JP3391519B2 - パワーウィンドウ駆動制御装置 - Google Patents

パワーウィンドウ駆動制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアガラスをモータの
駆動力によって昇降させる場合に、モータの所定量の回
転数低下の検出によって異物挟み込みを判別し、モータ
の駆動を停止又は反転させる挟み込み回避処理を行うよ
うにモータの駆動を制御するパワーウィンドウ駆動制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーウィンドウ装置には、ドアガラス
を昇降させるためにモータが適用されており、車室内
(例えば、ドアトリム等)に設けられたスイッチを操作
することにより、モータが駆動され全閉又は全開までド
アガラスは移動される。ここで、ドアガラスと窓枠との
間に異物が挟み込まれると移動が阻止されるため、モー
タの回転数が低下する。モータの回転数は、モータの回
転に伴って出力されるパルスエンコーダからのパルスに
基づいて得るようになっている。
【0003】このモータ回転数が所定以下の場合に、モ
ータの駆動を停止させることが考えられている。なお、
この場合、ドアガラスの位置に対する出力パルスを予め
対応させておくことにより(初期化)、例えば、回転数
の低下の原因がドアガラスの全閉によるものか、挟み込
みによるものかを判別することができる。
【0004】通常、ドアガラス位置の初期化は、納車時
に完了しており、ユーザが初期化を実施する必要はな
く、常時通電されるバックアップメモリに記憶され保持
されるようになっている。
【0005】なお、異物挟み込み時においては、モータ
を所定時間反転させ、全閉時にはモータの駆動を若干継
続してドアガラスを増し締めすることも考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドアガ
ラス位置の初期化(例えば、ドアガラス全開位置でのパ
ルスを0とする)が確実になされているか否かはユーザ
は判断することができないため、例えば、バッテリこの
交換や前記モータの部品交換等を行って、バックアップ
メモリに記憶されたデータが消去されると、正常な挟み
込み防止動作がなされない場合がある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、記憶されたド
アガラス初期化のデータを変化させるような作業を認識
した場合に、初期化の更新を促す報知を行い、初期化の
更新までの期間の安全性を確保することができるパワー
ウィンドウ駆動制御装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、モータの駆動力によるドアガラスの昇降動作中に異
物の挟み込みがあった場合に、モータの駆動を停止又は
反転させる挟み込み回避処理を行うようにモータの駆動
を制御するパワーウィンドウ駆動制御装置であって、モ
ータの回転に応じてパルス信号を発生するパルスエンコ
ーダと、ドアガラスの全開位置から全閉位置までのパル
ス値の初期化されたデータを記憶する記憶手段と、ドア
ガラス上昇中の前記パルスエンコーダからの出力パルス
に基づいてモータの回転数を監視する監視手段と、前記
監視手段でモータの回転数が低下し、かつ出力パルス値
が前記記憶手段に記憶されたドアガラス全閉近傍のパル
ス値以外の場合に挟み込みを認識する挟み込み認識手段
と、前記記憶手段に記憶させた前記データが変化してい
場合に当該データ更新を促す報知手段と、を有して
いる。請求項2記載の本発明は、請求項1記載のパワー
ウィンドウ駆動制御装置において、前記記憶手段に記憶
させたデータが変化しているか否かを判定し、当該デー
タが変化していると判定した場合に前記報知手段に前記
データの更新を促す動作を指示する、ことを特徴として
いる。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、モータの回転
数が低下する要因として、全閉の場合と、ドアガラスの
閉動作中に異物が挟み込まれた場合とがあり、単にモー
タ回転数の低下のみで挟み込みと判断することができな
い。
【0010】そこで、認識手段では、監視手段でモータ
の回転数が低下し、かつ出力パルス値が前記記憶手段に
記憶されたドアガラス全閉近傍のパルス値以外の場合に
挟み込みを認識する。これにより、挟み込み回避処理が
実行される。
【0011】ところで、ドアガラスが全閉位置か否か
は、パルスエンコーダから出力されるパルス値を予めド
アガラス位置に対応させて記憶手段に記憶し(例えば、
全開位置のパルス値を0として初期化して記憶する)、
この記憶手段に記憶されたデータに基づいて判断するよ
うになっている。このため、この記憶手段に記憶された
データが変化していると、挟み込みか否かの判断を誤る
ことがある。
【0012】データの変化の要因としては、バッテリ自
体の交換によって電源が遮断され、データの消去される
合等が考えられる。
【0013】報知手段では、上記のような記憶手段に記
憶されているデータが変化している場合にドアガラス位
置の更新(すなわち、再度の初期化)を促す。例えば、
乗員の意に反するようにドアガラスを動作させたり、ブ
ザー等の音による報知或いはランプ等の視覚による報知
等が考えられる。
【0014】これにより、乗員は記憶手段に記憶された
データに誤りがある判断することができる。
【0015】ところで、データに誤りがあると判断して
から、例えばディーラ等に初期化データの更新を依頼す
るにしても、それまでの期間は挟み込みの確実な検出を
行うことができない。そこで、例えば、挟み込みがドア
ガラスの自動上昇時に最も発生し易いことに着目し、少
なくともこの自動上昇動作を禁止するようにしてもよ
い。これにより、ディーラ等への初期化データの更新ま
での期間においても、必要最小限の安全性を確保するこ
とができる。請求項2に記載のパワーウィンドウ駆動制
御装置は、記憶手段に記憶させたデータが変化している
か否かを判定しており、仮に、データが変化していると
判定した場合には、報知手段にデータの更新を促させる
動作を指示する。したがって、このような動作指示を受
けることで報知手段が乗員の意に反するようにドアガラ
スを動作させたり、ブザー等の音による報知或いはラン
プ等の視覚による報知等を行なう。
【0016】
【実施例】図2に示されるように、ウィンドウレギュレ
ータ部16は、本実施例においては所謂ワイヤ式とされ
ており、モータ22の駆動軸に取付けられた回転板22
Aにワイヤが巻き掛けられている。このワイヤの端部は
ドアガラス20の下端部を支持する保持チャンネル24
に連結されており、さらに、保持チャンネル24はメイ
ンガイド26へ上下移動可能に取り付けられている。こ
れにより、モータ22が正逆方向に回転すると、この回
転駆動力がワイヤを介して伝達されて、ドアガラス20
がガラスガイド18に沿って上下移動する構成である。
なお、ウィンドウレギュレータ部16の構成は、このよ
うなワイヤ式に限らず、Xアーム式のものや、モータ自
体がラックに沿って移動する所謂モータ自走式タイプの
ものであってもよい。
【0017】モータ22によってドアガラス20が上昇
されると、ドアガラス20の周端部がドア12のフレー
ム12A内のゴム製のウェザーストリップ(図示省略)
に嵌合してドアフレーム12Aの開口が閉じられる。ま
た、モータ22の回転駆動によって、ドアガラス20が
下降移動されるとドア12のフレーム12Aの開口が開
かれるようになっている。
【0018】モータ22は、オート/マニュアルスイッ
チ34によって操作される。オート/マニュアルスイッ
チ34は、例えば、両方向へそれぞれ2段操作可能なも
のが適用でき、1段操作のときは操作中にのみドア12
のモータ22が駆動し(マニュアル操作)、2段操作す
ることによってスイッチから手を離してもドアガラス2
0が所定の位置に達するまでモータ22が駆動される
(オート操作)。また、モータ22は、回転板22A
(図2に示す)を正逆方向の何れかに回転し、ドアガラ
ス20を上昇または降下させることができる。
【0019】図1には、前記モータ22の駆動をオート
/マニュアルスイッチ34の操作によって制御するため
のパワーウィンドウ制御部50が示されている。このパ
ワーウィンドウ制御部50は、バッテリ60のプラス端
子と接続されている。なお、バッテリ60のマイナス端
子はアースされている。
【0020】パワーウィンドウ制御部50は、オート/
マニュアルスイッチ34の各スイッチからの信号線52
が接続されており、このオート/マニュアルスイッチ3
4の操作状態に応じて、モータ22へ正転及び逆転のた
めの駆動電流を送るようになっている。
【0021】パワーウィンドウ制御部50には、ドアガ
ラス開閉用の第1及び第2のリレーコイル110、11
2のそれぞれの両端が接続されており、前記オート/マ
ニュアルスイッチ34の操作によって、何れかのリレー
コイル110、112が励磁されるようになっている。
【0022】第1のリレーコイル110は、ドアガラス
閉用で、第1のリレースイッチ108と対応されてい
る。第1のリレースイッチ108のコモン端子108A
は、前記モータ22の一端に接続されている。また、第
1接点108Bはバッテリ60のプラス側端子に接続さ
れ、第2接点108Cはアースされている。
【0023】ここで、第1のリレーコイル110が非励
磁の場合は第1のリレースイッチ108は第2接点10
8Cに切り換わっている。
【0024】一方、第2のリレーコイル112は、ドア
ガラス開用で、第2のリレースイッチ109と対応され
ている。第2のリレースイッチ109のコモン端子10
9Aは、前記モータ22の他端に接続されている。ま
た、第1接点109Bはバッテリ60のプラス側端子に
接続され、第2接点109Cはアースされている。
【0025】ここで、第2のリレーコイル112が非励
磁の場合は第2のリレースイッチ109は第2接点10
9Cに切り換わっている。
【0026】従って、第1のリレーコイル110が励磁
されると、モータ22の一端から他端へ電流が流れ、モ
ータ22が正転しドアガラスを閉方向へ移動させること
ができる。また、第2のリレーコイル112励磁される
と、モータ22の他端から一端へ電流が流れ、モータ2
2が逆転しドアガラスを開方向へ移動させることができ
る。
【0027】また、モータ22には、パルスエンコーダ
62が取付けられており、その信号線64はパワーウィ
ンドウ制御回路50に接続されている。このため、パワ
ーウィンドウ制御回路50では、モータ22の回転数を
パルスエンコーダ62から供給されるパルス信号に基づ
いて得ることができる。また、このパルスエンコーダ6
2からの信号をカウントすることによって、ドアガラス
20の位置が確認できる。
【0028】パルスエンコーダ62の構造としては、モ
ータ22の回転軸のホールICを取付け磁気変化によっ
て1/2回転毎に信号が反転するようにしてもよいし、
摺動接点等を設け、この摺動接点をモータ22の回転軸
の回転によって接離させる構造であってもよい。また、
モータ自体から出るブラシノイズによる検出、若しくは
リップル電流による検出を行ってもよい。
【0029】このバルス信号のカウントによりドアガラ
ス20の位置を確認する上で、パルスカウント値とドア
ガラス20の位置とを対応させておく必要がある(ドア
ガラス位置の初期化)。
【0030】本実施例では、ドアガラス20の全開位置
でパルス値をリセット(0)しておき、この全開位置及
び全閉位置のパルスカウント値をパワーウィンドウ制御
回路50内の設けられたメモリ50Aに記憶するように
している。このメモリ50Aには、パワーウィンドウ制
御回路50にIG(イグニッション)スイッチ53を介
して接続された電源線とは別に、バッテリ60から直接
配線された電源線55が接続されている。このため、メ
モリ50Aは常時通電状態とされ、メモリ50Aに記憶
された内容が消去されないようになっている。
【0031】このドアガラス位置の初期化は、ユーザへ
納車する前にディーラ等において行われるようになって
いる。
【0032】ここで、ドアガラス20の閉動作中に異物
が挟み込まれると、ドアガラスの上昇に負荷がかかり、
モータ22の回転数が低下する。本実施例のパワーウィ
ンドウ制御回路50では、このモータ22の回転数の低
下を検出することによって、異物挟み込みと判断し、モ
ータ22の駆動を停止させると共に若干量ドアガラスを
下降させる挟み込み回避処理を行うようになっている。
これにより、異物の破損及びドアガラス自体の損傷等を
防止することができる。
【0033】なお、全閉時にもモータ22の回転数低下
が生じるが、このときは、パルスエンコーダ62からの
パルス信号で全閉位置近傍であることを認識できるた
め、挟み込み回避処理とは別に、例えば増し締め処理等
を行う。
【0034】ところで、バッテリ60の交換等がなされ
ると、メモリ50Aへの通電が遮断されるため、前記メ
モリ50Aに記憶された内容が消去されることがある
れを放置していると、正確な異物挟み込み検出がなさ
れないことがある。
【0035】このため、本実施例では、記憶された初期
化データが変化するような状況が生じたとき、IGスイ
ッチ53をオンする度にドアガラス20を一定量下降さ
せることにより、乗員に異常を報知するようにしてい
る。
【0036】次に本実施例の作用を説明する。まず、図
3のフローチャートに従い、ドアガラス20の上昇時の
動作を説明する。
【0037】ステップ200では、オート/マニュアル
スイッチ34の操作により、ドアガラス20の閉方向動
作の指示があったか否かが判断され、肯定判定される
と、ステップ202へ移行してモータ22を駆動(正
転)させる。すなわち、第1のリレーコイル110を励
磁することによって、第1のリレースイッチ108を第
1接点108Bに切り換える。これにより、モータ22
は駆動され、ドアガラス20は上昇を開始する。
【0038】次のステップ204では、パルスエンコー
ダ62からのパルス信号を取込み、このパルス数からほ
ぼ全閉か否かが判断され、肯定判定の場合はステップ2
08でフラグFをセット(1)して、ステップ212へ
移行し、否定判定の場合は、ステップ210でフラグF
をリセット(0)してステップ212へ移行する。すな
わち、このフラグFの状態でドアガラス20が全閉に近
い位置にあるか否かを判別することができる。
【0039】次のステップ212では、モータ22の回
転数が低下(挟み込み検出レベル)したか否かが判断さ
れ、否定判定の場合は、ステップ204へ戻る。
【0040】また、このステップ212で肯定判定され
ると、ステップ214でフラグFがセット(1)されて
いるか否かが判断され、肯定判定の場合は、ドアガラス
20がドアフレーム12Aに当たってモータ22の回転
数が低下したと判断され、ステップ216へ移行して増
し締め処理が行われた後、ステップ218でモータ22
の駆動を停止する。
【0041】一方、ステップ214で否定判定される
と、異物の挟み込みによるモータ22の回転数低下であ
ると判断し、ステップ222へ移行して、挟み込み回避
処理を行う。この挟み込み回避処理は、例えば、モータ
22を一旦停止すると共に若干量逆転させ、異物とドア
ガラスとの間に隙間を形成した後にモータを停止させ
る。
【0042】ところで、上述のように同じモータ回転数
の低下でも、全閉によるものなのか、異物の挟み込みに
よるものなのかを判断する上で、パルスエンコーダ62
からのパルス値は重要な役割を果たしている。このた
め、予め記憶した初期化データが狂っていると、正常な
判断が行われないことになる。
【0043】この初期化データの変化の要因としては、
バッテリ60の交換によってメモリ50Aへの通電が遮
断され、データそのものが消去される場合等がある。
【0044】上記のような、初期化データが変化するよ
うな要因が発生した場合には、迅速に初期化データを更
新する必要がある。図4には、この初期化データを監視
し、かつ迅速な初期化データの更新を促すための制御ル
ーチンが示されている。ステップ250では、ドアガラ
ス位置の初期化データが正しいか否かが判断され、肯定
判定された場合はステップ252へ移行して、図3に示
す異物挟み込み防止動作機能を持つ制御に移行する。
【0045】次のステップ254で、IGスイッチ53
がオン状態を維持していれば、ステップ252を繰り返
し、IGスイッチ53がオフされた時点でステップ25
6へ移行して、現在のドアガラス位置に対応するパルス
カウント値をメモリ50Aに記憶し、処理は終了する。
これにより、再度IGオンとなった場合に現在のドアガ
ラス位置をステップ256で記憶したパルスカウント値
を読み出すことにより、容易に把握することができる。
【0046】次に、ステップ250において、初期化デ
ータが正しくないと判断された場合は、ステップ258
へ移行して初期化データの更新を促す動作を指示する。
【0047】本実施例では、この動作として、IGスイ
ッチ53をオンする度にドアガラス20を一定量下降さ
せる。このドアガラス20の移動(下降)は乗員の意に
反してなされるため、乗員は異常を認識し、ディーラ等
へ修理を依頼することになる。これにより、ディーラ等
では初期化データの更新が必要と認識し、初期化データ
を更新し、正確なデータを改めてメモリ50Aに記憶す
ることができる。
【0048】ところで、このディーラ等へ修理を依頼す
るまでの期間中、現在の状態を維持していると、実際に
異物の挟み込みがあってもこの検出がなされない場合が
ある。また、パルスカウント値が狂っていると、異物の
挟み込みを誤検出する場合もある。そこで、ステップ2
58で初期化データの更新を促す動作を指示した後、ス
テップ260へ移行してオート操作を禁止すると共に、
異物挟み込み防止動作も禁止する。
【0049】すなわち、異物挟み込みはオート操作時に
最も発生し易いため、このオート操作を禁止することに
より、必要最小限を安全を確保することができる。ま
た、異物挟み込み防止動作を禁止することにより、全閉
状態とならないといった不具合を無くすことができる。
【0050】次のステップ262では、ディーラ等にお
いてドアガラスの初期化データの更新がなされたことを
認識したか否かが判断され、否定判定の場合はステップ
264でIGスイッチ53がオンであればステップ26
0へ戻り、初期化データの更新を促す動作の指示を継続
する。なお、ステップ264でIGスイッチ53がオフ
と判定された場合は処理は一旦終了する。
【0051】また、ステップ262で肯定判定された場
合はステップ264へ移行して初期化データの更新を促
す動作の指示を解除してステップ252へ移行する。
【0052】なお、本実施例において、初期化データの
更新を促す動作として、IGスイッチ53のオンの度に
ドアガラス20の所定量下降させるようにしたが、アラ
ームブザー等の聴覚による報知や、アラームランプ等の
視覚による報知であってもよい。また、これらを併用し
てもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るパワーウ
ィンドウ駆動制御装置は、記憶されたドアガラス初期化
のデータを変化させるような作業を認識した場合に、初
期化の更新を促す報知を行い、初期化の更新までの期間
の安全性を確保することができるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るパワーウィンドウの駆動回路図
である。
【図2】運転席側ドアの内部構造を示す斜視図である。
【図3】挟み込み検出制御ルーチンを示す制御フローチ
ャートである。
【図4】ドラガラス位置の初期化データの監視制御ルー
チンを示す制御フローチャートである。
【符号の説明】
10 パワーウインドウ駆動制御装置 22 モータ 50 パワーウィンドウ制御装置 50A メモリ(記憶手段) 62 パルスエンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−202671(JP,A) 特開 昭63−165682(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 15/00 - 15/20 B60J 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動力によるドアガラスの昇降
    動作中に異物の挟み込みがあった場合に、モータの駆動
    を停止又は反転させる挟み込み回避処理を行うようにモ
    ータの駆動を制御するパワーウィンドウ駆動制御装置で
    あって、 モータの回転に応じてパルス信号を発生するパルスエン
    コーダと、 ドアガラスの全開位置から全閉位置までのパルス値の初
    期化されたデータを記憶する記憶手段と、 ドアガラス上昇中の前記パルスエンコーダからの出力パ
    ルスに基づいてモータの回転数を監視する監視手段と、 前記監視手段でモータの回転数が低下し、かつ出力パル
    ス値が前記記憶手段に記憶されたドアガラス全閉近傍の
    パルス値以外の場合に挟み込みを認識する挟み込み認識
    手段と、 前記記憶手段に記憶させた前記データが変化している
    合に当該データ更新を促す報知手段と、 を有するパワーウィンドウ駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶させたデータが変化
    しているか否かを判定し、当該データが変化していると
    判定した場合に前記報知手段に前記データの更新を促す
    動作を指示する、 ことを特徴とする請求項1記載のパワーウィンドウ駆動
    制御装置。
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