JP4185900B2 - ゲル状化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、ゲル状化粧料に関し、更に詳細にはボディー用として好適なゲル状化粧料に関する。
ゲル状化粧料は、その使用性の清々しさ、適用部位に的確に投与できる利便性等から、特に夏用化粧料などに広く応用されている。この様なゲル状化粧料は、通常はカルボキシビニルポリマーの塩のゲル化作用を利用して製剤化されている。この様なカルボキシビニルポリマーの塩の作るゲル構造は、通常は非常に安定なものであるが、皮膚上のような塩の存在する形態では、耐塩性に乏しいため、急激にヘタって、構造が崩れてしまう欠点が存している。この点を改良する試みが種々これまで為されてきているが、決定的なものは存しないのが現状である。この様な試みとしては、例えば、ゲル構造をカルボキシビニルポリマーやその塩によらず、アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩によって代替する方法(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)、アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩とを組み合わせて形成されるゲル構造に依存する方法(例えば、特許文献3を参照)、更に加えて、アクリル酸ナトリウム・デンプングラフト重合体を組み合わせる技術(例えば、特許文献4を参照)等が存する。しかながら、この様な技術に於いても、耐塩性の向上には限度が存した。特に、美白剤などの成分が共存する場合には、この傾向は著しかった。又、エチドロン酸及び/又はその塩は化粧料用の汎用原料として使用されている(例えば、特許文献5、特許文献6を参照)しかしながら、ゲル状化粧料であって、1)アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、2)カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、3)水膨潤性高分子と、4)エチドロン酸及び/又はその塩とを含有するものは、全く知られていないし、この様な組合せにより耐塩性に優れる、ゲル製剤が得られることも全く知られていなかった。
特開平9−301852号公報 特開2004−123575号公報 特開2002−193783号公報 特開2000−327566号公報 特開2003−238378号公報 特表平9−506098号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、美白剤などが共存していても、耐塩性に優れるゲル製剤を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、美白剤などが共存していても、耐塩性に優れるゲル製剤を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、2)カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、3)水膨潤性高分子と、4)エチドロン酸及び/又はその塩とを含有する製剤がその様な特性を備えていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示すとおりである。
(1)美白成分及び/又は抗炎症成分を含有するゲル状化粧料であって、1)アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、2)カルボキシビニルポリマー
及び/又はその塩と、3)水膨潤性高分子と、4)エチドロン酸及び/又はその塩と、水とを含有することを特徴とする、ゲル状化粧料。
(2)前記水膨潤性高分子がアクリル酸・デンプングラフト重合体及び/又はその塩であることを特徴とする、(1)に記載のゲル状化粧料。
(3)身体用の化粧料であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載のゲル状化粧料。
(4)美白成分が、アスコルビン酸及び/又はその誘導体、アルブチン及び/又はその塩、エラグ酸及び/又はその塩、トラネキサム酸及び/又はその塩若しくは4−メトキシサリチル酸及び/又はその塩であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載のゲル状化粧料。
(5)抗炎症成分が、グリチルレチン酸ステアリル、グリチルリチン酸ジカリウム若しくはトラネキサム酸及び/又はその塩であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載のゲル状化粧料。
以下、本発明の「ゲル状化粧料」を単に「化粧料」と表記する。
本発明によれば、美白剤などが共存していても、耐塩性に優れるゲル製剤を提供することができる。
(1)本発明の化粧料の必須成分であるアルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩
本発明の化粧料は、アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩を必須成分として含有することを特徴とする。カルボキシビニルポリマーの変性に用いるアルキル基としては、アルキル基の鎖長が単一のものを用いることも出来るし、分布を有するものを用いることも出来る。分布を有するものを用いることが特に好ましい。これは、この様な化粧料用の原料が市販されているためである。好ましいアルキル基の炭素数は8〜32であり、より好ましくは10〜30である。この様なアルキル変性カルボキシビニルポリマーはジビニルエーテルの様な架橋剤を重合時に添加しておき、部分的に架橋を形成させたものであっても良い。この様なアルキル変性カルボキシビニルポリマーには既に市販品が存し、それらを購入して利用することが好ましい。この様な市販品としては、例えば、グッドリッチ社から販売されている、「カーボポール1382」、「ペムレンTR−1」或いは「ペムレンTR−2」等が好ましく例示できる。又これらの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。これらのアルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又は塩は唯一種を含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於いて、かかる成分はカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、水膨潤性高分子とともに、耐塩性の高い水性ゲルを形成する作用を有する。本発明の化粧料に於ける、かかる成分の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、0.01〜0.9質量%であり、0.05〜0.5質量%であることがより好ましい。これは、含有量が少なすぎると、耐塩性を損なう場合が存し、多すぎるとゲルの性状を硬くしすぎて使用性を損なう場合が存するためである。
(2)カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩
本発明の化粧料は、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩を必須成分として含有することを特徴とする。カルボキシビニルポリマーは、通常化粧料原料として販売されているものを購入して利用すれば良く、その塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。本発明の化粧料に於いて、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩は、唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明の化粧料に於いて、かかる成分はアルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又は塩、水膨潤性高分子とともに、耐塩性の高い水性ゲルを形成する作用を有する。本発明の化粧料に於ける、かかる成分の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、0.01〜0.9質量%であり、0.05〜0.5質量%であることがより好ましい。これは、含有量が少なすぎると、耐塩性を損なう場合が存し、多すぎるとゲルの性状を硬くしすぎて使用性を損なう場合が存するためである。
(3)本発明の化粧料の必須成分である水膨潤性高分子
本発明の化粧料は、水膨潤性高分子を必須成分として含有することを特徴とする。本発明の化粧料で使用できる水膨潤性高分子としては、既に高吸水性を有し、吸水することにより、膨潤することが知られている高分子であれば特段の限定無く使用することが出来る。この様な高分子としては、例えば、トリメチロールプロパントリ(β−アクリロイルオキシプロピオネート)、トリメチロールプロパントリアクリレート又はトリメチロールプロパンジアクリレート、ネオペンチルグリコールヒドロキシピバリン酸エステルジアクリレート、架橋型ポリアクリルアミド、架橋型ポリビニルアルコール、エチレンマレインアドライドコポリマー、架橋型ポリビニルエーテル、ヒドロキシプロピルセルロースポリビニルモルフォリン、ビニルスルフォン酸誘導体の(コ)ポリマー、架橋型ポリ(メタ)アクリレート、ポリメチルピリジン、ヒドロ化アクリロニトリル重合スターチ、(メタ)アクリル酸デンプン重合体、架橋ポリアクリル 酸塩系樹脂等が好適に例示できる。これらの内、特に好ましいものは、(メタ)アクリル酸デンプン重合体であり、中でもアクリル酸ナトリウム・デンプングラフトポリマーが特に好ましく例示できる。このものには、既に市販品が存し、かかる市販品を購入して利用することが出来る。この様な市販品としては、例えば、「サンフレッシュST100」、「ST100MPS」、「ST100SP」等が好ましく、例示できる。これらは何れも三洋化成工業株式会社より市販されている。本発明の化粧料に於いては、この様な水膨潤性ポリマーは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於いて、かかる成分は、アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩とともに作用して、耐塩性に優れる水性ゲル構造を作る。本発明の化粧料に於ける、かかる成分の好ましい含有量は、総量で0.001〜0.1質量%であり、より好ましくは、0.005〜0.05質量%である。これは少なすぎるとゲル構造に耐塩性を付与する作用が発現しない場合が存し、多すぎるとゲルの性質が脆弱になる場合が存するためである。
(4)本発明の化粧料の必須成分であるエチドロン酸及び/又はその塩
本発明の化粧料は、エチドロン酸及び/又はその塩を必須成分として含有することを特徴とする。エチドロン酸の塩としては、通常化粧料で使用されているアルカリ塩であれば特段の限定無く使用することが出来、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。本発明の化粧料に於いては、かかる成分は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於いて、かかる成分は、ゲルの熱などに対する、安定性を向上させるとともに、耐塩性を高める作用を有する。特に、使用性に於ける耐塩性を高める。塩存在下での、ゲル構造そのものの維持は、前記1)アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、2)カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、3)水膨潤性高分子との3成分のみの組合せによっても、実現されるが、塩の存在下、これに応力を加え、擦過したときのゲル構造の維持は、エチドロン酸及び/又はその塩の存在によって初めて実現される。この様な効果を奏するためには、かかる成分は、総量で、化粧料全量に対して、0.001〜0.1質量%含有することが好ましく、0.005〜0.05質量%含有することがより好ましい。これは、かかる成分が少なすぎると、前記使用性に於ける塩安定性を損なう場合が存し、多すぎても効果が頭打ちになり、逆に系の安定性を損なう場合も存するからである。
(5)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、前記必須成分を含有し、水性ゲル剤形であることを特徴とする。該水性ゲル製剤としては、油性成分などの、非水溶性成分が可溶化した形態のもの或いは乳化してやや白濁したものが好ましく例示できる。本発明の化粧料に於いては、かかる成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類、アスコルビン酸及び/又はその誘導体、アルブチン及び/又はその塩、エラグ酸及び/又はその塩、トラネキサム酸及び/又はその塩若しくは4−メトキシサリチル酸及び/又はその塩等の美白剤或いはグリチルレチン酸ステアリル、グリチルリチン酸ジカリウム若しくはトラネキサム酸及び/又はその塩等の抗炎症剤などが好ましく例示できる。これらの内、特に好ましいものは美白剤或いは抗炎症剤であり、美白剤としては、アスコルビン酸及び/又はその誘導体、アルブチン及び/又はその塩、エラグ酸及び/又はその塩、トラネキサム酸及び/又はその塩若しくは4−メトキシサリチル酸及び/又はその塩が好ましく例示でき、これらを含有させて、メラニン産生抑制用の医薬部外品、或いは、抗炎症作用を有する医薬部外品として応用することが好ましい。前記アスコルビン酸の誘導体としては、アスコルビン酸リン酸エステル及び/又はその塩、アスコルビン酸グルコシドの様なアスコルビン酸の配糖体及び/又はその塩などが好ましく例示できる。これらの美白剤、抗炎症剤の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。美白剤は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。美白剤の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、0.1〜10質量%であり、より好ましくは、0.2〜5質量%である。抗炎症剤は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於ける抗炎症剤の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して0.01〜5質量%であり、より好ましくは0.02〜1質量%である。本発明の化粧料を、医薬部外品として応用する場合には、その有効成分である、美白剤及び/又は抗炎症剤を含有する旨、及び、美白作用、言い換えれば、メラニンの産生を抑制する作用或いは炎症を抑える作用を有する旨を包装形態に明確に表示しておくことが好ましい。これら、美白剤或いは抗炎症剤の多くは電離性を有し、この為、通常の水性ゲル製剤に配合すると、ゲル構造をゆるめるため、安定性或いは使用時に於ける使用感を損なうことが多いが、本発明の化粧料では、耐塩性に優れるゲル構造を形成するために、この様な欠点が存しない。本発明の化粧料は、前記の成分を常法に従って、処理することにより、製造することが出来る。
以下に、本発明について、実施例を挙げて更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
以下に示す処方に従って、本発明の化粧料(抗炎症作用及びメラニン産生抑制作用を有する医薬部外品)を作成した。即ち、イ、ロの成分を秤取り、80℃に加温し、減圧下イに徐々にロを加え中和し、攪拌冷却して水性ゲル製剤の化粧料1を得た。このものの包装には、医薬部外品である旨の表示と、抗炎症作用及びメラニン産生抑制作用を有する旨の表示を掲げてある。
Figure 0004185900
<試験例1>
化粧料1の安定性について、試験を行った。試験は、生理食塩水を含浸させた不織布上に、高さ1cm、直径5cmの円筒形の抜き型を置き、これに化粧料を吐出、充填させ、抜き型をはずし、10分後に化粧料の高さを計測した。同様の実験を、化粧料1の「カーボポール1382」をカルボキシビニルポリマーに置換した比較例1、カルボキシビニルポリマーを「カーボポール1382」に置換した比較例2、化粧料1の「サンフレッシュST−100SP」をカルボキシビニルポリマーに置換した比較例3、「エチドロン酸」を水に置換した比較例4についても行った。結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料のゲル構造が耐塩性に優れることが判る。
Figure 0004185900
<試験例2>
試験例1と同様に化粧料を吐出させ、抜き型をはずした後、その中央部を指で軽く擦過し、同様に高さを計測した。結果を表3に示す。これより、ゲル構造に物理的刺激を加えることにより、その耐塩性の差が著しくなっていることが判る。これは、言い換えれば、化粧料の塗布などの擦過行為により、静置状態では比較的耐塩性の高かった比較例4も、著しくゲル構造が崩れ、使用時に於いては、使用感が損なわれていることが判る。
Figure 0004185900
実施例1と同様に、下記の処方に従って、本発明の化粧料2(抗炎症作用及びメラニン産生抑制作用を有する医薬部外品)を作成した。このものを試験例2の方法で試験したところ、0.9cmであった。
Figure 0004185900
実施例1と同様に、下記の処方に従って、本発明の化粧料3(抗炎症作用及びメラニン産生抑制作用を有する医薬部外品)を作成した。このものを試験例2の方法で試験したところ、0.8cmであった。
Figure 0004185900
化粧料1〜3と同様に、化粧料4(抗炎症作用とメラニン産生抑制作用を訴求した医薬部外品)を作成した。このものの試験例2による評価結果は、0.9cmであった。
Figure 0004185900
<試験例3>
化粧料1〜4及び比較例1〜4を用いて、ボディー用の化粧料としての適正を、専門パネラーにて評価した。パネラー数は5名で、エスティシャンであった。評価は、モデルのデコルテ部分を、サンプルを用いてマッサージする操作を行い、マッサージ施術がしやすかったか否かをスコア1(マッサージしにくい)、スコア2(マッサージがややしにくい)、スコア3(可もなく不可もなく)、スコア4(どちらかというとマッサージがやりやすい)、スコア5(マッサージがやりやすい)の5段階で評価してもらった。平均スコアを表7に示す。これより、本発明の化粧料はボディー用として好適であることが判る。これは、身体に於いては、顔以上に汗の影響が大きく、この為より耐塩性に優れる化粧料が必要であるためであると思われる。
Figure 0004185900
本発明は、抗炎症乃至はメラニン産生抑制作用を訴求したボディー用の医薬部外品に応用できる。

Claims (5)

  1. 美白成分及び/又は抗炎症成分を含有するゲル状化粧料であって、1)アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、2)カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、3)水膨潤性高分子と、4)エチドロン酸及び/又はその塩と、水とを含有することを特徴とする、ゲル状化粧料。
  2. 前記水膨潤性高分子がアクリル酸・デンプングラフト重合体及び/又はその塩であることを特徴とする、請求項1に記載のゲル状化粧料。
  3. 身体用の化粧料であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のゲル状化粧料。
  4. 美白成分が、アスコルビン酸及び/又はその誘導体、アルブチン及び/又はその塩、エラグ酸及び/又はその塩、トラネキサム酸及び/又はその塩若しくは4−メトキシサリチル酸及び/又はその塩であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載のゲル状化粧料。
  5. 抗炎症成分が、グリチルレチン酸ステアリル、グリチルリチン酸ジカリウム若しくはトラネキサム酸及び/又はその塩であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載のゲル状化粧料。
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