JP3314547B2 - 車両用パワーウインドゥ装置 - Google Patents
車両用パワーウインドゥ装置Info
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- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 claims description 10
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータを利用して車両
用窓を開閉する車両用パワーウインドゥ装置に関する。
用窓を開閉する車両用パワーウインドゥ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータを利用して、自動車等の車両の窓
を開閉する車両用パワーウインドゥ装置は種々のものが
開発され、実用化されているが、このような車両用パワ
ーウインドゥ装置は車両用窓の内側の側部に設けられた
開閉スイッチを単に押すという操作を行うだけで車両用
窓を非常に簡単に開閉することができるため、車両の走
行の安全性を向上することができる。
を開閉する車両用パワーウインドゥ装置は種々のものが
開発され、実用化されているが、このような車両用パワ
ーウインドゥ装置は車両用窓の内側の側部に設けられた
開閉スイッチを単に押すという操作を行うだけで車両用
窓を非常に簡単に開閉することができるため、車両の走
行の安全性を向上することができる。
【0003】また、上述したように、開閉スイッチを単
に押すだけで窓の開閉を行うことができ、従来のように
比較的重いハンドルレバーを回転させる必要もないた
め、子供や老人等のように力の弱い者でも簡単に窓の開
閉を行うことができるが、しかしながら単に開閉スイッ
チを押すだけで窓を開閉し得るものであるため、誤って
開閉スイッチに触れて押してしまって、窓を閉じる動作
を行い、この閉じる場合に、窓に物などが挟まってしま
うことがある。
に押すだけで窓の開閉を行うことができ、従来のように
比較的重いハンドルレバーを回転させる必要もないた
め、子供や老人等のように力の弱い者でも簡単に窓の開
閉を行うことができるが、しかしながら単に開閉スイッ
チを押すだけで窓を開閉し得るものであるため、誤って
開閉スイッチに触れて押してしまって、窓を閉じる動作
を行い、この閉じる場合に、窓に物などが挟まってしま
うことがある。
【0004】このように閉成中の車両用窓に物などが挟
み込まれてしまったことを検出する従来の車両用パワー
ウインドゥ装置として、例えば実公平5−12464号
公報に開示されている自動車用窓ガラスの自動昇降装置
がある。
み込まれてしまったことを検出する従来の車両用パワー
ウインドゥ装置として、例えば実公平5−12464号
公報に開示されている自動車用窓ガラスの自動昇降装置
がある。
【0005】この従来の装置は、車両用窓を開閉するた
めのモータを駆動する脈動電流をパルス信号として取り
出して計数することにより、開閉中の窓ガラスの位置や
開閉速度を検出し、窓ガラスの全閉位置範囲外において
モータの速度が低下した場合に、窓ガラスに物体が挟み
込まれたものと判断して、モータを逆転させ、これによ
り窓ガラスを下降させて、窓ガラスに挟まれた物体を取
り出せるようにしている。
めのモータを駆動する脈動電流をパルス信号として取り
出して計数することにより、開閉中の窓ガラスの位置や
開閉速度を検出し、窓ガラスの全閉位置範囲外において
モータの速度が低下した場合に、窓ガラスに物体が挟み
込まれたものと判断して、モータを逆転させ、これによ
り窓ガラスを下降させて、窓ガラスに挟まれた物体を取
り出せるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置で
は、物体が窓ガラスに挟み込まれたことの検出動作は行
うことができるが、例えばパワーウインドゥ用部品の経
時変化による窓の摺動抵抗が増大したことによりモータ
に通常よりも大きな負荷がかかった場合と、物が窓に挟
み込まれたことによりモータに大きな負荷がかかった場
合との区別ができず、場合によって経時劣化による窓の
摺動抵抗の増大によるモータへの大きな負荷を物が車両
用窓に挟み込まれたものと誤判断し、これにより窓を閉
めることができなくなるという問題がある。
は、物体が窓ガラスに挟み込まれたことの検出動作は行
うことができるが、例えばパワーウインドゥ用部品の経
時変化による窓の摺動抵抗が増大したことによりモータ
に通常よりも大きな負荷がかかった場合と、物が窓に挟
み込まれたことによりモータに大きな負荷がかかった場
合との区別ができず、場合によって経時劣化による窓の
摺動抵抗の増大によるモータへの大きな負荷を物が車両
用窓に挟み込まれたものと誤判断し、これにより窓を閉
めることができなくなるという問題がある。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、パワーウインドゥ用部品の経
時変化による窓の摺動抵抗の増大等の不具合を適確に検
出し得る車両用パワーウインドゥ装置を提供することに
ある。
その目的とするところは、パワーウインドゥ用部品の経
時変化による窓の摺動抵抗の増大等の不具合を適確に検
出し得る車両用パワーウインドゥ装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の車両用パワーウインドゥ装置は、車両用窓
を開閉するためのモータと、このモータにかかる負荷を
検出する負荷検出手段と、この負荷検出手段で検出した
負荷に対して、パワーウインドゥ用部品の経時的変化に
よるものかどうかを判断するための第1の所定の基準負
荷および第1の所定の基準負荷よりも大きく車両用窓に
物体が挟み込まれたかどうかを判断するための第2の所
定の基準負荷とそれぞれ比較する比較手段と、この比較
手段による比較の結果、前記負荷検出手段で検出した負
荷が前記第1の所定の基準負荷よりも大きく、第2の所
定の基準負荷よりも小さい場合、パワーウインドゥ用部
品の経時的変化によるものと判断する判断手段と、前記
比較手段による比較の結果、前記モータによる車両用窓
の閉成動作時に前記負荷検出手段で検出した負荷が前記
第2の所定の基準負荷より大きい場合、車両用窓の閉成
動作を停止させるべく前記モータの動作を停止するよう
に制御する制御手段と、前記判断手段により経時的変化
が認められたときに前記制御手段による前記モータの動
作の停止制御を無効にする無効手段とを有することを要
旨とする。
め、本発明の車両用パワーウインドゥ装置は、車両用窓
を開閉するためのモータと、このモータにかかる負荷を
検出する負荷検出手段と、この負荷検出手段で検出した
負荷に対して、パワーウインドゥ用部品の経時的変化に
よるものかどうかを判断するための第1の所定の基準負
荷および第1の所定の基準負荷よりも大きく車両用窓に
物体が挟み込まれたかどうかを判断するための第2の所
定の基準負荷とそれぞれ比較する比較手段と、この比較
手段による比較の結果、前記負荷検出手段で検出した負
荷が前記第1の所定の基準負荷よりも大きく、第2の所
定の基準負荷よりも小さい場合、パワーウインドゥ用部
品の経時的変化によるものと判断する判断手段と、前記
比較手段による比較の結果、前記モータによる車両用窓
の閉成動作時に前記負荷検出手段で検出した負荷が前記
第2の所定の基準負荷より大きい場合、車両用窓の閉成
動作を停止させるべく前記モータの動作を停止するよう
に制御する制御手段と、前記判断手段により経時的変化
が認められたときに前記制御手段による前記モータの動
作の停止制御を無効にする無効手段とを有することを要
旨とする。
【0009】また、本発明の車両用パワーウインドゥ装
置は、車両用窓を開閉するためのモータと、このモータ
にかかる負荷を検出する負荷検出手段と、この負荷検出
手段で検出した負荷に対して、パワーウインドゥ用部品
の経時的変化によるものかどうかを判断するための第1
の所定の基準負荷および第1の所定の基準負荷よりも大
きく車両用窓に物体が挟み込まれたかどうかを判断する
ための第2の所定の基準負荷とそれぞれ比較する比較手
段と、この比較手段による比較の結果、前記負荷検出手
段で検出した負荷が前記第1の所定の基準負荷よりも大
きく、第2の所定の基準負荷よりも小さい場合、パワー
ウインドゥ用部品の経時的変化によるものと判断する判
断手段と、前記判断手段により経時的変化が認められた
とき、前記パワーウインドゥ用部品の経時的変化を報知
する報知手段とを有することを要旨とする。
置は、車両用窓を開閉するためのモータと、このモータ
にかかる負荷を検出する負荷検出手段と、この負荷検出
手段で検出した負荷に対して、パワーウインドゥ用部品
の経時的変化によるものかどうかを判断するための第1
の所定の基準負荷および第1の所定の基準負荷よりも大
きく車両用窓に物体が挟み込まれたかどうかを判断する
ための第2の所定の基準負荷とそれぞれ比較する比較手
段と、この比較手段による比較の結果、前記負荷検出手
段で検出した負荷が前記第1の所定の基準負荷よりも大
きく、第2の所定の基準負荷よりも小さい場合、パワー
ウインドゥ用部品の経時的変化によるものと判断する判
断手段と、前記判断手段により経時的変化が認められた
とき、前記パワーウインドゥ用部品の経時的変化を報知
する報知手段とを有することを要旨とする。
【0010】更に、本発明の車両用パワーウインドゥ装
置は、車両用窓を開閉するためのモータと、このモータ
にかかる負荷を検出する負荷検出手段と、この負荷検出
手段で検出した負荷に対して、パワーウインドゥ用部品
の経時的変化によるものかどうかを判断するための第1
の所定の基準負荷および第1の所定の基準負荷よりも大
きく車両用窓に物体が挟み込まれたかどうかを判断する
ための第2の所定の基準負荷とそれぞれ比較する比較手
段と、この比較手段による比較の結果、前記負荷検出手
段で検出した負荷が前記第1の所定の基準負荷よりも大
きく、第2の所定の基準負荷よりも小さい場合、パワー
ウインドゥ用部品の経時的変化によるものと判断する判
断手段と、前記比較手段による比較の結果、前記モータ
による車両用窓の閉成動作時に前記負荷検出手段で検出
した負荷が前記第2の所定の基準負荷より大きい場合、
車両用窓の閉成動作を停止させるべく前記モータの動作
を停止するように制御する制御手段とを備え、前記判断
手段により経時的変化が認められたときに前記制御手段
による前記モータの動作の停止制御を無効にすると共
に、前記判断手段により経時的変化が認められたとき、
前記パワーウインドゥ用部品の経時的変化を報知するこ
とを要旨とする。
置は、車両用窓を開閉するためのモータと、このモータ
にかかる負荷を検出する負荷検出手段と、この負荷検出
手段で検出した負荷に対して、パワーウインドゥ用部品
の経時的変化によるものかどうかを判断するための第1
の所定の基準負荷および第1の所定の基準負荷よりも大
きく車両用窓に物体が挟み込まれたかどうかを判断する
ための第2の所定の基準負荷とそれぞれ比較する比較手
段と、この比較手段による比較の結果、前記負荷検出手
段で検出した負荷が前記第1の所定の基準負荷よりも大
きく、第2の所定の基準負荷よりも小さい場合、パワー
ウインドゥ用部品の経時的変化によるものと判断する判
断手段と、前記比較手段による比較の結果、前記モータ
による車両用窓の閉成動作時に前記負荷検出手段で検出
した負荷が前記第2の所定の基準負荷より大きい場合、
車両用窓の閉成動作を停止させるべく前記モータの動作
を停止するように制御する制御手段とを備え、前記判断
手段により経時的変化が認められたときに前記制御手段
による前記モータの動作の停止制御を無効にすると共
に、前記判断手段により経時的変化が認められたとき、
前記パワーウインドゥ用部品の経時的変化を報知するこ
とを要旨とする。
【0011】
【作用】本発明の車両用パワーウインドゥ装置では、車
両用窓を開閉するためのモータにかかる負荷を検出し、
この検出した負荷を第1の所定の基準負荷および第2の
所定の基準負荷とそれぞれ比較し、この比較の結果、モ
ータによる車両用窓の閉成動作時に検出した負荷が第2
の所定の基準負荷より大きい場合、車両用窓の閉成動作
を停止させるべくモータの動作を停止させる。この車両
用パワーウインドゥ装置では、検出した負荷と第1の所
定の基準負荷および第2の所定の基準負荷とそれぞれ比
較した結果、検出した負荷が第1の所定の基準負荷より
も大きく、第2の所定の基準負荷よりも小さい場合、パ
ワーウインドゥ用部品の経時的変化によるものと判断
し、経時的変化が認められたときに、前記モータの動作
の停止制御を無効にする。
両用窓を開閉するためのモータにかかる負荷を検出し、
この検出した負荷を第1の所定の基準負荷および第2の
所定の基準負荷とそれぞれ比較し、この比較の結果、モ
ータによる車両用窓の閉成動作時に検出した負荷が第2
の所定の基準負荷より大きい場合、車両用窓の閉成動作
を停止させるべくモータの動作を停止させる。この車両
用パワーウインドゥ装置では、検出した負荷と第1の所
定の基準負荷および第2の所定の基準負荷とそれぞれ比
較した結果、検出した負荷が第1の所定の基準負荷より
も大きく、第2の所定の基準負荷よりも小さい場合、パ
ワーウインドゥ用部品の経時的変化によるものと判断
し、経時的変化が認められたときに、前記モータの動作
の停止制御を無効にする。
【0012】また、本発明の車両用パワーウインドゥ装
置では、車両用窓を開閉するためのモータにかかる負荷
を検出し、この検出した負荷を第1の所定の基準負荷お
よび第2の所定の基準負荷とそれぞれ比較し、この比較
の結果、モータによる車両用窓の閉成動作時に検出した
負荷が第2の所定の基準負荷より大きい場合、車両用窓
の閉成動作を停止させるべくモータの動作を停止させ
る。この車両用パワーウインドゥ装置では、検出した負
荷を第1の所定の基準負荷および第2の所定の基準負荷
とそれぞれ比較した結果、前記検出した負荷が第1の所
定の基準負荷よりも大きく、第2の所定の基準負荷より
も小さい場合、パワーウインドゥ用部品の経時的変化に
よるものと判断したときに、パワーウインドゥ用部品の
経時的変化を報知する。
置では、車両用窓を開閉するためのモータにかかる負荷
を検出し、この検出した負荷を第1の所定の基準負荷お
よび第2の所定の基準負荷とそれぞれ比較し、この比較
の結果、モータによる車両用窓の閉成動作時に検出した
負荷が第2の所定の基準負荷より大きい場合、車両用窓
の閉成動作を停止させるべくモータの動作を停止させ
る。この車両用パワーウインドゥ装置では、検出した負
荷を第1の所定の基準負荷および第2の所定の基準負荷
とそれぞれ比較した結果、前記検出した負荷が第1の所
定の基準負荷よりも大きく、第2の所定の基準負荷より
も小さい場合、パワーウインドゥ用部品の経時的変化に
よるものと判断したときに、パワーウインドゥ用部品の
経時的変化を報知する。
【0013】更に、本発明の車両用パワーウインドゥ装
置では、車両用窓を開閉するためのモータにかかる負荷
を検出し、この検出した負荷を第1の所定の基準負荷お
よび第2の所定の基準負荷とそれぞれ比較し、この比較
の結果、モータによる車両用窓の閉成動作時に検出した
負荷が第2の所定の基準負荷より大きい場合、車両用窓
の閉成動作を停止させるべくモータの動作を停止させ
る。この車両用パワーウインドゥ装置では、検出した負
荷と第1の所定の基準負荷および第2の所定の基準負荷
とそれぞれ比較した結果、検出した負荷が第1の所定の
基準負荷よりも大きく、第2の所定の基準負荷よりも小
さい場合、パワーウインドゥ用部品の経時的変化による
ものと判断し、経時的変化が認められたときに、前記モ
ータの動作の停止制御を無効にすると共に、パワーウイ
ンドゥ用部品の経時的変化を報知する。
置では、車両用窓を開閉するためのモータにかかる負荷
を検出し、この検出した負荷を第1の所定の基準負荷お
よび第2の所定の基準負荷とそれぞれ比較し、この比較
の結果、モータによる車両用窓の閉成動作時に検出した
負荷が第2の所定の基準負荷より大きい場合、車両用窓
の閉成動作を停止させるべくモータの動作を停止させ
る。この車両用パワーウインドゥ装置では、検出した負
荷と第1の所定の基準負荷および第2の所定の基準負荷
とそれぞれ比較した結果、検出した負荷が第1の所定の
基準負荷よりも大きく、第2の所定の基準負荷よりも小
さい場合、パワーウインドゥ用部品の経時的変化による
ものと判断し、経時的変化が認められたときに、前記モ
ータの動作の停止制御を無効にすると共に、パワーウイ
ンドゥ用部品の経時的変化を報知する。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0015】図1は、本発明の一実施例に係わる車両用
パワーウインドゥ装置の構成を示すブロック図である。
同図に示す車両用パワーウインドゥ装置は、図示しない
車両用窓を開閉駆動するためのパワーウインドゥモータ
1、車両用窓を閉成するための閉成指令信号を発生する
パワーウインドゥアップスイッチ3、および車両用窓を
開放するための開放指令信号を発生するパワーウインド
ゥダウンスイッチ5を有する。
パワーウインドゥ装置の構成を示すブロック図である。
同図に示す車両用パワーウインドゥ装置は、図示しない
車両用窓を開閉駆動するためのパワーウインドゥモータ
1、車両用窓を閉成するための閉成指令信号を発生する
パワーウインドゥアップスイッチ3、および車両用窓を
開放するための開放指令信号を発生するパワーウインド
ゥダウンスイッチ5を有する。
【0016】前記パワーウインドゥアップスイッチ3か
らの閉成指令信号およびパワーウインドゥダウンスイッ
チ5からの開放指令信号は、スイッチ入力部7に供給さ
れ、該スイッチ入力部7は前記閉成指令信号および開放
指令信号に基づいてそれぞれ窓閉成信号および窓開放信
号をモータ駆動部9に供給する。
らの閉成指令信号およびパワーウインドゥダウンスイッ
チ5からの開放指令信号は、スイッチ入力部7に供給さ
れ、該スイッチ入力部7は前記閉成指令信号および開放
指令信号に基づいてそれぞれ窓閉成信号および窓開放信
号をモータ駆動部9に供給する。
【0017】モータ駆動部9は、スイッチ入力部7から
の窓閉成信号および窓開放信号に応じて車両用窓を閉成
および開放するための窓閉成駆動信号および窓開放駆動
信号を前記パワーウインドゥモータ1に供給し、これに
よりパワーウインドゥモータ1を回転駆動し、車両用窓
を閉成または開放する。具体的には、モータ駆動部9
は、スイッチ入力部7から窓閉成信号を供給されると、
該モータ駆動部9の出力線9aに例えば+12ボルトの
電圧を印加し、出力線9bに例えば0ボルトの電圧を印
加し、これによりパワーウインドゥモータ1を第1の方
向に回転して、車両用窓を閉成し、またスイッチ入力部
7から窓開放信号を供給されると、前記出力線9aに例
えば0ボルトの電圧を印加し、出力線9bに例えば+1
2ボルトの電圧を印加し、これによりパワーウインドゥ
モータ1を第1の方向と逆の方向に回転して、車両用窓
を開放する。
の窓閉成信号および窓開放信号に応じて車両用窓を閉成
および開放するための窓閉成駆動信号および窓開放駆動
信号を前記パワーウインドゥモータ1に供給し、これに
よりパワーウインドゥモータ1を回転駆動し、車両用窓
を閉成または開放する。具体的には、モータ駆動部9
は、スイッチ入力部7から窓閉成信号を供給されると、
該モータ駆動部9の出力線9aに例えば+12ボルトの
電圧を印加し、出力線9bに例えば0ボルトの電圧を印
加し、これによりパワーウインドゥモータ1を第1の方
向に回転して、車両用窓を閉成し、またスイッチ入力部
7から窓開放信号を供給されると、前記出力線9aに例
えば0ボルトの電圧を印加し、出力線9bに例えば+1
2ボルトの電圧を印加し、これによりパワーウインドゥ
モータ1を第1の方向と逆の方向に回転して、車両用窓
を開放する。
【0018】なお、モータ駆動部9の一方の出力線9a
は、電流検出部11内を通ってから、パワーウインドゥ
モータ1の一方の端子に接続され、他方の出力線9bは
直接パワーウインドゥモータ1の他方の端子に接続され
ている。
は、電流検出部11内を通ってから、パワーウインドゥ
モータ1の一方の端子に接続され、他方の出力線9bは
直接パワーウインドゥモータ1の他方の端子に接続され
ている。
【0019】モータ駆動部9の一方の出力線9aが電流
検出部11内を通ることにより、該出力線9aを流れる
パワーウインドゥモータ1の駆動電流が電流検出部11
に検出され、この検出されたモータ駆動電流はレベル比
較部13の一方の入力に供給され、該レベル比較部13
の他方の入力に供給されている挟み込みレベル記憶部1
5からの所定の挟み込み検知基準電流とレベル比較部1
3において比較される。
検出部11内を通ることにより、該出力線9aを流れる
パワーウインドゥモータ1の駆動電流が電流検出部11
に検出され、この検出されたモータ駆動電流はレベル比
較部13の一方の入力に供給され、該レベル比較部13
の他方の入力に供給されている挟み込みレベル記憶部1
5からの所定の挟み込み検知基準電流とレベル比較部1
3において比較される。
【0020】挟み込みレベル記憶部15からの前記挟み
込み検知基準電流は、車両用窓を閉成する場合におい
て、車両用窓に何か物が挟み込まれてしまったか否かを
検出するために電流検出部11からのモータ駆動電流と
比較される基準電流である。具体的には、車両用窓を閉
成する場合、車両用窓に何も挟まらないときには、パワ
ーウインドゥモータ1の負荷は一定であり、従ってパワ
ーウインドゥモータ1に流れる電流も一定の値、例えば
5アンペア程度であるが、閉成中の車両用窓に何か物が
挟まった場合には、パワーウインドゥモータ1の負荷は
大きくなって、過負荷状態になり、このためにパワーウ
インドゥモータ1に流れる電流は増大し、例えば20ア
ンペア程度になる。
込み検知基準電流は、車両用窓を閉成する場合におい
て、車両用窓に何か物が挟み込まれてしまったか否かを
検出するために電流検出部11からのモータ駆動電流と
比較される基準電流である。具体的には、車両用窓を閉
成する場合、車両用窓に何も挟まらないときには、パワ
ーウインドゥモータ1の負荷は一定であり、従ってパワ
ーウインドゥモータ1に流れる電流も一定の値、例えば
5アンペア程度であるが、閉成中の車両用窓に何か物が
挟まった場合には、パワーウインドゥモータ1の負荷は
大きくなって、過負荷状態になり、このためにパワーウ
インドゥモータ1に流れる電流は増大し、例えば20ア
ンペア程度になる。
【0021】従って、この増大したモータ駆動電流をレ
ベル比較部13において挟み込み検知基準電流と比較
し、モータ駆動電流が挟み込み検知基準電流よりも大き
い場合には、挟み込みが発生したものとして、挟み込み
検知信号を出力し、この挟み込み検知信号を判断部17
に供給する。
ベル比較部13において挟み込み検知基準電流と比較
し、モータ駆動電流が挟み込み検知基準電流よりも大き
い場合には、挟み込みが発生したものとして、挟み込み
検知信号を出力し、この挟み込み検知信号を判断部17
に供給する。
【0022】すなわち、前記挟み込みレベル記憶部15
の挟み込み検知基準電流を例えば15アンペアに設定し
ておいて、この挟み込み検知基準電流をレベル比較部1
3において電流検出部11からのモータ駆動電流と比較
する場合において、車両用窓に何も挟まらず、円滑に車
両用窓が閉成するときのモータ駆動電流が5アンペア程
度の場合には、モータ駆動電流は挟み込み検知基準電流
よりも小さいので、レベル比較部13は挟み込み検知信
号を出力しないが、車両用窓に何か物が挟み込まれて、
パワーウインドゥモータ1が過負荷状態となり、モータ
駆動電流が20アンペアに増大した場合には、モータ駆
動電流が挟み込み検知基準電流よりも大きいので、レベ
ル比較部13は挟み込み検知信号をその出力線13a上
に出力する。
の挟み込み検知基準電流を例えば15アンペアに設定し
ておいて、この挟み込み検知基準電流をレベル比較部1
3において電流検出部11からのモータ駆動電流と比較
する場合において、車両用窓に何も挟まらず、円滑に車
両用窓が閉成するときのモータ駆動電流が5アンペア程
度の場合には、モータ駆動電流は挟み込み検知基準電流
よりも小さいので、レベル比較部13は挟み込み検知信
号を出力しないが、車両用窓に何か物が挟み込まれて、
パワーウインドゥモータ1が過負荷状態となり、モータ
駆動電流が20アンペアに増大した場合には、モータ駆
動電流が挟み込み検知基準電流よりも大きいので、レベ
ル比較部13は挟み込み検知信号をその出力線13a上
に出力する。
【0023】また、前記レベル比較部13には、システ
ム不全予知レベル記憶部19からシステム不全予知基準
電流が供給されており、レベル比較部13は電流検出部
11からのモータ駆動電流を挟み込みレベル記憶部15
からの挟み込み検知基準電流およびシステム不全予知レ
ベル記憶部19からのシステム不全予知基準電流とそれ
ぞれ比較する。
ム不全予知レベル記憶部19からシステム不全予知基準
電流が供給されており、レベル比較部13は電流検出部
11からのモータ駆動電流を挟み込みレベル記憶部15
からの挟み込み検知基準電流およびシステム不全予知レ
ベル記憶部19からのシステム不全予知基準電流とそれ
ぞれ比較する。
【0024】システム不全予知レベル記憶部19からの
システム不全予知基準電流は、パワーウインドゥ用部品
の経時劣化により窓の摺動抵抗が増大している場合に、
パワーウインドゥモータ1を駆動するモータ駆動電流が
通常の電流値、例えば5アンペアよりも大きくなり、例
えば12アンペア程度の電流に増大することになるが、
この増大したモータ駆動電流を検出するために設定され
る電流であり、例えば10アンペアの電流値に設定され
るものである。
システム不全予知基準電流は、パワーウインドゥ用部品
の経時劣化により窓の摺動抵抗が増大している場合に、
パワーウインドゥモータ1を駆動するモータ駆動電流が
通常の電流値、例えば5アンペアよりも大きくなり、例
えば12アンペア程度の電流に増大することになるが、
この増大したモータ駆動電流を検出するために設定され
る電流であり、例えば10アンペアの電流値に設定され
るものである。
【0025】従って、レベル比較部13は、電流検出部
11からのモータ駆動電流をシステム不全予知レベル記
憶部19からのシステム不全予知基準電流および挟み込
みレベル記憶部15からの挟み込み検知基準電流とそれ
ぞれ比較することにより、モータ駆動電流がシステム不
全予知基準電流よりも大きく、挟み込み検知基準電流よ
りも小さい場合には、パワーウインドゥ用部品の経時劣
化により摺動抵抗が増大したものであることを検知する
ことができ、これによりレベル比較部13はその出力線
13bにシステム不全予知信号を出力する。
11からのモータ駆動電流をシステム不全予知レベル記
憶部19からのシステム不全予知基準電流および挟み込
みレベル記憶部15からの挟み込み検知基準電流とそれ
ぞれ比較することにより、モータ駆動電流がシステム不
全予知基準電流よりも大きく、挟み込み検知基準電流よ
りも小さい場合には、パワーウインドゥ用部品の経時劣
化により摺動抵抗が増大したものであることを検知する
ことができ、これによりレベル比較部13はその出力線
13bにシステム不全予知信号を出力する。
【0026】レベル比較部13から出力線13a,13
bにそれぞれ出力される挟み込み検知信号およびシステ
ム不全予知信号は、判断部17に供給される。
bにそれぞれ出力される挟み込み検知信号およびシステ
ム不全予知信号は、判断部17に供給される。
【0027】判断部17は、レベル比較部13からその
出力線13aを介して挟み込み検知信号を供給される
と、閉成中の車両用窓に何か物が挟まってしまった挟み
込み状態が発生したと判断し、挟み込み発生信号を前記
モータ駆動部9およびスイッチ入力部7に供給する。
出力線13aを介して挟み込み検知信号を供給される
と、閉成中の車両用窓に何か物が挟まってしまった挟み
込み状態が発生したと判断し、挟み込み発生信号を前記
モータ駆動部9およびスイッチ入力部7に供給する。
【0028】モータ駆動部9は、判断部17から挟み込
み発生信号を供給されると、パワーウインドゥモータ1
の動作を停止させる。具体的には、モータ駆動部9は、
出力線9a,9bの両方に0ボルトの電圧を印加するこ
とにより、パワーウインドゥモータ1の動作を停止さ
せ、これ以上車両用窓が閉成されることをまず停止す
る。
み発生信号を供給されると、パワーウインドゥモータ1
の動作を停止させる。具体的には、モータ駆動部9は、
出力線9a,9bの両方に0ボルトの電圧を印加するこ
とにより、パワーウインドゥモータ1の動作を停止さ
せ、これ以上車両用窓が閉成されることをまず停止す
る。
【0029】また、判断部17は、レベル比較部13か
らその出力線13bを介してシステム不全予知信号を供
給されると、パワーウインドゥ用部品の経時劣化により
窓の摺動抵抗が増大し不具合が発生したものと判断し、
パワーウインドゥ劣化不良信号をモータ駆動部9に供給
する。モータ駆動部9は、判断部17からパワーウイン
ドゥ劣化不良信号を供給されると、前記挟み込み状態に
おけるパワーウインドゥモータ1の停止動作を中止し、
これにより窓の摺動抵抗の増大等により窓が閉められな
くなることを防止する。
らその出力線13bを介してシステム不全予知信号を供
給されると、パワーウインドゥ用部品の経時劣化により
窓の摺動抵抗が増大し不具合が発生したものと判断し、
パワーウインドゥ劣化不良信号をモータ駆動部9に供給
する。モータ駆動部9は、判断部17からパワーウイン
ドゥ劣化不良信号を供給されると、前記挟み込み状態に
おけるパワーウインドゥモータ1の停止動作を中止し、
これにより窓の摺動抵抗の増大等により窓が閉められな
くなることを防止する。
【0030】以上のように構成される車両用パワーウイ
ンドゥ装置の作用を図2に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。
ンドゥ装置の作用を図2に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0031】まず、パワーウインドゥアップスイッチ3
が操作された場合には、該パワーウインドゥアップスイ
ッチ3から閉成指令信号がスイッチ入力部7に供給さ
れ、該スイッチ入力部7からモータ駆動部9に窓閉成信
号が供給され、モータ駆動部9は出力線9aに+12ボ
ルトの電圧を印加し、出力線9bに0ボルトの電圧を印
加して、パワーウインドゥモータ1を駆動し、これによ
り車両用窓を閉成する(ステップS11,S12,S1
3)。
が操作された場合には、該パワーウインドゥアップスイ
ッチ3から閉成指令信号がスイッチ入力部7に供給さ
れ、該スイッチ入力部7からモータ駆動部9に窓閉成信
号が供給され、モータ駆動部9は出力線9aに+12ボ
ルトの電圧を印加し、出力線9bに0ボルトの電圧を印
加して、パワーウインドゥモータ1を駆動し、これによ
り車両用窓を閉成する(ステップS11,S12,S1
3)。
【0032】また、パワーウインドゥダウンスイッチ5
が操作された場合には、該パワーウインドゥダウンスイ
ッチ5から開放指令信号がスイッチ入力部7に供給さ
れ、該スイッチ入力部7からモータ駆動部9に窓開放信
号が供給され、モータ駆動部9は出力線9aに0ボルト
の電圧を印加し、出力線9bに+12ボルトの電圧を印
加して、パワーウインドゥモータ1を駆動し、これによ
り車両用窓を開放する(ステップS11,S12,S1
3)。
が操作された場合には、該パワーウインドゥダウンスイ
ッチ5から開放指令信号がスイッチ入力部7に供給さ
れ、該スイッチ入力部7からモータ駆動部9に窓開放信
号が供給され、モータ駆動部9は出力線9aに0ボルト
の電圧を印加し、出力線9bに+12ボルトの電圧を印
加して、パワーウインドゥモータ1を駆動し、これによ
り車両用窓を開放する(ステップS11,S12,S1
3)。
【0033】上述した車両用窓の閉成動作においてパワ
ーウインドゥモータ1に流れる電流は、モータ駆動部9
の出力線9aが電流検出部11を通ることにより、電流
検出部11で検出され、この検出されたモータ駆動電流
がレベル比較部13に供給される(ステップS14)。
ーウインドゥモータ1に流れる電流は、モータ駆動部9
の出力線9aが電流検出部11を通ることにより、電流
検出部11で検出され、この検出されたモータ駆動電流
がレベル比較部13に供給される(ステップS14)。
【0034】レベル比較部13は、電流検出部11から
供給されたモータ駆動電流を挟み込みレベル記憶部15
からの挟み込み検知基準電流と比較し(ステップS1
5)、モータ駆動電流が挟み込み検知基準電流よりも小
さい場合には、挟み込みの発生はないものとして、挟み
込み検知信号をその出力線13aに出力しないが、前記
レベル比較部13における比較において、モータ駆動電
流が挟み込み検知基準電流よりも大きい場合には、レベ
ル比較部13は挟み込みが発生したものとして、挟み込
み検知信号をその出力線13aに出力し、判断部17に
供給する(ステップS16)。判断部17は、レベル比
較部13から挟み込み検知信号を供給されると、挟み込
みが発生したと判断し(ステップS17)、挟み込み発
生信号をモータ駆動部9に供給する。モータ駆動部9
は、判断部17から挟み込み発生信号を供給されると、
上述したようにパワーウインドゥモータ1の動作をすぐ
に停止する。
供給されたモータ駆動電流を挟み込みレベル記憶部15
からの挟み込み検知基準電流と比較し(ステップS1
5)、モータ駆動電流が挟み込み検知基準電流よりも小
さい場合には、挟み込みの発生はないものとして、挟み
込み検知信号をその出力線13aに出力しないが、前記
レベル比較部13における比較において、モータ駆動電
流が挟み込み検知基準電流よりも大きい場合には、レベ
ル比較部13は挟み込みが発生したものとして、挟み込
み検知信号をその出力線13aに出力し、判断部17に
供給する(ステップS16)。判断部17は、レベル比
較部13から挟み込み検知信号を供給されると、挟み込
みが発生したと判断し(ステップS17)、挟み込み発
生信号をモータ駆動部9に供給する。モータ駆動部9
は、判断部17から挟み込み発生信号を供給されると、
上述したようにパワーウインドゥモータ1の動作をすぐ
に停止する。
【0035】また、レベル比較部13は、電流検出部1
1からのモータ駆動電流が挟み込み検知基準電流より小
さく、挟み込み検知信号を出力しない場合には、ステッ
プS15からステップS18に進んで、電流検出部11
からのモータ駆動電流を挟み込みレベル記憶部15から
の挟み込み検知基準電流およびシステム不全予知レベル
記憶部19からのシステム不全予知基準電流とそれぞれ
比較し(ステップS18)、モータ駆動電流がシステム
不全予知基準電流よりも大きく、挟み込み検知基準電流
よりも小さい場合には、その出力線13bを介してシス
テム不全予知信号を判断部17に供給する(ステップS
19)。
1からのモータ駆動電流が挟み込み検知基準電流より小
さく、挟み込み検知信号を出力しない場合には、ステッ
プS15からステップS18に進んで、電流検出部11
からのモータ駆動電流を挟み込みレベル記憶部15から
の挟み込み検知基準電流およびシステム不全予知レベル
記憶部19からのシステム不全予知基準電流とそれぞれ
比較し(ステップS18)、モータ駆動電流がシステム
不全予知基準電流よりも大きく、挟み込み検知基準電流
よりも小さい場合には、その出力線13bを介してシス
テム不全予知信号を判断部17に供給する(ステップS
19)。
【0036】判断部17は、レベル比較部13からその
出力線13bを介してシステム不全予知信号を一定時間
供給されると、パワーウインドゥ用部品の経時劣化によ
り窓の摺動抵抗等が増大し不具合が発生したものと判断
し(ステップS20,S21)、パワーウインドゥ劣化
不良信号をモータ駆動部9に供給する。モータ駆動部9
は、判断部17からパワーウインドゥ劣化不良信号を供
給されると、前記挟み込み状態が発生した場合のパワー
ウインドゥモータ1の停止動作を中止し、これにより窓
の摺動抵抗の増大等により窓が閉められなくなることを
防止する。
出力線13bを介してシステム不全予知信号を一定時間
供給されると、パワーウインドゥ用部品の経時劣化によ
り窓の摺動抵抗等が増大し不具合が発生したものと判断
し(ステップS20,S21)、パワーウインドゥ劣化
不良信号をモータ駆動部9に供給する。モータ駆動部9
は、判断部17からパワーウインドゥ劣化不良信号を供
給されると、前記挟み込み状態が発生した場合のパワー
ウインドゥモータ1の停止動作を中止し、これにより窓
の摺動抵抗の増大等により窓が閉められなくなることを
防止する。
【0037】なお、上記実施例では、判断部17がパワ
ーウインドゥ劣化不良信号をモータ駆動部9に供給した
場合に、挟み込み状態が発生した場合のパワーウインド
ゥモータ1の停止動作を中止し、これにより窓の摺動抵
抗の増大等により窓が閉められなくなることを防止する
ように構成しているが、この代わりにモータ駆動部9が
動作しないように制御し、これによりパワーウインドゥ
システムの動作を停止するように構成してもよい。
ーウインドゥ劣化不良信号をモータ駆動部9に供給した
場合に、挟み込み状態が発生した場合のパワーウインド
ゥモータ1の停止動作を中止し、これにより窓の摺動抵
抗の増大等により窓が閉められなくなることを防止する
ように構成しているが、この代わりにモータ駆動部9が
動作しないように制御し、これによりパワーウインドゥ
システムの動作を停止するように構成してもよい。
【0038】図3は、本発明の他の実施例に係わる車両
用パワーウインドゥ装置の構成を示すブロック図であ
る。同図に示す車両用パワーウインドゥ装置は、図1に
示した実施例に加えて、判断部17に警報手段21を接
続し、判断部17からのパワーウインドゥ劣化不良信号
を該警報手段21にも供給し、これによりパワーウイン
ドゥ劣化不良の場合に、該警報手段21から警報を発生
し、パワーウインドゥ用部品の経時劣化による窓の摺動
抵抗の増大等のパワーウインドゥの不具合が発生したこ
とを警報するように構成した点が異なるのみであり、そ
の他の構成および作用は図1に示す実施例と同じであ
る。
用パワーウインドゥ装置の構成を示すブロック図であ
る。同図に示す車両用パワーウインドゥ装置は、図1に
示した実施例に加えて、判断部17に警報手段21を接
続し、判断部17からのパワーウインドゥ劣化不良信号
を該警報手段21にも供給し、これによりパワーウイン
ドゥ劣化不良の場合に、該警報手段21から警報を発生
し、パワーウインドゥ用部品の経時劣化による窓の摺動
抵抗の増大等のパワーウインドゥの不具合が発生したこ
とを警報するように構成した点が異なるのみであり、そ
の他の構成および作用は図1に示す実施例と同じであ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車両用窓を開閉するためのモータにかかる負荷を検出
し、この検出した負荷に対して、パワーウインドゥ用部
品の経時的変化によるものかどうかを判断するための第
1の所定の基準負荷および第1の所定の基準負荷よりも
大きく車両用窓に物体が挟み込まれたかどうかを判断す
るための第2の所定の基準負荷とそれぞれ比較し、この
比較の結果、前記検出した負荷が第1の所定の基準負荷
よりも大きく、第2の所定の基準負荷よりも小さい場
合、パワーウインドゥ用部品の経時劣化による不良と判
断しているので、パワーウインドゥ用部品の経時劣化に
よる例えば窓の摺動抵抗の増大などの不具合を適確に検
出することができるとともに、通常動作と挟み込み動作
を区別することができる。また、パワーウインドゥ用部
品の経時劣化による窓の摺動抵抗の増大等の不具合を検
出した場合に、警報を発生することにより、更なる摺動
抵抗の増大などによるパワーウインドゥシステムの不動
作を未然に防止することができる。
車両用窓を開閉するためのモータにかかる負荷を検出
し、この検出した負荷に対して、パワーウインドゥ用部
品の経時的変化によるものかどうかを判断するための第
1の所定の基準負荷および第1の所定の基準負荷よりも
大きく車両用窓に物体が挟み込まれたかどうかを判断す
るための第2の所定の基準負荷とそれぞれ比較し、この
比較の結果、前記検出した負荷が第1の所定の基準負荷
よりも大きく、第2の所定の基準負荷よりも小さい場
合、パワーウインドゥ用部品の経時劣化による不良と判
断しているので、パワーウインドゥ用部品の経時劣化に
よる例えば窓の摺動抵抗の増大などの不具合を適確に検
出することができるとともに、通常動作と挟み込み動作
を区別することができる。また、パワーウインドゥ用部
品の経時劣化による窓の摺動抵抗の増大等の不具合を検
出した場合に、警報を発生することにより、更なる摺動
抵抗の増大などによるパワーウインドゥシステムの不動
作を未然に防止することができる。
【図1】本発明の一実施例に係わる車両用パワーウイン
ドゥ装置の構成を示すブロック図である。
ドゥ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す車両用パワーウインドゥ装置の作用
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図3】本発明の他の実施例に係わる車両用パワーウイ
ンドゥ装置の構成を示すブロック図である。
ンドゥ装置の構成を示すブロック図である。
1 パワーウインドゥモータ 3 パワーウインドゥアップスイッチ 5 パワーウインドゥダウンスイッチ 7 スイッチ入力部 9 モータ駆動部 11 電流検出部 13 レベル比較部 15 挟み込みレベル記憶部 17 判断部 19 システム不全予知レベル記憶部 21 警報手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 15/16 B60J 1/00
Claims (3)
- 【請求項1】 車両用窓を開閉するためのモータと、 このモータにかかる負荷を検出する負荷検出手段と、 この負荷検出手段で検出した負荷に対して、パワーウイ
ンドゥ用部品の経時的変化によるものかどうかを判断す
るための第1の所定の基準負荷および第1の所定の基準
負荷よりも大きく車両用窓に物体が挟み込まれたかどう
かを判断するための第2の所定の基準負荷とそれぞれ比
較する比較手段と、 この比較手段による比較の結果、前記負荷検出手段で検
出した負荷が前記第1の所定の基準負荷よりも大きく、
第2の所定の基準負荷よりも小さい場合、パワーウイン
ドゥ用部品の経時的変化によるものと判断する判断手段
と、前記比較手段による比較の結果、前記モータによる車両
用窓の閉成動作時に前記負荷検出手段で検出した負荷が
前記第2の所定の基準負荷より大きい場合、車両用窓の
閉成動作を停止させるべく前記モータの動作を停止する
ように制御する制御手段と、 前記判断手段により経時的変化が認められたときに前記
制御手段による前記モータの動作の停止制御を無効にす
る無効手段と を有することを特徴とする車両用パワーウ
インドゥ装置。 - 【請求項2】 車両用窓を開閉するためのモータと、 このモータにかかる負荷を検出する負荷検出手段と、 この負荷検出手段で検出した負荷に対して、パワーウイ
ンドゥ用部品の経時的変化によるものかどうかを判断す
るための第1の所定の基準負荷および第1の所定の基準
負荷よりも大きく車両用窓に物体が挟み込まれたかどう
かを判断するための第2の所定の基準負荷とそれぞれ比
較する比較手段と、 この比較手段による比較の結果、前記負荷検出手段で検
出した負荷が前記第1の所定の基準負荷よりも大きく、
第2の所定の基準負荷よりも小さい場合、パワーウイン
ドゥ用部品の経時的変化によるものと判断する判断手段
と、前記判断手段により経時的変化が認められたとき、前記
パワーウインドゥ用部品の経時的変化を報知する報知手
段と を有することを特徴とする車両用パワーウインドゥ
装置。 - 【請求項3】 車両用窓を開閉するためのモータと、 このモータにかかる負荷を検出する負荷検出手段と、 この負荷検出手段で検出した負荷に対して、パワーウイ
ンドゥ用部品の経時的変化によるものかどうかを判断す
るための第1の所定の基準負荷および第1の所定の基準
負荷よりも大きく車両用窓に物体が挟み込まれたかどう
かを判断するための第2の所定の基準負荷とそれぞれ比
較する比較手段と、 この比較手段による比較の結果、前記負荷検出手段で検
出した負荷が前記第1の所定の基準負荷よりも大きく、
第2の所定の基準負荷よりも小さい場合、パワーウイン
ドゥ用部品の経時的変化によるものと判断する判断手段
と、前記比較手段による比較の結果、前記モータによる車両
用窓の閉成動作時に前記負荷検出手段で検出した負荷が
前記第2の所定の基準負荷より大きい場合、車両用窓の
閉成動作を停止させるべく前記モータの動作を停止する
ように制御する制御手段とを備え、 前記判断手段により経時的変化が認められたときに前記
制御手段による前記モータの動作の停止制御を無効にす
ると共に、前記判断手段により経時的変化が認められた
とき、前記パワーウインドゥ用部品の経時的変化を報知
すること を特徴とする車両用パワーウインドゥ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22045094A JP3314547B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 車両用パワーウインドゥ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22045094A JP3314547B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 車両用パワーウインドゥ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0886145A JPH0886145A (ja) | 1996-04-02 |
JP3314547B2 true JP3314547B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=16751313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22045094A Expired - Fee Related JP3314547B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 車両用パワーウインドゥ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3314547B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6223382B2 (ja) * | 2015-05-12 | 2017-11-01 | オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 | パワーウインドウ制御装置 |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP22045094A patent/JP3314547B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0886145A (ja) | 1996-04-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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