JP2006075525A - 遊技機監視システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】S11における判断の結果、認証状態生起後5s以内に監視用RFID通信の不成立を検知すると、今度は5分以内に監視用RFID通信が全て復帰したか否かを判断する(S12)。S12における判断の結果、監視用RFID通信が不成立となってから5分以上経過したにもかかわらず、復帰していないと判断した場合には、異常状態であると判断する。そして、少なくとも店員IDと監視用RFID通信が不成立となった日時と不成立となった監視用RFID通信に係るタグIDとに関連付けられた異常情報をEEPROMに記憶する(S14)。そして、報知ランプにて異常状態の報知を行うようスポットへと報知要求信号を出力する(S15)。
【選択図】図8
Description
一方、特許文献1の監視システムは、鍵と錠とにICタグとアンテナとを夫々備えており、鍵を使用した日時や鍵の識別情報等を鍵監視履歴として記憶する。そして、不正な鍵を利用して不正開放を行った場合には報知を行う等して監視を行っている。
(1)実施例の遊技機監視システムの概要
(2)実施例の遊技機監視システムの構造
(3)実施例の遊技機監視システムの動作内容
(4)実施例の遊技機監視システムの効果
(5)本発明の変更例の説明
本実施例に係る遊技機監視システムは、RFID技術を利用して主に各ホールで島設備に設置されるパチンコ機を監視しようとするものであって、各アンテナや制御装置等により構成されるリーダライタ(以下、RWと称す)、固有の識別情報を記憶しておりアンテナとの間でRFID通信(無線通信)可能なICタグである監視タグや店員カード、制御装置に記憶される監視情報の参照等を行う外部携帯端末、外部携帯端末との間でRFID通信するための中継タグ、及び店員カードとの間でRFID通信を行うカードアンテナや中継タグ等を内蔵した通信ユニット等を備えている。
そして、本実施例では、1台の制御装置にて1台のパチンコ機の相対可動部における監視動作や認証動作等を制御している。具体的には、前面枠(相対可動部)及び本体枠(相対可動部)における開閉状況の監視動作と、店員カードを利用した認証動作とを制御している。尚、本発明において、相対可動部とは、少なくとも一方の移動によって相対距離が変化する第一の部材と第二の部材とからなる一組の部材である。また、店員カード等の認証動作に係る構成を認証手段とする。
通信ユニットは、カードアンテナや中継タグ等を内蔵したものであって、各パチンコ機の前面側上方(島設備)に夫々設置される。尚、カードアンテナや遊技アンテナは制御装置のRF回路に、中継タグは制御装置のI/Oインタフェイスに夫々接続されている。
また、制御装置は、店員カードの認証後に、たとえば前面枠が開放された場合に前面枠の開放時間が所定時間を経過すると、外部に設置されている報知手段へと報知要求信号を送信する。
図1は、パチンコ機1、1・・を設置した島設備71の説明図である。
図1に示されているように、各島設備71には、複数のパチンコ機1、1・・が隣接して設置されている。また、各島設備71の側端には、主にホール店員への報知を行う報知ランプ72を備えたスポット(報知手段)73が取り付けられている。さらに、各パチンコ機1の上方には、後述するようなカードアンテナ47(図2に示す)や中継タグ66(図2に示す)等を収納した通信ユニット41が設置されている。一方、島設備71の内部には、各パチンコ機1と夫々対応する制御装置20、20・・が設置されており、各パチンコ機1の監視動作及び認証動作の制御を行っている。尚、スポット73は制御装置20及びステーション58(図6に示す)と無線LANによってネットワーク接続されており、後述するように両者の中継点としての役割も果たす。
通信ユニット41は、カードアンテナ47及び中継タグ66を内蔵したものであって、前面上部には2個の確認ランプ43a、43bが備えられている。一方、店員カード42は認証用のICタグとして機能するものである。そして、該店員カード42をカードアンテナ47の前方に近接させると両者間でRFID通信が可能となり、後述する認証動作を行う。尚、確認ランプ43aは認証状態になると点灯するものであり、確認ランプ43bは中継タグ66の通信状態を点灯表示するものである。
一方、カードアンテナ47は、薄板状のガラスコンポジット基板の表面に送受信回路を設けたものであり、ケーブル34を介して制御装置20へと接続されている。そして、制御装置20の制御により、送受信回路から呼出波を常時出力している。
尚、上述した各監視タグは全て一般に利用されているICタグであり、個々に独自の識別情報(タグID)が予め記憶されている。また、各監視アンテナは、上述したカードアンテナ47と略同様の構成を有しており、制御装置20の制御により送受信回路から呼出波を常時出力している。
尚、主制御基板とは、パチンコ機1の遊技内容に関する種々の動作を制御(遊技に係る制御)を行うものである。ここで、パチンコ機1の遊技内容に関する種々の動作とは、遊技球の払い出しに関する動作や、遊技者にとって有利な「大当たり状態」を生起させるか否かの「抽選」に関する動作等の各種動作(すなわち、遊技者の利益に直接的に関わる動作)のことである。
EEPROM54には、各監視タグのタグIDが回線毎に対応付けられた状態で予め登録されている。また、監視動作や認証動作において適宜作成される監視情報もEEPROM54に記憶される。
そして、遊技店では、ステーション58を利用して、その日に使用権限を与えるべき(たとえば、出勤予定のある店員が所持する)店員カード42の店員IDのみを制御装置20へと送信している。
パチンコ機1は、主制御基板に記憶されているプログラムにしたがって、主たる遊技動作を実行する。そして、遊技者が、遊技球を遊技領域に発射して所定の条件を満たした場合には、いわゆる「大当たり状態」を生起させて、遊技球を遊技者へと払い出す。
まず、制御装置20は、認証フラグがONであるか否かを判断する(S1)。当初は当然OFFであるため、次に、制御装置20は店員IDを受信したか否かを判断する(S2)。尚、店員IDは、店員カード42をカードアンテナ47に近接させて両者間でRFID通信を行うことにより受信可能となっている。
そして、S3における判断の結果、異常なし(正常状態である)と判断した場合には、S1へと戻って、認証フラグの確認等を行った後に、再び前面枠アンテナ39から呼出波を送信する。通常、このような監視動作が約数十msの周期で繰り返し行われている。
S4における判断の結果、受信した店員IDが不正なものであった場合には、異常状態であるとし、少なくとも受信した店員ID及び受信日時等に関連付けられた異常情報をEEPROM54に記憶する(S6)。そして、制御装置20は、報知ランプ72にて異常状態の報知を行うようスポット73へと報知要求信号を出力する(S7)。
上記の如く、認証状態とは、上記の如く正しい店員IDを取得して、パチンコ機1の使用権限を有すると判断した場合に生起する状態である。尚、該認証状態にあっては、後述するように監視タグと監視アンテナとの間のRFID通信が成立しない状態(たとえば、前面枠4が開放されている状態等)となっても異常であるとは判断しない。
制御装置20は、認証フラグをONする(S5)と(又は認証フラグがONである(S1)と)、認証状態生起後5s以内に監視用RFID通信(監視アンテナと監視タグとの間におけるRFID通信)が不成立となったか否かを判断する(S11)。認証状態生起後5s以内に監視用RFID通信がどこも不成立とならなかった場合(たとえば、前面枠4が開放されなかった場合)、制御装置20は、少なくとも店員IDと店員IDの受信日時とに関連付けられた作業情報をEEPROM54に記憶する(S13)。そして、認証フラグをOFFとし(S16)て、通常状態へと移行する。
該判断の結果、監視用RFID通信が不成立となってから5分以内に復帰したと判断した場合には、少なくとも店員IDと監視用RFID通信が不成立となった日時と復帰した日時とに関連付けられた作業情報をEEPROM54に記憶する(S13)。そして、認証フラグをOFFとし(S16)て、通常状態へと移行する。
以上のような態様で、制御装置20は認証動作における監視を行っている。
本実施例に係る遊技機監視システムは、上記の如く、監視アンテナと監視タグとの間で行うRFID通信を利用して、各パチンコ機1の前面枠4及び本体枠3の開閉状況の監視(監視情報の記憶)を行っている。したがって、たとえば遊技者がわずかにでも前面枠4を開放したりすると、前面枠アンテナ39と前面枠タグ38との間のRFID通信が不成立となるため、制御装置20は異常状態であることを直ちに検知することができる。また、異常状態を検知すると、少なくともRFID通信が不成立となった日時や不成立となったRFID通信に係るタグIDとを含む異常情報を記憶するため、リアルタイムで効果的な監視を行うことができる。そして、このような監視を行うことで、不正行為に対して強いパチンコ機1を提供することができる。
さらに、一度監視用RFID通信が不成立となってから5分以上経過した場合には、少なくとも店員IDと開放日時と開放位置とを異常情報として記憶するとともに、異常事態の報知を行うため、たとえば前面枠4等の閉め忘れや店員による不正行為をも監視することができる。加えて、正規の開放であったとしても少なくとも店員IDと開放日時と閉塞日時と開放位置とを作業情報として記憶するため、極めて詳細な監視情報を提供可能としている。
さらに、本実施例に係る遊技機監視システムは、従来より設置されているパチンコ機とステーションとを利用して構成可能であるため、後付可能であり、使い勝手が良く汎用性に富む。
本発明の遊技機監視システムは、上述した実施例の態様に何ら限定されるものではなく、各ICタグ、アンテナ、中継タグ、制御装置、ステーション、PDA、通信ユニット
、及びスポット等の材料、形状、構造、取付位置、設置数等の構成を本発明の趣旨に逸脱しない範囲内で適宜変更することができる。たとえば、本発明の監視対象となる遊技機とは、パチンコ機に限定されることはなく、スロットマシーンやテレビゲーム等であってもよい。
さらにまた、タグIDや店員ID、監視動作に係るプログラムも監視情報同様、その記憶場所については何ら限定されない。
また、制御装置は、バッテリを内蔵するのではなく、島設備や遊技機本体から電源供給を受けるものであってもよい。
またさらに、各タグと各アンテナとの間の通信可能距離を5mmに設定しているが、それ以上またはそれ以下の距離に設定したとしても何ら問題はない。また、RFID通信において利用される周波数も実施例にものに限定されることはない。
Claims (1)
- 制御装置からの指令に基づいて、遊技機における相対可動部に取り付けられたICタグとアンテナとの間で無線通信を断続的に行っており、該無線通信の不成立を検知すると、異常状態であると判断して異常状態の報知を行うとともに前記相対可動部の開閉状態に係る情報である監視情報を作成及び記憶する一方、
前記遊技機を取り扱う権限を認証するための認証手段を備えており、該認証手段において前記権限が認証された状態では、前記無線通信の不成立を検知したとしても異常状態であるとは判断せず、異常状態の報知は行わずに前記監視情報を作成及び記憶する遊技機監視システムであって、
前記権限を認証した状態において、前記無線通信の不成立を検知してから、無線通信の不成立が所定時間以上継続すると異常状態であると判断し、異常状態の報知を行うことを特徴とする遊技機監視システム。
Priority Applications (1)
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Citations (5)
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