JP2006116355A - スロットマシンの再遊技抽選装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 メダル投入後スタートレバー4の押下により、複数のドラム31が一斉に回転を開始する。このとき、内部当り抽選部12において行われた抽選の結果が内部当りの当選のときは、内部当り管理部11が再遊技管理部24に当選信号を送信する。続いて、ストップボタン5が順に押されると、回転していた複数のドラム31が順次停止し図柄が並ぶ。この並びが入賞配列判定部33において入賞配列であると判定されたときは、入賞信号を送信する。この入賞信号及び当選信号を受信した再遊技管理部24は、ボーナスゲーム終了後、既定の当選確率を、当選確率設定部22に設定された新たな当選確率に再設定する。その後、内部当りがあるまでは、再遊技抽選部21は、再設定された当選確率にしたがって再遊技の抽選を行う。
【選択図】 図2
Description
このうち、内部当りシステムは、スロットマシン内部で自動的に抽選を行い、抽選の結果当選した場合には、遊技者のストップボタンを押すタイミングにかかわらず、一定範囲内で図柄が入賞配列となるようドラムを停止制御するというもので、一定の確率で必ず当選が出るようになっている。
例えば、大当りに当選した場合には、大当り用の特定の図柄が配列されるように(例えば「7,7,7」)ドラムが制御され、中当りに当選した場合は、中当たり用の特定の図柄が配列されるように(例えば「BAR,BAR,BAR」)ドラムが制御され、大当りは中当りの約3倍の数のメダルが払い出されるように設定されている。
例えば、ボーナス当りが出ると、高確率で図柄が入賞配列となるゲームを、所定の数のメダルが出るまで、繰り返し行うことができるようにしたものがある。
また、再遊技を表す図柄が入賞配列となったときは、所定数のメダルを払い出すように設定することもできる。
なお、再遊技の抽選結果が当選である場合に、再遊技を意味する図柄が一列に配列されたときを再遊技当りという。
したがって、このように限定された回数においてのみ再遊技の当選確率を変動させたとしても、この変動によって、遊技者にゲームへの大きな期待感を持たせることは困難であった。
そして、再設定される値によっては、再遊技の当選の可能性が大きく変動されるため、高確率に設定されたときには予想以上に再遊技に当選するといった意外性を付加することができる。
このような構成によれば、大当り又は中当りの内部当りに当選したときに、図柄の並びが入賞配列になる確率を変動させることができる。つまり、これらの内部当りに、再遊技の当選確率の再設定をいう特典を付加することによって、ゲームの面白さを増すことができる。
このような構成において、例えば、複数の内部当りの当選確率に大きな格差を設けることとすれば、その内部当りの各種類に特徴を加えることができる。
さらに、遊技者は当選確率が高く設定された種類の内部当りが当選することを期待するため、ゲームに面白さを加えることができる。
さらに、当選した内部当りの種類によって、異なる当選確率の値を設定することにより、高い値が設定された種類の内部当りが当選することを遊技者に期待させることができるため、ゲームの面白さを増すことができる。
[第一実施形態]
まず、本発明のスロットマシンの再遊技抽選装置の第一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本発明にかかるスロットマシンの正面図である。図2は、第一実施形態のスロットマシンの再遊技抽選装置の構成を示すブロック図である。また、図3は、同実施形態の動作の流れを示すフローチャートである。
同図に示すように、スロットマシン本体1の前面パネル2には、中央部に三つの表示窓3(3a,3b,3c)が設けられており、内部でそれぞれ独立して回転する後述する三つのドラム31(ドラム31a,ドラム31b,ドラム31c)の周面に描かれた図柄を、この表示窓3で識別できるようになっている。
なお、表示窓3には、入賞ライン表示が描かれており、この入賞ライン表示上に配列した図柄の種類に応じて入賞が決定される。
また、駆動モータは、図示しないモータ制御部により、回転及び制動が制御されている。
同図に示すように、本実施形態にかかるスロットマシンは、ゲームをスタートさせるスタートレバー4と、内部当りの抽選を制御する内部当り制御部10と、再遊技の抽選を制御する再遊技抽選装置である再遊技制御部20と、複数のドラム31の図柄を検知判定するドラム制御部30と、スピーカ8等による報知を制御する報知制御部40とを設けている。
このうち、内部当り管理部11は、スタートレバー4が押下されたことを確認すると、スタート信号を出力する。
内部当り管理部11は、この出力された抽選結果の内容が内部当りの当選であるときは、再遊技制御部20に当選の信号を送信する。
再遊技抽選部21は、再遊技管理部24からの抽選開始の信号を受信すると、再遊技の当選,不当選を抽選し結果を出力する。
ここで、再遊技抽選部21は、再遊技管理部24が指定した当選確率にしたがって再遊技の抽選を行う。
この新たな当選確率は、そのボーナスゲームのもととなる内部当りの種類によって、異なる当選確率の値を設定することができる。すなわち、大当りの内部当りに当選しているときは、既定の当選確率に対して±a%の変動範囲内で設定することとし、中当りに当選しているときは、±b%の変動範囲内で設定することができる。
また、遊技者は当選確率が高く設定された内部当りの種類の当選を期待するため、ゲームに面白さを加えることができる。
このとき、再遊技管理部24は、その信号を報知制御部40に送信して再遊技当りであることを遊技者に知らせることもできる。
この判断の結果、ボーナス当りであるとすれば、図示しないボーナスゲーム制御部に信号を送信してボーナスゲームを行わせる。
このうち、入賞配列判定部33は、図柄の配列が入賞していると判断したときは、再遊技管理部24に入賞配列の信号を送信する。
このうち、報知管理部41は、再遊技管理部24からの再遊技当選の信号を受信すると、再遊技の当選を遊技者に知らせるために、スピーカ8及びランプ9に所定の音又は光を発生させる。
まず、遊技者によりメダル投入口6に遊技用のメダルが投入されてゲームが開始する(ステップ100)。
ここで、予め設定された再遊技の当選確率(初期の当選確率)が当選確率記憶部23に記憶されている。
この開始とともに、再遊技抽選部21において再遊技の当選,不当選が抽選され(ステップ104)、図3のフローチャートに示していないが、内部当り抽選部12において内部当りの当選,不当選も抽選される。
通常、ゲームを開始してから、初めての内部当りのときは、再設定されていない場合が多いが、前の遊技時に、再設定されていることもある。したがって、この場合は、再遊技管理部24が、再設定された当選確率を、当選確率記憶部23から読み込んだ初期の当選確率に戻す(ステップ110)。
なお、ステップ106において、内部当りに当選していないと判断された場合は、ステップ108における再設定後の当選確率か否かの確認は行わない。
このドラム31の停止については、ステップ104における再遊技の抽選の結果、及び、この抽選とともに行われた内部当りの抽選の結果にしたがって、図示しないモータ制御部により停止制御される。すなわち、再遊技の抽選の結果、当選の場合は、必ず再遊技を表す図柄が一列に配列されるように制御される。また、再遊技に不当選であって内部当りに当選した場合は、図柄が入賞配列(ボーナス当り)になるように停止制御される。
判定の結果、入賞であれば、入賞配列判定部33から再遊技管理部24に入賞の信号が送信される。
この判断の結果、ボーナス当りであれば、再遊技管理部24から図示しないボーナスゲーム制御部に信号が送信されてボーナスゲームが開始される。
この信号が受信されると、再遊技管理部24は、当選確率設定部22に信号を送信し、当選確率設定部22に設定されている新たな当選確率を読み込んで、当選確率を新たなものに再設定する(ステップ116)。
この再設定については、ステップ114において、大ボーナス当り及び/又は中ボーナス当りに当選したときに限定して行うようにし、また、大ボーナスと中ボーナスで当選確率を変えることも可能である。
なお、続行したゲームにおける再遊技の抽選については、変更されない限りステップ116で再設定された当選確率にしたがって行われる。
また、ボーナス当りの当選にともなって再遊技の当選確率が変更されるため、再遊技に当選する可能性が高くなるとともに、遊技者にさらにボーナス当りを狙う意欲を起こさせ、ゲームへの期待を増大させることができる。
次に、本発明のスロットマシンの再遊技抽選装置の第二実施形態について、図2、図4を参照して説明する。
図4は、同実施形態の動作の流れを示すフローチャートである。
したがって、第一実施形態と同様の構成部分については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
同図に示すように、本実施形態の再遊技制御部20も第一実施形態のものと同一の構成となっており、再遊技制御部20は、再遊技抽選部21と、当選確率設定部22と、当選確率記憶部23と、再遊技管理部24とを備えている。
この制御により再遊技当りになったとき、再遊技管理部24は、図示しない遊技開始部に信号を送信して、再遊技のゲームを開始させる。
判断の結果ボーナス当りであるときは、再遊技管理部24は、再遊技の当選確率が再設定されたものか否かを確認して、再設定されたものであれば、初期の当選確率に戻す。
このように内部当りにともなうボーナスゲームの終了時から次のボーナス当りの間の再遊技の当選確率を変更可能とすることにより、内部当りやボーナスゲーム以外の状態で行われるゲームが単調になることを回避することができる。
遊技者のメダル投入によりゲームが開始する(ステップ200)。ここで、予め設定された再遊技の当選確率(初期の当選確率)が当選確率記憶部23に記憶されている。
その押下の時点で、再遊技抽選部21において再遊技の当選,不当選の抽選が行われ(ステップ204)、再遊技管理部24において抽選の結果が判断される。
また、図4に示していないが、内部当り抽選部12において内部当りの当選,不当選の抽選も行われ、内部当り管理部11において抽選の結果が判断される。
このドラム31の停止については、上記した再遊技及び内部当りの抽選の結果にしたがって図示しないモータ制御部により停止制御される。すなわち、再遊技に当選の場合は、再遊技当りになるように、また、再遊技に不当選であって内部当りに当選の場合はボーナス当りになるようにドラムが停止制御される。
この判定の結果、入賞であれば、入賞配列判定部33から再遊技管理部24に入賞配列の信号が送信される。
この内部当りの信号及び上述した入賞配列の信号をもとに、再遊技管理部24において、その入賞配列が内部当りにもとづくボーナス当りであるか否かが判断される(ステップ210)。
なお、再設定されたものでなければ、当然初期の当選確率に戻すことは行わない。
この信号が受信されると、再遊技管理部24は当選確率設定部22に信号を送信し、当選確率設定部22に設定されている新たな当選確率を読み込んで、当選確率を新たなものに再設定する(ステップ216)。
なお、ステップ210においてボーナス当りでないと判断され、さらにステップ218において再遊技当りでないと判断された場合でも、例えば所定の図柄が揃っていて小当りになったときは、所定数のメダルが払い出される。
なお、続行したゲームにおける再遊技の抽選については、変更されない限りステップ216で再設定された当選確率にしたがって行われる。
2 前面パネル
3 表示窓
4 スタートレバー
5 ストップボタン
6 メダル投入口
7 入賞メダル払出し口
8 スピーカ
9 ランプ
10 内部当り制御部
11 内部当り管理部
12 内部当り抽選部
20 再遊技制御部
21 再遊技抽選部
22 当選確率設定部
23 当選確率記憶部
30 ドラム制御部
31 ドラム
32 配列検知部
33 入賞配列判定部
40 報知制御部
41 報知管理部
Claims (3)
- 設定した当選確率にしたがって再遊技当りか否かを抽選する再遊技抽選部を設けたスロットマシンの再遊技抽選装置であって、
内部当りにもとづくボーナスゲームが終了したときに、この終了時から、次の内部当り又はボーナス当りまでの間の前記再遊技抽選部における当選確率を再設定する再遊技制御部を備えている
ことを特徴とするスロットマシンの再遊技抽選装置。 - 前記内部当りが大当り及び/又は中当りである
ことを特徴とする請求項1記載のスロットマシンの再遊技抽選装置。 - 前記再遊技制御部が、当選した前記内部当りの種類によって、異なった当選確率を再設定する
ことを特徴とする請求項2記載のスロットマシンの再遊技抽選装置。
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Related Parent Applications (1)
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