JP2005083460A - クリップ - Google Patents

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Yoshihiro Miura
義洋 三浦
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OCHIAI CO Ltd
Ochiai Co Ltd
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OCHIAI CO Ltd
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Abstract

【課題】部材同士を固定する際に使用するクリップにおいて、径が多少異なるボルト径に対して汎用的に使用でき、且つ構造が簡単で安価に製造できるクリップを得る。
【解決手段】金属板1から一体的に形成するクリップ10であって、水平面に位置する環状基部11と、該環状基部11の内側部分に中心点を通る複数の切り込み部2を形成し先端頂部側が上側に位置するように切り込み部2で挟まれた片部を傾斜させて成る複数の係止傾斜片12と、前記環状基部11の対向する位置に各連設片14を形成し、該連設片14の外側端部を前記係止傾斜片12の突出側に略直角に折曲して形成する立片15と、対向する各立片15の端部同士を連結し、前記係止傾斜片12の反突出側に弓状凸部16を形成する架設片17とを具備することで、複数の係止傾斜片12の先端頂部でボルト52のネジ山53を支持して固定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、部材同士を固定するためのクリップに関し、特に、部材に設けたボルトに対して回転させることなく容易に固定できるクリップの構造に関する。
従来、この種のクリップ40としては、図5に示すように、逆円錐形状にプレス加工して形成された本体41に対して、その中央にボルトが挿入されるための孔部42を設けるとともに、本体41の直径の延長上両側に延設された片を円錐凸部側に折曲して羽根状の脚片43を設けたものが提案されている。各脚片43は、孔部42を挟むように配置されている。
上述のクリップ40は、ボルトとナットに代えて簡易に部材同士を固定する際に使用されるもので、例えば、図6に示すように、自動車の車体底面51に装着される消音器61に対する遮熱板71を固定するものである。すなわち、車体底面51に固定されたボルト52に遮熱板71を装着し、ネジ山53が形成されたボルト52にクリップ40を固定することで遮熱板71の固定を行う。固定を行う場合には、クリップ40の脚片43が下になるようにボルト52にクリップ40の孔部42を配置させ、ボルト52に対してクリップ40を押し込むことで、車体底面51に固定されているボルト52を脚片43で挟んで遮熱板71を仮固定する。
この状態では車体底面51と遮熱板71とは密着していないので(車体底面51に脚片43が当接しておらず密着力が弱い)、ボルト52に対してクリップ40を更に押し込み、脚片43がボルト52のネジ山53を数ピッチ乗り越えることで、ボルト52のネジ山53にクリップ40の孔部42周壁が嵌合し、脚片43を遮熱板71に当接させて弾性力(遮熱板71を車体底面51に押し付ける力)が発生した状態でクリップ40が固定される。
しかしながら上記クリップ40によれば、ボルト52のネジ山53にクリップ40の孔部42の周壁が嵌合して固定する構造であるため、異なるボルトの径に対しては孔部42の大きさを変化させる必要があり、汎用性に乏しいという問題点があった。
また、本体41の直径方向に延設された脚片43を有しているので、プレス加工前における脚片形成方向における展開面積(点線部分43´)が長くなるという欠点があった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、径が多少異なるボルト径に対して汎用的に使用でき、且つ構造が簡単で安価に製造することができるクリップを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明に係るクリップ10は、金属板1から一体的に形成するクリップであって、水平面に位置する環状基部11と、該環状基部11の内側部分に中心点を通る複数の切り込み部2を形成し先端頂部側が上側に位置するように切り込み部2で挟まれた片部を傾斜させて成る複数の係止傾斜片12と、前記環状基部11の対向する位置に各連設片14を形成し、該連設片14の外側端部を前記係止傾斜片12の突出側に略直角に折曲して形成する立片15と、対向する各立片15の端部同士を連結し、前記係止傾斜片12の反突出側に弓状凸部16を形成する架設片17とを具備することを特徴としている。
また、前記切り込み部2は、前記環状基部11の中心点を通る十字部2aと、該十字部2aの各切欠端に谷部中央が連結されたV字部2bとから構成されている。
本発明によれば、ボルト52に対して装着する場合、複数の係止傾斜片12の先端頂部でボルト52のネジ山53を支持して固定するので、係止傾斜片12の傾斜角度により先端頂部同士の間隔(孔部18の径)を調整でき、クリップ10を固定するに際して異なるボルト径に対しても装着が可能な汎用性の高い構造を得ることができる。
また、立片15を形成することで、クリップ10の装着時において、立片15をつまんでボルト52から外れる方向に容易に回転させることができ、ネジ山53に沿って係止傾斜片12の頂部を移動させてボルト52からクリップ10を容易に外すことができる構造とすることができる。
本発明の実施の形態の一例としてのクリップについて、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1(a)(b)(c)はそれぞれクリップの平面説明図、正面図、側面図、(d)(e)は断面説明図、図2はプレス加工される前のクリップの展開形状を示す平面説明図である。
本発明に係るクリップ10は、図2に示されるような略方形状の平面板1に切り込み部2及び切り込み部3を形成した金属板をプレス加工することで一体的に形成されるものである。
平面板1は、図2の左右側面に後述する架設片に相当する部分に湾曲した凸部4が形成され、その内側部分に側辺に沿った湾曲部3aとその両側に連結される直線部3bから成る形状の切り込み部3が形成されている。
切り込み部2は、平面板1の中央に位置する円形(点線で示す)内に形成されるもので、中心点を通る十字部2aと、この十字部2aの各切欠端に谷部中央が連結された4個のV字部2bとから構成され、切り込み部2で挟まれた部位に各片部5を形成している。
図2の平面板1をプレス加工した場合、図1のような立体的な形状を有するクリップ10となる。
このクリップ10は、図1(a)の平面図において水平面に位置する環状基部11と、この環状基部11の内側部分の片部5を一方側に突出することで形成された複数(4個)の係止傾斜片12及び各係止傾斜片12間に形成された三角片13と、環状基部11の対向する位置に形成された各連設片14の外側端部を前記係止傾斜片12の突出側に略直角に折曲して形成する立片15と、各立片15の端部同士を連結し、前記係止傾斜片12の反突出側に弓状凸部16を形成する一対の架設片17とを有して構成されている。
環状基部11は、プレス加工の前後でその形状は変化しない。環状基部11の内側部分には、中心点を通る十字部2aとV字部2bから成る切り込み部2が形成され、プレス加工を行うことで先端頂部側が上側に位置するように十字部2a及びV字部2bで挟まれた3個の先端三角状方形片、V字部2bでのみ挟まれた4個の三角片がそれぞれ底辺側で折り曲げられることで、環状基部11に対して傾斜させて配置される。4個の係止傾斜片12の先端頂部で囲まれた部分には、後述するボルトが挿入される孔部18が形成されている。
環状基部11に連接された連接片の外側部分で切り込み部3の端部位置には、前記係止傾斜片12と同一方向に垂直より僅かに内側に傾斜するよう互いに対向するように一対の方形状の立片15がプレス加工時に折曲して形成されている。
環状基部11の切り込み部3より外側部分には、プレス加工時に前記係止傾斜片12の反突出側に押し出すことで、各立片15の端部同士を連結し中央に弓状凸部16が突出形成された架設片17が設けられている。各架設片17の弓状凸部16の突出端は、平らな面とすることで環状基部11に平行な当接面16aを形成している。この架設片17は、立片15を介して環状基部11に連結されることで、環状基部11にかかる荷重に対して変形し弾性力を有するように構成されている。
続いて、上記構造のクリップ10の使用方法について、図3を参照しながら説明する。
先ず、車体底面51に固定されたボルト52に遮熱板71を装着するに際して、遮熱板71に形成されたボルト52に対応する孔部72にボルト52が挿入するように遮熱板71を装着する。
次に、クリップ10の架設片17における弓状凸部16の当接面16aが遮熱板71に当接するように、ボルト52にクリップ10の孔部18を挿入する。
ボルト52に挿入されたクリップ10を押し込むと、当接面16aが遮熱板71に当接し、各係止傾斜片12の頂部がネジ山53のより深い位置のピッチを噛むように移動し、環状基部11に弾性力が付与されるとともに、ネジ山53に係止傾斜片12の頂部が嵌合する。この状態では、クリップ10の各係止傾斜片12の頂部により環状基部11及び架設片17が遮熱板71側に押されているので、遮熱板71と車体底面51との固定を確保することができる。
上記構造によれば、架設片17の先端側を当接面16aとすることで、環状基部11にスムースに弾性力を付与させることができる。すなわち、当接面16aは平坦面に形成されているので、弾性力が付与されたとき、遮熱板71に対して面接触し、遮熱板71に食い込むような鋭部が存在しないので、遮熱板71への傷発生を防止することができる。
クリップ10を使用した遮熱板71と車体底面51との固定時には、各架設片17が遮熱板71に押し付けられることでバネ力が発生しているので、遮熱板71の装着時におけるガタ付きを防止することができる。
また、クリップ10の装着時において、立片15をつまんでボルト52から外れる方向に回転させることにより、ネジ山53に沿って係止傾斜片12の頂部が移動してボルト52からクリップ10を容易に外すことができる。
各係止傾斜片12の頂部に囲まれた部分に形成された孔部18の径は、係止傾斜片12の傾斜位置により調節できるので、異なるボルト径に対しても同じクリップ10が使用できる。
ボルト52に装着する場合において、従来例で説明したクリップ40の場合は逆円錐状の本体41でボルト頭部が隠れるのに対して、本発明のクリップ10では切り込み部2がスリットとなり係止傾斜片12の裏面側が見えるので、ボルト52頭部の位置を確認でき挿入し易いという利点がある。
また、従来例のクリップ40のように外側に延設される羽根状の脚片43を有していないので、展開面積を小さくすることができ、製造コストを安価にすることができる。
図4(a)乃至(c)はクリップの他の実施の形態を示すものである。図4(a)は、立片を形成する前のプレス加工(変形面A及び変形面B)が終了した時点での平面板1の形状を示している。この例では、各切り込み部3端部近傍の連設片部位を紙面上方に僅かに凹となるように折曲させた変形面Bとすることで、架設片17を環状基部11より僅かに下方に位置させている。
この後に連設片14を折曲して立片15を形成するためのプレス加工を行うことにより、図4(b)に示すように、立片15の両端部が内側に僅かに折曲された形状となる。
また、図4(c)に示すように、プレス加工で各切り込み部3端部近傍の連設片部位を紙面上方に僅かに凸となるように折曲させた変形面とし、その後に連設片14を折曲して立片15を形成するためのプレス加工を行うことにより、立片15の両端部が外側に僅かに折曲された形状としてもよい。
上記各例によれば、各切り込み部3端部近傍の連設片部位を僅かに凹(又は凸)となるように折曲させた変形面とすることにより、架設片17のバネ長さ(L寸法)を微妙に調節することができ、押圧力の微調整を行うことができる。また、係止傾斜片12を逆回転させ、ねじ部より外す場合、立片15の内側,外側の拡きにより、指で抓んだ時の節度感を増すことができる。
本発明の実施の形態の一例のクリップを示すもので、(a)は平面説明図、(b)は正面説明図、(c)は側面説明図、(d)は(a)におけるA−A線断面説明図、(e)は(a)におけるB−B線断面説明図である。 クリップのプレス加工前の展開形状を示す平面説明図である。 クリップの装着例を示す構造説明図である。 クリップの他の実施形態を示すもので、(a)は立片を折曲する前の平面説明図、(b)及び(c)全てのプレス加工が終了した後の平面説明図である。 従来のクリップを示すもので、(a)は正面説明図、(b)は側面説明図、(c)は平面説明図である。 クリップの装着箇所を説明するための構造説明図である。
符号の説明
1 平面板
2 切り込み部
3 切り欠き部
4 凸部
10 クリップ
11 環状基部
12 係止傾斜片
13 三角片
14 連結片
15 立片
16 弓状凸部
17 架設片
18 孔部
51 車体底面
52 ボルト
53 ネジ山
71 遮熱板

Claims (2)

  1. 金属板から一体的に形成するクリップであって、
    水平面に位置する環状基部と、
    該環状基部の内側部分に中心点を通る複数の切り込み部を形成し先端頂部側が上側に位置するように切り込み部で挟まれた片部を傾斜させて成る複数の係止傾斜片と、
    前記環状基部の対向する位置に各連設片を形成し、該連設片の外側端部を前記係止傾斜片の突出側に略直角に折曲して形成する立片と、
    対向する各立片の端部同士を連結し、前記係止傾斜片の反突出側に弓状凸部を形成する架設片と、
    を具備することを特徴とするクリップ。
  2. 前記切り込み部は、前記環状基部の中心点を通る十字部と、該十字部の各切欠端に谷部中央が連結されたV字部とから構成される請求項1に記載のクリップ。
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