JP3776643B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシン(回胴式遊技機)に関し、特に、内部当りにもとづくボーナス当りに当選した場合に、この当選にともなうボーナスゲームの終了時から、次の内部当り又はボーナス当りまでの間における再遊技の当選確率を変更するスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にスロットマシンは、遊技者が遊技用のメダルを投入してスタートレバーを押下すると、表面に図柄を表示した複数のドラム(通常は三つのドラム)が回転を開始し、続いてストップボタンを押すと各ドラムが順次停止し、停止したドラムの図柄の配列によって各種入賞が決定されて、入賞内容に応じた数のメダルが遊技者に払い出されるという遊技機器である。
【0003】
このようなスロットマシンにおいては、ゲームの面白さを増すため、内部当り、ボーナスゲーム、再遊技などと呼ばれるシステムが採用されている。
このうち、内部当りシステムは、スロットマシン内部で自動的に抽選を行い、抽選の結果当選した場合には、遊技者のストップボタンを押すタイミングにかかわらず、一定範囲内で図柄が入賞配列となるようドラムを停止制御するというもので、一定の確率で必ず当選が出るようになっている。
【0004】
具体的には、スロットマシン内部に備えられた内部当り抽選部によって、スタートレバーが押下された時点で、毎回自動的に抽選が行われ当選,不当選が決定される。そして、当選した場合には、以後所定数のメダルが払い出されるまでの間は、ゲームを続ける限り、各ドラムの特定の図柄(例えば「7」,「BAR」等)が、一定の範囲内で遊技者のストップボタンを押すタイミングにかかわらず一列に配列されて停止するようドラムが制御される。
【0005】
ここで、内部当り抽選部で抽選される内部当りには、通常、大当り(大ボーナス、BB)及び中当り(中ボーナス、RB)等と呼ばれる二種類以上の異なる種類の当選がある。
例えば、大当りに当選した場合には、大当り用の特定の図柄が配列されるように(例えば「7,7,7」)ドラムが制御され、中当りに当選した場合は、中当たり用の特定の図柄が配列されるように(例えば「BAR,BAR,BAR」)ドラムが制御され、大当りは中当りの約3倍の数のメダルが払い出されるように設定されている。
【0006】
ボーナスゲームは、内部当りシステムにおいて当選した内部当りの種類(大当り、中当り)に対応する特定の図柄が一列に配列されたとき(大ボーナス当り、中ボーナス当り)に、これらのボーナス当り以降、通常のゲームとは別に、所定の回数につき、遊技者に多量のメダルを獲得する機会を与えるべく行われる特別ゲームをいう。
例えば、ボーナス当りが出ると、高確率で図柄が入賞配列となるゲームを、所定の数のメダルが出るまで、繰り返し行うことができるようにしたものがある。
【0007】
再遊技当りシステムは、スロットマシン内部で自動的に抽選を行ない、抽選の結果、当選した場合には、一定の範囲内で特定の図柄の並びが入賞配列になるようドラムを制御し、入賞したときには、次のゲームに限り、メダルの投入を行わなくても、スタートレバーの押下からゲームを開始することができるようにしたシステムである。
【0008】
具体的には、スロットマシン内部に備えられた再遊技抽選部によって、スタートレバーが押下された時点で、毎回自動的に抽選が行われて再遊技の当選,不当選が決定される。そして、当選した場合には、再遊技を表す図柄の並びが入賞配列になるように回転しているドラムを停止制御し、入賞したときには、次のゲームに限り、メダルの投入を行わなくても、スタートレバーの押下からゲームを開始することができるようにしてある。
【0009】
ここで再遊技の抽選は、通常、予め設定された一定の当選確率の範囲内で当選が出るように行われる。
また、再遊技を表す図柄が入賞配列となったときは、所定数のメダルを払い出すように設定することもできる。
なお、再遊技の抽選結果が当選である場合に、再遊技を意味する図柄が一列に配列されたときを再遊技当りという。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように、再遊技の当選確率が、通常一定であるため、内部当りにでも当選しない限り、意外性に乏しくなりゲームが単調になっていた。
【0011】
また、従来技術には、内部当りに当選したときから、この内部当りにもとづくボーナス当りが出るまでの間における再遊技の当選確率を変動させるものがある。しかし、内部当りはボーナス当りを高い確率で出すため、内部当りからボーナス当りまでに行われるゲームの回数は非常に少なくなる。
したがって、このように限定された回数においてのみ再遊技の当選確率を変動させたとしても、この変動によって、遊技者にゲームへの大きな期待感を持たせることは困難であった。
【0012】
本発明は、上記の問題を解決すべくなされたものであり、内部当りに当選していない状態における再遊技の当選確率を変動させて、ゲームが単調になることを回避するとともに、面白さや意外性を加えて、遊技者にゲームへの期待感を持たせることができるスロットマシンの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この目的の達成を図るため、本発明の請求項1記載のスロットマシンは、予め設定された所定の再遊技の当選確率にしたがって、次回のゲームにメダル投入を行うことなくゲームが開始可能な再遊技当りか否かを抽選する再遊技抽選部を備えるとともに、所定の内部当たりにもとづくボーナスゲームが終了したときに、この終了時から、次の内部当り又はボーナス当りまでの間の前記再遊技抽選部における再遊技の当選確率を再設定する再遊技制御部を備え、前記再遊技制御部が、前記再設定される再遊技の新たな当選確率を、前記所定の内部当たりの種類に応じて異なった当選確率を、既定の当選確率に対して所定の変動範囲内で増減するよう設定し、前記再遊技の抽選の結果、当選の場合には、周面に図柄が描かれた複数のドラムが、必ず再遊技を表す図柄が配列されるように停止制御される構成としてある。
【0014】
このような構成によれば、従来一定であった、ボーナスゲームの終了時から次の内部当り又はボーナス当りまでの間における再遊技の当選確率が、上記構成により再設定可能となるため、その間のゲームが単調となることを回避できる。
そして、再設定される値によっては、再遊技の当選の可能性が大きく変動されるため、高確率に設定されたときには予想以上に再遊技に当選するといった意外性を付加することができる。
【0015】
ここで、本発明に係る再遊技の当選確率再設定の対象となる所定の内部当たりとしては、内部当りが大当り及び/又は中当りがある。
このような構成によれば、大当り又は中当りの内部当りに当選したときに、図柄の並びが入賞配列になる確率を変動させることができる。つまり、これらの内部当りに、再遊技の当選確率の再設定をいう特典を付加することによって、ゲームの面白さを増すことができる。
【0016】
また、本発明に係る再遊技制御部は、再設定される再遊技の新たな当選確率として、所定の内部当たりの種類に応じて、異なった当選確率を再設定する構成としてある。
このような構成において、例えば、複数の内部当りの当選確率に大きな格差を設けることとすれば、その内部当りの各種類に特徴を加えることができる。
さらに、遊技者は当選確率が高く設定された種類の内部当りが当選することを期待するため、ゲームに面白さを加えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のスロットマシンの実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明のスロットマシンの第一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本発明にかかるスロットマシンの正面図である。図2は、第一実施形態のスロットマシンの再遊技抽選装置の構成を示すブロック図である。また、図3は、同実施形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【0018】
まず、図1にもとづき、スロットマシンの全体構造を説明する。
同図に示すように、スロットマシン本体1の前面パネル2には、中央部に三つの表示窓3(3a,3b,3c)が設けられており、内部でそれぞれ独立して回転する後述する三つのドラム31(ドラム31a,ドラム31b,ドラム31c)の周面に描かれた図柄を、この表示窓3で識別できるようになっている。
なお、表示窓3には、入賞ライン表示が描かれており、この入賞ライン表示上に配列した図柄の種類に応じて入賞が決定される。
【0019】
この表示窓3の下方には、各ドラム31を一斉に回転させるスタートレバー4と、回転する三つの各ドラム31をそれぞれ任意に停止させるため、三つのドラム31に対応する三つのストップボタン5(第一ボタン5a,第二ボタン5b,第三ボタン5c)が設けられている。
【0020】
また、前面パネル2には、ゲームを開始する際にメダルを投入するメダル投入口6、入賞時にメダルが払い出される入賞メダル払出し口7、内部当り又はボーナス当りの当選を音で知らせるためのスピーカ8、及び、光で知らせるための複数個のランプ9(9a,9b,9c,9d,9e)が配設されている。
【0021】
なお、スロットマシン本体1の内部には、図示しない駆動モータが備えられており、この駆動モータの駆動力によって、スロットマシン中央に配設されている三台のドラム31がそれぞれ独立して回転し、かつ停止できるように仕組まれている。
また、駆動モータは、図示しないモータ制御部により、回転及び制動が制御されている。
【0022】
次に、図2を参照して、本実施形態におけるスロットマシンの再遊技抽選装置について説明する。
同図に示すように、本実施形態にかかるスロットマシンは、ゲームをスタートさせるスタートレバー4と、内部当りの抽選を制御する内部当り制御部10と、再遊技の抽選を制御する再遊技抽選装置である再遊技制御部20と、複数のドラム31の図柄を検知判定するドラム制御部30と、スピーカ8等による報知を制御する報知制御部40とを設けている。
【0023】
ここで、内部当り制御部10は、内部当りの抽選を管理する内部当り管理部11と、内部当りの抽選を行う内部当り抽選部12とを設けている。
このうち、内部当り管理部11は、スタートレバー4が押下されたことを確認すると、スタート信号を出力する。
【0024】
内部当り抽選部12は、スタート信号を受信すると、内部当りの当選,不当選を抽選し、この抽選結果を出力する。
内部当り管理部11は、この出力された抽選結果の内容が内部当りの当選であるときは、再遊技制御部20に当選の信号を送信する。
【0025】
再遊技制御部20は、再遊技抽選部21と、当選確率設定部22と、当選確率記憶部23と、再遊技管理部24とを設けている。
再遊技抽選部21は、再遊技管理部24からの抽選開始の信号を受信すると、再遊技の当選,不当選を抽選し結果を出力する。
ここで、再遊技抽選部21は、再遊技管理部24が指定した当選確率にしたがって再遊技の抽選を行う。
【0026】
当選確率設定部22には、変更後の再遊技の当選確率として用いられる新たな当選確率が設定されている。
この新たな当選確率は、そのボーナスゲームのもととなる内部当りの種類によって、異なる当選確率の値を設定することができる。すなわち、大当りの内部当りに当選しているときは、既定の当選確率に対して±a%の変動範囲内で設定することとし、中当りに当選しているときは、±b%の変動範囲内で設定することができる。
【0027】
このとき、大当りの変動範囲は、中当りの変動範囲よりも広く設定することができる。また、大当りにともない変動された当選確率は、中当りにともない変動された当選確率よりも低くなるように設定することができる。
【0028】
このように当選した内部当りの種類によって、異なる当選確率の値を設定することとすれば、例えば、大当りと中当りとの当選確率に大きな格差を設けることで、大当りは一度内部当りすると当選確率が飛躍的に高くなるなどの特徴を加えることができる。
また、遊技者は当選確率が高く設定された内部当りの種類の当選を期待するため、ゲームに面白さを加えることができる。
【0029】
当選確率記憶部23は、ゲームが開始される前に予め設定された再遊技の当選確率を初期の当選確率として記憶する。この初期の当選確率は、再遊技管理部24により随時読み出される。
【0030】
再遊技管理部24は、スタートレバー4が押下されたときに、再遊技抽選部21に抽選開始の信号を送信して、再遊技の抽選を行わせる。この抽選の結果が、再遊技の当選であるときは、図示しないモータ制御部に信号を送信して、再遊技当りとなるようにドラムを停止制御させる。
【0031】
また、再遊技管理部24は、再遊技当りになったときに、図示しない遊技開始部に信号を送信して、再遊技のゲームを開始させる。
このとき、再遊技管理部24は、その信号を報知制御部40に送信して再遊技当りであることを遊技者に知らせることもできる。
【0032】
そして、再遊技管理部24は、内部当り管理部11からの当選の信号、及び、入賞配列判定部33からの入賞配列の信号にもとづいて、その入賞配列が、内部当りにもとづくボーナス当りであるか否かを判断する。
この判断の結果、ボーナス当りであるとすれば、図示しないボーナスゲーム制御部に信号を送信してボーナスゲームを行わせる。
【0033】
さらに、再遊技管理部24は、そのボーナスゲームが終了すると信号を送信し、当選確率設定部22に設定されている新たな当選確率を読み込んで、もとの当選確率を、新たなものに再設定する。そして、次の内部当りに当選したときには、その再設定された当選確率を、もとの当選確率に戻す。
【0034】
このように内部当りにともなうボーナス当りから次の内部当りの間の再遊技の当選確率を変更可能とすることにより、内部当りやボーナスゲーム以外の状態における通常のゲームが単調になることを回避することができる。
【0035】
ドラム制御部30は、周面に図柄が表示された三台のドラム31(ドラム31a,ドラム31b,ドラム31c)と、これらドラム31が回転後停止したときの図柄の配列を検知する配列検知部32と、この配列検知部32において検知された配列が入賞しているか否かを判断する入賞配列判定部33とを設けている。このうち、入賞配列判定部33は、図柄の配列が入賞していると判断したときは、再遊技管理部24に入賞配列の信号を送信する。
【0036】
報知制御部40は、音により報知するスピーカ8と、光により報知するランプ9と、これらスピーカ8及びランプ9を制御管理する報知管理部41とを設けている。
このうち、報知管理部41は、再遊技管理部24からの再遊技当選の信号を受信すると、再遊技の当選を遊技者に知らせるために、スピーカ8及びランプ9に所定の音又は光を発生させる。
【0037】
次に、本実施形態のスロットマシンの再遊技抽選装置の動作について、図3を参照して説明する。
まず、遊技者によりメダル投入口6に遊技用のメダルが投入されてゲームが開始する(ステップ100)。
ここで、予め設定された再遊技の当選確率(初期の当選確率)が当選確率記憶部23に記憶されている。
【0038】
続いて、スタートレバー4が押下されると(ステップ102)、複数のドラム31が一斉に回転を開始する。
この開始とともに、再遊技抽選部21において再遊技の当選,不当選が抽選され(ステップ104)、図3のフローチャートに示していないが、内部当り抽選部12において内部当りの当選,不当選も抽選される。
【0039】
この内部当りの抽選の結果が、内部当り管理部11において判断され(ステップ106)、当選であれば、内部当り管理部11から再遊技管理部24に内部当りの信号が送信される。
【0040】
この信号を受信した再遊技管理部24において、再遊技の当選確率がすでに再設定されたものか否かが確認される(ステップ108)。
通常、ゲームを開始してから、初めての内部当りのときは、再設定されていない場合が多いが、前の遊技時に、再設定されていることもある。したがって、この場合は、再遊技管理部24が、再設定された当選確率を、当選確率記憶部23から読み込んだ初期の当選確率に戻す(ステップ110)。
なお、ステップ106において、内部当りに当選していないと判断された場合は、ステップ108における再設定後の当選確率か否かの確認は行わない。
【0041】
続いて、遊技者により複数のストップボタン5が順に押されると、回転していた複数のドラム31が順次停止し、各ドラム31の周面に表示された図柄がスロットマシン前面の表示窓3に並ぶ。
このドラム31の停止については、ステップ104における再遊技の抽選の結果、及び、この抽選とともに行われた内部当りの抽選の結果にしたがって、図示しないモータ制御部により停止制御される。すなわち、再遊技の抽選の結果、当選の場合は、必ず再遊技を表す図柄が一列に配列されるように制御される。また、再遊技に不当選であって内部当りに当選した場合は、図柄が入賞配列(ボーナス当り)になるように停止制御される。
【0042】
こうして停止制御されたドラム31の図柄の並びが、配列検知部32により検知され(ステップ112)、検知された図柄が入賞配列であるか否かが、入賞配列判定部33において判定される。
判定の結果、入賞であれば、入賞配列判定部33から再遊技管理部24に入賞の信号が送信される。
【0043】
ここで、再遊技管理部24において、その入賞の信号と、上述した内部当り管理部11からの内部当りの信号にもとづいて、その入賞が内部当りにともなったものであるか、つまりボーナス当りか否かが判断される(ステップ114)。
この判断の結果、ボーナス当りであれば、再遊技管理部24から図示しないボーナスゲーム制御部に信号が送信されてボーナスゲームが開始される。
【0044】
ボーナスゲームが所定数のメダルが払い戻されるまで行われ、終了すると、ボーナスゲーム制御部からボーナス当り終了の信号が再遊技管理部24に送信される。
この信号が受信されると、再遊技管理部24は、当選確率設定部22に信号を送信し、当選確率設定部22に設定されている新たな当選確率を読み込んで、当選確率を新たなものに再設定する(ステップ116)。
この再設定については、ステップ114において、大ボーナス当り及び/又は中ボーナス当りに当選したときに限定して行うようにし、また、大ボーナスと中ボーナスで当選確率を変えることも可能である。
【0045】
このように、特定のボーナス当りになったときに、再遊技の当選確率を再設定することとすれば、そのボーナス当りに特典を付加することができるとともに、遊技者に対してそれらボーナス当りを狙う楽しみを与えることができるため、ゲームに面白さを増すことができる。
【0046】
一方、ステップ114における判断の結果、ボーナス当りでない場合は、再遊技管理部24において、再遊技を表す図柄が一列に配列されているか、つまり再遊技当りか否かが判断される(ステップ118)。判断の結果、再遊技当りの場合は、続けて再遊技のゲームが行われる(次のゲームに限り、メダルの投入を行わずに、スタートレバーの押下からゲームが開始される)。
【0047】
なお、ステップ114においてボーナス当りでないと判断され、ステップ118において再遊技当りでないと判断された場合に、例えば、所定の図柄が揃っていて小当りに当選しているときは、これに相当する数のメダルが入賞メダル払出し口7から払い出される。
【0048】
再遊技当りか否かの判断の結果が不当選の場合、又は、ステップ116において再遊技の当選確率が再設定された場合は、ゲームを続行するために新たにメダルが投入されない限り(ステップ120)、この回のゲームが終了する。
なお、続行したゲームにおける再遊技の抽選については、変更されない限りステップ116で再設定された当選確率にしたがって行われる。
【0049】
このような構成によれば、ボーナスゲームが終了したときから次の内部当りまでの間における再遊技の当選確率を再設定することができるため、従来一定であった当選確率を変化させることができる。したがって、内部当りやボーナスゲーム以外で行われる通常のゲームが単調となることを回避できる。
また、ボーナス当りの当選にともなって再遊技の当選確率が変更されるため、再遊技に当選する可能性が高くなるとともに、遊技者にさらにボーナス当りを狙う意欲を起こさせ、ゲームへの期待を増大させることができる。
【0050】
[第二実施形態]
次に、本発明のスロットマシンの第二実施形態について、図2、図4を参照して説明する。
図4は、同実施形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【0051】
本実施形態にかかるスロットマシンの再遊技抽選装置は、第一実施形態と比べて、再設定された再遊技の当選確率をもとの当選確率に戻す時点が相違する。すなわち、その時点を、第一実施形態では、次の内部当りのときとしているのに対し、本実施形態においては、次の内部当りにもとづくボーナス当りが終了したときとしてある。
したがって、第一実施形態と同様の構成部分については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0052】
図2を参照して、本実施形態にかかるスロットマシンの再遊技抽選装置である再遊技制御部20について説明する。
同図に示すように、本実施形態の再遊技制御部20も第一実施形態のものと同一の構成となっており、再遊技制御部20は、再遊技抽選部21と、当選確率設定部22と、当選確率記憶部23と、再遊技管理部24とを備えている。
【0053】
再遊技管理部24は、スタートレバー4が押下されたときに、再遊技抽選部21に抽選開始の信号を送信し、再遊技の抽選を行わせる。この抽選の結果が、再遊技の当選であるときは、図示しないモータ制御部に信号を送信して、再遊技当りとなるようにドラムを停止制御させる。
この制御により再遊技当りになったとき、再遊技管理部24は、図示しない遊技開始部に信号を送信して、再遊技のゲームを開始させる。
【0054】
また、再遊技管理部24は、内部当り管理部11からの当選の信号、及び、入賞配列判定部33からの入賞配列の信号にもとづいて、その入賞配列が、内部当りにもとづくボーナス当りであるか否かを判断する。
判断の結果ボーナス当りであるときは、再遊技管理部24は、再遊技の当選確率が再設定されたものか否かを確認して、再設定されたものであれば、初期の当選確率に戻す。
【0055】
さらに、再遊技管理部24は、そのボーナス当りにともなうボーナスゲームが終了したときに、当選確率設定部22に設定された新たな当選確率を読み込んで、当選確率を新たなものに再設定する。
このように内部当りにともなうボーナスゲームの終了時から次のボーナス当りの間の再遊技の当選確率を変更可能とすることにより、内部当りやボーナスゲーム以外の状態で行われるゲームが単調になることを回避することができる。
【0056】
次に、本実施形態のスロットマシンの再遊技抽選装置の動作を、図4を参照して説明する。
遊技者のメダル投入によりゲームが開始する(ステップ200)。ここで、予め設定された再遊技の当選確率(初期の当選確率)が当選確率記憶部23に記憶されている。
【0057】
開始後、スタートレバー4が押下されると(ステップ202)、複数のドラム31が回転を始める。
その押下の時点で、再遊技抽選部21において再遊技の当選,不当選の抽選が行われ(ステップ204)、再遊技管理部24において抽選の結果が判断される。
また、図4に示していないが、内部当り抽選部12において内部当りの当選,不当選の抽選も行われ、内部当り管理部11において抽選の結果が判断される。
【0058】
続いて、遊技者によりストップボタン5が順に押されて各ドラム31が順次停止する。
このドラム31の停止については、上記した再遊技及び内部当りの抽選の結果にしたがって図示しないモータ制御部により停止制御される。すなわち、再遊技に当選の場合は、再遊技当りになるように、また、再遊技に不当選であって内部当りに当選の場合はボーナス当りになるようにドラムが停止制御される。
【0059】
この停止が完了すると、配列検知部32により、ドラムの図柄の配列が検知され(ステップ206)、検知された配列が入賞しているか否かが、入賞配列判定部33において判定される。
この判定の結果、入賞であれば、入賞配列判定部33から再遊技管理部24に入賞配列の信号が送信される。
【0060】
また、上述した内部当りの抽選結果が、内部当り管理部11において判断されて(ステップ208)、当選の場合は、内部当り管理部11から再遊技管理部24に内部当りの信号が送信される。
この内部当りの信号及び上述した入賞配列の信号をもとに、再遊技管理部24において、その入賞配列が内部当りにもとづくボーナス当りであるか否かが判断される(ステップ210)。
【0061】
判断の結果、ボーナス当りのときは、再遊技管理部24において、当選確率が再設定されたものであるか否かが確認される(ステップ212)。通常、初めてゲームが行われるときは再設定されていない場合が多いが、前記したように、再設定された状態のときもあるので、この場合は、再遊技管理部24が、再設定された当選確率を初期の当選確率に戻す(ステップ214)。
なお、再設定されたものでなければ、当然初期の当選確率に戻すことは行わない。
【0062】
そして、ステップ210においてボーナス当りと判断されたときは、再遊技管理部24から図示しないボーナスゲーム制御部に信号が送信される。この信号が受信されるとボーナスゲーム制御部により、そのボーナス当りにもとづくボーナスゲームが開始される。
【0063】
ボーナスゲームが所定数のメダルが払い戻されるまで行われ、終了すると、ボーナスゲーム制御部からボーナス当り終了の信号が再遊技管理部24に送信される。
この信号が受信されると、再遊技管理部24は当選確率設定部22に信号を送信し、当選確率設定部22に設定されている新たな当選確率を読み込んで、当選確率を新たなものに再設定する(ステップ216)。
【0064】
このようにボーナスゲーム終了時に、再遊技の当選確率を再設定することとすれば、内部当り又はボーナスゲームでない状態においては、固定されない当選確率にしたがって再遊技の抽選されるため、ゲームの単調さをなくすことができる。
【0065】
また、ステップ210において、ボーナス当りでないと判断されたときは、再遊技管理部24において、ステップ204の再遊技の抽選の結果が当選か否かが判断され(ステップ218)、当選の場合は、所定数のメダルが払い出された後、続けて再遊技のゲームが行われる。
なお、ステップ210においてボーナス当りでないと判断され、さらにステップ218において再遊技当りでないと判断された場合でも、例えば所定の図柄が揃っていて小当りになったときは、所定数のメダルが払い出される。
【0066】
ステップ216における当選確率の再設定、又は、ステップ218における再遊技当りの不当選の判断がされた場合は、その後ゲームを続行するためにメダルが投入されない限り(ステップ220)、この回のゲームが終了する。
なお、続行したゲームにおける再遊技の抽選については、変更されない限りステップ216で再設定された当選確率にしたがって行われる。
【0067】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明のスロットマシンによれば、内部当りにともなうボーナスゲームが終了したときから次の内部当り又はボーナス当りまでの間に行われる再遊技の抽選について、再遊技の当選確率を変更することにより、その間のゲームが単調になることを回避できる。
【0068】
また、その間の再遊技の当選確率が高くなれば、再遊技を行う回数が増え、つまりはメダルをより多く獲得する機会が増えることから、遊技者にゲームへの期待感を持たせることができる。
さらに、当選した内部当りの種類によって、異なる当選確率の値を設定することとにより、高い値が設定された種類の内部当りが当選することを遊技者に期待させることができるため、ゲームの面白さを増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスロットマシンの正面図である。
【図2】本発明の第一実施形態の再遊技抽選装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第一実施形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第二実施形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 スロットマシン本体
2 前面パネル
3 表示窓
4 スタートレバー
5 ストップボタン
6 メダル投入口
7 入賞メダル払出し口
8 スピーカ
9 ランプ
10 内部当り制御部
11 内部当り管理部
12 内部当り抽選部
20 再遊技制御部
21 再遊技抽選部
22 当選確率設定部
23 当選確率記憶部
30 ドラム制御部
31 ドラム
32 配列検知部
33 入賞配列判定部
40 報知制御部
41 報知管理部
Claims (1)
- 予め設定された所定の再遊技の当選確率にしたがって、次回のゲームにメダル投入を行うことなくゲームが開始可能な再遊技当りか否かを抽選する再遊技抽選部を備えるとともに、
所定の内部当たりにもとづくボーナスゲームが終了したときに、この終了時から、次の内部当り又はボーナス当りまでの間の前記再遊技抽選部における再遊技の当選確率を再設定する再遊技制御部を備え、
前記再遊技制御部が、
前記再設定される再遊技の新たな当選確率を、前記所定の内部当たりの種類に応じて異なった当選確率で、既定の当選確率に対して所定の変動範囲内で増減するよう設定し、
前記再遊技の抽選の結果、当選の場合には、周面に図柄が描かれた複数のドラムが、必ず再遊技を表す図柄が配列されるように停止制御される
ことを特徴とするスロットマシン。
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