JP2006110240A - 遊技機監視システム、及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】権限の認証状態においてもリアルタイムに監視を行うことができる遊技機監視システム、及び該遊技機監視システムによって監視される相対可動部を有する遊技機を提供する。
【解決手段】S12における判断の結果、認証状態生起後5s以内に監視用RFID通信の不成立を検知すると、開放フラグをONとし(S13)た後、主制御基板から受信する遊技情報等に異常がないか判断する(S14)。該判断の結果、異常ありと判断した場合には、異常状態であるとして店員IDや異常状態の生起日時、そしてどのような異常状態であるか等を異常情報としてEEPROMに記憶する(S19)。尚、遊技情報の判断とは、たとえば監視用RFID通信が不成立となっているにもかかわらず、主制御基板から所定回数以上の払出信号を受信した場合には異常ありとする判断である。
【選択図】図8

Description

本発明は、パチンコ機、スロットマシーン等の遊技機における相対可動部の開閉状況を監視するための遊技機監視システム、及び該遊技機監視システムによって監視される相対可動部を有する遊技機に関するものである。
従来より、ホールに設置されているパチンコ機に対し、特定の遊技者が不正に利益を得ようとして、遊技中に前面枠を開放したり、遊技内容を制御するLSIやROM等を交換するといった不正行為が後を絶たない。そこで、そのような不正行為を防止するために、たとえば特許文献1に開示されているような監視システムが考案されている。
特開2004−84258号公報
特許文献1に開示されている監視システムは、たとえば前面枠といった相対可動部に、固有の識別情報を記憶するICタグと、該ICタグとの間で非接触のRFID(Radio Frequency identification)通信(無線通信)可能なアンテナとを夫々固着し、該アンテナが接続されている制御装置にて、ICタグとアンテナとの間で行われるRFID通信の可否を判断することによって、各監視箇所の開閉状況を監視しようとするものである。そして、各監視箇所においてRFID通信状態の変化を検知すると、制御装置は検知した日時等からなる監視情報を記憶する。
一方、特許文献1の監視システムは、鍵と錠とにICタグとアンテナとを夫々備えており、鍵を使用した日時や鍵の識別情報等を鍵監視履歴として記憶する。そして、不正な鍵を利用して不正開放を行った場合には報知を行う等して監視を行っている。
しかしながら、特許文献1の監視システムは、正規の鍵を利用した場合、たとえば前面枠を開放している間等に異常状態が発生したとしても監視情報等の記憶は行うものの、異常状態の報知等を行わない。したがって、正規の鍵を利用して前面枠を開放した上で不正行為が行われると、後で監視情報と遊技機の払出情報等を照らし合わせて初めて、異常状態が発生していたという事実を認知できるにすぎないという課題を抱えている。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、権限の認証状態においてもリアルタイムに監視を行うことができる遊技機監視システム、及び該遊技機監視システムによって監視される相対可動部を有する遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、遊技機の遊技情報を受信するとともに、制御装置からの指令に基づいて、前記遊技機における相対可動部に取り付けられたICタグとアンテナとの間で無線通信を断続的に行っており、該無線通信の不成立を検知すると、前記相対可動部の開閉状態に係る情報である監視情報を作成及び記憶する一方、前記遊技機を取り扱う権限を認証するための認証手段を備えた遊技機監視システムであって、前記権限が認証された状態において、前記遊技情報に異常があるか否かを判断するとともに、異常があると判断した場合には、異常状態であるとして該異常状態の報知を行うことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明において、遊技機に備えられた遊技に係る動作を制御する主制御基板が出力する遊技情報を受信することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2の発明において、少なくとも賞品球の払い出し個数に係る遊技情報を受信しており、賞品球の払い出し個数が所定値を超えた場合に異常と判断することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、遊技機が設置される島設備に周囲への報知を行う報知手段が取り付けられており、異常状態の報知を前記報知手段を用いて行うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、表示手段を備えたホールコンピュータを有しており、該ホールコンピュータと制御装置とが接続された遊技機監視システムであって、前記制御装置が異常であると判断すると、前記ホールコンピュータの表示手段を用いて異常状態の報知を行うことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機監視システムによって監視される相対可動部を有する遊技機である。
本発明によれば、認証状態においても遊技情報に異常があるか否かを判断するため、正規の認証手段を悪用した不正行為や、店員が荷担した不正行為をも監視することができる。また、異常状態を検知するとその旨の報知を行うため不正行為の防止にもなり、ひいては不正行為に対して強い遊技機を提供することができる。
また、請求項2の発明によれば、主制御基板が出力する遊技情報を得るため、遊技状況をより詳しく把握することができる。
さらに、請求項3の発明によれば、賞品球の払い出し個数に係る遊技情報を得るため、権限が認証された状態における賞品球の不正払い出しを検知することができ、信頼性の高い効果的な監視を行うことができる。
さらにまた、請求項4の発明によれば、島設備に設けられた報知手段を利用して異常状態の報知を行うため、異常状態を直ちに認知することができる。つまり、リアルタイムな監視を可能とする。
加えて、請求項5の発明によれば、ホールコンピュータの表示手段を利用して異常状態の報知を行うため、ホールの管理者等に異常状態をより詳しく報知することができる。
一方、本発明に係る遊技機監視システムによって監視される相対可動部を有する遊技機とすることで、不正行為を働きにくい遊技機を提供することができる。
以下、本発明に係る遊技機監視システム及び遊技機の一実施形態について、図面に基づき、次の目次の順序にしたがって、詳細に説明する。
(1)実施例の遊技機監視システム及び遊技機の概要
(2)実施例の遊技機監視システム及び遊技機の構造
(3)実施例の遊技機監視システム及び遊技機の動作内容
(4)実施例の遊技機監視システム及び遊技機の効果
(5)本発明の変更例の説明
(1)実施例の遊技機監視システム及び遊技機の概要
本実施例に係る遊技機監視システムは、RFID技術を利用して主に各ホールで島設備に設置されるパチンコ機を監視しようとするものであって、各アンテナや制御装置等により構成されるリーダライタ(以下、RWと称す)、固有の識別情報を記憶しておりアンテナとの間でRFID通信(無線通信)可能なICタグである監視タグや店員カード、制御装置に記憶される監視情報の参照等を行う外部携帯端末、外部携帯端末との間でRFID通信するための中継タグ、及び店員カードとの間でRFID通信を行うカードアンテナや中継タグ等を内蔵した通信ユニット等を備えている。尚、本実施例における監視情報とは、制御装置が作成する情報の総称であり、異常情報や作業情報を含むものである。
そして、本実施例では、1台の制御装置にて1台のパチンコ機の相対可動部における監視動作や認証動作等を制御している。具体的には、前面枠(相対可動部)及び本体枠(相対可動部)における開閉状況の監視動作と、店員カードを利用した認証動作とを制御している。尚、本発明において、相対可動部とは、少なくとも一方の移動によって相対距離が変化する第一の部材と第二の部材とからなる一組の部材である。また、店員カード等の認証動作に係る構成を認証手段とする。
制御装置は、アンテナとICタグとの間のRFID通信を制御するCPU(制御手段)、監視情報等を記憶するEEPROM(記憶手段)、一時的な記憶を行うRAM、監視プログラム等を記憶したROM、アンテナと接続されるRF回路、日時を計時するRTC、充電可能なバッテリ、中継タグや検出スイッチ等と接続されるI/Oインタフェイス(入出力部)、及び報知ランプを備えたスポット(報知手段)との間で無線通信を行うための無線モジュール等を有している。
また、制御装置は、パチンコ機の主たる遊技動作を制御する主制御基板とI/Oインタフェイスを介して接続されており、賞品球の払い出しや打ち込み球の検出が行われる毎に主制御基板から送信される払出信号(遊技情報)や大当たり信号(遊技情報)を受信する。さらに、制御装置は、遊技領域内に打ち込まれた後に打ち込み球集合樋に回収された遊技球を検出する検出スイッチ(近接スイッチ)とI/Oインタフェイスを介して接続されている。そして、検出スイッチにおける電圧の変化に基づいて打ち込み球数(遊技情報)をカウントする。
一方、通信ユニットは、カードアンテナや中継タグ等を内蔵したものであって、各パチンコ機の前面側上方(島設備)に夫々設置される。尚、カードアンテナや遊技アンテナは制御装置のRF回路に、中継タグは制御装置のI/Oインタフェイスに夫々接続されている。
上述したような構成を有する遊技機監視システムは、開閉状況を監視したい相対可動部において、一方の部材に監視タグ、他方の部材に監視アンテナを夫々固着し、相対可動部が閉じた状態においてのみ両者間でRFID通信を可能とすることで、開閉状況を監視している。尚、相対可動部が閉じた状態において、監視タグと監視アンテナとの間でRFID通信は常時繰り返し行われており、該状態を正常状態とする。
また、各監視タグと監視アンテナとの間の通信可能距離は5mm程度に設定されており、相対可動部がほんの僅かでも開放されると両者間の通信は不成立となる。両者間の通信が不成立となると、制御装置は異常状態であると判断し、判断した日時に関連付けられた異常情報(監視情報)をEEPROMに記憶するとともに、報知手段への報知要求を行う。
一方、店員カードを通信ユニットに内蔵されているカードアンテナ(認証アンテナ)に近接させて、両者間でRFID通信させることによりパチンコ機を取り扱う(たとえば、前面枠を開放する等)権限の認証(認証動作)を行う。制御装置は、該RFID通信により使用可能な店員カードを確認すると、認証状態であると判断して所定の制御を行うとともに、判断した日時に関連付けられた作業情報(監視情報)をEEPROMに記憶する。
店員カードの認証後の作業時において、制御装置は以下のような監視を行う。
制御装置は、たとえば店員カードの認証後に前面枠が開放された場合、前面枠開放中であるにもかかわらず主制御基板より払出信号を所定回数以上受信すると異常状態であると判断し、判断した日時に関連付けられた異常情報をEEPROMに記憶するとともに、報知手段への報知要求を行う。また、認証状態であるか否かにかかわらず、検出スイッチで打ち込み球が検出されていないにもかかわらず賞品球の払い出しが検出された場合等には、異常状態であると判断し、判断した日時に関連付けられた異常情報をEEPROMに記憶するとともに、報知手段への報知要求を行う。
(2)実施例の遊技機監視システム及び遊技機の構造
図1は、パチンコ機1、1・・を設置した島設備71の説明図である。
図1に示されているように、各島設備71には、複数のパチンコ機1、1・・が隣接して設置されている。また、各島設備71の側端には、主にホール店員への報知を行う報知ランプ72を備えたスポット73が取り付けられている。さらに、各パチンコ機1の上方には、後述するようなカードアンテナ47(図2に示す)や中継タグ66(図2に示す)等を収納した通信ユニット41が設置されている。一方、島設備71の内部には、各パチンコ機1と夫々対応する制御装置20、20・・が設置されており、各パチンコ機1の監視動作及び認証動作の制御を行っている。尚、スポット73は制御装置20及びステーション(ホールコンピュータ)58(図6に示す)と無線LANによってネットワーク接続されており、後述するように両者の中継点としての役割も果たす。
ここで、通信ユニット41及び店員カード42について図2を基に説明する。図2は、通信ユニット41及び店員カード42の外観を示した説明図である。
通信ユニット41は、カードアンテナ47及び中継タグ66を内蔵したものであって、前面上部には2個の確認ランプ43a、43bが備えられている。一方、店員カード42は認証用のICタグとして機能するものである。そして、該店員カード42をカードアンテナ47の前方に近接させると両者間でRFID通信が可能となり、後述する認証動作を行う。尚、確認ランプ43aは認証状態になると点灯するものであり、確認ランプ43bは中継タグ66の通信状態を点灯表示するものである。
店員カード42は、送受信回路(アンテナ回路)やEEPROMを内蔵したICチップ等が設けられたフィルムプリントを合成樹脂で薄くコーティングしたものである。当該ICチップには固有の識別情報が予め記憶されており、該識別情報を店員IDとしている。また、店員カード42の構造及び機能は一般に用いられる13.56MHz帯のICタグと同様であり、アンテナからの呼出波を受信すると店員IDを返信するものである。尚、店員IDは、ステーション58において各店員の個人情報となる店員情報として管理されている。
一方、カードアンテナ47は、薄板状のガラスコンポジット基板の表面に送受信回路を設けたものであり、ケーブル34を介して制御装置20へと接続されている。そして、制御装置20の制御により、送受信回路から呼出波を常時出力している。
また、中継タグ66は、上記店員カード42となるICタグとは異なる構成を有しており、送受信回路やEEPROM等の他にCPUやI/Oインタフェイス等を内蔵したものである。該中継タグ66は、ケーブル34を介して制御装置20と接続されており、PDA等の一般的に利用されている携帯型情報端末(外部携帯端末)からの指令を受けると、制御装置20に記憶される監視情報を読み出してPDAへと送信したり、制御装置20に記憶されている監視情報のクリアを要求したりすることができる。
次に、島設備71に設置されるパチンコ機1について、図3及び図4を基に説明する。図3は、本体枠3及び前面枠4を片開きにした状態を示したパチンコ機1の説明斜視図であり、図4は、パチンコ機1の後面を示した説明図である。
パチンコ機1は、その周囲を機枠2によって支持されたものであって、機枠2の前面側には、本体枠3が左端縁(前面側から見て)を軸として着脱自在に蝶着されている。本体枠3には、遊技領域が設けられた遊技盤6が嵌め込み設置されており、その遊技盤6の遊技領域内には、障害釘をはじめとして図柄表示装置14、図柄始動口15、可動部材16を有する大入賞装置17等の遊技部材が設けられている。
また、ガラス板を保持する前面枠4が、遊技盤6の前面を覆うように左端縁(前面側から見て)を軸として着脱自在に蝶着されている。さらに、前面枠4の下方には、発射装置7に遊技球を供給するための供給皿8、及び供給皿8から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿9が取り付けられている。加えて、貯留皿9の右側(前面側から見て)には、発射装置7を動作させるための発射ハンドル11が取り付けられている。
さらに、前面枠4の後面開放側上端縁には、前面枠タグ(監視タグ)38が固着されている。一方、本体枠3の前面開放側上端縁であって、前面枠4を本体枠3に対して閉じた際に前面枠タグ38と対峙する位置には、前面枠アンテナ(監視アンテナ)39が固着されている。したがって、前面枠4を閉じた状態とした場合にのみ、両者の間の距離が所定の通信距離内となり、両者間でRFID通信が成立する。そして、制御装置20にて該RFID通信の正否を判断することで、前面枠4の開閉状況を監視する。
さらにまた、機枠2の右側面内側(前面側から見て)には、機枠タグ(監視タグ)80が固着されている。一方、本体枠3の開放側側面であって、本体枠3を機枠2に対して閉じた際に機枠タグ80と対峙する位置には、機枠アンテナ(監視アンテナ)81が固着されている。したがって、本体枠3を閉じた状態とした場合にのみ、両者の間の距離が所定の通信距離内となり、両者間でRFID通信が成立する。そして、制御装置20にて該RFID通信の正否を判断することで、本体枠3の開閉状況を監視する。
尚、上述した各監視タグは全て一般に利用されているICタグであり、個々に独自の識別情報(タグID)が予め記憶されている。また、各監視アンテナは、上述したカードアンテナ47と略同様の構成を有しており、制御装置20の制御により送受信回路から呼出波を常時出力している。
一方、パチンコ機1の後面(本体枠3の後面)には、遊技領域内に打ち込まれた遊技球が各種入賞口等に入賞した際に賞品球を払い出すための遊技球払出装置29等を備えた機構板が本体枠3に一体的に取り付けられており、遊技球払出装置29直下の遊技球通路には通過する賞品球を検出するための検出スイッチ(近接スイッチ)32、32が設けられている。また、機構板の下部には、遊技領域内に打ち込まれた遊技球(入賞球及び非入賞球を含む)を回収するための打ち込み球集合樋28が設けられており、該打ち込み球集合樋28直下の遊技球通路には打ち込み球を検出するための検出スイッチ(検出手段)30が設けられている。該検出スイッチ30は、後述の如く制御装置20と接続されており、制御装置20は、検出スイッチ30における電圧が変化に基づいて打ち込み球を検出可能となっている。
さらに、機構板には、主制御基板31を収納した分割式の収納ケースである主制御基板収納ケース19等の電子基板部材も載置された状態となっている。加えて、センターカバー21が着脱自在に取り付けられており、遊技盤6の後面を保護している。
尚、主制御基板31とは、パチンコ機1の遊技内容に関する種々の動作を制御(遊技に係る制御)を行うものであり、検出スイッチ32、32における電圧の変化を基にして、供給皿8へと払い出す賞品球を検出し、賞品球を検出する毎に払出信号を出力する。ここで、パチンコ機1の遊技内容に関する種々の動作とは、遊技球の払い出しに関する動作や、遊技者にとって有利な「大当たり状態」を生起させるか否かの「抽選」に関する動作等の各種動作(すなわち、遊技者の利益に直接的に関わる動作)のことである。そして、主制御基板31は、「大当たり状態」が生起すると大当たり信号を出力する。
一方、各RFID通信を制御する制御装置20について、図5及び図6を基に説明する。図5は、制御装置20の外観を示した説明図であり、図6は、制御装置20の制御機構を示したブロック図である。尚、本実施例では、制御装置20とパチンコ機1とは一対一対応となっている。
制御装置20は、各種制御部材を搭載した監視制御基板18、スポット73と無線接続するための無線モジュール64、充電可能なバッテリ65等を内蔵した分割式の収納ケースである。監視制御基板18には、制御手段であるCPU51、RAM52、ROM53、監視情報等を記憶するためのEEPROM54、日時を計時するためのRTC55、各監視アンテナと接続されるRF回路56、中継タグ66や主制御基板31等と接続されるI/Oインタフェイス57等が載置されている。尚、収納ケースは容易に開放できないよう強固に固着されている。
制御装置20の下部には、各監視アンテナや認証アンテナから延びるケーブル34を接続するためのアンテナコネクタ91、91・・が8箇所備えられており、8回線まで形成可能となっている。また、制御装置20の右側部には、中継タグ66や検出スイッチ30等と接続可能な入力コネクタ92、92・・が8箇所備えられている。
次に、制御装置20の制御機構について説明する。各種制御動作を主に制御するCPU51には、RAM52、ROM53、EEPROM54、RTC55、RF回路56、及びI/Oインタフェイス57が接続されている。I/Oインタフェイス57には主制御基板31や検出スイッチ30等が接続されており、主制御基板31から出力される払出信号や大当たり信号、検出スイッチ30における電圧の変化を検出可能となっている。
RAM52には、毎朝ステーション58より送信されてくる店員ID等が記憶される。また、ROM53には、監視動作や認証動作等に係る制御プログラム等が記憶されている。
EEPROM54には、各監視タグのタグIDが回線毎に対応付けられた状態で予め登録されている。また、監視動作や認証動作において適宜作成される監視情報もEEPROM54に記憶される。
一方、ステーション58は、遊技店の管理室等に備えられる管理コンピュータであり、モニター等の表示手段、ハードディスク等の記憶手段、キーボード等の入力手段、スポット73を介して制御装置20との間で監視情報等の通信を行うための通信手段等を備えている。また、ステーション58では、各店員が所持する店員カード42に記憶されている店員IDを店員情報(店員IDとカード所持者名等とを対応付けたもの)として登録管理したり、各制御装置20から送信されてくる監視情報の記憶管理等を行う。そして、遊技店では、ステーション58を利用して、その日に使用権限を与えるべき(たとえば、出勤予定のある店員が所持する)店員カード42の店員IDのみを制御装置20へと送信する。
(3)実施例の遊技機監視システム及び遊技機の動作内容
パチンコ機1は、主制御基板に記憶されているプログラムにしたがって、主たる遊技動作を実行する。そして、遊技者が、遊技球を遊技領域に発射して所定の条件を満たした場合には、いわゆる「大当たり状態」を生起させて、賞品球を遊技者へと払い出す。また、「大当たり状態」が生起した場合には、主制御基板31は「大当たり信号」を制御装置20へと出力する。さらに、主制御基板31は、賞品球が払い出されると、賞品球が払い出される毎に制御装置20へと払出信号を出力する。
また、遊技領域内に打ち込まれた遊技球は各種入賞口等に入賞したか否かにかかわらず、打ち込み球として打ち込み球集合樋28に回収される。そして、打ち込み球が打ち込み球集合樋28に回収される毎に検出スイッチ30における電圧が変化するため、制御装置20は、検出スイッチ30における電圧の変化を基に打ち込み球を検出する。
一方、制御装置20は、パチンコ機1の前面枠4及び本体枠3における監視動作、及び店員カード42を利用した認証動作を制御する。ここで、一例として前面枠4に係る監視動作及び認証動作を図7を基に説明する。図7は、監視動作及び認証動作を示したフローチャート図である。尚、以下に示す監視動作及び認証動作は、約数十msの短い周期で繰り返し行われるものであり、RFID通信が不成立となった状態を略確実に検知することができる。
まず、制御装置20は、認証フラグがONであるか否かを判断する(S1)。当初は当然OFFであるため、次に、制御装置20は店員IDを受信したか否かを判断する(S2)。尚、店員IDは、店員カード42をカードアンテナ47に近接させて両者間でRFID通信を行うことにより受信可能となっている。
店員IDの受信を検知しない場合、制御装置20は、監視状態に異常がないかを判断する(S5)。具体的には、前面枠アンテナ39から呼出波を送信するとともに、該呼出波に対して所定時間(たとえば、50ms)内に前面枠タグ38からの反射波を受信したか否か、及び受信した前面枠タグ38のタグIDと制御装置20のEEPROM54に予め登録されているタグIDとが一致するか否かを判断する。尚、前面枠タグ38は、前面枠アンテナ39からの呼出波を受信すると、直ちにタグIDを反射波にのせて所定の通信距離範囲内へと出力するものである。
そして、S5における判断の結果、異常なし(正常状態である)と判断した場合には、主制御基板31や検出スイッチ30を基に検出する遊技情報に異常がないかを判断する(S6)。遊技情報に係る判断の具体的制御については後述する。該判断の結果、遊技情報に異常なしと判断した場合には、S1へと戻って、認証フラグの確認等を行った後に、再び前面枠アンテナ39から呼出波を送信する。通常、このような監視動作が約数十msの周期で繰り返し行われている。
また、S6における判断の結果、異常ありと判断した場合には、異常状態であるとして異常状態の生起日時やどのような異常状態であるか等を異常情報としてEEPROM54に記憶する(S7)。さらに、報知ランプ72にて異常状態の報知を行うようにスポット73へと報知要求信号を出力し、異常状態の報知を行う(S8)。
ここで、遊技情報の判断について説明する。制御装置20は、たとえば、主制御基板31から「大当たり状態」の生起を示す大当たり信号を受信していないにもかかわらず、所定回数(たとえば、20回)以上払出信号を受信した場合には異常ありと判断する。また、払出信号を受信してから所定時間(入賞口へ入賞した打ち込み球が打ち込み球集合樋28に回収されるまでの時間、たとえば10秒)以内に、該打ち込み球を検出しなかった場合も異常ありと判断する。
一方、S5における判断の結果、異常ありと判断した場合(監視用RFID通信の不成立を検知した場合)には、異常状態である(たとえば、不正者等の第三者によって前面枠4が開放されている等)とし、該判断に係る日時やタグID(どの監視タグと監視アンテナとが不成立になったか)等に関連付けられた異常情報をEEPROM54に記憶する(S7)。そして、報知ランプ72にて異常状態の報知を行うようにスポット73へと報知要求信号を出力し、異常状態の報知を行う(S8)。
一方、店員IDの受信を検知する(S2)と、制御装置20は、受信した店員IDが正しいか否かを判断する(S3)。尚、店員IDが正しいか否かの判断は、受信した店員IDと制御装置20のRAM52に予め記憶されている店員IDとが一致するか否かにより行われる。
S3における判断の結果、受信した店員IDが不正なものであった場合には、異常状態であるとし、少なくとも受信した店員ID及び受信日時等に関連付けられた異常情報をEEPROM54に記憶する(S7)。そして、制御装置20は、報知ランプ72にて異常状態の報知を行うようスポット73へと報知要求信号を出力する(S8)。
また、S4における判断の結果、受信した店員IDが正しいものであった場合には、認証フラグをON(S5)として認証状態へと移行した後、S11へと進む。したがって、これ以降は、認証フラグOFFとなるまでS1における判断がYESとなり、無条件にS11へと進む。尚、この際、店員IDはステーション58へと送信され、ステーション58にて、登録されている店員情報との照らし合わせ等が行われ、店員名やどのパチンコ機1にて権限が認証されたか等が表示手段に表示される。
上記の如く、認証状態とは、上記の如く正しい店員IDを取得して、パチンコ機1の使用権限を有すると判断した場合に生起する状態である。尚、該認証状態にあっては、後述するように監視タグと監視アンテナとの間のRFID通信が成立しない状態(たとえば、前面枠4が開放されている状態等)となっても異常であるとは判断しない。
また、通常、認証状態は生起後5s経過を契機として終了し、通常状態(認証フラグOFFの状態)へと復帰する。しかしながら、生起後5s以内に監視動作に係るRFID通信がどこか一つでも不成立となり(たとえば、5s以内に前面枠4が開放され)、5s経過後も不成立のままであった場合等には、5s経過後も通常状態へは復帰せずに認証状態が継続する。そして、認証状態が5s経過後も継続した場合には、全ての監視動作に係るRFID通信が成立した時点(上述の場合には、前面枠4が閉じられた時点)をもって通常状態へと復帰する。尚、たとえ一度認証状態へと移行した場合であっても、通常状態へ復帰してから監視動作に係るRFID通信を不成立とした場合(たとえば、認証状態生起後5s以上経過してから、前面枠4を開放した場合等)には、当然異常状態であると判断される。
次に、図8にしたがって、認証状態における監視動作を説明する。
制御装置20は、認証フラグをONする(又は認証フラグがONである(S1))と、開放フラグがONであるか否かを判断する(S11)。当初開放フラグは当然OFFであるため、認証状態生起後5s以内に監視用RFID通信(監視アンテナと監視タグとの間におけるRFID通信)が不成立となったか否かを判断する(S12)。認証状態生起後5s以内に監視用RFID通信がどこも不成立とならなかった場合(たとえば、前面枠4が開放されなかった場合)、制御装置20は、少なくとも店員IDと店員IDの受信日時とに関連付けられた作業情報をEEPROM54に記憶する(S17)。そして、認証フラグをOFFとし(S18)て、通常状態へと移行する。
また、S12における判断の結果、認証状態生起後5s以内に監視用RFID通信の不成立を検知する(たとえば、前面枠4が開放される)と、開放フラグをONとし(S13)た後、主制御基板31等から受信する遊技情報に異常がないか判断する(S14)。尚、ここでの遊技情報の判断については後に詳述する。また、ここで開放フラグがONとなるため、以後S11における判断がYESとなり、S11の次はS14へと進むようになる。
そして、S14における判断の結果、異常なしと判断した場合には、全ての監視用RFID通信が復帰したか否かを判断する(S15)。該判断の結果、まだ全ての監視用RFID通信が復帰していない(たとえば、前面枠4が開放されたままである)と判断すると、開放フラグをONとしたまま、S1へと戻る。また、S15における判断の結果、全ての監視用RFID通信が復帰した(たとえば、前面枠4が閉じられた)と判断した場合には、開放フラグをOFFとし(S16)た後、少なくとも店員IDと監視用RFID通信が不成立となった日時と復帰した日時とに関連付けられた作業情報をEEPROM54に記憶する(S17)。そして、認証フラグをOFFとし(S18)て、通常状態へと移行する。
一方、S14における判断の結果、異常ありと判断した場合には、異常状態であるとして店員IDや異常状態の生起日時、そしてどのような異常状態であるか等を異常情報としてEEPROM54に記憶する(S19)。さらに、報知ランプ72にて異常状態の報知を行うようにスポット73へと報知要求信号を出力し、異常状態の報知を行う(S20)。
ここで、S14における遊技情報の判断について説明する。たとえば、監視用RFID通信が不成立となっているにもかかわらず、主制御基板31から所定回数(たとえば、20回)以上の払出信号を受信した場合には異常ありと判断する。また、監視用RFID通信が不成立となっているにもかかわらず、所定回数(たとえば、30回)以上の検出スイッチ30における電圧の変化(打ち込み球)を検出した場合にも異常ありと判断する。
その後、ホール店員等により異常状態に対する所定の処置が行われると、開放フラグ及び認証フラグをOFFし(S21)た後、通常状態の監視動作へと復帰する。
以上のような態様で、制御装置20は認証動作における監視を行っている。
(4)実施例の遊技機監視システム及び遊技機の効果
本実施例に係る遊技機監視システムは、上記の如く、監視アンテナと監視タグとの間で行うRFID通信を利用して、各パチンコ機1の前面枠4及び本体枠3の開閉状況の監視(監視情報の記憶)を行っている。したがって、たとえば遊技者がわずかにでも前面枠4を開放したりすると、前面枠アンテナ39と前面枠タグ38との間のRFID通信が不成立となるため、制御装置20は異常状態であることを直ちに検知することができる。また、異常状態を検知すると、少なくともRFID通信が不成立となった日時や不成立となったRFID通信に係るタグIDとを含む異常情報を記憶するため、リアルタイムで効果的な監視を行うことができる。そして、このような監視を行うことで、不正行為に対して強い(不正行為を働きにくい)パチンコ機1を提供することができる。
また、主制御基板31から受信する遊技情報や検出スイッチ30を利用して検出する遊技情報等を基に遊技状況を監視しているため、たとえば不正部材を利用して遊技球払出装置29から不正に賞品球を払い出させる不正行為や、各種入賞口へと不正に打ち込み球等を導いて賞品球を得ようとする不正行為等を検知することができる。また、異常状態を検知すると直ちに検知日時等に関連付けられた異常情報をEEPROM54に記憶するとともに、異常状態の報知を行うため上述したような不正行為の防止にもなる。したがって、ひいては不正行為に対して更に強いパチンコ機1を提供することができる。
さらに、店員カード42の認証後、監視用RFID通信が不成立となることなく5s以上経過した場合には、少なくとも店員IDと認証日時とを含む作業情報を記憶するため、より詳細な監視情報を得ることができ、効果的な監視を可能とする。
さらにまた、認証状態においても遊技情報等を利用した監視を行っているため、正規な店員カード42を悪用した不正行為や店員による不正行為までも監視・防止することができ、極めて信頼性の高い監視を行うことができる。
加えて、正規な開放であったとしても少なくとも店員IDと開放日時と閉塞日時と開放位置とを作業情報として記憶するため、極めて詳細な監視情報を提供可能としている。
また、必要な店員IDのみをRAM52に記憶しているため、たとえば出勤予定のない店員の店員カード42や、既に利用されていない店員カード42等が不正に利用されることがなく、更に信頼性の高い監視を行うことができる。またさらに、店員IDを認証すると、ステーション58の表示手段に店員名や認証されたパチンコ機1はどれであるかといった情報が表示されるため、非常に効果的な監視を行うことができる。
さらにまた、本実施例に係る遊技機監視システムは、従来より設置されているパチンコ機とステーションとを利用して構成可能であるため、後付可能であり、使い勝手が良く汎用性に富む。
(5)本発明の変更例の説明
本発明の遊技機監視システム及び遊技機は、上述した実施例の態様に何ら限定されるものではなく、各ICタグ、アンテナ、中継タグ、制御装置、ステーション、PDA、通信ユニット
、及びスポット等の材料、形状、構造、取付位置、設置数等の構成を本発明の趣旨に逸脱しない範囲内で適宜変更することができる。たとえば、本発明に係る遊技機とは、パチンコ機に限定されることはなく、スロットマシーンやテレビゲーム等であってもよい。
また、実施例で記載した以外の監視場所(相対可動部)として、主制御基板収納ケース等の各種分割式収納ケース、大入賞装置における可動部材、及び制御装置自体等が考えられる。各種分割式収納ケースや制御装置自体の監視を行う場合には、分割式収納ケースの一方に監視タグを固着する一方、該監視タグを覆うとともに分割式収納ケースの両ケースに跨るように監視アンテナを固着すればよい。また、大入賞装置における可動部材の監視を行う場合には、可動部材に監視タグを、大入賞装置に監視アンテナを夫々固着すればよい。そうすれば、大当たり信号を受信していないにもかかわらず、可動部材及び大入賞装置におけるRFID通信が不成立となった場合に異常状態(不正開放)として検知することができる。
さらに、上記実施例では、制御装置と遊技機とを一対一対応としているが、1台の制御装置にて複数台の遊技機の監視動作を制御することも当然可能であり、各遊技機に固着された監視アンテナから延びるケーブルを制御装置に接続すればよい。尚、上記実施例において制御装置のアンテナコネクタは8個となっているが、それ以上(或いはそれ以下)としても何ら問題はない。加えて、切替スイッチ等の選択手段を制御装置に設けることにより、何台の遊技機における監視動作を制御するか適宜設定可能としてもよい。
またさらに、上記実施例では、制御装置のEEPROMに監視情報を記憶しているが、中継タグのEEPROMに記憶させてもよいし、制御装置内のRAM等に記憶させてもよい。また、PDAにて該監視情報を参照可能としているが、PDAを利用して制御装置のEEPROMに予め記憶されているタグIDの修正や変更、店員IDの登録等を行うようにしてもよいし、PDAを店員カードの代わりに権限を認証する認証手段として利用しても何ら問題はない。つまり、PDAからID等を入力することで権限の有無を確認するようにしてもよい。尚、制御装置に予め記憶されているタグIDの修正を行う際、暗証番号等を利用するように構成することも当然可能である。
さらにまた、タグIDや店員ID、監視動作に係るプログラムも監視情報同様、その記憶場所については何ら限定されない。
加えて、カードアンテナを通信ユニットに収納するのではなく、遊技機の前面にスリット状の差込口を有するカードホルダや、アームにより店員カードを支持可能なアーム型のカードホルダ等に収納してもよい。
また、制御装置は、バッテリを内蔵するのではなく、島設備や遊技機本体から電源供給を受けるものであってもよい。
さらに、制御装置、スポット、及びステーションの接続を有線で行っても何ら問題はないし、報知手段をステーションに設けることで、スポットを介さずに制御装置とステーションとを直接接続することも当然可能である。加えて、上記実施例では報知手段をスポットとしているが、報知手段を遊技機として電飾ランプやスピーカ等により報知を行うようにしてもよいし、報知手段をステーションとして表示手段等を利用して店員名や異常状態等の報知を行うようにしてもよい。尚、ステーションに報知ランプを設けることは当然可能である。
またさらに、各タグと各アンテナとの間の通信可能距離を5mmに設定しているが、それ以上またはそれ以下の距離に設定したとしても何ら問題はない。また、RFID通信において利用される周波数も実施例にものに限定されることはない。
さらにまた、監視タグから50ms以内に反射波を受信しなければ不正開放と判断するようにしているが、50ms以上であっても以下であってもよく、適宜変更可能である。同様に、権限認証後に通常状態へと復帰するまでの時間(実施例では、5s)等も当然のことながら適宜変更可能である。
また、上記実施例では、賞品球の払い出しを検出する度に主制御基板が払出信号を出力するように設定しているが、所定個数の賞品球を検出する毎に払出信号を出力する(たとえば、10個検出する毎に払出信号を1回出力する)ようにしてもよい。さらに、異常と判断する払出信号や検出信号の受信回数も上記実施例に何ら限定されず、適宜変更可能である。
加えて、図柄変動に係る保留球数(遊技情報)をカウントして異常のあるなしを判断するおうにしてもよいし、打ち込まれた遊技球の内、非入賞球が通過するアウト口に検出スイッチを設け、入賞球数(遊技情報)に対して非入賞球数(遊技情報)が非常に少ない場合に、異常があると判断するような構成としても何ら問題はない。
パチンコ機を設置した島設備の説明図である。 通信ユニット及び店員カードの外観を示した説明図である。 本体枠及び前面枠を片開きにした状態を示したパチンコ機の説明斜視図である。 パチンコ機の後面を示した説明図である。 制御装置の外観を示した説明図である。 制御装置の制御機構を示したブロック図である。 監視動作及び認証動作を示したフローチャート図である。 監視動作及び認証動作を示したフローチャート図である。
符号の説明
1・・パチンコ機、2・・機枠、3・・本体枠、4・・前面枠、18・・監視制御基板、20・・制御装置、28・・打ち込み球集合樋、29・・遊技球払出装置、30・・検出スイッチ、31・・主制御基板、58・・ステーション、72・・報知ランプ、73・・スポット。

Claims (6)

  1. 遊技機の遊技情報を受信するとともに、
    制御装置からの指令に基づいて、前記遊技機における相対可動部に取り付けられたICタグとアンテナとの間で無線通信を断続的に行っており、該無線通信の不成立を検知すると、前記相対可動部の開閉状態に係る情報である監視情報を作成及び記憶する一方、
    前記遊技機を取り扱う権限を認証するための認証手段を備えた遊技機監視システムであって、
    前記権限が認証された状態において、前記遊技情報に異常があるか否かを判断するとともに、異常があると判断した場合には、異常状態であるとして該異常状態の報知を行うことを特徴とする遊技機監視システム。
  2. 遊技機に備えられた遊技に係る動作を制御する主制御基板が出力する遊技情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の遊技機監視システム。
  3. 少なくとも賞品球の払い出し個数に係る遊技情報を受信しており、賞品球の払い出し個数が所定値を超えた場合に異常と判断することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機監視システム。
  4. 遊技機が設置される島設備に周囲への報知を行う報知手段が取り付けられており、
    異常状態の報知を前記報知手段を用いて行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機監視システム。
  5. 表示手段を備えたホールコンピュータを有しており、該ホールコンピュータと制御装置とが接続された遊技機監視システムであって、
    前記制御装置が異常であると判断すると、前記ホールコンピュータの表示手段を用いて異常状態の報知を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機監視システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機監視システムによって監視される相対可動部を有する遊技機。
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