JP5398053B2 - マッサージ用化粧料 - Google Patents

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本発明は化粧料に関し、更に詳細には、温感効果を有する化粧料として好適な化粧料に関する。
マッサージは物理的刺激による血行促進効果等の効果が期待され広く行われている。マッサージは物理的な刺激による直接的な血行促進効果に加え、自律神経系といった神経系を介した全身の状態を改善するなどの効果も期待されている。特に、ストレス等で筋肉の緊張があるような場合、マッサージによる心地よさは筋肉の緊張を緩和し、加えて精神的な緊張状態も和らげることが可能である。このようなマッサージ施術を行う場合、多くの人々はマッサージ用化粧料を使用し、摩擦係数を低減し、心地よい感触が得られるものを選択する。
実際、マッサージ化粧料として施術時の摩擦係数を下げる目的で、オイル状のものが使用されるが(例えば、特許文献1参照)、ベタツキ感があり、施術後の除去などの問題があるなど課題がある。また、摩擦の心地よさと長時間のマッサージ料として使用を可能で、且つ製剤的な安定性を向上させる方法として、二塩基酸を含む混合酸とグリセリンとのエステルとシリコーンとポリグリセリンの水酸基を全てアシル化した油剤などの組み合わせの報告があり(例えば、特許文献2)、いくつかの化粧料組成物を組み合わせることにより、このような課題の解決が可能であることが明らかにされている。
ポリエチレングリコールは化粧料に汎用されており、マッサージ化粧料の擦過時の心地よさの持続時間を延長する方法として、ポリエチレングリコール(100−200)のジ脂肪酸エステルとN−アシルグルタミン酸のジエステルとの乳化剤形が有効であることも報告されており(例えば、特許文献3)、ポリエチレングリコールはこのように保湿感を与え、摩擦係数を低減するのに有効である。
キレート剤は一般的に化粧料に配合する場合、不溶性物質の除去や酸化反応抑制などに用いられており、具体的には皮膚外用剤の変臭や着色を防止するために使用されているなど(例えば、特許文献4)、品質の保持に有用である。また、マッサージにより皮膚表面や毛穴につまった汚れを取る際にもキレート剤は汚れを吸着させ、皮膚から除去する効果を保有する。このようなキレート剤としては、クエン酸及びその誘導体並びにその塩、フィチン酸及びその誘導体等が使用されている(特許文献5)。
また、化粧料にはミネラル分を多く含有する泥を配合したものが報告されており、パック化粧料、トリートメント化粧料として幅広く利用されている。例えば、海藻泥を使用したシート状化粧料(例えば、特許文献6)、柔軟性のある基材に泥を含有した化粧料を不織布に含浸させたパックシートが報告されている(例えば、特許文献7参照)。
さらに、カルボキシビニルポリマー及び/又はアクリル酸アルキル共重合体は化粧料において、通常増粘剤として汎用されており、シワ改善皮膚外用剤等幅広く使用されている(例えば、特許文献8)。
しかしながら、ポリエチレングリコール及び/又はグリセリンから選択される1種乃至は2種以上と、カルボキシビニルポリマー及び/又はアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体と、リン酸エステル系キレート剤を含有したマッサージ用化粧料が、増粘剤減粘が抑制し温感効果を発揮するマッサージ料として有用でありことは知られていない。更に、泥成分を加えることで温熱効果が高まり、マッサージの実感が向上し、特にミネラル分を含有する溶岩を起源とする泥を含有されることにより、温熱効果が向上し、粘度が一定状態で減粘することなく効果的にマッサージ時の温感が向上することは検討もされてこなかったし、それを示唆するものもなかった。
特開2004−203806号公報 特開2007−137822号公報 特開2007−191407号公報 特開2005−255634号公報 特開2001−122735号公報 特開平05−058875号公報 特開平11−228344号公報 特開2008−081473号公報
本発明は、この様な条件下為されたものであり、化粧料を用いたマッサージ時に増粘剤の減粘を抑制し、適度な抵抗を与え、マッサージ効果を向上させる温感の実感の高い化粧料を提供することを課題とする。
この様な実状に鑑みて、本発明者らは、マッサージ時に適度な抵抗を肌に与え続けるために化粧料の増粘剤の減粘を回避する方法を検討し、特に泥成分等のマッサージ効果には有用な成分を入れた場合でも、増粘剤の減粘を改善出来る方法を検討した。このようなマッサージ効果を向上させるために化粧料の減粘を回避する方法を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1気圧25℃で液状のポリエチレングリコール及び/又はグリセリンから選択される1種乃至は2種以上を1〜80重量%と、カルボキシビニルポリマー及び/又はアクリル酸アルキル共重合体とリン酸エステル系キレート剤を含有するマッサージ用化粧料がこのような効果があることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す通りである。
(1)1)1気圧25℃で液状のポリエチレングリコール及び/又はグリセリンから選択される1種乃至は2種以上を1〜80重量%と、2)カルボキシビニルポリマー及び/又はアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体と、3)フィチン酸又はその塩と、4)ミネラル分を含有する溶岩を起源とする泥を含有することを特徴とする、温感を有するマッサージ化粧料。
(2)ミネラル分を含有する溶岩を起源とする泥がフライブルグファンゴであることを特徴とする、請求項1に記載のマッサージ用化粧料。
本発明によれば、化粧料を用いたマッサージ時に増粘剤の減粘を抑制し、適度な抵抗を与え、マッサージ効果を向上させる温感の実感の高い化粧料を提供することができる。
本発明の化粧料は、1気圧25℃で液状のポリエチレングリコール及び/又はグリセリンから選択される1種乃至は2種以上を1〜80重量%と、2)カルボキシビニルポリマー及び/又はアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体と、3)リン酸エステル系キレート剤を含有することを特徴とする。
1気圧25℃で液状のポリエチレングリコール及び/又はグリセリンとは、1気圧25℃で液状のポリエチレングリコール及び/又はグリセリンから選択される1種乃至は2種以上を1〜80重量%、より好ましくは、10〜80重量%含有することがより好ましく例示できる。ここで、1気圧25℃で液状のポリエチレングリコールとしては、例えば、平均分子量が、200〜1000のものが好ましく例示できる。特に、平均分子量400前後のものが溶媒和で産する熱量が大きいので温熱効果を発揮する効果が高く好ましい。
本発明の必須成分であるカルボキシビニルポリマー及び/又はアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体として、通常の化粧料で増粘剤として汎用されているカルボキシビニルポリマーであれば特段制限なく使用でき、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体としては、アルキル変性されたカルボキシビニルポリマーとして炭素数10〜30に分布したアルキル基でエステル化されたアクリル酸乃至はメタクリル酸とアクリル酸乃至メタクリル酸のコポリマーが好ましく例示できる。アルキル共重合を行うためには、前記炭素鎖のアルキルアクリレート乃至はアルキルメタクリレートを構成モノマーとして用い、共重合を行えばよい。この様なアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体には既に市販されているものが存し、かかる市販品を購入して利用することも出来る、この様な市販品の内、特に好ましいものとしては、BFグッドリッチ社より販売されている「カーボポール1382」、「ペムレンTR−1」、「ペムレンTR−2」、和光純薬工業社より販売されている「シンタレンK」等が例示できる。本発明の効果を奏するためには、前記カルボキシビニルポリマー及び/又はアクリル酸アルキル共重合体が0.01〜5質量%含有することが好ましく、より好ましくは、0.1〜5質量%である。
本発明の必須成分であるリン酸エステル系キレート剤とは、本発明で用いられる通常化粧料として用いられているものであればよく、ヒドロキシエタンジホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸、ホスホノブタントトリカルボン酸、フィチン、フィチン酸、トリホスホノメチルアミンオキシド又はその塩が好ましく例示できる、これらのリン酸エステル系キレート剤は単独あるいは複数を組み合わせて含有することが出来、化粧料に対して、0.001〜0.5質量%が好ましく、特に好ましくは0.005〜0.1質量%である。
本発明のミネラル分を含有する泥とは、生物の堆積物、マグマや岩石を粉末状にしたもの等泥状に沈殿した泥であり、通常皮膚外用剤として、パック、毛髪や皮膚のトリートメント等に使用される泥であれば制限はなく、海泥、火山灰やマグマの堆積物からなる泥が例示でき、特に火山噴火後、堆積した岩石から得られたものが好ましく例示できる。このようなマグマが隆起し岩石化したものを微細に破砕したものを用いることが出来、市販品としてはHANS G.HAURI社製のフライブルグファンゴが好ましく例示できる。
また、本発明の皮膚外用剤は、これら上記の成分以外に通常化粧料で使用される任意成分を含有することができる。任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン等のビタミン類などが好ましく例示できる。
本発明の化粧料の使用部位の制限はないが、顔色改善を目的にする場合、ボディ用化粧料として用いて、全身の血行促進により改善することも可能であるが、直接的に作用し効果が高いスキンケア化粧料として顔面に使用することが好ましい。スキンケア化粧料として、ローション、乳液、クリーム、軟膏、シート状等の剤形での使用が可能である。
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみに限定されないことは言うまでもない。
以下に示す処方に従って、ゲル状化粧料Aを調製した。アの成分を均一に撹拌し、これに撹拌下徐々にイをの成分を加え、更にウを加えゲルを形成させ、本発明の化粧料1を調製した。
Figure 0005398053
下記に示す処方に従い、化粧料1と同様にして化粧料2を調製した。また、シンタレンKをカーボポール1382に置換したものを化粧料3とし調製した。
Figure 0005398053
比較例
化粧料1のポリエチレングリコール400及びグリセリンを1,3−ブタンジオールに置換したものを比較例1、化粧料1のペムレンTR−1及び化粧料2のシンタレンKをポリエチレングリコール400に置換したものをそれぞれ比較例2,比較例3とした。また、化粧料1のフィチン酸をポリエチレングリコール400に置換したものを比較例4,比較例4のフライブルファンゴをポリエチレングリコール400に置換したものを比較例5とした。
<効果検証>
5人の女性被験者において、化粧料1〜3、比較例1〜5を用いて顔面に各化粧料を塗布し、塗布直前の皮膚温、塗布直後の皮膚温、塗布後5分の皮膚温を熱電対型温度計で計測し、(塗布後の皮膚温−塗布直前の皮膚温)/塗布直前の皮膚温×100で塗布直後、塗布後5分の皮膚温の上昇率(%)を算出した。結果を表3に示す。この結果より、本願発明の化粧料1〜3は比較例に比べ、優れた温度上昇特性を有し、塗布後5分でも温度の低下の程度は少なかったことがわかる。
更に、温感の有無を以下の5点で評価した。結果は表4に示した。
1. 実感が高い(5点)、2.やや実感が高い(4点)、3.実感はある(3点)、
4.ほとんど実感はない(2点)、 5.実感が全くない(1点)
の5点で評価し、点数が低いほど温感の実感が低いと評価した。
Figure 0005398053
Figure 0005398053
表4の結果から本願発明の化粧料の顕著に温感を感じることが明らかとなった。
本発明は、マッサージ時に増粘剤の減粘を抑制し適度な抵抗を与えることでマッサージ効果を向上させる温感の実感の高い化粧料に応用できる。

Claims (2)

  1. 1)1気圧25℃で液状のポリエチレングリコール及び/又はグリセリンから選択される1種乃至は2種以上を1〜80重量%と、2)カルボキシビニルポリマー及び/又はアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体と、3)フィチン酸又はその塩と、4)ミネラル分を含有する溶岩を起源とする泥を含有することを特徴とする、温感を有するマッサージ化粧料。
  2. ミネラル分を含有する溶岩を起源とする泥がフライブルグファンゴであることを特徴とする、請求項1に記載のマッサージ用化粧料。
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