JP2009036303A - 固定型等速自在継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】プランジャユニットの圧入時に必要な圧入力を緩和させるだけではなく、プランジャユニットを安定して固定することができる固定型等速自在継手を提供する。
【解決手段】 シャフト8の先端部に凹陥部24を形成し、この凹陥部24にプランジャユニット17を圧入により嵌合する。プランジャユニット17は、外輪開口部側の端部に開口部を有する有底筒状のケース19内に、先端に押圧部21を有する押圧部材としてのボール20と、そのボール20を弾性力により前記ケース19から突出退入自在にする弾性部材としての圧縮コイルばね18とを収容した構造とし、ばね18は、その弾性力でもって、前記ボール21を前記ケース19の開口部から突出させる方向に付勢させる。さらに、プランジャユニット17のケース19の外周面に、軸方向全長に亘って延びる3つの突条部31を、周方向に沿って等間隔に設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車などに使用される等速自在継手において、特にステアリング装置に用いられる固定型等速自在継手に関するものである。
等速自在継手は、角度変位のみが可能である固定型等速自在継手と角度変位および軸方向変位(プランジング)が可能である摺動型等速自在継手の2つに大別され、各々は用途に応じて使い分けられている。固定型等速自在継手としては、ツェッパ型もしくはバーフィールド型と呼ばれるもの(以下「BJ」と称す。)や、アンダーカットフリー型(以下「UJ」と称する)と呼ばれるものが広く知られている。
前記したBJやUJなどの固定型等速自在継手は、例えば、図12に示すような自動車のステアリング装置(ハンドル操作部)に使用される。このステアリング装置についてまず説明する。
図12(A)に示すステアリング装置150は、ステアリングホイール(ハンドル)156、ステアリングコラムシャフト152、ステアリングシャフト154、ステアリングギヤボックス158、車輪155に取り付けられたナックルアーム153、および、タイロッド159とからなる。ステアリングホイール156とステアリングギヤボックス158はステアリングコラムシャフト152およびステアリングシャフト154で連結されており、ステアリングギヤボックス158とナックルアーム153はタイロッド159で連結されている。なお、ステアリングコラムシャフト152およびステアリングシャフト154は1又は複数のステアリングジョイント151にて角度を変えて連結されており、図12(A)のステアリング装置150では、ステアリングコラムシャフト152とステアリングシャフト154が1つの軸継手151により連結されている。
このようなステアリング装置150では、ステアリングホイール156の回転運動が、ステアリングコラムシャフト152とステアリングシャフト154を介してステアリングギヤボックス158に伝達されて往復運動に変換される。これにより、タイロッド159が往復運動してナックルアーム153の位置が変化するため、車輪155が回転して車体の進行方向を変化させることができる。
一方、車両スペースの関係で、図12(A)に示すステアリング装置150のように、ステアリングシャフト154を一直線上に配置できない場合は、図12(C)に示すステアリング装置160のように、ステアリングシャフト154間に1又は複数の軸継手151(図では1つ)を配置し、かつ、図12(A)と同様、ステアリングコラムシャフト152とステアリングシャフト154との間を軸継手151で屈曲させた状態とすることで、ステアリングギヤボックス158に正確な回転運動を伝達できるようにしている。なお、図12(B)は図12(A)の横方向矢視図を示しているが、この図中に符号αで示したように、軸継手151の折り曲げ角度は、30°を越える大角度も設定可能となっている。
さて、図12に示したステアリング装置の軸継手151に、前記した固定型等速自在継手が採用される。
固定型等速自在継手は、球状の内周面に複数の直線状のトラック溝が形成された外輪と、球状の外周面に外輪のトラック溝と対をなす複数の曲線状のトラック溝が形成された内輪と、外輪のトラック溝と内輪のトラック溝との間に介在された複数のボールと、前記外側継手部材と前記内側継手部材との間に配置され、前記ボールを保持するケージとを備えた構造である。
このような固定型等速自在継手は、機能および加工面から、外輪のトラック溝と内輪のトラック溝との間には、ボールを介して隙間があり、外輪の球面状の内周面とケージの球面状の外周面との間および内輪の球面状の外周面とケージの球面状の内周面との間においても隙間が存在する。これらの隙間は、継手の中立状態(作動角をとらない状態)で外輪又は内輪のどちらか一方を固定して他方をアキシャル方向(軸方向)又はラジアル方向(軸方向と直交する方向)に移動させた時の移動量を意味し、移動方向によりアキシャル隙間又はラジアル隙間と呼ばれる。これらの隙間は、外輪および内輪との間の周方向のガタつき(回転バックラッシュ)に大きく影響し、これは前記隙間が大きいほど大きくなる。このような固定型等速自在継手は、図12に示した自動車のステアリング装置のように回転バックラッシュを嫌う箇所では使用することができない。そのため、図12に示した軸継手151には、回転バックラッシュを防止できる固定型等速自在継手が使用される。この固定型等速自在継手の一例を図9に示す。
この固定型等速自在継手101は、一端に開口部を有する外輪102に、内方部材109、ボール113、ケージ110が収容された構造である。外輪102の球状の内周面103には複数の曲線状のトラック溝104が形成されている。内方部材109は内輪105と、その内輪105にスプライン嵌合されてサークリップ125で抜け止めされたシャフト108とからなり、シャフト108の先端は内輪105のシャフト反挿嵌側に突出している。内輪105の球状の外周面106には、外輪102のトラック溝104と対をなす複数の曲線状のトラック溝107が形成されており、外輪102のトラック溝104と内輪105のトラック溝107との間に複数のボール113が介在している。このボール113は、外輪102と内輪105との間に配置されたケージ110のポケット114で保持されている。
シャフト108の先端部には凹陥部124が形成され、この凹陥部124にはプランジャユニット117が圧入により嵌合されている。
このプランジャユニット117は、外輪反開口部側の端部に開口部を有する有底筒状のケース119内に、先端(外輪反開口部側の端部)に押圧部121を有する押圧部材としてのボール120と、そのボール120を弾性力により前記ケース119から突出退入自在にする弾性部材としての圧縮コイルばね(以下ばねとする)118とが収容されている。また、ばね118は、その弾性力でもって、前記ボール120の押圧部121を、前記ケース119の開口部から突出させる方向に付勢している。なお、プランジャユニット117の拡大断面図を図10に示した。
ケージ110の内周面112における外輪反開口部側端部には、シャフト108の先端部と対向する凹球面状の受け部材122が取り付けられ、この受け部材122のプランジャユニット側の球面部は前記押圧部121からの押圧力を受ける受け部123として機能する。
このように、受け部123が押圧部121からの押圧力を受けることで、外輪102のトラック溝104と内輪105のトラック溝107との間の隙間は、予圧が付与されて詰まり、これにより、前記した回転バックラッシュを防止することができる。
図9および図10に示すプランジャユニット117の要部拡大断面図である図11に示すように、凹陥部124の外輪開口部側aにおける部位の内径は、プランジャユニット117の外輪開口部側aにおける部位の外径よりも小さくして成形されている。これにより、凹陥部124の外輪開口部側aにおける部位に、プランジャユニット117の外輪開口部側aにおける部位を確実に圧入することができる。なお、図11中、ばね118の弾性による移動の様子を二点鎖線で示した。
また、凹陥部124の外輪反開口部側bにおける部位の内径を、凹陥部124の外輪開口部側aにおける部位の内径よりも大きく、かつ、ケース119の外輪開口部側bにおける部位の外径よりも大きく成形することで、凹陥部124の外輪反開口部側bにおける部位の内周面とケース119の外輪反開口部側bにおける部位の外周面との間に隙間130が設けられている。この場合、プランジャユニット117を圧入により凹陥部124に嵌合させる際、ケース119の外輪反開口部側bにおける部位を縮径させることなく、ケース119の外輪開口部側aにおける部位のみを縮径させて凹陥部124に圧入することができる。この結果、ケース119の外輪反開口部側bにおける部位を縮径させることで、押圧部材であるボール120の運動を阻害してしまうこともない。
さらに、ボール120が突出退入運動しやすいように、ボール120とケース119の内周面にはクリアランスmが設けられている(特許文献1参照)。
特開2005−214297号公報
さて、特許文献1に記載の固定型等速自在継手であれば、外輪102のトラック溝104と内輪105のトラック溝107との間の隙間は、プランジャユニットにより予圧が付与されて詰まるため、これにより、既に説明した回転バックラッシュを防止することができる。
また、凹陥部124の外輪反開口部側bにおける部位の内周面とケース119の外輪反開口部側bにおける部位の外周面との間に隙間130が設けられるため、プランジャユニット117において、予圧の付与に関与するボール120の突出退入運動を阻害してしまうこともない。
しかし、前記した特許文献1に記載の固定型等速自在継手であると、プランジャユニット117のケース119の断面は円形状になるため、プランジャユニット117をシャフト108の凹陥部124に圧入により嵌合する際、ケース119の周方向全周に亘って縮径させなければならず、この結果、プランジャユニット117の圧入に必要な力が大きくなり、圧入作業の作業性が低下する問題があった。
また、前記のようにプランジャユニット117の圧入力が大きいと、その圧入荷重でプランジャユニット117のケース119やシャフト108の凹陥部124を変形あるいは損傷させてしまうおそれがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、プランジャユニットの圧入時に必要な圧入力を緩和させるだけではなく、プランジャユニットを安定して固定することができる固定型等速自在継手を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明の固定型等速自在継手は、球状の内周面に複数の曲線状のトラック溝が形成された外方部材と、球状の外周面に前記外方部材のトラック溝と対をなす複数の曲線状のトラック溝が形成された内方部材と、前記外方部材のトラック溝と前記内方部材のトラック溝との間に介在された複数のボールと、前記外方部材と前記内方部材との間に配置され、前記ボールを保持するケージとを備え、弾性的な押圧力を軸方向に作用させる押圧部を有するプランジャユニットを内方部材に形成された凹陥部に嵌合させ、前記ケージに前記押圧部からの押圧力を受ける受け部を設けた固定型等速自在継手であって、前記プランジャユニットは、その外周面に嵌合方向に延びる突条部を有し、かつ、前記内方部材の凹陥部に圧入により嵌合されていることを特徴とする。
このように、プランジャユニットがその外周面に嵌合方向に延びる突条部を有する場合、このプランジャユニットを内方部材の凹陥部に圧入により嵌合する際、プランジャユニットは、その外周面の周方向全周に亘って縮径させるのではなく、突条部を有する部位のみを縮径させることにより圧入できるため、プランジャユニットの圧入力を緩和することができる。
突条部は、プランジャユニットにおける周方向の複数箇所に設けるのが望ましい。
この場合、プランジャユニットを内方部材の凹陥部へ嵌合した後、複数の突条部が凹陥部に密着して、プランジャユニットを凹陥部で安定して固定することができるため、プランジャユニットが凹陥部でガタつくのを防止することができる。
上記の作用および効果は、前記突条部を、プランジャユニットの周方向に沿って等間隔に設けることでより顕著になる。
この理由としては、複数の突条部をプランジャユニットの周方向に沿って等間隔に設ける場合、プランジャユニットを内方部材の凹陥部へ圧入すると、プランジャユニットに周方向に沿って等間隔に設けた突条部が凹陥部と密着する。これにより、プランジャユニットは、凹陥部からの抗力を突条部を介して均等に受けるため、凹陥部でバランスよく固定することができる。この結果、プランジャユニットが凹陥部でガタつくのを確実に防止することができる。
上記の作用および効果は、突条部の数を3つとし、さらに、これらの突条部を周方向に沿って等間隔に設けることにより実現するのが好ましい。この場合、プランジャユニットには、必要最小限の突条部を設けるのみであるため、プランジャユニットの成形に必要な時間と製造コストを削減することができる。
前記プランジャユニットは、一端に開口部を有する有底筒状のケース内に、前記押圧部を先端に有する押圧部材と、その押圧部材を弾性力により前記ケースから突出退入自在にする弾性部材とを収容し、かつ、前記押圧部材の押圧部を、前記弾性部材による弾性力でもって前記ケースの開口部から突出させる方向に付勢することができる。
ここで「押圧部を先端に有する押圧部材」とは、押圧部材がケース反開口部側の端部に押圧部を有することを意味する。上記の構造のプランジャユニットは、ケース内に押圧部材と弾性部材とを収容した構造であるため、構造全体をコンパクトにすることができる。
前記した形状のプランジャユニットは、前記ケースの外周面で、かつ、前記押圧部材が突出退入する軸方向範囲を除く部位を前記内方部材の凹陥部に圧入することが好ましい。
この場合、プランジャユニットをシャフトの凹陥部に圧入する際、プランジャユニットのケースの外周面において、前記押圧部材が突出退入する軸方向範囲の部位は縮径させて圧入しないため、押圧部材の突出退入運動を阻害することなく、押圧部材の先端の押圧部は受け部に安定して押圧力を付与することができる。この結果、等速自在継手のバックラッシュを確実に防止することができる。
さらに、前記した形状のプランジャユニットにおいて、前記突条部は、圧入部の軸方向全長に亘って設けるようにすることができる。
この場合においても、前記した本発明にかかる突条部の作用および効果を充分に得ることができる。また、プランジャユニットの圧入部以外の部位には突条部を設けないため、プランジャユニットのケースの成形に必要な時間と製造コストを削減することができる。
本発明の固定型等速自在継手では、プランジャユニットは、その外周面に突条部を有する。このため、プランジャユニットを内方部材の凹陥部に圧入する際、プランジャユニッは、その外周面の周方向全周に亘って縮径させるのではなく、突条部を有する部位のみを縮径させることにより圧入することができる。これにより、プランジャユニットの圧入力を緩和させることができるため、継手の組付性(組付けのし易さや効率)を向上させることができる。また、プランジャユニットの圧入力が緩和することにより、過大な圧入荷重でプランジャユニットのケースやシャフトの凹陥部を変形あるいは損傷させてしまうのを防止することができる。
以下に、自動車のステアリング装置に利用される固定型等速自在継手に本発明を適用した実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
自動車のステアリング装置に使用される固定型等速自在継手は、既に述べたように、外側継手部材および内側継手部材との間の周方向のガタつき(回転バックラッシュ)を防止できる構造を具備している。なお、ステアリング装置の詳細については、図12を用いて既に説明しているため、その詳細な説明を省略する。
図4に本発明の第1の実施形態を示す。この固定型等速自在継手1は、一端に開口部を有する外方部材である外輪2に、内方部材9、ボール13、ケージ10が収容された構造である。外輪2の球状の内周面3には複数の曲線状のトラック溝4が形成されている。内方部材9は内側継手部材である内輪5と、その内輪5にスプライン嵌合された軸部材であるシャフト8とからなり、シャフト8の先端部は内輪5の外輪反開口部側に突出している。内輪5の球状の外周面6には、外輪2のトラック溝4と対をなす複数の曲線状のトラック溝7が形成されており、外輪2のトラック溝4と内輪5のトラック溝7との間に介在された複数のボール13が介在している。このボール13は、外輪2と内輪5との間に配置されたケージ10のポケット14で保持されている。
内輪5の内周面で外輪反開口部側の端部には凹溝15が形成され、シャフト8の外周面で、内輪5の凹溝15と対向する部位には凹溝16が形成され、凹溝15と凹溝16との間にはサークリップ25が介在されている。このサークリップ25により、シャフト8の内輪5からの抜けを防止することができる。
ケージ10の外周面11は、外輪2の球状の内周面3と球面嵌合され、ケージ10の球状の内周面12は、内輪5の球状の外周面6と球面嵌合されている。
外輪2の球状の内周面3における中心と、内輪5の球状の外周面6における中心は継手中心Oと一致している。これに対し、外輪2のトラック溝4の中心O1と内輪5のトラック溝7の中心O2は、継手中心Oを基準として軸方向に互いに逆方向に等距離だけオフセットしており、さらに言えば、O1は外輪開口部側にオフセットしており、O2は外輪反開口部側にオフセットしている。このため、一対のトラック溝(4、7)により形成されるボールトラックは、外輪2の反開口部側から開口部側に向けて拡開する楔形状となっている。なお、外輪2の曲線状のトラック溝4と内輪5の曲線状のトラック溝7は、軸方向全長に亘って曲線状となっており、このような構造の固定型等速自在継手は、バーフィールド型の固定型等速自在継手(BJ)と称されている。
また、固定型等速自在継手1は、図5に示すように、外輪2と内輪5とがどのような作動角θをとっても、ケージ10に案内されたボール13は、常に作動角θの二等分線に垂直な平面内に維持され、これにより、継手の等速性が確保されている。
さて、自動車のステアリングシャフトに利用される固定型等速自在継手は、本実施形態のように、シャフト8の先端部に凹陥部24が形成され、この凹陥部24にはプランジャユニット17が圧入により嵌合されている。
このプランジャユニット17は、外輪反開口部側の端部に開口部を有する有底筒状のケース19内に、先端(外輪反開口部側の端部)に押圧部21を有する押圧部材としてのボール20と、そのボール20を弾性力により前記ケース19から突出退入自在にする弾性部材としての圧縮コイルばね(以下ばねとする)18とが収容されている。ここで、「先端に押圧部21を有する押圧部材としてのボール20」とは、ボール20はケース反開口部側の端部に押圧部21を有することを意味する。また、ばね18は、その弾性力でもって、前記ボール20を前記ケース19の開口部から突出させる方向に付勢している。なお、プランジャユニット17の拡大断面図を図1に示した。
ケージ10の内周面12で外輪反開口部側の端部には、係止面を外輪反開口部側に有する段差状の係止部26が形成されている。この係止部26は、シャフト8の先端部と対向する凹球面状の受け部材22が係止させて取り付けられ、受け部材22のプランジャユニット側の球面部は、押圧部21からの押圧力を受ける受け部23として機能する。
このように、受け部23が押圧部21からの押圧力を受けることで、外輪2のトラック溝4と内輪5のトラック溝7との間の隙間は予圧が付与されて詰まり、これにより、前記した回転バックラッシュを防止することができる。
また、プランジャユニット17を前記した形状とする場合、ケース19内に押圧部材と弾性部材とを収容した構造であることから、構造全体をコンパクトにすることができる。
プランジャユニット17は、要部拡大断面図である図3に示すように、凹陥部24の外輪開口部側aにおける部位の内径は、プランジャユニット17の外輪開口部側aにおける部位の外径よりも小さくして成形されている。これにより、凹陥部24の外輪開口部側aにおける部位に、プランジャユニット17の外輪開口部側aにおける部位を確実に圧入することができる。なお、図3中、ばね18の弾性による移動の様子を二点鎖線で示した。
また、プランジャユニット17は、凹陥部24の外輪反開口部側bにおける部位、つまり、押圧部材であるボール20が突出退入する軸方向範囲における部位の内径は、凹陥部24の外輪開口部側aにおける部位の内径よりも大きくして成形し、かつ、プランジャユニット17の外輪反開口部側bにおける部位の外径よりも大きく成形することにより、凹陥部24の外輪反開口部側bにおける部位の内周面とケース19の外輪反開口部bにおける部位の外周面との間に隙間30が設けられている。
この場合、プランジャユニット17を凹陥部24に圧入により嵌合させる際、プランジャユニット17は、ケース19の外輪反開口部側bにおける部位を縮径させることなく、ケース19の外輪開口部側aにおける部位、つまり、押圧部材であるボール20が突出退入する軸方向範囲を除く部位のみを縮径させて凹陥部24に圧入できるため、ボール20の突出退入運動を阻害することなく、ボール20の先端の押圧部21は受け部23に安定して押圧力を付与することができる。この結果、既に説明したバックラッシュを確実に防止することができる。
さらに、ボール20が突出退入運動しやすいように、ボール20とケース19の内周面にはクリアランスmが設けられている。
さて、本実施形態では、図1、図4及び図1に示すプランジャユニット17のX−X断面図である図2に示すように、プランジャユニット17のケース19の軸方向全長に亘って延びる3つの突条部31を、周方向に沿って等間隔に設ける。なお、図2では、ばね18の図示を省略した。
このように、プランジャユニット17の外周面に突条部を設けると、プランジャユニットをシャフト8の凹陥部24に圧入により嵌合する際、プランジャユニット17の突条部31のみを縮径させることで圧入することができる。
この場合、従来のように、プランジャユニット17をシャフト8の凹陥部24に圧入により嵌合する際、プランジャユニット17は、その外周面の周方向全周に亘って縮径させることなく、突条部31を有する部位のみを縮径させることにより圧入することが可能となる。これにより、プランジャユニット17の圧入力が緩和して、継手の組付性(組付けのし易さや効率)を向上させることができる。また、プランジャユニット17の圧入力が緩和することにより、過大な圧入荷重で、プランジャユニット17のケース19やシャフト8の凹陥部24を変形あるいは損傷させてしまうことを防止することができる。
なお、図1に示すように、プランジャユニット17を凹陥部24へ圧入により嵌合した後は、プランジャユニット17の外輪開口部側aにおける部位、つまり、プランジャユニット17の圧入部において、突条部31は凹陥部24と密着(図中B)する。なお、本実施形態においては、プランジャユニット17の外周面で外輪開口部側aにおける部位では、突条部31を設けない部位と凹陥部24との間には隙間32を有する(図中A)。しかし、隙間32は必ず必要であるわけではなく、プランジャユニット17の外周面で、外輪開口部側aにおける部位の全体を凹陥部24に密着させてもよい。
突条部31を周方向に設ける数は、前記した本発明の作用および効果を充分に得ることができるのであれば特に限定されるものでないが、本実施形態のように複数個とするのが好ましい。このように突条部31の数を複数とすると、プランジャユニット17をシャフト8の凹陥部24へ嵌合した後、複数の突条部31が凹陥部24に密着するため、プランジャユニット17を凹陥部24でガタつきなく安定して固定することができる。
本実施形態では、上記した作用および効果は、複数の突条部31を周方向に沿って等間隔に設けることでより顕著となる。
この理由としては、複数の突条部31をプランジャユニット17の周方向に沿って等間隔に設けることにより、プランジャユニット17をシャフト8の凹陥部24へ嵌合した後、プランジャユニット17に周方向に沿って等間隔に設けた突条部31が凹陥部24と密着し、これにより、プランジャユニット17は、凹陥部24からの抗力を突条部31を介して均等に受けるため、凹陥部24でバランスよく固定される。この結果、プランジャユニット17が凹陥部24でガタつくのを確実に防止することができる。
さらに、本実施形態では、プランジャユニット17のケース19の外周面に3つの突条部31を周方向に沿って等間隔(120°間隔)に設けることで上記の作用および効果を得ている。そのため、プランジャユニット17に設ける突条部31は必要最小限で済み、プランジャユニット17の成形に必要な時間と製造コストを削減することができる。
図6に本発明の第2の実施形態を示す。なお、本実施形態において、図4に示す第1の実施形態と同じ部位、機能、形態を有する部品については同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態の固定型等速自在継手41では、シャフト8の先端部に形成した凹陥部24にプランジャユニット57が圧入により嵌合されている。
このプランジャユニット57は、外輪反開口部側の端部に開口部を有する有底筒状のケース59内に、先端に押圧部61を有する押圧部材としてのボール60と、そのボール60を弾性力により前記ケース59から突出退入自在にする弾性部材としての圧縮コイルばね(以下ばねとする)58とが収容されている。また、ばね58は、その弾性力でもって、前記ボール60を前記ケース59の開口部から突出させる方向に付勢させている。なお、プランジャユニット57の拡大断面図を図7に示した。
本実施形態では、図6、図7および図6に示すプランジャユニット57のY−Y断面図である図8に示すように、ケース59の外周面で、圧入部となる外輪開口部側aにおける部位、つまり、押圧部材であるボール60が突出退入する軸方向範囲を除く部位の軸方向範囲全長に亘って延びる3つの突条部71を、周方向に沿って等間隔に設ける。なお、図8では、ばね58の図示を省略した。
この場合の作用および効果は、図1に示す第1の実施形態で説明した作用及び効果と同じであるため、その詳細な説明を省略する。しかし、本実施形態においては、図7に示すように、ケース59の軸方向全長ではなく、ケース59の外周面で、凹陥部24への圧入部となる外輪開口部側aの部位の軸方向範囲全長に亘って設けるのみであるため、ケース59の成形に必要な時間と製造コストを削減することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、ここで挙げた実施形態はあくまで例示であり、特許請求の範囲に記載の範囲内で全ての変更が可能である。
例えば、本実施形態では、突条部を3つとし、これらの突条部をプランジャユニットのケースの周方向に沿って等間隔(120°間隔)に設けた。しかし、突条部を6つあるいは8つにし、これらの突条部を、プランジャユニットのケースの周方向に沿って等間隔(突条部が6つであれば60°間隔、突条部が8つであれば45°間隔)に設けることもできる。
また、ここで挙げた実施形態では、プランジャユニットの外輪開口部側における部位のみを圧入する構造としたが、プランジャユニットの軸方向全長を圧入する構造としてもよい。しかし、プランジャユニットの軸方向全長を圧入する場合は、プランジャユニットの外輪開口部側における部位のみを圧入する場合よりも圧入しなければならないプランジャユニットの軸方向長さが長くなり、圧入に必要な力も大きくなる。そのため、プランジャユニットは、ここで挙げた実施形態のように、プランジャユニットの外輪開口部側における部位のみを圧入する構造とするのが好ましい。
なお、本発明は、ここで挙げた実施形態のような、外輪の曲線状のトラック溝と内輪の曲線状のトラック溝が軸方向全長に亘って曲線状であるバーフィールド型の固定型等速自在継手(BJ)に限らず、外輪と内輪のトラック溝は、各々曲線状のトラック溝と軸線と平行なストレート状のトラック溝とで構成されているアンダーカットフリー型の固定型等速自在継手(UJ)にも適用することができる。
本発明の第1の実施形態であり、図4に示すプランジャユニットの拡大断面図である。 図1に示すプランジャユニットのX−X部分の断面図である。 図1に示すプランジャユニットの要部拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態を示す断面図である。 図4に示す固定型等速自在継手が作動角をとった際の断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す断面図である。 図6に示すプランジャユニットの拡大断面図である。 図6に示すプランジャユニットのY−Y部分の断面図である。 従来の固定型等速自在継手を示す断面図である。 図9に示すプランジャユニットの拡大断面図である。 図9に示すプランジャユニットの要部拡大断面図である (A)はステアリング装置を示す図である。(B)は(A)の横方向矢視図である。(C)はステアリングシャフトを屈曲させた状態で配置したステアリング装置を示す斜視図である。
符号の説明
1、41 固定型等速自在継手(BJ)
2 外輪(外側継手部材)
3 内周面(外輪)
4 トラック溝(外輪)
5 内輪(内側継手部材)
6 外周面(内輪)
7 トラック溝(内輪)
8 シャフト
9 内方部材
10 ケージ
13 ボール
17、57 プランジャユニット
18、58 圧縮コイルばね(弾性部材)
19、59 ケース
20、60 ボール(押圧部材)
21、61 押圧部
22 受け部材
23 受け部
24 凹陥部(シャフト)
31、71 突条部

Claims (7)

  1. 球状の内周面に複数の曲線状のトラック溝が形成された外方部材と、球状の外周面に前記外方部材のトラック溝と対をなす複数の曲線状のトラック溝が形成された内方部材と、前記外方部材のトラック溝と前記内方部材のトラック溝との間に介在された複数のボールと、前記外方部材と前記内方部材との間に配置され、前記ボールを保持するケージとを備え、弾性的な押圧力を軸方向に作用させる押圧部を有するプランジャユニットを内方部材に形成された凹陥部に嵌合させ、前記ケージに前記押圧部からの押圧力を受ける受け部を設けた固定型等速自在継手であって、
    前記プランジャユニットは、その外周面に嵌合方向に延びる突条部を有し、かつ、前記内方部材の凹陥部に圧入により嵌合されていることを特徴とする固定型等速自在継手。
  2. 前記突条部を周方向の複数箇所に設けたことを特徴とする請求項1に記載の固定型等速自在継手。
  3. 前記突条部を周方向に沿って等間隔に設けたことを特徴とする請求項2に記載の固定型等速自在継手。
  4. 前記突条部を周方向の3箇所に等間隔に設けたことを特徴とする請求項3に記載の固定型等速自在継手。
  5. 前記プランジャユニットは、一端に開口部を有する有底筒状のケース内に、前記押圧部を先端に有する押圧部材と、その押圧部材を弾性力により前記ケースから突出退入自在にする弾性部材とを収容し、かつ、前記押圧部材の押圧部を、前記弾性部材による弾性力でもって前記ケースの開口部から突出させる方向に付勢したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の固定型等速自在継手。
  6. 前記プランジャユニットは、前記ケースの外周面で、かつ、前記押圧部材が突出退入する軸方向範囲を除く部位が前記内方部材の凹陥部に圧入されていることを特徴とする請求項5に記載の固定型等速自在継手。
  7. 前記プランジャユニットの圧入部の軸方向全長に亘って突条部を設けたことを特徴とする請求項6に記載の固定型等速自在継手。
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