JP2006108783A - Ip電話装置 - Google Patents

Ip電話装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006108783A
JP2006108783A JP2004288953A JP2004288953A JP2006108783A JP 2006108783 A JP2006108783 A JP 2006108783A JP 2004288953 A JP2004288953 A JP 2004288953A JP 2004288953 A JP2004288953 A JP 2004288953A JP 2006108783 A JP2006108783 A JP 2006108783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone
user
hold
network
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004288953A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomozo Ohara
朋三 大原
Katsuhiko Onozuka
勝彦 小野塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saxa Inc
Original Assignee
Saxa Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saxa Inc filed Critical Saxa Inc
Priority to JP2004288953A priority Critical patent/JP2006108783A/ja
Publication of JP2006108783A publication Critical patent/JP2006108783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】保留時に被保留側装置から保留音が送出されないことに起因する被保留側装置の利用者の違和感を解消する。
【解決手段】IP網を介して相手先と通話中の保留時に、その相手先がこのボタン電話装置1Aとシステム間接続されているボタン電話装置1Bの利用者のような身内の利用者の場合にはその相手装置には保留音を送出しない一方、相手先が顧客等の特定の利用者の場合や一般の利用者の場合は、それぞれIP網を介してその相手装置に保留メロディや間欠トーンを送出する。これにより、保留時には被保留側装置からは保留音は送出されないという事情を認識している身内の利用者に対しては保留音が送出されず、前記のような事情を認識していない一般の利用者や特定の利用者には保留音が送出され、その結果、保留時に被保留側装置から保留音が送出されないことに起因する利用者の違和感を解消できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、保留時に保留音の送出の制御を行うIP電話装置に関する。
この種のIP電話装置が適用されるシステムとして、特開2002−209025号公報に開示されている保留音送出システムがある。
この保留音送出システムは、IP網のトラフィック量を増大させることなく、保留音を送出可能にしたシステムであり、IP網上に、複数のIP電話機と、保留音源と、制御装置とを備え、制御装置には、IP電話機のIPアドレスとIP網のトラフィックの空き時刻とを含む情報を記憶するメモリと、時計とを備えている。
ここで、制御装置は、IP網のトラフィックの空き時刻かつIP電話機の空き状態のときにIP電話機及び保留音源に対し、IPアドレス情報を含む保留音録音開始指示を送信する。保留音録音開始指示を受信した保留音源ではIPアドレス情報に対応づけて記録した所定の保留音データをIP電話機に送信しそのIP電話機のメモリに記憶する。このIP電話機では対話しているIP電話機からの保留状態制御信号にしたがい、自身のメモリに記憶しているその保留音データに応じた保留音を自身のIP電話機から送出する。
これにより、保留音送出時には保留音データである音声パケットを逐一IP網を介して相手のIP電話機に送出してその相手IP電話機に保留音を送出させるようなことを排除できることから、IP網のトラフィック量の増加を抑制でき、したがって、IP網の帯域の有効利用を図ることができる(特許文献1参照)。
特開2002−209025号公報
このように従来の保留音送出システムは、IP網におけるトラフィック量の増加を抑制できるものであるが、保留操作を行ったIP電話機から相手IP電話機へ保留状態制御信号を送信しても、その相手IP電話機がその保留状態制御信号を受け付けないようなIP電話機の場合は保留音が送出されずに無音となることから、こうしたIP電話機を利用する利用者は保留されたか否かを認識することができず違和感を抱くという問題があった。
したがって、本発明は、保留時に被保留側装置から保留音が送出されないことに起因する被保留側装置の利用者の違和感を解消することを目的とする。
このような課題を解決するために本発明は、IP網に接続されIP網を介する通話が可能なIP電話装置において、IP網を介した相手先との通話中に保留操作を検出する検出手段と、検出手段により保留操作が検出されると相手先のIP電話装置(被保留側装置)を利用する利用者の属性に応じてこの相手先IP電話装置に対する保留音の送出を制御する制御手段とを備えたものである。
この場合、相手先のIP電話装置の電話番号と前記利用者の属性情報とが対に記憶される記憶部を設け、制御手段は、記憶部の記憶情報に基づいて相手先IP電話装置への保留音の送出を制御するものである。
ここで、制御手段は、電話番号に対応して、例えば或る会社の本社に設置された本IP電話装置がその会社の工場に設置された相手先IP電話装置とシステム間接続されているという情報(すなわち、相手先IP電話装置の利用者が身内の利用者であることを示す情報)が前記属性情報として前記記憶部に記憶されている場合は相手先IP電話装置には保留音を送出しない。
また、制御手段は、電話番号に対応して前記利用者が顧客を含む特定の利用者であることを示す情報が前記属性情報として前記記憶部に記憶されている場合は、保留音として、保留メロディまたは保留間欠音を相手先IP電話装置に送出する。
また、制御手段は、相手先の利用者が利用するIP電話装置の電話番号が記憶部に記憶されていない場合は、保留音として、保留間欠音または保留メロディを相手先IP電話装置に送出する。
本発明によれば、保留操作が検出されると相手先のIP電話装置を利用する利用者の属性に応じてこの相手先IP電話装置に対する保留音の送出を制御する。これにより、保留時に被保留側装置から保留音を送出することができ、したがって、保留時に被保留側装置から保留音が送出されないことに起因する被保留側装置の利用者の違和感を解消できる。
また、保留時には被保留側装置から保留音は送出されないという事情を認識している身内の利用者に対しては保留音を送出せずに、前記のような事情を認識していない一般の利用者や特定の利用者に対しては保留音を送出することもでき、この結果、保留時に被保留側装置から保留音が送出されないことに起因する被保留側装置の利用者の違和感を同様に解消できる。なお、保留時に被保留側装置に保留間欠音を送出したり、また、保留音を送出しない場合(身内の利用者の場合)もあるため、IP網の帯域を他の用途に有効活用できる。
図1は、本発明に係るIP電話装置を適用したIP電話システムの構成を示すブロック図である。図1において、IP網2には、IP電話装置としてのボタン電話装置1A,1Bがそれぞれ回線3,4を介して接続されている。また、IP網2には、IP電話装置としてのIP電話端末5が回線5を介して接続されている。
各ボタン電話装置1A,1Bは同様構成であり、それぞれ図2(a)に示すように、主装置10と、主装置10に収容される複数のボタン電話機(以下、子機という)20A〜20Nとから構成される。主装置10には外線I/F11と、内線I/F12と、通話路であるスイッチ13と、制御部14と、記憶部15と、保留時にIP網2側へ送出される保留音の音源16と、保留時に子機20A〜20N側に送出される保留音の音源17とが設けられている。
一方、IP網2に接続されるIP電話端末5には、図2(b)に示すように、通信部51と、音声処理部52と、送受話器53と、表示部54と、端末制御部55と、操作部56と、記憶部57とが設けられている。
以上のように構成されたIP電話システムの動作を、図1のシステム構成図、図2(a)のボタン電話装置1A,1Bのブロック図及び図2(b)のIP電話端末5のブロック図に基づいて説明する。
ボタン電話装置1Aの子機20Aの利用者がボタン電話装置1B側へ発信するために、オフフックしボタン電話装置1Bの電話番号を操作すると、その操作情報は主装置10の内線I/F12に送信され制御部14で受信される。この場合、制御部14はその操作情報を外線I/F11に送って、外線I/F11からその電話番号を送出させる。この電話番号はIP網2に送られIP網2で対応のIPアドレスに変換される結果、IP網2からそのIPアドレスに該当するボタン電話装置1Bに着信が報知されることになり、ボタン電話装置1B内の子機20が着信鳴動する。
ここで、着信鳴動しているボタン電話装置1B内の例えば子機20Nの利用者がその着信に応答するためにオフフック操作すると、ボタン電話装置1Bの制御部14は内線I/F12を介してそのオフフック情報を受信する。この場合、制御部14はスイッチ13を制御してその子機20Nを内線I/F12,スイッチ13及び外線I/F11を介して回線4に接続するとともに、外線I/F11を介して着信応答情報をIP網2側へ送信する。これにより、ボタン電話装置1Bの子機20NはIP網2を介してボタン電話装置1Aと接続されるとともに、このとき、ボタン電話装置1Aの制御部14がスイッチ13を制御することにより、発信側の電話機であるボタン電話装置1Aの子機20Aが内線I/F12,スイッチ13及び外線I/F11を介して回線3に接続される。
この結果、ボタン電話装置1Aの子機20Aとボタン電話装置1Bの子機20Nとの間で、ボタン電話装置1Aの内線I/F12,スイッチ13,外線I/F11,外線2A,IP網2,回線4,子機1Bの外線I/F11,スイッチ13,内線I/F12を経由するパスが形成され、子機20Aの利用者と子機20Nの利用者との間でその形成されたパスを介して通話が開始される。
また、ボタン電話装置1Aの子機20Aの利用者がIP電話端末5へ発信するために、オフフックしIP電話端末5の電話番号を操作すると、その操作情報は同様に主装置10の内線I/F12に送信され制御部14で受信される。この場合、制御部14はその操作情報を外線I/F11に送って、外線I/F11からその電話番号を送出させる。この電話番号はIP網2に送られIP網2で対応のIPアドレスに変換される結果、IP網2からそのIPアドレスに該当するIP電話端末5に着信が報知され、IP電話端末5が着信鳴動する。
そして、着信鳴動しているIP電話端末5の利用者がその着信に応答するためにオフフックすると、IP電話端末5の端末制御部55はこれを検出して通信部51から着信応答情報をIP網2側へ送信する。これにより、IP電話端末5はIP網2を介してボタン電話装置1Aと接続されるとともに、このとき、ボタン電話装置1Aの制御部14がスイッチ13を制御することにより、発信側の電話機であるボタン電話装置1Aの子機20Aが内線I/F12,スイッチ13及び外線I/F11を介して回線3に接続される。
この結果、ボタン電話装置1Aの子機20AとIP電話端末5との間で、ボタン電話装置1Aの内線I/F12,スイッチ13,外線I/F11,外線2A,IP網2,回線5,IP電話端末5の通信部51,音声処理部52,送受話器53を経由するパスが形成され、子機20Aの利用者とIP電話端末5の利用者との間でその形成されたパスを介して通話が開始される。
こうしたボタン電話装置1Aの子機20Aの利用者の、ボタン電話装置1Bの子機20Nの利用者との間の通話中、または、IP電話端末5の利用者との通話中に子機20Aの利用者による保留操作が行われると、ボタン電話装置1Aの制御部14は内線I/F12を介してこの子機2Aから送信される保留操作情報を受信する。この場合、制御部14は、スイッチ13を制御し、ボタン電話装置1Aの外線I/F11と内線I/F12間の接続パスを切断するとともに、保留音源17をスイッチ13及び内線I/F12を介してボタン電話装置1Aの子機20Aに接続し、かつ保留音源17を駆動して保留メロディを子機20Aから送出させる。
また、このとき、ボタン電話装置1Aの制御部14は、通話相手先であるボタン電話装置1Bの子機20N、または、通話相手先であるIP電話端末5に対して保留音を送出すべきか否かを記憶部15の記憶情報に基づいて判断する。
ここで、通話相手先がボタン電話装置1Bの子機20Nであり、このとき、記憶部15の記憶情報として、通話相手装置であるボタン電話装置1Bがボタン電話装置1Aと“システム間接続”されているという情報(即ち、或る会社の本社に設置されているボタン電話装置1Aとその会社の工場に設置されているボタン電話装置1BとがIP網2のホットラインを介して接続されているという情報)が記憶されている場合は、ボタン電話装置1Aの制御部14は、この通話相手先はボタン電話装置1Bの利用者(即ち、工場の利用者)でありボタン電話装置1Aの利用者(即ち、本社の利用者)にとっては身内であると判断して、その通話相手先であるボタン電話装置1Bの子機20N側に対しては保留音を送出しないように制御する。
ここで、互いに身内であるボタン電話装置1A,1Bの各利用者は、ボタン電話装置1A,1Bがシステム間接続されているときの保留時には被保留側装置からは保留音が送出されないことを事前に認識しているため、保留音が送出されなくても違和感を抱かない。
一方、通話相手先がIP電話端末5であり、このとき、記憶部15の記憶情報として、そのIP電話端末5は顧客などの特別な利用者が使用する端末の旨の情報が記憶されている場合は、ボタン電話装置1Aの制御部14は、スイッチ13を制御して、保留音源16を外線I/F11を介して回線3に接続し、かつ保留音源16を駆動して保留メロディをスイッチ13,外線I/F11,回線3を介してIP網2側へ送出させる。この保留メロディはIP網2を介してIP電話端末5に送られ、さらにIP電話端末5の通信部51,音声処理部52を介して送受話器53に送出され、IP電話端末5の利用者により聴取される。これにより、IP電話端末5の利用者は保留されたことを認識する。
さらに、通話相手先がIP電話端末5であって、このとき、そのIP電話端末5は顧客などの特別な利用者ではなく一般の利用者が使用する端末であることが判断される場合は、ボタン電話装置1Aの制御部14は、同様にスイッチ13を制御して、保留音源16を外線I/F11を介して回線3に接続するとともに、この場合は保留音源16から間欠音(間欠トーン)を出力させ、スイッチ13,外線I/F11,回線3を介してIP網2側へ送出させる。この間欠音はIP網2を介してIP電話端末5に送られ、さらにIP電話端末5の通信部51,音声処理部52を介して送受話器53に送出され、IP電話端末5の利用者により聴取される。これにより、IP電話端末5の利用者は保留されたことを認識する。
図3は、ボタン電話装置1Aの記憶部15の記憶状況を示す図である。
記憶部15には、相手先のIP電話装置の電話番号と、そのIP電話装置を利用する利用者の属性を表す情報が相手先情報として対に記憶されている。ここで、記憶部15に記憶された例えば電話番号「AAA−BBBB」は、ボタン電話装置1Bの電話番号である。そしてこの電話番号に対応して、このボタン電話装置1Bが本ボタン電話装置1Aとシステム間接続されているという情報(即ち、システム間接続情報)が相手先情報として対に記憶されている。
このシステム間接続情報は、前述したように例えば、或る会社の本社に設置されているボタン電話装置1Aとその会社の工場に設置されているボタン電話装置1Bとがシステム間接続されているという情報であり、ボタン電話装置1Aの利用者(即ち、本社の利用者)にとっては、ボタン電話装置1Bの利用者(即ち、工場の利用者)は身内であることから、身内という利用者の属性情報を表すものである。
なお、図3にはシステム間接続を行うための電話番号として電話番号「AAA−BBBB」が示されているが、4桁の番号「BBBB」はボタン電話装置1Bに収容された子機の内線番号であることから、3桁の番号「AAA」のみを記憶するようにしても良い。この場合、3桁の番号「AAA」(例えば「001」)がボタン電話装置1Aの子機の利用者により操作されると、ボタン電話装置1Aの制御部14はこの操作を、記憶部15の記憶情報に基づき、ボタン電話装置1Bと“システム間接続”を行うための発信操作であると認識する。そして、この3桁の番号「AAA」が発信された後、ボタン電話装置1Aの前記子機の利用者により、引き続いて、所望の内線番号がダイヤル操作され発信されることにより、ボタン電話装置1Bに収容された前記内線番号に対応する子機への呼出を行うことができる。
また、ボタン電話装置1Aの子機の或る外線キーを、“システム間接続”を行うため操作キーとして割り当てることもできる。この場合、当該子機の利用者によりその外線キーが操作されると、ボタン電話装置1Aの制御部14はこの操作を、ボタン電話装置1Bと“システム間接続”を行うための発信操作であると認識し、記憶部15に記憶されている前記の番号「AAA」を発信する。続いて、ボタン電話装置1Aの前記子機の利用者により所望の内線番号がダイヤル操作されると、その内線番号が発信されることにより、ボタン電話装置1Bに収容された前記内線番号に対応する子機への呼出が行われる。
なお、記憶部15に記憶された図3に示す例えば電話番号「DDD−EEEE−FFFF」と「GGG−HHHH−IIII」は、顧客などの特定の利用者が用いる電話装置の電話番号であって、この電話番号に対応して、その電話装置の利用者は前記特定の利用者であるという利用者属性情報が相手先情報として対に記憶されている。
図4は、ボタン電話装置1の制御部14の保留時の処理動作を示すフローチャートである。図3及び図4に基づいて本発明の要部動作について説明する。
ボタン電話装置1Aの子機20Aの利用者による、ボタン電話装置1Bの子機20Nの利用者との間の通話中、または、IP電話端末5の利用者との通話中に子機20Aの利用者による保留操作が行われると、ボタン電話装置1Aの制御部14により図4のフローチャートに示す保留処理が行われる。
この場合、制御部14は、スイッチ13を制御し、ボタン電話装置1Aの外線I/F11と内線I/F12間の接続パスを切断するとともに、保留音源17をスイッチ13及び内線I/F12を介してボタン電話装置1Aの子機20Aに接続し、かつ保留音源17を駆動して保留メロディを保留端末である子機20Aから送出させる(図4のステップS1)。
また、このとき、ボタン電話装置1Aの制御部14は、通話相手先であるボタン電話装置1Bの子機20N、または、IP電話端末5に対して保留音を送出すべきか否かを記憶部15の記憶情報に基づいて判断する。
ここで、通話相手先がボタン電話装置1Bの子機20Nであり、このとき、記憶部15の記憶情報として、図3に示すように、通話相手装置であるボタン電話装置1Bの電話番号「AAA−BBBB」と、この電話番号に対応して前述のシステム間接続情報が記憶されている場合(図4のステップS2でYESの場合)、又は発信時に番号「AAA」がダイヤル操作されて発信されることにより、ボタン電話装置1Bとシステム間接続されていると認識している場合、或いは発信時に外線キーが操作されその外線キーに割り当てられている番号「AAA」が発信されることにより、ボタン電話装置1Bとシステム間接続されていると認識している場合は、ボタン電話装置1Aの制御部14は、通話相手先であるボタン電話装置1Bの子機20N側に対しては保留音を送出しないように制御する(図4のステップS3)。
この場合、ボタン電話装置1A,1Bの各利用者は、ボタン電話装置1A,1Bがシステム間接続されているときの保留時には被保留側装置から保留音は送出されないことを事前に認識しているため、保留音が送出されなくても違和感を抱かない。また、この場合、保留音がIP網2を介して被保留側装置に送出されないため、IP網2の帯域を他の用途に有効利用できる。
こうしたボタン電話装置1Aの子機20Aの操作による保留中に、この子機20Aの利用者により保留解除操作が行われ、ボタン電話装置1Aの制御部14が、この保留解除操作情報を受信すると(図4のステップS4のYES)、制御部14は保留音源17の駆動を停止し子機20Aへの保留メロディの送出を停止する(図4のステップS5)とともに、スイッチ13を制御して、内線I/F12を介する保留音源17と子機20間の接続を切断し、かつボタン電話装置1Aの外線I/F11と内線I/F12間のパスを再接続することにより、ボタン電話装置1Aの子機20Aとボタン電話装置1Bの子機20Nとのパスを再形成することにより、ボタン電話装置1Aの子機20Aの利用者とボタン電話装置1Bの子機20Nの利用者との間で通話を再開させる。
一方、ボタン電話装置1Aの子機20Aの利用者の保留操作時にその通話相手先がIP電話端末5の利用者であり、このとき、記憶部15の記憶情報として、図3に示すようにそのIP電話端末5の電話番号「DDD−EEEE−FFFF」と、この電話番号に対応して前述の特定利用者情報とが記憶されている場合(図4のステップS6でYESの場合)は、ボタン電話装置1Aの制御部14は、スイッチ13を制御して、保留音源16を外線I/F11を介して回線3に接続し、かつ保留音源16を駆動して保留メロディをスイッチ13,外線I/F11,回線3を介してIP網2側へ送出させる(図4のステップS7)。この保留メロディはIP網2を介してIP電話端末5に送られ、さらにIP電話端末5の通信部51,音声処理部52を介して送受話器53に送出され、IP電話端末5の利用者により聴取される。これにより、IP電話端末5の利用者は保留されたことを認識する。
こうしたボタン電話装置1Aの子機20Aの操作による保留中に、この子機20Aの利用者により保留解除操作が行われ、ボタン電話装置1Aの制御部14が、この保留解除操作情報を受信すると(図4のステップS8のYES)、制御部14は保留音源16の駆動を停止し、IP電話端末5側への保留メロディの送出を停止する(図4のステップS9)。また、制御部14は保留音源17の駆動を停止し子機20Aへの保留メロディの送出を停止する(図4のステップS5)。さらに、制御部14は、スイッチ13を制御して、内線I/F12を介する保留音源17と子機20間の接続を切断し、かつ外線I/Fを介する保留音源16と回線3間の接続を切断とするとともに、ボタン電話装置1Aの外線I/F11と内線I/F12間のパスを再接続することにより、ボタン電話装置1Aの子機20AとIP電話端末5との間パスを再形成することにより、ボタン電話装置1Aの子機20Aの利用者とIP電話端末5の利用者との間で通話を再開させる。
さらに、ボタン電話装置1Aの子機20Aの利用者の保留操作時にその通話相手先がIP電話端末5の利用者であって、このとき、記憶部15に、そのIP電話端末5の電話番号が記憶されていない場合は、その電話端末5の利用者は顧客などの特別な利用者ではなく一般利用者であると判断し、こうした場合(図4のステップS6でNOの場合)は、ボタン電話装置1Aの制御部14は、同様にスイッチ13を制御して、保留音源16を外線I/F11を介して回線3に接続するとともに、この場合は保留音源16から間欠音(間欠トーン)を出力させ、スイッチ13,外線I/F11,回線3を介してIP網2側へ送出させる(図4のステップS10)。この間欠音はIP網2を介してIP電話端末5に送られ、さらにIP電話端末5の通信部51,音声処理部52を介して送受話器53に送出され、IP電話端末5の利用者により聴取される。これにより、IP電話端末5の利用者は保留されたことを認識する。なお、この場合、保留メロディよりデータ量の少ない保留間欠トーンが保留音データとしてIP網2を介して被保留側装置に送出されるため、IP網2の帯域がデータ量の多い保留メロディデータで使用されることがなく、したがって、IP網2の帯域を他の用途に有効利用できる。
こうしたボタン電話装置1Aの子機20Aの操作による保留中に、この子機20Aの利用者により保留解除操作が行われ、ボタン電話装置1Aの制御部14が、この保留解除操作情報を受信すると(図4のステップS11のYES)、制御部14は保留音源16の駆動を停止し、IP電話端末5側への保留メロディの送出を停止する(図4のステップS12)。また、制御部14は保留音源17の駆動を停止し子機20Aへの保留メロディの送出を停止する(図4のステップS5)。さらに、制御部14は、スイッチ13を制御して、内線I/F12を介する保留音源17と子機20間の接続を切断し、かつ外線I/Fを介する保留音源16と回線3間の接続を切断とするとともに、ボタン電話装置1Aの外線I/F11と内線I/F12間のパスを再接続することにより、ボタン電話装置1Aの子機20AとIP電話端末5との間パスを再形成することにより、ボタン電話装置1Aの子機20Aの利用者とIP電話端末5の利用者との間で通話を再開させる。
このように、本実施の形態では、IP網2を介して相手先と通話中の保留時に、その相手先がこのボタン電話装置1Aとシステム間接続されているボタン電話装置1Bの利用者のような身内の利用者の場合にはその相手先装置には保留音を送出しない一方、相手先が顧客などの特定の利用者の場合はIP網2を介してその相手先装置に保留メロディを送出し、相手先が上記以外の一般の利用者の場合にはIP網2を介してその相手先装置に保留間欠トーンを送出するようにしたものである。この結果、保留時に被保留側装置からは保留音は送出されないという事情を認識している身内の利用者に対しては保留音を送出せず、前記のような事情を認識していない一般の利用者や特定の利用者に対しては保留音を送出することから、保留時に被保留装置から保留音が送出されないことに起因する被保留側装置の利用者の違和感を解消することができる。
なお、相手先(被保留側装置:本実施の形態ではボタン電話装置1B又はIP電話端末5)への保留音の送出パターンとして、上記のパターンの他に、以下の(1)〜(5)で示されるパターンがある。
(1)システム間接続の場合は無音、一般利用者の場合は保留メロディの送出、特定利用者の場合は保留間欠トーンの送出。
(2)システム間接続の場合は無音、その他の場合は保留間欠トーンの送出。
(3)システム間接続の場合は無音、その他の場合は保留メロディの送出。
(4)システム間接続の場合は保留間欠トーンの送出、その他の場合は保留メロディの送出。
(5)システム間接続の場合は保留メロディの送出、その他の場合は保留間欠トーンの送出。
また、それぞれのボタン電話機20A〜20NやIP電話端末4に設けられている各機能キーに、それぞれ、「無音」、「保留間欠トーン」、「保留メロディ」という各保留音の送出機能を設定し、保留するときにこれらのキーに何れかを押下すると、相手先(被保留側装置)にその押下キーに応じた保留音、すなわち、「無音」、「保留間欠トーン」、「保留メロディ」を送出するようにすることもできる。
IP電話システムの構成を示す図である。 IP電話システムを構成するボタン電話装置のブロック図(図2(a))、及び、IP電話端末のブロック図(図2(b))である。 ボタン電話装置の記憶部の記憶状況を示す図である。 ボタン電話装置の制御部の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1A,1B…ボタン電話装置、2…IP網、3,4.6…回線、5…IP電話端末、10…主装置、11…外線I/F、12…内線I/F、13…スイッチ、14…制御部、15,57…記憶部、16,17…保留音源、20A〜20N…ボタン電話機(子機)、51…通信部、52…音声処理部、53…送受話器、54…表示部、55…端末制御部、56…操作部。

Claims (7)

  1. IP網に接続されIP網を介する通話が可能なIP電話装置において、
    前記IP網を介した相手先との通話中に保留操作を検出する検出手段と、
    前記検出手段により保留操作が検出されると相手先のIP電話装置を利用する利用者の属性に応じて前記IP網を介する前記相手先IP電話装置への保留音の送出を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とするIP電話装置。
  2. 請求項1において、
    前記相手先IP電話装置の電話番号とこのIP電話装置を利用する利用者の属性情報とが対に記憶される記憶部を備え、
    前記制御手段は、前記記憶部に記憶された情報に基づいて前記IP網を介する前記相手先IP電話装置への保留音の送出を制御することを特徴とするIP電話装置。
  3. 請求項2において、
    前記制御手段は、前記記憶部に、前記電話番号に対応して前記利用者が身内の利用者であることを示す情報が前記属性情報として記憶されている場合は前記保留音を相手先IP電話装置へ送出しないことを特徴とするIP電話装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記制御手段は、前記記憶部に前記電話番号に対応して前記利用者が顧客を含む特定の利用者であることを示す情報が前記属性情報として記憶されている場合は、前記保留音として、保留メロディまたは保留間欠音を前記IP網を介し前記相手先IP電話装置に送出することを特徴とするIP電話装置。
  5. 請求項2又は3において、
    前記制御手段は、前記記憶部に前記相手先IP電話装置の電話番号が記憶されていない場合は、前記保留音として、保留間欠音または保留メロディを前記IP網を介して前記相手先IP電話装置に送出することを特徴とするIP電話装置。
  6. 請求項2において、
    前記制御手段は、前記記憶部に前記電話番号に対応して前記利用者が身内の利用者であることを示す情報が前記属性情報として記憶されている場合は、前記保留音として、保留間欠音を前記IP網を介して前記相手先IP電話装置に送出し、前記電話番号に対応して前記利用者が顧客を含む特定の利用者であることを示す情報が前記属性情報として記憶されている場合、または前記記憶部に前記電話番号が記憶されていな場合は、前記保留音として、保留メロディを前記IP網を介して前記相手先IP電話装置に送出することを特徴とするIP電話装置。
  7. 請求項2において、
    前記制御手段は、前記記憶部に、前記電話番号に対応して前記利用者が身内の利用者であることを示す情報が前記属性情報として記憶されている場合は、前記保留音として、保留メロディを前記IP網を介して前記相手先IP電話装置に送出し、前記電話番号に対応して前記利用者が顧客を含む特定の利用者であることを示す情報が前記属性情報として記憶されている場合、または前記記憶部に前記電話番号が記憶されていな場合は、前記保留音として、保留間欠音を前記IP網を介して前記相手先IP電話装置に送出することを特徴とするIP電話装置。
JP2004288953A 2004-09-30 2004-09-30 Ip電話装置 Pending JP2006108783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004288953A JP2006108783A (ja) 2004-09-30 2004-09-30 Ip電話装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004288953A JP2006108783A (ja) 2004-09-30 2004-09-30 Ip電話装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006108783A true JP2006108783A (ja) 2006-04-20

Family

ID=36378033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004288953A Pending JP2006108783A (ja) 2004-09-30 2004-09-30 Ip電話装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006108783A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011030076A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Oki Networks Co Ltd 通信装置及びプログラム、並びに、通信システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011030076A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Oki Networks Co Ltd 通信装置及びプログラム、並びに、通信システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4756829B2 (ja) コンピュータ・テレフォニー・インテグレーションアダプタ
JP3080262B2 (ja) 交換制御装置
JP4207642B2 (ja) Ip電話装置およびip電話システム
JP2006108783A (ja) Ip電話装置
JPH07110027B2 (ja) メモ通信用デイジタル電話機
KR20040046338A (ko) 이동 전화의 통화 대기 또는 연결 중에서 착신자홈페이지를 제공하는 시스템 및 이를 이용한 착신자홈페이지 제공 방법
JP4227086B2 (ja) VoIP電話機およびVoIP電話通信方法
KR100405591B1 (ko) 게이트웨이 기능을 가진 인터넷폰 교환장치
JP2005197915A (ja) 通話機器および通話機器の呼出方法
JP2003283658A (ja) ボタン電話装置およびプログラム
JP2793202B2 (ja) 電話機
JP3654130B2 (ja) ボタン電話装置
JP4290170B2 (ja) ボタン電話装置の回線接続方法
JP3902166B2 (ja) ボタン電話装置
JP2004266554A (ja) ボタン電話装置
JP4940828B2 (ja) 電話装置およびプログラム
JP4348911B2 (ja) 通話システム
JP3700555B2 (ja) ボタン電話装置
JPH11112670A (ja) 電話装置
JP2001203796A (ja) 電話装置
JPH09130499A (ja) 端末アダプタ内蔵型通信装置
JPH06225352A (ja) 無線電話装置
JP2008092182A (ja) ネットワーク接続装置
JP2002077370A (ja) 通信端末装置
JPH0282743A (ja) 通信端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20061030

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20081009

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20081014

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20081211

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090609

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091110