JP2005187350A - ボディー・リンス化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 インバスにおいて、使用時お湯で希釈して使用する組成物であって、4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを含有する、ボディー・リンス化粧料を提供する。前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーは、次に示すA群から選択されるものであることが好ましい。前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーの含有量は、0.01〜10質量%であることが好ましい。
(A)ポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン、ポリクオタニウム51、ポリクオタニウム61、ポリクオタニウム39
【選択図】 なし
Description
(1)インバスにおいて、使用時お湯で希釈して使用する組成物であって、4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを含有することを特徴とする、ボディー・リンス化粧料。
(2)前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーが、次に示すA群から選択されるものであることを特徴とする、(1)に記載のボディー・リンス化粧料。
(A)ポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン、ポリクオタニウム51、ポリクオタニウム61、ポリクオタニウム39
(3)前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーの含有量が、0.01〜10質量%であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載のボディー・リンス化粧料。
(4)更に、抗菌性多価アルコールを含有することを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載のボディー・リンス化粧料。
(5)冬季の乾燥期に専ら使用されることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載のボディー・リンス化粧料。
本発明の化粧料は、4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを含有することを特徴とする。4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーは、化粧料原料ではINCI名に於いて、「ポリクオタニウム」の名称を有するものであれば特段の限定無く使用することが出来るが、特に好ましいものとしては、ポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン、ポリクオタニウム51、ポリクオタニウム61及びポリクオタニウム39から選択される1種乃至は2種以上が特に好適に例示できる。これは、これらの成分が肌馴染みが良く、保湿性、バリア機能の向上性に優れ、しかも刺激発現性が極めて低いためである。これらの成分は、INCI名が登録されているとおり、既に化粧料原料として汎用され、市販品も存する。従って、本発明の化粧料に於いては、市販品を購入し使用することが出来る。メタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン、ポリクオタニウム51及びポリクオタニウム61は、日本油脂株式会社より販売されているし、ポリクオタニウム39はカルゴンコーポレーションより販売されている。本発明の化粧料に於いて、かかるポリマー乃至はコポリマーは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明の化粧料に於いて、かかるポリマー乃至はコポリマーは、化粧料全量に対して、総量で0.01〜10質量%含有することが好ましく、より好ましくは、0.05〜5質量%である。これより多いと不溶物が析出場合が存し好ましくなく、少ないと効果を発現しない場合が存し好ましくない。かかる成分は、ボディーリンス形態で、溶液として全身を処理することにより、刺激を発現することなく、保湿性、バリア性を有する被膜を皮膚上に形成し、水分の散逸や刺激物の皮膚への浸入を防ぐ効果を奏する。又、リンス形態で使用することにより、擦過等の塗布行為により、物理的に刺激を発現するのを防ぐことができる。
本発明の化粧料は、インバスにおいて、使用時お湯で希釈して使用する組成物からなるボディーリンス化粧料であって、前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを含有することを特徴とする。使用時に於ける希釈は、桶などにお湯をため、100〜10000倍希釈になるように、本発明のボディーリンス化粧料を加え、良く攪拌し、一様になるように調整し、最後の上がり湯として身体全体に行き渡るようにかけて用いるのが好ましい。身体より、希釈液が充分に滴り落ちるのを待って、余分な分を軽くバスタオルを当てて除去すれば処理は完了する。この様な操作により、身体に刺激を与えることなく、保湿成分である前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを、一様に被覆させることが出来る。この被膜により、皮膚の乾燥、水分の過剰な散逸を防ぎ、角質細胞を正常に整えることが出来る。この様な使用形態を維持するためには、本発明のボディーリンス化粧料は、流動性を有する、水性担体に一様に可溶化乃至は分散した形態を取ることが好ましい。この観点において、皮膚に刺激を与えることなく防腐効果を付与するために、抗菌性多価アルコールを含有させることは有利である。かかる抗菌性多価アルコールとしては、化粧料原料の多価アルコールであって、その添加によって添加された化粧料の防腐力が向上するものであれば特段の限定はないが、例えば、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、ヘキシレングリコール、1,2−オクタンジオールなどが好適に例示できる。かかる成分は唯一種を含有することも出来るが、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明のボディーリンス化粧料に於ける、かかる成分の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、1〜20質量%であり、より好ましくは2〜10質量%である。
以下に示す処方に従って、本発明のボディーリンス化粧料を製造した。即ち、処方成分を80℃に加温して、攪拌して可溶化し本発明のボディーリンス化粧料1を得た。このもののポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリンを尿素に置換した比較例1、比較例2としての10質量%尿素水溶液も作成した。パネラー10名を集め、下腕内側部に2cm×4cmの部位を3つ作成し、スキコンII(イー・ビーコーポレーション製)を用いて経皮的散逸水分量(TEWL)を計測し、本発明のボディーリンス化粧料1の100分の一希釈液、比較例1の100分の一希釈液、比較例2をやや過剰にカット綿で塗布し、1分間静置し、しかる後にカット綿で余分な分を拭い取り処置を行った。処置後24時間に再びTEWLを測定し、TEWLの減少量を算出しそれを処置前のTEWLで除肢、100を乗してTEWL抑制率を求めた。その平均値を結果として表1に示す。これより、本発明の化粧料であるボディーリンス化粧料1は優れたTEWL抑制作用を有し、乾燥による肌荒れの改善作用に優れることが判る。
1,2−ヘキサンジオール 5 質量部
1,3−ブタンジオール 4 質量部
フェノキシエタノール 0.5質量部
グリセリン 30 質量部
ポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン 0.5質量部
水 60 質量部
実施例1と同様に下記処方に従って、本発明のボディーリンス化粧料2を作成した。実施例1の方法に従って評価したところ、平均TEWL抑制率は59±11であった。
(ボディーリンス化粧料2)
1,2−ヘキサンジオール 5 質量部
1,3−ブタンジオール 4 質量部
フェノキシエタノール 0.5質量部
グリセリン 30 質量部
ポリクオタニウム51 0.5質量部
水 60 質量部
実施例1と同様に下記処方に従って、本発明のボディーリンス化粧料3を作成した。実施例1の方法に従って評価したところ、平均TEWL抑制率は63±17であった。
(ボディーリンス化粧料3)
1,2−ヘキサンジオール 5 質量部
1,3−ブタンジオール 4 質量部
フェノキシエタノール 0.5質量部
グリセリン 30 質量部
ポリクオタニウム61 0.5質量部
水 60 質量部
実施例1と同様に下記処方に従って、本発明のボディーリンス化粧料4を作成した。実施例1の方法に従って評価したところ、平均TEWL抑制率は64±13であった。
(ボディーリンス化粧料4)
1,2−ヘキサンジオール 5 質量部
1,3−ブタンジオール 4 質量部
フェノキシエタノール 0.5質量部
グリセリン 30 質量部
ポリクオタニウム39 0.5質量部
水 60 質量部
乾燥肌に悩むパネラー27名を集めてバラツキがないように9名ずつ3群に分けた。1群には本発明のボディーリンス化粧料1を渡し2週間インバスでボディーリンス仕様で使用してもらい、1群には比較例1を渡し2週間インバスでボディーリンス仕様で使用してもらい、1群には比較例2を渡し、アウトバスで風呂上がりに液を塗布してもらう形で2週間使用してもらった。2週間後肌の乾燥状態の改善の程度をアンケートで、スコア1:改善せず、スコア2:やや改善、スコア3:明らかに改善を認める、スコア4:顕著な改善の基準でスコアを付して評価してもらった。結果を出現例数として表2に示す。これより、本発明のボディーリンス化粧料1は、実施例1の評価結果と良く相関して乾燥肌を改善していることが判る。
Claims (5)
- インバスにおいて、使用時お湯で希釈して使用する組成物であって、4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーを含有することを特徴とする、ボディー・リンス化粧料。
- 前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーが、次に示すA群から選択されるものであることを特徴とする、請求項1に記載のボディー・リンス化粧料。
(A)ポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン、ポリクオタニウム51、ポリクオタニウム61、ポリクオタニウム39 - 前記4級アミノ基を有するポリマー乃至はコポリマーの含有量が、0.01〜10質量%であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のボディー・リンス化粧料。
- 更に、抗菌性多価アルコールを含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載のボディー・リンス化粧料。
- 冬季の乾燥期に専ら使用されることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載のボディー・リンス化粧料。
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JP2003428501A JP2005187350A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | ボディー・リンス化粧料 |
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-
2003
- 2003-12-25 JP JP2003428501A patent/JP2005187350A/ja active Pending
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