JP3387281B2 - 開閉体の開閉制御装置 - Google Patents

開閉体の開閉制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓・扉等の開閉体
の開閉動作中に手などが狭まれたことを検知し、安全に
動作する開閉体の開閉制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両にはパワーウインドと称され
る窓ガラス等の開閉制御装置が標準装備化が進んでい
る。この種の開閉制御装置では、車両の窓や扉をモータ
駆動により開閉しており、開閉中に異物が狭まると、こ
れを検出してモータの駆動を停止することが知られてい
る。従来の開閉制御装置としては、例えば、特公平2−
6648号公報に示されるように、窓を開閉駆動するモ
ータの電流を監視し、この電流がしきい値以上になった
時に、異物の狭さみ込みを検出(狭さみ込み発生と判
断)し、モータの動作を停止又は反転することで、手な
どの異物を挟んだままにしないようにしている。また、
窓の全閉位置でもモータ電流が増加するので、リミット
スイッチ等の全閉位置検出手段を設け、全閉位置では挟
み込み検出をしないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
開閉制御装置では、モータ電流に基づいて挟み込み検出
を行う構成になっているのに対し、他の負荷の影響によ
り電源電圧が変動してモータに印加される電圧が変動し
た時にもモータ電流が変動するため、それを挟み込み発
生と誤検出してしまう問題があった。また、電圧の変化
量を検出して、挟み込み検出を行うものもあるが、電流
との時間遅れがあることにより、動作精度が低下する問
題がある。さらにまた、上記とは別の構成として、モー
タの回転速度を監視し、回転速度がしきい値以下になっ
た時に、挟み込み検出を行うものがあるが、このような
開閉制御装置においても、電源電圧が低下した時に回転
速度が低下するため、電源電圧の低下に影響された回転
速度の低下を、挟み込み発生と誤検出してしまう問題が
あった。
【0004】本発明は、上述した問題を解決するために
なされたものであり、電源電圧又はモータに印加される
電圧変動を監視し、その変化量がある所定値を越えた場
合には、その影響を考慮して異物の挟み込み検出を行わ
ないようにして、徒に誤検出動作を起こさないようにし
て、高精度な動作が得られる開閉体の開閉制御装置を提
供することを目的としている。さらにまた、電源電圧又
はモータに印加される電圧の変化量の変化量を監視する
ことにより、誤検出動作を起こさないようにして、より
一層高精度な動作が得られる開閉体の開閉制御装置を提
供することことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、窓・扉等の開閉体をモータの駆動
により開閉制御する開閉体の開閉制御装置において、モ
ータの電圧の微分量を検出する電圧変化量検出手段と、
モータの電流の微分量を検出する電流変化量検出手段
と、各検出手段により検出されたモータの電圧微分量
び電流微分量を、それぞれ所定のしきい値と比較する比
較手段とを備え、その比較の結果、電圧微量がしきい値
以下で、かつ電流微分量がしきい値以上の場合に、モー
タを停止又は反転させるようにしたものである。また、
請求項2の発明は、窓・扉等の開閉体をモータの駆動に
より開閉制御する開閉体の開閉制御装置において、モー
タの電圧の微分量を検出する電圧変化量検出手段と、モ
ータの回転速度の微分量を検出する回転速度変化量検出
手段と、各検出手段により検出されたモータの電圧微分
及び回転速度微分量を、それぞれ所定のしきい値と比
較する比較手段とを備え、その比較の結果、電圧微分量
がしきい値以下で、かつ回転速度微分量がしきい値以上
の場合に、モータを停止又は反転させるようにしたもの
である。また、請求項3の発明は、窓・扉等の開閉体を
モータの駆動により開閉制御する開閉体の開閉制御装置
において、モータの電圧変化量の変化量を検出する手段
と、モータの電流の変化量を検出する電流変化量検出手
段と、各検出手段により検出されたモータの電圧変化量
の変化量及び電流変化量を、それぞれ所定のしきい値と
比較する比較手段とを備え、その比較の結果、電圧変化
量の変化量がしきい値以下で、かつ電流変化量がしきい
値以上の場合に、モータを停止又は反転させるようにし
たものである。また、請求項4の発明は、窓・扉等の開
閉体をモータの駆動により開閉制御する開閉体の開閉制
御装置において、モータの電圧変化量の変化量を検出す
る手段と、モータの回転速度の変化量を検出する回転速
度変化量検出手段と、各検出手段により検出されたモー
タの電圧変化量の変化量及び回転速度変化量を、それぞ
れ所定のしきい値と比較する比較手段とを備え、その比
較の結果、電圧変化量の変化量がしきい値以下で、かつ
回転速度変化量がしきい値以上の場合に、モータを停止
又は反転させるようにしたものである。また、請求項5
の発明は、請求項1乃至請求項4に記載の開閉体の開閉
制御装置を用いたパワーウインドシステムであって、操
作スイッチを操作することによりモータが駆動され、開
閉体としての窓の開閉動作を制御するものである。
【0006】
【作用】上記構成を有する請求項1の構成においては、
モータの電圧微分量がしきい値以下で、かつモータの電
微分量がしきい値以上の場合に、異物の挟み込み発生
と判断し、モータを停止又は反転させる。また、請求項
2の構成においては、モータの電圧微分量がしきい値以
下で、かつモータの回転速度微分量がしきい値以上の場
合に、異物の挟み込み発生と判断し、モータを停止又は
反転させる。また、請求項3の構成においては、モータ
の電圧変化量の変化量がしきい値以下で、かつモータの
電流変化量がしきい値以上の場合に、異物の挟み込み発
生と判断し、モータを停止又は反転させる。また、請求
項4の構成においては、モータの電圧変化量の変化量が
しきい値以下で、かつモータの回転速度変化量がしきい
値以上の場合に、異物の挟み込み発生と判断し、モータ
を停止又は反転させる。また、請求項5の構成において
は、パワーウインドシステムとして、操作スイッチを操
作することによりモータが駆動され、窓の開閉動作が制
御される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を図面を参照して説明する。開閉体の開閉制御装置1
1は、車両のパワーウインドシステムに適用され、CP
U等で構成される演算装置12と、モータの駆動方向を
変えて窓を開又は閉駆動するためのリレー駆動装置1
3,14と、回路を切り替える接点を駆動するリレー1
5,16と、窓(不図示)を開閉駆動するモータ17
と、モータ17に流れる電流を検出する電流検出装置1
8とからなる。演算装置12には、電源系の電圧、操作
系のスイッチ信号及びモータ電流検出値が入力され、ま
た、窓が全閉位置にあることを検出するリミットスイッ
チ等の検出信号と、必要に応じてモータの回転速度信号
が入力される。操作系のスイッチとしては、パワーウイ
ンドのオートスイッチ、アップ・ダウンスイッチ等が含
まれる。
【0008】演算装置12は、モータ17の駆動により
窓を閉じる動作中に、手等の異物を挟み込んだことを検
出して閉じ動作を停止する機能を持ち、しかも、電源電
圧の変動があるしきい値よりも大きい時は、誤検出防止
のため、挟み込み検出をし難くする機能を持つものであ
る。すなわち、演算装置12は、単位時間あたりの電源
電圧(モータ電圧)の変化量を監視し、その電圧変化量
がある所定値未満の場合は、電圧変化量が電流変化量や
速度変化量に与える影響は少ないので、電流変化量や回
転速度の変化量がある所定値を越えた場合に、挟み込み
を検知する。それに対し、電圧変化量がある所定値以上
の場合は、その電圧変化量が電流変化量や速度変化量に
与える影響が大きいので、電流変化量や回転速度変化量
の所定値を変化させ、挟み込みをし難くすることによっ
て、電圧変化による挟み込み検知の影響を軽減し、誤検
知を減少させるようにしている。前記電圧の変化量の監
視方法として、例えば、ある時間間隔における電圧の最
高値と最低値の差を電圧の変化量として監視する方法が
ある。その他に、ある微少な時間変化の間の電圧の変動
量、つまり電圧の微分量を前記電圧の変化量として監視
する方法がある。
【0009】図2、図3は上記の演算装置12による挟
まれ検知処理のフローチャートである。それぞれ請求項
1、2に対応している。まず、図2について説明する
と、オートスイッチがONであるかを調べ(S1)、O
Nであれば、アップ又はダウンスイッチの入力を判定し
(S2)、アップ又はダウンの駆動を出力し(S3)、
続いて、起動時間内であるかを調べる(S4)。これ
は、起動時間内は挟まれ検知をしないためである。起動
時間内でなくなってから、電圧V、電流Iを読み込み
(S5)、電圧V及び電流Iの各変化量つまり微分値を
算出する(S6)。その後、電圧Vの微分値が所定のし
きい値A(電圧変動の判定基準)より大きいかを調べ
(S7)、大きくなければ、電流Iの微分値が所定のし
きい値B(異物挟み込みの判定基準)より大きいかを調
べ(S8)、大きくなければ(S8でNO)、S1に戻
る。このルートは通常時のものである。
【0010】一方、S8で電流Iの微分値がしきい値B
よりも大きくなり(S8でYES)、全閉位置にあるか
を調べ(S10)、全閉位置にあれば、駆動出力を停止
する(S11)。それに対し、S10で全閉位置になけ
れば、異物の挟み込みが発生したと考えられるので、駆
動出力を反転、又は停止する(S12)。また、S7
で、電圧Vの微分値がしきい値Aより大きい場合は、挟
み込みの誤検出防止のために、異物挟み込み検出のしき
い値Bを、B+α(αは電圧変動があった場合に挟み込
み誤検知動作しないようにするための増分)とし(S
9)、その後、S8の判定に移る。これにより、電圧変
動時に、挟み込み検出の誤動作を起こし難くしている。
【0011】次に、図3においては、図2における電流
I及びその微分値に代えて回転速度ω及びその微分値を
用いた点が相違する。すなわち、図2のS5〜S9に対
応するステップに関して、S15では、電圧Vと回転速
度ωを読み込み、S16では、それらの微分値を算出
し、S17では、電圧Vの微分値をしきい値Aと比較
し、S18では、回転速度ωの微分値をしきい値C(異
物挟み込みの判定基準)と比較する。S19ではCをC
+β(βは電圧変動があった場合に挟み込み誤検知動作
しないようにするための増分)とする。その他の処理は
図2と同様である。このような検知動作においても、図
2と同等な作用効果が得られる。
【0012】次に、他の実施例による演算装置12の処
理について説明する。演算装置12は、単位時間あたり
の電圧と電流のそれぞれの変化量の変化量を監視し、電
圧と電流の変化量の変化量がある所定値未満の場合は、
電圧と電流の変化量の変化量が電流の変化量や速度の変
化量に与える影響は少ないので、電流の変化量や回転速
度の変化量がある所定値を越えた場合に、挟み込みを検
知する。それに対し、電圧と電流の変化量の変化量があ
る所定値以上の場合は、電圧と電流の変化量の変化量が
電流の変化量や速度の変化量に与える影響が大きいの
で、電流の変化量や回転速度の変化量の所定値を変化さ
せ、挟み込みをし難くすることによって、電圧変化によ
る挟み込みの検知の影響を軽減し、誤検知を減少させる
ようにしている。前記電圧と電流の変化量の変化量の監
視方法として、例えば、ある時間間隔における電圧及び
電流の変化量の最高値と最低値の差を電圧と電流の変化
量の変化量として監視する方法がある。その他に、ある
微少な時間変化の間の電圧及び電流の変動量の変動量、
つまり電圧の及び電流の2次微分量を電圧と電流の変化
量の変化量として監視する方法がある。
【0013】図4、図5は上述の他の実施例の演算装置
12による挟まれ検知処理のフローチャートである。そ
れぞれ請求項3,4に対応している。まず、図4につい
て説明すると、電圧V及び電流Iの各微分値の2次微分
値(加速度となる)を算出し、それを基に電圧、電流の
変動が大きい場合、挟み込み誤検知をしないように、し
きい値を変える点が、上記図2と相違する。すなわち、
図1のS5〜S9に対応するステップに関して、S26
で、電圧V及び電流Iの各微分値と、さらに各々の2次
微分値を算出し、S27で、各2次微分値としきい値
D,E(電圧変動の判定基準)とを比較し、S28,S
29では、上記のS8,S9と同等の処理を行う。この
ような検知動作により、硬い異物は勿論のこと、柔らか
い異物(例えば人の腕等)を挟み込んだような場合で、
電流の変化が緩慢なときでも、図2の場合よりも、より
一層、挟み込み検出が精度良く行える。また、電圧変動
と挟み込みとが同時的に起こっても、確実に挟み込み検
知が可能となる。
【0014】次に、図5においては、上述の図4におけ
る電流Iの微分値による挟み込み判定に代えて、回転速
度ωの微分値を用いた点が相違する。すなわち、図4の
S25〜S29に対応するステップに関して、S35で
は、電圧Vと電流Iと回転速度ωを読み込み、S36で
は、それらの微分値と電圧Vと電流Iの2次微分値を算
出し、S37では、上記のS27と同等の処理を行い、
S38では、回転速度ωの微分値をしきい値Cと比較す
る(図3のS18と同等)。S39では、CをC+βと
する(図3のS19と同等)。その他の処理は上記と同
様である。このような検知動作により、上述の図4と同
等な作用効果が得られる。
【0015】図6(a)〜(f)は、モータ電圧と電流
の各種波形であって、電圧V(直流成分)、電流i(直
流成分)、電圧V(交流成分)、電流i(交流成分)、
電圧Vの微分値(交流成分)、電流iの微分値(交流成
分)をそれぞれ示す。この図からも、微分値を取ること
で、変化分は早いタイミングで検出できることが分か
る。なお、2次微分を取れば、変化分はさらに早いタイ
ミングで検出でき、また、電圧変動に対する電流変動の
時間遅れ(位相差)があっても、2次微分すると、いず
れも変化を早く検知可能となる。なお、上記実施例で
は、挟まれ検知は、いずれも1次微分値で行っている。
【0016】図7及び図8は、それぞれ、上述した図
2、図3、及び図4、図5の処理における電圧・電流の
変化量の監視法、及び変化量の変化量の監視法の考え方
を示す図である。図7のように、ある時間間隔における
最高値と最低値の差を監視することで変動量を知ること
ができ、また、図8のように、ある微小な時間変化の間
の変動量を監視することで変動量を知ることができる。
本発明では、これらの電圧又は電流の変動量が所定値を
越えた場合には、挟み込み検出をし難くして、誤検知が
起こり難くしているのである。
【0017】なお、本発明は上記実施例構成に限られず
種々の変形が可能である。例えば、上記実施例の図4の
S27、図5のS37では、電圧と電流の両者の2次微
分値がしきい値よりも大きいか否かにより変動判別を行
うものを示したが、電圧の2次微分値だけで判別するよ
うにすることも考えられる。また、上記では、電圧変動
があった場合についての説明をしたが、電気的ノイズに
対しても同様な作用効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
モータの電圧微分量が所定値以上の場合には異物の挟み
込みを検知せず、モータの電圧微分量が所定値以下で、
かつモータの電流微分量が所定値以上の場合に異物の挟
み込みを検知し、モータを停止又は反転させるようにし
ており、電圧微分量を挟み込み検出条件に設けたため、
モータの電圧変動によりモータ電流が増加したときに、
挟み込みを誤検出することがなくなる。また、請求項2
の発明によれば、モータの電圧微分量が所定値以上の場
合には異物の挟み込みを検知せず、モータの電圧微分量
が所定値以下で、かつモータの回転速度微分量が所定値
以上の場合に異物の挟み込みを検知し、モータを停止又
は反転させるようにしており、電圧微分量を挟み込み検
出条件に設けたため、モータ電圧変動によりモータ回転
速度が低下したときに、挟み込みを誤検出することがな
くなる。また、請求項3の発明によれば、モータの電圧
変化量の変化量が所定値以上の場合に異物の挟み込みを
検知せず、モータの電圧変化量の変化量が所定値以下
で、かつモータの電流変化量が所定値以上の場合に異物
の挟み込みを検知し、モータを停止又は反転させるよう
にしており、電圧変化量の変化量を挟み込み検出条件に
設けたため、モータ電圧変動によりモータ電流が増加し
た時に、挟み込みを誤検出することがなくなる。また、
請求項4の発明によれば、モータの電圧変化量の変化量
が所定値以上の場合には異物の挟み込みを検知せず、モ
ータの電圧変化量の変化量が所定値以下で、かつモータ
の回転速度の変化量が所定値以上の場合に異物の挟み込
みを検知し、モータを停止又は反転させるようにしてお
り、電圧変化量の変化量を挟み込み検出条件に設けたた
め、モータ電圧変動によりモータ回転速度が低下した時
に、挟み込みを誤検出することがなくなる。また、請求
項5の発明によれば、パワーウインドシステムとして、
電源電圧変動に対しても、窓の開閉動作を適切に制御す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による開閉体の開閉制御装置
の構成図である。
【図2】同実施例による開閉制御装置の挟まれ検知処理
のフローチャートである。
【図3】同実施例における開閉制御装置のフローチャー
トである。
【図4】同実施例における開閉制御装置のフローチャー
トである。
【図5】同実施例における開閉制御装置のフローチャー
トである。
【図6】同実施例の挟み込み判別方法を説明するための
波形図である。
【図7】電圧・電流の変化量の監視法を示す図である。
【図8】電圧・電流の変化量の変化量の監視法を示す図
である。
【符号の説明】
12 演算装置(電圧変化量検出手段、電流変化量検出
手段、比較手段) 17 モータ 18 電流検出装置
フロントページの続き (72)発明者 東海林 真一 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−59376(JP,A) 特開 平6−346660(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 15/00 B60J 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓・扉等の開閉体をモータの駆動により
    開閉制御する開閉体の開閉制御装置において、 前記モータの電圧の微分量を検出する電圧変化量検出手
    段と、 前記モータの電流の微分量を検出する電流変化量検出手
    段と、 前記各検出手段により検出されたモータの電圧微分量
    び電流微分量を、それぞれ所定のしきい値と比較する比
    較手段と、を備え、 前記比較の結果、前記電圧微分量がしきい値以下で、か
    つ電流微分量がしきい値以上の場合に、前記モータを停
    止又は反転させることを特徴とする開閉体の開閉制御装
    置。
  2. 【請求項2】 窓・扉等の開閉体をモータの駆動により
    開閉制御する開閉体の開閉制御装置において、 前記モータの電圧の微分量を検出する電圧変化量検出手
    段と、 前記モータの回転速度の微分量を検出する回転速度変化
    量検出手段と、 前記各検出手段により検出されたモータの電圧微分量
    び回転速度微分量を、それぞれ所定のしきい値と比較す
    る比較手段と、を備え、 前記比較の結果、前記電圧微分量がしきい値以下で、か
    つ回転速度微分量がしきい値以上の場合に、前記モータ
    を停止又は反転させることを特徴とする開閉体の開閉制
    御装置。
  3. 【請求項3】 窓・扉等の開閉体をモータの駆動により
    開閉制御する開閉体の開閉制御装置において、 前記モータの電圧変化量の変化量を検出する手段と、 前記モータの電流の変化量を検出する電流変化量検出手
    段と、 前記各検出手段により検出されたモータの電圧変化量の
    変化量及び電流変化量を、それぞれ所定のしきい値と比
    較する比較手段と、を備え、 前記比較の結果、前記電圧変化量の変化量がしきい値以
    下で、かつ電流変化量がしきい値以上の場合に、前記モ
    ータを停止又は反転させることを特徴とする開閉体の開
    閉制御装置。
  4. 【請求項4】 窓・扉等の開閉体をモータの駆動により
    開閉制御する開閉体の開閉制御装置において、 前記モータの電圧変化量の変化量を検出する手段と、 前記モータの回転速度の変化量を検出する回転速度変化
    量検出手段と、 前記各検出手段により検出されたモータの電圧変化量の
    変化量及び回転速度変化量を、それぞれ所定のしきい値
    と比較する比較手段と、を備え、 前記比較の結果、前記電圧変化量の変化量がしきい値以
    下で、かつ回転速度変化量がしきい値以上の場合に、前
    記モータを停止又は反転させることを特徴とする開閉体
    の開閉制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載の開閉体の
    開閉制御装置を用いたシステムであって、操作スイッチ
    を操作することにより前記モータが駆動され、開閉体と
    しての窓の開閉動作を制御することを特徴とするパワー
    ウインドシステム。
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