JP2005187350A - ボディー・リンス化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 肌荒れや乾燥肌、アトピー性皮膚炎などの症状、取り分け、冬季の乾燥期に著しくなるこの様な症状を改善する手段を提供する。
【解決手段】 インバスにおいて、使用時お湯で希釈して使用する組成物であって、4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを含有する、ボディー・リンス化粧料を提供する。前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーは、次に示すA群から選択されるものであることが好ましい。前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーの含有量は、0.01〜10質量%であることが好ましい。
(A)ポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン、ポリクオタニウム51、ポリクオタニウム61、ポリクオタニウム39
【選択図】 なし

Description

本発明は、化粧料に関し、更に詳細にはインバス条件で、体部に使用される化粧料に関する。
近年はストレス社会と言われており、現代に生活するものは過去に例をみないほどのストレスを生活の中で受けていると言われている。この様なストレスは生体活動のあらゆる面に影響を及ぼし、例えば、精神的な面で言えば、抑鬱状態、極度の緊張状態、精神的に不安定な状態などを作り出していると言われているし、生理的な面では、胃痛、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの消化器障害はもとより、冷え症、免疫力の低下などの各種全身症状を引き起こすと言われている。この様な生体への影響のごく初期症状としては、肌荒れや乾燥肌、アトピー性皮膚炎などの症状が存すると言われており、この様な肌荒れや乾燥肌、アトピー性皮膚炎などの症状を呈する人の数は、10年前に比して100倍近くに増加していると言われている。この傾向は冬季の乾燥期に於いては更に著しいものであった。
この様な肌荒れや乾燥肌、アトピー性皮膚炎などの症状は、負荷しているストレスを解除しても、治癒しにくいことは既に知られており、この様な症状が存することにより、悪循環を形成し、更に重篤な精神的な面で言えば、抑鬱状態、極度の緊張状態、精神的に不安定な状態、胃痛、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの消化器障害はもとより、冷え症、免疫力の低下などの各種全身症状への引き金となるとの指摘も存する。言い換えれば、この様なストレス負荷によって生じた、初期症状を速やかに改善することは、それ以後の予後を著しく改善するものであり、この様な初期症状を改善する手段の開発が望まれていた。
通常、この様な肌荒れや乾燥肌、アトピー性皮膚炎などの症状に対しては、尿素を10〜20質量%含有するクリームや乳液が有効であると言われており、現在でも薬局にはこの様な製剤が山積みになって販売されている。しかしながら、全身くまなくこの様なクリームや乳液を塗ることは困難であるし、尿素そのものの刺激も決して低くはなく、炎症の生じている場所に塗布することには問題が存するし、擦過して塗布する化粧行為も炎症を著しく刺激するものであり、これらの症状には好ましくない。
皮膚の乾燥を防ぐ目的で多価アルコールやシリコーンを有効成分として含有する「ボディー・リンス化粧料」は存するが(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照)4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを含有するボディー・リンス化粧料は全く知られていない。
一方、4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーについて、生体皮膚成分と馴染みが良く、優れた保湿特性を備えていることは知られているが、(例えば、特許文献4、特許文献5を参照)このものをボディー・リンス化粧料に含有させ、肌荒れや乾燥肌、アトピー性皮膚炎などの症状を改善させる技術については全く知られていない。
特開平02−202809号公報 特開平02−202810号公報 特開2000−128768号公報 特開平05−070321号公報 特開平06−157271号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、肌荒れや乾燥肌、アトピー性皮膚炎などの症状、取り分け、冬季の乾燥期に著しくなるこの様な症状を改善する手段を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、肌荒れや乾燥肌、アトピー性皮膚炎などの症状、取り分け、冬季の乾燥期に著しくなるこの様な症状を改善する手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、インバスにおいて、使用時お湯で希釈して使用する組成物であって、4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを含有するボディー・リンス化粧料を使用して処置することにより、この様な症状が顕著に改善できることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)インバスにおいて、使用時お湯で希釈して使用する組成物であって、4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを含有することを特徴とする、ボディー・リンス化粧料。
(2)前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーが、次に示すA群から選択されるものであることを特徴とする、(1)に記載のボディー・リンス化粧料。
(A)ポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン、ポリクオタニウム51、ポリクオタニウム61、ポリクオタニウム39
(3)前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーの含有量が、0.01〜10質量%であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載のボディー・リンス化粧料。
(4)更に、抗菌性多価アルコールを含有することを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載のボディー・リンス化粧料。
(5)冬季の乾燥期に専ら使用されることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載のボディー・リンス化粧料。
本発明によれば、肌荒れや乾燥肌、アトピー性皮膚炎などの症状、取り分け、冬季の乾燥期に著しくなるこの様な症状を改善する手段を提供することができる。
(1)本発明の化粧料の必須成分である4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマー
本発明の化粧料は、4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを含有することを特徴とする。4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーは、化粧料原料ではINCI名に於いて、「ポリクオタニウム」の名称を有するものであれば特段の限定無く使用することが出来るが、特に好ましいものとしては、ポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン、ポリクオタニウム51、ポリクオタニウム61及びポリクオタニウム39から選択される1種乃至は2種以上が特に好適に例示できる。これは、これらの成分が肌馴染みが良く、保湿性、バリア機能の向上性に優れ、しかも刺激発現性が極めて低いためである。これらの成分は、INCI名が登録されているとおり、既に化粧料原料として汎用され、市販品も存する。従って、本発明の化粧料に於いては、市販品を購入し使用することが出来る。メタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン、ポリクオタニウム51及びポリクオタニウム61は、日本油脂株式会社より販売されているし、ポリクオタニウム39はカルゴンコーポレーションより販売されている。本発明の化粧料に於いて、かかるポリマー乃至はコポリマーは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明の化粧料に於いて、かかるポリマー乃至はコポリマーは、化粧料全量に対して、総量で0.01〜10質量%含有することが好ましく、より好ましくは、0.05〜5質量%である。これより多いと不溶物が析出場合が存し好ましくなく、少ないと効果を発現しない場合が存し好ましくない。かかる成分は、ボディーリンス形態で、溶液として全身を処理することにより、刺激を発現することなく、保湿性、バリア性を有する被膜を皮膚上に形成し、水分の散逸や刺激物の皮膚への浸入を防ぐ効果を奏する。又、リンス形態で使用することにより、擦過等の塗布行為により、物理的に刺激を発現するのを防ぐことができる。
(2)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、インバスにおいて、使用時お湯で希釈して使用する組成物からなるボディーリンス化粧料であって、前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを含有することを特徴とする。使用時に於ける希釈は、桶などにお湯をため、100〜10000倍希釈になるように、本発明のボディーリンス化粧料を加え、良く攪拌し、一様になるように調整し、最後の上がり湯として身体全体に行き渡るようにかけて用いるのが好ましい。身体より、希釈液が充分に滴り落ちるのを待って、余分な分を軽くバスタオルを当てて除去すれば処理は完了する。この様な操作により、身体に刺激を与えることなく、保湿成分である前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを、一様に被覆させることが出来る。この被膜により、皮膚の乾燥、水分の過剰な散逸を防ぎ、角質細胞を正常に整えることが出来る。この様な使用形態を維持するためには、本発明のボディーリンス化粧料は、流動性を有する、水性担体に一様に可溶化乃至は分散した形態を取ることが好ましい。この観点において、皮膚に刺激を与えることなく防腐効果を付与するために、抗菌性多価アルコールを含有させることは有利である。かかる抗菌性多価アルコールとしては、化粧料原料の多価アルコールであって、その添加によって添加された化粧料の防腐力が向上するものであれば特段の限定はないが、例えば、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、ヘキシレングリコール、1,2−オクタンジオールなどが好適に例示できる。かかる成分は唯一種を含有することも出来るが、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明のボディーリンス化粧料に於ける、かかる成分の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、1〜20質量%であり、より好ましくは2〜10質量%である。
本発明のボディーリンス化粧料に於いては、これらの成分以外に、通常化粧料で使用される任意の成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。本発明の化粧料は、前記成分とこれらの成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
<実施例1>
以下に示す処方に従って、本発明のボディーリンス化粧料を製造した。即ち、処方成分を80℃に加温して、攪拌して可溶化し本発明のボディーリンス化粧料1を得た。このもののポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリンを尿素に置換した比較例1、比較例2としての10質量%尿素水溶液も作成した。パネラー10名を集め、下腕内側部に2cm×4cmの部位を3つ作成し、スキコンII(イー・ビーコーポレーション製)を用いて経皮的散逸水分量(TEWL)を計測し、本発明のボディーリンス化粧料1の100分の一希釈液、比較例1の100分の一希釈液、比較例2をやや過剰にカット綿で塗布し、1分間静置し、しかる後にカット綿で余分な分を拭い取り処置を行った。処置後24時間に再びTEWLを測定し、TEWLの減少量を算出しそれを処置前のTEWLで除肢、100を乗してTEWL抑制率を求めた。その平均値を結果として表1に示す。これより、本発明の化粧料であるボディーリンス化粧料1は優れたTEWL抑制作用を有し、乾燥による肌荒れの改善作用に優れることが判る。
(ボディーリンス化粧料1)
1,2−ヘキサンジオール 5 質量部
1,3−ブタンジオール 4 質量部
フェノキシエタノール 0.5質量部
グリセリン 30 質量部
ポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン 0.5質量部
水 60 質量部
Figure 2005187350
<実施例2>
実施例1と同様に下記処方に従って、本発明のボディーリンス化粧料2を作成した。実施例1の方法に従って評価したところ、平均TEWL抑制率は59±11であった。
(ボディーリンス化粧料2)
1,2−ヘキサンジオール 5 質量部
1,3−ブタンジオール 4 質量部
フェノキシエタノール 0.5質量部
グリセリン 30 質量部
ポリクオタニウム51 0.5質量部
水 60 質量部
<実施例3>
実施例1と同様に下記処方に従って、本発明のボディーリンス化粧料3を作成した。実施例1の方法に従って評価したところ、平均TEWL抑制率は63±17であった。
(ボディーリンス化粧料3)
1,2−ヘキサンジオール 5 質量部
1,3−ブタンジオール 4 質量部
フェノキシエタノール 0.5質量部
グリセリン 30 質量部
ポリクオタニウム61 0.5質量部
水 60 質量部
<実施例4>
実施例1と同様に下記処方に従って、本発明のボディーリンス化粧料4を作成した。実施例1の方法に従って評価したところ、平均TEWL抑制率は64±13であった。
(ボディーリンス化粧料4)
1,2−ヘキサンジオール 5 質量部
1,3−ブタンジオール 4 質量部
フェノキシエタノール 0.5質量部
グリセリン 30 質量部
ポリクオタニウム39 0.5質量部
水 60 質量部
<試験例1>
乾燥肌に悩むパネラー27名を集めてバラツキがないように9名ずつ3群に分けた。1群には本発明のボディーリンス化粧料1を渡し2週間インバスでボディーリンス仕様で使用してもらい、1群には比較例1を渡し2週間インバスでボディーリンス仕様で使用してもらい、1群には比較例2を渡し、アウトバスで風呂上がりに液を塗布してもらう形で2週間使用してもらった。2週間後肌の乾燥状態の改善の程度をアンケートで、スコア1:改善せず、スコア2:やや改善、スコア3:明らかに改善を認める、スコア4:顕著な改善の基準でスコアを付して評価してもらった。結果を出現例数として表2に示す。これより、本発明のボディーリンス化粧料1は、実施例1の評価結果と良く相関して乾燥肌を改善していることが判る。
Figure 2005187350
本発明は、安全に乾燥肌を改善できる化粧料に応用できる。

Claims (5)

  1. インバスにおいて、使用時お湯で希釈して使用する組成物であって、4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを含有することを特徴とする、ボディー・リンス化粧料。
  2. 前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーが、次に示すA群から選択されるものであることを特徴とする、請求項1に記載のボディー・リンス化粧料。
    (A)ポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン、ポリクオタニウム51、ポリクオタニウム61、ポリクオタニウム39
  3. 前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーの含有量が、0.01〜10質量%であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のボディー・リンス化粧料。
  4. 更に、抗菌性多価アルコールを含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載のボディー・リンス化粧料。
  5. 冬季の乾燥期に専ら使用されることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載のボディー・リンス化粧料。
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