JP3531734B2 - 美白用皮膚外用剤 - Google Patents

美白用皮膚外用剤

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JP3531734B2
JP3531734B2 JP2001003874A JP2001003874A JP3531734B2 JP 3531734 B2 JP3531734 B2 JP 3531734B2 JP 2001003874 A JP2001003874 A JP 2001003874A JP 2001003874 A JP2001003874 A JP 2001003874A JP 3531734 B2 JP3531734 B2 JP 3531734B2
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thickening
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和之 宮沢
忠司 中村
勇 金田
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な増粘剤を配合
した美白用皮膚外用剤に関する。さらに詳しくは、べた
つき感がなく、優れた使用性を有するとともに、美白剤
成分を多配合した場合でも系の粘度低下を引き起こすこ
とがなく、さらに長期にわたって安定で離水等の生じな
い美白用皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧料の増粘方法として、キサン
タンガム等の多糖類、ポリアクリル酸等の親水性合成高
分子、ベントナイト等の粘土鉱物などを増粘剤として用
いる方法が知られている。
【0003】しかしながら、キサンタンガム等の多糖類
を増粘剤として用いた場合、薬剤成分や塩類を同時配合
した系での安定性は優れるものの、べたつき感がするな
ど使用性の面において不具合があった。また、ポリアク
リル酸等の親水性合成高分子を用いた場合、べたつき感
がなく、さっぱり感が得られ、使用性が良好であるもの
の、耐塩性、耐イオン性が低いため、L−アスコルビン
酸(=ビタミンC)およびその誘導体やアルブチン等の
美白剤成分を多配合した場合、系の粘度低下等を引き起
こすという不具合があった。さらに、ベントナイト等の
粘土鉱物を増粘剤として用いた場合、きしみ感が感じら
れるなど使用性の点で問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、べたつき
感、きしみ感がなく、優れた使用性を有し、しかも、美
白剤成分を高配合した場合であっても粘度低下をきたす
ことがなく、さらに長期にわたって安定で離水等の生じ
ない美白用皮膚外用剤を得ることを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、従来よりゲル化
剤として用いられている寒天などのゲル化能を有する化
合物を、固化してゲル化させた後、これを粉砕してミク
ロゲルとしたものを増粘剤として用いることにより、べ
たつき感がなく、しかも従来の増粘剤の使用の際に問題
となっていた、美白剤成分等を高配合しても系の粘性低
下の問題を生じないことを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0006】すなわち本発明は、ゲル化能を有する親水
性化合物を、あるいは、ゲル化能を有する親水性化合物
とゲル化能をもたない増粘性化合物とを、水または水性
成分に溶解した後、放置冷却してゲルを形成し、次いで
該ゲルを粉砕して平均粒径0.1〜1,000μmのミ
クロゲルとして得られる増粘剤と、美白剤成分を含有す
る美白用皮膚外用剤に関する。
【0007】上記においてミクロゲルの平均粒径は1〜
300μmが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0009】本発明の美白用皮膚外用剤に含有されるミ
クロゲルの一成分をなすゲル化能を有する親水性化合物
としては、ゲル化能を有する水溶性化合物であって、化
粧料、医薬品分野で用いられ得るものであれば特に限定
されるものでない。具体的には、ゼラチン、コラーゲン
等のゲル化能を有する親水性タンパク質や、寒天、カー
ドラン、スクレログルカン、シゾフィラン、ジェランガ
ム、アルギン酸、カラギーナン、マンナン、ペクチン、
ヒアルロン酸等の親水性多糖類等が例示される。中で
も、ゼラチン、寒天、カードラン、ジェランガム、アル
ギン酸、カラギーナンは、塩やイオンの影響を受け難
く、安定なゲルを調製可能であることから特に好ましく
用いられる。ゲル化能を有する親水性化合物は1種また
は2種以上を用いることができる。
【0010】これらゲル化能を有する親水性化合物は、
水または水性成分に溶解させた後、放置冷却して固化さ
せ、ゲルを形成する。上記化合物の水または水性成分へ
の溶解は、混合、加熱等によって行うことができる。
【0011】ゲル化(固化)は、溶解後、加熱を止めて
ゲル化温度(固化温度)より低温となるまで放置(静
置)することにより行う。
【0012】水性成分としては、化粧料、医薬品分野に
おいて用いられ得る水性成分であれば特に限定されるも
のでなく、例えば1,3−ブチレングリコール、プロピ
レングリコール等のグリコール類や、エタノール、プロ
パノール等の低級アルコールのほか、一般に化粧料の水
相成分として配合される成分を含有することができる。
具体的には、メタリン酸塩、エデト酸塩等のキレート剤
や、pH調整剤、防腐剤等が例示されるが、これら例示
に限定されるものでない。
【0013】上記ゲルのゲル強度は、ゲル自体がその形
状を維持でき、また次工程のミクロゲルを得ることがで
きる程度のものであれば特に限定されるものでない。本
発明では、ゲル強度がかなり高いものでも使用すること
ができ、例えばゼリー強度が1,000g/cm2(日寒
水式測定)若しくはそれ以下程度の高ゼリー強度のもの
でも用いることができる一方、ゼリー強度30g/cm
2程度のかなり弱いゲル強度でもミクロゲルを得ること
ができる。使用性向上の点からはゼリー強度100g/
cm2前後のものが好ましい。
【0014】なお、上記ゲル化能を有する親水性化合物
とともに、さらに使用感を変えるため等の目的から、ゲ
ル化能をもたない増粘性化合物を併用してもよい。ゲル
化能をもたない増粘性化合物としては、ポリアクリル
酸、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド、ポ
リアルキルアクリルアミド/ポリアクリルアミドコポリ
マー、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロ
ース、プルロニックをはじめとする親水性合成高分子
や、キサンタンガム、サクシノグリカン、グアーガム、
ローカストビーンガムをはじめとする親水性天然高分子
のほか、ラポナイト、ベントナイト、スメクタイト等の
親水性粘土鉱物等の親水性増粘性化合物が例示される。
また、これらゲル化能をもたない親水性の増粘性化合物
を併用することにより、得られるゲルのゲル強度を自在
に調整することができる。ゲル化能をもたない増粘性化
合物の配合割合を増加させることによりゲル強度は低下
する。ゲル化能をもたない増粘性化合物として、キサン
タンガム、サクシノグリカン、ポリアクリル酸、ポリエ
チレングリコール、ポリアクリルアミド、ポリアルキル
アクリルアミド/ポリアクリルアミドコポリマーが特に
好ましい。またこれら化合物の塩も好ましく用いられ
る。ゲル化能をもたない増粘性化合物は1種または2種
以上を用いることができる。
【0015】ゲル化能をもたない親水性の増粘性化合物
の配合割合は、目的とする増粘剤の用途等により異なる
が、ゲル化能を有する親水性化合物に対して1〜100
重量%程度の割合で配合することができる。
【0016】次いで、上記形成されたゲルをホモジナイ
ザー、ディスパー、メカニカルスターラー等により破砕
し、望みのミクロゲルを得る。本発明においてミクロゲ
ルの平均粒径は0.1〜1,000μmであり、好まし
くは1〜300μm程度、より好ましくは10〜200
μm程度である。ミクロゲルの平均粒径が1,000μ
m超では、指どれが悪くなるなど使用性上問題となる場
合があり、一方、0.1μm未満ではゲル製剤としての
粘性が保てなくなる場合もある。破砕の度合いは、得ら
れるミクロゲルの平均粒径が上記本発明での範囲を逸脱
しない程度において、目的に応じて調節可能であり、よ
り滑らかな使用性が必要とされる場合には高速攪拌によ
り十分に破砕し、細かな粒径のミクロゲルとし、一方、
ミクロゲル自体の触感を必要とする場合には軽い攪拌に
より破砕の度合いを弱めてやや大き目の粒径のミクロゲ
ルとする。
【0017】このようにして得られるミクロゲルの粘度
は、増粘剤として配合される皮膚外用剤の剤型等によっ
て異なり、一概にいえないが、例えば寒天を用いた場
合、寒天濃度0.5〜2%程度で、B型粘度計(回転数
0.6rpm、25℃)による測定で2,000〜1,0
00,000mPa.s程度のものが好ましい。
【0018】本発明により得られるミクロゲルを増粘剤
として皮膚外用剤に用いることにより、使用感の向上
(べたつき感のなさ)を図ることができるとともに、美
白剤成分を高配合、例えば皮膚外用剤全量中に20重量
%程度含有させた場合でも、系の粘度の低下を生じるこ
とがなく、皮膚外用剤の系の粘性を維持することが可能
となった。また長期にわたって安定で離水等を生じるこ
とがない。なお、美白剤成分の配合量は、該成分の配合
による所期効果を得るためには皮膚外用剤全量中に0.
1重量%程度以上とするのが好ましい。
【0019】本発明皮膚外用剤に配合される美白剤成分
は、水溶性、油溶性のいずれも用いることができる。本
発明では、L−アスコルビン酸およびその誘導体、アル
ブチン、グルタチオン、トラネキサム酸およびその誘導
体、プラセンタエキス、植物抽出物(例えばカミツレエ
キス等)などが好ましいものとして例示される。
【0020】L−アスコルビン酸は、一般にビタミンC
といわれ、その強い還元作用により細胞呼吸作用、酵素
賦活作用、膠原形成作用を有し、かつメラニン還元作用
を有する。L−アスコルビン酸誘導体としては、例えば
L−アスコルビン酸モノステアレート、L−アスコルビ
ン酸モノパルミテート、L−アスコルビン酸モノオレー
ト等のL−アスコルビン酸モノアルキルエステル類、L
−アスコルビン酸モノリン酸エステル、L−アスコルビ
ン酸−2−硫酸エステルなどのL−アスコルビン酸モノ
エステル類;L−アスコルビン酸ジステアレート、L−
アスコルビン酸ジパルミテート、L−アスコルビン酸ジ
オレートなどのL−アスコルビン酸ジアルキルエステル
類;L−アスコルビン酸ジリン酸エステルなどのL−ア
スコルビン酸ジエステル類;L−アスコルビン酸トリス
テアレート、L−アスコルビン酸トリパルミテート、L
−アスコルビン酸トリオレートなどのL−アスコルビン
酸トリアルキルエステル類;L−アスコルビン酸トリリ
ン酸エステルなどのアスコルビン酸トリエステル類;L
−アスコルビン酸2−グルコシドなどのL−アスコルビ
ン酸グルコシド類などが挙げられる。L−アスコルビン
酸およびその誘導体としては、L−アスコルビン酸、L
−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸
−2−硫酸エステル、L−アスコルビン酸2−グルコシ
ドまたはそれらの塩が好ましく用いられる。L−アスコ
ルビン酸およびその誘導体は、1種または2種以上を用
いることができる。
【0021】トラネキサム酸誘導体としては、トラネキ
サム酸の二量体(例えば、塩酸トランス−4−(トラン
ス−アミノメチルシクロヘキサンカルボニル)アミノメ
チルシクロヘキサンカルボン酸、等)、トラネキサム酸
とハイドロキノンのエステル体(例えば、トランス−4
−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸4’−ヒドロ
キシフェニルエステル、等)、トラネキサム酸とゲンチ
シン酸のエステル体(例えば、2−(トランス−4−ア
ミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒ
ドロキシ安息香酸およびその塩、等)、トラネキサム酸
のアミド体(例えば、トランス−4−アミノメチルシク
ロヘキサンカルボン酸メチルアミドおよびその塩、トラ
ンス−4−(P−メトキシベンゾイル)アミノメチルシ
クロヘキサンカルボン酸およびその塩、トランス−4−
グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸およびその
塩、等)などが挙げられる。
【0022】美白剤成分は1種または2種以上を用いる
ことができる。
【0023】美白剤成分の配合量は、皮膚外用剤全量中
に0.1〜20重量%が好ましく、特には0.5〜5重
量%である。本発明では、このように美白剤成分を高配
合しても皮膚外用剤の粘度低下をきたすことがなく、系
の粘性を維持することができる。
【0024】また本発明皮膚外用剤には、さらに塩類を
高配合することができる。塩類は水溶性、油溶性のいず
れも用いることができる。これら塩類としては、有機酸
塩、アミノ酸塩、無機塩などが挙げられる。有機酸塩と
しては、クエン酸、乳酸、シュウ酸、スルホン酸等の塩
酸塩、金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩)、アミン塩
などが例示される。アミノ酸塩としては、グリシン、ア
ラニン、プロリン、リジン、アスパラギン酸、グルタミ
ン酸等の塩酸塩、金属塩(ナトリウム塩、カリウム
塩)、アミン塩などが例示される。無機塩としては、ナ
トリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等の炭
酸塩、リン酸塩、硝酸塩、ホウ酸塩、硫酸塩、亜硫酸
塩、ハロゲン化合物(塩化ナトリウム、塩化カリウム
等)等が挙げられる。
【0025】本発明美白用皮膚外用剤は耐塩性が高く、
これら塩類を配合したり、あるいは上記美白剤成分を塩
の形で用いたものを配合した場合であっても、同時配合
する他成分によって系の安定性が左右されることがな
く、また、使用性に優れる。
【0026】なお、従来、寒天、カラギーナン、カード
ラン、ゼラチン等のゲル化能を有する化合物を増粘剤と
して用いることもあったが、その場合、これら化合物を
加熱、溶解し、攪拌しながら徐冷することにより、固化
(ゲル化)させることなく粘稠な状態を得ていた(例え
ば、特開平11−209262号公報、等)。しかしな
がら、上記従来法に示すようにゲル化能を有する化合物
を攪拌しながら徐冷して増粘剤とする場合、系の増粘の
程度に限界がある。特に薬剤成分や塩類等を配合した場
合、系の粘度低下が生じる。
【0027】これに対し本発明では、これら化合物をい
ったん完全にゲル化(固化)した後、これを粉砕してミ
クロゲルとしたものを増粘剤として用いる。このように
して得られる増粘剤は、従来化粧料に用いられてきた増
粘多糖類あるいは合成高分子増粘剤と異なり、分子レベ
ルの絡み合いにより増粘効果を発揮するものではなく、
ゲルを粉砕したミクロゲル同士の摩擦によるものであ
る。したがって、高分子溶液に特徴的な曳糸性は全くみ
られず、非常にさっぱりとした使用感を実現することが
できる。また、高分子溶液は配合する薬剤、塩等による
影響を受けて粘度低下を起こし、配合が制限される場合
があるが、本発明の場合そのような心配がなく、化粧料
等の処方の幅を広げることができる。
【0028】なお、本発明において美白剤成分として水
溶性のものを用いる場合、上記ゲル化能を有する親水性
成分とともに水あるいは水性成分中に溶解させた後、こ
れを放置冷却し固化させてゲルを形成し、次いで該ゲル
を粉砕してミクロゲルとして用いてもよく、あるいは、
上記ゲル化能を有する親水性成分を水あるいは水性成分
中に溶解させた後、放置冷却、固化させて形成したゲル
を粉砕してミクロゲルとしたものと美白剤成分とを混合
して用いてもよい。
【0029】一方、美白剤成分として油溶性のものを用
いる場合、上記ゲル化能を有する親水性成分を水あるい
は水性成分中に溶解させた後、これを放置冷却し固化さ
せてゲルを形成し、次いで該ゲルを粉砕してミクロゲル
とする一方、これとは別に、油溶性美白成分を他の油性
成分とともに水系中で予備乳化しておき、この予備乳化
物と上記ミクロゲルとを混合、乳化して用いるのが好ま
しい。
【0030】本発明では、上記増粘剤、美白剤成分の他
に、本発明の目的、効果を損なわない範囲内で、通常、
化粧料に配合し得る添加成分、例えば、保湿剤、防腐
剤、粉体、色素、香料、pH調整剤、他の薬剤成分を適
宜配合してもよい。
【0031】本発明で用いられるミクロゲルは、そのま
ま水性化粧料に用いてもよく、あるいは通常の高分子系
増粘剤と同様に乳液、クリームのようなエマルションに
も配合可能である。また、ヘアセット剤、ヘアクリー
ム、ボディー用品にも利用できる。
【0032】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はこれによりなんら限定されるも
のでない。
【0033】(実施例1〜10、比較例1〜4)下記表
1〜3に示す組成の美白用皮膚外用剤を調製した。
【0034】実施例1〜10ではゲル化能を有する親水
性化合物、ゲル化能をもたない増粘性化合物を水系中で
混合、90℃に加熱、溶解した後、徐冷し、ゲルを形成
した。このゲルをホモジナイザーを用いて粉砕し、ミク
ロゲル(平均粒径100μm)を製造した。このミクロ
ゲルに、残りの他成分を混合、攪拌して美白用皮膚外用
剤を得た。
【0035】一方、比較例1〜4では、各成分を混合し
た後、常温でそのまま12時間放置して美白用皮膚外用
剤を得た。
【0036】実施例1〜10、比較例1〜4で得られた
美白用皮膚外用剤(試料)を用いて、増粘効果、使用性
(べたつき感のなさ)、美白効果、長期安定性について
下記評価基準により評価した。結果を表1〜3に示す。
なお、表1〜3中、「ポリアクリル酸ナトリウム」は、
「ハイビスワコー105」(和光純薬社製)を水酸化ナ
トリウム水溶液により中和しpH7としたものを用い
た。
【0037】[増粘効果]得られた試料を、B型粘度計
(回転数0.6rpm)を用いて粘度(25℃)を測定
し、増粘効果を評価した。 (評価) ◎: 増粘効果に非常に優れる(粘度50,000 mPa・s以
上) ○: 増粘効果に優れる(粘度5,000〜50,000 mPa・s未
満) △: 増粘効果があまりみられない(粘度500〜5,000 m
Pa・s未満) ×: 増粘効果がみられない(粘度500 mPa・s未満)
【0038】[さっぱり感(べたつき感のなさ)]女性
パネル(20名)に、各試料を実際に使用してもらい、
その使用感を下記基準により評価した。 (評価) ◎: 18名以上が、べたつき感がないと回答 ○: 15〜17名が、べたつき感がないと回答 △: 6〜14名が、べたつき感がないと回答 ×: 5名以下が、べたつき感がないと回答
【0039】[美白効果]女性パネル(20名)に、各
試料を実際に2週間連続使用してもらい、美白効果を下
記基準により評価した。 (評価) ◎: 18名以上が、美白効果に優れると回答 ○: 15〜17名が、美白効果に優れると回答 △: 6〜14名が、美白効果に優れると回答 ×: 5名以下が、美白効果に優れると回答
【0040】[長期安定性(離水のなさ)]40℃にて
1ヵ月間保存後の離水の程度を目視により観察し、下記
評価基準により評価した。 (評価) ◎: 離水がまったくみられなかった ○: 離水がほとんどみられなかった △: わずかに水のしみ出しがみられた ×: 水のしみ出しがみられた
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】表1〜3の結果から明らかなように、本発
明の美白用皮膚外用剤は、美白剤成分高配合下において
も安定した増粘効果を示すとともに、使用感、美白効
果、長期安定性においても優れたものであった。
【0045】 (実施例11、比較例5) O/Wクリーム [増粘剤A] (配 合 成 分) (重量%) (1)寒天 1 (2)ケルトロール 0.1 (3)イオン交換水 98.9 (製法)上記(1)〜(3)を混合し、90℃に加熱、
溶解した後、徐冷し、ゲルを形成した。このゲルをホモ
ジナイザーを用いて粉砕し、平均粒径100μmのミク
ロゲル(増粘剤A)を得た。
【0046】 [乳化部A] (配 合 成 分) (重量%) (1)ポリアクリル酸−ポリアクリル酸アルキルコポリマー 0.1 (2)ポリジメチルシロキサン(6mPa・s) 8 (3)水酸化カリウム 0.1 (4)イオン交換水 91.8 (製法)(3)を(4)に添加し、ここに(1)、
(2)を加えて混合、攪拌し、乳化部Aを得た。
【0047】実施例11として、上記増粘剤Aを50重
量%、アスコルビン酸2−グルコシドを2重量%、乳化
部Aを48重量%混合、攪拌して乳化し、O/Wクリー
ムを調製した。
【0048】一方、比較例5として、アスコルビン酸2
−グルコシドを2重量%、乳化部Aを98重量%を用い
た以外は、上記と同様にしてO/Wクリームを調製し
た。
【0049】これら実施例11、比較例5で得たO/W
クリームにつき、B型粘度計(回転数0.6rpm)を
用いて粘度(25℃)を測定したところ、実施例11で
は450,000mPa・s、比較例5では20,000
mPa・sであった。
【0050】この結果から明らかなように、乳化物だけ
では増粘しない系(耐塩性の弱い系)では、ミクロゲル
を添加することにより増粘可能となることがわかる。
【0051】 (実施例12) 保湿用ジェル (配 合 成 分) (重量%) (1)グリセリン 7 (2)ポリエチレングリコール(PEG1500) 8 (3)寒天 2 (4)キサンタンガム 0.2 (5)アスコルビン酸 1 (6)トラネキサム酸 0.5 (7)クエン酸 適 量 (8)クエン酸ナトリウム 適 量 (9)水酸化ナトリウム 適 量 (10)精製水 残 余 (11)防腐剤 適 量 (12)酸化防止剤 適 量 (13)香料 適 量 (製法)(10)に(3)、(4)を添加し、90℃で
溶解した。これを50℃まで冷却し、残りの(1)、
(2)、(5)〜(9)、(11)〜(13)を添加
し、さらに30℃以下に冷却してゲル化させた。十分に
固まったところでディスパーを用いてゲルを破砕してミ
クロゲル(平均粒径70μm)とした後、脱気して保湿
用ジェルを得た。なお、(7)〜(9)は、系のpH7
となるよう配合量を適宜調整した。
【0052】 (実施例13) マッサージクリーム(O/W) (配 合 成 分) (重量%) (1)固形パラフィン 5 (2)蜜蝋 10 (3)ワセリン 15 (4)流動パラフィン 31 (5)グリセリン 4 (6)モノステアリン酸グリセリン 2 (7)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 2 (8)ホウ砂 1 (9)カラギーナン 0.3 (10)サクシノグリカン 0.1 (11)精製水 残 余 (12)グルタチオン 0.1 (13)アルブチン 3 (14)防腐剤 適 量 (15)酸化防止剤 適 量 (16)香料 適 量 (製法)(11)の一部に(8)を加え70℃に加熱し
た(水相)。油分((1)〜(6))を加熱溶解後、
(7)を加え、70℃に維持した。これを、先に調製し
た水相に徐添し予備乳化を行った。これをホモミキサー
にて乳化粒子を均一にした(乳化部)。
【0053】他方、(11)の残部に(9)、(1
0)、(12)〜(16)を90℃にて溶解し、冷却、
ゲル化後、ホモミキサーにて十分に破砕してミクロゲル
(平均粒径80μm)とした。
【0054】このミクロゲルを上記乳化部に添加し、攪
拌、脱気、ろ過、冷却してマッサージクリーム(O/
W)を得た。
【0055】 (実施例14) O/Wクリーム [乳化部B] (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 8 (2)ステアリルアルコール 4 (3)ステアリン酸ブチル 6 (4)プロピレングリコール 5 (5)モノステアリン酸グリセリン 2 (6)水酸化カリウム 0.4 (7)イオン交換水 残 余 水相部に油性成分を加え、混合、攪拌し、乳化部Bを得
た。
【0056】この乳化部Bを10重量%、アスコルビン
酸リン酸マグネシウムを3重量%、実施例11で得た増
粘剤Aを87重量%混合してO/Wクリームを得た。
【0057】 (実施例15) O/Wクリーム [乳化部C] (配 合 成 分) (重量%) (1)固形パラフィン 5 (2)ミツロウ 10 (3)ワセリン 15 (4)流動パラフィン 41 (5)1,3ブチレングリコール 4 (6)モノステアリン酸グリセリン 2 (7)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 2 (8)ホウ酸 0.2 (9)イオン交換水 残 余 水相部に油性成分を加え、混合、攪拌し、乳化部Cを得
た。
【0058】この乳化部Cを70重量%、アルブチンを
2重量%、実施例11で得た増粘剤Aを28重量%混合
してO/Wクリームを得た。
【0059】 (実施例16) パック [乳化部D] (配 合 成 分) (重量%) (1)ポリ酢酸ビニルエマルション 15 (2)ポリビニルアルコール 10 (3)ソルビトール 5 (4)ポリエチレングリコール(PEG400) 5 (5)ホホバ油 4 (6)POEソルビタンモノステアリン酸エステル 1 (7)酸化チタン 5 (8)タルク 10 (9)エタノール 10 (10)イオン交換水 37 水相部に油性成分を加え、混合、攪拌し、乳化部Dを得
た。
【0060】この乳化部Dを80重量%、アスコルビン
酸2−グルコシドを2重量%、実施例11で得た増粘剤
Aを18重量%混合してパックを得た。
【0061】実施例11〜16で得られた美白用皮膚外
用剤はいずれも、増粘性に優れ、べたつき感がなく、さ
っぱりとした使用感であった。また美白効果、長期安定
性にも優れていた。
【0062】
【発明の効果】本発明により得られる美白用皮膚外用剤
は、従来の増粘剤を用いた場合と異なり、曳糸性は全く
みられず、非常にさっぱりとした使用感を実現すること
ができた。また、美白剤成分を多配合しても粘度の低下
がなく、さらに、長期にわたって離水がみられず安定性
に優れるものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 7/00 A61K 7/00 K N R U X // C09K 3/00 103 C09K 3/00 103G (72)発明者 梁木 利男 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂第一リサーチセンター内 (56)参考文献 特開 平10−279693(JP,A) 特開2000−26229(JP,A) 特開 平5−255538(JP,A) 特開2001−342451(JP,A) 特開2001−2558(JP,A) 特開2000−351905(JP,A) 特開2000−247831(JP,A) 特開2000−159624(JP,A) 特開 平11−286442(JP,A) 特開 平11−1421(JP,A) 特開 平11−1420(JP,A) 特開 平10−286451(JP,A) 特開 平10−59835(JP,A) 特開 平10−45552(JP,A) 特開 平4−59717(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 C09K 3/00 103

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲル化能を有する親水性化合物を、水ま
    たは水性成分に溶解した後、放置冷却してゲルを形成
    し、次いで該ゲルを粉砕して平均粒径0.1〜1,00
    0μmのミクロゲルとして得られる増粘剤と、美白剤成
    分とを含有する、美白用皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 ミクロゲルの平均粒径が1〜300μm
    である、請求項1記載の美白用皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 ゲル化能を有する親水性化合物が、寒
    天、カラギーナン、カードラン、ゼラチン、ジェランガ
    ム、アルギン酸の中から選ばれる1種または2種以上で
    ある、請求項1または2記載の美白用皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 美白剤成分が、L−アスコルビン酸およ
    びその誘導体、アルブチン、グルタチオン、トラネキサ
    ム酸およびその誘導体、プラセンタエキス、植物抽出物
    の中から選ばれる1種または2種以上である、請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の美白用皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 美白剤成分を皮膚外用剤全量中に0.0
    1〜20重量%含有する、請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の美白用皮膚外用剤。
  6. 【請求項6】 ゲル化能を有する親水性化合物と、ゲル
    化能をもたない増粘性化合物とを、水または水性成分に
    溶解した後、放置冷却してゲルを形成する、請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の美白用皮膚外用剤。
  7. 【請求項7】 ゲル化能をもたない増粘性化合物が、キ
    サンタンガム、サクシノグリカン、ポリアクリル酸、ポ
    リエチレングリコール、ポリアクリルアミド、ポリアル
    キルアクリルアミド/ポリアクリルアミドコポリマーの
    中から選ばれる1種または2種以上である、請求項6記
    載の美白用皮膚外用剤。
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