JP2006255340A - 監視システム及び遊技機 - Google Patents

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Nobuyuki Kato
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Abstract

【課題】 認証タグと遊技者タグとを識別して認証エラーを回避する監視システム及び遊技機を提供する
【解決手段】 認証アンテナは、通信ユニットの認証アンテナの近傍に認証タグが近づけられると、認証アンテナと認証タグとの間のRF送受信が可能となるように構成されている。認証アンテナからは呼出波を短い周期で繰り返し送信している(S101)。認証アンテナの近傍に近づけられた認証タグは、認証アンテナからの呼出波を受信し、反射波を送信する(S102)。また、遊技者カードが通信ユニットに近づけられても認証アンテナに反射波を送信するが(S102)、両者の属性情報が異なるので(S103)、認証エラー処理は(S107,S108)実行されない。
【選択図】 図15

Description

本発明は、監視システム及びその監視システムにより監視される遊技機に関するものである。
従来、遊技機においては、遊技者が不当に遊技媒体を獲得する不正行為が後を絶たず、種々の防止策が施されている。例えば、遊技機の制御を司る制御基板に設置されたROMを、大量に遊技球を獲得できるように仕組まれた不正ROMに交換する不正行為を防止するために、制御基板を収納する基板ケースには、様々な工夫が施されている。
そこで、本出願人は、このような防止策の1つとして、ICタグを用いて遊技機に対する不正行為を監視するシステムを提案している(例えば、特許文献1)。この監視システムにおいては、遊技機の所定の位置にICタグが貼り付けられ、ICタグ監視装置によりこれらのICタグを呼び出す呼出波が送信され、予め登録されている識別データのICタグから呼出波に対する反射波が返送された場合には、監視されている部材が正常であるとされ、反射波が返送されなかったり、予め登録されていない識別データのICタグからの反射波を受信したりした場合には、監視場所に異常があるとして、異常を示す監視情報がICタグ監視装置に記憶される。そして、ICタグ監視装置に記憶されている監視情報が、通信ネットワークを介して遊技場内に設けられた管理機に送信されて、遊技機に異常が発生した際にはこの管理機によって異常が報知される。これにより、遊技機を効率的に監視することができ、例えば、制御基板収納ケースに対する不正行為等を確実に防止することができる。
また、本出願人は、遊技機の開閉を行うための鍵に認証用ICタグ(認証タグ)を備え、監視タグと通信するリーダライタユニット(監視装置)が認証状態である場合には、監視用ICタグ(監視タグ)による監視結果を管理端末装置(管理端末)で報知しないようにすることも提案している(例えば、特許文献2)。このように構成することで、作業員によるメンテナンスのための正当な開閉によって異常が報知されてしまうことを回避できる。
一方、遊技機に関する遊技情報の提供システムとして、遊技機毎に設けられるカード情報リードライト手段に会員カードが挿入されている間における遊技機の稼働データに基づいて、還元ポイント数が求められ、会員カードに書込まれるようなものが知られている(例えば、特許文献3)。また、本出願人は、不正行為を監視しながら遊技情報の提供も効率良く可能な遊技機管理システムを提案している(例えば、特許文献4)。この特許文献4の中では、上記の如きICタグとアンテナとを利用した遊技機の自動監視システムにおいて、店員が有するカードに内蔵された認証タグと無線通信可能な認証アンテナをパチンコ機の前面に設置し、認証タグと認証アンテナとの無線通信において所定の条件が充足された場合に、監視制御装置による監視態様を非報知態様に切り替える技術についても提案している。
特開2004−65801号公報 特開2004−199124号公報 特開2001−96037号公報 特開2005−34495号公報
ところで、上記特許文献4のように、店員が有するカードに内蔵された認証タグと無線通信可能な認証アンテナと、遊技者に提供する遊技情報を書き込むための遊技者カードに内蔵したICタグと無線通信可能な遊技者アンテナとの双方を、利用者の操作性をよくするためにパチンコ機の前面に設置した場合、遊技者が遊技情報を書き込もうとして遊技者カードをかざしたときに、認証アンテナからの呼出に対して遊技者カードのICタグが返答してしまい、認証タグとして登録されているIDが返されないために、認証エラーとなる可能性があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、認証タグと遊技者タグとを識別して認証エラーを回避する監視システム及び遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の監視システムは、遊技機に設けられ、識別情報を記憶したICタグからなる監視タグと、当該監視タグの近傍に設けられ、当該監視タグと非接触通信を行なう監視アンテナと、当該監視アンテナに接続し、前記監視タグ及び前記監視アンテナ間の通信状態により遊技機を監視する監視装置と、識別情報を記憶したICタグからなる認証タグと、前記監視装置に接続し、当該認証タグと通信を行なう認証アンテナと、識別情報を記憶し、遊技者の遊技情報を格納可能なICタグからなる遊技者タグと、前記監視装置に接続し、当該遊技者タグと通信を行なう遊技者アンテナとを備え、前記監視装置は、前記監視タグの識別情報を記憶した監視識別情報記憶手段と、前記認証タグの識別情報を記憶した認証識別情報記憶手段と、前記監視タグを前記監視アンテナを介して呼び出す呼出波、前記認証タグを前記認証アンテナを介して呼び出す呼出波、又は前記遊技者タグを前記遊技者アンテナを介して呼び出す呼出波の少なくともいずれかを送信する呼出波送信手段と、前記監視タグ、前記認証タグ、前記遊技者タグから返送される反射波を、前記監視アンテナ、前記認証アンテナ、もしくは前記遊技者アンテナを介して受信する反射波受信手段と、前記呼出波送信手段が前記監視タグへ前記呼出波を送信した後、所定時間内に前記反射波受信手段が前記反射波を受信し、かつ、前記反射波に含まれる識別情報が前記監視識別情報記憶手段に記憶されているいずれかの識別情報と一致する場合に、正常と判断する監視判断手段と、前記反射波に含まれる識別情報が前記認証識別情報記憶手段に記憶されているいずれかの識別情報と一致するか否かを判断し、一致した場合には前記反射波を返送してきた前記認証タグを正当であると認証する認証手段と、前記認証手段により前記認証タグが認証された場合に、前記監視装置を認証状態とする認証制御手段と、前記認証制御手段により認証状態とされた場合に、前記監視装置を制御する監視制御手段と、前記認証手段により、前記反射波を返送してきた前記認証タグが認証されなかった場合には、認証エラー処理を実行する認証エラー処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の監視システムは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記認証タグが、認証属性の属性情報を記憶し、前記遊技者タグは、遊技者属性の属性情報を記憶し、前記監視装置は、前記反射波に含まれる属性情報が認証属性又は遊技者属性のいずれに該当するかを判断する属性判断手段を備え、前記認証手段は、当該属性判断手段により認証属性に該当すると判断された場合にのみ、識別情報が一致するか否かの判断を実行することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の監視システムは、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記監視装置が、前記遊技者タグへ遊技情報を書き込む遊技情報書込手段を備え、当該遊技情報書込手段は、前記属性判断手段により遊技者属性と判断された場合に遊技者タグへの遊技情報の書込を行なうことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の監視システムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記監視装置が、前記監視判断手段による監視結果や前記認証手段による認証結果を外部に報知する報知手段を備え、前記認証エラー処理手段は、前記認証手段により認証されなかった場合に、当該報知手段に認証エラーを報知させることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の監視システムは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記監視装置が、前記認証手段の認証結果を記憶する認証記憶手段を備え、前記認証エラー処理手段は、前記認証手段により認証されなかった場合に、当該認証記憶手段に認証エラーを記憶させることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の監視システムは、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記監視制御手段が、前記監視装置が前記認証状態の場合には、前記監視判断手段による監視処理を実行しないように制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の遊技機は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の監視システムにより監視されることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の監視システムでは、監視装置の呼出波送信手段が、監視アンテナ、認証アンテナ、遊技者アンテナを介して呼出波を送信し、反射波受信手段が監視タグ、認証タグ、遊技者タグから反射波を受信する。そして、呼出波の送信から反射波の受信が所定時間内に行われた場合には、監視判断手段は正常と判断する。また、受信した反射波に含まれている識別情報が認証識別情報記憶手段に記憶されている識別情報と一致した場合には、認証手段が反射波を送信してきた認証タグを正当と認証する。認証手段により認証された場合には、認証制御手段により監視装置は認証状態とされ、認証状態用の監視制御が行われる。一方、認証手段により認証されなかった場合には、認証エラー処理手段により認証エラー処理が実行される。認証エラー処理としては、エラーを報知する、認証エラー情報を記憶する、管理装置に認証エラー情報を送信するなどの態様が考えられる。認証がなされなかった場合は、正当なIDを有するタグではない何らかのICタグが認証アンテナ近傍に存在することを示しているから、監視装置による監視結果が出る前に認証エラーを報知しておけば、不正行為を予防することができる。
本発明の請求項2に記載の監視システムでは、請求項1に記載の発明の効果に加え、認証タグと遊技者タグのそれぞれに属性情報を記憶させ、属性情報判断手段が属性情報をチェックしてから認証IDが正当なものかの判断をして認証を実行する。このようにすれば、誤って認証タグでないICタグが認証アンテナに近づいてきた場合には、属性情報が異なるため、認証処理に入らず、認証エラー処理が行なわれないので、意図しない認証アンテナへの反射波の送信に対して、エラー報知などが実行されず、遊技者を驚かせたり不愉快な思いをさせたりするおそれがない。
また、本発明の請求項3に記載の監視システムは、請求項2に記載の発明の効果に加え、属性情報判断手段が遊技者属性であると判断した場合には、その属性情報を返してきた遊技者タグに対して遊技情報の書込を行うことができる。
また、本発明の請求項4に記載の監視システムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え、エラー処理手段として報知手段を備えたので、認証がなされなかった場合には、外部に認証エラーが報知される。なお、属性情報判断手段を備えている場合には、認証属性であると判断した後で認証を行なっているので、認証属性でない場合にはエラー報知はなされないことになる。
また、本発明の請求項5に記載の監視システムは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加え、エラー処理として記憶手段を備えたので、認証がなされなかった場合には、エラー情報が記憶される。なお、属性情報判断手段を備えている場合には、認証属性であると判断した後で認証を行なっているので、認証属性でない場合にエラー情報の記憶もなされない。
また、本発明の請求項6に記載の監視システムは、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加え、認証状態にある場合には、正当権限を持った開閉であると判断して監視処理を実行しないように制御される。従って、真に必要な監視情報のみが記憶されるので、記憶容量を圧縮することができる。
また、本発明の請求項7に記載の遊技機は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の監視システムにより監視されるので、効果的に認証や遊技情報の書込を実行しつつ遊技機の不正監視を行なうことができる。
以下、本発明の一実施形態に係るパチンコ機用の監視システムについて、以下の順序にしたがい、図面に基づいて詳細に説明する。
(1)監視システムの概要
(2)パチンコ機の構造の説明
(3)監視場所の説明
(4)通信ユニットの説明
(5)ICタグの説明
(6)パチンコ機・RWの電気的構成の説明
(7)島端末の説明
(8)管理装置の説明
(9)監視システムの動作内容の説明
(10)実施の形態の効果
(11)変形例の説明
(1)監視システムの概要
まず、図1及び図2を参照して、監視システムSの全体構成について説明する。図1は、本実施の形態の監視システムSを示す構成図である。図2は、監視システムSを導入したパチンコホール場内の外観を示す説明図である。
図1及び図2に示すように、パチンコホールの各設置台である遊技機設置島(以下、遊技島とよぶ)200には、複数台のパチンコ機1が、背中合わせに2列に並べられて設置されている。また、遊技島200には、各パチンコ機1の前面上部に、遊技者が遊技に関する個人情報を入手したり、店員がパチンコ機1をメンテナンスする際に認証を行ったりするための通信ユニット30が設置されている。これらの通信ユニット30の上側には、遊技者が個々のパチンコ機1の遊技内容に関する情報を入手するための情報表示器201が設置されている。さらに、各遊技島200の内部には、各パチンコ機1を監視するための監視装置であるRW(リーダライタ)20が内蔵されている。各RW20は、パチンコ機1の主基板41(図10参照)および通信ユニット30と接続されている。そして、各RW20は、店内ネットワーク150を介して遊技島200の端部に設置された島端末100に接続されている。さらに、島端末100は、パチンコホール全体を管理するコンピュータである管理装置300に店内ネットワーク150を介して接続されている。
かかる監視システムSにおいては、各RW20により、各パチンコ機1に設置された後述の監視タグ86及び監視アンテナ68(図3,図4,図5を参照)を利用して、両者の通信状態に基づいて開閉部材の開閉状態が監視される。そして、RW20は、不正開放であると判断した場合には「異常情報」を店内ネットワーク150を介して島端末100に送信し、島端末100の警告ランプ108にて異常を報知する。さらに店内ネットワーク150を介して「異常情報」を管理装置300に送信する。
また、パチンコホールの店員が、パチンコ機1のメンテナンスなどの不正行為でない開閉部材の開閉を行う場合には、ICタグである後述の認証タグ94(図10参照)を通信ユニット30の所定の部位に近づけ、通信ユニット30に内蔵された後述の認証アンテナ92(図10参照)とRFID通信を行うことによって認証を行い、「認証モード」への切り替えを行う。これによって認証モード中に実行された開閉部材の開閉による不要な警報を回避することができる。
さらに、遊技者が、通信ユニット30の挿入部にICタグである後述の遊技者カード93(図10参照)を挿入すると、通信ユニット30に内蔵された後述の遊技者アンテナ91(図10参照)とRFID通信状態となり、遊技者カード93内に自身の「遊技情報」を入手することができる。なお、遊技者カード93内の遊技情報は、店内ネットワーク150に接続された遊技者カード読取装置(図示外)にて表示することができる。
(2)パチンコ機の構造の説明
次に、図3及び図4を参照して、パチンコ機1について説明する。図3は、パチンコ機1の前面枠111及び本体枠110を開いた状態をパチンコ機1の前面から見た斜視図である。図4は、パチンコ機1の背面図である。
図3に示すように、パチンコ機1は、機枠112と、本体枠110と、前面枠111とから構成されている。機枠112は、パチンコ機1を遊技島200に固定するためのものである。また、本体枠110は、前面側に遊技領域4を有する遊技盤2、遊技球を貯留するための上皿5や下皿6等を備えている。また、本体枠110の裏面側には機構部としての機構板、パチンコ機1の制御を司る種々の基板等が設置されている。そして前面枠111は、遊技盤を覆うためのガラス板を保持している。さらに、遊技領域4には、図柄表示装置や各種入賞口等が設けられている。
また、図4に示すように、パチンコ機1背面の下部には、パチンコ機1の主制御を司る主基板41を収納した主基板ケース81、遊技球の払い出しを制御する払出制御基板45を収容した払出制御基板ケース82等が配置されている。また、機構板は、遊技球を払い出すための払出装置67を備えている。
(3)監視場所の説明
次に、図3〜図5を参照して、監視タグ86が備えられている監視場所について説明する。図5は、主基板ケース81の斜視図である。
図5に示すように、主基板ケース81(監視場所1)は、カシメタグ86a及びカシメアンテナ68aにより監視される。主基板ケース81は上蓋部81aと下蓋部81cとから構成され、その内部に主基板41が配置されている。そして、上蓋部81aの裏面側にカシメタグ86aが設けられ(図4参照)、下蓋部81cにカシメアンテナ68aが設けられている。
また、図3に示すように、本体枠110と機枠112(監視場所2)は、機枠タグ86b及び機枠アンテナ68bにより監視される。機枠112の内面には機枠タグ86bが設けられ、本体枠110の右側面には機枠アンテナ68bが設けられている。同様に、前面枠111と本体枠110(監視場所3)は、前面枠タグ86c及び前面枠アンテナ68cにより監視される。前面枠111の裏面(本体枠110と向き合う面)には前面枠タグ86cが設けられ、本体枠110の表面(前面枠111と向き合う面)には前面枠アンテナ68cが設けられている。以上のカシメタグ86a,機枠タグ86b及び前面枠タグ86cを総称して監視タグ86と呼び、カシメアンテナ68a,機枠アンテナ68b及び前面枠アンテナ68cを総称して監視アンテナ68と呼ぶ。
そして、上記の監視場所1〜3では、各部材が閉じられている状態(正常状態)において、監視タグ86及び監視アンテナ68が向き合ってRFID通信が実行される。すなわち、監視タグ86はRW20から監視アンテナ68を介して送信された呼出波を受信すると、各監視タグ86に固有の「IDコード」を反射波に乗せて監視アンテナ68に向けて送信する。一方、各部材が開けられた状態(開放状態)では、監視タグ86と監視アンテナ68とが通信不能となり、RW20から開放状態に係る「異常情報」が出力される。
(4)通信ユニットの説明
次に、図6を参照して、通信ユニット30について説明する。図6は、遊技島200の表側に設置された通信ユニット30の外観図である。通信ユニット30は、合成樹脂によって扁平な直方体状に形成された収納ケース34の内部に、遊技者アンテナ91及び認証アンテナ92を設置したものである。より詳細には、通信ユニット30は、遊技島200の外面であって、パチンコ機1の近傍に設置されている。図2では、遊技島200の外面における、パチンコ機1の正面上部に設けられた情報表示器201の下側に設けられている。
また、通信ユニット30の収納ケース34のフロントパネルには、報知ランプ32b,32cが並設されており、内蔵された遊技者アンテナ91及び認証アンテナ92の位置を示唆した状態になっている。そして、収納ケース34の内部の報知ランプ32b後方には、遊技者カード93(図10参照)を挿入可能なカード挿入用スリット35が設けられている。また、遊技者アンテナ91はアンテナケーブル31bを介してRW20のRF回路28(図10参照)に接続され、認証アンテナ92はアンテナケーブル31cを介してRW20のRF回路28(図10参照)に接続されている。
(5)ICタグの説明
次に、図7〜図9を参照してICタグについて説明する。図7は、監視タグ86の電気的回路構成を示すブロック図である。図8は、遊技者カード93の電気的構成を示すブロック図である。図9は、認証タグ94の電気的構成を示すブロック図である。本実施形態では、前述のように、監視場所に設置する監視タグ86、カード型のICタグである遊技者カード93、タグ型の認証タグ94の3種類のICタグが用いられている。なお、遊技者カード93は、通信ユニット30内の遊技者アンテナ91とのRFID通信により、遊技者カード93に記憶されている情報を読み書き可能な記憶媒体である。また、認証タグ94は、店員の持つ鍵のキーホルダーに取り付け可能な小型のタグであり、通信ユニット30の報知ランプ32c近傍にかざして認証アンテナ92とRFID通信を行なうことにより認証を行なうものである。
まず、図7を参照して、監視タグ86の電気的構成について説明する。尚、監視タグ86a,86b,86cは同様の構造をしている。図7に示すように、監視タグ86には、RF回路861及びEEPROM863を備えたICチップ864と、アンテナ862とが搭載されている。尚、アンテナ862は、RW20の監視アンテナ68から送信される呼出波を受信し、反射波を送信する。また、EEPROM863には、監視タグ86を他の監視タグから識別するための識別情報であるIDコードが上書消去禁止区域に記憶されている。尚、RW20から呼出波が送られてくると、アンテナ862がこれを受信するが、この呼出波には搬送波成分が含まれており、これを受信してRF回路861で整流して直流電圧を得る。したがって、監視タグ86は、電池や外部電源を使用せずに必要な時にいつでもデータを発信することができる。データの発信は、EEPROM863からIDコードを読み出して反射波に乗せ、RF回路861からアンテナ862を介して監視アンテナ68に向けて送信する。
尚、本実施形態において、監視タグ86と監視アンテナ68は、13.56MHzの短波帯で通信を行っている。この周波数での通信はノイズによる影響を比較的受けにくいので、パチンコ機1の設置環境に適している。
次に、図8を参照して、遊技者カード93の電気的構成について説明する。図8に示すように、遊技者カード93には、監視タグ86と同様に、RF回路911及びEEPROM913を備えたICチップ914と、アンテナ912とが搭載されている。尚、アンテナ912は認証アンテナ92から送信される呼出波を受信し、反射波を送信する。また、EEPROM913には、遊技者カードであることを示す「遊技者属性情報」、及び、遊技者カード93を他のICタグと識別するための識別情報である「遊技者カードID」が上書消去禁止区域に記憶されている。また、遊技者カード93においても、監視タグ86と同様に、搬送波成分が含まれている呼出波を受信してRF回路911で整流して直流電圧を得る。したがって、遊技者カード93も電池や外部電源を使用せずに必要な時にいつでもデータを発信することができる。尚、遊技者カード93と認証アンテナ92との通信も、監視タグ86と監視アンテナ68との通信と同様に、13.56MHzの短波帯で行われている。
次に、図9を参照して、認証タグ94の電気的構成について説明する。図9に示すように、認証タグ94には、監視タグ86と同様に、RF回路921及びEEPROM923を備えたICチップ924と、アンテナ922とが搭載されている。尚、アンテナ922は認証アンテナ92から送信される呼出波を受信し、反射波を送信する。また、EEPROM923には、認証タグであることを示す「認証属性情報」、及び、認証タグ94を他のICタグと識別するための識別情報である「認証タグID」が上書消去禁止区域に記憶されている。また、認証タグ94においても、監視タグ86と同様に、搬送波成分が含まれている呼出波を受信してRF回路921で整流して直流電圧を得る。したがって、認証タグ94も電池や外部電源を使用せずに必要な時にいつでもデータを発信することができる。尚、認証タグ94と認証アンテナ92との通信も、監視タグ86と監視アンテナ68との通信と同様に、13.56MHzの短波帯で行われている。
(6)パチンコ機・RWの電気的構成の説明
次に、図10を参照して、パチンコ機1及びパチンコ機1に接続したRW20の主な構成要素の電気的構成について説明する。図10は、パチンコ機1及びパチンコ機1に接続したRW20の電気的構成を示すブロック図である。パチンコ機1には、主基板41、電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47、発射基板66、サブ統合基板58等が設けられている。主基板41には、各種の演算処理を行うCPU51が設けられており、フラグやカウンタ値やデータを記憶するRAM52と、制御プログラム及び各種の初期値のデータや図柄表示装置(図示外)への表示内容のデータ等を記憶したROM53とが接続している。また、CPU51は、I/Oインタフェイス54に接続しており、I/Oインタフェイス54には、RW20へデータを引き渡すための出力ポート55、サブ統合基板58、払出制御基板45、中継基板47が接続している。さらに、サブ統合基板58には図柄表示基板44、電飾基板46、音基板43が接続され、払出制御基板45には発射基板66が接続されている。電源基板42は遊技機設置島に備えられた電源から電源供給を受けており、主基板41、サブ統合基板58、払出制御基板45、発射基板66に電源供給を行っている。また、パチンコ機1の各監視場所には、前述のように、監視タグ86が貼り付けられており、各監視場所が閉じられた状態において、対応する監視アンテナ68とRFID通信可能な位置に設置されている。
また、RW20には、RW基板21が備えられており、RW基板21にはRW20の制御を司るCPU22が設けられている。CPU22はフラグやデータ、識別情報や監視情報等を記憶するRAM24、制御プログラム及び各種の初期値のデータ等を記憶したROM23が内蔵されている。そして、CPU22には、EEPROM25、監視タグ86a,監視タグ86b,監視タグ86cへ呼出波を送信し、反射波を受信するためのRF回路28、パチンコ機1の主基板41の出力ポート55と接続する入力ポート29、時間管理を行うRTC71、I/Oインタフェイス27が接続している。I/Oインタフェイス27には、管理装置300に接続するための店内ネットワーク150に接続する通信回路26が接続されている。さらに、RF回路28には、監視タグ86と通信する監視アンテナ68が接続される他、遊技者カードと通信するための遊技者アンテナ91、店員カードと通信するための認証アンテナ92も接続されている。尚、この遊技者アンテナ91及び認証アンテナ92は、前述のように、通信ユニット30に備えられ、遊技者カード93及び認証タグ94とそれぞれRFID通信を行なう。
次に、図11を参照して、本発明の各種記憶手段に相当するRAM24の記憶エリアについて説明する。図11は、RW20のRAM24の概念図である。
図11に示すように、RAM24には認証ID記憶エリア241、監視ID記憶エリア242、認証情報記憶エリア243、監視情報記憶エリア244、フラグ記憶エリア245及び認証中IDコード記憶エリア246、遊技情報記憶エリア247が設けられている。認証ID記憶エリア241には使用できる認証タグ94のIDコードが記憶されている。監視ID記憶エリア242には、監視場所毎にそこに備えられている監視タグ86のIDコードが記憶されている。そして、認証情報記憶エリア243には、RW20が認証状態となったり、認証状態が解除されたりした時刻や認証タグ94のIDコード、認証エラーとなった場合の時刻やIDコード、が記憶されており、監視情報記憶エリア244には1日分の監視情報が記憶されている。また、フラグ記憶エリア245には、後述の各処理(図14乃至図17参照)で使用される種々のフラグが記憶され、認証中IDコード記憶エリア246には、RW20を認証状態としている認証タグ94のIDコードが記憶される。遊技情報記憶エリア247には、パチンコ機1から送信された各種信号に基づく遊技情報が記憶される。尚、RAM24には図示外の記憶エリアが備えられている。
(7)島端末の説明
次に、図12を参照して、島端末100について説明する。図12は、島端末100の電気的構成を示すブロック図である。図12に示すように、島端末100は、CPU101,RAM102,ROM103,EEPROM104,I/Oインタフェイス105を備えている。また、店内ネットワーク150とデータの送受信を行なうための通信回路140と、店内ネットワーク150から受信した「異常情報」の台番等を表示するための表示器107と、「異常情報」に基づいて点灯される警告ランプ108と、表示器107の表示を消去及び警告ランプ108の消灯を行うためのクリアボタン109とを備えている。
島端末100の主な機能は、遊技島200に設けられた複数のRW20から出力される「監視情報」を店内ネットワーク150を介して受信し、その「監視情報」をとりまとめて管理装置300に送信することである。
(8)管理装置の説明
次に、管理装置300の構成について図13を参照して説明する。管理装置300は、周知の端末である一般的なパーソナルコンピュータであり、店内ネットワーク150に接続可能な通信装置309を備えている。そして、島端末100から店内ネットワーク150を介して監視情報を受信して記憶し、必要に応じて報知する。図13は管理装置300の電気的構成を示すブロック図である。
図13に示すように、管理装置300には、管理装置300の制御を司るCPU310が設けられ、CPU310には、各種のデータを一時的に記憶するRAM301と、BIOS等を記憶したROM302と、データの受け渡しの仲介を行うI/Oインタフェイス303とが接続されている。I/Oインタフェイス303には、ハードディスク装置380が接続され、当該ハードディスク装置380には、監視情報記憶エリア381と、認証ID情報記憶エリア382と、プログラム記憶エリア383と、その他の情報記憶エリア384とが設けられている。
尚、監視情報記憶エリア381には、RW20から送信された監視情報が時系列に記憶されている。認証ID情報記憶エリア382には、認証タグ94のIDコードに対応して、認証タグの種類、その認証タグ94を所有する係員の氏名が記憶されている。プログラム記憶エリア383にはCPU310で実行されるプログラムが記憶されている。
また、I/Oインタフェイス303には、ビデオコントローラ304と、キーコントローラ305と、CD−ROMドライブ306と、通信装置309とが接続され、ビデオコントローラ304にはディスプレイ311が接続され、キーコントローラ305にはキーボード312が接続され、通信装置309は店内ネットワーク150に接続可能となっている。なお、CD−ROMドライブ306に挿入されるCD−ROM307には、管理装置300の制御プログラムが記憶されており、導入時には、制御プログラムは、CD−ROM307から、ハードディスク装置380にセットアップされてプログラム記憶エリア383に記憶されるようになっている。
管理装置300の主な機能は「監視情報」の蓄積管理である。管理装置300では、各島端末100から店内ネットワーク150を介して送信された「監視情報」を受信すると、これらの「監視情報」がハードディスク装置380に蓄積される。そして、この「監視情報」はディスプレイ311にて閲覧したり、図示外のプリンタを接続して印刷したりすることができる。
(9)監視システムの動作内容の説明
a.遊技情報の管理動作
パチンコ機1は、主基板ケース81に収納された主基板41に記憶されたプログラムにしたがって、主たる遊技動作を実行する。そして、発射ハンドルの回転操作によって遊技領域4に打ち出された遊技球が図柄始動口に入賞すると、主基板41において「抽選」を実行し、「大当たり」を生起させるか否かを決定する。また、「抽選」を実行すると略同時に、図柄表示装置の液晶画面に表示された図柄を変動させ(他の図柄と順々に入れ替わる動画を表示し)、所定時間後に停止させて新たな図柄を表示する。さらに、「抽選」において「大当たり」が生起した場合には、図柄の変動後に、予め設定された「大当たり図柄」を表示するとともに、「大当たり状態」を生起させて、大入賞装置の扉部材を所定回数だけ断続的に開放させる。なお、大入賞装置の扉部材は、「大当たり状態」生起時以外では開放しないようになっている。さらに、特定の「大当たり図柄」が表示された後には、「大当たり状態」の終了後、次の「大当たり状態」が生起するまで、「抽選」における「大当たり」の生起確率を増大させる「高確率状態」を生起させる。一方、扉部材の内部の大入賞口や各種の入賞装置に遊技球が入賞した場合には、遊技球払出装置の作動によって所定数の遊技球を賞品球として払い出す。
また、パチンコ機1は、電源投入後に図柄変動が実行される毎に、「図柄変動実行信号」をRW20に送信する。また、遊技球が遊技領域4の最下位置に設けられたアウト口を通過する毎に、「アウト球検出信号」をRW20に送信し、遊技球払出装置が賞品球を払い出す毎に、「賞品球払出信号」をRW20に送信する。さらに、「大当たり状態」が生起した場合には「大当たり生起信号」をRW20に送信し、「高確率状態」が生起した場合には「確変生起信号」をRW20に送信する。
また、RW20は、パチンコ機1から「図柄変動実行信号」、「アウト球検出信号」、「賞品球払出信号」、「大当たり生起信号」、「確変生起信号」を受信すると、それらの信号の積算受信回数を信号の種類別に「遊技情報」として所定のタイミングでRAM24の遊技情報記憶エリア247内に記憶する。また、新たな信号を受信する毎に、記憶している積算受信回数を更新する。そして、所定の時間間隔で、最新の「遊技情報」を遊技情報エリア247から取り出し、CPU22の機能によって、非入賞球の総数に関する「アウト情報」、払い出したすべての賞品球数に関する「賞球情報」、図柄の積算変動回数に「スタート情報」、「大当たり状態」の積算生起回数に関する「大当たり情報」、「高確率状態」の積算生起回数に関する「確変情報」等に換算して、情報表示器201の表示画面に表示する。また、通信ユニット30のカード挿入用スリット35に遊技者カード93が挿入された場合には、後述の処理に従って、以上のような遊技情報が遊技者カード93に書き込まれる。
加えて、RW20は、所定時間毎に、遊技情報エリア247に記憶された「遊技情報」を管理装置300に送信するようになっている。一方、RW20から「遊技情報」を受信した管理装置300は、ハードディスク装置380内に、それらの「遊技情報」をパチンコ機1の機台別に記憶する。かかる動作によって、RW20のみならず、管理装置300においても「遊技情報」の管理が可能となる。
b.不正行為の監視及び遊技情報提供動作
次に、RW20による監視場所の監視及び遊技情報の提供について、図14乃至図17を参照して説明する。RW20に電源が供給されると、CPU22において監視及び遊技情報提供の基本処理が実行される。図14は、RW基板21のCPU22で実施される基本処理のフローチャートである。図15は、基本処理の中で行われる認証処理のフローチャートである。図16は、基本処理の中で行われる遊技情報処理のフローチャートである。図17は、基本処理の中で行われる監視処理のフローチャートである。
まず、図14を参照して、基本処理について説明する。この処理は、RW20に電源が供給されると実施され、まず、認証フラグ及び各エラーフラグ等に初期値の「0」がセットされる(S1)。そして、S2〜S4の処理が繰り返し実施され、認証処理(S2)、遊技情報処理(S3)、監視処理(S4)の順で処理が行われる。尚、ここで初期値がセットされるフラグは、RAM24のフラグ記憶エリア245に記憶されており、認証フラグは、RW20が認証状態であるか否かを示すフラグである。「0」である場合には認証状態でないことを示しており、「1」である場合には認証モード中であることを示している。
また、エラーフラグは各監視場所毎に設けられており、「0」が記憶されている場合には監視タグ86との通信が正常に行われており、「1」が記憶されている場合には監視タグ86との通信が正常に行われていないことを示している。そして、監視場所1,2,3毎に応答エラーフラグ及びIDエラーフラグが設けられている。尚、応答エラーは監視アンテナ68から送信された呼出波に対して、監視タグ86が反射波を返信してこなかった場合を示し、IDエラーは反射波に含まれているIDコードが予め登録されているものと異なっている場合を示している。
次に、図15を参照して、図14のS2で実行される認証処理について説明する。認証アンテナ92は、通信ユニット30の認証アンテナ92の近傍に認証タグ94が近づけられると、認証アンテナ92と認証タグ94との間のRF送受信が可能となるように構成されている。RW20では、監視動作を行いつつ、認証アンテナ92から呼出波を短い周期で繰り返し送信している。そこで、認証アンテナ92の近傍に近づけられ、RF送受信可能となった認証タグ94は、認証アンテナ92からの呼出波を受信することになり、反射波を送信する。一方、遊技者カード93が通信ユニット30のカード挿入用スリット35に挿入されると、遊技者カード93は遊技者アンテナ91とのRF送受信が可能となる。ただし、遊技者アンテナ91と認証アンテナ92は、同じ通信ユニット30内の至近距離に設置されている都合上、遊技者が遊技者カード93をカード挿入用スリット35に挿入しようとして認証アンテナ92の近傍に遊技者カード93を近づけてしまい、遊技者カード93が認証アンテナ92からの呼出波を受信し、それに対応して反射波を返信することもあり得る。図15に示す認証処理は、このような場合も想定した処理となっている。
まず、認証アンテナ92から呼出波を送信すると(S101)、次に、反射波を受信したか否かを判断する(S102)。反射波を受信していなければ(S102:NO)、そのまま図14の基本処理に戻る。反射波を受信した場合には(S102:YES)、次に、反射波に含まれている属性情報が、認証属性であるか否かを判断する(S103)。ここで、認証タグ94が返信してくる反射波には、認証タグであることを示す「認証属性情報」と、その認証タグ94に固有の「認証タグID」が含まれている。また、遊技者カード93がが返信してくる反射波には、遊技者カードであることを示す「遊技者属性情報」と、その遊技者カード93に固有の「遊技者カードID」が含まれている。
属性情報が認証属性でない場合には(S103:NO)、認証を行なう必要がないので、そのまま図14に戻り、遊技情報処理や監視処理を実行する。属性情報が認証属性である場合には(S103:YES)、次に、含まれているIDコードが正当なものであるか否かを判断する認証処理を行なう(S104)。RW20は、監視システムSの始動時に、管理装置300から認証タグ94に関する情報を受信しており、管理装置300と同様に、認証タグ94のEEPROM923に記憶された「認証タグID」を、有効なすべての認証タグ94の番号別に、RAM24の認証ID記憶エリア241内に記憶している。認証タグ94から受信した反射波に含められた「認証タグID」が認証ID記憶エリア241内に記憶されたものであると判断した場合には(S104:YES)、「通常モード」から「認証モード」に切り替える(S105)。具体的には、モードフラグを設け、認証タグ94から受信した反射波に含められた「認証タグID」が認証ID記憶エリア241内に記憶されたものであると判断した場合には、モードフラグに「1」をセットして「認証モード」とし、その日時および「認証タグID」をRAM24の認証情報記憶エリア243に記憶するとともに、島端末100へ送信する。後述の監視処理(図17参照)で述べるように、この「認証モード」では、パチンコ機1の各タグとアンテナとが送受信不能になった場合でも異常と判断されず、異常情報の島端末100への送信や島端末100の警告ランプ108の点灯はなされない。
また、認証タグ94の認証タグ94認証アンテナ92とが通信を行い、RAM24の認証ID記憶エリア241に記憶されている「認証タグID」が反射波に含まれており、「認証モード」に切り替わった場合には、それを外からわかるように報知するために、報知ランプ32cを点灯させる(S106)。そして、図14に戻る。よって、「認証モード」となっている場合には、報知ランプ32cにより店員がそれを認識することができるので、店員は、報知ランプ32cが点灯していれば「認証モード」であるということが判り、安心してメンテナンス作業等を行うことができる。また、逆に、報知ランプ32cが点灯しておらず「通常モード」である際に、メンテナンス作業等を行ってしまい、不正行為を行ったわけでないにもかかわらず、島端末100に異常情報が送られて警報が発生してしまうことがなくなる。
一方、認証タグ94から受信した反射波に含められた「認証タグID」がRAM24の認証ID記憶エリア241内に記憶されたものでない場合には(S104:NO)、認証モードには切替えず、RAM24の認証情報記憶エリア243に認証エラー情報を記憶し(S107)、島端末100へ認証エラー情報を送信する(S108)。これを受けて、島端末100では、表示器107へのエラー表示や警告ランプ108の点灯等の報知を行なう。以上により認証処理が終了するので、図14の基本処理に戻る。
このように、認証IDコードの正当チェックを実行する前に、属性情報のチェックを実行するので、遊技者カード93が反射波を返してきたような場合には、認証エラー処理が行なわれず、遊技者を驚かせたり不愉快な思いをさせたりすることが回避できる。
次に、図16を参照して、図14のS3で実行される遊技情報処理について説明する。前述のように、遊技者カード93が通信ユニット30のカード挿入用スリット35に挿入されると、遊技者カード93は遊技者アンテナ91とのRF送受信が可能となるように構成されている。RW20では、監視動作を行いつつ、遊技者アンテナ91からも呼出波を短い周期で繰り返し送信している。
まず、遊技者アンテナ91から呼出波を送信すると(S201)、次に、反射波を受信したか否かを判断する(S202)。反射波を受信していなければ(S202:NO)、そのまま図14の基本処理に戻る。反射波を受信した場合には(S202:YES)、次に、反射波に含まれている属性情報が、遊技者属性であるか否かを判断する(S203)。ここで、遊技者カード93がが返信してくる反射波には、遊技者カードであることを示す「遊技者属性情報」と、その遊技者カード93に固有の「遊技者カードID」が含まれている。一方、認証タグ94が遊技者アンテナ91の近傍にかざされたために遊技者アンテナ91からの呼出波に反射波を返信してくる可能性もあるが、前述のように、認証タグ94が返信してくる反射波には、認証タグであることを示す「認証属性情報」と、その認証タグ94に固有の「認証タグID」が含まれている。また、その他のIDタグが反射波を返してくるような場合も想定されるが、この場合には、RW20で認識できるような属性情報は反射波に含まれていないと考えられる。
反射波に遊技者属性情報が含まれていなかった場合には(S203:NO)、そのまま図14に戻り、監視処理を実行する。反射波に遊技者属性情報が含まれていた場合には(S203:YES)、まず、遊技情報の書込中であることが外からわかるように報知するために、報知ランプ32bを点灯させる(S204)。このように報知することで、遊技者は、遊技情報の書込中は、遊技者カード93をカード挿入用スリット35から抜き差しすることがなくなり、データの破損を回避することができる。
そして、最新の「遊技情報」をRAM24の遊技情報エリア247から取り出し、CPU22の機能によって、非入賞球の総数に関する「アウト情報」、払い出したすべての賞品球数に関する「賞球情報」、図柄の積算変動回数に「スタート情報」、「大当たり状態」の積算生起回数に関する「大当たり情報」、「高確率状態」の積算生起回数に関する「確変情報」等に換算して、遊技者カード93への書き込みを実行する(S205)。そして、図14に戻り、監視処理を実行する。
次に、図17を参照して図14のS4で実行される監視処理について機枠タグ86bと機枠アンテナ68bとのRF送受信による監視を例にして、説明する。かかる不正監視プログラムにおいては、RW20は、RF回路28によって、本体枠110に取り付けられている機枠アンテナ68bを介して、パチンコ機1の機枠112に固着されている機枠タグ86bへの呼出波を送信する(S301)。機枠タグ86bは、呼出波を受けると、直ちにEEPROM863内から「識別情報」を呼び出し、その「識別情報」を含めた反射波を返信(RF送信)する。
機枠タグ86bが反射波を送信すると、RW20は、機枠アンテナ68bによって、その反射波を受信する(S302:YES)。そして、RW20は、機枠タグ86bからの反射波に含まれる「識別情報」が、RW20のRAM24の監視ID記憶エリア242に予め記憶されている「監視タグID」と一致するか否かをCPU22により判断し(S303)、記憶されたものと同一であると確認した場合には(S303:YES)、機枠タグ86bと機枠アンテナ68bとのRF送受信が正常に行われ、かつ、機枠タグ86bは正規のものである「正常な状態」ということになるので、この監視場所についての処理は終了し、次の監視場所の処理又はその他の処理へ進む。
しかしながら、S302において、呼出波を送信してから所定時間(たとえば、50ms)内に反射波を受信しなかった場合には(S302:NO)、RW20は、機枠タグ86bと機枠アンテナ68bとのRF送受信ができない「異常な状態」(エラー)であると判断される。また、S303において、RW20は、機枠タグ86bからの反射波に含まれる「識別情報」が、予めRAM24の監視ID記憶エリア242に登録されているものと一致しなかった場合にも(S303:NO)、正規のタグでないICタグが応答した「異常な状態」(エラー)であると判断される。
そこで、「異常な状態」となったことをRAM24の監視情報記憶エリア244に記憶し、警報発生のために島端末100へ情報を送信する。但し、「認証モード」中である場合には、異常情報を送信しないため、「通常モード」とは異なる処理が行われることとなる。そこで、「認証モード」であるか否かの判断が行われる(S304)。
そして、「通常モード」であり「認証モード」でない場合には(S304:NO)、登録されていない識別情報を含む反射波を受信した時刻、パチンコ機1の台番号、異常な状態となった監視場所を示すコード等を、「監視情報」として監視情報記憶エリア244に記憶する(S305)。次いで、島端末100および管理装置300に「監視情報」を送信する(S306)。そして、この監視場所についての処理は終了し、次の監視場所の処理又はその他の処理へ進む。
一方、「認証モード」である場合には(S304:YES)、登録されていない識別情報を含む反射波を受信した時刻、パチンコ機1の台番号、異常な状態となった監視場所を示すコード、「認証モード」とした「認証タグID」等を、「作業履歴情報」として監視情報記憶エリア244に記憶する(S307)。このような「作業履歴情報」は、島端末100や管理装置300には送信されない。そして、この監視場所についての処理は終了し、次の監視場所の処理又はその他の処理へ進む。尚、島端末100でのエラー表示や警告ランプ108の点灯等は行なわないようにするが、島端末100や管理装置300への「作業履歴情報」の送信は実行するようにしてもよい。
なお、「通常モード」であるか「認証モード」であるかは、フラグやコードなどを用いて管理する。たとえば、「通常モード」では「0」、「認証モード」では「1」とするモードフラグを使用する。このモードフラグは、後に正規の認証タグ94を認識すると「1」とされ、「認証モード」終了のタイミングとなると「0」とされる。
なお、フローチャートには記載しないが、フラグなどを用いて「異常な状態」であるか、正常な状態であるかを記録しておき、「監視情報」のRAM24の監視情報記憶エリア244への記憶(S305)や島端末100および管理装置300への「監視情報」の送信(S306)、「作業履歴情報」のRAM24の監視情報記憶エリア244への記憶(S307)は、「異常な状態」から引き続いて「異常な状態」を検出した場合には、行わないようにする。また、「異常な状態」から「正常な状態」へと復帰した場合には(S302:YES,S303:YES)、正常な状態へと復帰した時刻や、「異常な状態」であった時間を、「監視情報」としてRAM24の監視情報記憶エリア244に記憶したり、島端末100および管理装置300へ送信したりしてもよい。
また、RW20は、本体枠110の開閉状態の監視動作と同様に、前面枠タグ86cと前面枠アンテナ68cとの間におけるRF送受信を利用して前面枠111の不正開放に対する監視動作を実行し、カシメタグ86aとカシメアンテナ68aとの間におけるRF送受信を利用してパチンコ機1の主基板ケース81の監視動作をも実行する。そして、RF送受信において「異常な状態」(エラー)を検知した場合には、上述した「監視情報」をRAM24の認証ID記憶エリア241に記憶する。
このようにRW20は、パチンコ機1の各監視場所の監視動作を、短時間(約数十ms)の周期で24時間繰り返し実行し、ICタグと繰り返しRF送受信(無線通信)を行っている。そして、機枠タグ86bと機枠アンテナ68bとは、間隔が約3mm以内となっている場合にのみRF送受信ができるように設定されている。したがって、ほんの少しの時間、わずかな隙間だけ本体枠110や前面枠111、主基板ケース81を開放したとしても、ICタグとのRF送受信は断たれるので「異常な状態」(エラー)となり、その不正行為を検知することができる。
なお、島端末100は「監視情報」を受信すると、表示器107に所定のメッセージを表示するとともに、警報ランプ108を所定の態様で発光させる。かかる警報ランプ108の発光によって、パチンコホールの店員の注意が促されることになる。
なお、上記実施の形態において、図17のS302及びS303で反射波の受信及び識別情報の判断処理を実行するRW20のCPU22が本発明の監視判断手段として機能する。また、図15のS104で認証IDの正当判断処理を実行するRW20のCPU22が本発明の認証手段として機能する。さらに、図15のS105で認証モードに移行させるRW20のCPU22が本発明の認証制御手段として機能する。また、図15のS107で認証エラー情報を記憶し、S108で認証エラー情報を送信するRW20のCPU22が本発明の認証エラー処理手段として機能する。また、図15のS103及び図16のS203で属性情報の判断処理を実行するRW20のCPU22が本発明の属性判断手段として機能する。また、図16のS205の遊技情報書込処理を実行するRW20のCPU22が本発明の本発明の遊技情報書込手段として機能する。
(10)実施の形態の効果
監視システムSは、上記の如く、ICタグとアンテナとが各パチンコ機1に搭載されているとともに、各パチンコ機に固有の監視装置であるRW20が設置されているため、パチンコ機1に対する不正行為の有無を効果的に監視することができる。また、監視システムSによれば、パチンコ機1の作動を停止させることなく、RW20の設置作業やメンテナンス作業を行うことができる。
さらに、監視システムSは、各パチンコ機1が機枠112に本体枠110を開閉自在に設けたものであり、それらの本体枠110に機枠アンテナ68bが設置されているとともに機枠112に機枠タグ86bが設置されており、本体枠110が開放されると、機枠タグ86bと機枠アンテナ68bとが無線通信可能な距離を超えて離反するため、各パチンコ機1の本体枠110が開放された状態で行われる不正行為を集中的に効率良く監視することができる。
加えて、監視システムSは、パチンコ機1の作動を制御する主基板41がカバーである上蓋部81aおよび下蓋部81cに覆われた状態で各パチンコ機1に設置されており、その上蓋部81aおよび下蓋部81cが取り外された場合には、各パチンコ機1に搭載されたカシメタグ86aとカシメアンテナ68aとが無線可能な距離を超えて離反するため、各パチンコ機1の主基板41に対して行われる不正行為を集中的に効率良く監視することができる。
さらに、監視システムSは、認証アンテナ92が通信ユニット30に内蔵されており、認証タグ94が所定の距離内に配置された場合にのみ、その認証タグ94と無線通信を実行してRW20による監視状態を「通常モード」から「認証モード」へシフトさせるための認証を行なう。パチンコホールの店員は、認証アンテナ92を利用して、パチンコ機1に設置されたICタグとアンテナとによる監視状態を認証モードに切り替えて、パチンコ機1のメンテナンス作業を実行することができる。
また、監視システムSでは、遊技者カード93に遊技情報の書込が可能であり、遊技者カード93を挿入可能な通信ユニット30は遊技者に便宜のよいパチンコ機1の全面に設置されている。ここで、認証アンテナ92と遊技情報書込のための遊技者アンテナ91の両方が通信ユニット30内に設置されていることから、遊技者が遊技者カード93を認証アンテナ92に近づけた結果、認証アンテナ92からの呼出波に遊技者カード93が反射波を返したり、逆に認証タグ94を近づけた際に遊技者アンテナ91からの呼出波に認証タグ94が反射波を返したりすることが考えられるが、遊技者カード93と認証タグ94とは、それぞれの属性を識別するための属性情報を記憶しており、RW20は、認証や遊技情報の書込を実行する前に属性情報を確認するので、遊技者が意図せず認証エラーを引き起こしたり、認証タグ94に対してRW20が遊技情報の書込を行なおうと試行するような事態が回避できる。
(11)変形例の説明
なお、本発明の監視システムの構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、遊技機、RW、中継タグ、認証用アンテナ、ICタグ、アンテナ、島端末、管理装置等の形状・構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、監視システムは、パチンコ機の機枠、ガラス枠、主基板ケースにICタグとアンテナとを設けたものに限定されず、大入賞装置の扉部材等の部位にICタグとアンテナとを設けたものでも良い。また、監視システムは、監視情報を島端末や管理装置に送信するものに限定されず、インターネット等の回線を通じてパチンコホールの外部に監視履歴情報を送信するもの等でも良い。
また、監視システムは、パチンコ機の主基板と監視装置と島端末と管理装置とを有線によって接続したものに限定されず、それらの装置を無線によって接続したものに変更することも可能である。さらに、監視システムは、監視装置を介してパチンコ機の主基板と島端末あるいは管理装置とを接続したものに限定されず、パチンコ機の主基板を直接に島端末あるいは管理装置と接続したものに変更することも可能である。加えて、監視システムは、必ずしも島端末を有するものに限定されず、パチンコ機の主基板、監視装置、および管理装置のみを接続したものでも良い。
一方、RWは、パチンコホールの営業時間中に設置台から電源供給を受けるものに限定されず、常時、内蔵したバックアップ電源や外部のバックアップ電源から電源供給を受けるもの等でも良い。また、内蔵されたバッテリーがパチンコホールの営業時間中に蓄えた電力によってパチンコホールの営業時間外に作動するものに限定されず、常時(24時間)設置台から電源供給されるものに変更することも可能である。さらに、RWは、消失時刻や復帰時刻等の監視履歴情報をRAMに記憶するものに限定されず、ハードディスクや光ディスク等の媒体に記憶するもの等でも良い。また、遊技情報も、RAMに記憶されるものに限定されず、EEPROM等のRAMとは異なる記憶手段に記憶するようにしてもよい。
加えて、遊技機の各部位に設けるICタグは、上記実施形態の如く、小型で扁平な長方形状のものに限定されず、コイン型やスティック型等の別の形状を有するものでも良い。また、上記実施形態の如く、電磁誘導方式によってアンテナと信号の送受信を行うものに限定されず、電磁結合方式、マイクロ波方式、光方式等の別の方法によって、アンテナと信号の送受信を行うものに変更することができる。さらに、ICタグやアンテナの取付方法は、所定の部材や装置に接着する方法に限定されず、所定の部材や装置に一体的にモールディングする方法等の別の方法を採用することができる。加えて、ICタグやアンテナを、所定の場所から剥がすと機能しなくなるように構成することも可能である。さらに、ICタグは、アンテナからの呼出波を受信すると、予め登録されている識別情報を含む反射波を返信する動作のみを実行するものに限定されず、アンテナからの呼出波にのせて送信されてきた特定のデータを記憶手段に記憶するものに変更することも可能である。
なお、本発明の監視システムは、上記実施形態の如くパチンコ機を監視するものに限定されず、スロットマシーン、スロットマシーン型パチンコ機等の他の遊技機を監視するものに変更することも可能である。
本実施の形態の監視システムSを示す構成図である。 監視システムSを導入したパチンコホール場内の外観を示す説明図である。 パチンコ機1の前面枠111及び本体枠110を開いた状態をパチンコ機1の前面から見た斜視図である。 パチンコ機1の背面図である。 主基板ケース81の斜視図である。 遊技島200の表側に設置された通信ユニット30の外観図である。 監視タグ86の電気的回路構成を示すブロック図である。 遊技者カード93の電気的構成を示すブロック図である。 認証タグ94の電気的構成を示すブロック図である。 パチンコ機1及びパチンコ機1に接続したRW20の電気的構成を示すブロック図である。 RW20のRAM24の概念図である。 島端末100の電気的構成を示すブロック図である。 管理装置300の電気的構成を示すブロック図である。 RW基板21のCPU22で実施される基本処理のフローチャートである。 基本処理の中で行われる認証処理のフローチャートである。 基本処理の中で行われる遊技情報処理のフローチャートである。 基本処理の中で行われる監視処理のフローチャートである。
符号の説明
1 パチンコ機
4 遊技領域
20 RW
22 CPU
21 RW基板
24 RAM
25 EEPROM
26 RF回路
28 RF回路
30 通信ユニット
32b 報知ランプ
32c 報知ランプ
35 カード挿入用スリット
41 主基板
51 CPU
68 監視アンテナ
68a カシメアンテナ
68b 機枠アンテナ
68c 前面枠アンテナ
81 主基板ケース
81a 上蓋部
81c 下蓋部
82 払出制御基板ケース
86 監視タグ
86a カシメタグ
86b 機枠タグ
86c 前面枠タグ
91 遊技者アンテナ
92 認証アンテナ
93 遊技者カード
94 認証タグ
100 島端末
107 表示器
108 警告ランプ
110 本体枠
111 前面枠
112 機枠
241 認証ID記憶エリア
242 監視ID記憶エリア
243 認証情報記憶エリア
244 監視情報記憶エリア
247 遊技情報記憶エリア
300 管理装置
310 CPU
380 ハードディスク装置
381 監視情報記憶エリア
383 プログラム記憶エリア
384 情報記憶エリア
863 EEPROM
S 監視システム

Claims (7)

  1. 遊技機に設けられ、識別情報を記憶したICタグからなる監視タグと、
    当該監視タグの近傍に設けられ、当該監視タグと非接触通信を行なう監視アンテナと、
    当該監視アンテナに接続し、前記監視タグ及び前記監視アンテナ間の通信状態により遊技機を監視する監視装置と、
    識別情報を記憶したICタグからなる認証タグと、
    前記監視装置に接続し、当該認証タグと通信を行なう認証アンテナと、
    識別情報を記憶し、遊技者の遊技情報を格納可能なICタグからなる遊技者タグと、
    前記監視装置に接続し、当該遊技者タグと通信を行なう遊技者アンテナとを備え、
    前記監視装置は、
    前記監視タグの識別情報を記憶した監視識別情報記憶手段と、
    前記認証タグの識別情報を記憶した認証識別情報記憶手段と、
    前記監視タグを前記監視アンテナを介して呼び出す呼出波、前記認証タグを前記認証アンテナを介して呼び出す呼出波、又は前記遊技者タグを前記遊技者アンテナを介して呼び出す呼出波の少なくともいずれかを送信する呼出波送信手段と、
    前記監視タグ、前記認証タグ、前記遊技者タグから返送される反射波を、前記監視アンテナ、前記認証アンテナ、もしくは前記遊技者アンテナを介して受信する反射波受信手段と、
    前記呼出波送信手段が前記監視タグへ前記呼出波を送信した後、所定時間内に前記反射波受信手段が前記反射波を受信し、かつ、前記反射波に含まれる識別情報が前記監視識別情報記憶手段に記憶されているいずれかの識別情報と一致する場合に、正常と判断する監視判断手段と、
    前記反射波に含まれる識別情報が前記認証識別情報記憶手段に記憶されているいずれかの識別情報と一致するか否かを判断し、一致した場合には前記反射波を返送してきた前記認証タグを正当であると認証する認証手段と、
    前記認証手段により前記認証タグが認証された場合に、前記監視装置を認証状態とする認証制御手段と、
    前記認証制御手段により認証状態とされた場合に、前記監視装置を制御する監視制御手段と、
    前記認証手段により、前記反射波を返送してきた前記認証タグが認証されなかった場合には、認証エラー処理を実行する認証エラー処理手段とを備えたことを特徴とする監視システム。
  2. 前記認証タグは、認証属性の属性情報を記憶し、
    前記遊技者タグは、遊技者属性の属性情報を記憶し、
    前記監視装置は、
    前記反射波に含まれる属性情報が認証属性又は遊技者属性のいずれに該当するかを判断する属性判断手段を備え、
    前記認証手段は、当該属性判断手段により認証属性に該当すると判断された場合にのみ、識別情報が一致するか否かの判断を実行することを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記監視装置は、
    前記遊技者タグへ遊技情報を書き込む遊技情報書込手段を備え、
    当該遊技情報書込手段は、前記属性判断手段により遊技者属性と判断された場合に遊技者タグへの遊技情報の書込を行なうことを特徴とする請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記監視装置は、
    前記監視判断手段による監視結果や前記認証手段による認証結果を外部に報知する報知手段を備え、
    前記認証エラー処理手段は、前記認証手段により認証されなかった場合に、当該報知手段に認証エラーを報知させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の監視システム。
  5. 前記監視装置は、
    前記認証手段の認証結果を記憶する認証記憶手段を備え、
    前記認証エラー処理手段は、前記認証手段により認証されなかった場合に、当該認証記憶手段に認証エラーを記憶させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の監視システム。
  6. 前記監視制御手段は、前記監視装置が前記認証状態の場合には、前記監視判断手段による監視処理を実行しないように制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の監視システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の監視システムにより監視される遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016101357A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 京楽産業.株式会社 遊技機

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