JP4594019B2 - 遊技機監視システム - Google Patents
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また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、ICタグとアンテナとの間の無線通信が不成立となった場合に、少なくとも無線通信が不成立となった日時及び不成立となった無線通信に係るICタグとタグIDを監視情報として作成し記憶することを特徴とする。
加えて、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、制御装置と接続された報知手段を備えており、ICタグとアンテナとの間の無線通信が不成立となると、報知手段により報知を行うことを特徴とする。
また、一のICタグを利用して、本体枠に対する前面枠の開閉状態及び機枠に対する本体枠の開閉状態といった複数の開閉状態を監視可能としているため、より少ない点数で遊技機監視システムを構成することができ、設置作業やメンテナンスがより容易となる上、低コスト化をも図ることができる。さらに、一のアンテナに対して一のICタグを設置するものに比べて、ICタグの設置位置が確保しやすく、遊技機の設計自由度を高めることにもなる。
さらに、特に請求項2の発明によれば、少なくとも無線通信が不成立となった日時及び不成立となった無線通信に係るICタグのタグIDを監視情報として作成し記憶するため、より精度の高い監視を行うことができる。
加えて、請求項3の発明によれば、無線通信の不成立を検知すると、報知手段により報知を行うため、たとえば直ちにホール店員等に知らせることができ、不正に前面枠や本体枠を開放する事態を極めて効果的に防止することができる。
(1)実施例の遊技機監視システムの概要
(2)実施例の遊技機監視システムの構造
(3)実施例の遊技機監視システムの動作内容
(4)実施例の遊技機監視システムの効果
(5)本発明の変更例の説明
本実施例に係る遊技機監視システムは、RFID技術を利用して各ホールで島設備に設置されるパチンコ機を監視しようとするものであって、固有の識別情報を記憶した監視タグ(ICタグ)、該監視タグとの間でRFID通信可能な監視アンテナ(アンテナ)、該監視アンテナと接続されRFID通信を制御するとともに監視情報を作成・記憶する制御装置等を備えている。
本実施例では、1台の制御装置にて、1台のパチンコ機の相対可動部における監視動作を制御する。具体的には、各パチンコ機において、本体枠(相対可動部)に対する前面枠(相対可動部)の開閉状況、機枠(相対可動部)に対する本体枠の開閉状況、及び主制御基板を収納した分割式の収納ケースである主制御基板収納ケース(相対可動部)の開閉状況を監視している。尚、本発明において、相対可動部とは、少なくとも一方の移動によって相対距離が変化する第一の部材と第二の部材とからなる一組の部材である。
さらに、主制御基板収納ケースでは、ベースに監視タグを、監視タグを覆った状態でベースとカバーとに跨るように監視アンテナを固着して、収納ケースが組み立てられた状態においてのみ両者間でRFID通信を可能することで、主制御基板収納ケースの開閉状況を監視する。尚、監視タグと監視アンテナとの間におけるRFID通信は常時繰り返し行われており、該状態を正常状態とする。
図1は、パチンコ機1、1・・が設置された島設備71の説明図である。
図1に示されているように、各島設備71には、複数のパチンコ機1、1・・が隣接して設置されている。また、各島設備71の側端には、主にホール店員への報知を行う報知ランプ72を備えたスポット73が取り付けられている。一方、島設備71の内部には、各パチンコ機1と夫々対応する制御装置20、20・・が設置されており、各パチンコ機1の相対可動部における監視動作を制御している。尚、スポット73は、制御装置20及びステーション58(図6に示す)と無線LANによってネットワーク接続されており、後述するように両者の中継点としての役割も果たす。
パチンコ機1は、その周囲を機枠2によって支持されたものであって、機枠2の前面側には、本体枠3が左端縁(前面側から見て)を軸として着脱自在に蝶着されている。本体枠3には、遊技領域を有する遊技盤6が嵌め込み設置されており、その遊技盤6の遊技領域内には、障害釘をはじめとして図柄表示装置14、図柄始動口15、可動部材16を有する大入賞装置17等の遊技部材が設けられている。
主制御基板収納ケース19は、ベース82とカバー83とからなる分割式の収納ケースであり、ベース82とカバー83とが複数の係止部により、主制御基板21を内包した状態で一体的に組み付けられている。該ベース82の左側面(後面側から見て)には、ケースタグ(監視タグ)88が固着されている。また、主制御基板収納ケース19の左側面には、ケースタグ88を覆うように且つベース82とカバー83とに跨るようにケースアンテナ(監視アンテナ)89が固着されている。そして、ケースタグ88とケースアンテナ89との間のRFID通信を、主制御基板収納ケース19を組み立てた状態でのみ成立可能とし、制御装置20にてその通信の可否を判断することで、主制御基板収納ケース19の開閉状況を監視する。
各監視タグは全て一般に利用されているICタグであり、個々に独自の識別情報(タグID)が予め登録されたものである。そして、監視アンテナからの呼出波を受信すると、自身の識別情報を含んだ反射波を所定の通信距離範囲内へと出力する。一方、監視アンテナは、薄板状のガラスコンポジット基板の表面に送受信回路を設けたものであり、制御装置20の制御のもと、送受信回路から呼出波を出力するものである。尚、監視タグと監視アンテナとの間で行われるRFID通信は、監視タグと監視アンテナとの間に合成樹脂やガラス等の非金属からなるものが介在していたとしても問題なく行うことができるものである。したがって、たとえ本体枠タグ40と機枠アンテナ39との間に本体枠3が介在していたとしても、両者間におけるRFID通信に支障はない。
制御装置20は、各種制御部材を搭載した監視制御基板18、スポット73と無線接続するための無線モジュール64、充電可能なバッテリ65等を内蔵した分割式の収納ケースである。監視制御基板18には、RAMやROM等の記憶手段を内蔵したCPU(制御手段)51、監視情報等を記憶するためのEEPROM54、日時を計時するためのRTC55、各監視アンテナと接続されるRF回路56、入出力部となるI/Oインタフェイス57等が載置されている。また、制御装置20の下部には、各監視アンテナから延びるケーブル34を接続するためのアンテナ用コネクタ91が8箇所備えられており、8回線まで形成可能となっている。尚、制御装置20の収納ケースは、容易に開放できないように強固に固着されている。
また、EEPROM54には、各監視タグのタグIDがRF回路56に接続される回線毎に対応付けられた状態で予め登録されているとともに、後述する監視動作において適宜作成される監視情報も記憶される。
パチンコ機1は、主制御基板21に記憶されているプログラムにしたがって、主たる遊技動作を実行する。そして、遊技者が、遊技球を遊技領域に発射して所定の条件を満たした場合には、いわゆる「大当たり状態」を生起させて、所定個数の遊技球を賞品球として遊技者へと払い出す。
以上のような態様で、制御装置20は前面枠4、本体枠3、及び主制御基板収納ケース19における監視動作を制御している。
本実施例に係る遊技機監視システムは、上記の如く、監視アンテナと監視タグとの間で行うRFID通信を利用して、各パチンコ機1の前面枠4、本体枠3、及び主制御基板収納ケース19の開閉状況の監視(監視情報の記憶)を行っている。したがって、たとえば遊技者がわずかにでも前面枠4を不正に開放したりすると、前面枠アンテナ38と本体枠タグ40との間のRFID通信が不成立となるため、制御装置20は直ちに異常状態であることを検知することができる。また、異常状態を検知すると、RFID通信が不成立となった日時や不成立となったRFID通信に係るタグID等を含む異常情報を作成・記憶するとともに報知ランプ72により周囲に報知を行うため、リアルタイムで効果的な監視を行うことができる。そして、このような監視を行うことで、不正行為に対して強いパチンコ機1を提供することができる。
本発明の遊技機監視システムは、上述した実施例の態様に何ら限定されるものではなく、各ICタグ、アンテナ、制御装置、ステーション、及びスポット等の材料、形状、取付位置、構造、設置数等の構成を本発明の趣旨時に逸脱しない範囲内で適宜変更することができる。たとえば、本発明の監視対象となる遊技機とは、スロットマシーンや各種ゲーム等、パチンコ機以外のものであってもよい。
加えて、監視動作における呼出波の送信順序等を適宜変更可能であるし、不正開放されやすい前面枠をより重点的に監視する(たとえば、前面枠、機枠、前面枠、主制御基板収納ケースといった順序で呼出波を送信する等)ようにすることも当然可能である。また、可能であれば、1つの監視タグに対して3つ以上の監視アンテナがRFID通信を行うように構成したとしても何ら問題はない。
Claims (3)
- 周囲を機枠で保持され、該機枠の前面側に遊技盤を有する本体枠が取り付けられ、前記遊技盤の前面を覆うように前面枠が取り付けられた遊技機に対し、制御装置からの指令に基づいて、前記機枠、前記本体枠、及び前記前面枠に取り付けられたICタグとアンテナとの間で無線通信を断続的に行っており、該無線通信の不成立を検知すると、前記本体枠に対する前記前面枠の開閉状態及び前記機枠に対する前記本体枠の開閉状態に係る情報である監視情報を作成し記憶する遊技機監視システムであって、
前記本体枠にICタグを固着する一方、
前記前面枠において、前記前面枠を前記本体枠に対して閉じた状態とした際に前記ICタグとの間で無線通信可能となる位置に第一のアンテナを固着するとともに、前記機枠において、前記本体枠を前記機枠に対して閉じた状態とした際に前記ICタグとの間で無線通信可能となる位置に第二のアンテナを固着しており、
前記制御装置は、前記第一のアンテナから呼出波を送信し、当該呼出波に対する前記ICタグからの反射波を受信すると、当該反射波に含まれている前記ICタグのタグIDの正否を判断した後、前記第二のアンテナから呼出波を送信し、当該呼出波に対する前記ICタグからの反射波を受信すると、当該反射波に含まれている前記ICタグのタグIDの正否を判断するといった監視動作を繰り返し行うことを特徴とする遊技機監視システム。 - ICタグとアンテナとの間の無線通信が不成立となった場合に、少なくとも無線通信が不成立となった日時及び不成立となった無線通信に係るICタグとタグIDを監視情報として作成し記憶することを特徴とする請求項1に記載の遊技機監視システム。
- 制御装置と接続された報知手段を備えており、
ICタグとアンテナとの間の無線通信が不成立となると、報知手段により報知を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機監視システム。
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