JP2007187282A - 嵌合体の圧入構造 - Google Patents

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正樹 古見
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Abstract

【課題】ベースの孔部に嵌合体を圧入後、バリを発生させない嵌合体の圧入構造を提供する。
【解決手段】ベース1の孔部2に回り止め可能に嵌合体を圧入する嵌合体圧入構造において、孔部2の内周壁に、嵌合体3の圧入に応じて該嵌合体を保持する力を発生する複数の突条5が嵌合体3の圧入方向に沿って設けられる。複数の突条5は、圧入方向における孔部2の中途から終端までが欠落されている(符号5a)。
【選択図】図4

Description

本発明は、ベースの孔部に回り止め可能に嵌合体を圧入する嵌合体の圧入構造に関する。
従来、取付箇所としてのベース或いはハウジングに設けた孔部に対して、例えば、スリーブやホルダやナット等の嵌合体(被取付部材)を圧入することで回り止め可能に固定することが行われている。図5(a)は、従来の嵌合体の圧入構造を示すもので、ベース1に設けた孔部2に対して嵌合体としてのスリーブ3をベース1の表面から圧入する場合を示している。なお、スリーブ3の軸方向の寸法と孔部2の深さ寸法とは同じである。
また、ハウジングの凹部の内周壁に、ナットの圧入に応じてナットを保持する力を発生するリブを、ナットの移動方向に沿って複数設けた端子固定部におけるナットの圧入構造が公知である(特許文献1参照)。
特許第3366215号公報
従来の嵌合体の圧入構造によると、図5(b)に示すが如く、圧入後にスリーブ3の圧入方向における孔部2の終端部分にベース1の裏面に突出するバリが発生してしまう。このため、バリを取り除く作業が必要であった。
そこで、本発明は、上述の従来技術の不具合を解消することを課題とするものであり、孔部に嵌合体を圧入後、バリを発生させない嵌合体の圧入構造を提供するものである。
請求項1に係る嵌合体の圧入構造は、ベースの孔部に回り止め可能に嵌合体を圧入するものであって、上記課題を解決するために、前記孔部の内周壁に、前記嵌合体の圧入に応じて該嵌合体を保持する力を発生する複数の突条が前記嵌合体の圧入方向に沿って設けられ、前記複数の突条は、前記圧入方向における前記孔部の中途から終端までが欠落されていることを特徴とするものである。
請求項1に係る嵌合体の圧入構造によれば、ベースの孔部の内周壁に嵌合体の圧入方向に沿って設けられた複数の突条は、圧入方向における孔部の中途から終端までが欠落されている。このために、嵌合体の圧入により発生する突条のかえりが孔部の内部に留まり、孔部の終端部分にバリを発生させない。嵌合体との圧接部分が突条が形成されている部分のみであるので、嵌合体を圧入しやすい。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の嵌合体の圧入構造の実施形態に係る孔部を示す斜視図であり、図2は図1の孔部の断面図であり、図3は図1の孔部の平面図である。図4は孔部に対して嵌合体としてのスリーブ3を圧入した状態を示す断面図である。孔部2は、嵌合体の取付母材としてのベース1或いはハウジングに設けられているものである。孔部2に対して、例えば、スリーブやホルダやナット等の嵌合体(被取付部材)を圧入することで回り止め可能に固定する(図4参照)。なお、嵌合体(スリーブ3)の軸方向の寸法と孔部2の深さ寸法とは同じである。
本発明の嵌合体の圧入構造は、ベース1等の取付母材に設けられた孔部2の内周壁2a(図3参照)に、嵌合体(例えば、図4のスリーブ3)の圧入に応じて該嵌合体を保持する力を発生する複数の突条5が嵌合体の圧入方向に沿って設けられ(この実施形態では、孔部2の軸方向に沿って互いに等間隔に4本設けられている)、複数の突条5は、図4において符号5aにて示されるように、圧入方向における孔部2の中途から終端までが欠落されている(欠落部)ことを特徴とするものである。なお、各突条5の形状は半円柱状をなしている。
上記の構造のために、嵌合体(スリーブ3)の孔部2への圧入により発生する突条5のかえりが孔部2の内部に留まり、圧入後、孔部2の終端部分にバリを発生させない。すなわち、ベース1の裏面の孔部2の終端部分は圧入前と同様に平坦面が維持される。この結果、製造工程においてバリを取り除く作業が不要となる。また、圧入時には嵌合体との圧接部分が突条5が形成されている部分のみであるので、嵌合体を圧入しやすい。
なお、上述した実施形態において、複数の突条5は、圧入方向における孔部2の始端から形成されているが、必ずしも圧入方向における孔部2の始端から形成されている必要はなく、孔部2の始端から孔部2の軸方向に内部に寄った位置から形成されていてもよいものである。また、上述した実施形態におけるベース1、孔部2及び突条5は、金属製であってもよいし、樹脂製であってもよい。また、嵌合体は、金属製の部材でもよいし、樹脂製の部材でもよい。
また、上述した実施形態では、嵌合体(スリーブ3)の軸方向の寸法と孔部2の深さ寸法とは同じであるとしたが、必ずしも嵌合体の軸方向の寸法を孔部2の深さ寸法と同じにする必要はなく、図5に示すように孔部2の深さ寸法に対して嵌合体(スリーブ3)の軸方向の寸法が長い寸法であってもよいし、図6に示すように孔部2の深さ寸法に対して嵌合体(スリーブ3)の軸方向の寸法が短い寸法であってよい。即ち、図5及び図6に示す場合でも本発明は成立する。
また、上述した実施形態では、各突条5の形状は半円柱状(軸方向に直交する断面の形状が半円形)をなすものとしているが、これに限られるものではない。即ち、図7に示すように各突条5の形状を、孔部2の径方向内端部の形状を嵌合体に馴染むように、軸方向に直交する断面の形状をスリーブ3の外形に沿った形状としてもよい(突条5の第2実施例)。このようにすると、嵌合体との接触面積が増えて嵌合体をしっかり固定することができる。また、図8に示すように、各突条5の形状は、軸方向に直交する断面の形状を山形状(孔部2の径方向内端部を鋭利な形状)としてもよい(突条5の第3実施例)。このようにすると、嵌合体との接触面積を減らすことができて嵌合体を小さい力で圧入することができる。このように、図7及び図8に示す場合でも本発明は成立する。
嵌合体の取付母材としてのベース1は、例えば、車体のドアのインナーパネルが考えられる。また、嵌合体の取付母材としてハウジングの例では、嵌合体としてのチューブを保持するためのチューブホルダ等が考えられる。
本発明の嵌合体の圧入構造の実施形態に係る孔部を示す斜視図である。 図1の孔部の断面図である。 図1の孔部の平面図である。 孔部に対して嵌合体としてのスリーブを圧入した状態を示す断面図である。 孔部の深さ寸法に対して軸方向寸法が長い寸法のスリーブを圧入した状態を示す断面図である。 孔部の深さ寸法に対して軸方向寸法が短い寸法のスリーブを圧入した状態を示す断面図である。 孔部に設けられた突条の第2実施例を示す平面図である。 孔部に設けられた突条の第3実施例を示す平面図である。 従来の嵌合体の圧入構造を示す図である。
符号の説明
1 ベース
2 孔部
2a 内周壁
3 スリーブ(嵌合体)
4 バリ
5 突条
5a 欠落部

Claims (1)

  1. ベースの孔部に回り止め可能に嵌合体を圧入する嵌合体圧入構造において、前記孔部の内周壁に、前記嵌合体の圧入に応じて該嵌合体を保持する力を発生する複数の突条が前記嵌合体の圧入方向に沿って設けられ、前記複数の突条は、前記圧入方向における前記孔部の中途から終端までが欠落されていることを特徴とする嵌合体の圧入構造。
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