JP3198935U - コインネジ - Google Patents

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徹朗 江原
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Abstract

【課題】錆付き等で硬く固着しているネジでも確実に緩めることができるコインネジを提供する。【解決手段】頭部1およびその頭部より小さい外径の雌ネジ部2を一体的に具えるコインネジにおいて、頭部1がその正面に、その頭部1の中心軸線Cから互いに反対方向に外れて互いに平行に延在する二本のすり割り溝5(スリット)を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、コインで頭部を回転させて付け外しを行うことができるコインネジに関し、特には、防災施設と兼用のベンチ等の屋外施設において硬く固着しているネジを緩める場合等のために大きなトルクを頭部に加え得るコインネジに関するものである。
従来のコインネジは、コインボルトの場合は、頭部およびその頭部より細い軸状の雄ネジ部を一体的に具えてボルトを構成し、頭部がその正面に、その頭部の中心軸線と交差して延在するとともに、コインの輪郭に対応して長手方向に円弧状をなす底面あるいは単に一定深さの平坦な底面を持つ一本のすり割り溝(スリット)を有している(特許文献1参照)。
また、コインナットの場合は、頭部およびその頭部より細い有底筒状の雌ネジ部を一体的に具えて袋ナットを構成し、コインボルトの場合と同様、頭部がその正面に、その頭部の中心軸線と交差して延在するとともに、コインの輪郭に対応して長手方向に円弧状をなす底面あるいは単に一定深さの平坦な底面を持つ一本のすり割り溝(スリット)を有している。
特開2014−214721号公報
しかしながら、このような従来のコインネジでは、すり割り溝が一本しかないことから、防災施設と兼用のベンチ等の屋外施設において錆付き等で硬く固着しているネジを緩めるためにすり割り溝に周辺部を挿入したコインを捻って頭部に大きなトルクを加えようとすると、すり割り溝の側壁部分が塑性変形してすり割り溝が崩れてしまい、ネジを緩めることができない場合があるという問題があり、このことは特に、すり割り溝が一定深さの平坦な底面を持つ場合に、円弧状の底面を持つ場合と比較してコインとすり割り溝の側壁部分との掛合面積が狭くなるため重大であった。
本考案は上記従来のコインネジの課題を有利に解決することを目的とするものであり、本考案のコインネジは、頭部およびその頭部より小さい外径のネジ部を一体的に具えるコインネジにおいて、前記頭部がその正面に、その頭部の中心軸線から互いに反対方向に外れて互いに平行に延在する二本のすり割り溝を有することを特徴とするものである。
本考案のコインネジによれば、頭部の二本のすり割り溝内に周辺部をそれぞれ挿入した二枚のコインの他方の周縁同士を重ね合せてそれらのコインを捻ることで、頭部にトルクを加えてネジ部を回転させることができる。しかも、二枚のコインが二本のすり割り溝内にそれぞれ挿入されてそれらのすり割り溝の側壁部分と掛合することから、コインとすり割り溝の側壁部分との掛合面積が従来の一本のすり割り溝の場合の二倍になってコインからの面圧が半分になるので、コインで頭部に大きなトルクを加えてもすり割り溝の側壁部分が塑性変形してすり割り溝が崩れてしまうことがほとんどもしくは全くなく、それゆえ、錆付き等で硬く固着しているネジでも確実に緩めることができる。
なお、本考案のコインネジにおいては、前記二本のすり割り溝が各々、コインの輪郭に対応して長手方向に円弧状をなす底面を持つと、すり割り溝が一定深さの平坦な底面を持つ場合と比較してコインとすり割り溝の側壁部分との掛合面積が大きくなり、コインで頭部により大きなトルクを加えることができるので好ましい。
また、本考案のコインネジにおいては、前記頭部およびその頭部より小さい外径の有底筒状の雌ネジ部を一体的に具え、前記雌ネジ部内に雄ネジ軸が螺着固定されてコインボルトを構成し、また前記頭部およびその頭部より小さい外径の有底筒状の雌ネジ部を一体的に具えてコインナットを構成すると、頭部および雌ネジ部をコインボルトとコインナットとに共用でき、大量生産によってマスメリットが生じるので好ましい。
(a)および(b)は、本考案のコインネジの一実施例としてのコインボルトを示す正面図および側面図である。 (a)および(b)は、上記実施例のコインボルトに用いられる、本考案のコインネジの他の一実施例としてのコインナットを示す正面図および側面図である。 上記実施例のコインボルトの使用方法を示す斜め上方から見た斜視図である。
以下、本考案の実施の形態を実施例によって図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1(a)および図1(b)は、本考案のコインネジの一実施例としてのコインボルトを示す正面図および側面図であり、図2(a)および図2(b)は、上記実施例のコインボルトに用いられる、本考案のコインネジの他の一実施例としてのコインナットを示す正面図および側面図である。
この実施例のコインボルトは、頭部1およびその頭部1より小さい外径の有底筒状の雌ネジ部2を一体に有する基部3と、その基部3の雌ネジ部2内に形成された雌ネジ2aに外周面の雄ネジ4aを螺合されて雌ネジ部2内に螺着固定されたネジ部としての雄ネジ軸4と、を具えてなる。
頭部1は僅かに凸曲面状をなすその正面に、その頭部1の中心軸線Cから互いに反対方向に外れて互いに平行に延在する二本のすり割り溝5(スリット)を有しており、二本のすり割り溝5は各々、コインの輪郭に対応して長手方向に円弧状、すなわち側方視で円弧状をなす底面5aを持つとともに、その底面5aに繋がる両壁5bを持っている。
各底面5aは、コインの輪郭に対応してその底面5aの長手方向に円弧状をなしており、例えば10円硬貨の外径23.5mmや100円硬貨の外径22.6mmに対応するには、底面5aを半径約12mmの円弧状に形成するのが好ましい。なお、10円硬貨の厚さ1.5mmおよび100円硬貨の厚さ1.7mmに対応するには、両側面5bの間隔である溝幅を例えば約2mmとするのが好ましい。
さらに、雌ネジ部2は、例えばM10×P1.5mmの雌ネジ2aを形成する場合には、例えば外径14mm、長さ20mm程度とするのが好ましく、その場合に、頭部1は、例えば外径24mm、厚さ4mm程度とするのが好ましい。
雄ネジ軸4は、雌ネジ2aに螺合する雄ネジ4aを持つものであれば、長さは所要に応じて設定することができ、例えば雌ネジ2aに螺合される約10mmの長さを含めて全長40mm乃至60mm程度とすることができる。
さらにこの実施例のコインボルトでは、雌ネジ部2の雌ネジ2aと雄ネジ軸4の雄ネジ4aとの間に、それらの螺合に先立ってネジロック剤、例えば東亜化成株式会社が販売する商品名「アロンタイトUR」等を介挿する。これにより簡易かつ安価に、雄ネジ軸4を雌ネジ部2に強固に螺着固定することができる。なお、雌ネジ部2にその半径方向へ延在する雌ネジ孔を形成して、その雌ネジ孔内にねじ込んだ留めネジで雄ネジ軸4を回り止めすることで、雄ネジ軸4を雌ネジ部2に強固に螺着固定しても良い。
頭部1およびその頭部1より小さい外径の有底筒状の雌ネジ部2を一体的に具える基部3は、雄ネジ軸4を螺着する前の状態では、図2に示すように、本考案のコインネジの他の一実施例としてのコインナットを構成することができ、この実施例のコインナットの場合には、雌ネジ部2がネジ部を構成する。
図3は、上記実施例のコインボルトの使用方法を示す斜め上方から見た斜視図であり、この実施例のコインボルトによれば、図示のように頭部1の二本のすり割り溝5内に周辺部をそれぞれ挿入した二枚のコイン6の他方の周縁同士を重ね合せてそれらのコイン6を例えば指Fで挟んで捻ることで、頭部1にトルクを加えて、雄ネジ軸4を図中矢印で示すように回転させることができる。
しかもこの実施例のコインボルトによれば、二枚のコイン6が二本のすり割り溝5内にそれぞれ挿入されてそれらのすり割り溝5の側壁5bと掛合することから、コイン6とすり割り溝5の側壁5bとの掛合面積が従来の一本のすり割り溝の場合の二倍になってコイン6からの面圧が半分になるので、コイン6で頭部1に大きなトルクを加えてもすり割り溝5の側壁5bが塑性変形してすり割り溝5が崩れてしまうことがほとんどもしくは全くなく、それゆえ、錆付き等で硬く固着しているネジでも確実に緩めることができる。
さらにこの実施例のコインボルトによれば、二本のすり割り溝5が各々、コインの輪郭に対応して長手方向に円弧状をなす底面5aを持つことから、すり割り溝5が一定深さの平坦な底面を持つ場合と比較してコイン6とすり割り溝5の側壁5aとの掛合面積が大きくなるので、より大きなトルクをコイン6で頭部1に加えることができる。
さらにこの実施例のコインボルトによれば、頭部1およびその頭部1より小さい外径の有底筒状の雌ネジ部2を一体に有する基部3が、この考案の実施例のコインナットをも構成することから、頭部1および雌ネジ部2をコインボルトとコインナットとに共用でき、大量生産によってマスメリットが生じて安価に製造することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、本考案のコインネジは上述の例に限定されるものでなく、例えば、は雌ネジ部2を持たず、雄ネジ軸4は雌ネジ部2と螺合するものでなく頭部1あるいはそこから突出する軸部と一体に形成されていても良い。
また、本考案のコインネジは、例えば頭部の正面が平坦で皿ネジ状をなすものでも良く、あるいは頭部の正面に二本のすり割り溝5と直交する他の一本または二本のすり割り溝を具えていても良く、さらには頭部のすり割り溝が、一定深さの平坦な底面や側方視で円弧状以外の凹曲線状あるいはV字状や台形等の凹多角形状をなす底面を持つものでも良い。
かくして本考案のコインネジによれば、頭部の二本のすり割り溝内に周辺部をそれぞれ挿入した二枚のコインの他方の周縁同士を重ね合せてそれらのコインを捻ることで、頭部にトルクを加えてネジ部を回転させることができ、しかも、二枚のコインが二本のすり割り溝内にそれぞれ挿入されてそれらのすり割り溝の側壁部分と掛合することから、コインとすり割り溝の側壁部分との掛合面積が従来の一本のすり割り溝の場合の二倍になってコインからの面圧が半分になるので、コインで頭部に大きなトルクを加えてもすり割り溝の側壁部分が塑性変形してすり割り溝が崩れてしまうことがほとんどもしくは全くなく、それゆえ、錆付き等で硬く固着しているネジでも確実に緩めることができる。
1 頭部
2 雌ネジ部
2a 雌ネジ
3 基部
4 雄ネジ軸
4a 雄ネジ
5 すり割り溝
5a 底面
5b 側壁
6 コイン
C 中心軸線
F 指

Claims (4)

  1. 頭部およびその頭部より小さい外径のネジ部を一体的に具えるコインネジにおいて、
    前記頭部がその正面に、その頭部の中心軸線から互いに反対方向に外れて互いに平行に延在する二本のすり割り溝を有することを特徴とするコインネジ。
  2. 前記二本のすり割り溝が各々、コインの輪郭に対応して長手方向に円弧状をなす底面を持つことを特徴とする、請求項1記載のコインネジ。
  3. 前記頭部およびその頭部より小さい外径の有底筒状の雌ネジ部を一体的に具え、
    前記雌ネジ部内に雄ネジ軸が螺着固定されてコインボルトを構成することを特徴とする、請求項1または2記載のコインネジ。
  4. 前記頭部およびその頭部より小さい外径の有底筒状の雌ネジ部を一体的に具えてコインナットを構成することを特徴とする、請求項1または2記載のコインネジ。
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