JP2006117610A - 温感ゲル状化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温感を有しながら、刺激発現性が抑制された化粧料を提供することを課題とする。
【解決手段】 1)グリセリン、ジグリセリン及び1気圧、20℃で液状のポリエチレングリコールから選択される1種乃至は2種以上を60〜90質量%と、2)アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩0.05〜1質量%と3)メントール及び/又はグリセリンモノメンチルエーテルを0.1〜5質量%と、4)1,2−ペンタンジオール1〜10質量%とを化粧料に含有させる。かかる化粧料は、透明ゲル状の性状を有することが好ましく、前記アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩としては、カルボキシビニルポリマーのトリエタノールアミン塩が好ましく、メントール及びグリセリンモノメンチルエーテルを含有することが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、化粧料に関し、更に詳細には、温感を付与するのに有益な化粧料に関する。
近年はストレス過負荷の時代であり、この為種々のストレス緩和策が考案されている。その中で、エステティックは全身に作用して、ストレスを緩和させるばかりではなく、ストレスが及ぼした身体への影響も回復できるので、特に注目を集めている。近年のエステティックの進歩は、施術方法の科学的解析に留まらず、施術に好適な化粧料媒体の開発にも及んでいる。特に、エステティックにおいては、施術時の温感の程度が、その奏功率に大きな影響を与えるため、好ましい温感刺激を与える化粧料媒体が開発されている。その様な化粧料としては、例えば、グリセリンなどの多価アルコールの水和熱を利用したものが存する。(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)しかしながら、この様な温感付与化粧料に於いては、温感の付与が充分とは言い難い場合が少なからず存することと、温感付与により、パラベンなどの刺激感を増悪する場合が存し、製剤の目指した効果が必ずしも得られているとは言い難かった。
一方、メントールは冷感付与剤として化粧料では汎用されており(例えば、特許文献3、特許文献4を参照)、温感剤としての効果も知られている。(例えば、特許文献5を参照)しかしながら、1)グリセリン、ジグリセリン及び1気圧、20℃で液状のポリエチレングリコールから選択される1種乃至は2種以上を60〜90質量%と、2)アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩0.05〜1質量%と3)メントール及び/又はグリセリンモノメンチルエーテルを0.1〜5質量%と、4)1,2−ペンタンジオール1〜10質量%とを含有する化粧料は全く知られていなかった。従って、このものが刺激感を発現せずに優れた温感付与効果を奏することも全く知られていなかった。
特開2002−33842号公報 特開2003−300839号公報 特開2001−279227号公報 特開2001−072547号公報 特開平11−093071号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、温感を有しながら、刺激発現性が抑制された化粧料を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、温感を有しながら、刺激発現性が抑制された化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)グリセリン、ジグリセリン及び1気圧、20℃で液状のポリエチレングリコールから選択される1種乃至は2種以上を60〜90質量%と、2)アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩0.05〜1質量%と3)メントール及び/又はグリセリンモノメンチルエーテルを0.1〜5質量%と、4)1,2−ペンタンジオール1〜10質量%とを含有する化粧料がその様な特性を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)1)グリセリン、ジグリセリン及び1気圧、20℃で液状のポリエチレングリコールから選択される1種乃至は2種以上を60〜90質量%と、2)アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩0.05〜1質量%と3)メントール及び/又はグリセリンモノメンチルエーテルを0.1〜5質量%と、4)1,2−ペンタンジオール1〜10質量%とを含有することを特徴とする化粧料。
(2)透明ゲル状の性状を有することを特徴とする、(1)に記載の化粧料。
(3)前記アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩として、カルボキシビニルポリマーのトリエタノールアミン塩を含有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)メントール及び/又はグリセリンモノメンチルエーテルとして、メントール及びグリセリンモノメンチルエーテルを含有することを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料。
(5)パラベンを実質的に含有しないことを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)温感を有することを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の化粧料。
(7)エステティック用であることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の化粧料。
本発明によれば、温感を有しながら、刺激発現性が抑制された化粧料を提供することができる。
(1)本発明の化粧料の必須成分であるグリセリン、ジグリセリン及び1気圧、20℃で液状のポリエチレングリコールから選択される1種乃至は2種以上
本発明の化粧料は、必須成分として、グリセリン、ジグリセリン及び1気圧、20℃で液状のポリエチレングリコールから選択される1種乃至は2種以上を60〜90質量%、より好ましくは、65〜85質量%含有することを特徴とする。ここで、20℃で液状のポリエチレングリコールとしては、具体的には平均分子量100〜1000、より好ましくは、200〜800のポリエチレングリコールが好ましく例示できる。かかる必須成分は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。かかる必須成分は、塗布時に水和することにより、水和熱を発生させ、かかる水和熱は温感を生じせしめる一因となる。前記の含有量より少ない場合は、発生する水和熱量が充分ではなく、温感を充分に生じせしめることが出来ない場合が存し、多すぎると他の必須成分を含有する処方的余地が損なわれる場合が存するためである。
(2)アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩
本発明の化粧料は、アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩を必須成分として含有することを特徴とする。カルボキシビニルポリマーは化粧料で増粘剤として汎用されているものを使用すれば良く、アルキル変性されたカルボキシビニルルポリマーとしては、炭素数10〜30に分布したアルキル基でエステル化されたアクリル酸乃至はメタクリル酸とアクリル酸乃至はメタクリル酸のコポリマーが好ましく例示でき、該コポリマーはジビニルエーテルなどによって部分的に架橋構造を有していても良い。この様なアルキル変性カルボキシビニルポリマーには、既に化粧料原料として市販されているものが存し、かかる市販品を購入して利用することが出来る。この様な市販品としては、例えば、グッドリッチ社より市販されている「ペムレンTR−1」「ペムレンTR−2」或いは「カーボポール1382」等が好ましく例示できる。特に好ましいものは、アルキル変性されていない、通常のカルボキシビニルポリマーである。又、これらの塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。特に好ましいものは、多価アルコールにおいて溶解する塩基である、トリエタノールアミンの塩である。本発明の化粧料に於いては、かかるアルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩は、唯一種を含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於いて、かかるアルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩の好ましい含有量は、0.05〜1質量%であり、より好ましくは0.1〜0.7質量%である。
(3)本発明の化粧料の必須成分であるメントール及び/又はグリセリンモノメンチルエーテル
本発明の化粧料は、メントール及び/又はグリセリンモノメンチルエーテルを必須成分として含有することを特徴とする。かかる成分は、必須成分であるグリセリン、ジグリセリン及び1気圧、20℃で液状のポリエチレングリコールから選択される1種乃至は2種以上の発生させる水和熱による温感を増感せしめ、心地よい、非常に暖かい刺激として生体に感じせしめる作用を有する。この様な作用を発揮するためには、かかる成分は、化粧料中に、0.1〜5質量%含有させるのが好ましく、より好ましくは0.5〜2質量%である。これは少なすぎると増感効果を得られない場合が存し、多すぎると温感を越えて、刺激感を感じる場合が存するためである。特に好ましい形態は、メントールとグリセリンモノメンチルエーテルとを、1:2〜2:1の質量比でともに含有する形態である。これは、この様な形態が温感の発現の良さと持続性に優れるためである。
(4)本発明の化粧料の必須成分である1,2−ペンタンジオール
本発明の化粧料は、必須成分として、1,2−ペンタンジオール1〜10質量%、より好ましくは、2〜8質量%を含有することを特徴とする。本発明の化粧料に於いて、かかる成分は、化粧料の防腐力を向上せしめ、パラベン類の含有量を減ずる作用が存する。メチルパラベンなどのパラベン類は防腐効果に優れる成分であるが、その反面、過敏な人には一過性の刺激感を与えやすい成分であり、この様な一過性の刺激は、メントール乃至はグリセリンモノメンチルエーテル等の成分が存した場合、より起こりやすくなることを本発明者らは見出している。この様な一過性の刺激発現を抑制するためには、製剤系において、パラベン類の含有量を可能な限り減ずることであり、1,2−ペンタンジオールの含有は、系の防腐力を減ずることなく、パラベン含有量を減ずるのに好適な働きをする。一般的に、温感の付与は、刺激に対する皮膚の感受性を高める作用が存し、パラベンの存在はこの意味に於いても、温感付与化粧料に於いては刺激感を発現しやすい傾向があり、前記の1,2−ペンタンジオールの配合は、温感付与化粧料に於いては尚更有利なものであると言える。
(5)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、前記必須構成要素を含有し、温感付与効果を有することを特徴とする。本発明の化粧料は、前記構成要素を全て含む形態であれば、化粧料としての剤形は特に限定されないが、特に好ましい形態は、ゲル状化粧料であり、実質的に水を含有しない透明非水ゲル化粧料であることが、ゲル状化粧料の中でも、特に好ましい。これは実質的に水を含有しないことにより、温感付与効果がより大きなものになり、より大きな心地よさを提供できるからである。かかる化粧料は、通常使用されている化粧料であれば、特段の限定無く、適用することが出来るが、マッサージ化粧料、クレンジング化粧料、クレンジング効果を有するマッサージ化粧料、マッサージ化粧料に準じたエステティック施術媒体としての化粧料等に適用することが好ましい。本発明の化粧料では、前記必須成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を、本発明の効果を損なわない範囲に於いて、含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。本発明の化粧料は、かかる必須成分、任意成分を常法に従って処理することにより、製造することが出来る。
以下に、実施例を挙げて、本発明について、更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ、限定されないことは言うまでもない。
以下に示す処方に従って、本発明の化粧料である、透明ゲル化粧料を作成した。即ち、イの成分を均一に攪拌し、これに攪拌下徐々にロの成分を加え、ゲルを形成させ、本発明の化粧料である、化粧料1を得た。

グリセリン 74.34質量%
ジプロピレングリコール 3 質量%
1,3−ブタンジオール 1.5 質量%
グリセリンモノメンチルエーテル 0.5 質量%
メントール 0.5 質量%
1,2−ペンタンジオール 6 質量%
カルボキシビニルポリマー 0.4 質量%

トリエタノールアミン 0.26質量%
<試験例1>
化粧料1について、その温感付与効果を調べた。即ち、エステティックに於ける、顔面とデコルテへの施術に於いて、化粧料1を用い、施術の前後に於ける、皮膚温と唾液中のプラステロン硫酸濃度を計測した。皮膚温は、熱電対型温度計を用いて計測し、プラステロン硫酸は、標識サンドウィッチ抗原抗体法を用いて、計測した。パネラーは5名であり、平均上昇率(%)として算出した。同様に、グリセリンを54.34質量%に減量し、1,3−ブタンジオールを21.5質量%に増量した比較例1、カルボキシビニルポリマーをポリアクリル酸に置換した比較例2、メントールとグリセリルモノメンチルエーテルとを1,3−ブタンジオールに置換した比較例3、1,2−ペンタンジオールを、メチルパラベン0.2質量%と1,3−ブタンジオール5.8質量%に置換した比較例4を用意し、同様に評価した。結果を表1に示す。これより、本発明の化粧料である、化粧料1は、温感付与効果に優れるとともに、優れた心地よさを提供していることが判る。温度そのものを上げなくとも、メントール乃至はグリセリルモノメンチルエーテルの存在は温感をより感じさせやすいものであることも判る。
Figure 2006117610
<試験例2>
上記化粧料1、比較例1〜4を用いて、一過性の刺激を感じやすい人10名をパネラーにスティギング試験を行った。即ち、パネラーに、ブラックボックスに前腕部を差し込んでもらい、この前腕部に綿棒に塗布し、37℃に温調した化粧料を軽くタッチし、タッチしたときの腕の動きより、スティギングの有無を判定した。結果をスティギングの発生率として表2に示す。これより、メントール乃至はグリセリルモノメンチルエーテルの存在する系では、パラベンによるスティギングが起こりやすいことが判る。
Figure 2006117610
実施例1と同様に、下記に示す処方に従って、本発明の化粧料である化粧料2を作成した。試験例1の評価では、皮膚温上昇率が63±24%であり、プラステロン硫酸濃度の上昇率が29±8%であった。スティギングは0例であった。

グリセリン 54.34質量%
ジグリセリン 20 質量%
ジプロピレングリコール 3 質量%
1,3−ブタンジオール 1.5 質量%
グリセリンモノメンチルエーテル 0.5 質量%
メントール 0.5 質量%
1,2−ペンタンジオール 6 質量%
ペムレンTR−01 0.4 質量%

トリエタノールアミン 0.26質量%
実施例1と同様に、下記に示す処方に従って、本発明の化粧料である化粧料3を作成した。試験例1の評価では、皮膚温上昇率が65±22%であり、プラステロン硫酸濃度の上昇率が28±5%であった。スティギングは0例であった。

グリセリン 54.34質量%
ポリエチレングリコール400 20 質量%
ジプロピレングリコール 3 質量%
1,3−ブタンジオール 1.5 質量%
グリセリンモノメンチルエーテル 0.5 質量%
メントール 0.5 質量%
1,2−ペンタンジオール 6 質量%
カーボポール1382 0.4 質量%

トリエタノールアミン 0.26質量%
実施例1と同様に、下記に示す処方に従って、本発明の化粧料である化粧料4を作成した。試験例1の評価では、皮膚温上昇率が78±21%であり、プラステロン硫酸濃度の上昇率が39±9%であった。スティギングは0例であった。

グリセリン 74.34質量%
ジプロピレングリコール 3 質量%
1,3−ブタンジオール 1.5 質量%
グリセリンモノメンチルエーテル 0.5 質量%
メントール 0.5 質量%
1,2−ペンタンジオール 6 質量%
カルボキシビニルポリマー 0.3 質量%
カーボポール1382 0.1 質量%

トリエタノールアミン 0.26質量%
本発明は温感付与化粧料に応用できる。

Claims (7)

  1. 1)グリセリン、ジグリセリン及び1気圧、20℃で液状のポリエチレングリコールから選択される1種乃至は2種以上を60〜90質量%と、2)アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩0.05〜1質量%と3)メントール及び/又はグリセリンモノメンチルエーテルを0.1〜5質量%と、4)1,2−ペンタンジオール1〜10質量%とを含有することを特徴とする化粧料。
  2. 透明ゲル状の性状を有することを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
  3. 前記アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩として、カルボキシビニルポリマーのトリエタノールアミン塩を含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
  4. メントール及び/又はグリセリンモノメンチルエーテルとして、メントール及びグリセリンモノメンチルエーテルを含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料。
  5. パラベンを実質的に含有しないことを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
  6. 温感を有することを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料。
  7. エステティック用であることを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の化粧料。
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