JPS63165682A - 窓ガラス開閉装置 - Google Patents

窓ガラス開閉装置

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JPS63165682A
JPS63165682A JP61240378A JP24037886A JPS63165682A JP S63165682 A JPS63165682 A JP S63165682A JP 61240378 A JP61240378 A JP 61240378A JP 24037886 A JP24037886 A JP 24037886A JP S63165682 A JPS63165682 A JP S63165682A
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signal
counter
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塚原 明彦
雄 伊藤
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、窓ガラス開閉装置に係り、特に自動車用窓ガ
ラスの自動昇降装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、自動車の窓ガラスを手動によらず開閉させる窓ガ
ラス昇降装置が普及してきている。この窓ガラス昇降装
置は、一般に正逆回転するモータを手動操作スイッチに
より作動し、窓ガラスを昇降させるものである。そして
、手動操作スイッチを投入している間、窓ガラスは上昇
または下降を続ける。このため、窓ガラスの上昇中に窓
ガラスと窓枠との間に、例えば搭乗者の手や頭などの物
体が挿入されると、この物体が窓ガラスと窓枠との間に
挾まれてしまうという問題がある。このため、この問題
点を解決する方法が種々検討されている。
例えば、特開昭60−185626号公報には、窓枠に
沿って光ファイバを組み付け、光ファイバの屈曲を検出
して物体の挾み込み等の異常を検出する旨が開示しであ
る。また、特開昭60−185625号公報には1通常
状態における窓ガラス昇降のためのモータの通電データ
のパターンを予め記憶しておき、これを基準データとし
て実際の動作時のデータと比較し、物体の挟み込み等の
異常を検出する旨が開示しである。さらに、特開昭61
−52172号公報には、直流モータの回転をパルスと
して検出し、窓ガラスが上昇途中において停止したこと
をパルスにより検出し、モータを反転させる旨が開示し
である。
〔発明が解決しようとすると問題点〕
ところが、上記特開昭60−185626号公報に記載
のものは、高価な光ファイバを窓枠に組み付ける必要が
あり、作業工数の増加や特別な検出装置を設けなければ
ならない。また、一般に挟み込み検出用のセンサを取り
付ける場合には、取り付は上の問題、窓枠や窓ガラスを
含むドア部製作上の制約やこれに伴う大幅なコストアッ
プ、または信頼性の問題により、実用化が困難であるの
が現状である。
一方、特開昭60−185625号公報に記載のものは
、実車に取り付けた窓枠と窓ガラスとの摺動抵抗を含め
た、モータ負荷のバラツキの影響を解消しているが、基
準データを記憶するために、窓ガラスを昇降させた際に
記憶用手動スイッチを操作する必要がある。また、窓ガ
ラスが全開位置または全開位置に達したことを検出する
ために、リミットスイッチを配設する必要がある。そし
て、基準データが正常動作時のデータであることについ
ての配慮もされていない。
特開昭61−52172号公報に記載のものは、窓ガラ
スの上昇が停止したのを検出してからモータを反転させ
るようにしており、応答が遅い欠点がある。
本発明は、前記従来技術の欠点を解消するためになされ
たもので、応答が早く、特別なセンサの装着が不要な物
体の挟み込み事故を防止することができる窓ガラス開閉
装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、窓ガラスを開閉する正逆回転可能なモータと
、このモータの回転数に応じたパルスを発生するパルス
発生器と、このパルス発生器の出力するパルス数を計数
するカウンタと、このカウンタの計数値に基づき、前記
窓ガラスが全開位置近傍にあるか否かを判別する窓ガラ
ス位置判別器と、前記パルス発生器が出力するパルスに
基づき、前記モータの回転速度を求める速度演算器と、
この速度演算器の出力信号に基づき、前記モータの前回
計測値に対する回転速度変化量と速度変化率との少なく
ともいずれか1つを算出する速度変化演算器と、前記窓
ガラスが閉動作中か開動作中かを判別する窓ガラス動作
判別器と、この窓ガラス動作判別器が前記窓ガラスが閉
動作中であると判別し、かつ前記窓ガラス位置判別器が
前記窓ガラスが全開位置近傍外にあると判別した場合に
、前記速度変化演算器の出力が予め定めた第1の設定値
以上のときに、前記モータを逆転させて前記窓ガラスを
開動作させる逆転指令発生器と、前記窓ガラス動作判別
器が前記窓ガラスが閉動作中であると判別し、かつ前記
窓ガラス位置判別器が前記窓ガラスが全閉位置近傍内に
あると判別した場合に、前記速度変化演算器の出力が予
め定めた第2の設定値以上のときに、前記モータの動作
を停止させる停止指令発生器とを有することを特徴とす
る特許 る窓ガラス開閉装置である。
〔作用〕
上記の如く構成した本発明においては、窓枠と窓ガラス
との間に物体が挟まれた場合、特別なセンサを装着する
ことなく、しかもモータの回転が停止する前に挟み込み
を検知し、モータを反転させて窓ガラスを下降させるた
め、挟み込まれた物体の破損や損傷をほとんどなくすこ
とができる。
〔実施例〕
本発明に係る窓ガラス開閉装置の好ましい実施例を、添
付図面に基づいて詳説する。
第3図は、本発明に係る窓ガラス開閉装置の実施例を示
すブロック図である。
第3図において、モータ10は、正逆回転可能なモータ
であって、自動車の各ドア12のそれぞる。このモータ
10は、駆動回路18を介して電源(バッテリ)Bに接
続しである。
駆動回路18は、パルス発生回路2oとコントローラ2
2の中央処理ユニット(CPU)24に接続しである。
コントローラ22は、図示しない定電圧回路を介して電
源Bに接続してあり、内部にCPU24に接続したカウ
ンタ26が設けである。そして、CPU24は、搭乗者
が操作する操作スイッチパネル28により、窓ガラス1
6の上昇要求信号30aまたは下降要求信号30bを受
け、上昇信号32a、下降信号32bを駆動回路18に
出力する。駆動回路18は、CPU24の出力信号に応
じて窓ガラスを上昇させる正転駆動信号34aまたは窓
ガラスを下降させる逆転駆動信号34bをモータ10に
与える。
パルス発生回路20は、後述するパルス信号をCPU2
4とカウンタ26とに出力する。CPU24は、カウン
タ26が計数したパルス数により、窓ガラス16の位置
を検出する。即ち、CPU24は、パルス数と窓ガラス
位置とを対応させたマツプ36を有しており、例えばパ
ルス数がOであるときには、窓ガラスが全閉しており、
パルス数が2000(PM^X)のときには、窓ガラス
が全開していることを検知できる。なお、第3図に示し
た符号38は、窓枠14と窓ガラス16との間に挟まれ
た物体を示す。
上記の如く構成した実施例の作用は、次のとおりである
搭乗者が窓ガラス16を上昇させたいときには、操作ス
イッチパネル28のUPボタンを押す。これにより、操
作スイッチパネル28から上昇要求信号30aがCPU
24に入力される。CPU24は、上昇要求信号30a
が入力されると、上昇信号32aを駆動回路18に出力
し、駆動回路18が正転駆動信号34aを出力してモー
タ10を電源Bkこ接続し、窓ガラス16が上昇するよ
うに駆動する。
モータ10が回転すると、その回転数に対応したリップ
ル電流がモータ電流に発生する。このリップル電流の脈
動波形は、駆動回路18を介してパルス発生回路20に
導かれる。パルス発生回路20は、リップル電流の脈動
波形を波形整形し、モータパルス信号をCPU24とカ
ウンタ26とに送出する。カウンタ26は、後述する如
くCPU24により、窓ガラス16が上昇するときにカ
ウントダウン、窓ガラス16が下降するときにカウント
アツプするように作動させられる。従って、カウンタ2
6は、パルス発生回路20がモータ10の正転に伴って
発生するモータパルス信号を受けると、順次パルス信号
数に応じてカウントダウンしていく。
一方、CPU24は、第1図に示したフローチャートに
従って、窓枠14と窓ガラス16との間に物体38の挟
み込みがあるか否かの判別を常時行っている。CPU2
4は、ステップ100においてモータ10の作動命令(
上昇要求信号30aまたは下降要求信号30bの入力)
があるか否かの判断をし、作動命令がなければ第2図に
示す割込処理の受付を禁止してステップ114に進み、
作動命令があればステップ101に進み、第2図に示す
割込処理の要求を受付ける。
CPU24には、第4図に示す如く一定周期、例えば1
00μ86Cごとにタイマ割込信号が与えられ、ステッ
プ101の割込受付可能の状態のときに、タイマ割込信
号が発生すると、第2図に示した割込処理を実行する。
この割込処理は、パルス発生回路20が出力するモータ
パルス信号に基づいて、現在の窓ガラス位置とモータ速
度とを検出するもので、まずステップ50においてモー
タパルス信号の電圧レベルがO(ローレベル)から1(
ハイレベル)に変化したか否かの判断がなされる。変化
がなければステップ64にスキップし、割込プログラム
を終了する。また、CPU24は、ステップ50におい
て前回よりも今回の方が電圧レベルが高くなっている場
合、即ち電圧レベルがO→1に変化したときは、ステッ
プ52に進み、窓ガラス16が上昇(UP)中か否か判
断する。窓ガラス16が上昇中であれば、ステップ54
に進んでカウンタ26を1だけデクリメント(カウント
ダウン)し、下降中であれば、ステップ56に進みカウ
ンタ26を1だけインクリメント(カウントアツプ)し
てステップ58に進む。
モータパルス信号、即ちモータ10のリップル電流によ
る脈動波形は、モータ10が1回転する間に一定の回数
(モータ1oの回転子のセグメント数)発生することが
周知であり、またモータ回転数は、窓ガラス16が連結
している昇降機構により、窓ガラスの上昇分または下降
分と比例している。従って、第3図に示した窓ガラスの
全閉位置から全開位置までの全ストロークを窓ガラスが
昇降したときの モータ回転数は一定となるので、例え
ば窓ガラス16の全閉位置のカウンタ26の値をOとし
、窓ガラス16の全開位置の値PMAχを2000にす
れば、カウンタ26の内容により窓ガラス16の位置を
検出することができる。即ち、ステップ54.56は、
窓ガラス16の現在位置を検出していることになる。
ステップ58では、モータが起動時であるか否かの判断
がなされる。
モータ10の回転速度は、第6図(A)に窓ガラス16
の上昇時を例にとって示す如く、モータ起動時(初期動
作時)は、変化が大きい。従って、初期動作時、例えば
モータ10を起動してから、100〜200 m5ec
の間は、過渡状態であるので、ステップ64に進み、割
込プログラムを終了する。そして、CPU24は、ステ
ップ58においてモータ起動時でないと判断したときに
、ステップ60に進んで現在のモータ10の回転速度(
モータパルス信号の周期)TPを算出し、ステップ62
に示す如く図示しないメモリの速度データテーブルに格
納し、ステップ64に進んで割込処理を終了する。この
周期Tpの算出は、前回の割込処理時に、ステップ60
を通った1時から、今回の割込処理によりステップ60
を通過するまでの経過時間を算出することにより求める
。即ち、第4図に示すようにモータパルス信号がO→1
に変化した後のタイマ割込信号から、モータパルス信号
が次に0→1に変化した後のタイマ割込信号までの時間
をモータパルスの周期Tpとしている。
従って、タイマ割込信号の周期が100μsecであれ
ば、モータパルス信号の周期Tpの算出精度は、Tp 
±100μsecとなる。
なお、実験データによると、周期Tpは、窓枠14と窓
ガラス16との摺動抵抗を含めたモータ10の負荷、モ
ータの種類等によって異なるが、最大速度時の実測値は
約1 、2 m5ecであり、算出値は1.1〜1 、
3 m5ecであった。従って、両者の差は、最大で約
10%程度となる。しかし、物体を挟み込んだ場合には
、モータ速度が長くなり、周期Tpが大きくなるため、
誤差が小さくなって実用上まったく問題ないことが実験
により確認されている。さらに周期TP  (モータ速
度)の検出精度を向上させたい場合には、タイマ割込信
号の周期を小さくするか、またはモータパルス周期をm
回測定し、その平均値を現在のモータ速度とみなす方法
をとってもよい。
前記した速度データテーブルは、例えば第5図に示すよ
うになっており、前回までのn個の周期Tpを古い順か
ら配列してあり、ステップ62を通るたびごとに、時間
的に一番古い周期TPnが抹消され、従来のTpがTp
zに、T P 1がTP2のように更新されていく。
CPU24は、ステップ64に達して割込処理が終了す
ると、第1図に示したメインルーチンに戻り、ステップ
102に進み、モータ10の起動時か否かの判断を行う
。起動時であれば、ステップ103に進み上昇動作か否
かの判断がなされる。
もし、操作スイッチパネル28からの入力信号が上昇要
求信号30aであれば、上昇動作と判断してステップ1
04に進み、駆動回路18に上昇信号32bを出力して
ステップ100に戻る。またCPU24に入力されてい
る信号が下降要求信号30bであれば、CPU24はス
テップ103からステップ117に進み、駆動回路18
に下降信号32bを出力してステップ100に戻る。
ステップ102においてモータ起動時でないと判断され
たとき、即ちモータを起動してから所定時間が経過した
、モータ10が定常の作動状態にあるときには、ステッ
プ105に進み第5図に示した速度データテーブルの前
回までのn個の速度データ(モータパルス信号の周期)
の平均値T。
を、次式により求める。
即ち、ステップ105は、直前のモータ速度の算出を行
っている。その後、CPU24は、ステップ106に進
み、上昇動作か否かの判断をし、上昇動作であればステ
ップ107に進み、窓ガラスの現在位置が全閉位置範囲
(全開位置近傍)にあるか否かを判別する。この全閉位
置範囲とは、第6図(A)に示す如く、モータ10が減
速して速度変化率が大きくなっても、窓ガラス16を全
開にするためのモータロックであると判断してよい位置
であり、物体38の挟み込みのおそれがない位置である
。具体的には、カウンタ26の値が予め定められた範囲
、例えば0〜100(第3図の0〜p)の範囲にあるこ
とである。
窓ガラス16が全閉位置範囲外にあれば、ステップ10
8に進み、現在のモータ速度とステップ105で算出し
た前回のモータ速度との比、即ちモータ速度変化率T 
p / T−が、予め定めた値α以上かどうを判断する
。これにより物体の挟み込みがあるかどうかの判別が可
能となる。即ち、物体の挟み込みがあると、モータに加
わる負荷が大きくなり、第7図(A)に示す如くモータ
回転速度が減少して、モータパルス信号の周期TFの値
が大きくなる。従って、モータ速度が下がり、第7図(
B)に示す如< (Tp/T−)≧αであれば、物体3
8の挟み込みがあると判断している。
なお、モータ速度は、正常動作時であっても窓枠14と
窓ガラス16との摺動抵抗等のモータに対する負荷の増
減、電源電圧の変動等により、第6図(B)に示す如く
多少変動する。従って、αの値を設定する場合には、実
験を重ねて適正な値に選定する必要がある。
ステップ108で物体の挟み込みがあると判断したとき
には、ステップ109に進み、CPU24は駆動回路1
8に下降信号32bを送出し、モータ10を反転させ、
窓ガラス16を下降させる。この窓ガラス16の下降は
、ステップ110において、(TP/TII)≧βと判
断されるまで行なわれる。このβの値は、β〉αに讃定
しである。
これは、第6図(B)に窓ガラスの上昇時を例にとって
示すように、窓ガラスの全開、全開位置ではモータ速度
の変化率が大きくなるので、これを検知するためである
。また、α〈βとすることにより、全開時に比べてモー
タの減速が小さいうちに、即ち物体を挟み込む力が弱い
うちに挟み込みを検知し、モータを反転させて物体の挟
み込みを回避できる。
CPU24は、ステップ110で窓ガラスが全開したこ
とを検知したときは、ステップ111に進み、カウンタ
26の値を再セットする。これは、窓ガラス16の位置
検出の信頼性を上げるためである。即ち、モータ16の
電源変動または誘導雑音の混入等により、カウンタ26
がモータパルス信号をミスカウントする可能性があり、
窓ガラス16の全開時に基準値を再セットし、全開時に
後述するようにカウンタ26をゼロクリアし、カウンタ
の値と実際の窓ガラスの位置とがずれることを防止して
いる。
次に、CPU24は、ステップ114に進み、セットす
る。即ち、ステップ115では、速度データテーブル中
のすべての値をT++1にする。これは、モータが起動
して初期動作時をすぎ、最初にステップ102からステ
ップ105に進み、モータ速度を算出するときのデータ
となる。T Illは実験により求める。
ステップ115でTmlのセットが終了した後は、再び
ステップ100に戻る。
なお、ステップ106でUP動作、即ち窓ガラスが上昇
動作でないと判断したときには、ステップ116に進み
、窓ガラスが全開位置が否かの判断を行う。窓ガラスが
全開位置であれば、ステップ111に進み、全開位置で
なればステップ117に進んで、駆動回路18に下降信
号を与え、ステップ100に戻る。
また、CPU24は、ステップ106でUP動作と判断
し、ステップ107で窓ガラス16が全閉位置範囲内で
あると判断したときにはステップ112に進み、(Tp
/T−)≧βかどうか、即ち窓ガラスが全開位置かどう
か判断する。窓ガラスが全閉位置であれば、ステップ1
−13に進んでカウンタ26をゼロにクリアし、ステッ
プ114゜115を実行してステップ100に戻る。し
かし、ステップ112において、(T P / T −
) <βと判断したときには、窓ガラスはまだ全閉され
ていないので、ステップ104に進み、駆動回路18に
上昇信号を与えてステップ100に戻る。
さらに、CPU24は、ステップ106においてUP動
作と判断し、窓ガラスが全開位置範囲外であるとステッ
プ107で判別し、ステップ108で物体の挟み込みが
ないと判断したときには、ステップ104を実行してス
テップ100に戻る。
以上のように、本実施例においては、モータの速度等の
絶対量でないモータの速度変動率を監視することにより
、モータ負荷のバラツキによる影響を少なくすることが
できる。そして、比較値(設定値)αの値を適切な値に
選定することにより、物体の挟み込みを早目に検知し、
窓ガラスを全開位置まで下降させることにより、挟み込
んだ物体の破損や損傷をなくすことができ、安全性が極
めて高い。また、全開、全開位置では、αより大きな値
の比較値βを使用しているため、モータの速度変動率が
かなり大きくならないと、即ち締込み力が見分大きくな
らないとモータ10が停止しないため、窓ガラス16を
確実に全開、全開することが可能となる。
さらに、本実施例においては、モータ10の回転数をカ
ウンタ26により計数し、窓ガラス16の位置を検出し
ており、モータ本体を含めた伝達機構部には一切のセン
サ類を装着していないため、コストの低減と各種の制約
をなくすことができる。
そして、カウンタの値は、窓ガラスの全開時にゼロクリ
アし、全開時に再セットするための、誤動作をなくして
窓ガラスの位置を正確に検出できる。
また、窓ガラスの位置を正確に検出できるところから、
全開位置範囲を小さくするが可能となり、挾み込んだ物
体がかなり小さくとも挟み込みを検出することができる
第8図、第9図は、本発明の他実施例を説明するフロー
チャートであり、モータ10の速度によって物体38の
挟み込みを検知する例を示している。
CPU24は、第8図に示した処理を常時実行しており
、ステップ150から処理を開始する。
そして、窓ガラスの昇降操作のないとき、即ち操作スイ
ッチパネル28から信号が入力されないときは、すべて
の信号が発生していないため、ステップ152、ステッ
プ154からステップ156に進む。そして、CPU2
4は、ステップ156で上昇信号32aを消滅させた後
、ステップ158゜160を経てステップ162に進み
、第9図に示した割込処理を禁止してステップ152に
戻る。
操作スイッチパネル28から上昇要求信号30aがCP
U24に入力されると、CPU24は、ステップ154
からステップ164に進み、駆動回路18に上昇信号3
4aを送出し、モータ10を窓ガラス16が上昇する方
向に回転(正転)させる。その後、ステップ166に進
み、第9図に示した割込処理の受付けを可能とし、パル
ス発生回路20が送出するモータパルス信号をトリガと
して割込ルーチンに入る。
第9図に示した割込処理は、第2図に示した窓ガラス位
置の検出に相当するもので、ステップ200でパルス発
生回路2oが出力するモータ10の回転速度であるモー
タパルス信号の周波数(以下パルス周波数と称す)を設
定値foと比較する。そして、パルス周波数> f o
なら、即ちパルス周波数が異常に大きいときは、ノイズ
と判断して第8図のメインルーチンに戻る。ステップ2
00テrYE SJ I、−rjワ上昇信号発生ならカ
ウンタを1だけカウントダウンし、下降信号発生なら1
だけカウントアツプし、メインルーチンに戻ってステッ
プ168に進む。
CPU24は、ステップ168で第9図の割込処理によ
りカウントダウンしたカウンタ26の値を設定値Pと比
較する。設定値Pは、第3図に示すように窓ガラス16
の全開位置範囲を示す値であり、前記した如〈実施例で
は100である。
ステップ168で窓ガラス16が全開位置範囲にあると
判断したときは、ステップ170に進み、パルス周波数
を設定値fbと比較する。この設定値fbは、先の実施
例の設定値βに相当するものである。従って、ステップ
170においてrNOJと判断したときには、窓ガラス
16がまだ全閉されていないため、ステップ152に戻
り、またrYEsJと判断したときには、窓ガラスが全
開になったため、ステップ172,174を経てステッ
プ176に進み、カウンタ26をゼロクリアしてステッ
プ152に戻る。
一方、ステップ168において「No」、即ち窓ガラス
16が全開位置範囲外にあると判断したときは、ステッ
プ178に進み、パルス周波数を設定値fHと比較する
。この設定値fHは、先の実施例の設定値αに相当する
ものである。そして、ステップ178でrNOJならば
、物体の挟み込みがないので、ステップ152に戻り、
rYEsJならば、物体の挟み込みがあると判断し、ス
テップ180,182を経てステップ184に進み、異
常信号を発生させてステップ152に戻る。
ステップ184で異常信号を発生してステップ152に
戻ったCPU24は、ステップ186に進んで駆動回路
18に下降信号32bを出力し、モータ10を反転させ
て窓ガラス16を下降させる。その後、ステップ188
に進んで第9図の割込処理(カウンタのカウントアツプ
0)をし、ステップ190に進む。ステップ190でr
NOJであれば、窓ガラス16が全開されていないので
ステップ152に戻り、186,188,190のルー
プを実行する。そして、ステップ190においてrYE
SJと判断したときには、窓ガラスが全開であるため、
ステップ192,194を経てステップ196に進み、
カウンタ26の値をPH^Xに再セットした後、ステッ
プ198で異常信号を消滅してステップ152に戻る。
んだ物体の破損、損傷を防ぐことができる。
前記実施例においては、自動車ドアの窓ガラスを開閉さ
せる装置について説明したが、自動車の屋根に取り付け
られる窓ガラスや、ドア、シャッタの開閉装置としても
適用することができる。
〔発明の効果〕
以上に説明した如く、本発明にすれば、センサやスイッ
チ数を特に設けることなく、物体の挟み込みを早期に検
出することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る窓ガラス開閉装置の実施例の動作
を説明するフローチャート、第2図は同実施例における
窓ガラス位置とモータ速度とを求める方法のフローチャ
ート、第3図は同実施例のブロック構成図、第4図は第
2図の割込処理タイミングとパルス発生回路が発生する
モータパルス信号の説明図、第5図はモータ速度変化率
を算出するために用いるモータ速度データテーブルの一
例を示す説明図、第6図(A)は窓ガラス位置とモータ
速度との関係を示す説明図、第6図(B)は窓ガラス位
置とモータ速度変化率との関係を示す説明図、第7図(
A、 )は物体を挟み込んだときのモータ速度の変化の
説明図、第7図(B)は物体を挟み込んだときのモータ
速度変化率の説明図、第8図および第9図は本発明に係
る他の実施例の動作を説明するフローチャートである。 10・・・モータ、14・・・窓枠、16・・・窓ガラ
ス、18・・・駆動回路、20・・・パルス発生回路、
22・・・コントローラ、24・・・CPU(中央処理
ユニット)、26・・・カウンタ、28・・・操作スイ
ッチパネル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、窓ガラスを開閉する正逆回転可能なモータと、この
    モータの回転数に応じたパルスを発生するパルス発生器
    と、このパルス発生器の出力するパルス数を計数するカ
    ウンタと、このカウンタの計数値に基づき、前記窓ガラ
    スが全閉位置近傍にあるか否かを判別する窓ガラス位置
    判別器と、前記パルス発生器が出力するパルスに基づき
    、前記モータの回転速度を求める速度演算器と、この速
    度演算器の出力信号に基づき、前記モータの前回計測値
    に対する回転速度変化量と速度変化率との少なくともい
    ずれか1つを算出する速度変化演算器と、前記窓ガラス
    が閉動作中か開動作中かを判別する窓ガラス動作判別器
    と、この窓ガラス動作判別器が前記窓ガラスが閉動作中
    であると判別し、かつ前記窓ガラス位置判別器が前記窓
    ガラスが全閉位置近傍外にあると判別した場合に、前記
    速度変化演算器の出力が予め定めた第1の設定値以上の
    ときに、前記モータを逆転させて前記窓ガラスを開動作
    させる逆転指令発生器と、前記窓ガラス動作判別器が前
    記窓ガラスが閉動作中であると判別し、かつ前記窓ガラ
    ス位置判別器が前記窓ガラスが全閉位置近傍内にあると
    判別した場合に、前記速度変化演算器の出力が予め定め
    た第2の設定値以上のときに、前記モータの動作を停止
    させる停止指令発生器とを有することを特徴とする窓ガ
    ラス開閉装置。 2、特許請求の範囲第1項に記載の開閉装置において、
    予め定めた第2の設定値は、予め定めた第1の設定値よ
    り大きいことを特徴とする窓ガラス開閉装置。
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