JP3185738U - 開口構造 - Google Patents

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守 齋藤
誠 桑島
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サンコースプリング株式会社
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Abstract

【課題】異音が発生しない開口構造を提供する。
【解決手段】貫通孔11を有する略板状の基材1に形成され、長尺部材12が貫通する開口を形成する開口構造10である。一方の端が貫通孔11の周と略一致する曲部を有する。曲部は、少なくとも長尺部材12の長手方向の側部に対し凸となる位置に略曲面を有し、略曲面のうち貫通孔11の中心に対し最も凸の部位が、貫通孔11の周より内側に位置し、曲部と、基材1とは、一体で形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、開口構造に関するものである。
開口孔の補強や、開口孔に貫通させる紐等の保護のために、特許文献1には、円筒部とその基端周縁に連続形成される鍔部とからなるハトメ本体と、前記円筒部を通す円孔を備えて前記ハトメ本体にカシメられる座金とから構成されるハトメにおいて、座金の円孔に、僅かに突出する仮止め用係止爪を一体形成する技術が記載されている。
特開2000−263156号公報
ハトメによる保護等の技術では、そもそもの締めつけが緩い、あるいは、経年劣化等により締めつけが緩くなる等の理由により、ハトメがガタついて異音が発生する場合がある。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、異音が発生しない開口構造の提供を目的とする。
本願は、上記課題を解決するための手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、貫通孔を有する略板状の基材に形成され、長尺部材が貫通する開口を形成する開口構造であって、一方の端が前記貫通孔の周と略一致する曲部を有し、前記曲部は、少なくとも前記長尺部材の長手方向の側部に対し凸となる位置に略曲面を有し、前記略曲面のうち前記貫通孔の中心に対し最も凸の部位が、前記貫通孔の周より内側に位置し、前記曲部と、前記基材とは、一体で形成されていることを特徴とする。
また、前記曲部は、複数の異なる曲率の略曲面から構成されてもよい。
また、前記曲部のうち前記貫通孔の周に近いほうの曲率は、他の曲率よりも緩やかであってもよい。
また、前記基材は金属板であり、前記曲部は板金加工で形成されてもよい。
また、前記基材と、前記曲部とは、樹脂で形成されてもよい。
本考案の技術によれば、異音が発生しない開口構造を提供することができる。上記以外の課題、構成および効果等は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施の形態において、(A)は開口構造の正面図、(B)は左側面図、(C)は背面図の一例である。 同実施形態において、図1(A)のAA断面図の例である。 第1の変形例において、開口構造の断面図を拡大した例である 第2の変形例において、開口構造の断面図を拡大した例である。 第3の変形例において、(A)は開口構造の正面図、(B)は左側面図、(C)は背面図の一例である。
以下、本考案の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の図では、本実施の形態である開口構造の部分のみを詳細に示して説明する。開口構造でない他部分の構成・構造等は任意であり、特に限定しない。以下では、同じものに対しては同じ符号を付与し説明を省略する。
図1(A)は、開口構造の正面図、(B)は左側面図、(C)は背面図の一例である。基材1は略板状である。ここでは、基材1は金属板であるものとして説明するが、基材1の具体的な材料、板厚等は任意である。その他の基材1の材料としては、例えば、樹脂、ガラス等でもよい。基材1には、貫通孔11、開口構造10が形成される。貫通孔11は貫通孔であれば良く、具体的な孔形状は特に限定しないが、図1では略円形の例を示している。
貫通孔11には、長尺部材12が貫通される。長尺部材12は、略紐状であれば良く、特に限定しないが、例えば、金属・樹脂・鉱物・天然及び合成繊維、及びそれらの組み合わせで構成されるワイヤーやケーブル、紐、ロープ等である。
開口構造10及び貫通孔11により形成される開口寸法等と、長尺部材12の寸法との関係は、特に限定しないが、後に詳細する開口構造10の構造から、開口構造10及び貫通孔11に長尺部材12が遊貫されるものであるほうが、本願の効果をより享受できる。
開口構造10は、貫通孔11の周の少なくとも一部に形成される。開口構造10が形成される周上の位置は特に限定しないが、長尺部材12が貫通孔11(及び基材1)に接触しうる位置であるほうがよい。ここでは、貫通孔11の周の全てに開口構造10が形成される例を示している。このような例は、長尺部材12がZ方向に摺動等して、長尺部材12の長手方向の側部が開口構造10の全周と擦れ得る場合に、本願の効果をより享受できる。
図2は、図1(A)のAA断面図の例である。開口構造10は、基材1と一体に形成されており、曲部100、端部110を有する。
曲部100は、長尺部材12の長手方向の側部に対し凸となる略曲面を備える。曲部100の一方の端は、貫通孔11の周と略一致している。端部110は、曲部100の他方の端である。
図示するように、曲部100の略曲面のうち貫通孔11の中心方向に対し最も凸となる部位(図2の曲部100a近傍)が、貫通孔11の周より内側に位置するように形成される。このような構成により、端部110等の比較的鋭利な部分が長尺部材12に接触することはない。従って、貫通孔11(及び基材1)の補強及び長尺部材12の保護等を図ることが可能となる。
本実施の形態によれば、ハトメ等のような別部材の組み付けを必要としないので、異音が発生しない開口構造を実現することができる。
上記構造を形成する技術は特に限定しない。例えば、板金加工による形成であれば、基材1となる金属板に貫通孔を形成し、さらに、曲部100の略曲面のうち貫通孔11の周と略一致している側の形状(図2の曲部100b近傍)を、a面側より貫通孔に挿入等した金型等により形成し、一部の略曲面が形成された略筒形状を、b面側から加圧変形させることにより、開口構造10を形成してもよい。このような形成技術は、基材1が他の材料等であっても適用することが可能である。また、他の任意の技術により開口構造10を形成してもよい。
<第1の変形例>
曲部100は、上記のように、長尺部材12の長手方向の側部に対し凸となる略曲面を構成すればよいが、この略曲面の全てが同じ曲率で形成される必要はなく、一部が異なっていてもよい。以下では、略曲面が、複数の異なる曲率を有する例を説明する。説明の簡略化のために、以下では、第1の変形例の一部断面のみを図面を参照して詳細に説明する。
図3は、第1の変形例の開口構造10の断面図を拡大した例である。曲部100は、第1曲部101と、第2曲部102とを有する。第1曲部101は、曲部100のうち、貫通孔11に近いほうであり、第2曲部102は、曲部100のうち、端部110に近いほうである。第1曲部101と第2曲部102とのいずれも略曲面を有するが、各々の曲率は異なる。第1曲部101の端と第2曲部102の端とは略一致し、これらが連続することにより1つの略曲面が形成される。
第1曲部101、第2曲部102の各々の曲率は特に限定しないが、図3では、第1曲部101の曲率が、第2曲部102の曲率より小さい場合、即ち、第1曲部101の曲がりの程度が、第2曲部102の曲がりの程度より緩やかな場合の例を示している。この例は、図3に示すように、長尺部材12が基材1のa面側に接触しつつ貫通孔11を貫通する場合や、長尺部材12がZ方向に摺動する場合等に特に効果がある。このように、曲部100の一部の曲率を緩やかにすることで、開口の孔寸法を確保すると同時に、長尺部材12への圧力の分散を図ることができる。
なお、上記の例では、第1曲部101の曲がりの程度が、第2曲部102の曲がりの程度より緩やかな場合の例を示しているが、これとは逆に、第2曲部102の曲がりの程度が、第1曲部101の曲がりの程度より緩やかであってもよい。ただし、曲部100は、基材1の両面のうち長尺部材12と基材1とのなす角度が急峻な面に近い部位の曲率を緩やかにしたほうが、上記構成の効果をより享受できる。
また、上記の例では、曲部100が、第1曲部101と第2曲部102とを有し、これらの曲率が異なるものとしたが、曲部100の曲率は2つである必要はなく、複数であればよい。
また、図3では、第1曲部101、第2曲部102の各々の曲率は、貫通孔11の開口周方向に対して略同値である例を示しているが、同じである必要はなく、異なっていてもよい。
<第2の変形例>
曲部100は、上記のように、長尺部材12の長手方向の側部に対し凸となる略曲面を構成すればよいが、曲部100の全てが略曲面で構成される必要はなく、一部が略平面で構成されてもよい。即ち、曲部100は、少なくとも長尺部材12の長手方向の側部に対し凸となる位置に、略曲面が構成されていればよい。以下では、曲部100が、一部は略曲面で構成され、他は略平面で構成される例を説明する。説明の簡略化のために、以下では、第2の変形例の一部断面のみを図面を参照して詳細に説明する。
図4は、第2の変形例の開口構造10の断面図を拡大した例である。曲部100は、2つの第3曲部111と、平面部112とを有する。第3曲部111は略曲面を有し、平面部112は略平面を有する。第3曲部111の各々は平面部112の両側に位置し、第3曲部111の一方の端の各々は、平面部112の端の各々と略一致している。
なお、2つの第3曲部111の各々の曲率は、同じであってもよく、異なっていてもよい。
また、曲部100を構成する略曲部及び略平面の各々の数、及び、それらの位置関係は、図4に一例を示すものに限らない。ただし、貫通孔11(及び基材1)の補強及び長尺部材12の保護等のためには、少なくとも曲部100の両端のうち貫通孔11の周と略一致する端に近い位置に、略曲面が形成されたほうが良い。
<第3の変形例>
貫通孔11は、上記のように形状は任意であるが、例えば長孔でもよい。図5(A)は、本変形例の開口構造の正面図、(B)は左側面図、(C)は背面図の一例である。このような長孔は、貫通孔11を貫通させた長尺部材12を摺動させる場合により好適である。その理由は、貫通孔11を長孔とすることにより、長尺部材12が移動可能な空間が増えるからである。
<第4の変形例>
長尺部材12は略紐状であるものとしたが、必ずしもこれに限られない。長尺状であり、且つ、貫通孔11に貫通するものであればよい。長尺部材12が、例えば任意の剛性体や弾性体等であっても、上記本実施の形態を適用できる。
以上、本考案者によってなされた考案を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本考案は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施例は本考案を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1:基材、10:開口構造:11:貫通孔、12:長尺部材、100:曲部、110:端部、101:第1曲部、102:第2曲部、111:第3曲部、112:平面部

Claims (5)

  1. 貫通孔を有する略板状の基材に形成され、長尺部材が貫通する開口を形成する開口構造であって、
    一方の端が前記貫通孔の周と略一致する曲部を有し、
    前記曲部は、少なくとも前記長尺部材の長手方向の側部に対し凸となる位置に略曲面を有し、前記略曲面のうち前記貫通孔の中心に対し最も凸の部位が、前記貫通孔の周より内側に位置し、
    前記曲部と、前記基材とは、一体で形成されていること
    を特徴とする開口構造。
  2. 請求項1に記載の開口構造であって、
    前記曲部は、複数の異なる曲率の略曲面から構成されること
    を特徴とする開口構造。
  3. 請求項2に記載の開口構造であって、
    前記曲部のうち前記貫通孔の周に近いほうの曲率は、他の曲率よりも緩やかであること
    を特徴とする開口構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の開口構造であって、
    前記基材は金属板であり、前記曲部は板金加工で形成されていること
    を特徴とする開口構造。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の開口構造であって、
    前記基材と、前記曲部とは、樹脂で形成されていること
    を特徴とする開口構造。
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