JPH10306652A - 車両用パワーウインドウ装置 - Google Patents

車両用パワーウインドウ装置

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JPH10306652A
JPH10306652A JP9112798A JP11279897A JPH10306652A JP H10306652 A JPH10306652 A JP H10306652A JP 9112798 A JP9112798 A JP 9112798A JP 11279897 A JP11279897 A JP 11279897A JP H10306652 A JPH10306652 A JP H10306652A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、信頼性の向上に寄与することがで
きる車両用パワーウインドウ装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 ステップS10〜S30で、車窓が上昇
中の場合に、フロントドア19の上部に組み込まれたリ
ミットSW11がオン状態になったときに、エンコーダ
9から出力されているパルス信号の計数を開始する。次
に、ステップS40では、エンコーダ9から出力されて
いるパルス信号のパルス幅Tが基準となる所定値Tref
よりも小さい場合に、ステップS60で、エンコーダ9
から出力されているパルス信号の計数値が基準となる所
定の計数値Nref よりも大きいときに、ステップS80
で、リミットSW11の接点または信号線が故障状態に
あると判断する。次に、ステップS90で、反転可能フ
ラグに1をセットし、リミットSW11の位置より上方
の反転禁止領域を反転可能領域として扱う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用パワーウイ
ンドウ装置に関し、特に、車窓に異物が挟み込まれた時
に車窓を上昇駆動から下降駆動に切り替えることができ
る車両用パワーウインドウ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用パワーウインドウ装置とし
ては、車窓をモータを用いて昇降駆動する際に、このモ
ータの回転角をエンコーダを用いてパルス信号に変換
し、車窓の開閉度合をパルス信号の計数値として検出す
るものが知られている。
【0003】従来、車両用パワーウインドウ装置では、
車窓を閉じるようにモータを上昇駆動している際に、エ
ンコーダから出力されるパルス信号のパルス幅に基づい
てモータに加わる負荷を検出していた。このため、車窓
枠と車窓の上端との間に異物が挟まれて過負荷状態にな
った場合には、車窓の上昇駆動を下降駆動に切り換えて
反転駆動するように制御されていたので、異物が車窓に
挟まれてもすぐに取り出すことができるといった利点が
あった。
【0004】さらに、従来、車両用パワーウインドウ装
置では、車窓の上端位置を検出するためのリミットSW
をドア内部に設け、車窓の上昇に応じてリミットSWの
接点が閉状態になった場合には、モータに加わる負荷が
増大するので、上記のような反転駆動を行なわず、車窓
を完全に閉めるために反転禁止領域として制御してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
車両用パワーウインドウ装置にあっては、車窓の開閉状
態に関係なく何らかの理由でリミットSWの接点が固着
状態のままになっている場合には、車窓の上端が反転禁
止領域にあると制御上判断されるので、例えば車窓スイ
ッチをオート閉操作して車窓を閉じるようにモータを上
昇駆動した際に、車窓枠と車窓の上端との間に異物が挟
まれた場合には、車窓の上昇駆動を反転駆動するように
制御することができなかった。このため、車窓を下降駆
動するようにスイッチ操作を行なう必要があるので、不
必要な操作を搭乗者に強いるといった問題があった。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、信頼性の向上に寄与することができ
る車両用パワーウインドウ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、車窓の上端より下方の所定位
置を検出するための位置検出手段を設け、該所定位置よ
り下方を異物の挟み込み時に車窓を上昇駆動から下降駆
動または停止に切り替え制御可能な反転可能領域とする
一方、該所定位置より上方を反転禁止領域として制御す
る車両用パワーウインドウ装置において、前記車窓を駆
動するモータの回転角をパルス信号に変換するエンコー
ダと、前記車窓の上昇時に、前記位置検出手段からの検
出信号があった場合に、エンコーダからのパルス信号の
計数値が所定の値を超えたときには、前記所定位置より
上方の反転禁止領域を反転可能領域に切り替えて制御す
る制御手段とを有することを要旨とする。
【0008】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、車窓の
上昇時に、位置検出手段からの検出信号があった場合
に、エンコーダからのパルス信号の計数値が所定の値を
超えたときには、前記所定位置より上方の反転禁止領域
を反転可能領域に切り替えて制御することで、接点から
の検出信号に異常があっても、車窓に異物が挟み込まれ
た時に車窓を上昇駆動から下降駆動に切り替えることが
できるので、車両用パワーウインドウ装置の信頼性の向
上に寄与することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施の形態に係る車両
用パワーウインドウ装置1のシステム構成を示す図であ
る。
【0011】図1に示すように、車両用パワーウインド
ウ装置1は、装置に電源を供給するバッテリ3と、車窓
を上昇駆動または下降駆動するための操作信号を入力す
るメインSW5と、車窓を昇降駆動するモータ7と、モ
ータ7の回転角をパルス信号に変換するエンコーダ9
と、車窓の上端位置を検出するためのリミットSW11
と、メインSW5からの操作信号や、エンコーダ9から
のパルス信号や、リミットSW11からの接点状態に応
じて切替回路15に出力する開閉制御信号を制御するC
PU13と、CPU13からの車窓の開閉制御信号に応
じてモータ9に供給する電流方向の切り換える切替回路
15とから構成される。
【0012】図1に示すメインSW5は、詳しくは、一
体構造のスイッチSWA とスイッチSWB とから構成さ
れる。スイッチSWA は、一定角度以上にスイッチ操作
を行なった場合にスイッチから手を離しても上昇または
下降が終了するまで自動的に車窓の駆動を続行させるた
めのワンタッチ機構を備えている。スイッチSWB は、
スイッチを押している間のみ車窓を上昇または下降させ
るスイッチである。
【0013】さらに詳しくは、例えばメインSW5を前
方に押していくと、まず、スイッチSWB の接点Dが閉
成され、その結果、車窓が下降を開始し、さらに前方に
深く押していくとスイッチSWA が閉成される。このと
き、手を離しても車窓の下降動作は続行される。また、
メインSW5を後方に引いていくと、まず、スイッチS
WB の接点Uが閉成され、その結果、車窓が上昇を開始
し、さらに後方に深く引いていくとスイッチSWA が閉
成される。このときも同様に、手を離しても車窓の上昇
動作は続行される。
【0014】また、図1に示す切替回路15は、詳しく
は、CPU13から出力されるHighレベルの閉制御
信号に応じてオンするトランジスタTr1と、トランジ
スタTr1がオンしたときにコイルを励磁させて接点を
グランド側から電源側に切り換えるリレー1と、CPU
13から出力されるHighレベルの開制御信号に応じ
てオンするトランジスタTr2と、トランジスタTr2
がオンしたときにコイルを励磁させて接点をグランド側
から電源側に切り換えるリレー2とから構成される。
【0015】このように構成された車両用パワーウイン
ドウ装置1では、車両の搭乗者によってスイッチSWB
の接点Uが閉成され、さらに、スイッチSWA が閉成さ
れた場合には、CPU13は、車窓を続行して上昇させ
る操作と判断し、トランジスタTr1にHighレベル
の閉制御信号を出力する。次に、トランジスタTr1
は、このHighレベルの閉制御信号に応じてオンして
リレー1のコイルを励磁させ、接点をグランド側から電
源側に切り換える。その結果、バッテリ3からの電流
は、リレー1の接点を経由してモータ7の一端7aに入
り、モータ7の他端7bからリレー2の接点を経由して
グランドに接地され、モータ7には端子7aから端子7
bに向かって駆動電流が流れ、車窓は全開状態から上昇
状態に切り替わり、フロントガラス27が下方から上方
に向かって上昇する。
【0016】次に、図2は、車両用パワーウインドウ装
置1のXアーム式機構部の構成を示す図である。
【0017】図2に示すレギュレータ21は、例えばフ
ロントドア19(車窓)のドアインナパネルに組み込ま
れており、モータ7の回転に応じてフロントガイドレー
ル23およびガイドチャンネル25にガイドされたフロ
ントガラス27を昇降するように駆動する。詳しくは、
モータ7の回転に応じてメインアーム29が揺動し、サ
ブチャンネル31とメインチャンネル33とがなす平行
機構に保持されながらフロントガラス27は平行に昇降
される。
【0018】また、フロントドア19のドアインナパネ
ル上部には、リミットSW11が組み込まれており、フ
ロントガラス27が下方から上方に向かって上昇する際
に、サブチャンネル31の上端がこのリミットSW11
のアーム部を押し上げる。この結果、リミットSW11
の接点は閉成される。
【0019】なお、リミットSW11は、サブチャンネ
ル31の上端がリミットSW11の接点を閉成した後に
も、後述する反転禁止領域として約4mm程度上昇する
ことができる位置に配置されているものであり、このよ
うな位置を検出できるものであればどのような構成のも
のでもよく、例えばエンコーダや、光を用いて検出する
ようなものでもよい。
【0020】次に、図3に示すフローチャートを用いて
車両用パワーウインドウ装置1の動作を説明する。
【0021】ここで、図1に示す各スイッチの接点状態
は、開放状態にあることとする。また、トランジスタT
r1,Tr2に入力される制御信号はLow状態にある
こととする。さらに、車窓は全開状態にあることとす
る。
【0022】いま、車両の搭乗者によってドアに備えら
れているメインSW5が後方に充分引かれて手を離され
たこととする。この場合には、スイッチSWB の接点U
が閉成され、さらに、スイッチSWA が閉成されてから
再度両スイッチが開成されたことになる。
【0023】CPU13では、メインSW5の接点状態
として、スイッチSWB の接点UがLow状態になって
からHigh状態に変化したことが検出されるととも
に、この間に、スイッチSWA の接点がLow状態にな
ってからHigh状態に変化したことも検出される。こ
こで、CPU13は、車窓を続行して上昇するワンタッ
チ機能を操作したことと判断し、閉制御フラグを1にセ
ットし、トランジスタTr1のベースにHighレベル
の閉制御信号を出力する。
【0024】トランジスタTr1は、CPU13から出
力されるHighレベルの閉制御信号に応じてオンする
ので、トランジスタTr1のコレクタとエミッタは導通
し、リレー1のコイルは励磁して接点をグランド側から
電源側に切り換える。そして、バッテリ3からの電流
は、リレー1の接点を経由してモータ7の一端7aに入
り、モータ7の他端7bからリレー2の接点を経由して
グランドに接地される。この結果、モータ7には端子7
aから端子7bに向かって駆動電流が流れ、車窓は全開
状態から上昇状態に切り替わり、フロントガラス27が
下方から上方に向かって上昇する。
【0025】まず、ステップS10では、CPU13
は、車窓が上昇中か否かを判断する。具体的には、閉制
御フラグが1にセットされ、かつ、エンコーダ9からパ
ルス信号が出力されている場合には、車窓が上昇中とな
る。車窓が上昇中の場合にはステップS20に進む。一
方、車窓が下降中、または停止中の場合にはステップS
10に戻り、この処理を繰り返す。
【0026】ここで、フロントガラス27は、下方から
上方に向かって上昇する過程にあるので、ステップS2
0では、CPU13は、フロントドア19のドアインナ
パネル上部に組み込まれたリミットSW11がオン状態
に切り替わったか否かを判断する。リミットSW11が
オン状態に切り替わった場合にはステップS30に進
む。一方、リミットSW11がまだオン状態に切り替わ
っていない場合にはステップS10に戻り、この処理を
繰り返す。
【0027】次に、ステップS30では、CPU13
は、エンコーダ9から出力されているパルス信号の計数
を開始する。
【0028】上述したように、リミットSW11の接点
が閉成された後にも、車窓が上端に到達するまで約4m
m程度の間隔がある。この間には、車窓と車窓枠との間
で摺動抵抗が増大して過負荷状態になるので、エンコー
ダ9から出力されているパルス信号のパルス幅Tが比較
的長くなる。ここで、ステップS40では、エンコーダ
9から出力されているパルス信号のパルス幅Tが基準と
なる所定値Tref よりも大きいか否かを判断する。パル
ス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きい場合には
ステップS50に進む。一方、パルス幅Tが基準となる
所定値Tref よりも小さい場合にはステップS60に進
む。
【0029】ステップS50では、パルス幅Tが基準と
なる所定値Tref よりも大きいので、車窓が上端から約
4mm程度手前の位置まで到達しているものと判断す
る。この場合には、エンコーダ9からは約20〜40個
のパルス数だけパルス信号が出力され、かつ、パルス幅
Tは徐々に増大し、最後に、車窓は上端で停止し全閉状
態になる。
【0030】一方、ステップS60では、エンコーダ9
から出力されているパルス幅Tが基準となる所定値Tre
f よりも小さい場合には、エンコーダ9から出力されて
いるパルス信号の計数値が基準となる所定の計数値Nre
f よりも大きいか否かを判断する。上述したように、車
窓が上端から約4mm程度手前の位置まで到達している
場合には、エンコーダ9からは約20〜40個のパルス
数だけパルス信号が出力されるので、例えば所定の計数
値Nref を、Nref =20と設定する。
【0031】ここで、パルス信号の計数値が基準となる
所定の計数値Nref よりも大きい場合にはステップS8
0に進む。一方、パルス信号の計数値が基準となる所定
の計数値Nref よりも小さい場合にはステップS70に
進む。
【0032】次に、ステップS70では、パルス信号の
計数値が基準となる所定の計数値Nref よりも小さいの
で、リミットSW11の接点は正常な状態にあり、車窓
は上端位置に到達しつつあると判断する。そこで、反転
禁止フラグに1をセットし、以降の車窓の上昇範囲を反
転禁止領域として扱うこととし、次に、ステップS40
に戻る。
【0033】一方、ステップS80では、パルス信号の
計数値が基準となる所定の計数値Nref よりも大きいの
で、リミットSW11の接点がオン状態にあるにも拘わ
らず、エンコーダ9から出力されているパルス幅Tが基
準となる所定値Tref よりも小さい場合には、リミット
SW11の接点が何らかの原因で固着、または、リミッ
トSW11からの信号線が短絡している故障状態にある
と判断する。
【0034】そこで、ステップS90では、反転可能フ
ラグに1をセットし、以後、車窓の反転禁止領域を反転
可能領域として扱うこととし、次に、反転制御動作とし
てステップS100に進む。
【0035】次に、図4に示すフローチャートを用いて
車両用パワーウインドウ装置1の反転制御動作を説明す
る。
【0036】まず、ステップS210では、エンコーダ
9から出力されているパルス信号のパルス幅Tが基準と
なる所定値Tref よりも大きいか否かを判断する。パル
ス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きい場合には
ステップS220に進む。一方、パルス幅Tが基準とな
る所定値Tref よりも小さい場合にはステップS210
に戻り、処理を繰り返す。
【0037】パルス幅Tが基準となる所定値Tref より
も大きい場合には、車窓の上部と車窓枠との間に異物が
挟み込まれて摺動抵抗が増大して過負荷状態になってい
る可能性があるので、ステップS220では、CPU1
3は、車窓を下降させるために、開制御フラグを1にセ
ットし、トランジスタTr2のベースにHighレベル
の開制御信号を出力する。
【0038】トランジスタTr2は、CPU13から出
力されるHighレベルの開制御信号に応じてオンする
ので、トランジスタTr2のコレクタとエミッタは導通
し、リレー2のコイルは励磁して接点をグランド側から
電源側に切り換える。そして、バッテリ3からの電流
は、リレー2の接点を経由してモータ7の一端7bに入
り、モータ7の他端7aからリレー1の接点を経由して
グランドに接地される。この結果、モータ7には端子7
bから端子7aに向かって駆動電流が流れ、車窓は上昇
状態から下降状態に切り替わり、フロントガラス27が
上方から下方に向かって下降する。
【0039】次に、ステップS230では、CPU13
の内部タイマを0にセットして始動させる。次に、ステ
ップS240では、例えば500msec経過したか否
かを判断する。500msec経過した場合にはステッ
プS250に進む。一方、500msec経過していな
い場合にはステップS240に戻り、処理を繰り返す。
【0040】次に、ステップS250では、CPU13
は、車窓の下降を停止させるために、開制御フラグを0
にセットし、トランジスタTr2のベースにLowレベ
ルの停止制御信号を出力する。
【0041】トランジスタTr2は、CPU13から出
力されるLowレベルの停止制御信号に応じてオフする
ので、トランジスタTr2のコレクタはオープン状態に
なり、リレー2のコイルは励磁状態が解除され接点を電
源側からグランド側に切り換わる。この結果、いままで
モータ7に供給されていた駆動電流がなくなり、車窓は
下降状態から停止状態に切り替わり、挟み込み状態が解
消されて、車窓がある程度開いた状態に維持される。
【0042】そこで、搭乗者の要望により車窓を全閉状
態にしたい場合には、メインSW5を後方にある程度引
いて、スイッチSWB の接点Uが閉成させ、この状態を
車窓が上昇するまで継続する。
【0043】CPU13では、メインSW5の接点状態
として、スイッチSWB の接点UがLow状態になった
ことが検出される。ここで、CPU13は、マニュアル
機能を操作したことと判断し、閉制御フラグを1にセッ
トし、トランジスタTr1のベースにHighレベルの
閉制御信号を出力する。
【0044】トランジスタTr1は、CPU13から出
力されるHighレベルの閉制御信号に応じてオンする
ので、トランジスタTr1のコレクタとエミッタは導通
し、リレー1のコイルは励磁して接点をグランド側から
電源側に切り換える。そして、バッテリ3からの電流
は、リレー1の接点を経由してモータ7の一端7aに入
り、モータ7の他端7bからリレー2の接点を経由して
グランドに接地される。この結果、モータ7には端子7
aから端子7bに向かって駆動電流が流れ、車窓は停止
状態から上昇状態に切り替わり、フロントガラス27が
下方から上方に向かって上昇し、全閉状態となる。
【0045】このように、車窓の上昇時に、リミットS
W11からの検出信号があった場合に、エンコーダ9か
らのパルス信号の計数値が所定の値を超えたときには、
CPU13は車窓の反転禁止領域を反転可能領域に切り
替えて制御することで、リミットSW11からの検出信
号に故障や異常があっても、車窓に異物が挟み込まれた
時に車窓を上昇駆動から下降駆動に切り替えることがで
きるので、車両用パワーウインドウ装置の信頼性の向上
に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両用パワーウイ
ンドウ装置1のシステム構成を示す図である。
【図2】車両用パワーウインドウ装置1のXアーム式機
構部の構成を示す図である。
【図3】車両用パワーウインドウ装置1の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図4】車両用パワーウインドウ装置1の反転制御動作
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
3 バッテリ 5 メインSW 7 モータ 9 エンコーダ 11 リミットSW 13 CPU 15 切替回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車窓の上端より下方の所定位置を検出す
    るための位置検出手段を設け、該所定位置より下方を異
    物の挟み込み時に車窓を上昇駆動から下降駆動または停
    止に切り替え制御可能な反転可能領域とする一方、該所
    定位置より上方を反転禁止領域として制御する車両用パ
    ワーウインドウ装置において、 前記車窓を駆動するモータの回転角をパルス信号に変換
    するエンコーダと、 前記車窓の上昇時に、前記位置検出手段からの検出信号
    があった場合に、エンコーダからのパルス信号の計数値
    が所定の値を超えたときには、前記所定位置より上方の
    反転禁止領域を反転可能領域に切り替えて制御する制御
    手段とを有することを特徴とする車両用パワーウインド
    ウ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015085739A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 アイシン精機株式会社 車両用開閉部材の制御装置及び制御方法
JP2016098625A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 アイシン精機株式会社 車両用開閉部材の制御装置及び制御方法
US9461462B2 (en) 2014-06-24 2016-10-04 Omron Automotive Electronics Co., Ltd. Open-close body control apparatus

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US9461462B2 (en) 2014-06-24 2016-10-04 Omron Automotive Electronics Co., Ltd. Open-close body control apparatus
JP2016098625A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 アイシン精機株式会社 車両用開閉部材の制御装置及び制御方法

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