドウ駆動制御回路 42 コントローラ 48 微小抵抗 68 バンドパスフィルター部 76 (メイン)コンパレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動力によるドアガラスの昇降
    動作中に異物の挟み込みがあった場合にモータの駆動を
    停止又は反転させる挟み込み回避処理を行うようにモー
    タの駆動を制御するパワーウィンドウ駆動制御装置であ
    って、 前記モータの駆動電流をバンドパスフィルターを介する
    ことによって負荷変動による電流変化のみに応じた電位
    を出力する負荷信号出力手段と、 前記負荷電流出力部から出力される電位の低下を抑制す
    る抑制手段と、 前記抑制手段で電位の低下を抑制された負荷電流出力部
    からの信号を基準値と比較する比較手段と、 前記基準値を前記バンドパスフィルターと同様な時定数
    でモータの駆動開始から徐々に標準レベルへ変化させる
    基準値発生手段と、 を有するパワーウィンドウ駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 モータの駆動力によるドアガラスの昇降
    動作中に異物の挟み込みがあった場合にモータの駆動を
    停止又は反転させる挟み込み回避処理を行うようにモー
    タの駆動を制御するパワーウィンドウ駆動制御装置であ
    って、 前記モータの駆動電流をバンドパスフィルターを介する
    ことによって負荷変動による電流変化のみに応じた電位
    を出力する負荷信号出力手段と、 前記負荷信号出力手段から出力される信号を基準値と比
    較する比較手段と、 前記基準値を前記バンドパスフィルターと同様な時定数
    でモータの駆動開始から徐々に標準レベルへ変化させる
    基準値発生手段と、 前記基準値発生手段から出力される基準値が前記標準レ
    ベルよりも低い所定のレベルに達する前では前記比較手
    段による比較を禁止し、前記所定のレベルを越えた時点
    で比較手段による比較を開始するマスキング手段と、 を有するパワーウィンドウ駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 モータの駆動力によるドアガラスの昇降
    動作中に異物の挟み込みがあった場合にモータの駆動を
    停止又は反転させる挟み込み回避処理を行うようにモー
    タの駆動を制御するパワーウィンドウ駆動制御装置であ
    って、 前記モータの駆動電流をバンドパスフィルターを介する
    ことによって負荷変動による電流変化のみに応じた電位
    を出力する負荷信号出力手段と、 前記負荷信号出力手段から出力される信号を挟み込み基
    準値と比較する第1の比較手段と、 前記モータの駆動開始によってリセットスタートされる
    タイマを備え、前記タイマのスタートから所定時間前記
    第1の比較手段による比較を禁止するマスキング手段
    と、 前記負荷信号出力手段から出力される信号をマスキング
    基準値と比較する第2の比較手段と、 前記第2の比較手段で前記負荷信号手段手段からの出力
    信号が前記マスキング基準値よりも低くなった時点で前
    記タイマをリセットさせ、かつマスキング基準値を越え
    た時点で再スタートさせるタイマ時間延長手段と、 を有するパワーウィンドウ駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 モータの駆動力によるドアガラスの昇降
    動作中に異物の挟み込みがあった場合にモータの駆動を
    停止又は反転させる挟み込み回避処理を行うようにモー
    タの駆動を制御するパワーウィンドウ駆動制御装置であ
    って、 前記モータの駆動電流をバンドパスフィルターを介する
    ことによって負荷変動による電流変化のみに応じた信号
    を出力する負荷信号出力手段と、 前記負荷信号出力手段からの信号を挟み込み基準値と比
    較する第1の比較手段と、 前記負荷信号出力手段からの信号を前記基準値の出力開
    始時期設定基準値と比較する第2の比較手段と、 前記モータの駆動開始時にスタートし、前記挟み込み基
    準値を前記バンドパスフィルターと同様な時定数で徐々
    に標準レベルへ変化させる挟み込み基準値出力手段と、 前記第2の比較手段で前記負荷信号出力手段からの信号
    が出力開始時期設定基準値よりも低いと判定された時点
    で前記基準値出力手段による基準値の出力をリセット
    し、かつ前記負荷信号出力手段からの信号が出力開始時
    期設定基準値を越えた時点で前記基準値出力手段をリス
    タートさせるリスタート手段と、 を有するパワーウィンドウ駆動制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106828359A (zh) * 2017-01-17 2017-06-13 北京经纬恒润科技有限公司 一种电压缓慢上升的检测方法及装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106828359A (zh) * 2017-01-17 2017-06-13 北京经纬恒润科技有限公司 一种电压缓慢上升的检测方法及装置
CN106828359B (zh) * 2017-01-17 2019-02-19 北京经纬恒润科技有限公司 一种电压缓慢上升的检测方法及装置

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