JP2002096632A - 挟込検出装置及び、ウインドウ制御装置 - Google Patents

挟込検出装置及び、ウインドウ制御装置

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JP2002096632A
JP2002096632A JP2000286951A JP2000286951A JP2002096632A JP 2002096632 A JP2002096632 A JP 2002096632A JP 2000286951 A JP2000286951 A JP 2000286951A JP 2000286951 A JP2000286951 A JP 2000286951A JP 2002096632 A JP2002096632 A JP 2002096632A
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rotation speed
rough road
pinch
raising
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Yoshihiro Kawamura
佳浩 河村
Toru Ono
徹 大野
Yoshio Iwazawa
佳男 岩澤
Kazunori Ryu
一則 龍
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挟み込みの検出精度を向上した挟込検出装置
及び、挟み込みの検出精度を向上し、確実に挟み込みに
より生じる不都合を防止するウインドウ制御装置を提供
する。 【解決手段】 回転速度が予め定めた所定値を超えたと
き、悪路走行検出手段21a−2が車両の悪路走行を検
出する。回転速度が予め定めた所定値を超えた後に、前
記所定値以下となったとしても、このときから一定時
間、検出保持手段21a−3が、前記悪路走行の検出を
保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、挟込検出装置及
び、ウインドウ制御装置に係わり、特に、人の手などの
異物がウインドウガラスに挟まれる挟み込みを検出する
挟込検出装置及び、挟み込みにより生じる不都合を防止
するウインドウ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述した挟込検出装置を組み込ん
だウインドウ制御装置としては、以下に説明するような
ものが存在した。まず、ウインドウガラスを昇降させる
動力源であるウインドウモータの回転速度を逐次検出
し、現時点における回転速度と、この現時点よりも所定
時間前における回転速度との差を求める。そして、ウイ
ンドウ制御装置は、求めた回転速度差が予め定めた閾値
より高いとき、挟み込みを検出し、モータを停止又は逆
回転させて、ウインドウガラスに挟まれた人の手等の異
物を抜きやすくして、挟み込みによる不都合を防止して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車が悪
路を走行しているときに、ウインドウモータを駆動する
とモータの回転速度は振動により上下に大きく振れる。
このため、挟み込みが生じていないにも拘わらず、ウイ
ンドウモータの回転速度差が、振動により閾値を超えて
しまうことがある。
【0004】したがって、従来のような挟込検出方法で
は、振動による回転速度差の閾値超えを、挟み込みとし
て誤検出してしまうという問題があった。そこで、悪路
走行時に合わせて閾値を高めに設定して、振動により回
転速度に変動が生じても、挟み込みと誤検出しないよう
にすることが考えられる。しかし、このようにすると、
挟み込まれたときの荷重が大きくなり、安全面に問題が
生じる。
【0005】また、ウインドウガラスに加わる衝撃等を
検出する衝撃センサ等を使用して、悪路走行中であるか
否かを判断し、悪路走行中のみ閾値を高めに設定するこ
とも考えられる。しかし、この場合は、衝撃センサを追
加しなければならずコスト面に問題が生じる。
【0006】そこで、本発明は、上記のような問題点に
着目し、挟み込みの検出精度を向上した挟込検出装置及
び、挟み込みの検出精度を向上し、確実に挟み込みによ
り生じる不都合を防止するウインドウ制御装置を提供す
ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、図1(a)の基本構
成図に示すように、ウインドウガラスの昇降操作を行う
操作スイッチSW1と、前記操作スイッチによる昇降操
作に応じて、前記ウインドウガラスを昇降させる動力源
であるパワーウインドウモータMの回転速度を検出する
回転検出手段22と、前記操作スイッチが昇操作されて
いる間、前記回転速度の低下量と、挟込判定値との比較
に基づき、挟み込みを検出する挟込検出手段21a−1
と、前記回転速度が予め定めた所定値を超えたとき、前
記車両の悪路走行を検出する悪路走行検出手段21a−
2と、前記回転速度が、予め定めた所定値を超えた後
に、前記所定値以下となったときから一定時間、前記悪
路走行検出手段による前記悪路走行の検出を保持させる
検出保持手段21a−3と、前記悪路走行が検出された
とき、前記挟込判定値をより大きい値に変更する変更手
段21a−4とを備えた挟込検出装置に存する。
【0008】請求項1記載の発明によれば、回転検出手
段が、操作スイッチによる昇降操作に応じて、ウインド
ウガラスを昇降させる動力源であるパワーウインドウモ
ータの回転速度を検出する。挟込検出手段が、操作スイ
ッチが昇操作されている間、回転速度の低下量と、挟込
判定値との比較に基づき、挟み込みを検出する。回転速
度が予め定めた所定値を超えたとき、悪路走行検出手段
が車両の悪路走行を検出する。回転速度が予め定めた所
定値を超えた後に、前記所定値以下となったとしても、
このときから一定時間、検出保持手段が、前記悪路走行
の検出を保持させる。悪路走行が検出されたとき、変更
手段が、挟込判断値をより大きい値に変更する。
【0009】悪路走行中、ウインドウガラスに衝撃が加
わると、パワーウインドウモータの回転速度は、一端増
加してから減少する。以上のことに着目し、回転速度が
予め定めた所定値を超えたとき悪路走行を検出し、その
後所定値以下となっても一定時間、悪路走行の検出を保
持する。このようにすれば、悪路走行に起因して回転速
度の低下が生じるとき、確実に挟込判定値を大きく変更
することができ、衝撃による回転速度の低下を挟み込み
と誤検出することを防止する。また、悪路走行時以外は
挟込判定値が大きい値に変更されることがないため、挟
み込みが生じたときは迅速に検出することができる。し
かも、回転速度から悪路走行を検出することにより、悪
路走行を検出する衝撃センサ等を別途に設ける必要がな
い。
【0010】請求項2記載の発明は、図1(a)の基本
構成図に示すように、ウインドウガラスの昇降操作を行
う操作スイッチSW1と、前記操作スイッチによる昇降
操作に応じて、前記ウインドウガラスを昇降させる動力
源であるパワーウインドウモータMの回転速度を検出す
る回転検出手段22と、前記操作スイッチが昇操作され
ている間、前記回転速度の低下量と、挟込判定値との比
較に基づき、挟み込みを検出する挟込検出手段21a−
1と、前記回転速度の増加量が予め定めた所定値を超え
たとき、前記車両の悪路走行を検出する悪路走行検出手
段21a−2と、前記回転速度の増加量が予め定めた所
定値を超えた後に、前記所定値以下となったときから一
定時間、前記悪路走行検出手段による前記悪路走行の検
出を保持させる検出保持手段21a−3と、前記悪路走
行が検出されたとき、前記挟込判定値をより大きい値に
変更する変更手段21a−4とを備えた挟込検出装置に
存する。
【0011】請求項2記載の発明によれば、回転検出手
段が、操作スイッチによる昇降操作に応じて、ウインド
ウガラスを昇降させる動力源であるパワーウインドウモ
ータの回転速度を検出する。挟込検出手段が、操作スイ
ッチが昇操作されている間、回転速度の低下量と、挟込
判定値との比較に基づき、挟み込みを検出する。回転速
度の増加量が予め定めた所定値を超えたとき、悪路走行
検出手段が、車両の悪路走行を検出する。検出保持手段
が、回転速度の増加量が予め定めた所定値を超えた後
に、所定値以下となったときから一定時間、悪路走行検
出手段による悪路走行の検出を保持させる。変更手段
が、悪路走行が検出されたとき、挟込判定値をより大き
い値に変更する。
【0012】悪路走行中、ウインドウガラスに衝撃が加
わると、パワーウインドウモータの回転速度は、一端増
加してから減少する。以上のことに着目し、回転速度の
増加量が予め定めた所定値を超えたとき悪路走行を検出
し、その後、増加量が所定値以下となっても一定時間、
悪路走行の検出を保持する。このようにすれば、悪路走
行に起因して回転速度の低下が生じるとき、確実に挟込
判定値を大きく変更することができ、衝撃による回転速
度の低下を挟み込みと誤検出することを防止する。ま
た、悪路走行時以外は挟込判定値が大きい値に変更され
ることがないため、挟み込みが生じたときは迅速に検出
することができる。しかも、回転速度から悪路走行を検
出することにより、悪路走行を検出する衝撃センサ等を
別途に設ける必要がない。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は、2
項記載の挟込検出装置において、前記挟込検出手段は、
単位時間当たりの前記回転速度の低下量と、前記挟込判
定値とを比較し、前記挟込判定値を超えた前記低下量
が、所定時間以上継続したとき、挟み込みを検出する挟
込検出装置に存する。
【0014】請求項3記載の発明によれば、挟込判定値
を超えた低下量が、所定時間以上継続したとき、挟込検
出手段が挟み込みを検出する。従って、回転速度が多少
増減したとしても、挟み込みと誤検出することがなくな
る。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の挟
込検出装置において、前記変更手段は、前記悪路走行が
検出されたとき、前記所定時間を、より大きい値に変更
する挟込検出装置に存する。
【0016】請求項4記載の発明によれば、挟み込み発
生時は、回転速度の低下する時間が継続することに着目
し、変更手段が、悪路走行が検出されたとき、挟込判定
値だけでなく、所定時間もより大きい値に変更するの
で、振動による回転速度の低下を挟み込みと誤検出する
ことをより一層確実に防ぐことができる。
【0017】請求項5記載の発明は、図1(b)の基本
構成図に示すように、ウインドウガラスの昇降操作を行
う操作スイッチSW1と、該操作スイッチによる昇降操
作に応じて、前記ウインドウガラスを昇降させる動力源
であるパワーウインドウMの回転速度を検出する回転検
出手段22と、前記操作スイッチが昇操作されている間
に、前記回転速度の低下を検出したとき、当該回転速度
の低下開始時から一定時間後までの間の低下量に基づ
き、挟み込みを検出する挟込検出手段21a−1とを備
えた挟込検出装置に存する。
【0018】請求項5記載の発明によれば、回転検出手
段が、操作スイッチによる昇降操作に応じて、ウインド
ウガラスを昇降させる動力源であるパワーウインドウモ
ータの回転速度を検出する。挟込検出手段が、回転速度
の低下を検出したとき、その回転速度の低下開始時から
一定時間後までの間の低下量に基づき、挟込を検出す
る。
【0019】悪路走行中、ウインドウガラスに衝撃が加
わると、回転速度は一端増加してから急激に低下する。
一方、挟み込みが発生したときは、最初は緩やかに低下
し、徐々に低下量が増大する。以上のことに着目し、回
転速度の低下を検出したとき、その回転速度の低下開始
から一定時間後までの間の低下量が多ければ、悪路走行
時の衝撃に起因する低下であると判断し、低下量が少な
ければ、挟み込みに起因する低下であると判断すること
により、衝撃に起因する回転速度の低下を挟み込みと誤
検出することなく、悪路走行時の挟み込みを、通常走行
時と同じ精度にすることができる。
【0020】請求項6記載の発明は、図1(a)の基本
構成図に示すように、ウインドウガラスの昇降操作を行
う操作スイッチSW1と、前記操作スイッチによる昇降
操作に応じて、前記ウインドウガラスを昇降させる動力
源であるパワーウインドウモータMに対する通電のオン
オフと共に、当該通電方向の切り替えを行う切替手段R
と、前記パワーウインドウモータの回転速度を検出する
回転検出手段22と、前記操作スイッチが昇操作されて
いる間、前記回転速度の低下量と、挟込判定値との比較
に基づき、挟み込みを検出する挟込検出手段21a−1
と、前記回転速度が予め定めた所定値を超えたとき、前
記車両の悪路走行を検出する悪路走行検出手段21a−
2と、前記回転速度が、予め定めた所定値を超えた後
に、前記所定値以下となったときから一定時間、前記悪
路走行検出手段による前記悪路走行の検出を保持させる
検出保持手段21a−3と、前記悪路走行が検出された
とき、前記挟込判定値をより大きい値に変更する変更手
段21a−4と、前記挟み込みが検出されたとき、前記
パワーウインドウモータに対する通電をオフ又は、通電
方向を切り替えるように、前記切替手段を制御する切替
制御手段21a−5とを備えたウインドウ制御装置に存
する。
【0021】請求項6記載の発明によれば、回転速度が
予め定めた所定値を超えたとき、悪路走行を検出し、そ
の後所定値以下となっても一定時間悪路走行の検出を保
持する。従って、悪路走行に起因して回転速度の低下が
生じるとき、確実に挟込判定値を大きく変更することが
でき、衝撃による回転速度の低下を挟み込みと誤検出す
ることを防止する。また、悪路走行時以外は挟込判定値
が大きい値に変更されることがないため、挟み込みが生
じたときは迅速に検出することができる。しかも、回転
速度から悪路走行を検出することにより、悪路走行を検
出する衝撃センサ等を別途に設ける必要がない。
【0022】請求項7記載の発明は、図1(a)の基本
構成図に示すように、ウインドウガラスの昇降操作を行
う操作スイッチSW1と、前記操作スイッチによる昇降
操作に応じて、前記ウインドウガラスを昇降させる動力
源であるパワーウインドウモータMに対する通電のオン
オフと共に、当該通電方向の切り替えを行う切替手段R
と、前記パワーウインドウモータの回転速度を検出する
回転検出手段22と、前記操作スイッチが昇操作されて
いる間、前記回転速度の低下量と、挟込判定値との比較
に基づき、挟み込みを検出する挟込検出手段21a−1
と、前記回転速度の増加量が予め定めた所定値を超えた
後に、前記車両の悪路走行を検出する悪路走行検出手段
21a−2と、前記回転速度の増加量が予め定めた所定
値を超えた後に、前記所定値以下となったときから一定
時間、前記悪路走行検出手段による前記悪路走行の検出
を保持させる検出保持手段21a−3と、前記悪路走行
が検出されたとき、前記挟込判定値をより大きい値に変
更する変更手段21a−4と、前記挟み込みが検出され
たとき、前記パワーウインドウモータに対する通電をオ
フ又は、通電方向を切り替えるように、前記切替手段を
制御する切替制御手段21a−5とを備えたウインドウ
制御装置に存する。
【0023】請求項7記載の発明によれば、回転速度の
増加量が予め定めた所定値を超えたとき、悪路走行を検
出し、その後所定値以下となっても一定時間悪路走行の
検出を保持する。従って、悪路走行に起因して回転速度
の低下が生じるとき、確実に挟込判定値を大きく変更す
ることができ、衝撃による回転速度の低下を挟み込みと
誤検出することを防止する。また、悪路走行時以外は挟
込判定値が大きい値に変更されることがないため、挟み
込みが生じたときは迅速に検出することができる。しか
も、回転速度から悪路走行を検出することにより、悪路
走行を検出する衝撃センサ等を別途に設ける必要がな
い。
【0024】請求項8記載の発明は、図1(b)の基本
構成図に示すように、ウインドウガラスの昇降操作を行
う操作スイッチSW1と、前記操作スイッチの昇降操作
に応じて、前記ウインドウガラスを昇降させる動力源で
あるパワーウインドウモータMに対する通電のオンオフ
と共に、当該通電方向の切り替えを行う切替手段Rと、
前記パワーウインドウモータの回転速度を検出する回転
検出手段22と、前記操作スイッチが昇操作されている
間に、前記回転速度の低下を検出したとき、当該回転速
度の低下開始時から一定時間後までの間の低下量に基づ
き、挟み込みを検出する挟込検出手段21a−1と、前
記挟み込みが検出されたとき、前記パワーウインドウモ
ータに対する通電をオフ又は、通電方向を切り替えるよ
うに、前記切替手段を制御する切替制御手段21a−5
とを備えたウインドウ制御装置に存する。
【0025】請求項8記載の発明によれば、回転速度の
低下を検出したとき、その回転速度の低下開始から一定
時間後までの間の低下量に基づき、挟み込みを検出する
ことにより、振動による回転速度の低下を挟み込みと誤
検出することなく、悪路走行時の挟み込みを、通常走行
時と同じ精度にすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】第1実施の形態 以下、この発明の第1実施の形態を図面を参照して説明
する。図2は、本発明の挟込検出装置及び、ウインドウ
制御装置を組み込んだパワーウインドウ装置の一実施の
形態を示す回路図である。同図において、パワーウイン
ドウ装置は、ウインドウガラスを昇降させる動力源であ
るパワーウインドウモータM(以下、P/WモータM)
を備えている。
【0027】上記P/WモータMは、一端がリレーR1
に、他端がリレーR2に接続されている。上記リレーR
1及び、R2の接点は、常時アース側に接続され、マイ
クロコンピュータ21(以下、μCOM21)から供給
される昇駆動信号S11・降駆動信号S21の供給を受
けて車載バッテリB側に切り替わる。
【0028】詳細には、μCOM21からリレーR1に
対して昇駆動信号S11が供給されると、リレーR1の
接点が車載バッテリB側に接続される。このとき、リレ
ーR2の接点はアース側に接続されているため、P/W
モータMにはリレーR1→リレーR2方向の通電電流I
1が流れる。そして、この通電電流I1によってP/W
モータMは、ウインドウガラスを上昇させる。
【0029】一方、μCOM21からリレーR2に対し
て降駆動信号S21が供給されると、リレーR2の接点
が、車載バッテリB側に接続される。このとき、リレー
R1の接点はアースに接続されているため、P/Wモー
タMにはリレーR2→リレーR1方向の通電電流I2が
流れる。この通電電流I2によってP/WモータMは、
ウインドウガラスを下降させる。以上のことから、リレ
ーR1及び、R2が切替手段を構成していることがわか
る。
【0030】上述したμCOM21は、プログラムに従
って各種の処理を行う中央演算ユニット(CPU)21
aと、CPU21aが行う処理プログラムなどを格納し
た読み出し専用メモリであるROM21bと、CPU2
1aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種
データを格納するデータ格納エリアなどを有する読み出
し書き込み自在のメモリであるRAM21cなどを内蔵
し、これらが図示しないバスラインによって相互接続さ
れている。
【0031】上記μCOM21には、ウインドウガラス
の昇降操作を行うために設けられた操作スイッチとして
のウインドウスイッチSW1が接続され、乗車員によ
り、ウインドウスイッチSW1の昇操作が行われると、
Lレベルの昇信号S12が供給される。一方、降操作が
行われると、Lレベルの降信号S22が供給される。μ
COM21にはまた、P/WモータMが単位回転する毎
に1パルス出力する回転検出手段としての回転センサ2
2とが接続されている。
【0032】μCOM21にはさらに、P/WモータM
の回転に同期して回転し、ウインドウガラスが全閉状態
となったときHレベルの位置信号S4を出力するリミッ
トスイッチSW2と、イグニッションスイッチSW3
(以下、IGスイッチSW3)とが接続されている。な
お、上述したリレーR1及び、R2、μCOM21、ウ
インドウスイッチSW1、回転センサ22は、ウインド
ウ制御装置2内に設けられている。
【0033】上述した構成の挟込検出装置及び、ウイン
ドウ制御装置を組み込んだパワーウインドウ装置の動作
を以下説明する。上述したCPU21aは、リレーR1
及び、R2の切替制御を行うことにより、P/Wモータ
Mの駆動を制御するモータ駆動処理を行う。このモータ
駆動処理により、P/WモータMがウインドウガラスを
上昇させたり、下降させたりする。
【0034】さらに、CPU21aは、回転センサ22
の出力パルスに基づき、P/WモータMの回転速度を求
める回転検出処理、単位時間当たりの回転速度の低下量
が、予め定めた挟込判定値を所定時間以上継続して超え
たとき、人の手等の異物がウインドウガラスに挟まれた
ことを検出する挟込検出処理、車両の悪路走行を検出す
る悪路走行検出処理及び、悪路走行が検出されたとき、
挟込判定値及び、所定時間を、より大きい値に変更する
変更処理を行う。
【0035】上述したCPU21aは、悪路走行中の回
転速度変化に着目した悪路走行検出処理を行っている。
すなわち、図3に示すように、P/WモータMの回転速
度は、乗車員によるウインドウスイッチSW1の昇操作
に応じて、増加した後、一定速度に安定する。
【0036】このとき、悪路走行中であると、衝撃によ
りウインドウガラスが上下し、このウインドウガラスの
上下に応じてP/WモータMの回転速度も上下する(図
3のA、B参照)。以上のことに着目し、CPU21a
は、回転速度が所定値Vを超えたとき、悪路走行を検出
し、所定値V以下となってもそこから一定時間T1、悪
路走行の検出を保持する。
【0037】そして、悪路走行に起因して回転速度の低
下が生じている期間T2より長く一定期間T1を設定す
る。このようにすれば、悪路走行に起因する回転速度の
低下が生じている期間T2に、確実に悪路走行を検出し
て、挟込判定値を大きい値に変更することができるた
め、衝撃による回転速度の低下を挟み込みと誤検出する
ことがない。また、挟み込みに起因して回転速度の低下
が生じるときは、所定値Vを超えた回転速度の検出を伴
わない(図3のC参照)。
【0038】このため、挟み込みが生じて回転速度が低
下したときには、挟込判定値が大きい値に変更されるこ
とがないため、迅速に挟み込みを検出することができ、
挟み込みの検出精度を向上して、挟み込みによる不都合
を確実に防止することができる。しかも、回転速度から
悪路走行を検出することにより、悪路走行を検出する衝
撃センサ等を別途に設ける必要がなく、コストダウンを
図ることができる。
【0039】以上概略で説明した挟込検出装置及び、ウ
インドウ制御装置を組み込んだパワーウインドウ装置の
動作の詳細をCPU21aの処理手順を示す図4及び、
図5のフローチャートを参照して以下説明する。CPU
21aは、図4及び、図5に示す2つのモータ制御処理
及び、挟込検出・全開検出処理を時分割して並列に行っ
ている。CPU21aは、例えばIGスイッチSW3の
オンによってμCOM21内のRAM21cに形成した
各種のフラグなどの初期設定を行ってからこれら2つの
処理を並列に行う。
【0040】まず、図4に示すCPU21aのモータ制
御処理について説明する。まず、乗車員が、ウインドウ
スイッチSW1を昇操作すると、μCOM21に対して
Lレベルの昇信号S12が出力される。CPU21a
は、この昇信号S12の供給を受けて(ステップS1で
Y)、次に、昇信号フラグF1がオンしているか否かを
判断する(ステップS2)。昇信号フラグF1は、μC
OM21に対する昇信号S12の供給の有無を示す状態
フラグである。すなわち、昇信号フラグF1は、オン状
態で、昇信号S12の供給有りを、オフ状態で、昇信号
S12の供給無しを各々示す。
【0041】このとき、昇信号フラグF1はオフ状態で
あれば(ステップS2でN)、CPU21aは、ウイン
ドウスイッチSW1が昇操作され始めたばかりであると
判断し、昇信号フラグF1をオン状態にすると共に(ス
テップS3)、リレーR1及び、R2に対して、昇駆動
信号S11を出力する(ステップS4)。
【0042】この昇駆動信号S11の出力に応じて、リ
レーR1の接点が車載バッテリ側Bに接続され、通電電
流I1が流れ、P/WモータMが、ウインドウガラスを
上昇させ始める。そして、CPU21aは、ウインドウ
ガラスを上昇駆動している旨を示すため、昇駆動フラグ
F11をオンにした後(ステップS4)、ステップS1
へ戻る。
【0043】一方、昇信号フラグF1がオン状態であれ
ば(ステップS2でY)、CPU21aは、すでに昇駆
動信号s11が出力され、ウインドウガラスが上昇し続
けていると判断する。そして、次にCPU21aは、ス
イッチ信号S4が供給の有無を判断することにより(ス
テップS5)、ウインドウガラスの上昇により窓が全閉
状態となったか否かを判断する。
【0044】このとき、スイッチ信号S4の供給があれ
ば(ステップS5でY)、窓が全閉状態であると判断し
て、昇駆動信号S11の出力を停止すると共に、昇駆動
フラグF11をオフ状態にする(ステップS6)。この
昇駆動信号S11の出力停止に応じて、リレーR1がア
ース側に接続されるため、P/WモータMに対する通電
が停止し、ウインドウガラスの上昇が停止する。
【0045】上記ステップS5及び、6の動作により、
窓が全閉状態となると、ウインドウスイッチSW1を昇
操作しても、自動的にウインドウガラスの上昇を停止す
る。従って、窓が全閉状態となって、P/WモータMが
拘束されたとき、P/WモータMや、車載バッテリBと
P/WモータMとの間に設けられた電源線等に流れる拘
束電流を遮断して、回路保護を図ることができる。
【0046】一方、スイッチ信号S4の供給がなければ
(ステップS5でN)、まだ窓が全閉状態となっていな
いと判断する。そして、CPU21aは、RAM21c
内に格納されている挟込フラグF3がオン状態であるか
否かを判断する(ステップS7)。挟込フラグF3は、
人の手等の異物がウインドウガラスに挟まれる挟込異常
の有無を示す状態フラグであり、後述する挟込検出処理
によってフラグの状態が書き換えられる。挟込フラグF
3は、オン状態で、挟込異常有りを、オフ状態で、挟込
異常無しを各々示す。
【0047】このとき、挟込フラグF3がオン状態であ
れば(ステップS7でY)、CPU21aは、ウインド
ウガラスに異物が挟まれたと判断し、切替制御手段とし
て働き、昇駆動信号S11の出力を停止して、ウインド
ウガラスの上昇を停止させるとともに、昇駆動フラグF
11をオフ状態にする(ステップS8)。同時に、CP
U21aは、所定時間だけ降駆動信号S21を出力し
て、ウインドウガラスを下降させると共に、以上の動作
により挟込異常が解消されたとして、挟込フラグF3を
オフする(ステップS9)。
【0048】以上のステップS8又はS9の動作によ
り、ウインドウガラスの上昇中に、異物などがウインド
ウガラスに挟まれたとしても、自動的にウインドウガラ
スが停止し、下降するため、挟んだ異物を抜きやすくし
て、挟み込みによる不都合を防止することができる。ま
た、挟込フラグF3がオフ状態であれば(ステップS7
でN)、CPU21aは、挟込異常が発生していないと
判断してステップS1へ戻る。
【0049】次に、乗車員により、ウインドウスイッチ
SW1が降操作されたときについて説明する。乗車員
が、ウインドウスイッチSW1を降操作すると、μCO
M21に対してLレベルの降信号S22が出力される。
CPU21aは、この降信号S22の供給を受けて(ス
テップS10でY)、降信号フラグF2がオンしている
か否かを判断する(ステップS11)。降信号フラグF
2は、μCOM21に対する降信号S22の供給の有無
を示す状態フラグである。すなわち、降信号フラグF2
は、オン状態で、降信号S22の供給有りを、オフ状態
で、降信号S22の供給無しを各々示す。
【0050】このとき、降信号フラグF2はオフ状態で
あれば(ステップS11でN)、CPU21aは、ウイ
ンドウスイッチSW1が降操作され始めたばかりである
と判断し、降信号フラグF2をオン状態にすると共に
(ステップS12)、リレーR1及び、R2に対して、
降駆動信号S21を出力する(ステップS13)。
【0051】この降駆動信号S21の出力に応じて、リ
レーR2の接点が車載バッテリ側Bに接続され、P/W
モータMに通電電流I2が流れる。そして、この通電電
流I2によりP/WモータMが、ウインドウガラスを下
降させ始める。また、CPU21aは、ウインドウガラ
スを下降駆動している旨を示すため、降駆動フラグF2
1をオンにした後(ステップS13)、ステップS1へ
戻る。
【0052】一方、降信号フラグF2がオン状態であれ
ば(ステップS11でY)、CPU21aは、すでに降
駆動信号S21が出力され、ウインドウガラスが下降し
続けていると判断する。そして、次にCPU21aは、
拘束フラグF4が供給の有無を判断する(ステップS1
4)。拘束フラグF4は、ウインドウガラスの下降によ
り窓が全開状態なり、P/WモータMの回転が拘束状態
となったときにオンするフラグである。
【0053】このとき、拘束フラグF4がオン状態であ
れば(ステップS14でY)、窓が全開状態となり、P
/WモータMが拘束状態であると判断して、降駆動信号
S21の出力を停止する(ステップS15)。同時にC
PU21aは、拘束状態の解除を示すため拘束フラグF
4をオフ状態にし、降駆動が終了したことを示すため降
駆動フラグF21をオフ状態にする(ステップS1
5)。
【0054】上記ステップS14及び、15の動作によ
り、窓が全開状態となると、ウインドウスイッチSW1
を降操作しても、自動的にウインドウガラスの下降を停
止する。従って、窓が全開状態となって、P/Wモータ
Mが拘束されたときに、P/WモータMや、車載バッテ
リBとP/WモータMとの間に設けられた電源線等に流
れる拘束電流を遮断し、回路保護を図ることができる。
【0055】次に、乗車員により、ウインドウスイッチ
SW1の昇降操作が停止された場合について説明する。
乗車員が、ウインドウスイッチSW1の昇降操作を停止
すると、昇信号S12、降信号S22の出力が各々停止
される。CPU21aは、昇信号S12も、降信号S2
2の供給もないとき(ステップS1でNかつ、ステップ
S10でN)、まず昇信号フラグF1がオン状態である
か否かを判断する(ステップS16)。
【0056】昇信号フラグF1がオン状態で有れば(ス
テップS16でY)、CPU21aは、ウインドウスイ
ッチSW1の昇操作が停止されたばかりであると判断す
る。そして、昇駆動信号S11の出力を停止して、ウイ
ンドウガラスの上昇を停止させると共に、昇信号フラグ
F1及び、昇駆動信号F11をオフ状態にした後(ステ
ップS17)、ステップS1へ戻る。
【0057】一方、昇信号フラグF1がオフ状態であり
(ステップS16でN)、かつ降信号フラグF2がオン
状態であれば(ステップS18でY)、CPU21a
は、ウインドウスイッチSW1の降操作が停止されたば
かりであると判断する。そして、降駆動信号S21の出
力を停止して、ウインドウガラスの下降を停止させると
共に、降信号フラグF2及び、降駆動信号F21をオフ
状態にした後(ステップSY19)、ステップS1へ戻
る。
【0058】また、昇信号フラグF1も、降信号フラグ
F2もオン状態でなければ(ステップS18でN)、ウ
インドウスイッチSW1の操作されない状態が継続して
いると判断して、直ちにステップS1へ戻る。
【0059】次に、図5を参照して、CPU21aの挟
込検出・全開検出処理を行う。まず、CPU21aは、
昇駆動フラグF11がオン状態であれば(ステップS2
0でY)、ウインドウガラスが上昇駆動されていると判
断する。そして、ステップS21〜35に進んで、P/
WモータMの回転速度に基づき、挟み込みを検出する挟
込検出処理を行う。
【0060】挟込検出処理において、CPU21aは、
まず回転センサ22からの出力パルスに基づき、P/W
モータMの回転速度IRを算出する。そして、算出した
回転速度IRが、図3に示す所定値Vを超えているか否
かを判断する(ステップS21)。回転速度IRが所定
値Vを超えていれば(ステップS21でY)、悪路走行
中の衝撃に起因してP/WモータMの回転速度IRが増
加したものと判断して、次のステップS22に進む。
【0061】ステップS22において、CPU21a
は、悪路走行フラグF5がオン状態であるか否かを判断
する(ステップS22)。悪路走行フラグF5がオフ状
態であれば(ステップS22でN)、回転速度IRが所
定値Vを超えたばかりであると判断し、悪路走行フラグ
F5をオンして(ステップS23)、悪路走行の検出を
行う。同時にCPU21aは、変更手段として働き、挟
込判定値及び、後述する所定時間mを、より大きい値に
変更した後(ステップS24)、ステップS25に進
む。一方、すでに悪路走行フラグF5がオン状態であれ
ば(ステップS22でY)、直ちにステップS25へ進
む。
【0062】また、回転速度IRが所定値V以下であれ
ば(ステップS21でN)、次に悪路走行フラグF5が
オン状態であるか否かを判断する(ステップS31)。
悪路走行フラグF5がオン状態であれば(ステップS3
1でY)、回転速度IRが一度所定値Vを超えた後に、
所定値V以下となったと判断する。そして、CPU21
aは、所定値V以下となったときから一定時間T1をカ
ウントするため、RAM21c内に形成したカウントエ
リアのカウント値Tをインクリメントする(ステップS
32)。
【0063】次に、CPU21aは、カウント値Tが一
定時間T1以上であるか否かを判断する(ステップS3
3)。このとき、カウント値Tが一定時間T1より小さ
ければ(ステップS33でN)、悪路走行フラグF5の
オン状態を保持するため、直ちにステップS25に進
む。一方、カウント値Tが一定時間T1以上であれば
(ステップS33でY)、このとき始めて悪路走行フラ
グF5をオフして(ステップS34)、挟込判定値及
び、後述する所定時間mを、元の小さい値に戻す(ステ
ップS35)。
【0064】以上説明したステップS21〜S34の動
作により、回転速度IRが所定値Vを超えたとき、悪路
走行を検出すると共に、その後所定値以下となってから
一定時間T1経過するまで悪路走行の検出を保持する。
このことから、CPU21aは、悪路走行検出手段及
び、検出保持手段を構成することがわかる。
【0065】また、CPU21aは、ステップS25に
おいて、前回のステップS21で算出した回転速度か
ら、今回のステップS21で算出した回転速度を差し引
いた値であるΔIRを算出する(ステップS25)。こ
のとき、挟み込みが発生していれば、回転速度IRが低
下し、ΔIRが挟込判断値を超えた状態が(ステップS
26でY)、所定時間m以上継続する(ステップS2
8)。
【0066】一方、悪路走行による衝撃がウインドウガ
ラスに加わっていれば、たとえ回転速度IRが低下して
も、挟込判断値及び、所定時間mが大きい値に設定され
ているため、ΔIRが挟込判定値を超えることはない
(ステップS26でN)。また、超えたとしても所定時
間m以上継続することはない(ステップS28でN)。
このため、悪路走行に起因する回転速度IRの低下を、
挟み込みと誤検出することがなく、挟み込み検出精度の
向上を図ることができる。
【0067】なお、CPU21aは、挟み込みを検出し
たとき(ステップS28でY)、挟込フラグF5をオン
すると共に、カウント値m1をリセットする(ステップ
S29)。この挟込フラグF3のオンにより、図4のモ
ータ制御処理において、直ちにウインドウガラスが下降
するため、挟んだ異物を取りやすくすることができる。
以上の動作により、CPU21aは、挟込検出手段を構
成することがわかる。
【0068】一方、CPU21aは、昇駆動フラグF1
1がオフ状態であり(ステップS20でN)、かつ降駆
動フラグF12がオン状態であれば(ステップS36で
Y)、ウインドウガラスが下降駆動されていると判断し
てステップS37〜39に進んで全開検出処理を行う。
全開検出処理において、CPU21aは、まず回転セン
サ22からの出力パルスに基づき、P/WモータMの回
転速度IRを算出する。そして、前回のステップS36
で算出した回転速度IRから、今回算出した回転速度I
Rを差し引いたΔIRを算出する(ステップS37)。
【0069】このΔIRが所定値X以上であれば(ステ
ップS38でY)、全開によりP/WモータMが拘束さ
れて、回転速度が低下したと判断し、拘束フラグF4を
オンした後(ステップS39)、ステップS20へ戻
る。この拘束フラグF4のオンにより、上述した図4の
モータ制御処理において、直ちにP/WモータMへの通
電が停止され、ウインドウガラスを停止することが出来
る。一方、所定値Xより小さければ(ステップS38で
N)、P/WモータMの拘束が生じていないと判断して
ステップS20へ戻る。
【0070】なお、上述した第1実施の形態では、ステ
ップS21で算出した回転速度IRが所定値Vを超えた
とき、悪路走行を検出していた。しかし、例えば回転速
度IRの単位時間当たりの増加量が所定値V′を超えた
とき、悪路走行を検出し、その後所定値V′以下となっ
たときから一定時間T1悪路走行の検出を保持するよう
にしても、第1実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0071】また、上述した第1実施の形態では、挟込
判定値を超えた回転速度の低下量が、所定時間以上継続
したとき、挟み込みを検出していたが、例えば、挟込判
定値を超えた回転速度の低下量を検出した時点で、挟み
込みを検出するようにしてもよい。しかしながら、所定
時間以上継続を挟込検出の条件にした方が、回転速度の
多少の増減を挟み込みと誤検出することがなくなり、検
出精度が向上する。
【0072】さらに、上述した第1実施の形態では、悪
路走行を検出したとき、上述した所定時間mまでも挟込
判定値と同様に大きい値に変更していたが、挟込判定値
のみを大きい値に変更するようにしてもよい。
【0073】第2実施の形態 以下、この発明の第2実施の形態を図面を参照して説明
する。第2実施の形態における挟込検出装置及び、ウイ
ンドウ制御装置を組み込んだパワーウインドウ装置の構
成図は、上述した図2と同様である。そこで、上述した
構成の第2実施の形態におけるパワーウインドウ装置の
動作を、図6を参照して以下説明する。
【0074】CPU21aは、悪路走行中、ウインドウ
ガラスに加わる衝撃に起因する回転速度変化と、挟み込
みに起因する回転速度の変化との相違点に着目した挟込
検出処理を行っている。すなわち、悪路走行中、ウイン
ドウガラスに衝撃が加わると、ウインドウガラスが浮い
た状態となる。このとき、P/WモータMに加わる負荷
が、このガラスの重量分が一瞬無くなるため、回転速度
が上昇する。その後、一気にガラス重量が印加された状
態となるので、回転速度が急激に低下する(図6のD参
照)。
【0075】一方、人の手等の異物がウインドウガラス
に挟み込まれた場合は、異物の柔らかさによりP/Wモ
ータMに加わる荷重は徐々に増すため、回転速度は緩や
かに低下する(図6のE参照)。このため、衝撃に起因
して回転速度が低下するときの低下開始から一定時間T
1後までの間の低下量をYAとし、挟み込みに起因して
回転速度が低下するときの低下開始から一定時間T1後
間での間の低下量をYBとすると、YA>YBとなる。
【0076】以上のことに着目し、回転速度の低下を検
出したとき、その回転速度の低下開始から一定時間T1
後までの間の低下量が多ければ、悪路走行中の衝撃に起
因する低下であると判断し、低下量が少なければ、挟み
込みに起因する低下であると判断する。このようにすれ
ば、衝撃による回転速度の低下を挟み込みと誤検出する
ことなく、悪路走行時の挟み込みを、通常走行時と同じ
精度にすることができる。
【0077】以上概略で説明した第2実施の形態におけ
る挟込検出装置及び、ウインドウ制御装置を組み込んだ
パワーウインドウ装置の動作の詳細をCPU21aの処
理手順を示す図7のフローチャートを参照して以下説明
する。CPU21aは、上述した第1実施の形態と同様
に、モータ制御処理及び、挟込検出・全開検出処理を時
分割して並列に行っている。モータ制御処理及び、全開
検出処理については、上述した第1実施の形態と同様で
あるので、その詳細な説明を省略する。
【0078】まず、CPU21aは、昇駆動フラグF1
1がオン状態であれば(ステップS40でY)、ウイン
ドウガラスが上昇駆動されていると判断する。そして、
ステップS40〜50に進んで、挟込検出処理を行う。
挟込検出処理において、CPU21aは、まず回転セン
サ22からの出力パルスに基づき、回転速度IRを算出
する。そして、回転速度エリアI2に格納された回転速
度を、回転速度エリアI1に格納すると共に、今回算出
した回転速度IRを回転速度エリアI2に格納する(ス
テップS41)。ステップS41の動作により、回転速
度エリアI1には、前回算出した回転速度が、回転速度
エリアI2には、今回算出した回転速度が各々格納され
る。
【0079】次に、前回算出した回転速度から、今回算
出した回転速度を差し引いた値、すなわち単位時間当た
りの回転速度の低下量I1−I2が所定値Zを超えてい
るか否かを判断する(ステップS42)。このとき、低
下量I1−I2が所定値Zを超えていれば(ステップS
42でY)、この状態の継続を示す継続フラグF6がオ
ンしているか否かを判断する(ステップS43)。
【0080】継続フラグF6がオフ状態であれば(ステ
ップS43でY)、回転速度が低下し始めたばかりであ
ると判断し、このときの低下量I1−I2を低下量エリ
アYに格納する。以上の動作により、低下量エリアYに
は、回転速度が低下し始めてから単位時間後(=一定時
間T1に相当する)までの間の低下量が格納される。同
時にCPU21aは、継続フラグF6をオンする(ステ
ップS44)。
【0081】そして、単位時間当たりの低下量I1−I
2が所定値Zを超えている状態が所定時間m以上継続し
たとき(ステップS46でY)、回転速度の低下が発生
していると判断する。そして、この回転速度の低下が挟
み込みに起因するものなのか、それとも悪路走行に起因
するものなのかを判断するため、低下量エリアYに格納
された低下量I1−I2が所定値W以下であるか否かを
判断する(ステップS47)。
【0082】低下し始め時の低下量I1−I2が所定値
W以下であれば(ステップS47でY)、低下し始めが
緩やかな挟み込みであると判断し、挟込フラグF3をオ
ンする(ステップS48)。同時に、継続フラグF6及
び、カウント値m1をリセットする(ステップS4
8)。一方、低下し始め時の低下量I1−I2が所定時
間Wを超えていれば(ステップS47でN)、低下し始
めが急激な衝撃に起因する低下であると判断し、継続フ
ラグF6及び、カウント値m1をリセットするだけで、
直ちにステップS40に戻る。
【0083】一方、CPU21aは、昇駆動フラグF1
1がオフ状態であり(ステップS20でN)、かつ降駆
動フラグF12がオン状態であれば(ステップS36で
Y)、ステップS36〜S39に進んで、上述した第1
実施の形態で説明した全開検出処理を行う。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は、2
記載の発明によれば、悪路走行に起因して回転速度の低
下が生じるとき、確実に挟込判定値を大きく変更するこ
とができ、衝撃による回転速度の低下を挟み込みと誤検
出することを防止する。また、悪路走行時以外は挟込判
定値が大きい値に変更されることがないため、挟み込み
が生じたときは迅速に検出することができる。しかも、
回転速度から悪路走行を検出することにより、悪路走行
を検出する衝撃センサ等を別途に設ける必要がないの
で、安価に、挟み込みの検出精度を向上した挟込検出装
置を得ることができる。
【0085】請求項3記載の発明によれば、回転速度が
多少増減したとしても、挟み込みと誤検出することがな
くなるので、より一層挟み込みの検出精度を向上した挟
込検出装置を得ることができる。
【0086】請求項4記載の発明によれば、振動による
回転速度の低下を挟み込みと誤検出することをより一層
確実に防ぐことができるので、より一層挟み込みの検出
精度を向上した挟込検出装置を得ることができる。
【0087】請求項5記載の発明によれば、回転速度の
低下を検出したとき、その回転速度の低下開始から一定
時間後までの間の低下量が多ければ、悪路走行時の衝撃
に起因する低下であると判断し、低下量が少なければ、
挟み込みに起因する低下であると判断することにより、
衝撃に起因する回転速度の低下を挟み込みと誤検出する
ことなく、悪路走行時の挟み込みを、通常走行時と同じ
精度にすることができるので、挟み込みの検出精度を向
上した挟込検出装置を得ることができる。
【0088】請求項6又は、7記載の発明によれば、悪
路走行に起因して回転速度の低下が生じるとき、確実に
挟込判定値を大きく変更することができ、衝撃による回
転速度の低下を挟み込みと誤検出することを防止する。
また、悪路走行時以外は挟込判定値が大きい値に変更さ
れることがないため、挟み込みが生じたときは迅速に検
出することができる。しかも、回転速度から悪路走行を
検出することにより、悪路走行を検出する衝撃センサ等
を別途に設ける必要がないので、安価に、挟み込みの検
出精度を向上し、確実に挟み込みにより生じる不都合を
防止するウインドウ制御装置を得ることができる。
【0089】請求項8記載の発明によれば、回転速度の
低下を検出したとき、その回転速度の低下開始から一定
時間後までの間の低下量に基づき、挟み込みを検出する
ことにより、振動による回転速度の低下を挟み込みと誤
検出することなく、悪路走行時の挟み込みを、通常走行
時と同じ精度にすることができるので、挟み込みの検出
精度を向上し、確実に挟み込みにより生じる不都合を防
止するウインドウ制御装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の挟込検出装置及び、ウインドウ制御装
置の基本構成図を示すブロック図である。
【図2】第1実施の形態における本発明の挟込検出装置
及び、ウインドウ制御装置を組み込んだパワーウインド
ウ装置の回路図である。
【図3】第1実施の形態におけるパワーウインドウ装置
の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図4】図2のパワーウインドウ装置を構成するCPU
のモータ制御処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】第1実施の形態におけるCPUの挟込検出・全
開検出処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】第2実施の形態におけるパワーウインドウ装置
の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図7】第2実施の形態におけるCPUの挟込検出・全
開検出処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
SW1 操作スイッチ 22 回転検出手段(回転センサ) 21a−1 挟込検出手段(CPU) 21a−2 悪路走行検出手段(CPU) 21a−3 検出保持手段(CPU) 21a−4 変更手段(CPU) 21a−5 切替制御手段(CPU) R1、R2 切替手段(リレー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 7/06 H02P 7/06 K G (72)発明者 岩澤 佳男 静岡県榛原郡榛原町布引原206の1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 龍 一則 静岡県榛原郡榛原町布引原206の1 矢崎 部品株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 CA06 EA14 EB01 GA03 GA10 GB00 GB06 GB13 GB15 GC06 GD03 GD09 HA01 KA13 LA08 3D127 AA00 AA02 DF34 DF35 DF36 FF08 FF20 5H571 AA03 BB07 CC02 EE02 EE06 FF05 GG02 GG10 HA04 JJ03 KK06 LL43 LL50 MM01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドウガラスの昇降操作を行う操作
    スイッチと、 前記操作スイッチによる昇降操作に応じて、前記ウイン
    ドウガラスを昇降させる動力源であるパワーウインドウ
    モータの回転速度を検出する回転検出手段と、 前記操作スイッチが昇操作されている間、前記回転速度
    の低下量と、挟込判定値との比較に基づき、挟み込みを
    検出する挟込検出手段と、 前記回転速度が予め定めた所定値を超えたとき、前記車
    両の悪路走行を検出する悪路走行検出手段と、 前記回転速度が、予め定めた所定値を超えた後に、前記
    所定値以下となったときから一定時間、前記悪路走行検
    出手段による前記悪路走行の検出を保持させる検出保持
    手段と、 前記悪路走行が検出されたとき、前記挟込判定値をより
    大きい値に変更する変更手段とを備えたことを特徴とす
    る挟込検出装置。
  2. 【請求項2】 ウインドウガラスの昇降操作を行う操作
    スイッチと、 前記操作スイッチによる昇降操作に応じて、前記ウイン
    ドウガラスを昇降させる動力源であるパワーウインドウ
    モータの回転速度を検出する回転検出手段と、 前記操作スイッチが昇操作されている間、前記回転速度
    の低下量と、挟込判定値との比較に基づき、挟み込みを
    検出する挟込検出手段と、 前記回転速度の増加量が予め定めた所定値を超えたと
    き、前記車両の悪路走行を検出する悪路走行検出手段
    と、 前記回転速度の増加量が予め定めた所定値を超えた後
    に、前記所定値以下となったときから一定時間、前記悪
    路走行検出手段による前記悪路走行の検出を保持させる
    検出保持手段と、 前記悪路走行が検出されたとき、前記挟込判定値をより
    大きい値に変更する変更手段とを備えたことを特徴とす
    る挟込検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は、2項記載の挟込検出装置
    において、 前記挟込検出手段は、単位時間当たりの前記回転速度の
    低下量と、前記挟込判定値とを比較し、前記挟込判定値
    を超えた前記低下量が、所定時間以上継続したとき、挟
    み込みを検出することを特徴とする挟込検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の挟込検出装置において、 前記変更手段は、前記悪路走行が検出されたとき、前記
    所定時間を、より大きい値に変更することを特徴とする
    挟込検出装置。
  5. 【請求項5】 ウインドウガラスの昇降操作を行う操作
    スイッチと、 該操作スイッチによる昇降操作に応じて、前記ウインド
    ウガラスを昇降させる動力源であるパワーウインドウの
    回転速度を検出する回転検出手段と、 前記操作スイッチが昇操作されている間に、前記回転速
    度の低下を検出したとき、当該回転速度の低下開始時か
    ら一定時間後までの間の低下量に基づき、挟み込みを検
    出する挟込検出手段とを備えたことを特徴とする挟込検
    出装置。
  6. 【請求項6】 ウインドウガラスの昇降操作を行う操作
    スイッチと、 前記操作スイッチによる昇降操作に応じて、前記ウイン
    ドウガラスを昇降させる動力源であるパワーウインドウ
    モータに対する通電のオンオフと共に、当該通電方向の
    切り替えを行う切替手段と、 前記パワーウインドウモータの回転速度を検出する回転
    検出手段と、 前記操作スイッチが昇操作されている間、前記回転速度
    の低下量と、挟込判定値との比較に基づき、挟み込みを
    検出する挟込検出手段と、 前記回転速度が予め定めた所定値を超えたとき、前記車
    両の悪路走行を検出する悪路走行検出手段と、 前記回転速度が、予め定めた所定値を超えた後に、前記
    所定値以下となったときから一定時間、前記悪路走行検
    出手段による前記悪路走行の検出を保持させる検出保持
    手段と、 前記悪路走行が検出されたとき、前記挟込判定値をより
    大きい値に変更する変更手段と、 前記挟み込みが検出されたとき、前記パワーウインドウ
    モータに対する通電をオフ又は、通電方向を切り替える
    ように、前記切替手段を制御する切替制御手段とを備え
    たことを特徴とするウインドウ制御装置。
  7. 【請求項7】 ウインドウガラスの昇降操作を行う操作
    スイッチと、 前記操作スイッチによる昇降操作に応じて、前記ウイン
    ドウガラスを昇降させる動力源であるパワーウインドウ
    モータに対する通電のオンオフと共に、当該通電方向の
    切り替えを行う切替手段と、 前記パワーウインドウモータの回転速度を検出する回転
    検出手段と、 前記操作スイッチが昇操作されている間、前記回転速度
    の低下量と、挟込判定値との比較に基づき、挟み込みを
    検出する挟込検出手段と、 前記回転速度の増加量が予め定めた所定値を超えた後
    に、前記車両の悪路走行を検出する悪路走行検出手段
    と、 前記回転速度の増加量が予め定めた所定値を超えた後
    に、前記所定値以下となったときから一定時間、前記悪
    路走行検出手段による前記悪路走行の検出を保持させる
    検出保持手段と、 前記悪路走行が検出されたとき、前記挟込判定値をより
    大きい値に変更する変更手段と、 前記挟み込みが検出されたとき、前記パワーウインドウ
    モータに対する通電をオフ又は、通電方向を切り替える
    ように、前記切替手段を制御する切替制御手段とを備え
    たことを特徴とするウインドウ制御装置。
  8. 【請求項8】 ウインドウガラスの昇降操作を行う操作
    スイッチと、 前記操作スイッチの昇降操作に応じて、前記ウインドウ
    ガラスを昇降させる動力源であるパワーウインドウモー
    タに対する通電のオンオフと共に、当該通電方向の切り
    替えを行う切替手段と、 前記パワーウインドウモータの回転速度を検出する回転
    検出手段と、 前記操作スイッチが昇操作されている間に、前記回転速
    度の低下を検出したとき、当該回転速度の低下開始時か
    ら一定時間後までの間の低下量に基づき、挟み込みを検
    出する挟込検出手段と、 前記挟み込みが検出されたとき、前記パワーウインドウ
    モータに対する通電をオフ又は、通電方向を切り替える
    ように、前記切替手段を制御する切替制御手段とを備え
    たことを特徴とするウインドウ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6954043B2 (en) 2003-09-30 2005-10-11 Yazaki Corporation Power window driving apparatus
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