JP2006267760A - 可動部材の重りおよび可動部材 - Google Patents

可動部材の重りおよび可動部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2006267760A
JP2006267760A JP2005087558A JP2005087558A JP2006267760A JP 2006267760 A JP2006267760 A JP 2006267760A JP 2005087558 A JP2005087558 A JP 2005087558A JP 2005087558 A JP2005087558 A JP 2005087558A JP 2006267760 A JP2006267760 A JP 2006267760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
movable member
groove
portions
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005087558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4887644B2 (ja
Inventor
Hitoshi Izumitani
仁 泉谷
Noboru Yamashita
昇 山下
Satoshi Inoue
井上  敏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2005087558A priority Critical patent/JP4887644B2/ja
Priority to TW095105621A priority patent/TWI286736B/zh
Priority to CN2006100547127A priority patent/CN1835067B/zh
Priority to EP06004242.1A priority patent/EP1703487A3/en
Priority to US11/373,235 priority patent/US7999162B2/en
Priority to KR1020060023487A priority patent/KR100711179B1/ko
Publication of JP2006267760A publication Critical patent/JP2006267760A/ja
Priority to US13/177,477 priority patent/US20110259169A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4887644B2 publication Critical patent/JP4887644B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】鍵盤装置の可動部材に設けられた取付穴に確実に固定することのできる可動部材の重りおよび可動部材を提供すること。
【解決手段】鍵本体11に形成された取付穴に重り12を面接触させた状態で取り付けた。この重り12を、剛性を備えた鉄で構成し、その周面に、取付穴への挿入方向に略直交する方向に向きピッチが2mm以下に設定された谷部14bと突出部14aとからなる溝部14を挿入方向に沿って7個以上形成するとともに、突出部14aにおける挿入方向に沿った面を曲面に形成した。また、溝部14の深さを0.2mm以上に設定するとともに、溝部14を重り12における挿入方向の長さ10mmに対して、10個以上形成した。
【選択図】図7

Description

本発明は、鍵盤装置の可動部材に取り付けられて、演奏感覚を向上させる可動部材の重りおよび可動部材に関する。
従来から、ピアノ等の鍵盤装置が備える可動部材、例えば、鍵盤を構成する各鍵には、重さを調節するために、鉛等の材料からなる重りが取り付けられている。この重りは、例えば、低音側の鍵は重く、高音側の鍵は軽くなるようにして取り付けられており、これによって、演奏者が鍵盤装置を演奏する際のタッチ感が向上する。このような鍵の中に、鍵本体に、左右両側面に貫通する取付穴を設け、その取付穴内に重りを取り付けて構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この鍵本体に取り付けられる重りは、全体形状が略円柱状に形成され、その外周面に複数の突部と凹部とが軸方向に沿って交互に配置された段部が形成されて構成されている。また、その段部は、それぞれが、一方の面が軸方向に対して傾斜した環状の面に形成され、他方の面が軸方向に対して直交する環状の面に形成された2つの環状の面で構成されている。
そして、鍵本体に形成される取付穴の内部の空間部の形状は、重りの形状に合わせて円柱状に形成され、その直径は重りの突部の稜線部分の直径よりもやや小さくなるように設定されている。このため、重りを段部の傾斜面側から取付穴内に圧入すると、重りは突部の他方の軸方向に直交する面によって取付穴から抜け止めされて、鍵本体から脱落することを防止される。
特開2003−150148号公報
しかしながら、前述した従来の鍵では、重りを取付穴内に圧入する際に、突部の稜線近傍部分が取付穴の内周面を抉るようにして重りが取付穴内に入っていく。このため、重りが取付穴内の所定部分に圧入されたときには、取付穴の内周面における重りの突部が通過した部分の直径が大きくなっている。このようにして重りが取り付けられた鍵に、長期間にわたって振動や外力が加わった場合には、重りと取付穴の内周面部との係合が緩んでしまうことがある。この結果、重りががたついたり異音を発生したりするという問題が生じることがある。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、鍵盤装置の可動部材に設けられた取付穴に確実に固定することのできる可動部材の重りおよび可動部材を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る可動部材の重りの構成上の特徴は、鍵盤装置の可動部材に形成された取付穴に挿入され、取付穴に周面を面接触させた状態で取り付けられる可動部材の重りであって、剛体からなり、その周面に、ピッチが2mm以下に設定された谷部と突出部とからなる溝部を挿入方向に沿って7段以上形成するとともに、溝部の各突出部における挿入方向に沿った面を曲面に形成したことにある。
前述のように構成した本発明に係る可動部材の重りでは、重りを弾性変形しない剛体で構成して、その周面に、重りを取付穴に挿入する際の挿入方向に略直交する方向に向いた溝部を形成するとともに、その溝部の各突出部における挿入方向に沿った面を曲面に形成している。このため、重りを取付穴に圧入するときに、各突出部が、取付穴の内周面を抉ることなく、取付穴を挿入方向に直交する方向に広げるように変形させながら重りが取付穴に挿入される。そして、重りが取付穴に挿入されたのちには、一旦変形した取付穴の内周面における溝部に対向する部分が弾性回復して、溝部の谷部内に入り込むようになり、この取付穴の内周面と溝部との係合によって重りは取付穴内に固定される。
また、溝部は、ピッチが2mm以下に設定されるとともに、挿入方向に沿った7段以上のもので構成されている。この数値は、実験により得られた結果から求めたもので、このように設定することにより、重りと可動部材との結合力がより強固になる。この場合、溝部の突出部と取付穴の内周面との間に生じる摩擦力と、溝部の谷部における突出部側部分と、取付穴の内周面における弾性回復した部分との間に生じる機械的結合力とによって、重りは取付穴に強固に固定される。なお、7段以上の溝部とは、挿入方向に沿った溝部の段部が7段以上の意味で、溝部は7個以上の複数個のもので構成してもよいし、連続した1個のもので構成してもよい。
また、可動部材に設けられる取付穴の形状は、種々の形状にすることができるが、圧入時に重りが取付穴の周面にくい込むことができるように、重りの圧入部分の最大直径よりもやや小さい直径に設定された部分を備えた穴部で構成する。さらに、重りを構成する材料としては、種々のものを用いることができるが、従来から使用されている鉛は、人体や自然環境に対して有害であり、かつ将来枯渇が懸念されている材料であるため、使用しないことが好ましい。したがって、鉛以外の比重の大きな材料を使用することが好ましく、例えば、鉄、銅、黄銅、タングステン、焼結金属、金属と合成樹脂とを混合した複合材料等を用いることが好ましい。
また、本発明に係る可動部材の重りの他の構成上の特徴は、7段以上形成された溝部が、重りの周面に沿って螺旋状に形成された1本の溝部で構成されていることにある。これによると、重りを回転させながら取付穴に取り付けることができるため、取付穴の内周面部を傷付けることをさらに確実に防止できる。
また、本発明に係る可動部材の重りのさらに他の構成上の特徴は、溝部の深さを0.2mm以上に設定するとともに、溝部を重りにおける挿入方向の長さ10mmに対して、10段以上形成したことにある。これによると、重りをさらに強固に可動部材に固定することができる。
また、本発明に係る可動部材の重りのさらに他の構成上の特徴は、可動部材が、鍵盤を構成する鍵であることにある。これによると、押鍵する際のタッチ感に差を生じさせて鍵盤装置の演奏感覚を向上させることができる。なお、本発明に係る可動部材としては、鍵の外、ダンパーレバーのように演奏の際に移動する部材がある。また、本発明に係る重りが取り付けられる可動部材の取付穴の直径は、重りの外径(直径)よりも0.2mm以上小さく設定されていることが好ましい。
以下、本発明の一実施形態に係る可動部材の重りを図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る可動部材としての鍵10を示しており、この鍵10は、鍵本体11と2個の重り12とで構成されている。鍵本体11は、木材を略四角棒状に形成して構成されており、図示の手前寄りの部分(鍵盤装置に組み付けた際に、演奏者側になる部分)に両側面に貫通する取付穴11a,11bが前後に間隔を保って形成されている。そして、この取付穴11a,11b内に、それぞれ重り12が取り付けられている。
取付穴11a,11bは、それぞれ円形の穴部を鍵本体11の一方の側面から他方の側面にかけて真っ直ぐに延ばした形状に形成されており、同じ形状で同じ大きさに設定されている。そして、取付穴11a,11bの中心軸は、それぞれ鍵本体11の長手方向に直交した状態で、互いに平行して水平方向に延びるように設定されている。また、重り12は、図2に示したように形成されている。
この重り12は、略円柱状の剛性を有する鉄からなっており、図2(b)の状態での上端面と周面とが交差する周縁部にテーパ部13aが形成され、周面と下端面とが交差する周縁部にテーパ部13bが形成されている。そして、重り12の周面におけるテーパ部13a,13b間に複数の溝部14が、重り12の軸方向に沿って形成されている。この溝部14における重り12の軸方向に沿った断面形状は、図3に示したように、外部に向って突出した半円状の突出部14aと、内部に向かって窪んだ半円状の谷部14bとが交互に形成された波状に形成されている。
また、この重り12は、溝部14のピッチが0.64mmにそれぞれ設定されている。また、突出部14aと谷部14bの断面における半円状部分の半径はそれぞれ0.16mmに設定され、突出部14aの稜線部と谷部14bの谷線部との間の長さ(溝部14の深さ)は0.32mmに設定されている。そして、溝部14は、16段形成されている。また、鍵本体11に形成された取付穴11a,11bの直径は、それぞれ重り12の直径よりも0.3mm小さく設定されている。なお、この重り12の直径と取付穴11a,11bの直径との差は1mm以下に設定することが好ましく、重り12の谷部14bの谷線部の直径は、取付穴11a,11bの直径よりも小さく設定することが好ましい。
この重り12を鍵本体11の取付穴、例えば、取付穴11aに取り付ける場合には、重り12を取付穴11a内に圧入して、図4および図5に示した状態にする。この場合、重り12の一方の端面部を取付穴11aの開口内に押し当て、ポンチ等を備えたプレス装置(図示せず)を用いて、重り12の他方の端面部に衝撃を加えることによって重り12を取付穴11a内に圧入する。この際、取付穴11aの内周面部における重り12が通過する部分は、溝部14の突出部14aによって広げられ、その部分に拡張穴部15が形成される。
この場合、突出部14aの表面が滑らかな曲面に形成されているため、取付穴11aの内周面部は突出部14aによって抉られたり、傷付けられたりすることなく変形する(図6参照)。そして、重り12が取付穴11a内における所定位置に挿入されると、図7に示したように、取付穴11aの内周面部における溝部14の谷部14bに対向する部分は、弾性回復して谷部14b内に突出する。その突出する部分は、係合突部16となって、谷部14bにおける両側の突出部14a側部分(突出部14aと谷部14bとの境界部近傍部分)と係合する。
また、突出部14aの稜線部およびその近傍部分は、弾性回復しようとする取付穴11aの周面部と圧接し、その部分に大きな摩擦力が発生する。この摩擦力と、係合突部16と谷部14bにおける両突出部14a側部分との係合力とによって、重り12は鍵本体11に強固に固定される。
このように、本実施形態では、重り12を剛性を有する鉄で構成して、その周面に、突出部14aと谷部14bからなる複数の溝部14を形成している。そして、各突出部14aの挿入方向に沿った表面を滑らかな曲面に形成している。このため、重り12を取付穴11a,11bに圧入するときには、突出部14aが、取付穴11a,11bの内周面部を抉ったり傷つけたりすることなく、重り12が取付穴11a,11bに挿入される。
そして、重り12が取付穴11a,11b内の所定の位置に挿入されたのちには、取付穴11a,11bの内周面部における溝部14の谷部14bに対向する部分が弾性回復して、谷部14b内に入り込む。そして、このときに取付穴11a,11bの内周面に形成される係合突部16と谷部14bにおける両突出部14a側部分との係合力および溝部14の突出部14aと、取付穴11a,11bの内周面との摩擦力よって、重り12は取付穴11a,11bに強固に固定される。
つぎに、溝部14が9個形成された重りと、溝部14が13個形成された重りを実施例とし、溝部が形成されてない重りを比較例として、各重りを鍵本体に取り付けたときの各重りに対する鍵本体の保持力を比較するテストを行った。その結果を図8に示した。この場合の各重りの全体形状、大きさおよび溝部14の形状、大きさはそれぞれ同一に設定し、溝部14の間隔を変えることにより溝部14の数を変更した。
また、図8の各重りに対する保持力は、基準値(温度35℃において、湿度20%〜95%の範囲内で押鍵操作されても確実に抜けないだけの摩擦力の大きさ)に対する比で示した。これによると、溝部のない比較例の重りから溝部14を増加していくと、溝部14の数が15近くになるまでは、溝部14の数に略比例して保持力も増加していくことが分かる。そして、実施例による重りに対しては、ともに充分な保持力が生じることが分かり、溝部14の数が7以下の場合には、重りに充分が保持力がかからないことが分かる。
つぎに、図9(a)に示した重り12aのように、溝部14が、軸方向における一方側に集中して8個形成された場合に生じる重り12aに対する保持力と、図9(b)に示した重り12bのように、溝部14が、軸方向に所定間隔を保って満遍なく8個形成された場合に生じる重り12bに対する保持力とを比較した。なお、図9では、重り12bの溝部14の幅を、説明の便宜上重り12aの溝部14の幅よりも広く示しているが、両溝部14,14のピッチは等しく設定した。この結果、重り12bに掛かる保持力が、重り12aに掛かる保持力よりもやや大きかったが、重り12aに掛かる保持力も充分な値であった。
さらに、図10(a)に示したように、溝部17が、幅の小さな突出部17aと幅の大きな谷部17bとで構成された重り18aに対して生じる保持力と、図10(b)に示したように、溝部19が、幅の大きな突出部19aと幅の小さな谷部19bとで構成された重り18bに対して生じる保持力とを比較した。この場合、溝部17における突出部17aと谷部17bとの幅の比は、3:7とし、溝部19における突出部19aと谷部19bとの幅の比は7:3とした。
なお、この幅の比率は、突出部17aの稜線部と谷部17bの谷線部との中間点および突出部19aの稜線部と谷部19bの谷線部との中間点をそれぞれ境界部として求めた。この結果、重り18bに対して生じる保持力の方が、重り18aに対して生じる保持力よりも大であった。また、このテストから溝部17における突出部17aの幅は、溝部17全体の幅の30%程度が最小限度であり、溝部17における突出部17aの幅は、これ以上に設定する必要があることが分かった。また、谷部19bの幅は略1mmが最大限度であり谷部19bの幅はこれ以下に設定する必要があることが分かった。
また、図11は、本発明の他の実施形態に係る重り22を示している。この重り22では、溝部24が螺旋状に形成された1本の連続した溝部で構成されている。この重り22のそれ以外の部分の構成については、前述した実施形態の重り12と同一である。すなわち、溝部24のピッチや深さ等も、溝部14と同一に設定した。これによると、重り22を鍵本体11の取付穴11a,11bに圧入するときに、軸方向に押し込むだけでなく、軸周り方向に回転させながら挿入することもできる。これによると、さらに確実に取付穴11a,11bの内周面部を傷つけることを防止できる。この重り22におけるそれ以外の作用効果については、前述した重り12と同様である。
また、本発明の変形例として、図12に示した形状の取付穴と重りを用いることができる。すなわち、取付穴の形状を取付穴11a,11bと同様円形にした場合、重りの形状(端面の形状)を、長円、半円等の一部が欠けた略円形、周面部に所定形状の凹部が形成された略円形、内部に穴部が形成された円形および各辺が円弧状に形成された略三角形等に形成することができる。また、取付穴の形状を長円形にした場合、重りの形状を、取付穴の形状と同様の長円形、四角形、円形および取付穴の長円に直交する長円形等に形成することができる。
さらに、取付穴の形状を六角形にした場合、重りの形状を六角形の対向する二辺に沿うように形成された四角形や楕円形等に形成することができる。なお、このように、取付穴の形状と重りの形状を種々の組み合わせにした場合でも、取付穴の周面と重りの周面に形成された溝部との間には、所定の面積だけ、面接触した部分が生じるようにする必要がある。これによって、重りは鍵本体に強固に固定される。
また、本発明に係る可動部材の重りは、前述した各実施形態に限るものでなく、適宜変更して実施することが可能である。例えば、前述した各実施形態では、重り12等を構成する材料として鉄を用いているが、この重り12等に使用する材料は鉄に限らず、黄銅、銅、焼結金属や、金属と合成樹脂とを所定の割合で混合した複合材料等も使用することができる。また、前述した各実施形態では、鍵本体11等を木材で構成しているが、この鍵本体11を構成する材料は樹脂材料でもよい。
さらに、前述した各実施形態では、取付穴11a等を貫通穴としているが、これらの穴部は貫通しない底部を備えた穴部で構成することもできる。また、前述した各実施形態では、谷部14bの断面形状の縁部も半円状に形成しているが、この部分の形状は、特に限定されるものでなく、どのような形状にしてもよい。また、本発明に係る可動部材は、鍵に限定するものでなく、ダンパーレバーのように鍵盤装置の操作により移動する部材も含む。さらに、本発明に係る可動部材の重りは、前述した部分以外の部分についても、本発明の技術的範囲で適宜変更して実施することができる。
本発明の一実施形態に係る鍵を示した斜視図である。 図1に示した鍵が備える重りを示しており(a)は平面図、(b)は正面図である。 図2に示した重りの要部を拡大して示した断面図である。 図2に示した重りを鍵本体の取付穴に圧入した状態を示した一部切欠き側面図である。 図4の5−5断面図である。 重りを鍵本体の取付穴に圧入する状態を拡大して示した断面図である。 重りを鍵本体の取付穴に圧入したのちの状態を拡大して示した断面図である。 溝部の数と保持力との関係を示したグラフである。 溝部の分布が異なる重りを示しており、(a)は軸方向の一方に溝部が形成された重りの正面図、(b)は軸方向に満遍なく溝部が形成された重りの正面図である。 突出部と谷部の長さが異なる重りを示しており、(a)は突出部が短い重りの断面図、(b)は突出部が長い重りの断面図である。 本発明の他の実施形態に係る鍵に取り付けられる重りの正面図である。 取付穴の形状と重りの形状との組み合わせを示した図である。
符号の説明
10…鍵、11…鍵本体、11a,11b…取付穴、12,22…重り、14,17,19,24…溝部、14a,17a,19a…突出部、14b,17b,19b…谷部。

Claims (5)

  1. 鍵盤装置の可動部材に形成された取付穴に挿入され、前記取付穴に周面を面接触させた状態で取り付けられる可動部材の重りであって、
    剛体からなり、その周面に、ピッチが2mm以下に設定された谷部と突出部とからなる溝部を前記挿入方向に沿って7段以上形成するとともに、前記溝部の各突出部における前記挿入方向に沿った面を曲面に形成したことを特徴とする可動部材の重り。
  2. 前記7段以上形成された溝部が、前記重りの周面に沿って螺旋状に形成された1本の溝部で構成されている請求項1に記載の可動部材の重り。
  3. 前記溝部の深さを0.2mm以上に設定するとともに、前記溝部を前記重りにおける挿入方向の長さ10mmに対して、10段以上形成した請求項1または2に記載の可動部材の重り。
  4. 前記可動部材が、鍵盤を構成する鍵である請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載の可動部材の重り。
  5. 請求項1ないし4の重りが取り付けられる可動部材であって、前記取付穴の直径が、前記重りの外径よりも0.2mm以上小さく設定されている可動部材。
JP2005087558A 2005-03-15 2005-03-25 可動部材 Active JP4887644B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005087558A JP4887644B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 可動部材
TW095105621A TWI286736B (en) 2005-03-15 2006-02-20 Movable part firmly equipped with balance weight, musical instrument and method of assembling balance weight therein
EP06004242.1A EP1703487A3 (en) 2005-03-15 2006-03-02 Key having a balance weight; musical instrument, and method of assembling a balance weight in a key
CN2006100547127A CN1835067B (zh) 2005-03-15 2006-03-02 装配有平衡重的可移动部件、乐器和组装平衡重的方法
US11/373,235 US7999162B2 (en) 2005-03-15 2006-03-13 Movable part firmly equipped with balance weight, musical instrument and method of assembling balance weight therein
KR1020060023487A KR100711179B1 (ko) 2005-03-15 2006-03-14 균형 중량부가 견고하게 설치된 가동부, 악기 및 균형중량부를 내부에 조립하는 방법
US13/177,477 US20110259169A1 (en) 2005-03-15 2011-07-06 Movable part firmly equipped with balance weight, musical instrument and method of assembling balance weight therein

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005087558A JP4887644B2 (ja) 2005-03-25 2005-03-25 可動部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006267760A true JP2006267760A (ja) 2006-10-05
JP4887644B2 JP4887644B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=37203791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005087558A Active JP4887644B2 (ja) 2005-03-15 2005-03-25 可動部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4887644B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112201214A (zh) * 2019-07-08 2021-01-08 雅马哈株式会社 键盘、键盘用配件以及键盘用配件的制造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001154661A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 鍵 盤
JP2003084754A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 鍵 盤
JP2003150148A (ja) * 2001-11-08 2003-05-23 Yamaha Corp 鍵盤楽器の鍵盤
JP2005031174A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd ピアノの鍵
JP2006113526A (ja) * 2004-03-22 2006-04-27 Yamaha Corp 可動部材における重りの取付方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001154661A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 鍵 盤
JP2003084754A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 鍵 盤
JP2003150148A (ja) * 2001-11-08 2003-05-23 Yamaha Corp 鍵盤楽器の鍵盤
JP2005031174A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd ピアノの鍵
JP2006113526A (ja) * 2004-03-22 2006-04-27 Yamaha Corp 可動部材における重りの取付方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112201214A (zh) * 2019-07-08 2021-01-08 雅马哈株式会社 键盘、键盘用配件以及键盘用配件的制造方法
CN112201214B (zh) * 2019-07-08 2024-04-19 雅马哈株式会社 键盘、键盘用配件以及键盘用配件的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4887644B2 (ja) 2012-02-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI431202B (zh) 螺紋成型自攻螺紋以及相對應的螺紋軋輥模
JP4926953B2 (ja) タッピングねじ
JP5192349B2 (ja) ねじ
US20110259169A1 (en) Movable part firmly equipped with balance weight, musical instrument and method of assembling balance weight therein
JP5101383B2 (ja) 係止脚及びそれを用いたクランプ
US6468014B2 (en) Screw with spiral triangular threads
JP4887644B2 (ja) 可動部材
JP4661283B2 (ja) 可動部材における重りの取付方法
JP2007187282A (ja) 嵌合体の圧入構造
JP4777742B2 (ja) シャンクホルダ付き収納ケース
CN110447064B (zh) 琴键锤、键单元、键单元的制造方法
JP7347022B2 (ja) 楽器用錘、鍵盤
JP3820963B2 (ja) 鍵盤楽器の鍵盤
JP2003177740A (ja) 鍵盤錘
EP2546533B1 (en) Screw
JP3211679U (ja) 拡張アンカー
US20130022426A1 (en) Screw
JP2005331544A (ja) 鍵盤
JP3185738U (ja) 開口構造
JP4727153B2 (ja) セグメントの継手構造
JP5387336B2 (ja) ボール循環チューブ及びボールねじ
JP4651350B2 (ja) 鍵用重り
JP3111509U (ja) ねじ
JP2007305831A (ja) フレキシブルプリント基板の固定構造
JP3901206B2 (ja) 鍵盤楽器の鍵盤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110704

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4887644

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3