JP2006241029A - エッセンス剤形の皮膚外用剤 - Google Patents
エッセンス剤形の皮膚外用剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006241029A JP2006241029A JP2005056731A JP2005056731A JP2006241029A JP 2006241029 A JP2006241029 A JP 2006241029A JP 2005056731 A JP2005056731 A JP 2005056731A JP 2005056731 A JP2005056731 A JP 2005056731A JP 2006241029 A JP2006241029 A JP 2006241029A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- external preparation
- mass
- hydroquinone
- viscosity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【解決手段】 1)カラギーナン0.5〜2質量%と、2)ハイドロキノン、ハイドロキノンの誘導体及びその塩から選択される1種乃至は2種以上を1〜10質量%とを皮膚外用剤に含有させる。前記ハイドロキノンの誘導体としては、ハイドロキノングルコシド(アルブチン)が好ましく、皮膚外用剤としては、化粧料が好ましく、前記化粧料の粘度は、10000mPascal・秒以上であることが好ましい。
【選択図】 なし
Description
(1)1)カラギーナン0.5〜2質量%と、2)ハイドロキノン、ハイドロキノンの誘導体及びその塩から選択される1種乃至は2種以上を1〜10質量%とを含有することを特徴とする、皮膚外用剤。
(2)前記ハイドロキノンの誘導体が、ハイドロキノングルコシド(アルブチン)であることを特徴とする、(1)に記載の皮膚外用剤。
(3)化粧料であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の皮膚外用剤。
(4)前記化粧料が、美白作用を有する旨の表示を有する医薬部外品であることを特徴とする、(3)に記載の皮膚外用剤。
(5)粘度が10000mPascal・秒以上であることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
(6)pHが6.5以下であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
(7)エッセンス剤形であることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
本発明の皮膚外用剤は、ハイドロキノン、ハイドロキノンの誘導体及びそれらの塩から選択される1種乃至は2種以上を、有効成分として、1〜10質量%、より好ましくは2〜5質量%含有することを特徴とする。ハイドロキノン類には、メラニンの産生を抑制することによる美白作用が知られているし、或いは、その還元性により、生体の酸化ストレスを緩和する作用が存することも知られている。本発明の皮膚外用剤においては、ハイドロキノン類の、この様な作用を期待して、有効成分として含有する。前記ハイドロイノンの誘導体としては、ハイドロキノングルコシド(アルブチン)、ハイドロキノンアラビノシド、ハイドロキノンマルトシド、ハイドロキノングリセリルエーテルなどのハイドロキノンの配糖体、アセチルアルブチンの様な該ハイドロキノンのアシル化体、ハイドロキノンのアシル化体などが例示できる。ハイドロキノン及び/又はその誘導体としては、ハイドロキノン又はアルブチンが特に好ましく、アルブチンが中でも特に好ましい。又、塩としては、皮膚外用剤で使用される塩であれば特段の限定は受けず、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。本発明の皮膚外用剤では、かかる成分は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明の皮膚外用剤において、前記ハイドロキノン、ハイドロキノンの誘導体及びこれらの塩から選択される1種乃至は2種以上は、前記の含有量において、有効成分として、メラニン産生抑制作用に基づく美白作用や、抗酸化作用に基づく過酸化物消去作用、抗老化作用などを発現する。これらは明瞭な生理活性作用であるため、本発明の皮膚外用剤の実施にあたっては、かかる作用が存すること、本発明の皮膚外用剤がこれらのハイドロイノン類の作用の内のどの作用の発現を期待したものであるかを明示し、作用に適した使用態様を促すことが好ましい。特に美白剤として用いる場合には、この様なケアで、使用回数などを適切に指示することが好ましい。この為には、皮膚外用剤として、医薬部外品を選択し、美白作用を有する旨の表示を掲げることが好ましい。該表示は、包装形態の何処かに明示することが好ましい。
本発明の皮膚外用剤はカラギーナンを必須成分として含有することを特徴とする。カラギーナンはツノマタ属などの紅藻類を基源とした多糖類であって、ガラクトースを主たる構成単糖とし、硫酸基を有するものである。カラギーナンは古くより、増粘剤として化粧料で使用されいる。化粧料原料としてのカラギーナンは種々のメーカーから販売されている。例えば、日本バイオコン株式会社の「デルタゲルC80」、「デルタゲルC200」、「デルタゲルS80」、「デルタゲルS200」、日本カラギーナン工業株式会社の「カラギーナン」、大日本製薬株式会社から販売されている「シーピーガム(登録商標)FA」等が好ましく例示でき、これらの何れもが使用可能であるが、特に好ましいものは大日本製薬株式会社から販売されている「シーピーガム(登録商標)FA」である。これは、このものが安定性向上効果に特に優れるためである。本発明の皮膚外用剤においては、かかる成分は系の粘度を長期間維持する作用を有する。この様な作用を発揮するためには、前記カラギーナンは皮膚外用剤全量に対して0.5〜2質量%、より好ましくは0.8〜1.5質量%含有させることが好ましい。これは、適正な粘度を発現させるためと、前記の安定化作用を具現化させるためである。又、前記必須成分であるハイドロキノン類の安定性を維持するためでもある。
本発明の皮膚外用剤は、前記必須成分を含有することを特徴とする。本発明の皮膚外用剤としては、皮膚に外用で投与されるものであれば特段の限定無く適用でき、例えば、化粧料(医薬部外品を含む)、皮膚外用医薬組成物、雑貨などが例示でき、これらの内では化粧料が特に好ましく、中でも、医薬部外品が特に好ましい。これは必須成分である、アスコルビン酸類の作用が、明確であり、且つ、緩和なものであるためである。この様に、本発明の皮膚外用剤を医薬部外品として実施する場合に於いては、医薬部外品であること、本発明の皮膚外用剤の必須成分であるアスコルビン酸類の主たる効果である、美白作用作用を有すること、使用過程に於いて皮膚に異常を感じた場合は直ちに使用を取りやめて医者にかかること等の、種別分類、効能効果、使用上の注意を印刷形態で、製品の何処かに表示しておくことが、正しい使用態様を促せるので好ましい。かかる正しい使用態様を遵守することにより、安全性と、効果とを高めることが出来る。この様な製剤の剤形としては、粘度が10000mPascal・秒以上である高粘剤形、通常エッセンス剤形と言われている剤形であることが好ましい。この様な剤形を取ることにより、有効成分の効果が必要な局所部位に的確に投与でき、且つ、投与範囲を限局することが出来るためである。又、この時pHは皮膚のそれに近い6.5以下であることが好ましい。
カラギーナン 1 質量%
(「シーピーガム(登録商標)FA」)
1,3−ブタンジオール 5 質量%
グリセリン 3 質量%
1,2−ヘキサンジオール 3 質量%
エタノール 5 質量%
ロ
アルブチン 3 質量%
10%クエン酸水溶液 0.1質量%
クエン酸ナトリウム 0.1質量%
フェノキシエタノール 0.5質量%
水 79.3質量%
カラギーナン 1 質量%
(「シーピーガム(登録商標)FA」)
1,3−ブタンジオール 5 質量%
グリセリン 3 質量%
表2の成分 3 質量%
エタノール 5 質量%
ロ
アルブチン 3 質量%
10%クエン酸水溶液 0.1質量%
クエン酸ナトリウム 0.1質量%
フェノキシエタノール 0.5質量%
水 79.3質量%
カラギーナン 1 質量%
(「シーピーガム(登録商標)FA」)
1,3−ブタンジオール 5 質量%
グリセリン 3 質量%
表2の成分 3 質量%
エタノール 5 質量%
ロ
ハイドロキノン 5 質量%
10%クエン酸水溶液 0.1質量%
クエン酸ナトリウム 0.1質量%
水 77.8質量%
カラギーナン 1 質量%
(「シーピーガム(登録商標)FA」)
1,3−ブタンジオール 5 質量%
グリセリン 3 質量%
表2の成分 3 質量%
エタノール 5 質量%
ロ
ハイドロキノン 5 質量%
10%クエン酸水溶液 0.1質量%
クエン酸ナトリウム 0.1質量%
キサンタンガム 0.1質量%
水 77.7質量%
Claims (7)
- 1)カラギーナン0.5〜2質量%と、2)ハイドロキノン、ハイドロキノンの誘導体及びその塩から選択される1種乃至は2種以上を1〜10質量%とを含有することを特徴とする、皮膚外用剤。
- 前記ハイドロキノンの誘導体が、ハイドロキノングルコシド(アルブチン)であることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
- 化粧料であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
- 前記化粧料が、美白作用を有する旨の表示を有する医薬部外品であることを特徴とする、請求項3に記載の皮膚外用剤。
- 粘度が10000mPascal・秒以上であることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の皮膚外用剤。
- pHが6.5以下であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の皮膚外用剤。
- エッセンス剤形であることを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005056731A JP2006241029A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | エッセンス剤形の皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005056731A JP2006241029A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | エッセンス剤形の皮膚外用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006241029A true JP2006241029A (ja) | 2006-09-14 |
JP2006241029A5 JP2006241029A5 (ja) | 2008-03-13 |
Family
ID=37047798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005056731A Pending JP2006241029A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | エッセンス剤形の皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006241029A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001342125A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-12-11 | Shiseido Co Ltd | 美白用皮膚外用剤 |
JP2002087993A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-03-27 | Shiseido Co Ltd | 外用ゲル組成物 |
JP2002145734A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-05-22 | Shiseido Co Ltd | ホイップドo/w型乳化化粧料及びその製造方法 |
JP2003113036A (ja) * | 2001-10-03 | 2003-04-18 | Shiseido Co Ltd | ゲル状組成物 |
JP2006008615A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Daiya Seiyaku Kk | 貼付用のマトリックス及びそれからなる化粧料 |
-
2005
- 2005-03-02 JP JP2005056731A patent/JP2006241029A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001342125A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-12-11 | Shiseido Co Ltd | 美白用皮膚外用剤 |
JP2002087993A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-03-27 | Shiseido Co Ltd | 外用ゲル組成物 |
JP2002145734A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-05-22 | Shiseido Co Ltd | ホイップドo/w型乳化化粧料及びその製造方法 |
JP2003113036A (ja) * | 2001-10-03 | 2003-04-18 | Shiseido Co Ltd | ゲル状組成物 |
JP2006008615A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Daiya Seiyaku Kk | 貼付用のマトリックス及びそれからなる化粧料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008297238A5 (ja) | ||
KR101361430B1 (ko) | 안정성이 우수한 피부 외용제 | |
JP4874577B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2006327965A (ja) | 皮膚外用剤とその適用 | |
JP4808986B2 (ja) | エッセンス剤形の皮膚外用剤 | |
JP5022568B2 (ja) | エッセンス剤形の皮膚外用剤 | |
JP2006298868A (ja) | クレンジング用の化粧料に好適な皮膚外用剤 | |
JP2007308381A5 (ja) | ||
JP4596463B2 (ja) | エッセンス剤形の皮膚外用剤 | |
JP2006241028A (ja) | エッセンス剤形の皮膚外用剤 | |
JP4801361B2 (ja) | エッセンス剤形の皮膚外用剤 | |
JP5165860B2 (ja) | 4−アルキルレゾルシノールを含有する皮膚外用剤 | |
JP2006036716A5 (ja) | ||
JP2006241029A (ja) | エッセンス剤形の皮膚外用剤 | |
JP4221310B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP4113093B2 (ja) | アスコルビン酸類を含有する皮膚外用剤 | |
JP4771453B2 (ja) | エッセンス剤形の皮膚外用剤 | |
JP2007099657A (ja) | 保湿用の液状化粧料 | |
JP2007045768A (ja) | 中和安定化された皮膚外用剤 | |
JP2005154318A (ja) | カルボキシビニルポリマーを含有する皮膚外用剤 | |
JP6180822B2 (ja) | 医薬組成物 | |
JP2007045764A (ja) | 中和安定化された皮膚外用剤 | |
JP2007045765A (ja) | 中和安定化された皮膚外用剤 | |
JP2006137670A (ja) | ヘアトニック | |
JP2006137670A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080130 |
|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20080130 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20080130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20100513 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100518 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101019 |