JP3283165B2 - モータ駆動制御装置 - Google Patents

モータ駆動制御装置

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JP3283165B2
JP3283165B2 JP29242295A JP29242295A JP3283165B2 JP 3283165 B2 JP3283165 B2 JP 3283165B2 JP 29242295 A JP29242295 A JP 29242295A JP 29242295 A JP29242295 A JP 29242295A JP 3283165 B2 JP3283165 B2 JP 3283165B2
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幸雄 岩崎
密雄 森
亨 前田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ駆動制御装
置に係り、より詳しくは、モータの回転に同期して、パ
ルス信号を発生するモータ駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、モータ駆動制御装置は、例え
ば、パワーウィンドウ装置に適用されている。このよう
にモータ駆動制御装置がパワーウィンドウ装置に適用さ
れた場合には、ドアガラスを昇降させるために、図11
に示すようにモータが用いられている。また、このパワ
ーウィンドウ装置では、ドアガラスと窓枠との間の異物
の挟む込みを検知するためにモータの回転に同期してパ
ルス信号を発生するパルス信号発生器38が設けられて
いる。
【0003】パルス信号発生器38は、モータ軸22A
に設けられかつモータの回転に同期して回転する回転部
38に、導体部42及び非導体部44に2個の摺動接点
46、48(一方が電源回路51に接続されている)を
接触させることにより、図12(a)に示すパルスを発
生させている。この場合、パルス信号の周期を精度よく
検出するために、摺動接点46、48が導体部42及び
非導体部44に接触している時間の各々をT1 のように
等しくなるようにして摺動接点46、48間に電流が流
れている状態(以下、ON状態という)及び摺動接点4
6、48間に電流が流れてない状態(以下、OFF状態
という)の時間の比を1:1にしている。
【0004】そして、ドアガラスと窓枠との間に異物を
挟む込むと、ドアガラスの上昇移動が阻止されるととも
に、例えば、ON状態時にドアガラスと窓枠との間に異
物を挟む込むとON状態の時間がOFF状態の時間より
長くなり、ON状態及びOFF状態の時間の比が1:1
からずれ、パルス信号発生器からのパルス信号の周期が
長くなる。
【0005】そこで、パワーウィンドウ装置の制御回路
50は、突飛なパルス信号の周期を平滑化するため最新
のパルス信号の周期を含むパルス信号の周期の移動平均
値とこの移動平均値に隣接する移動平均値との差がしき
い値を越えた場合に異物の挟む込みと判断して、モータ
の駆動を一定量反転(ドアガラスを下降)させて停止し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、導体部
42に汚れや異物が付着したりすると、ON状態時に摺
動接点46、48がバウンドして、図12(b)に示す
ように、本来パルス信号が検出されるべき箇所において
パルス信号が検出されない箇所Kが生じ、ON状態とO
FF状態の時間の比が1:1からずれ、パルス信号の周
期が変化し、モータが不規則に回転していると誤判断さ
れ、異物を挟み込んでいないのに異物の挟み込みと誤判
断し、すなわち、モータが過負荷となっていると誤判断
してモータの駆動が一定量反転されて停止される。
【0007】本発明は、上記問題点を解決し、パルス信
号の周期を正確に検出することの可能なモータ駆動制御
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、モータの回転に同期してパルス信号
を発生するパルス信号発生手段と、前記パルス信号発生
手段により発生されたパルス信号の立ち上がり又は立ち
下がりを検出する検出手段と、前記検出手段によりパル
ス信号の立ち上がり又は立ち下がりが検出されてからパ
ルス信号の最小周期より短いマスク時間、パルス信号の
立ち上がり又は立ち下がりをマスクするマスク手段と、
前記マスク時間以外で前記検出手段により検出されたパ
ルス信号の立ち上がり又は立ち下がりに基づいてパルス
信号の周期を演算する周期演算手段と、前記周期演算手
段により演算されたパルス信号の周期に基づいてモータ
負荷を検出するモータ負荷検出手段と、前記負荷検出手
段により検出されたモータ負荷がしきい値より大きいか
否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断結
果が肯定判定である場合にモータの駆動を一定量反転さ
せて停止する停止手段と、を備えている。
【0009】請求項2記載の発明は、モータの回転に同
期してパルス信号を発生するパルス信号発生手段と、前
記パルス信号発生手段により発生されたパルス信号の立
ち上がり又は立ち下がりを検出する検出手段と、前記検
出手段によりパルス信号の立ち上がり又は立ち下がりが
検出されてからパルス信号の最小周期より短くかつ最大
パルス幅より長いマスク時間、パルス信号の立ち上がり
又は立ち下がりをマスクするマスク手段と、前記マスク
時間以外で前記検出手段により検出されたパルス信号の
立ち上がり又は立ち下がりに基づいてパルス信号の周期
を演算する周期演算手段と、前記周期演算手段により演
算されたパルス信号の周期に基づいてモータ負荷を検出
するモータ負荷検出手段と、前記モータ負荷検出手段に
より検出されたモータ負荷がしきい値より大きいか否か
を判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果が
肯定判定である場合にモータの駆動を一定量反転させて
停止する停止手段と、を備えている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、前記モータ負荷検出手段は、
前記周期演算手段により演算された最新のパルス信号の
周期を含むパルス信号の周期の第1の移動平均値と少な
くとも前記第1の移動平均値のパルス信号の周期より過
去のパルス信号の周期を含む第2の移動平均値との差を
モータ負荷として検出することを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、前記モータ負荷検出手段は、
前記周期演算手段により演算された最新のパルス信号の
周期と該最新のパルス信号の周期を含を含まない過去の
パルス信号の周期の移動平均値との差をモータ負荷とし
て検出することを特徴とする。請求項5に記載の発明
は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記
パルス信号発生手段は、ON状態の時間がOFF状態の
時間より短いパルス信号を発生することを特徴とする。
【0012】ここで、請求項1記載の発明のパルス信号
発生手段はモータの回転に同期してパルス信号を発生
し、検出手段はパルス信号発生手段により発生されたパ
ルス信号の立ち上がり又は立ち下がりを検出する。
【0013】マスク手段は、検出手段によりパルス信号
の立ち上がり又は立ち下がりが検出されてからパルス信
号の最小周期より短いマスク時間、パルス信号の立ち上
がり又は立ち下がりをマスクする。なお、マスク時間の
パルス信号の立ち上がり又は立ち下がりのマスクは次の
態様がある。すなわち、第1に、検出手段によりパルス
信号の立ち上がり又は立ち下がりが検出されてから当該
マスク時間に検出手段により検出されたパルス信号の立
ち上がり又は立ち下がりを無視する。第2に、当該マス
ク時間に検出手段により検出されたパルス信号の立ち上
がり又は立ち下がりを後述パルス信号の周期の演算に用
いないようにする。第3に、検出手段によりパルス信号
の立ち上がり又は立ち下がりが検出されてから当該マス
ク時間、パルス信号発生手段によりパルス信号が発生さ
れないようにする。
【0014】周期演算手段は、マスク時間以外で検出手
段により検出された最新のパルス信号の立ち上がり又は
立ち下がりに基づいてパルス信号の周期を演算する。
【0015】モータ負荷検出手段は、周期演算手段によ
り演算された第1のパルス信号の周期に基づいてモータ
負荷を検出する。
【0016】ここで、モータ負荷検出手段は、請求項3
記載の発明のように、周期演算手段により演算された最
新のパルス信号の周期を含むパルス信号の周期の第1の
移動平均値と少なくとも第1の移動平均値のパルス信号
の周期より過去のパルス信号の周期を含む第2の移動平
均値との差をモータ負荷として検出するようにしてもよ
い。なお、第2の移動平均値は、少なくとも第1の移動
平均値のパルス信号の周期より過去のパルス信号の周期
を含むことから、第1に第1の移動平均値のパルス信号
の周期より過去のパルス信号の周期のみの移動平均値
と、第2に第1の移動平均値のパルス信号の周期より過
去のパルス信号の周期と第1の移動平均値のパルス信号
の周期を少なくとも1個を含むパルス信号の周期との移
動平均値である。
【0017】また、モータ負荷検出手段は、請求項4記
載の発明のように、周期演算手段により演算された最新
のパルス信号の周期と該最新のパルス信号の周期を含ま
ない過去のパルス信号の周期の移動平均値との差をモー
タ負荷として検出するようにしてもよい。
【0018】そして、判断手段は、モータ負荷検出手段
により検出されたモータ負荷がしきい値より大きいか否
かを判断し、停止手段は、判断手段による判断結果が肯
定判定である場合にモータの駆動を一定量反転させて停
止する。
【0019】このように、パルス信号の立ち上がり又は
立ち下がりが検出されてからパルス信号の最小周期より
短いマスク時間、パルス信号の立ち上がり又は立ち下が
りをマスクすることから、マスク時間内の誤って発生し
たパルス信号の立ち上がり又は立ち下がりをマスクする
ことができ、パルス信号の周期を正確に検出することが
できる。
【0020】なお、マスク手段は、請求項2記載の発明
のように、検出手段によりパルス信号の立ち上がり又は
立ち下がりが検出されてからパルス信号の最小周期より
短くかつ最大パルス幅より長いマスク時間、パルス信号
の立ち上がり又は立ち下がりをマスクするようにしても
よい。また、パルス信号発生手段は、請求項5に記載の
発明のように、ON状態の時間がOFF状態の時間より
短いパルス信号を発生するようにしてもよく、このよう
にON状態の時間がOFF状態の時間より短いパルス信
号とすることによって、本来パルス信号が検出されるべ
き箇所においてパルス信号が検出されない箇所が生じる
ことを少なくすることができる。
【0021】このように、マスク時間はパルス信号の最
小周期より短くかつ最大パルス幅より長い時間であるこ
とから、パルス信号が検出されてから最大パルス幅が経
過するまでの誤って発生したパルス信号の立ち上がり又
は立ち下がりをマスクすることができ、パルス信号の周
期を正確に検出することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1には、第1の実施の形態のモータ駆動
制御装置に係るパワーウィンドウ装置が適用された車両
の運転席側のドア12、及び後部座席の一方のドア14
が示されている。各ドア内には、ドアガラス20を昇降
駆動するためのウィンドウレギュレータ部が配設されて
いる。
【0024】図2に示されるように、運転席ドア側のウ
ィンドウレギュレータ部16は、所謂ワイヤ式とされて
おり、モータ22の駆動軸に取付けられた回転板22A
にワイヤが巻き掛けられている。このワイヤの端部はド
アガラス20の下端部を支持する保持チャンネル24に
連結されており、さらに、保持チャンネル24はメイン
ガイド26へ上下移動可能に取り付けられている。これ
により、モータ22が正逆方向に回転すると、この回転
駆動力がワイヤを介して伝達されて、ドアガラス20が
ガラスガイド18に沿って上下移動する。なお、ウィン
ドウレギュレータ部16の構成は、このようなワイヤ式
に限らず、Xアーム式のものや、モータ自体がラックに
沿って移動する所謂モータ自走式であってもよい。
【0025】モータ22によってドアガラス20が上昇
されると、ドアガラス20の周端部がドア12のフレー
ム12A内のゴム製のウェザーストリップ(図示省略)
に嵌合してフレーム12Aの開口が閉じられる。また、
モータ22の回転駆動によって、ドアガラス20が下降
移動されるとドア12のフレーム12Aの開口が開かれ
る。
【0026】モータ22は、図1に示されるドア12、
14に取付けられたパワーウィンドウマスタスイッチ3
0及びドアスイッチ32の操作によって駆動される。ド
アスイッチ32は、運転席側以外のドア14に取り付け
られており、パワーウィンドウマスタスイッチ30は、
運転席側のドア12のドアアームレスト部12Bに取り
付けられている。なお、運転席に着座した運転者が容易
に操作できる位置であればパワーウィンドウマスタスイ
ッチ30の取付け位置は他の位置であってもよい。
【0027】パワーウィンドウマスタスイッチ30に
は、ドア12のモータ22をオート又はマニュアルによ
って操作するためのオート/マニュアルスイッチ34及
び各ドア14のモータ22を個別にマニュアル操作する
ためのドアスイッチ36(本第1の実施の形態では3
個)が配置されている。
【0028】オート/マニュアルスイッチ34は、両方
向へそれぞれ2段操作可能で、1段操作のときは操作中
にのみドア12のモータ22が駆動し(マニュアル操
作)、2段操作することによってスイッチから手を離し
てもドアガラス20が所定の位置に達するまでモータ2
2が駆動される(オート操作)。
【0029】モータ22は、パワーウィンドウマスタス
イッチ30又はドアスイッチ32が操作されると駆動し
て、回転板22A(図2に示す)を正逆方向の何れかに
回転し、ドアガラス20を上昇又は降下させる。
【0030】図3には、パワーウィンドウマスタスイッ
チ30、ドアスイッチ32の操作によりモータ22の駆
動を制御するための制御回路50が示されている。この
制御回路50は電源回路51からの電源によって駆動さ
れる。なお、制御回路50は、コンピュータで構成さ
れ、CPU(中央演算処理装置)、このCPUにシステ
ムバスを介して接続されたRAM,ROM及び入出力ポ
ートから構成され、CPUは、パワーウィンドウ装置全
体を制御し、ROMには、後述する制御ルーチンに対応
するプログラム等が予め格納されている。また、RAM
は、CPUのワーエリアとして機能する。なお、図3で
は、運転席側のドア12のドアガラス20を昇降駆動す
るためのモータ22が示されているが、他のドア14の
ドアガラス20を昇降駆動するためのモータ22も同様
に接続されている。
【0031】図3に示される如く、制御回路50は、パ
ワーウィンドウマスタスイッチ30又はドアスイッチ3
2の各スイッチからの信号線52が接続されており、パ
ワーウィンドウマスタスイッチ30又はドアスイッチ3
2の操作状態に応じて、モータ22へ正逆方向に回転さ
せるための駆動電流を供給する。
【0032】制御回路50によって駆動が制御されるモ
ータ22は、その両端がそれぞれ閉リレースイッチ58
及び開リレースイッチ59のコモン端子58A、59A
に接続され、それぞれの第1接点58B、59Bは電源
線に接続されている。また、第2接点58C、59C
は、それぞれ、抵抗R0 を介してアースされる。なお、
閉リレースイッチ58及び開リレースイッチ59はコイ
ル60、62によって接点が切り換わるようになってお
り、何れかのコイル60、62を励磁させることにより
モータ22は正逆方向に回転する。
【0033】モータ22のモータ軸にはモータの回転に
同期してパルスを発生するパルス信号発生器38が設け
られている。パルス信号発生器38は、図11に示した
パルス信号発生器38と略同様の構成となっており、図
4に示すように、モータ軸22Aに、モータ軸22Aの
回転と同期して回転する回転部38Aを備えているが、
回転部38Aには、一方側に一部に導体部42が回転部
38Aの回転方向と交差する方向(X方向)に挿入され
た非導体部44を設けるとともに、他方側に導体部42
を設け、かつ、第1パルス電極端子(摺動接点)46及
び第2パルス電極端子(摺動接点)48の各々の接点部
をX方向に配置している点で相違する。これにより、第
2パルス電極端子48は常に導体部42と接触するとと
もに第1パルス電極端子46はモータの1回転当たりの
導体部42と接触する時間が非導体部44と接触時間よ
り短くなる。よって、ON状態の時間がOFF状態の時
間よりより短くなる。なお、第1パルス電極端子46に
は電源回路51が接続され、第2パルス電極端子48に
は制御回路50が接続されている。
【0034】このように、ON状態の時間をOFF状態
の時間よりより短くしていることから、回転部38Aの
一方側に挿入された導体部42への汚れ等の付着によ
り、ON状態時に第1パルス電極端子46及び第2パル
ス電極端子48のバウンドを少なくすことができ、図1
2(b)に示すような、本来パルス信号が検出されるべ
き箇所においてパルス信号が検出されない箇所Kが生ず
ることを少なくすことができる。
【0035】なお、パルス信号発生器38は、図4
(a)に示す例に限定されず、例えば、図4(b)に示
すように、回転部38Aに、一部に導体部42が回転部
38Aの回転方向と交差する方向(X方向)に挿入され
た非導体部44を設けるとともに第1パルス電極端子4
6及び第2パルス電極端子48の各々の接点部をX方向
に配置している。これにより、第1パルス電極端子46
及び第2パルス電極端子48はモータの1回転当たりの
導体部42と接触する時間が非導体部44と接触時間よ
り短くなる。よって、ON状態の時間がOFF状態の時
間よりより短くなる。
【0036】次に、本形態の制御ルーチンを、図5に示
したフローチャートに沿って説明する。第1パルス電極
端子46及び第2パルス電極端子48が導体部42に接
すると、電源回路51からの電圧がパルス信号となっ
て、第1パルス電極端子46、導体部42、及び第2パ
ルス電極端子48を介して制御回路50に入力される。
なお、第1パルス電極端子46及び第2パルス電極端子
48が導体部42に接したときは、パルス信号の立ち上
がりが検出される。
【0037】このようにパルス信号の立ち上がりが検出
されたとき、本ルーチンがスタートし、現時点が後述す
るマスク時間中でないか否かを示すフラグFに0がセッ
トされているか否かを判断する。フラグFに0がセット
されていなければ、現時点がマスク時間中であることか
ら、本ルーチンを終了し、フラグFに0がセットされて
いれば、現時点がマスク時間中でないことから、ステッ
プ104で、フラグFに1をセットして、パルス信号の
立ち上がりをマスクし、ステップ106で、パルス信号
の周期を検出する。すなわち、タイマ(ソフトタイマ)
のカウント値に基づいて、前回本ルーチンが実行されて
ステップ102が肯定判定となったときから今回本ルー
チンが実行されてステップ102が肯定判定となったと
きまで(パルス信号の立ち上がり間)の時間を検出する
ことにより、パルス信号の周期を検出する。
【0038】次のステップ108で、挟まれ検出処理を
実行する。なお、挟まれ検出処理の詳細は後述する。
【0039】ステップ110で、タイマのカウント値に
基づいて、今回本ルーチンが実行されてステップ102
が肯定判定となったときからマスク時間tm 経過したか
否かを判断する。
【0040】ここで、マスク時間tm は、パルス信号の
最小周期より短くかつ最大パルス幅より長い時間であ
る。すなわち、モータの回転速度が最も速い場合には、
図6(a)に示すように、パルス信号の周期は最小値T
min となる。一方、モータの回転速度が最も遅い場合に
は、図6(b)に示すように、パルス信号の周期は最大
値TmAx になると共にON状態も最大値ton maxとな
る。
【0041】従って、パルス信号の立ち上がりが検出さ
れてから最大値ton maxより大きい時間、パルス信号の
立ち上がりをマスクすれば、ON状態の時間に導体部4
2への汚れ等の付着による第1パルス電極端子46及び
第2パルス電極端子48のバウンドがあり、図12
(b)に示すような、本来パルス信号が検出されるべき
箇所においてパルス信号が検出されない箇所Kが生じ
て、本来1パルスであっても複数パルスが生じたと誤検
出することを無くすことができる。
【0042】また、マスク時間tm をパルス信号の最小
周期Tmin より短い時間としているのは、パルス信号の
立ち上がりを検出してからパルス信号の最小周期より長
い時間、パルス信号の立ち上がりをマスクすると、パル
ス信号の立ち上がりを検出した後の次のパルス信号の立
ち上がりを検出することができなくなるからであり、マ
スク時間内の誤って発生したパルス信号の立ち上がりを
マスクすることができるからである。
【0043】マスク時間tm 経過した場合にステップ1
12で、フラグFに0をセットすることにより、マスク
時間中でないようにして、本ルーチンを終了する。
【0044】次に、挟まれ検出処理(ステップ108)
を図7を参照して説明する。ステップ122で、第1の
移動平均値Aを演算する。ここで、第1の移動平均値A
を説明する。制御回路50は、ステップ106で検出さ
れたパルス信号の周期をn個(なお、本形態では、10
0個)記憶している。そして、第1の移動平均値Aは、
今回検出されたパルス信号の周期(101番目)を含む
複数のパルス信号の周期(本形態では、3個(99、1
00、101番目のパルス信号の周期))の移動平均値
である。
【0045】次のステップ124で、第2の移動平均値
Bを演算する。第2の移動平均値Bは、少なくとも第1
の移動平均値のパルス信号の周期より過去のパルス信号
の周期を含むパルス信号の周期の移動平均値であり、本
形態では、89、90、91番目のパルス信号の周期の
移動平均値である。
【0046】ステップ126で、第1の移動平均値Aか
ら第2の移動平均値Bを減算して、差Cを求める。
【0047】ステップ128で、差Cがしきい値Thよ
り大きいか否かを判断し、差Cがしきい値Thより大き
い場合には、過負荷と判断することができ、ステップ1
30でモータの駆動を一定量反転させて停止してステッ
プ132に進む。なお、差Cがしきい値Thより大きく
ない場合には、ステップ132に進む。
【0048】ステップ132では、最も古いパルス信号
の周期(1番目のパルス信号の周期、なお、本ルーチン
が実行される毎に、2、3、・・・番目のパルス信号の
周期と変更される)に代えて今回検出したパルス信号の
周期(101番目のパルス信号の周期)を記憶して、本
ルーチンを終了する。
【0049】以上説明したように本形態によれば、パル
ス信号の立ち上がりが検出されてからON状態の最大値
より大きい時間、パルス信号の立ち上がりをマスクして
いることから、ON状態の時間に導体部への汚れ等の付
着によって第1パルス電極端子及び第2パルス電極端子
がバウンドし、本来1パルスであっても複数パルスが生
じたと誤検出することを無くすことができる。
【0050】また、パルス信号の立ち上がりを検出して
からパルス信号の最小周期より短い時間、パルス信号の
立ち上がりをマスクしていることから、パルス信号の立
ち上がりからマスク時間内に非導体部に汚れ(導体)等
が付着してもパルス信号の立ち上がりを検出せず、パル
ス信号の誤検出するを無くすことができる。
【0051】このように、パルス信号の立ち上がりを正
確に求めることができるので、パルス信号の周期を正確
に検出することができる。
【0052】以上説明した第1の実施の形態では、パル
ス信号の立ち上がりが検出されてからマスク時間内にパ
ルス信号の立ち上がりが検出されたとしても、当該パル
ス信号の立ち上がりを無視するようにして、マスク時
間、パルス信号の立ち上がりをマスクするようにしてい
るが、本発明はこれに限定されるものでなく、パルス信
号の立ち上がりが検出されてからマスク時間内にパルス
信号の立ち上がりが検出されても当該パルス信号の立ち
上がりをパルス信号の周期の算出に用いないようにし
て、マスク時間、パルス信号の立ち上がりをマスクする
ようにしてもよい。更に、パルス信号の立ち上がりが検
出されてからマスク時間第1パルス電極端子に電源の投
入を遮断するようにして、マスク時間、パルス信号の立
ち上がりをマスクするようにしてもよい。
【0053】また、前述した第1の実施の形態では、パ
ルス信号の周期はパルス信号の立ち上がりに基づいて検
出するようにしているが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、パルス信号の立ち下がりに基づいて検出する
ようにしてもよい。
【0054】前述した第1の実施の形態では、予め定め
られたしきい値を用いているが、本発明はこれに限定さ
れるものでなく、モータ負荷の変化に対して遅れかつ追
従して変化するしきい値を用いるようにしてもよい。
【0055】すなわち、電源回路51からモータ22に
は一定電圧が供給されており、ドアガラス20を上昇す
るためのモータ22の回転速度はモータ負荷に対応し、
モータ22の回転速度はパルス信号発生器38により発
生したパルス信号の周期に対応する。よって、パルス信
号の周期はモータ負荷に対応する。
【0056】ところで、ドアガラス20を上昇するため
のモータ22の回転速度は、脈動等がなければ一定であ
る。従って、パルス信号発生器38からのパルス信号の
周期も一定である。
【0057】しかしながら、モータには脈動が生ずるの
が一般的である。よって、この脈動によるモータ負荷が
変化し、パルス信号の周期が変化する。よって、パルス
信号の周期の変化量で本来異物を挟み込んでいないのに
挟み込んでいると誤検出しないように、しきい値を高く
設定する。
【0058】さらに、各パワーウィンドウ装置毎のばら
つき、経時変化、温度等により、ドアガラスを移動させ
るためのレギュレータ機構部等の摩擦係数が大きくな
り、これに伴い、上述した脈動によるパルス信号の周期
の変化量が大きくなり、大きくなったモータ負荷の変化
量で誤検出しないように、しきい値を更に高く設定して
いる。
【0059】このようにしきい値を高く設定すると、異
物の挟み込みを検出することの可能なモータ負荷が高く
なる。すなわち、上記レギュレータ機構部等の摩擦係数
が小さく、通常のドアガラスの移動に伴うモータ負荷が
小さいときに異物の挟み込みがあった場合にも、しきい
値が高く設定されているため、過負荷であっても過負荷
でないと判断され、過負荷と判断されるモータ負荷が高
くなる。
【0060】従って、モータ負荷の変化に対して遅れか
つ追従して変化するしきい値を用いれば、脈動によるモ
ータ負荷の変化量で過負荷と判断されないようにしきい
値を高く一定値に設定せずとも、過負荷か否かを適正に
判断できるしきい値がモータ負荷の変化に対して遅れか
つ追従して変化し、過負荷か否かを適正に判断すること
ができ、過負荷と判断されるモータ負荷を低くすること
ができる、という効果が得られる。
【0061】ところで、ステップ132(図7参照)
で、最も古いパルス信号の周期に代えて今回検出したパ
ルス信号の周期を記憶している。よって、今回検出した
パルス信号の周期を含んでn個のパルス信号の周期を記
憶している。そこで、ステップ132の後に、n個のパ
ルス信号の周期の第3の移動平均値を演算して記憶して
おければ、次にメインルーチンが実行された場合に、ス
テップ126とステップ128の間において、記憶した
第3の移動平均値に基づいて図8に示すしきい値を取り
込み、ステップ110のしきい値として用いるようにす
ることができる。なお、このしきい値は、前述した脈動
によって生ずるパルス信号の周期の変化量(ノイズ)を
越えると共に、過負荷でないと判断できる変化量であ
る。また、しきい値を取り込むための第3の移動平均値
は、今回取り込んだパルス信号の周期(最新のパルス信
号の周期)を含んでいないことから、しきい値は、モー
タ負荷(パルス信号の周期)の変化に遅れかつ追従して
変化する。
【0062】なお、図8に示すように、第3の移動平均
値としきい値との関係をマップとして記憶することに限
定されず、第3の移動平均値としきい値とを対応して記
憶したデータテーブルを用い、第3の移動平均値から補
完法によりこのデータテーブルからしきい値を求めるよ
うにしてもよく、第3の移動平均値としきい値との関係
を示す関係式を記憶し、この関係式及び第3の移動平均
値に基づいてしきい値を求めるようにしてもよい。
【0063】このように、モータ負荷の変化に対して遅
れかつ追従して変化するしきい値を用いれば、本発明
は、次のようになる。
【0064】モータの回転に同期してパルス信号を発生
するパルス信号発生手段と、前記パルス信号発生手段に
より発生されたパルス信号の立ち上がり又は立ち下がり
を検出する検出手段と、前記検出手段によりパルス信号
の立ち上がり又は立ち下がりが検出されてからパルス信
号の最小周期より短いマスク時間、パルス信号の立ち上
がり又は立ち下がりをマスクするマスク手段と、前記マ
スク時間以外で前記検出手段により検出された最新のパ
ルス信号の立ち上がり又は立ち下がりに基づいてパルス
信号の周期を演算する周期演算手段と、モータ負荷の変
化に対して遅れかつ追従して変化するしきい値を設定す
る設定手段と、前記周期演算手段により演算されたパル
ス信号の周期に基づいてモータ負荷を検出するモータ負
荷検出手段と、前記モータ負荷検出手段により検出され
たモータ負荷が前記設定手段により設定されたしきい値
より大きいか否かを判断する判断手段と、前記判断手段
による判断結果が肯定判定である場合にモータの駆動を
一定量反転させて停止する停止手段と、を備えたモータ
駆動制御装置。
【0065】ここで、前記マスク手段は、前記検出手段
によりパルス信号の立ち上がり又は立ち下がりが検出さ
れてからパルス信号の最小周期より短くかつ最大パルス
幅より長いマスク時間、パルス信号の立ち上がり又は立
ち下がりをマスクするようにしてもよい。
【0066】また、前記モータ負荷検出手段は、前記周
期演算手段により演算された最新のパルス信号の周期を
含むパルス信号の周期の第1の移動平均値と少なくとも
前記第1の移動平均値のパルス信号の周期より過去のパ
ルス信号の周期を含む第2の移動平均値との差をモータ
負荷として検出するようにしてもよい。この場合、前記
設定手段は、最新のパルス信号の周期を除くパルス信号
の周期の第3の移動平均値に基づいてしきい値を設定す
るようにしてもよい。このように最新のパルス信号の周
期を除いているので、第3の移動平均値は、モータ負荷
の変化に対応して変化するが、追従して変化する。
【0067】また、前述した第1の実施の形態では、検
出されたパルス信号の周期を100個記憶しているが、
この値は100に限定されるものではない。また、第1
及び第2の移動平均値は3個のパルス信号の周期の移動
平均値であるが、この値は3個に限定されず、各々3個
以外でもよく、各々異なる個数のパルス信号の周期の移
動平均値でもよい。
【0068】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。本形態の構成は前述した第1の実施の形態と同様で
あるので、その説明を省略する。
【0069】また、本形態の作用は前述した第1の実施
の形態と略同様であるが、ステップ108(図5参照)
のみが異なるので、以下、ステップ108を図9に示し
たフローチャートに沿って説明する。ステップ144
で、移動平均値P0 を演算する。ここで、移動平均値P
0 を説明する。制御回路50は、本ルーチンが実行され
て検出されたパルス信号の周期をn個(なお、本形態で
は、16個、なお、16個に限定されない)記憶してい
る。そして、移動平均値P0 は、ステップ106で得ら
れたパルス信号Pn の周期を含まない過去の複数のパル
ス信号の周期(本形態では、16個(Pn-16、Pn-15
・・・Pn-1 ))の移動平均値である。
【0070】ステップ146で、パルス信号Pn から移
動平均値P0 を減算して、差Cを求める。
【0071】ステップ148で、差Cがしきい値Thよ
り大きいか否かを判断する。なお、しきい値Thは、図
10に示すように、移動平均値P0 に対応して予め記憶
された関数であり、マップとなって記憶されている。よ
って、ステップ128では、移動平均値P0 に基づいて
このマップからしきい値Thを取り込むと共に差Cがこ
のしきい値Thより大きいか否かを判断する。なお、マ
ップとして記憶する場合に限定されず、データテーブル
となって記憶され、移動平均値P0 に基づいて補完法に
よりしきい値Thを求めるようにしてもよく、移動平均
値P0 としきい値Thとの関係を示す関係式を記憶し、
この関係式及び移動平均値P0 に基づいてしきい値Th
を求めるようにしてもよい。
【0072】差Cがしきい値Thより大きい場合には、
過負荷と判断することができ、ステップ150でモータ
を一定量反転させて停止してステップ152に進む。な
お、差Cがしきい値Thより大きくない場合には、ステ
ップ152に進む。
【0073】ステップ152では、最も古いパルス信号
の周期(Pn-16、なお、本ルーチンが実行される毎に、
n-15、Pn-14、・・・と変更される)に代えて今回検
出したパルス信号の周期Pn を記憶して、本ルーチンを
終了する。
【0074】以上説明した第2の実施の形態では、パル
ス信号の立ち上がりが検出されてからマスク時間内にパ
ルス信号の立ち上がりが検出されたとしても、当該パル
ス信号の立ち上がりを無視するようにして、マスク時
間、パルス信号の立ち上がりをマスクするようにしてい
るが、本発明はこれに限定されるものでなく、パルス信
号の立ち上がりが検出されてからマスク時間内にパルス
信号の立ち上がりが検出されても当該パルス信号の立ち
上がりをパルス信号の周期の算出に用いないようにし
て、マスク時間、パルス信号の立ち上がりをマスクする
ようにしてもよい。更に、パルス信号の立ち上がりが検
出されてからマスク時間第1パルス電極端子に電源の投
入を遮断するようにして、マスク時間、パルス信号の立
ち上がりをマスクするようにしてもよい。
【0075】また、前述した第2の実施の形態では、パ
ルス信号の周期はパルス信号の立ち上がりに基づいて検
出するようにしているが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、パルス信号の立ち下がりに基づいて検出する
ようにしてもよい。
【0076】以上説明した第1及び第2の実施の形態で
は、2つの摺動接点を備えたパルス信号発生器を用いて
いるが、本発明はこれに限定されるものでなく、モータ
軸に設けられたロータリーエンコーダをパルス信号発生
手段として用いてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、パルス信号の立ち上がり又は立ち下がりが検出され
てからパルス信号の最小周期より短いマスク時間、パル
ス信号の立ち上がり又は立ち下がりをマスクすることか
ら、マスク時間内の誤って発生したパルス信号の立ち上
がり又は立ち下がりをマスクすることができ、パルス信
号の周期を正確に検出することができる、という効果を
有する。
【0078】請求項2記載の発明は、マスク時間はパル
ス信号の最小周期より短くかつ最大パルス幅より長い時
間であることから、パルス信号が検出されてから最大パ
ルス幅が経過するまでの誤って発生したパルス信号の立
ち上がり又は立ち下がりをマスクすることができ、パル
ス信号の周期を正確に検出することができる、という効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】パワーウィンドウマスタスイッチ及びドアスイ
ッチの取り付け位置を示す図である。
【図2】パワーウィンドウ装置のドアガラスを昇降させ
るための構造を示した説明図である。
【図3】第1実施の形態のモータ駆動制御装置が適用さ
れたパワーウィンドウ装置の制御系を示したブロック図
である。
【図4】パルス信号発生器の詳細を示した図である。
【図5】本形態のメインルーチンを示したフローチャー
トである。
【図6】マスク時間を示した線図である。
【図7】メインルーチンのステップ108のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図8】本形態の変形例にかかる第3の移動平均値と、
パルス信号の周期の変化量及びしきい値との関係を示し
た線図である。
【図9】第2の実施の形態のメインルーチンを示したフ
ローチャートである。
【図10】移動平均値としきい値との関係を示したマッ
プである。
【図11】従来のパルス信号発生器を説明する説明図で
ある。
【図12】ON状態時に導体部に汚れや異物が付着して
摺動接点がバウンドして発生されたパルス信号を示した
線図である。
【符号の説明】
22 制御回路 38 パルス信号発生器 42 導体部 44 非導体部 46 第1パルス電極接点 48 第2パルス電極接点 51 電源回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−269225(JP,A) 特開 平7−286477(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 15/00 - 15/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転に同期してパルス信号を発
    生するパルス信号発生手段と、 前記パルス信号発生手段により発生されたパルス信号の
    立ち上がり又は立ち下がりを検出する検出手段と、 前記検出手段によりパルス信号の立ち上がり又は立ち下
    がりが検出されてからパルス信号の最小周期より短いマ
    スク時間、パルス信号の立ち上がり又は立ち下がりをマ
    スクするマスク手段と、 前記マスク時間以外で前記検出手段により検出されたパ
    ルス信号の立ち上がり又は立ち下がりに基づいてパルス
    信号の周期を演算する周期演算手段と、 前記周期演算手段により演算されたパルス信号の周期に
    基づいてモータ負荷を検出するモータ負荷検出手段と、 前記モータ負荷検出手段により検出されたモータ負荷が
    しきい値より大きいか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段による判断結果が肯定判定である場合にモ
    ータの駆動を一定量反転させて停止する停止手段と、 を備えたモータ駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 モータの回転に同期してパルス信号を発
    生するパルス信号発生手段と、 前記パルス信号発生手段により発生されたパルス信号の
    立ち上がり又は立ち下がりを検出する検出手段と、 前記検出手段によりパルス信号の立ち上がり又は立ち下
    がりが検出されてからパルス信号の最小周期より短くか
    つ最大パルス幅より長いマスク時間、パルス信号の立ち
    上がり又は立ち下がりをマスクするマスク手段と、 前記マスク時間以外で前記検出手段により検出されたパ
    ルス信号の立ち上がり又は立ち下がりに基づいてパルス
    信号の周期を演算する周期演算手段と、 前記周期演算手段により演算されたパルス信号の周期に
    基づいてモータ負荷を検出するモータ負荷検出手段と、 前記モータ負荷検出手段により検出されたモータ負荷が
    しきい値より大きいか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段による判断結果が肯定判定である場合にモ
    ータの駆動を一定量反転させて停止する停止手段と、 を備えたモータ駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記モータ負荷検出手段は、前記周期演
    算手段により演算された最新のパルス信号の周期を含む
    パルス信号の周期の第1の移動平均値と少なくとも前記
    第1の移動平均値のパルス信号の周期より過去のパルス
    信号の周期を含む第2の移動平均値との差をモータ負荷
    として検出することを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載のモータ駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記モータ負荷検出手段は、前記周期演
    算手段により演算された最新のパルス信号の周期と該最
    新のパルス信号の周期を含まない過去のパルス信号の周
    期の移動平均値との差をモータ負荷として検出すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のモータ駆動制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記パルス信号発生手段は、ON状態の
    時間がOFF状態の時間より短いパルス信号を発生する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ
    駆動制御装置。
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