JP2005266035A - 鍵盤 - Google Patents

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Hitoshi Izumitani
仁 泉谷
Noboru Yamashita
昇 山下
Satoshi Inoue
井上  敏
Kenji Kaneko
健次 金子
Norimasa Kaneko
法正 金子
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Takuwa Corp
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Abstract

【課題】 重りを構成する部品の点数が少なく、その取り付けが簡単になるとともに低コスト化が図れる鍵盤を提供すること。
【解決手段】 鍵盤本体11の一面から他面に貫通して形成された取付穴11a,11bに重さを調節するための重り12を取り付けた。その重り12は、両端面にそれぞれ突部13a,13bが形成された円柱状体で構成した。そして、重り12を取付穴11a,11b内に挿入した状態で突部13a,13bを押し潰して変形させることにより、重り12を取付穴11a,11bの周面に係合させて固定した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、各鍵盤を押鍵する際のタッチ感に差を生じさせて演奏感覚を向上させるための重りが取り付けられた鍵盤に関する。
従来から、ピアノ等の鍵盤装置が備える各鍵盤には、重さを調節するために、例えば、鉛からなる重りが取り付けられている。この重りは、例えば、低音側の鍵盤は重く、高音側の鍵盤は軽くなるようにして取り付けられており、これによって、演奏者が鍵盤装置を演奏する際のタッチ感が向上する。このような鍵盤の中に、鍵盤本体の左右両側面に貫通する取付穴を設け、その取付穴内に重りを取り付けて構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この鍵盤本体に取り付けられる重りは、鍔付きの円筒体からなる2個の重り部と、皿ねじと、ナットとで構成されている。そして、鍵盤本体の取付穴の両側からそれぞれ重り部を取付穴内に挿し込み、一方の重り部の穴にナットを取り付けるとともに、他方の重り部の穴に皿ねじを挿し込んで、皿ねじをナットに係合させることにより重りを鍵盤本体に固定して鍵盤が構成されている。
特開2003−162279号公報
しかしながら、前述した従来の鍵盤では、重りを構成する部品の数が多いため、その鍵盤本体への取り付け作業の工程数が多くなり、重りの製造や取り付け作業が煩雑になるという問題や、コストが高くなるという問題がある。また、皿ねじとナットが緩むと重りががたついたり異音を発生したりするという問題もある。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、重りを構成する部品の点数が少なく、その取り付けが簡単になるとともに低コスト化が図れる鍵盤を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明にかかる鍵盤の構成上の特徴は、鍵盤本体の一面から他面に貫通して形成された取付穴に重さを調節するための重りが取り付けられた鍵盤であって、重りを、両端面にそれぞれ突部が形成された柱状体で構成し、両端面の突部をそれぞれ取付穴の開口側に位置させて重りを取付穴内に挿入した状態で、突部を押し潰して変形させることにより、突部を取付穴の周面に係合させて重りを鍵盤本体に固定したことにある。
前述したように構成した本発明の鍵盤では、重りを、柱状体の両端面に突部を形成した一体からなる部材で構成している。そして、その一体からなる重りを鍵盤本体の取付穴内に挿入して、重りの両側から力を加えるなどにより突部を押し潰して変形させることによって、押し潰された突部を取付穴の周面に係合させて重りを鍵盤本体に固定するようにしている。このため、重りを構成する部品の数が少なくなるとともに、その取り付け作業が容易になる。この場合の突部の変形は、ポンチ等の器具を用いて突部を押し潰すことによって行うことができる。
また、重りの鍵盤本体への取り付けが、重りを取付穴内に挿入し、重りの両端面に力を加えて加圧するだけで済むため、取り付け作業が簡単になる。また、これによると、重りの両端面側部分が取付穴の周面に係合するようになるため、重りを鍵盤本体の取付穴にバランスよく取り付けることができる。この場合、重りを構成する材料としては、種々のものを用いることができるが、従来から使用されている鉛は、人体や自然環境に対して有害であり、かつ将来枯渇が懸念されている材料であるため、使用しないことが好ましい。したがって、鉛以外の比重の大きな材料を使用することが好ましく、例えば、鉄、銅、黄銅、タングステン、焼結金属、金属と合成樹脂とを混合した複合材料等を用いることが好ましい。
また、本発明にかかる鍵盤の構成上の特徴は、突部における取付穴の周面に係合する部分を角部に形成したことにある。これによると、押し潰されて取付穴の周面側に突出する部分が角部になり、取付穴の周面にくい込み易くなる。このため、重りを確実に鍵盤本体に取り付けることが可能になる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態にかかる鍵盤を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態にかかる鍵盤10を示しており、この鍵盤10は、鍵盤本体11と2個の重り12とで構成されている。鍵盤本体11は、木材を略四角棒状に形成して構成されており、図示の手前寄りの部分(鍵盤装置に組み付けた際に、演奏者側になる部分)に両側面に貫通する取付穴11a,11bが間隔を保って形成されている。そして、この取付穴11a,11b内に、それぞれ重り12が取り付けられている。
取付穴11a,11bは、それぞれ円形の開口を鍵盤本体11の一方の側面から他方の側面にかけて真っ直ぐに延ばした形状に形成されており、同形同大に設定されている。取付穴11a,11bの中心軸は、それぞれ鍵盤本体11の長手方向に直交した状態で、互いに平行して水平方向に延びるように設定されている。また、重り12は、図2に示したように形成されている。
この重り12は、全体形状が略円柱状に形成された銅からなる材料で構成されている。そして、重り12の外周面における両端面(図2の状態で上下面)に、平面視が、略長方形の突部13a,13bが形成されている。この突部13a,13bにおけるそれぞれ長方形の短辺に相当する部分は、重り12の外周面に沿った円弧状に形成されている。
この重り12を鍵盤本体11の取付穴、例えば、取付穴11aに取り付ける場合には、まず、重り12を取付穴11a内に挿入して図3および図4に示した状態にする。つぎに、鍵盤本体11の取付穴11a内に挿入された重り12の一方の端面に固定具等を当てた状態で、重り12の他方の端面にポンチ(図示せず)を合わせ、このポンチをハンマ等で打ち付ける。
これによって、重り12には、突部13a,13bが圧縮されて押し潰されるように力が加わり、突部13a,13bは、重り12の両端面における突部13a,13bが形成されていない部分および重り12の外部側に向って広がるようにして押し潰される。この結果、図5および図6に示したように、突部13a,13bの両外部側部分からそれぞれ突出部14a,15aおよび突出部14b,15bが外部(取付穴11aの周面側)に向って突出し、その突出部14a,15a,14b,15bがそれぞれ対応する取付穴11aの周面にくい込んで、重り12は、鍵盤本体11の取付穴11a内に固定される。
また、前述した重り12を取付穴11a内に挿入する際には、突出部14a,15a,14b,15bが形成される部分が鍵盤本体11の木目に沿うようにして重り12を取付穴11a内に挿入することが好ましい。これによって、突出部14a,15a,14b,15bが木目に直交する方向に突出して、鍵盤本体11に割れを生じさせることを防止できる。そして、もう一方の取付穴11bにも同様にして、重り12を取り付け、鍵盤本体11に2個の重り12が取り付けられて構成される鍵盤10は順次鍵盤装置(図示せず)に取り付けられる。
このように、鍵盤本体11に取り付けられる重り12は、円柱体の両端面に突部13a,13bを形成した一体からなる部材で構成されているため、製造が容易になり大量生産が可能になる。これによって、低コスト化が図れる。また、重り12の鍵盤本体11への取り付けは、重り12を取付穴11a,11b内に設置して両側からポンチ等を用いて力を加えるだけですむ。これによって、突部13a,13bが押し潰されて圧縮変形し、その際に突部13a,13bの両側から突出する突出部14a,15a,14b,15bが取付穴11a,11bの周面にくい込むため、その取り付け作業は極めて容易になる。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態にかかる鍵盤(図示せず)が備える重り22を示しており、この重り22は、鍵盤本体11に取り付けられて鍵盤を構成する。この重り22では、突部23a,23bは、図2に示した重り12の突部13a,13bと略等しい位置に形成されているが、この突部23a,23bでは、重り22の両端面の中央部に対応する部分が取り除かれて、突部23a,23bは、それぞれ重り22の両端面における外周側部分に分かれて形成されている。この重り22のそれ以外の部分の構成については前述した重り12と同一である。
このように構成したため、この重り22を鍵盤本体11の取付穴11a,11bに取り付けるときに、重り22の両端面側から力を加えると、それぞれの突部23a,23bは、押し潰されて四方に広がっていく。そして、押し潰された突部23a,23bの外部側に突出する部分が取付穴11a,11bの周面にくい込んで、重り22を鍵盤本体11に固定させる。この場合、突部23a,23bが四つに分散されてより変形し易くなっているため、重り22に加える力を小さくしても重り22を確実に鍵盤本体11に固定することができる。この第2実施形態にかかる鍵盤のそれ以外の作用効果については、前述した鍵盤10と同様である。
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態にかかる鍵盤(図示せず)が備える重り32を示しており、この重り32は、鍵盤本体11に取り付けられて鍵盤を構成する。この重り32は、断面形状が六角形になるように形成されており、突部33a,33bは、図7に示した重り22の突部23a,23bと同様、重り32の両端面における中央部を除く両側部分に設けられている。すなわち、突部33a,33bは、それぞれ重り32の両端面における外周側の対向する角部分に分かれて形成されており、それぞれが平面視ベース形の五角形に形成されている。この重り32のそれ以外の部分の構成については重り22と同一である。
このように構成したため、この重り32を鍵盤本体11の取付穴11a,11bに取り付けるときに、重り32の両端面に力を加えると、それぞれの突部33a,33bは、押し潰されて四方に広がっていき、その中の重り32の外部側に突出する部分が取付穴11a,11bの周面にくい込んで、重り22を鍵盤本体11に固定させる。この場合、突部33a,33bから外部に向って突出する部分が角部に形成されているため、より取付穴11a,11bの周面にくい込み易くなる。このため、重り32の鍵盤本体11への取り付けがより確実になる。この第3実施形態にかかる鍵盤のそれ以外の作用効果については、前述した第2実施形態にかかる鍵盤と同様である。
また、本発明にかかる鍵盤は、前述した各実施形態に限るものでなく、適宜変更実施が可能である。例えば、前述した各実施形態では、鍵盤本体11の取付穴11a,11bの空間の形状を円柱状にしているが、この形状は円柱状に限らず、四角柱状や三角柱状等にすることもできる。また、重り12等の断面形状も円形や六角形に限らず、三角形や他の多角形にすることもできる。また、楕円形や不規則な形状にすることもできる。
また、前述した各実施形態では、重り12等を構成する材料として銅を用いているが、この重り12等に使用する材料は銅に限らず、黄銅、鉄、焼結金属や、金属と合成樹脂とを所定の割合で混合した複合材料等も使用することができる。また、前述した各実施形態では、鍵盤本体11を木材で構成しているが、この鍵盤本体11を構成する材料は樹脂材料でもよい。これによると、取付穴に重りを挿入する際に、突出部が突出する方向を考慮しなくても済むようになる。また、本発明にかかる鍵盤は、前述した部分以外の部分についても、本発明の技術的範囲で適宜変更して実施することができる。
本発明の第1実施形態による鍵盤を示す斜視図である。 図1に示した鍵盤が備える重りを示す斜視図である。 重りを鍵盤本体の取付穴に挿入した状態を示す一部切欠き側面図である。 図3の4−4断面図である。 突部を押し潰して重りを鍵盤本体に固定した状態を示す一部切欠き側面図である。 図5の6−6断面図である。 本発明の第2実施形態による鍵盤が備える重りを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態による鍵盤が備える重りを示す斜視図である。
符号の説明
10…鍵盤、11…鍵盤本体、11a,11b…取付穴、12,22,32…重り、13a,13b,23a,23b,33a,33b…突部、14a,14b,15a,15b…突出部。

Claims (2)

  1. 鍵盤本体の一面から他面に貫通して形成された取付穴に重さを調節するための重りが取り付けられた鍵盤であって、前記重りを、両端面にそれぞれ突部が形成された柱状体で構成し、前記両端面の突部をそれぞれ前記取付穴の開口側に位置させて前記重りを前記取付穴内に挿入した状態で、前記突部を押し潰して変形させることにより、前記突部を前記取付穴の周面に係合させて前記重りを前記鍵盤本体に固定したことを特徴とする鍵盤。
  2. 前記突部における前記取付穴の周面に係合する部分を角部に形成した請求項1に記載の鍵盤。
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