JP4250104B2 - アウトバス・トリートメント - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪化粧料に関し、更に詳細には、洗い流さない態様で使用される毛髪化粧料に関する。
カチオン界面活性剤に代表される、カチオン性物質は、毛髪などのタンパクが損傷して、遊離のカルボキシル基が存する箇所に選択的に吸着し、かかる損傷部位を被覆して、損傷が重篤になるのを防ぐ作用があると言われており、この様な性質を利用して、リンス等の毛髪化粧料に、毛髪の保護成分として配合されている。しかしながら、その反面カチオン界面活性剤は、皮膚或いは粘膜に対する刺激性が高いため、これまでの毛髪化粧料に於いては塗布しっぱなしの態様での使用は困難であり、リンスなどの洗い流す態様の毛髪化粧料にのみ使用されるのが常であった。即ち、カチオン界面活性剤は、優れたタンパク損傷部位の修復作用が存するにもかかわらず、刺激発現性のため、それを充分生かす態様では使用できなかったと言える。
一方、リン酸化された糖である、糖のリン酸エステルとしては、抗う蝕性の存するリン酸化オリゴ糖(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)カルシウム吸収促進作用の存するその塩、乳化物の安定化作用の存するヒドロキシプロピルデンプンリン酸(例えば、特許文献3、特許文献4、特許文献5を参照)、リン酸化デンプン(例えば、特許文献6、特許文献7を参照)、或いは、保湿作用を有するリン酸化キチン(例えば、特許文献8を参照)などが知られているが、かかる成分がカチオン界面活性剤の皮膚或いは粘膜への刺激性を低減する作用を有することは全く知られていなかったし、毛髪化粧料に於いて、1)カチオン界面活性剤と、2)糖のリン酸エステル及び/又はその塩とを含有するものは知られていなかった。
特開2002−325557号公報 特開平10−130085号公報 特開平10−330433号公報 特開2003−517824号公報 特開2002−512927号公報 特開平05−930号公報 特開2002−503959号公報 特開平07−304626号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、カチオン界面活性剤を含有しつつも、洗い流さない態様での使用が可能な毛髪化粧料を提供すること課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、カチオン界面活性剤を含有しつつも、洗い流さない態様での使用が可能な毛髪化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、糖のリン酸エステルが、カチオン界面活性剤の刺激発現を防ぐ作用を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)1)カチオン界面活性剤と、2)糖のリン酸エステル及び/又はその塩とを含有することを特徴とする、洗い流さない使用態様の毛髪化粧料。
(2)前記カチオン界面活性剤が、塩化アルキルトリメチルアンモニウムであることを特徴とする、(1)に記載の毛髪化粧料。
(3)前記塩化アルキトリメチルアンモニウムが、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムであることを特徴とする、(2)に記載の毛髪化粧料。
(4)前記糖のリン酸エステル及び/又はその塩が、リン酸化オリゴ糖、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、リン酸化キチン及びその塩から選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1に記載の毛髪化粧料。
(5)更に、ポリクオタニウム類を含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1に記載の毛髪化粧料。
(6)前記ポリクオタニウム類が、架橋構造を有するポリクオタニウム類であることを特徴とする、(5)に記載の毛髪化粧料。
(7)前記架橋構造を有するポリクオタニウム類が、ポリクオタニウム39であることを特徴とする、()に記載の毛髪化粧料。
(8)乳化剤形であることを特徴とする、(1)〜()何れか1に記載の毛髪化粧料。
尚、以下本発明の「毛髪化粧料」を単に「化粧料」と称す。
(1)本発明の化粧料の必須成分である糖のリン酸エステル
本発明の化粧料は、糖のリン酸エステル及び/又はその塩を必須成分として含有することを特徴とする。糖のリン酸エステルとしては、既に知られている糖の水酸基をリン酸化したものの総称であり、例えば、グルコース−1−リン酸、グルコース−6−リン酸、マンノース−6−リン酸、ガラクトース−6−リン酸、フルクトース−6−リン酸、グルコース−1,6−ジリン酸、フルクトース−1,6−ジリン酸、α−グリセロリン酸、β−グリセロリン酸、ショ糖リン酸、ソルビトールリン酸、リン酸化ポリグリセリン、リン酸化デンプン、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、リン酸化キチン、リン酸化キトサン、リン酸化オリゴ糖 等が挙げられ、これらの製造法は既に挙げた特許文献1〜特許文献8に開示されている。又、これらの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。かかる糖のリン酸エステル及び/又はその塩は、既に市販されているものが存し、それを購入して利用することも出来る。好ましい市販品を例示すると、アルドリッチ社などから試薬として販売されているグルコース−1−リン酸、グルコース−6−リン酸、マンノース−6−リン酸、ガラクトース−6−リン酸、フルクトース−6−リン酸、グルコース−1,6−ジリン酸、フルクトース−1,6−ジリン酸、α−グリセロリン酸、β−グリセロリン酸等、ナショナル・プロダクツ・パーソナル・ケア社から「ストラクチャー(Structure:登録商標) XL」の名称で市販されているヒドロキシプロピルデンプンリン酸、江崎グリコ株式会社より「ポスカ」の名称で市販されているリン酸化オリゴ糖カルシウム塩、食品添加物として日清食材株式会社から販売されているデンプンリン酸ナトリウム等が挙げられる。特に好ましいものはヒドロキシプロピルデンプンリン酸である。本発明の化粧料では、かかる糖のリン酸エステルは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明の化粧料に於いて、かかる糖のリン酸エステルは、カチオン界面活性剤の刺激発現を著しく抑制するとともに、系の乳化安定性を向上させる作用を発揮する。本発明の化粧料に於ける、かかる糖のリン酸エステルの好ましい含有量は、0.1〜10質量%であり、より好ましくは0.5〜5質量%である。これは少なすぎると、刺激発現抑制作用や、乳化安定化
作用が得られない場合が存し、多すぎると、却って系の安定性を損なったり、使用感にベタツキなどが生じたりする場合が存するためである。
(2)本発明の化粧料の必須成分であるカチオン界面活性剤
本発明の化粧料は、カチオン界面活性剤を含有することを特徴とする。かかるカチオン界面活性剤としては、通常化粧料で使用されるものであれば特段の限定無く使用することが出来、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等の塩化アルキル(炭素数12〜24)トリメチルアンモニウム類、塩化ジメチルジステアリルアンモニウム等の塩化ジメチルジアルキル(炭素数12〜24)類、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のアルキル(炭素数12〜24)アミンオキシド類等が好適に例示できる。特に好ましいものは塩化アルキルトリメチルアンモニウムであり、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムがより好ましく、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが特に好ましい。本発明の化粧料に於いては、かかるカチオン界面活性剤は、唯一種を含有することも出来るし二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於ける、カチオン界面活性剤の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して0.05〜5質量%であり、より好ましくは0.1〜1質量%である。本発明の化粧料に於いてカチオン界面活性剤は毛髪のタンパクの損傷部位に吸着して、かかる損傷部位を保護する作用を発揮する。更に、吸着部位に於いて、摩擦係数を低下せしめ、以て、擦過等の摩擦応力により、損傷部位の損傷が広がるのを防ぐ作用も発揮する。前記の含有量よりもカチオン界面活性剤の量が少ない場合には、かかる作用が発現しない場合が存し、多すぎると、前記糖のリン酸エステルによる刺激低減化作用が不充分になる場合が存する。
(3)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、上記必須成分を含有することを特徴とする。又、本発明の化粧料の特徴が、カチオン界面活性剤を含有するにもかかわらず、洗い流し無しで刺激発現性が低いと言うことから、本発明の化粧料の使用態様としては、洗い流さない態様が選択される。特に、洗い流さない、アウトバストリートメントの様な商品に応用することが好ましい。又、本発明の化粧料の剤形としては、乳化剤形が好ましく、水中油乳化剤形が特に好ましい。これは油剤の持つ保護機能を利用することが出来るためと、使用性に優れるためである。
本発明の化粧料には、前記の必須成分以外に、トリートメント効果を具現化する成分を更に含有することが好ましい。この様な成分としてはポリクオタニウム類が好ましく例示できる。ここで、ポリクオタニウム類とは、4級のアミノ基を側鎖として有する、高分子化合物の総称であり、この様な構造を有する高分子化合物であって、FDAに化粧料原料として認められているものには、ポリクオタニウムに番号を付したものがインキー名として登録されている。現在はポリクオタニウム1〜56までが知られている。本発明の化粧料で用いることの出来るポリクオタニウム類としては、インキー名として登録されているものであれば特段の限定無く使用することが出来、これらポリクオタニウム1〜56何れもが使用可能であるが、中でも、ポリクオタニウム7(アクリルアミド・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド・コポリマー)、ポリクオタニウム10( 2−ヒドロキシエチル−2−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロポキシ]エチル−2−ヒドロキシ−3−(トリエチルアンモニオ)プロピルエーテルセルロースクロリド)、ポリクオタニウム33(アクリルアミド(2−アクリロキシエチル)トリメチルアンモニウムクロリドコポリマー)、ポリクオタニウム37(コリンメタクリ酸エステルポリマー)、ポリクオタニウム39(アクリルアミド・アクリル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリドコポリマー)、ポリクオタニウム51(メタクリ酸ブチル・メタクリル酸エチルオキシホスホリルコリンコポリマー)等が好適に例示できる。これらの中では、ポリクオタニウム39を含有する形態が特に好ましい。又、これらのものにおいては、架橋構造を有するものと有さないものが存するが、架橋構造を有するものを使用することが好ましい。かかる架橋構造を有するポリクオタニウム類は既に化粧料原料として、市販されているものが存し、それらを購入して使用することが出来る。かかる市販品の内好ましいものを例示すれば、例えば、ポリクオタニウム7である、「マーコート550」(カルゴンコーポレーション製)或いは「サルケア・スーパーSC7」(チバ・スペシァリティーズ製)、ポリクオタニウム33である、「サルケアSC93」チバ・スペシァリティーズ製)、ポリクオタニウム37である、「シンタレンCR」(和光純薬株式会社製)、ポリクオタニウム39である「マーコート3330プラス」乃至は「マーコート3331」(何れもカルゴンコーポレーション製)、ポリクオタニウム51である「リビジュア」(日本油脂株式会社製)等が好適に例示できる。これらは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明の化粧料に於ける、かかるポリクオタニウム類の好ましい含有量は、溶媒を含まない形態で、総量で0.01〜0.5質量%であり、より好ましくは0.02〜0.1質量%である。
本発明の化粧料に於いては、前記の成分以外に、通常化粧料で使用される任意の成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。本発明の化粧料は、これらの必須成分と任意の成分とを常法に従って処理することにより製造することが出来る。
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
<実施例1>
以下に示す処方に従って、本発明の化粧料である、アウトバストリートメントを製造した。即ち、イ、ロの成分を秤取り、それぞれ80℃に加熱し、攪拌下イにロを徐々に加え乳化し、攪拌冷却し、本発明の化粧料である、アウトバストリートメント1を得た。このものの「ストラクチャーXL(ヒドロキシプロピルデンプンリン酸)」を「ヒドロキシプロピルセルロース」に置換した比較例1及び塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムをPOE(150)ステアリルエーテルに置換した比較例2も同様に作成し、これらを用いて毛束をトリートメントを塗布して、自然乾燥させて処理し、しかる後に毛束から毛髪を抜き出し、50gの荷重をかけて5分静置した後、荷重をはずし、不可逆的な変形度合い(のび率)を計測した。のび率は(実験後の長さ最初の長さ)/(最初の長さ)×100で算出した。測定は各サンプル5本ずつ行い、その平均を求めた。結果を表1に示す。これより本発明の化粧料は優れたハリ、コシ付与効果を有し、以て、荷重に対する変形抵抗性も高いことが判る。又、これらのものについて、パネラー5名を用いた24時間パッチテストを行い、パッチ絆創膏を除去した後、1時間後に皮膚反応を本邦パッチテスト基準に従って判定した。即ち、本邦パッチテスト基準とは、++:浮腫又は丘疹を伴う反応、+:明瞭な紅斑を伴う反応、±:擬陽性反応、−:無反応のクラス分け基準である。この結果も表1に示す。本発明の化粧料では、カチオン界面活性剤の刺激発現性を著しく抑制しており、驚くべきことに、カチオン界面活性剤を含有しながら、洗い流さない使用態様で使用できることが判る。
イ)
ベヘニルアルコール 2 質量部
ステアリルアルコール 3 質量部
シクロメチコン 1 質量部
ジメチコン 3 質量部
オクチルドデカノール 1 質量部
「シリコーンKF7312J」 0.5質量部
(トリメチルシロキシ珪酸 0.25質量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 0.25質量部)
ポリブテン 1 質量部
流動パラフィン(「クレアロール」) 1 質量部
スクワラン 1 重量部
ロ)
グリセリン 4 質量部
「ストラクチャーXL」 2 質量部
「マーコート3330」 0.3質量部
(ポリクオタニウム39 0.05質量部
水 0.45質量部)
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.5質量部
水 79.7質量部
Figure 0004250104
<実施例2>
実施例1と同様に、本発明の化粧料である、アウトバストリートメント2、比較例3、比較例4を製造し、評価した。結果を表2に示す。
イ)
ベヘニルアルコール 2 質量部
ステアリルアルコール 3 質量部
シクロメチコン 1 質量部
ジメチコン 3 質量部
オクチルドデカノール 1 質量部
「シリコーンKF7312J」 0.5質量部
(トリメチルシロキシ珪酸 0.25質量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 0.25質量部)
ポリブテン 1 質量部
流動パラフィン(「クレアロール」) 1 質量部
スクワラン 1 重量部
ロ)
グリセリン 4 質量部
デンプンリン酸ナトリウム 2 質量部
「マーコート3330」 0.3質量部
(ポリクオタニウム39 0.05質量部
水 0.45質量部)
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.5質量部
水 79.7質量部
Figure 0004250104
<実施例3>
実施例1と同様に、本発明の化粧料である、アウトバストリートメント3、比較例5、比較例6を製造し、評価した。結果を表3に示す。
イ)
ベヘニルアルコール 2 質量部
ステアリルアルコール 3 質量部
シクロメチコン 1 質量部
ジメチコン 3 質量部
オクチルドデカノール 1 質量部
「シリコーンKF7312J」 0.5質量部
(トリメチルシロキシ珪酸 0.25質量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 0.25質量部)
ポリブテン 1 質量部
流動パラフィン(「クレアロール」) 1 質量部
スクワラン 1 重量部
ロ)
グリセリン 4 質量部
グルコース−1−リン酸 2 質量部
リン酸3ナトリウム 0.1質量部
「マーコート3330」 0.3質量部
(ポリクオタニウム39 0.05質量部
水 0.45質量部)
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.5質量部
水 79.1質量部
Figure 0004250104
<実施例4>
実施例1と同様に、本発明の化粧料である、アウトバストリートメント4、比較例7、比較例8を製造し、評価した。結果を表4に示す。
イ)
ベヘニルアルコール 2 質量部
ステアリルアルコール 3 質量部
シクロメチコン 1 質量部
ジメチコン 3 質量部
オクチルドデカノール 1 質量部
「シリコーンKF7312J」 0.5質量部
(トリメチルシロキシ珪酸 0.25質量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 0.25質量部)
ポリブテン 1 質量部
流動パラフィン(「クレアロール」) 1 質量部
スクワラン 1 重量部
ロ)
グリセリン 4 質量部
「ストラクチャーXL」 2 質量部
「マーコート550」 0.3質量部
(ポリクオタニウム7 0.05質量部
水 0.45質量部)
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.5質量部
水 79.7質量部
Figure 0004250104
<実施例5>
実施例1と同様に、本発明の化粧料である、アウトバストリートメント5、比較例9、比較例10を製造し、評価した。結果を表5に示す。これより、本発明の化粧料にはポリクオタニウム類を含有することが好ましいことが判る。
イ)
ベヘニルアルコール 2 質量部
ステアリルアルコール 3 質量部
シクロメチコン 1 質量部
ジメチコン 3 質量部
オクチルドデカノール 1 質量部
「シリコーンKF7312J」 0.5質量部
(トリメチルシロキシ珪酸 0.25質量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 0.25質量部)
ポリブテン 1 質量部
流動パラフィン(「クレアロール」) 1 質量部
スクワラン 1 重量部
ロ)
グリセリン 4 質量部
「ストラクチャーXL」 2 質量部
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.5質量部
水 80 質量部
Figure 0004250104
本発明はアウトバストリートメントに応用できる。

Claims (8)

  1. 1)カチオン界面活性剤と、2)糖のリン酸エステル及び/又はその塩とを含有することを特徴とする、洗い流さない使用態様の毛髪化粧料。
  2. 前記カチオン界面活性剤が、塩化アルキルトリメチルアンモニウムであることを特徴とする、請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. 前記塩化アルキトリメチルアンモニウムが、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムであることを特徴とする、請求項2に記載の毛髪化粧料。
  4. 前記糖のリン酸エステル及び/又はその塩が、リン酸化オリゴ糖、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、リン酸化キチン及びその塩から選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の毛髪化粧料。
  5. 更に、ポリクオタニウム類を含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の毛髪化粧料。
  6. 前記ポリクオタニウム類が、架橋構造を有するポリクオタニウム類であることを特徴とする、請求項5に記載の毛髪化粧料。
  7. 前記架橋構造を有するポリクオタニウム類が、ポリクオタニウム39であることを特徴とする、請求項に記載の毛髪化粧料。
  8. 乳化剤形であることを特徴とする、請求項1〜何れか1項に記載の毛髪化粧料。
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