JP3371167B2 - パワーウィンドウ装置 - Google Patents

パワーウィンドウ装置

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JP3371167B2
JP3371167B2 JP13810294A JP13810294A JP3371167B2 JP 3371167 B2 JP3371167 B2 JP 3371167B2 JP 13810294 A JP13810294 A JP 13810294A JP 13810294 A JP13810294 A JP 13810294A JP 3371167 B2 JP3371167 B2 JP 3371167B2
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  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両に用い
て好適なパワーウィンドウ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の車両のウィンドウ
のアップ/ダウンを自動的に行なうパワーウィンドウ装
置がある。パワーウィンドウ装置には、図6に示すよう
に窓枠1の上端にウィンドウ2の全閉状態を検知するリ
ミットスイッチ3を設けるものがあり、このリミットス
イッチ3によりウィンドウ2の全閉状態が判断される。
また、ウィンドウ2の全閉状態の判断はリミットスイッ
チ3に加えて図示せぬパワーウィンドウモータ(以下モ
ータという)に流れる電流によって行なわれる。すなわ
ち、リミットスイッチ3によりウィンドウ2の全閉状態
が検知され、かつモータに過電流が流れていればウィン
ドウ2が全閉状態になったと判断される。この場合、リ
ミットスイッチ3はウィンドウ2が全閉状態の時にはオ
フになり、ウィンドウ2が開いている時にはオンにな
る。
【0003】また、ウィンドウ2の全閉状態がリミット
スイッチ3により検知されていない状態でモータに過電
流が流れた場合には挟み込みを検知する。挟み込みを検
知した場合にはウィンドウ2を所定の距離(例えば10
cm)だけダウンさせる。この場合、オートアップ(ウ
ィンドウ2を自動的に全開から全閉にする)出力がオン
になっていれば、所定距離だけダウンして停止した後、
再びアップする。この動作は挟み込み状態が回避される
まで繰り返し行なわれる。一方、従来のモータ電流によ
る過負荷検知は、モータの定常電流と所定の電流値とを
比較することで行なうようにしている。すなわち、モー
タの定常電流が所定の電流値を超えた時に過負荷を検知
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパワーウィンドウ装置にあっては、次のよう
な問題点があった。 リミットスイッチ3が故障してウィンドウ2が全閉状
態になってもオフにならなければ、ウィンドウ2の全閉
状態を挟み込みと判断してしまう。この場合、オートア
ップ出力がオンになっていれば、ウィンドウ2が所定距
離ダウンしてはアップするという動作を繰り返すことに
なる。なお、この場合、リミットスイッチ3自体の故障
の他、このリミットスイッチ3とパワーウィンドウ装置
本体(図示略)とを接続するリード線の短絡も原因の一
つとして挙げられる。
【0005】リミットスイッチ3が故障してウィンド
ウ2が開いた時にオンにならなければ、ウィンドウ2の
アップ中に挟み込みが生じてモータに過電流が流れても
全閉状態と判断して挟み込み処理を行なわなくなる。な
お、この場合、リミットスイッチ3自体の故障の他、こ
のリミットスイッチ3とパワーウィンドウ装置本体とを
接続するリード線の断線も原因の一つとして挙げられ
る。 従来のモータ電流による過負荷検知は、モータの定常
電流と所定の基準値とを比較することで行なうようにし
ているが、この方法では腕等の柔らかい物を挟み込んだ
場合のモータ電流の緩やかな変化に対しては検出が遅く
なるため、挟み込んだ時の荷重が大きくなってしまう。
【0006】そこで本発明は、リミットスイッチの故障
が生じても挟み込み事故を未然に回避することができる
と共に、挟み込んだとしても挟み込みの荷重を小さくす
ることができるパワーウィンドウ装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載のパワーウィンドウ装置は、ウィンド
ウの全閉状態を検知するスイッチ手段を有し、このスイ
ッチ手段により前記ウィンドウの全閉状態が検知されて
いない間に該ウィンドウを駆動するモータに過電流が流
れた時に挟み込みを検知するパワーウィンドウ装置にお
いて、前記ウィンドウが全閉状態にある時と開いている
時のそれぞれの時におけるスイッチ手段の出力が正常か
否かの判定を行なう判定手段と、この判定手段により前
記スイッチ手段の出力が正常でないと判断された場合に
前記ウィンドウを自動的にアップ/ダウンさせるオート
機能を禁止する禁止手段とを備え、前記判定手段は、前
記ウィンドウをアップする操作が行なわれた後に挟み込
み検知が所定回行なわれたか否かを判定する第一の判定
手段を有し、前記禁止手段は、前記第一の判定手段によ
り挟み込み検知が所定回行なわれたと判断された時に前
記ウィンドウを自動的にアップさせるオートアップを禁
止することを特徴とする
【0008】また、請求項2に記載のパワーウィンドウ
装置は、ウィンドウの全閉状態を検知するスイッチ手段
を有し、このスイッチ手段により前記ウィンドウの全閉
状態が検知されていない間に該ウィンドウを駆動するモ
ータに過電流が流れた時に挟み込みを検知するパワーウ
ィンドウ装置において、前記ウィンドウが全閉状態にあ
る時と開いている時のそれぞれの時におけるスイッチ手
段の出力が正常か否かの判定を行なう判定手段と、この
判定手段により前記スイッチ手段の出力が正常でないと
判断された場合に前記ウィンドウを自動的にアップ/ダ
ウンさせるオート機能を禁止する禁止手段とを備え、前
記判定手段は、前記ウィンドウをダウンする操作が開始
されてから所定時間後に前記スイッチ手段が全閉状態を
検知しているか否かを判定する第二の判定手段を有し、
前記禁止手段は、前記第二の判定手段により前記スイッ
チ手段が全閉状態を検知していると判定した時に前記ウ
ィンドウを自動的にアップさせるオートアップを禁止す
ることを特徴とする。 また、上記請求項1又は2に記載
のパワーウィンドウ装置の好ましい態様として、請求項
3に記載の発明のように、前記モータに流れるモータ電
流を検出する電流検出手段と、モータ電流と第一の基準
値とを比較する第一の比較手段と、一定時間内のモータ
電流の変化量と第二の基準値とを比較する第二の比較手
段と、前記第一の比較手段により前記第一の基準値をモ
ータ電流が超えた時又は前記第二の比較手段により前記
第二の基準値を一定時間内のモータ電流の変化量が超え
た時に挟み込みを検知する挟み込み検知手段とを備えた
構成としてもよい。
【0009】
【作用】本発明では、ウィンドウをアップさせた後、挟
み込み検知の回数が所定回に達するか否かの判定が行な
われ、所定回に達すると判断されるとオートアップが禁
止になる。例えば、ウィンドウが全閉状態の時のスイッ
チ出力をオフとし、ウィンドウが開いている時のスイッ
チ出力をオンとすると、ウィンドウをアップさせた後に
全閉状態になるとスイッチ出力がオフになって挟み込み
検知が禁止されるが、いつまでもスイッチ出力がオンの
ままであればウィンドウが開いていると判断されること
から挟み込み検知が行なわれる。このためにオートアッ
プさせた場合にウィンドウが全閉の状態で挟み込み動作
が繰り返し行なわれる。したがって、ウィンドウをアッ
プさせた後、挟み込み検知の回数が所定回に達すると、
スイッチ手段のオン故障と判断してオートアップが禁止
になるので、ウィンドウが全閉状態にある時のオートア
ップによる挟み込み動作を未然に防ぐことができる。
【0010】一方、全閉状態にあるウィンドウをダウン
させた時から一定時間(例えば1秒)後にスイッチ手段
の出力が正規の状態になっているか否かの判定が行なわ
れ、正規の状態になっていないと判断されるとオートア
ップが禁止になる。例えば、ウィンドウが全閉状態の時
のスイッチ出力をオフとし、ウィンドウが開いている時
のスイッチ出力をオンとすると、全閉状態にあるウィン
ドウをダウンさせた時から一定時間後のスイッチ手段の
出力がオフであれば、ウィンドウが全閉状態にあると判
断されたままになる。ウィンドウが全閉状態の時に挟み
込み検知が禁止されるので、ウィンドウが全閉状態にあ
ると判断されたままではオートアップさせた時に挟み込
みを回避する処理(例えば、ウィンドウを停止させた後
に所定距離だけダウンさせる処理)が行なわれない。そ
して、このような状態になるとモータの過負荷を検知し
た場合にウィンドウが停止したままになるので、挟み込
みであれば、挟んだままになってしまう。このような不
具合を回避するためにウィンドウを全閉状態までアップ
させるオートアップが禁止される。したがって、全閉状
態にあるウィンドウをダウンさせた時から一定時間後に
スイッチ手段の出力が正規の状態になっていなければ、
スイッチ手段のオフ故障と判断されてオートアップが禁
止されるので、オートアップによる挟み込み事故を未然
に防ぐことが可能になる。
【0011】また、本発明では、モータに流れる定常電
流が第一の基準値を超えると過負荷であると判断され、
更に一定時間内でのモータ電流の変化量が第二の基準値
を超えると過負荷であると判断される。この場合、前者
を絶対値検出という。したがって、柔らかい物を挟み込
んだ時のモータ電流の緩やかな変化に対してはモータ電
流の変化量で挟み込みを検知でき、また、固い物を挟み
込んだ時のモータ電流の急激な変化に対しては絶対値で
挟み込みを検知できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明に係るパワーウィンドウ装置の一実施例の回
路構成を示すブロック図である。 A.パワーウィンドウ装置の構成 (a)回路構成 図1において、5はダイオードであり、そのカソードが
装置本体1の端子T1を介してリミットスイッチ3の一
端に接続されており、アノードが制御部4の入力端I1
に接続されている。また、アノードには抵抗6を介して
電源電圧が印加されている。7はアップスイッチ、8は
オートアップスイッチ、9はダウンスイッチ、10はオ
ートダウンスイッチである。これらスイッチ7〜10の
各一端が接地されており、各他端が制御部4の入力端I
2〜I5に接続されている。すなわち、アップスイッチ7
の他端が制御部4の入力端I2に接続されており、オー
トアップスイッチ8の入力端I3に接続されている。ま
た、ダウンスイッチ9の他端が制御部4の入力端I4
接続されており、オートダウンスイッチ10の他端が制
御部4の入力端I5に接続されている。
【0013】11はウォーニングランプであり、その一
端が制御部4の出力端O1に接続されており、他端には
電源電圧が印加されている。12はモータ16に流れる
電流(モータ電流)を検出するためのシャント抵抗であ
り、その一端が接地され、他端が電流検知回路13の入
力端に接続されると共にリレー14および15の固定接
点bに接続されている。電流検知回路13の出力端は制
御部4の入力端I6に接続されている。電流検知回路1
3はシャント抵抗12に流れるモータ電流を検出し、そ
の結果を制御部4に供給する。上記リレー14の固定接
点aとリレー15の固定接点aとが共通接続されてお
り、これらには電源電圧が印加されている。リレー14
の共通接点cは装置本体1の端子T2を介してモータ1
6の一方の端子に接続されており、リレー15の共通接
点cは装置本体1の端子T3を介してモータ16の他方
の端子に接続されている。
【0014】また、リレー14のコイル14Aの一端と
リレー15のコイル15Aの一端とが共通接続されてお
り、これらには電源電圧が印加されている。リレー14
のコイル14Aの他端は制御部4の出力端O2に接続さ
れており、リレー15のコイル15Aの他端は制御部4
の出力端O3に接続されている。制御部4への電源はイ
グニッションスイッチ16から装置本体1の端子T4
介して供給される。この場合、電源は制御部4のリセッ
ト入力端にも供給され、パワーオンリセットがかかるよ
うになっている。16はクロック信号発生回路であり、
制御部4が必要とするクロック信号を発生する。このク
ロック信号発生回路17の出力端が制御部4の入力端I
7に接続されている。 (b)制御部4の制御内容 制御部4は装置各部を制御するものであり、以下にその
制御内容を示す。 アップスイッチ7、オートアップスイッチ8、ダウン
スイッチ9およびオートダウンスイッチ10の出力に基
づいてリレー14および15を駆動する。ここで、アッ
プスイッチ7が押されてアップ出力がオンになると、リ
レー14が動作し、その共通接点cが固定接点a側に投
入される。これにより、モータ16に矢印A方向の電流
が流れ、ウィンドウ2(図6参照)がアップする方向に
モータ16が回転する。この状態はアップスイッチ7が
押されている間継続される。
【0015】次に、オートアップスイッチ8が押されて
オートアップ出力がオンになると、リレー14が動作し
てその接点cが固定接点a側に投入される。これによ
り、モータ16に矢印A方向の電流が流れ、ウィンドウ
2がアップする方向にモータ16が回転する。この状態
はウィンドウ2が全閉状態になってリミットスイッチ3
がオフになるまで継続される。一方、ダウンスイッチ9
が押されてダウン出力がオンになると、リレー15が動
作してその共通接点cが固定接点a側に投入される。こ
れにより、モータ16に矢印B方向の電流が流れ、ウィ
ンドウ2がダウンする方向にモータ16が回転する。こ
の状態はダウンスイッチ9が押されている間継続され
る。次に、オートダウンスイッチ10が押されてオート
ダウン出力がオンになると、リレー15が動作してその
接点cが固定接点a側に投入される。これにより、モー
タ16に矢印B方向の電流が流れ、ウィンドウ2がダウ
ンする方向にモータ16が回転する。この状態はウィン
ドウ2が全開状態になるまで継続される。
【0016】アップスイッチ8が押されてアップ出力
を入力した後、リミットスイッチ3がオンになっている
か否かの判定を行ない、オンになっていると判断する
と、過負荷か否かの判定を行なう。この場合、過負荷か
否かの判定は二通りの方法により行なう。すなわち、第
一には、モータ電流が所定の基準値(これを基準値Aと
する)を超えた時に過負荷と判定する。第二には、一定
時間内におけるモータ電流の変化量(微分電流)が所定
の基準値(これを基準値Bとする)を超えた時に過負荷
と判定する。二通りの方法により過負荷を判定すること
で、前者では柔らかい物を挟み込んだ時のモータ電流の
緩やかな変化を検知することができ、後者では固い物を
挟み込んだ時のモータ電流の急激な変化を検知すること
が可能になる。上記いずれかの方法により過負荷と判定
した場合、挟み込みが生じたものと判断してアップ出力
をオフする。そして、モータ16を停止させるための一
定時間タイマをセットし、更にウィンドウ2を所定距離
だけダウンさせるための時間をセットする。そして、停
止処理モードをセットする。この停止処理モードでは、
リレー14を動作させ、その共通接点cを固定接点b側
に投入させてモータ16を停止させる。
【0017】一方、過負荷の判定をN回行なった場合、
ウォーニングランプ11を点灯させると共にオートアッ
プを禁止する。また、挟み込み検知機能を無視する。こ
こで、過負荷を判定した回数がN回に達した時は、ウィ
ンドウ2が全閉状態にあるにもかかわらずリミリットス
イッチ3がオンのままになっているか、あるいは何かの
弾みでリミットスイッチ3と装置本体1との間を接続す
るリード線が短絡していることになる。このような状態
になると、オートアップを禁止しなければ、ウィンドウ
2が全閉状態になってもこれを挟み込みと判断して挟み
込み処理を行なうことになる。
【0018】ダウンスイッチ9が押されてダウン出力
を入力してから所定時間後にリミットスイッチ3がオン
になっているか否かの判定を行ない、オンになっていな
いと判断すると、ウォーニングランプ11を点灯させる
と共にオートアップを禁止する。ここで、ダウン出力を
入力してから所定時間後のリミットスイッチ3の判定に
おいてオフと判断した場合は、ウィンドウ2がダウンし
ているにもかかわらず、リミットスイッチ3がオンにな
っていない、あるいは何かの弾みでリミットスイッチ3
と装置本体1との間を接続するリード線が断線している
ことになる。このような状態になると、オートアップを
禁止しなければ、ウィンドウ2が全閉状態になっている
と判断して挟み込み処理を禁止するので、ウィンドウ2
が全閉状態になる前に過負荷を検出した場合にウィンド
ウ2を停止させてしまう。すなわち、挟み込んだままに
なってしまう恐れがある。
【0019】B.パワーウィンドウ装置の動作 以上の構成において、フローチャートを参照しながら動
作について説明する。図2はパワーウィンドウ装置のメ
イン処理を示すフローチャートである。 (a)アップ処理 ステップS10〜14ではアップ処理を行なう。すなわ
ち、ステップS10でスイッチ設定の読み込みを行な
う。そして、ステップS12で、設定されたスイッチに
よりアップモードか否かの判定を行なう。この判定にお
いてアップモードであると判断するとステップS14に
進み、アップ処理を行なう。この処理では、リレー14
を動作させてその共通接点cを固定接点a側に投入させ
る。これにより、モータ16に矢印A方向の電流が流
れ、ウィンドウ2がアップする方向にモータ16が回転
する。この状態はアップモード中継続される。アップ処
理を行なった後、ステップS10に進む。
【0020】(b)オートアップ処理 ステップS16およびステップS18ではオートアップ
処理を行なう。すなわち、上記ステップS12の判定に
おいてアップモードでないと判断すると、ステップS1
6に進み、オートアップモードか否かの判定を行なう。
この判定においてオートアップモードであると判断する
と、ステップS18でオートアップ処理を行なう。この
処理では、リレー14を動作させてその共通接点cを固
定接点a側に投入させる。これにより、モータ16に矢
印A方向の電流が流れ、ウィンドウ2がアップする方向
にモータ16が回転する。この状態はウィンドウ2が全
閉状態になるまで継続される。オートアップ処理を行な
った後、ステップS10に進む。
【0021】(c)ダウン処理 ステップS20およびステップS22ではダウン処理を
行なう。すなわち、上記ステップS16の判定において
オートアップモードでないと判断すると、ステップS2
0に進み、ダウンモードか否かの判定を行なう。この判
定においてダウンモードであると判断すると、ステップ
S22でダウン処理を行なう。この処理では、リレー1
5を動作させてその共通接点cを固定接点a側に投入さ
せる。これにより、モータ16に矢印B方向の電流が流
れ、ウィンドウ2がダウンする方向にモータ16が回転
する。この状態はダウンモード中継続される。ダウン処
理を行なった後、ステップS10に進む。
【0022】(d)オートダウン処理 ステップS24およびステップS26ではオートダウン
処理を行なう。すなわち、上記ステップS20の判定に
おいてダウンモードでないと判断すると、ステップS2
4に進み、オートダウンモードか否かの判定を行なう。
この判定においてオートダウンモードであると判断する
と、ステップS24でオートダウン処理を行なう。この
処理では、リレー15を動作させてその共通接点cを固
定接点a側に投入させる。これにより、モータ16に矢
印B方向の電流が流れ、ウィンドウ2がダウンする方向
にモータ16が回転する。この状態はウィンドウ2が全
開状態になるまで継続される。オートダウン処理を行な
った後、ステップS10に進む。
【0023】(e)停止処理 ステップS28およびステップS30では停止処理を行
なう。すなわち、上記ステップS24の判定においてオ
ートダウンモードでないと判断すると、ステップS28
に進み、停止処理モードか否かの判定を行なう。この判
定において停止処理モードであると判断すると、ステッ
プS30で停止処理を行なう。この処理では、リレー1
4および15の共通接点cを固定接点a側に投入させ
る。これにより、モータ16の両端が共に接地されて回
転が停止する。停止処理を行なった後、ステップS10
に進む。
【0024】(f)アップスイッチ7の操作におけるオ
ートアップ禁止処理 図3はアップ処理におけるサブルーチンであり、アップ
処理が開始されてから所定周期毎に実行される。まず、
ステップS40でアップ出力をオンする。次いで、ステ
ップS42で挟み込みを検知(すなわち過負荷を検知)
した回数がN回(例えば5回)未満であるか否かの判定
を行なう。この場合、アップ処理において挟み込みを検
知した回数がカウントされているものとする。また、ア
ップ処理が開始される毎に挟み込み検知回数のカウンタ
がリセットされるものとする。ステップS42の判定に
おいて、挟み込みを検知した回数がN回未満であると判
断すると、ステップS44に進み、リミットスイッチ3
がオンであるか否かの判定を行なう。この判定におい
て、リミットスイッチ3がオフであると判断するとその
まま処理を抜ける。これに対してリミットスイッチ3が
オンであると判断すると、ステップS46に進み、モー
タ電流の値が基準値Aを超えるか否かの判定を行なう。
この判定において、モータ電流の値が基準値Aを超える
と判断するとステップS48に進み、超えないと判断す
るとステップS50に進む。ステップS50では、モー
タ電流の微分値が基準値Bを超えるか否かの判定を行な
う。この判定において、モータ電流の微分値が基準値B
を超えないと判断するとそのまま処理を抜ける。
【0025】これに対して、モータ電流の微分値が基準
値Bを超えると判断するとステップS48に進む。この
ステップS48では挟み込みを検知し、アップ出力をオ
フする。次いで、ステップS52で一定時間タイマをセ
ットする。このタイマは停止時間を計数する為に使用さ
れる。そして、ステップS54で反転時間をセットす
る。この反転時間はウィンドウ2を所定の距離(例えば
10cm)だけダウンさせる為の時間である。反転時間
をセットした後、ステップS56で停止処理モードをセ
ットし、処理を抜ける。
【0026】一方、上記ステップS42の判定におい
て、挟み込み回数がN回に達したと判断すると、ステッ
プS58に進み、ウォーニングランプ11を点灯させ
る。そして、ステップS60でオートアップを禁止す
る。これにより、オートアップスイッチ8が効かなくな
る。オートアップを禁止する処理を行なった後、ステッ
プS62で挟み込み検知をマスクする。ここで、挟み込
みを検知した回数がN回に達した場合は、ウィンドウ2
が全閉状態にあるにもかかわらずリミリットスイッチ3
がオンのままになっていると判断できる。したがって、
オートアップを禁止する。もし、オートアップを禁止し
なければ、ウィンドウ2が全閉状態になってもこれを挟
み込みと判断して挟み込み処理を行なうからである。
【0027】(g)オートアップスイッチ8の操作にお
けるオートアップ禁止処理 図4はオートアップ処理におけるサブルーチンであり、
オートアップ処理が開始されてから所定周期毎に実行さ
れる。なお、この処理において、ステップS64および
ステップS70の処理を除く各ステップの処理はステッ
プ番号が違いものの上述した図3に示すサブルーチンと
同様であるので、内容をそのまま置き換えるものとす
る。まず、ステップS64でオートアップ出力をオンし
た後、ステップS66の判定において挟み込み検知回数
がN回未満であると判断してステップS68に進むと、
リミットスッチ3がオンであるか否かの判定を行なう。
この判定においてリミットスイッチ3がオンでないと判
断すると、ステップS70に進み、オートアップを禁止
する。この場合、もし、オートアップを禁止しなけれ
ば、ウィンドウ2が全閉状態になってもこれを挟み込み
と判断して挟み込み処理を行なうからである。
【0028】(h)ダウンスイッチ9の操作におけるオ
ートアップ禁止処理 図5はダウン処理におけるサブルーチンであり、ダウン
処理が開始されてから所定周期毎に実行される。まず、
ステップS90でダウン出力をオンする。次いで、ステ
ップS92で所定時間(例えば1秒)経過したか否かの
判定を行なう。この判定において、所定時間経過してい
ないと判断するとこのステップS92を繰り返す。これ
に対して、所定時間経過したと判断するとステップS9
4に進み、リミットスイッチ3がオンであるか否かの判
定を行なう。この判定においてリミットスイッチ3がオ
ンであると判断すると、そのまま処理を抜ける。これに
対してリミットスイッチ3がオフであると判断すると、
ステップS96でウォーニングランプ11を点灯させ
る。そして、ステップS98でオートアップを禁止す
る。この場合、もし、オートアップを禁止しなければ、
ダウンスイッチ9を操作した後、アップスイッチ7また
はオートアップスイッチ8を操作すると、ウィンドウ2
が全閉状態になってもこれを挟み込みと判断して挟み込
み処理を行なうからである。
【0029】本実施例の効果をまとめると、次のように
なる。 (a)ウィンドウ2をアップさせた後、挟み込み検知の
回数がN回に達するか否かの判定を行い、N回に達する
と判断するとリミットスイッチ3の故障と判断してオー
トアップ機能を禁止する。ウィンドウ2をオートアップ
させた後、リミットスイッチ3がオンになっているか否
かの判定を行い、オンになっていない判断するとリミッ
トスイッチ3の故障と判断してオートアップ機能を禁止
する。したがって、リミットスイッチ3が故障しても、
ウィンドウ2が全閉状態におけるオートアップによる挟
み込み動作を未然に防ぐことができる。また、リミット
スイッチ3の故障の報知をサブルーチンの追加とウォー
ニングランプ11を設けるだけで済むので、コストの上
昇を最小限に抑えることができる。すなわち、安全性の
向上を低コストで実現することができる。また、リミッ
トスイッチ3の故障診断をアップスイッチ7の操作時に
実施することができるので、使用者が無意識のうちに故
障診断を実施することができる。
【0030】(b)全閉状態にあるウィンドウ2をダウ
ンさせた時から一定時間後にリミットスイッチ3がオン
になっているか否かの判定を行ない、オンになっていな
いとリミットスイッチ3の故障と判断してオートアップ
機能を禁止する。したがって、リミットスイッチ3が故
障しても、オートアップによる挟み込み事故を未然に防
ぐことができる。また、リミットスイッチ3の故障の報
知をサブルーチンの追加とウォーニングランプ11を設
けるだけで済むので、上記同様にコストの上昇を最小限
に抑えることができる。すなわち、安全性の向上を低コ
ストで実現することができる。また、また、リミットス
イッチ3の故障診断をダウンスイッチ9の操作時に実施
することができるので、使用者が無意識のうちに故障診
断を実施することができる。
【0031】(c)モータ16に流れる定常電流が基準
値Aを超えると過負荷であると判断し、更に一定時間内
でのモータ電流の変化量が基準値Bを超えると過負荷で
あると判断する。したがって、柔らかい物を挟み込んだ
時のモータ電流の緩やかな変化に対してはモータ電流の
変化量で挟み込みを検知でき、また、固い物を挟み込ん
だ時のモータ電流の急激な変化に対しては絶対値で挟み
込みを検知できるので、柔らかい物から固い物までの全
ての物の挟み込みを検知することができる。
【0032】なお、上記実施例では、ウォーニングラン
プ11を用いたが発光ダイオードを用いても良い。この
ようにすることで、コストダウンが図れる。また、ブザ
ー等により報音を行なうようにしても良い。このように
することで、故障が生じたことを音によっても確認する
ことができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を得ること
ができる。 (1)請求項1に記載のパワーウィンドウ装置によれ
ば、ウィンドウをアップさせた後、挟み込み検知の回数
が所定数に達するか否かの判定を行い、所定数に達する
と、スイッチ手段(実施例ではリミットスイッチ3)の
故障と判断してオートアップ機能を禁止するので、スイ
ッチ手段が故障しても、ウィンドウが全閉状態にある時
のオートアップによる挟み込み動作を未然に防ぐことが
できる。 (2)請求項2に記載のパワーウィンドウ装置によれ
ば、ウィンドウをダウンさせた時から一定時間後にスイ
ッチ手段が正規の状態になっているか否かの判定を行な
い、正規の状態になっていなければスイッチ手段の故障
と判断してオートアップを禁止するようにしたので、ス
イッチ手段が故障しても、オートアップによる挟み込み
事故を未然に防ぐことができる。 (3)請求項3に記載のパワーウィンドウ装置によれ
ば、モータに流れる定常電流が第一の基準値を超えると
過負荷であると判断し、更に一定時間内でのモータ電流
の変化量が第二の基準値を超えると過負荷であると判断
するようにしたので、柔らかい物から固い物までの全て
の物の挟み込みを検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るパワーウィンドウ装置
の回路構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例のパワーウィンドウ装置の動作を示す
メインルーチンである。
【図3】同実施例のパワーウィンドウ装置のアップ処理
におけるサブルーチンである。
【図4】同実施例のパワーウィンドウ装置のオートアッ
プ処理におけるサブルーチンである。
【図5】同実施例のパワーウィンドウ装置のダウン処理
におけるサブルーチンである。
【図6】パワーウィンドウ装置のリミットスイッチ取り
付け状態を示す図である。
【符号の説明】
2 ウィンドウ 3 リミットスイッチ(スイッチ手段) 4 制御部(判定手段、禁止手段、第一の比較手段、第
二の比較手段、挟み込み検知手段) 7 アップスイッチ 8 オートアップスイッチ 9 ダウンスイッチ 10 オートダウンスイッチ 11 ウォーニングランプ 12 シャント抵抗 13 電流検知回路(電流検知手段) 14、15 リレー 16 モータ 17 クロック信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 将之 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン株式会社内 (56)参考文献 実開 平6−37483(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 15/00 - 15/20 B60J 1/00 B60J 1/17

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウィンドウの全閉状態を検知するスイッ
    チ手段を有し、このスイッチ手段により前記ウィンドウ
    の全閉状態が検知されていない間に該ウィンドウを駆動
    するモータに過電流が流れた時に挟み込みを検知するパ
    ワーウィンドウ装置において、 前記ウィンドウが全閉状態にある時と開いている時のそ
    れぞれの時におけるスイッチ手段の出力が正常か否かの
    判定を行なう判定手段と、 この判定手段により前記スイッチ手段の出力が正常でな
    いと判断された場合に前記ウィンドウを自動的にアップ
    /ダウンさせるオート機能を禁止する禁止手段とを備
    え、 前記判定手段は、前記ウィンドウをアップする操作が行
    なわれた後に挟み込み検知が所定回行なわれたか否かを
    判定する第一の判定手段を有し、 前記禁止手段は、前記第一の判定手段により挟み込み検
    知が所定回行なわれたと判断された時に前記ウィンドウ
    を自動的にアップさせるオートアップを禁止することを
    特徴とするパワーウィンドウ装置。
  2. 【請求項2】 ウィンドウの全閉状態を検知するスイッ
    チ手段を有し、このスイッチ手段により前記ウィンドウ
    の全閉状態が検知されていない間に該ウィンドウを駆動
    するモータに過電流が流れた時に挟み込みを検知するパ
    ワーウィンドウ装置において、 前記ウィンドウが全閉状態にある時と開いている時のそ
    れぞれの時におけるスイッチ手段の出力が正常か否かの
    判定を行なう判定手段と、 この判定手段により前記スイッチ手段の出力が正常でな
    いと判断された場合に前記ウィンドウを自動的にアップ
    /ダウンさせるオート機能を禁止する禁止手段とを備
    え、 前記判定手段は、前記ウィンドウをダウンする操作が開
    始されてから所定時間後に前記スイッチ手段が全閉状態
    を検知しているか否かを判定する第二の判定手段を有
    し、 前記禁止手段は、前記第二の判定手段により前記スイッ
    チ手段が全閉状態を検知していると判定した時に前記ウ
    ィンドウを自動的にアップさせるオートアップ を禁止す
    ることを特徴とするパワーウィンドウ装置。
  3. 【請求項3】 前記モータに流れるモータ電流を検出す
    る電流検出手段と、 モータ電流と第一の基準値とを比較する第一の比較手段
    と、 一定時間内のモータ電流の変化量と第二の基準値とを比
    較する第二の比較手段と、 前記第一の比較手段により前記第一の基準値をモータ電
    流が超えた時又は前記第二の比較手段により前記第二の
    基準値を一定時間内のモータ電流の変化量が超えた時に
    挟み込みを検知する挟み込み検知手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1又は2に記載のパワーウィンドウ装
    置。
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