JP4801361B2 - エッセンス剤形の皮膚外用剤 - Google Patents

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本発明は皮膚外用剤に関し、更に詳細には、エッセンス剤形の化粧料(医薬部外品を含む)に好適な皮膚外用剤に関する。
化粧料などの皮膚外用剤において、粘度が10000mPascal・秒以上と高粘度のエッセンス剤形は、投与すべき部位に的確に、広がらずに皮膚外用剤を投与できるため、極めて有用な剤形であると言える。これは、医薬部外品のような、化粧料の中でも、効能・効果がより明瞭である種別においては、より顕著であると言える。かかるエッセンス剤形の皮膚外用剤において、特に大きな課題となることは、経時的な粘度低下であると言える。特に、ピロリドンカルボン酸或いは、その塩の存在下においては、カルボキシビニルポリマーなどの増粘剤は、架橋構造を形成しにくい為、前記の粘度を安定に維持しつつ、これらの成分の安定性も維持することは非常に困難であった。前記ピロリドンカルボン酸或いはその塩は皮膚との馴染みが良く、且つ、優れた保水特性を有するために広く化粧分野で、保湿成分として使用されている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)が、この様な欠点故にその配合できる剤形は極めて限られたものとなっている(例えば、特許文献3、特許文献4を参照)。
一方、カラギーナンはゲル化・増粘剤として、化粧料などの皮膚外用剤の分野や、食品の分野で使用されている原料であるが、かかる成分とピロリドンカルボン酸を概念上組み合わせることは開示されている(例えば、特許文献5、特許文献6を参照)が、実際に組み合わせて含有させた例はなく、その粘度安定化効果は全く知られていなかった。
特開平05−043447号公報 特開平05−295292号公報 特開平11−255640 号公報 特開平09−143027号公報 特開2002−053428号公報 特開2002−047123号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩を含有しつつも、粘度安定性に優れるエッセンス剤形の皮膚外用剤を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩を含有しつつも、粘度安定性に優れるエッセンス剤形の皮膚外用剤を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)カラギーナン0.5〜2質量%と、2)ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩0.1〜10質量%とを含有する皮膚外用剤がその様な特性を備えていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)1)カラギーナン0.5〜2質量%と、2)ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩0.1〜10質量%含有し、粘度が10000mPascal・秒以上のエッセンス剤形の皮膚外用剤であって、カルボキシビニルポリマーを含有しないことを特徴とする、膚外用剤。
(2)pHが7以下であることを特徴とする、(1)に記載の皮膚外用剤。
(3)化粧料である、(1)又は(2)に記載の皮膚外用剤。
本発明によれば、ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩を含有しつつも、粘度安定性に優れるエッセンス剤形の皮膚外用剤を提供することができる。
(1)本発明の皮膚外用剤の必須成分であるカラギーナン
本発明の皮膚外用剤はカラギーナンを必須成分として含有することを特徴とする。カラギーナンはツノマタ属などの紅藻類を基源とした多糖類であって、ガラクトースを主たる構成単糖とし、硫酸基を有するものである。カラギーナンは古くより、増粘剤として化粧料で使用されいる。化粧料原料としてのカラギーナンは種々のメーカーから販売されている。例えば、日本バイオコン株式会社の「デルタゲルC80」、「デルタゲルC200」、「デルタゲルS80」、「デルタゲルS200」、日本カラギーナン工業株式会社の「カラギーナン」、大日本製薬株式会社から販売されている「シーピーガム(登録商標)FA」等が好ましく例示でき、これらの何れもが使用可能であるが、特に好ましいものは大日本製薬株式会社から販売されている「シーピーガム(登録商標)FA」である。これは、このものが安定性向上効果に特に優れるためである。本発明の皮膚外用剤においては、かかる成分は系の粘度を長期間維持する作用を有する。この様な作用を発揮するためには、前記カラギーナンは皮膚外用剤全量に対して0.5〜2質量%、より好ましくは0.8〜1.5質量%含有させることが好ましい。これは、適正な粘度を発現させるためと、前記の安定化作用を具現化させるためである。
(2)本発明の皮膚外用剤の必須成分であるピロリドンカルボン酸
本発明の皮膚外用剤は、必須成分として、ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩0.1〜10質量%、より好ましくは1〜5質量%含有することを特徴とする。ピロリドンカルボン酸は既に化粧料などの分野で保湿成分として市販されているものが存し、かかる市販品を購入して利用することが出来る。又、塩としては、皮膚外用剤で使用される塩であれば特段の限定を受けることなく使用することが出来、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。前記の含有量の範囲において、かかる成分は、ベタツキ無く優れた保湿性を具現化するため、ジェル状或いはエッセンス製剤における保湿剤として有用に作用する。
(4)本発明の皮膚外用剤
本発明の皮膚外用剤は、前記必須成分を含有し、カルボキシビニルポリマーを含有しないことを特徴とする。本発明の皮膚外用剤としては、皮膚に外用で投与されるものであれば特段の限定無く適用でき、例えば、化粧料(医薬部外品を含む)、皮膚外用医薬組成物、雑貨などが例示でき、これらの内では化粧料が特に好ましい。皮膚外用剤の剤形としては、粘度が10000mPascal・秒以上である高粘剤形、すなわち通常エッセンス剤形と言われている剤形が挙げられる。この様な剤形を取ることにより、有効成分の効果が必要な局所部位に的確に投与でき、且つ、投与範囲を限局することが出来るためである。又、この時pHは皮膚のそれに近い7以下であることが好ましい。
本発明の皮膚外用剤においては、前記の必須成分以外に、通常皮膚外用剤で使用される任意の製剤成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソ
ステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、リアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アント
ラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB 6 塩酸塩,ビタミンB 6 トリパルミテート,ビタミンB 6 ジオクタノエート,ビタミンB 2 又はその誘導体,ビタミンB 12 ,ビタミンB 15 又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。これらの内、特に好ましいものは、1,2−ペンタンジオール、イソプレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−オクタンジオールから選択される1種乃至は2種以上である。これらの多価アルコールは抗菌性を有するため、これらを含有することにより、パラベンなど時として一過性の刺激発現の原因となる成分の含有量を低下させることが出来る。かかる成分の好ましい含有量は、1〜10質量%であり、より好ましくは2〜5質量%である。かかる質量比で含有し、パラベン類を配合しない形態が特に好ましい形態である。又、本発明の皮膚外用剤では、カラギーナン及びカルボキシビニルポリマー以外の増粘剤、例えば、アルキル変性されていカルボキシビニルポリマーの塩やキサンタンガムなども含有することが出来るが、これらを含有することにより、カラギーナンの好ましい特性が損なわれる場合が存するため、増粘剤としては、カラギーナンのみを含有する形態が特に好ましい。本発明の皮膚外用剤は、かかる任意成分、必須成分を常法に従って処理することにより、製造することが出来る。
以下に、実施例を挙げて、本発明について、更に詳細に説明を加えるが本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である、化粧料を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、良く混合した後、攪拌下、ロに徐々にイを加え、しかる後、攪拌冷却し、エッセンス剤形(粘度:27000mPascal・秒;B型粘度計4号ローター、20℃、pH6.55)の化粧料1を得た。このものの、カラギーナンを、アラビアガムに置換した比較例1(粘度:26500mPascal・秒、pH6.45)、20%カルボキシビニルポリマー(添加後10%水酸化カリウム水溶液1mlを加え中和)に置換した比較例2(粘度23500mPascal・秒、pH8.45)、キサンタンガムに置換した比較例3(粘度21000mPascal・秒。pH6.65)も同様に作成した。

カラギーナン 1 質量%
(「シーピーガム(登録商標)FA」)
1,3−ブタンジオール 5 質量%
グリセリン 3 質量%
1,2−ヘキサンジオール 3 質量%
エタノール 5 質量%

ピロリドンカルボン酸ナトリウム 2 質量%
10%クエン酸水溶液 0.1質量%
クエン酸ナトリウム 0.1質量%
フェノキシエタノール 0.5質量%
水 80.3質量%
上記の如くに製造した、化粧料1、比較例1〜3を5℃、20℃、40℃で1ヶ月間の保存試験を行った。保存試験終了後サンプルを20℃に恒量にし、粘度を測定した結果を表1に示す。これより、本発明の皮膚外用剤は安定性に優れることが判る。
Figure 0004801361
化粧料1と同様に下記処方に従って、本発明の皮膚外用剤である化粧料2〜5を製造し、保存試験を行った。結果を表2に示す。これより、いずれのサンプルも優れた安定性を有していることが判る。尚、pHは化粧料2が6.55、化粧料3が6.50、化粧料4が6.45、化粧料5が6.5であった。

カラギーナン 1 質量%
(「シーピーガム(登録商標)FA」)
1,3−ブタンジオール 5 質量%
グリセリン 3 質量%
表2に示す成分 3 質量%
エタノール 5 質量%

ピロリドンカルボン酸ナトリウム 2 質量%
10%クエン酸水溶液 0.1質量%
クエン酸ナトリウム 0.1質量%
フェノキシエタノール 0.5質量%
水 80.3質量%
Figure 0004801361
化粧料1と同様に下記処方に従って、本発明の皮膚外用剤である化粧料6を製造し、保存試験を行った。結果は、保存前の粘度が21000mPascal・秒であり、1ヶ月保存後が、5℃(16500mPascal・秒)、20℃(13500mPascal・秒)、40℃(11500mPascal・秒)であり、同様に本発明の皮膚外用剤の安定性が確認された。増粘剤としてはカラギーナンのみを用いる方が好ましいことが判った。

カラギーナン 1 質量%
(「シーピーガム(登録商標)FA」)
1,3−ブタンジオール 5 質量%
グリセリン 3 質量%
1,2−ヘキサンジオール 3 質量%
エタノール 5 質量%
キサンタンガム 0.1質量%

ピロリドンカルボン酸ナトリウム 2 質量%
10%クエン酸水溶液 0.1質量%
クエン酸ナトリウム 0.1質量%
フェノキシエタノール 0.5質量%
水 80.2質量%
本発明は、安定なエッセンス剤形の化粧料に応用できる。

Claims (3)

  1. 1)カラギーナン0.5〜2質量%を含有し、2)ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩0.1〜10質量%含有し、粘度が10000mPascal・秒以上のエッセンス剤形の皮膚外用剤であって、カルボキシビニルポリマーを含有しないことを特徴とする、膚外用剤。
  2. pHが7以下であることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
  3. 化粧料である、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
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