JP2006113526A - 可動部材における重りの取付方法 - Google Patents

可動部材における重りの取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】重りを鍵盤装置の可動部材に設けられた取付穴に確実に固定することのできる可動部材における重りの取付方法を提供すること。
【解決手段】円柱状の重り本体の周面に複数の係合突部15を形成するとともに、重り本体の端面に軸方向に延びる六角形の穴部16を形成して重り12を構成した。そして、この重り12を鍵本体11に設けられた取付穴11a内に圧入したのちに、重り12の穴部16に六角レンチを挿し込んで回転することにより、重り12を取付穴11aの軸方向と直交する方向に回転させた。これによって、係合突部15を取付穴11aの周面に食い込ませて係合させた。
【選択図】図6

Description

本発明は、鍵盤装置の可動部材に取り付けられて演奏感覚を向上させる重りを可動部材に取り付けるための可動部材における重りの取付方法に関する。
従来から、ピアノ等の鍵盤装置が備える可動部材、例えば、鍵盤を構成する各鍵には、重さを調節するために、鉛等の材料からなる重りが取り付けられている。この重りは、例えば、低音側の鍵は重く、高音側の鍵は軽くなるようにして取り付けられており、これによって、演奏者が鍵盤装置を演奏する際のタッチ感が向上する。このような鍵の中に、鍵本体の左右両側面に貫通する取付穴を設け、その取付穴内に重りを取り付けて構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この鍵本体に取り付けられる重りは、全体形状が円柱状に形成され、その外周面に複数の突部と凹部とが軸方向に沿って交互に配置された段部が形成されている。また、その段部は、それぞれが、一方の面が軸方向に対して傾斜した環状の面に形成され、他方の面が軸方向に対して直交する環状の面に形成された2つの環状の面で構成されている。そして、鍵本体に形成される取付穴の内部の空間部の形状は、重りの形状に合わせて円柱状に形成され、その直径は重りの突部の稜線部分の直径よりもやや小さくなるように設定されている。このため、重りを段部の傾斜面側から取付穴内に圧入すると、重りは突部の他方の軸方向に直交する面によって取付穴から抜け止めされて、鍵本体から脱落することを防止される。
特開2003−150148号公報
しかしながら、前述した従来の鍵では、重りを取付穴内に圧入する際に、重りの突部の稜線近傍部分が取付穴の周面を抉るようにして重りが取付穴内に入っていく。このため、重りが取付穴内に圧入されたときには、取付穴の周面における重りの突部が通過した部分の直径が大きくなっている。この鍵に、長期間にわたって振動や外力が加わった場合には、重りと取付穴の周面との係合が緩んでしまうことがある。この結果、重りががたついたり異音を発生したりするという問題が生じることがある。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、重りを鍵盤装置の可動部材に設けられた取付穴に確実に固定することのできる可動部材における重りの取付方法を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る可動部材における重りの取付方法の構成上の特徴は、鍵盤装置の可動部材に形成された取付穴に可動部材の重さを調節する重りを取り付けるための可動部材における重りの取付方法であって、周面に係合突部または係合溝部が形成され、端面に軸方向に延びる穴部が形成された柱状の重りを、取付穴内に圧入する圧入工程と、圧入工程によって取付穴内に圧入された重りの穴部に棒状部材を挿し込んで操作することにより、重りの少なくとも可動部材との当接部分を取付穴の軸方向と異なる方向に変位させて、係合突部または係合溝部を取付穴の周面に係合させる変位工程とを備えたことにある。
前述のように構成した本発明の可動部材における重りの取付方法では、重りを柱状に形成して、その周面に係合突部または係合溝部を形成するとともに、重りの端面に穴部を形成している。このため、重りを、可動部材に形成された取付穴の内部に圧入すると、係合突部または係合溝部が取付穴の周面に係合して、重りは取付穴内に略固定された状態になる。また、その状態から、重りを取付穴の軸方向と異なる方向に変位させることにより、重りは、取付穴の周面にさらに強固に係合するようになり、重りの可動部材への確実な固定が可能になる。この場合の取付穴の軸方向は、重りの圧入方向または圧入方向の反対方向と等しい方向になる。
すなわち、重りを取付穴内に圧入した際には、係合突部または係合溝部の凹凸の突部側部分が取付穴の周面にくい込んだり圧接したりすることによって、重りが可動部材に固定された状態になっているが、圧入時に重りに対してかけられた力と同程度の力が圧入方向の反対方向にかかった場合には、重りは取付穴から外れてしまう。また、それ以下の力が圧入方向の反対方向にかかった場合でも、重りが取付穴から外れてしまうことがある。
このため、重りを取付穴内に圧入したのちに、圧入方向またはその反対方向と異なる方向に変位させることにより、圧入方向と反対の方向に所定の大きさ以下の力(取付穴の周面による抵抗に抗して重りを移動させることにできる大きさ以下の力)が加わっただけでは、重りは取付穴から外れることがなくなる。重りが取付穴から外れるのは、重りが圧入時の位置に戻るように変位したのちに、圧入方向と反対方向への力が加わったときだけになるため、重りの可動部材への固定がより確実になる。
また、変位工程では、重りを軸回り方向に回転させたり、重りを軸方向に直交する方向にスライドさせるように移動させたり、重りの軸方向が取付穴の軸方向に対して所定角度になるように、重りを取付穴に対して捻るように移動させたりすることができる。この場合、重りの端面に形成された穴部に棒状部材を挿し込んで、この棒状部材を操作することにより重りを変位させることができるため、重りを取付穴の軸方向から変位されるための操作が容易になる。軸回りに回転させることでもよいことから明らかなように、重りを構成する部分の中で、少なくとも可動部材との当接部が変位して、可動部材に重りの一部がくい込むようになればよい。
重りを軸回り方向に回転させる場合には、例えば、重りに形成する穴部を開口部が六角形になる穴にするとともに、棒状部材を六角レンチで構成し、六角レンチを穴部に挿し込んで回すことにより重りを回転させることができる。また、重りを軸方向に直交する方向にスライドさせたり、重りの軸方向と取付穴の軸方向とが所定角度になるように重りを取付穴に対して捻ったりする場合には、重りに形成する穴部の形状はどのようなものでもよく、棒状部材は、穴部に挿入できる形状のものであればよい。
可動部材に設けられる取付穴の形状は、種々の形状にすることができるが、圧入時に重りが取付穴の周面にくい込むことができるように、重りの圧入部分の最大直径よりもやや小さい直径に設定された部分を備えた穴部で構成する。また、重りを構成する材料としては、種々のものを用いることができるが、従来から使用されている鉛は、人体や自然環境に対して有害であり、かつ将来枯渇が懸念されている材料であるため、使用しないことが好ましい。したがって、鉛以外の比重の大きな材料を使用することが好ましく、例えば、鉄、銅、黄銅、タングステン、焼結金属、金属と合成樹脂とを混合した複合材料等を用いることが好ましい。なお、本発明に係る可動部材としては、鍵やダンパーレバーのように演奏の際に移動する部材がある。
また、本発明に係る可動部材における重りの取付方法の他の構成上の特徴は、鍵盤装置の可動部材に形成された取付穴に可動部材の重さを調節する重りを取り付けるための可動部材における重りの取付方法であって、周面に係合突部または係合溝部が形成された柱状の重りを取付穴内に挿入する挿入工程と、挿入工程によって取付穴内に挿入された重りを取付穴の軸方向と異なる方向に変位させて、係合突部または係合溝部を取付穴の周面に係合させる変位工程とを備えたことにある。
本発明では、重りの直径を取付穴の直径よりも小さくして、挿入工程においては、取付穴内に重りを挿入するだけにすることができる。この場合、変位工程において、重りを変位させたときに、取付穴の周面に係合させる。また、重りの直径を取付穴の直径よりも大きくしたり略等しくなるようにしたりして、挿入工程において、重りを取付穴内に圧入したときに、取付穴の周面に係合させることもできる。そして、どちらの場合も、変位工程においては、治具等を用いて重りを変位させることができる。
例えば、重りの端面に弾性力のある治具を面接触させた状態で重りを所定の方向に変位させたり、重りの端面に吸盤等の部材を吸着させた状態で重りを所定の方向に変位させたりすることができる。また、取付穴を貫通穴で構成し、取付穴の両開口から重りの両端面を治具で挟み込んだ状態で重りを変位させることもできる。さらに、重りや取付穴の形状を円形だけでなく楕円形や他の複雑な形状にして、取付穴への重りの挿入は容易にでき、重りを変位させたときに、重りが取付穴の周面に強固に係合するように構成することもできる。
また、本発明に係る可動部材における重りの取付方法のさらに他の構成上の特徴は、重りを柱状の剛体で構成し、その周面に、ピッチが2mm以下に設定された谷部と突出部とからなる溝部を重りの軸方向に沿って7段以上形成して係合突起または係合溝部を構成し、突出部における軸方向に沿った面を曲面に形成したことにある。
この発明に係る可動部材の重りの取付方法では、重りを弾性変形しない剛体で構成して、その周面に、重りの軸方向に沿った谷部と突出部とからなる溝部を形成するとともに、その各突出部における重りの軸方向に沿った面を曲面に形成している。このため、重りを取付穴に圧入するときに、各突出部が、取付穴の内周面を抉ることなく、取付穴を圧入方向に直交する方向に広げるように変形させながら重りが取付穴に圧入される。そして、重りが取付穴に圧入されたのちには、一旦変形した取付穴の内周面における谷部に対向する部分が弾性回復して、谷部内に入り込むようになり、この取付穴の内周面と、谷部および突出部との係合によって重りは取付穴内に固定される。
その状態で、さらに、重りを圧入方向と異なる方向に変位させることにより、重りはより強固に取付穴内に固定される。また、重りが取付穴に挿通可能な大きさに設定されて、重りが取付穴に挿入された場合には、重りを挿入方向と異なる方向に変位させることにより、重りはより取付穴内に固定される。この場合も、一旦変形した取付穴の内周面における谷部に対向する部分が弾性回復して、谷部内に入り込むようになる。
また、谷部と突出部とからなる溝部は、ピッチが2mm以下に設定されるとともに、重りの軸方向に沿った7段以上のもので構成されている。この数値は、実験により得られた結果から求めたもので、このように設定することにより、重りと可動部材との結合力がより強固になる。この場合、突出部と取付穴の内周面との間に生じる摩擦力と、谷部における突出部側部分と、取付穴の内周面における弾性回復した部分との間に生じる機械的結合力とによって、重りは取付穴に強固に固定される。
また、本発明に係る可動部材における重りの取付方法のさらに他の構成上の特徴は、可動部材が、鍵盤を構成する鍵であることにある。これによると、押鍵する際のタッチ感に差を生じさせて鍵盤装置の演奏感覚を向上させることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る可動部材における重りの取付方法を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態により得られた本発明の可動部材としての鍵10を示しており、この鍵10は、鍵本体11と2個の重り12とで構成されている。鍵本体11は、木材を略四角棒状に形成して構成されており、図示の手前寄りの部分(鍵盤装置に組み付けた際に、演奏者側になる部分)に両側面に貫通する取付穴11a,11bが間隔を保って形成されている。そして、この取付穴11a,11b内に、それぞれ重り12が取り付けられている。
取付穴11a,11bは、それぞれ円形の穴部を鍵本体11の一方の側面から他方の側面にかけて真っ直ぐに延ばした形状に形成されており、同形同大に設定されている。取付穴11a,11bの中心軸は、それぞれ鍵本体11の長手方向に直交した状態で、互いに平行して水平方向に延びるように設定されている。また、重り12は、図2に示したように形成されている。
この重り12は、銅からなっており、本体部分が円柱状の重り本体13で構成されている。そして、重り本体13の一端面(図2の状態では上端面)にフランジ状の鍔部14が形成されている。また、重り本体13の外周面には、一定間隔を保って複数の係合突部15が形成され、鍔部14の端面中央部から重り本体13の他端面中央部にかけて平面視(端面側から見た状態)が六角形に形成された穴部16が設けられている。鍔部14は、端面が平面に形成され、重り本体13側の面が周縁部から徐々に重り本体13の外周面他端側に延びるテーパ状の傾斜面に形成されている。
係合突部15は、重り本体13の外周面に円周に沿って4個、軸方向に沿って2個づつ並んで設けられており合計8個が一定間隔で配置されている。この係合突部15は表面が3個の三角面で構成される三角錐の形状に形成され、鍔部14側に位置する三角面15aが鍔部14の端面と平行し、重り本体13の軸方向に直交するように形成されている。そして、他の2個の三角面15b,15cがそれぞれ、重り本体13の他端面側に向き、重り12の端面および軸方向に対して傾斜した面に形成されている。また、重り本体13の直径は、取付穴11a,11bの直径と略等しく設定されている。
この重り12を鍵本体11の取付穴、例えば、取付穴11aに取り付ける場合には、まず、重り12を取付穴11a内に圧入して、図3および図4に示した状態にする。この場合、重り12の先端部(鍔部14の反対側部分)を取付穴11aの開口内に押し当て、ポンチ等を用いて鍔部14の端面に衝撃を加えることによって重り12を取付穴11a内に圧入する。
この際、取付穴11aの周面における係合突部15が通過する部分は、係合突部15によって抉られその部分に4個の溝部17が取付穴11aの軸方向に沿って形成される。また、取付穴11aの周面における鍔部14が通過した開口縁部側部分は、鍔部14によって、周縁部全体が広げられ、その部分に取付穴11aが拡張された拡張穴部18が形成される。
つぎに、重り12の穴部16内に六角レンチ(図示せず)を挿し込んで、六角レンチを操作することにより、図5に示したように、重り12を鍵本体11に対して取付穴11aの軸回り方向に略45度回転させる。これによって、各係合突部15は、溝部17に直交して取付穴11aの軸回り方向に移動し、取付穴11aの周面に円周に沿った溝部(図6参照)17aが形成される。この場合、図5の6−6断面は、図6に示したようになる。
図5および図6の状態では、各係合突部15の鍔部14側に位置する三角面15aが、溝部17aの取付穴11aの軸方向に直交する面に接した状態になっているため、重り12に対して圧入方向と逆方向に所定の大きさ以下の外力が加わっても重り12は取付穴11aから抜けなくなる。また、重り12に対して圧入方向に外力が加わる場合でも、その外力が重り12の圧入時に加わった力と同程度でなければ、重り12は取付穴11aから抜けることがない。このため、重り12は鍵本体11に強固に固定される。そして、もう一方の取付穴11bにも同様にして、重り12を取り付け、鍵本体11に2個の重り12が取り付けられて構成される鍵10は順次鍵盤装置(図示せず)に取り付けられる。
このように、本実施形態の可動部材における重りの取付方法では、重り12を取付穴11a内に圧入したのちに、取付穴11aの軸回り方向に回転させるため、各係合突部15は取付穴11aの周面に対して、L字を描くようにくい込んで行く。このため、重り12に対して一方向からのみ外力がかかっても重り12は取付穴11aから外れることなく、鍵本体11に固定された状態を維持する。また、重り12の鍵本体11への取り付けは、重り12を取付穴11a,11b内に圧入して回転させるだけですむため、その取り付け作業が容易である。また、この重り12は一体からなる部材で構成されているため、製造が容易で大量生産が可能になる。これによって、低コスト化が図れる。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態に用いられる重り22を示しており、この重り22は、図8および図9に示した鍵本体21に取り付けられて鍵を構成する。この重り22は、銅からなる六角柱状の重り本体23の周面に3個の環状の係合溝部24を軸方向に一定間隔で形成するとともに、重り本体23の一端面から他端面にかけて平面視(端面側から見た状態)が六角形の穴部26を貫通させて構成されている。
この重り22では、重り本体23の周面における各角部がそれぞれ係合突部25を構成している。また、鍵本体21の全体形状は、鍵本体11と略同一に形成されているが、2個の取付穴21a(1個しか図示せず。)の形状は、重り22の対向する頂部を結ぶ対角線lより小さい直径の円形に形成されている。また、その取付穴21aの大きさは、重り22を押し込むことにより挿入できる大きさに設定されている。
この重り22の鍵本体21への取り付けは、まず、重り22を取付穴21a内に圧入することにより図8および図9に示した状態にする。この場合、ハンマ等を用いて、重り22の端面を軽く叩くことによって重り22の頂部が鍵本体21にくい込むようにして、重り22を取付穴21a内に圧入する。この際、重り22は、取付穴21aの周面における表面部を軽く抉るようにして取付穴21a内に圧入される。
つぎに、重り22の穴部26に六角レンチを挿し込んで、六角レンチを操作することにより、図10に示したように、重り22を鍵本体21に対して取付穴21aの軸回り方向に略30度回転させる。これによって、各係合突部25は、取付穴21aの軸方向に直交するようにして軸回り方向に移動し、取付穴11aの周面に円周に沿った溝部27が形成される。この場合、図10の11−11断面は、図11に示したようになる。このときの回転角度は、重り22のある頂部が隣の頂部を圧入した位置まで取付穴21aの周面部を抉って行かないようにするため、60度を超えないようにすることが好ましく、通常は30度程度にする。
図10および図11の状態では、各係合溝部24の外周側部分に取付穴21aの周面側部分21bがくい込んだ状態になり、重り22に対して圧入方向または圧入方向と逆方向に力が加わっても重り22は取付穴21aから抜けなくなる。このため、重り22は鍵本体21に強固に固定される。この実施形態におけるそれ以外の構成については、前述した第1実施形態と同一である。また、この実施形態では、重り22の断面形状を取付穴21aの形状に合わせて形成したため、重り22を鍵本体21の取付穴21aに圧入する際の操作が容易になる。この第2実施形態のそれ以外の作用効果については、前述した第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図12は、本発明の第3実施形態に用いられる重り32を示しており、この重り32は、図13および図14に示した鍵本体31に取り付けられて鍵を構成する。この重り32は銅からなっており、円柱状の重り本体33の外周面に、一定間隔を保って複数の係合突部35が形成されているとともに、重り本体33の一端面から他端面にかけて平面視(端面側から見た状態)が六角形の穴部36を貫通させて構成されている。
係合突部35は、重り本体33の外周面に円周に沿って2個、軸方向に沿って2個づつ並んで設けられており合計4個が一定間隔で配置されている。この係合突部35は一端側が太く他端側が先細りになった断面三角形の長い突部で構成されており、一端から他端にかけて重り本体33の周面の円周に沿うとともに軸方向の一方から他方にかけて傾斜するように形成されている。
すなわち、この係合突部35は、一方から他方に向けて太さを変えたねじ山を断続的に形成した構成になっている。また、鍵本体31は、鍵本体11と略同一に形成されているが、2個の取付穴31a(1個しか図示せず。)の形状は、楕円形に形成されている。また、取付穴31aの大きさは、取付穴31aの楕円形における長軸側に係合突部35を合わせた状態で重り32を押し込むことにより挿入できる大きさに設定されている。
この重り32の鍵本体31への取り付けは、まず、重り32を取付穴31a内に圧入することにより、図13および図14に示した状態にする。この場合、係合突部35を取付穴31aの長手方向に沿わせた状態で、重り32の先端部(係合突部35の先細り側が位置する部分)を取付穴31aの開口内に押し当て、ハンマ等を用いて、重り32の端面を軽く叩くことによって重り32を取付穴31a内に圧入する。この際、重り32は、取付穴31aの周面における表面部を軽く抉るようにして取付穴31a内に圧入される。
つぎに、重り32の穴部36に六角レンチを挿し込んで、六角レンチを操作することにより、図15に示したように、重り32を鍵本体31に対して取付穴31aの軸回り方向に略90度回転させる。これによって、各係合突部35は、取付穴31aの軸回り方向に移動して、取付穴31aの周面に円周に沿った溝部37を形成する。この際、重り32は、多少取付穴31aの奥側に移動しながら取付穴31aの周面に係合する。この場合、図15の16−16断面は、図16に示したようになる。
図15および図16の状態では、各係合突部35が溝部37に係合しているため、重り32に対して圧入方向、またはその逆方向に力が加わっても重り32は取付穴31aから抜けなくなる。このため、重り12は鍵本体11に強固に固定される。この実施形態におけるそれ以外の構成については、前述した各実施形態と同一である。また、この重り32では係合突部35をねじ状に形成したため、重り32を回転させる際の操作が容易になる。この第3実施形態のそれ以外の作用効果については、前述した各実施形態と同様である。
(第4実施形態)
図17は、本発明の第4実施形態に用いられる重り42を鍵本体41に取り付けた状態示している。この重り42は、銅からなっており、円柱状の重り本体43の一端面から他端面にかけて平面視が円形の穴部46を貫通させて構成されている。また鍵本体41に形成された取付穴41aは、重り42の形状に合わせて円形に形成され、その直径は、重り42の直径よりもわずかに小さく設定されている。
この重り42の鍵本体41への取り付けは、重り42を取付穴41a内に圧入したのちに、重り42の穴部46に丸棒(図示せず)を挿し込んで、丸棒を操作することにより行われる。この場合、丸棒の両端部を互いに異なる方向に引っ張って、重り42の軸方向と取付穴41aの軸方向とに所定角度が生じるようにする。これによって、鍵本体41の取付穴41aと重り42とは、図17に示した状態になる。
図17の状態では、重り42における丸棒の操作により取付穴41aの周面に押し付けられる角部45a,45bが取付穴41aの周面に食い込んでその部分に凹部47a,47bを形成している。この場合、重り42の角部45a,45bが係合突部として凹部47a,47bに係合する。このため、重り42に対して圧入方向に力が加わった場合には、角部45bと凹部47bとの係合によって、重り42は取付穴41aから抜け止めされる。また、重り42に対して圧入方向と反対の方向に力が加わった場合には、角部45aと凹部47aとの係合によって、重り42は取付穴41aから抜け止めされる。
このため、重り42は鍵本体41に強固に固定される。この実施形態におけるそれ以外の構成については、前述した各実施形態と同一である。また、この重り42は円柱状の重り本体43の中心に穴部46を設けた円筒状に形成されているため、形状が簡単になり製造が容易になる。また、圧入や重り42を変位させるための操作も容易になる。この第4実施形態のそれ以外の作用効果については、前述した各実施形態と同様である。また、この実施形態においては、角部45a,45bを外部側に向けて少し突出させたり、角部45a,45bに、さらに小さな突部を形成したりすることもできる。これによって、重り42の鍵本体41への固定がより強固になる。
(第5実施形態)
図18は、本発明の第5実施形態に用いられる重り52を示している。この重り52は、穴部16が形成されていないこと以外は、図2に示した重り12と同一の形状に形成されている。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。この重り52は、前述した第1実施形態の重り12と同様にして、取付穴11a,11b内に挿入することができる。そして、取付穴11a,11b内で軸回り方向に回転させる際には、例えば、重り52の両端面を治具で挟み込み、その状態で治具を重り52とともに回転させることにより重り52を取付穴11a,11b内に固定する。これによると、穴部16を形成しないため、重り52の製造が容易になる。この実施形態のそれ以外の作用効果については、前述した第1実施形態と同様である。
また、前述した第5実施形態における重り52の大きさは、鍔部14の直径が取付穴11a,11bの直径よりも大きく、本体13の直径が取付穴11a,11bの直径よりも小さい範囲内で適宜変更することができる。また、他の実施形態として、前述した重り22,32,42にそれぞれ穴部26,36,46を形成しない形状の重りを使用することもできる。この場合も、各重りを変位させる場合には、重りの両端面を治具で挟んだ状態で重りを軸回り方向に回転させたり、軸方向に対して捻ったりすることにより、重りを取付穴11a,11b内に固定することができる。
また、重りの端面に弾性力のある治具を面接触させた状態で重りを所定の方向に変位させたり、重りの端面に吸盤等の部材を吸着させた状態で重りを所定の方向に変位させたりすることもできる。さらに、各重りの直径を取付穴11a,11bの直径よりも小さくし、重りを取付穴11a,11b内に挿入したのちに変位させることにより、取付穴11a,11bの周面に係合させることもできる。
(第6実施形態)
図19は、本発明の第6実施形態に用いられる重り62を示している。この重り62は、銅からなる略六角柱状の重り本体63の周面に9個の環状の谷部64を軸方向に一定間隔で形成して構成されており、その各谷部64とそれに隣接する突出部65とでそれぞれ本発明の係合突部または係合溝部としての溝部67が構成されている。そして、重り本体63の一端面から他端面にかけて平面視(端面側から見た状態)が六角形の穴部66が形成されている。また、この突出部65における重り62の軸方向に沿った断面形状は、図20に示したように、外部に向って突出した半円状の突出部65と、内部に向かって窪んだ半円状の谷部64とが交互に形成された波状に形成されている。
また、この重り62の溝部67のピッチは1.05mmにそれぞれ設定されている。また、突出部65と谷部64の断面における半円状部分の半径はそれぞれ0.26mmに設定され、突出部65の稜線部と谷部64の谷線部との間の長さ(溝部67の深さ)は0.52mmに設定されている。そして、溝部67は、9段形成され、図19に示した状態の重り62の下端部に、突出部65が1個形成されている。
この重り62は、前述した第2実施形態の重り22と同様にして、取付穴11a,11b内に挿入することができる。この場合、まず、重り62を取付穴11a内に圧入したのち、重り62の穴部66に六角レンチを挿し込んで、重り62を鍵本体11に対して取付穴11aの軸回り方向に略30度回転させる。この際、取付穴11aの内周面部における重り62が通過する部分は、溝部67の突出部65によって広げられ、その部分に拡張された凹部が形成される。この場合、突出部65の表面が滑らかな曲面に形成されているため、取付穴11aの内周面部は突出部65によって抉られたり、傷付けられたりすることなく変形する。
そして、重り62が取付穴11a内における所定位置に挿入されると、取付穴11aの内周面部における谷部64に対向する部分は、弾性回復して谷部64内に突出する。その突出する部分は、図21に示したように係合突部68となって、谷部64における両側の突出部65側部分(突出部65と谷部64との境界部近傍部分)と係合する。また、突出部65の稜線部およびその近傍部分は、弾性回復しようとする取付穴11aの周面部と圧接し、その部分に大きな摩擦力が発生する。この摩擦力と、係合突部68と谷部64における両突出部65側部分との係合力とによって、重り62は鍵本体11に強固に固定される。続いて、もう一方の取付穴11bにも同様にして、重り62を取り付ける。
このように、本実施形態では、重り62を剛性を有する銅で構成し、その周面に、突出部65と谷部64からなる複数の溝部67を形成している。そして、各突出部65の挿入方向に沿った表面を滑らかな曲面に形成している。このため、重り62を取付穴11a等に圧入するときには、突出部65が、取付穴11a等の内周面部を抉ったり傷付けたりすることなく、取付穴11a等に挿入される。そして、重り62が取付穴11a等内の所定の位置に挿入されたのちには、取付穴11a等の内周面部における谷部64に対向する部分が弾性回復して、谷部64内に入り込む。このとき、取付穴11a等の内周面に形成される係合突部68と谷部64における両突出部65側部分との係合力および突出部65と取付穴11a等の内周面との摩擦力よって、重り62は取付穴11a等に強固に固定される。
(第7実施形態)
図22は、本発明の第7実施形態に用いられる重り72を示している。この重り72は、銅からなる円柱状の重り本体73の外周面に、円周に沿って2個、軸方向に沿って10個の計20個の突出部75を一定間隔で形成して構成されている。そして、その各突出部75とその上下に隣接する重り本体73の周面等からなる谷部74とでそれぞれ本発明の係合突部または係合溝部としての溝部77が構成されている。また、重り本体73の一端面から他端面にかけて平面視が六角形の穴部76が形成されている。
突出部75は一端側が太く他端側が先細りになった断面略三角形の長い突部で構成されており、一端から他端にかけて重り本体73の周面の円周に沿うとともに軸方向の一方から他方にかけて傾斜するように形成されている。すなわち、この突出部75は、一方から他方に向けて太さを変えたねじ山を断続的に形成した構成になっている。また、突出部75における重り72の軸方向に沿った面の形状は、外部に向って突出した半円状の突出部75と、平面状または上下部が盛り上がって内部に向かって窪んだ形状になった半円状の谷部74とが交互に形成された状態になっている。
この重り72の溝部77のピッチ等はそれぞれ前述した第6実施形態の重り62の対応する部分の長さや数と略同じに設定されている。また、この重り72は、前述した第6実施形態の重り62と同様にして、取付穴11a,11b内に取り付けることができる。この重り72を用いた場合にも、前述した重り62を用いた場合と同様の作用効果を得ることができる。
また、本発明の他の実施形態として、図2に示した重り12や図18に示した重り52の係合突部15に代えて、半球状の突起からなる突出部を設けた重りを用いることもできる。この場合、突出部は上下方向に7個以上形成しておく。また、本発明のさらに他の実施形態として、重りを取付穴の軸方向に直交する方向にスライドさせることにより取付穴の周面に係合させることもできる。この場合、例えば、取付穴を、図15に示した取付穴31aのような楕円形に形成し、所定の係合突部を備えた重りを、その中央部から楕円形の長軸における端部側にスライドさせることにより係合突部を取付穴の周面にくい込ませて重りを鍵本体に固定することができる。これによっても、重りを鍵本体に強固に固定することができる。
また、本発明に係る可動部材の重り取付方法は、前述した各実施形態に限るものでなく、適宜変更実施が可能である。例えば、前述した各実施形態では、取付穴11a等の形状を円形および楕円形にしているが、この形状はこれらの形状に限らず、三角形、四角形、六角形等にすることもできる。また、重り12等の断面形状も円形や六角形に限らず、三角形や他の多角形にすることもできる。また、楕円形や不規則な形状にすることもできる。さらに、取付穴と重りとの形状も合わせて同じような形状にすることなく、それぞれを異なる形状に形成することができる。例えば、円形と四角形、六角形と楕円形等種々の形状のものを組み合わせることができる。
また、前述した各実施形態では、重り12等を構成する材料として銅を用いているが、この重り12等に使用する材料は銅に限らず、黄銅、鉄、焼結金属や、金属と合成樹脂とを所定の割合で混合した複合材料等も使用することができる。また、前述した各実施形態では、鍵本体11等を木材で構成しているが、この鍵本体11を構成する材料は樹脂材料でもよい。さらに、前述した各実施形態では、取付穴11a等、穴部16等を貫通穴としているが、これらの穴部は貫通しない底部を備えた穴部で構成することができる。また、穴部16等の形状も適宜変更が可能である。
さらに、前述した第6実施形態の重り62および第7実施形態の重り72はそれぞれ穴部66,76を備えているが、これらの穴部66,76は省略することもできる。また、本発明に係る可動部材は、鍵に限定するものでなく、ダンパーレバーのように鍵盤装置の操作により移動する部材も含む。さらに、本発明に係る可動部材の重りは、前述した部分以外の部分についても、本発明の技術的範囲で適宜変更して実施することができる。
本発明の第1実施形態によって得られた鍵を示す斜視図である。 図1に示した鍵が備える重りを示す斜視図である。 図2に示した重りを鍵本体の取付穴に圧入した状態を示す一部切欠き側面図である。 図3の4−4断面図である。 図3の状態から重りを回転させて鍵本体に固定した状態を示す一部切欠き側面図である。 図5の6−6断面図である。 本発明の第2実施形態に用いる重りを示す斜視図である。 図7に示した重りを鍵本体の取付穴に圧入した状態を示す一部切欠き側面図である。 図8の9−9断面図である。 図8の状態から重りを回転させて鍵本体に固定した状態を示す一部切欠き側面図である。 図10の11−11断面図である。 本発明の第3実施形態に用いる重りを示す斜視図である。 図12に示した重りを鍵本体の取付穴に圧入した状態を示す一部切欠き側面図である。 図13の14−14断面図である。 図13の状態から重りを回転させて鍵本体に固定した状態を示す一部切欠き側面図である。 図15の16−16断面図である。 本発明の第4実施形態に用いる重りを鍵本体に固定した状態を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に用いる重りを示す斜視図である。 本発明の第6実施形態に用いる重りを示す斜視図である。 図10に示した重りの要部を拡大して示した断面図である。 図10に示した重りを取付穴に取り付けた状態を拡大して示した断面図である。 本発明の第7実施形態に用いる重りを示す斜視図である。
符号の説明
10…鍵、11,21,31,41…鍵本体、11a,11b,21a,31a,41a…取付穴、12,22,32,42,52,62,72…重り、13,23,33,43,63,73…重り本体、15,25,35,45a,45b…係合突部、16,26,36,46,66,76…穴部、24…係合溝部、64,74…谷部、65,75…突出部。

Claims (4)

  1. 鍵盤装置の可動部材に形成された取付穴に前記可動部材の重さを調節する重りを取り付けるための可動部材における重りの取付方法であって、
    周面に係合突部または係合溝部が形成され、端面に軸方向に延びる穴部が形成された柱状の重りを、前記取付穴内に圧入する圧入工程と、
    前記圧入工程によって前記取付穴内に圧入された前記重りの穴部に棒状部材を挿し込んで操作することにより、前記重りの少なくとも前記可動部材との当接部分を前記取付穴の軸方向と異なる方向に変位させて、前記係合突部または前記係合溝部を前記取付穴の周面に係合させる変位工程と
    を備えたことを特徴とする可動部材における重りの取付方法。
  2. 鍵盤装置の可動部材に形成された取付穴に前記可動部材の重さを調節する重りを取り付けるための可動部材における重りの取付方法であって、
    周面に係合突部または係合溝部が形成された柱状の重りを、前記取付穴内に挿入する挿入工程と、
    前記挿入工程によって前記取付穴内に挿入された前記重りを前記取付穴の軸方向と異なる方向に変位させて、前記係合突部または前記係合溝部を前記取付穴の周面に係合させる変位工程と
    を備えたことを特徴とする可動部材における重りの取付方法。
  3. 前記重りを柱状の剛体で構成し、その周面に、ピッチが2mm以下に設定された谷部と突出部とからなる溝部を前記重りの軸方向に沿って7段以上形成して前記係合突起または前記係合溝部を構成し、前記突出部における前記軸方向に沿った面を曲面に形成した請求項1または2に記載の可動部材における重りの取付方法。
  4. 前記可動部材が、鍵盤を構成する鍵である請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載の可動部材における重りの取付方法。
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