JP2006106177A - アクチュエータ及びそれを備えたレンズユニット及びカメラ - Google Patents

アクチュエータ及びそれを備えたレンズユニット及びカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な機構で、高速に応答することができるアクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット及びカメラを提供する。
【解決手段】 本発明のアクチュエータ(10)は、固定側部材(12)と、可動側部材(14)と、この可動側部材を、固定側部材に対して平行な平面上に支持する可動側部材支持手段(18)と、固定側部材に取り付けられた少なくとも3つの駆動用コイル(20)と、可動側部材の各駆動用コイルに対応する位置に夫々取り付けられた駆動用磁石(22)と、固定側部材に対する可動側部材の位置を検出する位置検出手段(24)と、可動側部材の移動すべき位置を指令する信号に基づいて各駆動用コイルに対するコイル位置指令信号を生成し、このコイル位置指令信号及び位置検出手段によって検出された位置情報に基づいて、各駆動用コイルに流す駆動電流を制御する制御手段(36)と、を有することを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アクチュエータ及びそれを備えたレンズユニット及びカメラに係わり、特に、所定の平面内で任意の方向に並進運動することができるアクチュエータ及びそれを備えたレンズユニット及びカメラに関する。
特開平3−186823号公報(特許文献1)には、像ブレを防止する防振装置が記載されている。この防振装置では、レンズ鏡筒の振動を検出し、検出された振動に基づいて、像ブレを起こさないようにフィルムに平行な面内で補正用レンズを駆動している。補正用レンズを任意の方向に並進運動させるために、この防振装置では、補正レンズを固定した固定枠と、この固定枠を光軸に直交する第1の方向に移動可能に支持する第1の保持枠と、この第1の保持枠を、光軸及び第1の方向と直交する第2の方向に移動可能に保持し、レンズ鏡筒に固定された第2の保持枠と、を利用している。これら直交する第1及び第2の方向の運動を合成することにより、補正用レンズは、レンズ鏡筒に対してフィルムに平行な面内で任意の方向に並進運動可能に支持される。さらに、この防振装置は、上記の第1の方向、第2の方向に補正用レンズを駆動するための専用のリニアモータを夫々備え、これらのモータによる駆動量を合成することによって、補正用レンズを任意の方向に移動させている。
このように、従来の像ブレ防止機能を有するカメラにおいては、何れも、補正用レンズを移動させるアクチュエータは、補正用レンズを一定の方向に移動可能にガイドする部材と、その方向に補正用レンズを駆動する駆動手段の組み合わせを、直交する2方向に設けることによって補正用レンズを任意の方向に移動させている。
特開平3−186823号公報
しかしながら、上記のように、互いに直交する2つの方向に配置されたガイド手段と、その方向の駆動手段を組み合わせたアクチュエータでは、支持機構、駆動機構が複雑になるという問題がある。また、支持機構、駆動機構が複雑になると、アクチュエータの可動部分の質量が大きくなるので、アクチュエータの高速応答性が悪くなるという問題がある。さらに、直交する2つの方向に配置されたガイド手段を使用したアクチュエータでは、可動部分を、所定の平面内で任意の方向に並進運動させることは可能であるが、可動部分を回転運動させることができないという問題がある。
従って、本発明は、簡単な機構で、高速に応答することができるアクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット及びカメラを提供することを目的としている。
また、本発明は、可動部分を、所定の平面内で任意の方向に並進運動及び回転運動させることができるアクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット及びカメラを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明のアクチュエータは、固定側部材と、可動側部材と、この可動側部材を、固定側部材に対して平行な平面上の任意の位置に移動できるように支持する可動側部材支持手段と、固定側部材又は可動側部材のうちの何れか一方に取り付けられた少なくとも3つの駆動用コイルと、固定側部材又は可動側部材のうちの他方の、各駆動用コイルに対応する位置に夫々取り付けられ、対応する駆動用コイルに電流が流れるとその駆動用コイルとの間で力を及ぼし合う駆動用磁石と、固定側部材に対する可動側部材の位置を検出する位置検出手段と、可動側部材の移動すべき位置を指令する信号に基づいて各駆動用コイルに対するコイル位置指令信号を生成し、このコイル位置指令信号及び位置検出手段によって検出された位置情報に基づいて、各駆動用コイルに流す駆動電流を制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、可動側部材の移動すべき位置を指令する信号が制御手段に入力され、制御手段は、この位置指令信号に基づいて各駆動用コイルに対するコイル位置指令信号を生成する。さらに、制御手段は、コイル位置指令信号及び位置検出手段によって検出された位置情報に基づいて、各駆動用コイルに流す駆動電流を制御する。各駆動用コイルに電流が流れて各駆動用コイルが磁界を発生すると、各駆動用コイルとそれに対応した駆動用磁石との間で力を及ぼしあう。この力によって可動側部材は、固定側部材に対して平行な平面内で移動される。可動側部材が移動した位置は、位置検出手段によって検出され、制御手段に入力される。
このように構成された本発明のアクチュエータによれば、可動側部材の移動を特定の方向にガイドする部材と、可動側部材をその方向に駆動する駆動手段を組み合わせた構成を必要としないので、可動側部材を軽量に構成することができ、簡単な機構で、高速な応答を実現することができる。
本発明において、好ましくは、位置検出手段は、磁気の変化を検出する磁気センサであり、この磁気センサは各駆動用磁石の位置変化を検出するように、各駆動用磁石に対応した位置に取り付けられている。
このように構成された本発明においては、各駆動用磁石に対応した磁気センサが、位置検出手段として用いられており、各磁気センサは、対応した各駆動用磁石の位置を検出する。
このように構成された本発明によれば、駆動用磁石を、駆動用と位置検出用に兼用することができる。
本発明において、好ましくは、磁気センサは、駆動用コイルの内側にそれぞれ配置されている。
このように構成された本発明においては、駆動用コイルから駆動用磁石に及ぼされる力の作用点と、駆動用磁石上の、磁気センサによって位置を計測される点がほぼ等しくなる。
このように構成された本発明によれば、力の作用点と位置計測点のずれによって起こる、機構上のガタ等に起因する位置測定誤差を非常に少なくすることができる。
本発明において、好ましくは、可動側部材支持手段は、固定側部材と可動側部材の対向する面の間に挟持された少なくとも3つの球状体である。
このように構成された本発明においては、固定側部材と可動側部材の間の間隔は、球状体によって一定に維持され、固定側部材と可動側部材の間で球状体が転がることによって、固定側部材に対する可動側部材の移動が許容される。
このように構成された本発明によれば、可動側部材が、摺動抵抗が作用することなく固定側部材に対して移動される。
本発明において、好ましくは、各駆動用磁石は所定の円周上に夫々配置され、駆動用磁石のうちの少なくとも1つは、駆動用磁石の磁気的中立軸線が円周のほぼ半径方向を向くように配置されている。
このように構成された本発明においては、駆動用磁石の磁気的中立軸線が円周のほぼ半径方向を向くように配置されているので、駆動用コイルが発生する磁界による駆動力は、円周の接線方向に作用する。
このように構成された本発明によれば、駆動用コイルが発生する磁界による駆動力で、可動側部材を効率良く駆動することができる。
本発明において、好ましくは、駆動用コイルが3つであり、これら3つの駆動用コイルは所定の円周上に配置され、各駆動用コイルが夫々90度以上180度以下の中心角を隔てて配置されている。
このように構成された本発明によれば、駆動用コイルが発生する磁界による駆動力で、可動側部材を任意の方向に効率良く駆動することができる。
本発明において、好ましくは、駆動用コイルが、第1駆動用コイル、第2駆動用コイル、第3駆動用コイルの3つからなり、これらの第1、第2、第3駆動用コイルは所定の中心点を中心とする円周上に配置され、第1駆動用コイルと第2駆動用コイルの間の中心角がほぼ90度、第2駆動用コイルと第3駆動用コイルの間の中心角が(90+α)度、第3駆動用コイルと第1駆動用コイルの間の中心角が(180−α)度、但し0≦α≦90となるように配置されている。
このように構成された本発明によれば、可動側部材の移動すべき位置を指令する信号の互いに直交する方向の成分を、第1駆動用コイル及び第2駆動用コイルに対するコイル位置指令信号に対応させることができるので、コイル位置指令信号を容易に生成することができる。
本発明において、好ましくは、各駆動用磁石は、各駆動用コイルに夫々対応して、所定の円周上に、駆動用磁石の磁気的中立軸線が該円周のほぼ半径方向を向くように夫々配置されており、制御手段は、可動側部材を回転させる指令信号が入力されると、駆動用コイルに対して夫々同一のコイル位置指令信号を生成し、可動側部材に各駆動用磁石が配置された円周の中心点を中心とする回転運動を発生させる。
このように構成された本発明によれば、可動側部材を回転させるためのコイル位置指令信号を容易に生成することができる。
本発明において、好ましくは、各駆動用磁石は、第1、第2、第3駆動用コイルに夫々対応して、所定の円周上に、駆動用磁石の磁気的中立軸線が円周のほぼ半径方向を向くように配置されており、制御手段は、可動側部材を並進運動させる指令信号が入力されると、第1駆動用コイルに対するコイル位置指令信号rX、第2駆動用コイルに対するコイル位置指令信号rY、第3駆動用コイルに対する位置指令信号
Figure 2006106177
を生成し、可動側部材に並進運動のみを発生させる。
このように構成された本発明によれば、可動側部材を回転させるためのコイル位置指令信号を容易に生成することができる。
また、本発明のアクチュエータは、固定側部材と、可動側部材と、この可動側部材を、固定側部材に対して平行な平面上の任意の位置に移動できるように支持する可動側部材支持手段と、可動側部材を、固定側部材に対して並進運動させ、且つ回転運動させることができる駆動手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、可動側部材は固定側部材に対して、固定側部材に対して平行な平面上の任意の位置に移動できるように支持されており、駆動手段は、可動側部材を固定側部材に対して並進運動させ、且つ回転運動させることができるように構成されている。
このように構成された本発明によれば、可動側部材を固定側部材に対して並進運動させ、且つ回転運動させることができる。
さらに、本発明のレンズユニットは、レンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒の中に配置された撮像用レンズと、レンズ鏡筒に取り付けられた固定側部材と、画像安定化用レンズが取り付けられた可動側部材と、この可動側部材を、固定側部材に対して平行な平面上の任意の位置に移動できるように支持する可動側部材支持手段と、固定側部材又は可動側部材のうちの何れか一方に取り付けられた少なくとも3つの駆動用コイルと、固定側部材又は可動側部材のうちの他方の、各駆動用コイルに対応する位置に夫々取り付けられ、対応する駆動用コイルに電流が流れるとその駆動用コイルとの間で力を及ぼし合う駆動用磁石と、固定側部材に対する可動側部材の位置を検出する位置検出手段と、レンズ鏡筒の振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段によって検出された信号に基づいて、画像安定化用レンズを移動させる位置を指令するレンズ位置指令信号を生成するレンズ位置指令信号生成手段と、このレンズ位置指令信号生成手段によって生成されたレンズ位置指令信号に基づいて各駆動用コイルに対するコイル位置指令信号を生成し、このコイル位置指令信号及び位置検出手段によって検出された位置情報に基づいて、各駆動用コイルに流す駆動電流を制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、振動検出手段がレンズ鏡筒の振動を検出し、これに基づいてレンズ位置指令信号生成手段が、レンズ位置指令信号を生成する。制御手段は、このレンズ位置指令信号に基づいて、各駆動用コイルに対するコイル位置指令信号を生成し、このコイル位置指令信号及び位置検出手段によって検出された位置情報に基づいて、各駆動用コイルに流す駆動電流を制御する。各駆動用コイルに電流が流れて各駆動用コイルが磁界を発生すると、各駆動用コイルとそれに対応した駆動用磁石との間で力を及ぼしあう。この力によって可動側部材及びこれに取り付けられた画像安定化用レンズは、固定側部材に対して平行な平面内で移動される。可動側部材が移動した位置は、位置検出手段によって検出され、制御手段に入力される。
このように構成された本発明のレンズユニットによれば、可動側部材の移動を特定の方向にガイドする部材と、可動側部材をその方向に駆動する駆動手段を組み合わせた構成を必要としないので、可動側部材を軽量に構成することができ、簡単な機構で、高速に応答することができる画像安定化機能を実現することができる。
また、本発明のレンズユニットは、レンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒の中に配置された撮像用レンズと、レンズ鏡筒に取り付けられた固定側部材と、画像安定化用レンズが取り付けられた可動側部材と、この可動側部材を、固定側部材に対して平行な平面上の任意の位置に移動できるように支持する可動側部材支持手段と、可動側部材を、固定側部材に対して平行な平面上で、固定側部材に対して並進運動させ、且つ回転運動させることができる駆動手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、可動側部材及び画像安定化用レンズを固定側部材に対して並進運動させ、且つ回転運動させることができる。
さらに、本発明のカメラは、本発明のレンズユニットを有することを特徴としている。
本発明によれば、簡単な機構で、高速に応答することができるアクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット及びカメラを提供することができる。
また、本発明によれば、可動部分を、所定の平面内で任意の方向に並進運動及び回転運動させることができるアクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット及びカメラを提供することができる。
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
まず、図1乃至図11を参照して、本発明の実施形態によるカメラを説明する。図1は本発明の実施形態によるカメラの断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態のカメラ1は、レンズユニット2と、カメラ本体4と、を有する。レンズユニット2は、レンズ鏡筒6と、このレンズ鏡筒の中に配置された複数の撮像用レンズ8と、画像安定化用レンズ16を所定の平面内で移動させるアクチュエータ10と、レンズ鏡筒6の振動を検出する振動検出手段であるジャイロ34a、34b(図1には34aのみ図示)と、を有する。本発明の実施形態のカメラ1は、ジャイロ34a、34bによって振動を検出し、検出された振動に基づいてアクチュエータ10を作動させて画像安定化用レンズ16を移動させ、カメラ本体4内のフィルム面Fに合焦される画像を安定化させている。本実施形態においては、ジャイロ34a、34bとして、圧電振動ジャイロを使用している。なお、本実施形態においては、画像安定化用レンズ16は、1枚のレンズによって構成されているが、画像を安定させるためのレンズは、複数枚のレンズ群であっても良い。本明細書において、画像安定化用レンズとは、画像を安定させるための1枚のレンズ及びレンズ群を含むものとする。
次に、図2乃至図4を参照して、アクチュエータ10を説明する。図2はアクチュエータ10の正面部分断面図、図3は図2のA−A線側面断面図、図4は上面部分断面図である。なお、図2は、図1におけるフィルム面F側からアクチュエータ10を見た図であり、固定板12を部分的に破断して示した図であるが、ここでは、便宜的にこれを正面図と呼ぶものとする。図2乃至図4に示すように、アクチュエータ10は、レンズ鏡筒6内に固定された固定側部材である固定板12と、この固定板12に対して移動可能に支持された可動側部材である移動枠14と、この移動枠14を支持する可動側部材支持手段である3つのスチールボール18と、を有する。さらに、アクチュエータ10は、固定板12に取り付けられた3つの駆動用コイル20a、20b、20cと、移動枠14の、駆動用コイル20a、20b、20cに夫々対応する位置に取り付けられた3つの駆動用磁石22と、各駆動用コイル20a、20b、20cの内側に配置された位置検出手段である磁気センサ24a、24b、24cと、を有する。また、アクチュエータ10は、駆動用磁石22の磁力によって移動枠14を固定板12に吸着させるために、固定板12に取り付けられた吸着用ヨーク26と、駆動用磁石22の磁力を固定板12の方に効果的に差し向けるように、駆動用磁石22の裏側に取り付けられたバックヨーク28と、を有する。さらに、アクチュエータ10は、スチールボール18を移動枠14に吸着させる吸着用磁石30と、スチールボール18が固定板12と移動枠14の間で滑らかに転がるように固定板12及び移動枠14の夫々に取り付けられたスチールボール受け32と、を有する。なお、駆動用コイル20a、20b、20c、及びこれらに対応する位置に取り付けられた3つの駆動用磁石22は、移動枠14を、固定板12に対して並進運動させ、且つ回転運動させることができる駆動手段を構成する。
さらに、図1に示すように、アクチュエータ10は、ジャイロ34a、34bによって検出された振動と、磁気センサ24a、24b、24cによって検出された移動枠14の位置情報に基づいて、各駆動用コイル20a、20b、20cに流す電流を制御する制御手段であるコントローラ36を有する。
レンズユニット2は、カメラ本体4に取り付けられ、入射した光をフィルム面Fに結像させるように構成されている。
概ね円筒形のレンズ鏡筒6は、内部に複数の撮像用レンズ8を保持しており、一部の撮像用レンズ8を移動させることによりピント調整を可能としている。
アクチュエータ10は、移動枠14を、レンズ鏡筒6に固定された固定板12に対してフィルム面Fに平行な平面内で移動させ、これにより移動枠14に取り付けられた画像安定化用レンズ16を移動させ、レンズ鏡筒6が振動してもフィルム面Fに結像される像が乱れることがないように駆動される。
固定板12は概ねドーナツ板状の形状を有し、その上に3つの駆動用コイル20a、20b、20cが配置されている。図2に示すように、これら3つの駆動用コイル20a、20b、20cは、その中心が、レンズユニット2の光軸を中心とする円周上にそれぞれ配置されている。本実施形態においては、駆動用コイル20aは光軸の鉛直上方に配置され、駆動用コイル20bは光軸に対して水平方向に配置され、駆動用コイル20cは、駆動用コイル20a及び20bから夫々中心角135゜隔てた位置に配置されている。従って、駆動用コイル20aと20bの間は中心角90゜、駆動用コイル20bと20cの間は中心角135゜、駆動用コイル20cと20aの間は中心角135゜隔てられていることになる。また、駆動用コイル20a、20b、20cは、夫々、その巻線が角の丸い矩形状に巻かれ、この矩形の中心線が円周の半径方向と一致するように配置されている。
移動枠14は、概ねドーナツ板状の形状を有し、固定板12と平行に、固定板12と重なるように配置されている。移動枠14の中央の開口には、画像安定化用レンズ16が取り付けられている。移動枠14上の円周の、各駆動用コイル20a、20b、20cに対応する位置には、長方形の駆動用磁石22が夫々埋め込まれている。なお、本明細書において、駆動用コイルに対応する位置とは、駆動用コイルによって形成される磁界の影響が実質的に及ぶ位置を意味している。また、駆動用磁石22の裏側、即ち、各駆動用コイルの反対側には、各駆動用磁石22の磁束が、固定板12の方に効率良く差し向けられるように、長方形のバックヨーク28が夫々取り付けられている。
また、固定板12の各駆動用コイルの裏側、即ち、移動枠14の反対側には、長方形の吸着用ヨーク26が夫々取り付けられている。移動枠14は、各駆動用磁石22が、それに対応して取り付けられた吸着用ヨーク26に及ぼす磁力によって、固定板12に吸着される。本実施形態においては、駆動用磁石22の磁力線が、吸着用ヨーク26に効率良く到達するように、固定板12を非磁性材料で構成している。
図5(a)は、駆動用コイル20a、駆動用磁石22、バックヨーク28及び吸着用ヨーク26の位置関係を示す部分拡大上面図であり、(b)は部分拡大正面図である。図2及び図5(a)、(b)に示すように、夫々長方形の形状を有する駆動用磁石22、バックヨーク28及び吸着用ヨーク26は、各長辺、短辺が夫々重なり合うように配置されている。また、駆動用コイル20aは、その各辺が、長方形のバックヨーク28の各長辺、短辺と夫々平行になるように配置されている。さらに、駆動用磁石22は、その磁気的な中立軸線Cが、各駆動用磁石22が配置されている円周の半径方向に一致するように向けられている。これにより、駆動用磁石22は、対応する駆動用コイルに電流が流れると、円周の接線方向の駆動力を受ける。他の駆動用コイル20b、20cについても、同様の位置関係で対応する駆動用磁石22、バックヨーク28及び吸着用ヨーク26が配置されている。なお、本明細書において、磁気的中立軸線Cとは、駆動用磁石22の両端を夫々S極、N極としたとき、その中間のS極からN極に極性が変化する点を連ねた線を言うものとする。従って、本実施形態においては、磁気的中立軸線Cは、長方形の駆動用磁石22の各長辺の中点を通るように位置する。また、図5(a)に示すように、駆動用磁石22は、その厚さ方向にも極性が変化しており、図5(a)において左下の角がS極、右下がN極、左上がN極、右上がS極になっている。
図2乃至図5に示すように、各駆動用コイル20a、20b、20cの内側には、夫々磁気センサ24a、24b、24cが配置されている。各磁気センサは、移動枠14が中立位置にあるとき、その感度中心点Sが、各駆動用磁石22の磁気的中立軸線C上に位置するように配置されている。本実施形態においては、磁気センサとしてホール素子を使用している。
図6及び図7は、駆動用磁石22の移動と磁気センサ24aから出力される信号との関係を説明する図である。図6に示すように、磁気センサ24aの感度中心点Sが、駆動用磁石22の磁気的な中立軸線C上に位置する場合には、磁気センサ24aからの出力信号は0である。移動枠14と共に駆動用磁石22が移動し、磁気センサ24aの感度中心点が駆動用磁石22の磁気的中立軸線上から外れると、磁気センサ24aの出力信号が変化する。図6に示すように、駆動用磁石22が磁気的中立軸線Cに直交する方向、即ち、X軸方向に移動すると、磁気センサ24aは、正弦波状の信号を発生する。従って、この移動量が微小である場合には、磁気センサ24aは、駆動用磁石22の移動距離にほぼ比例した信号を出力する。本実施形態において、駆動用磁石22の移動距離が、駆動用磁石22の長辺の長さの3%程度以内の場合には、磁気センサ24aから出力される信号は、磁気センサ24aの感度中心点Sと駆動用磁石22の磁気的中立軸線Cの間の距離にほぼ比例する。また、本実施形態において、アクチュエータ10は、各磁気センサの出力が距離にほぼ比例する範囲内で作動する。
図7(a)乃至(c)に示すように、磁気センサ24aの感度中心点S上に駆動用磁石22の磁気的中立軸線Cが位置する場合には、図7(b)のように駆動用磁石22が回転移動した場合、図7(c)のように駆動用磁石22が磁気的中立軸線Cの方向に移動した場合とも、磁気センサ24aからの出力信号は0である。また、図7(d)乃至(f)に示すように、駆動用磁石22の磁気的中立軸線Cが磁気センサ24aの感度中心点Sから外れた場合には、感度中心点Sを中心とする磁気的中立軸線Cに接する円の半径rの大きさに比例した信号が磁気センサ24aから出力される。従って、感度中心点Sを中心とする磁気的中立軸線Cに接する円の半径rが同じであれば、図7(d)のように駆動用磁石22が磁気的中立軸線Cに直交する方向に移動した場合、図7(e)のように駆動用磁石22が並進及び回転移動した場合、図7(f)のように任意の方向に並進移動した場合とも、何れも同じ大きさの信号が磁気センサ24aから出力される。
ここでは、磁気センサ24aについて説明したが、他の磁気センサ24b、24cも、それらに対応する駆動用磁石22との位置関係に基づいて同様の信号を出力する。このため、各磁気センサ24a、24b、24cによって検出された信号に基づいて、移動枠14が固定枠12に対して並進移動及び回転移動した位置を特定することができる。
図2に示すように、3つのスチールボール18は、固定枠12の各駆動用コイルを配置した円周よりも外側の円周上に夫々配置されている。3つのスチールボール18は、夫々、中心角120゜の間隔を隔てて配置され、スチールボール18のうちの1つが、駆動用コイル20aと20bの間に位置するように配置されている。図3に示すように、各スチールボール18は、移動枠14の、各スチールボール18に対応する位置に埋め込まれた吸着用磁石30によって、移動枠14に吸着されている。各スチールボール18は吸着用磁石30によって移動枠14に吸着され、移動枠14は駆動用磁石22によって固定板12に吸着されるので、各スチールボール18は固定板12と移動枠14の間に挟持されることになる。これにより、移動枠14は固定板12に平行な平面上に支持され、各スチールボール18が挟持されながら転がることによって、移動枠14の固定板12に対する任意の方向の並進運動及び回転運動を許容する。
また、固定板12及び移動枠14の外周部には、スチールボール18と当接するように、環状のスチールボール受け32が夫々取り付けられている。スチールボール18が固定板12と移動枠14の間に挟持された状態で、移動枠14が移動すると、各スチールボール18は、スチールボール受け32の上で転がる。このため、移動枠14が固定板12に対して移動する場合にも、それらの間に摺動摩擦が生じることはない。好ましくは、スチールボール18とスチールボール受け32の間の転がり抵抗が小さくなるように、スチールボール受け32の表面を平滑に形成し、表面硬度の高い材料でスチールボール受け32を構成するのが良い。
なお、本実施形態においては、吸着用磁石30の磁力線がスチールボール18に効率良く到達するように、スチールボール受け32を非磁性材料で構成している。また、本実施形態においては、スチールボール18として鋼製の球体を使用しているが、スチールボール18は必ずしも球体でなくても良い。即ち、アクチュエータ10の作動中においてスチールボール受け32と接触する部分が概ね球面の形状を有する形態であればスチールボール18として使用することができる。なお、本明細書において、このような形態を球状体という。
次に、図8を参照して、アクチュエータ10の制御を説明する。図8は、コントローラ36における信号処理を示すブロック図である。図8に示すように、レンズユニット2の振動は、2つのジャイロ34a、34bによって時々刻々検出され、コントローラ36に内蔵されたレンズ位置指令信号生成手段である演算回路38a、38bに入力される。本実施形態においては、ジャイロ34aはレンズユニット2のヨーイング運動の角加速度を、ジャイロ34bはピッチング運動の角加速度を夫々検出するように構成され、配置されている。
演算回路38a、38bは、ジャイロ34a、34bから時々刻々入力される角加速度に基づいて、画像安定化用レンズ16を移動させるべき位置を時系列で指令するレンズ位置指令信号を生成する。すなわち、演算回路38aは、ジャイロ34aによって検出されるヨーイング運動の角加速度を2回時間積分し、所定の修正信号を加算することによってレンズ位置指令信号の水平方向成分を生成し、同様に、演算回路38bは、ジャイロ34bによって検出されるピッチング運動の角加速度に基づいてレンズ位置指令信号の鉛直方向成分を生成するように構成されている。このようにして得られたレンズ位置指令信号に従って、画像安定化用レンズ16を時々刻々移動させることにより、写真撮影の露光中にレンズユニット2が振動した場合にも、カメラ本体4内のフィルム面Fに合焦される像は乱れることなく安定化される。
コントローラ36に内蔵されたコイル位置指令信号生成手段は、演算回路38a、38bによって生成されたレンズ位置指令信号に基づいて、各駆動用コイルに対するコイル位置指令信号を生成するように構成されている。コイル位置指令信号は、画像安定化用レンズ16をレンズ位置指令信号で指定された位置へ移動させたときの、各駆動用コイル20a、20b、20cとそれに対応した駆動用磁石22の位置関係を表す信号である。すなわち、各駆動用コイルに対応した駆動用磁石22が、各駆動用コイルに対するコイル位置指令信号によって指令された位置に移動すると、その結果、画像安定化用レンズ16は、レンズ位置指令信号によって指令された位置へ移動する。本実施形態においては、駆動用コイル20aが光軸の鉛直上方に設けられているので、駆動用コイル20aに対するコイル位置指令信号は、演算回路38aから出力されるレンズ位置指令信号の水平方向成分と等しくなる。また、駆動用コイル20bは光軸の横方向に設けられているので、駆動用コイル20bに対するコイル位置指令信号は、演算回路38bから出力されるレンズ位置指令信号の鉛直方向成分と等しくなる。さらに、駆動用コイル20cに対するコイル位置指令信号は、レンズ位置指令信号の水平方向成分及び鉛直方向成分に基づいて、コイル位置指令信号生成手段である演算回路40によって生成される。
一方、磁気センサ24aによって測定された、駆動用コイル20aに対する駆動用磁石22の移動量は、磁気センサアンプ42aによって所定の倍率に増幅される。差動回路44aは、演算回路38aから出力されたコイル位置指令信号の水平成分と、磁気センサアンプ42aから出力された駆動用コイル20aに対する駆動用磁石22の移動量との差に比例した電流を駆動用コイル20aに流す。従って、コイル位置指令信号と磁気センサアンプ42aからの出力に差がなくなると、駆動用コイル20aには電流が流れなくなり、駆動用磁石22に作用する駆動力が0になる。
同様に、磁気センサ24bによって測定された、駆動用コイル20bに対する駆動用磁石22の移動量は、磁気センサアンプ42bによって所定の倍率に増幅される。差動回路44bは、演算回路38bから出力されたコイル位置指令信号の鉛直成分と、磁気センサアンプ42bから出力された駆動用コイル20bに対する駆動用磁石22の移動量との差に比例した電流を駆動用コイル20bに流す。従って、コイル位置指令信号と磁気センサアンプ42bからの出力に差がなくなると、駆動用コイル20bには電流が流れなくなり、駆動用磁石22に作用する駆動力が0になる。
また、磁気センサ24cによって測定された、駆動用コイル20cに対する駆動用磁石22の移動量は、磁気センサアンプ42cによって所定の倍率に増幅される。差動回路44cは、演算回路40から出力されたコイル位置指令信号と、磁気センサアンプ42cから出力された駆動用コイル20cに対する駆動用磁石22の移動量との差に比例した電流を駆動用コイル20cに流す。従って、コイル位置指令信号と磁気センサアンプ42cからの出力に差がなくなると、駆動用コイル20cには電流が流れなくなり、駆動用磁石22に作用する駆動力が0になる。
次に、図9を参照して、移動枠14を並進運動させる場合のレンズ位置指令信号と、コイル位置指令信号との関係を説明する。図9は、固定板12上に配置された駆動用コイル20a、20b、20c、移動枠14上に配置された3つの駆動用磁石22の位置関係を示す図である。まず、3つの駆動用コイル20a、20b、20cは、その中心点が、点Qを原点とする半径Rの円周上の点L、M、N上に夫々配置されている。また、各磁気センサ24a、24b、24cも、その感度中心点Sが点L、M、N上に位置するように夫々配置されている。さらに、移動枠14が中立位置にあるとき、すなわち、画像安定化用レンズ16の中心が光軸上にある場合には、各駆動用コイルに対応した各駆動用磁石22の磁気的中立軸線Cの中点も、夫々点L、M、N上に位置する。また、点Qを原点とする水平軸線をX軸、鉛直軸線をY軸、X軸及びY軸に対して夫々135゜の角をなす軸をV軸とすれば、各駆動用磁石22の磁気的中立軸線Cは、夫々X軸、Y軸、V軸と重なる位置にある。
ここで、移動枠14が移動して、画像安定化用レンズ16の中心点が点Q1に移り、さらに、移動枠14が点Q1を中心に反時計回りに角θ回転すると、各駆動用磁石22の磁気的中立軸線Cの中点は、点L1、M1、N1に夫々移動する。移動枠14がこのような位置に移動するためには、駆動用コイル20aに対するコイル位置指令信号の大きさは、点Lを中心として直線Q11に接する円の半径に、駆動用コイル20bのコイル位置指令信号は、点Mを中心として直線Q11に接する円の半径に、駆動用コイル20cのコイル位置指令信号は、点Nを中心として直線Q11に接する円の半径に夫々比例する値である必要がある。これらの円の半径を夫々rX、rY、rVとする。
なお、各コイル位置指令信号rX、rY、rVの符号を図9に示すように定める。即ち、点L1を第1象限に移動させるコイル位置指令信号rXを正、第2象限に移動させるコイル位置指令信号rXを負と定め、同様に、点M1を第1象限に移動させるコイル位置指令信号rYを正、第4象限に移動させるコイル位置指令信号rYを負と定める。また、点N1をV軸の下側に移動させるコイル位置指令信号rVを正、V軸の上側に移動させるコイル位置指令信号rVを負と定める。さらに、角度の符号は時計回りを正とする。従って、移動枠14を中立位置から時計回りに回転させる場合、コイル位置指令信号rXは正、コイル位置指令信号rYは負、コイル位置指令信号rVは負となる。
また、点Q1の座標を(j,g)、点L1の座標を(i,e)、点N1の座標を(k,h)とし、V軸とY軸の為す角をαとする。さらに、点Mを通り直線Q11に平行な補助線A、及び点Lを通り直線Q11に平行な補助線Bを引き、補助線Aと補助線Bの交点を点Pとする。
ここで、直角三角形LMPについて正弦定理を適用すると、
Figure 2006106177
となる。従って、
Figure 2006106177

Figure 2006106177
の関係が成り立つ。また、座標e、g、h、i、j、kを、R、rX、rY、rV、θ、αで表すと、幾何学的関係及び数式3より、
Figure 2006106177
が得られる。さらに、座標(k,g)、(j,g)、(k,h)を頂点とする直角三角形について、下記の関係が成り立つ。
Figure 2006106177
数式5の関係を展開して整理すると、
Figure 2006106177
の関係が得られる。さらに、移動枠14が並進運動する場合には、θ=0であるから数式6は、
Figure 2006106177
となる。また、本実施形態においては、α=45゜であるから、数式7の関係は、
Figure 2006106177
と簡略化される。従って、本実施形態においては、レンズ位置指令信号によって画像安定化用レンズ16の中心を座標(j,g)に並進運動させる場合、駆動用コイル20aに対しては座標jの大きさに比例したコイル位置指令信号rXを与え、駆動用コイル20bに対しては座標gの大きさに比例したコイル位置指令信号rYを与え、駆動用コイル20cに対しては数式8によってコイル位置指令信号rVを計算して与える。
なお、コイル位置指令信号rXは図8の演算回路38aの出力信号に、コイル位置指令信号rYは演算回路38bの出力信号に対応している。また、コイル位置指令信号rVは、数式8と等価な計算を行う演算回路40の出力信号に対応している。
次に、図10を参照して、移動枠14を回転運動させる場合のレンズ位置指令信号と、コイル位置指令信号との関係を説明する。図10は、移動枠14が並進運動及び回転運動した場合のコイル位置指令信号を説明する図である。図10に示すように、まず、移動枠14が並進移動されることにより、これに取り付けられた画像安定化用レンズ16の中心が、点Qから点Q2に移動されると、移動枠14に取り付けられた駆動用磁石22は、点L、M、Nから、点L2、M2、N2に夫々移動される。この並進運動に対するコイル位置指令信号をrX、rY、rVとする。これらのコイル位置指令信号の大きさは、上述した数式8等によって求めることができる。ここでは、移動枠14が、点Q2を中心に角度η反時計回りに回転された場合のコイル位置指令信号r、r、rを計算する。
まず、図9の場合と同様に、点Q2の座標を(j,g)、直線Q22とNを中心とする半径rVの円の接点の座標を(k,h)とし、数式4のθに0を代入すると、
Figure 2006106177
の関係が得られる。
次に、移動枠14が、点Q2を中心に角度η反時計回りに回転されると、点L2、M2、N2は点L3、M3、N3に夫々移動される。また、線分Q22とQ2Lの為す角をβ、線分Q22とQ2Mの為す角をδ、線分Q22とQ2Nの為す角をγとする。さらに、線分Q2Lの長さをU、線分Q2Mの長さをW、線分Q2Nの長さをVとする。ここで、コイル位置指令信号r、r、rの大きさは、点L、M、Nを中心として、直線Q23、Q23、Q23と接する円の半径に夫々等しいので、
Figure 2006106177
の関係が成り立つ。













また、sinβ、cosβ等は、幾何学的関係から、次のように表すことができる。
Figure 2006106177
さらに、数式11の関係を数式10に代入して、β、γ、δ等を消去すると、
Figure 2006106177
の関係が得られる。従って、画像安定化用レンズ16の中心を座標(j,g)に並進運動させ、さらに、その点を中心に反時計回りに角度η回転運動させた位置に移動枠14を移動させるためには、まず、数式8及び9によってrX、rY、rVを計算し、次に、その値を数式12に代入することによってコイル位置指令信号r、r、rを計算し、これらを各駆動用コイルに与えればよい。
また、移動枠14を並進運動させずに、点Qを中心に反時計回りに角度η回転運動させる場合には、数式12のrX、rY、rVに0を代入した
Figure 2006106177
によってコイル位置指令信号r、r、rを計算すればよい。
次に、図11を参照して、コントローラ36の具体的な回路の一例を説明する。図11は、駆動用コイル20aに流す電流を制御する回路の一例を示す。なお、図11の回路では、各オペアンプを作動させるための電源供給ライン等の付属的な回路は省略されている。まず、図11に示すように、電源電圧+Vccとアース電位GNDの間に電気抵抗R7及びR8が直列に接続される。さらに、オペアンプOP4のプラス入力端子が、電気抵抗R7とR8の間に接続される。また、オペアンプOP4のマイナス入力端子は、オペアンプOP4の出力端子に接続されている。これにより、オペアンプOP4の出力端子の電圧は、電気抵抗R7及びR8によって、電源電圧+Vccとアース電位GNDの間の基準電圧VREFに設定され、維持される。
一方、磁気センサ24aの1番端子と2番端子の間には、電源電圧+Vccが印加される。また、磁気センサ24aの3番端子は、基準電圧VREFに接続されている。これにより磁気センサ24aに作用する磁気が変化すると、磁気センサ24aの4番端子の電圧が+VccとGNDの間で変化する。
磁気センサ24aの4番端子は、可変抵抗VR2を介してオペアンプOP1のマイナス入力端子に接続されており、可変抵抗VR2を調整することによって磁気センサ24aの出力のゲインが調整される。また、可変抵抗VR1の両固定端子が、+Vcc及びGNDに夫々接続されている。可変抵抗VR1の可動端子は電気抵抗R1を介して、オペアンプOP1のマイナス入力端子に接続されている。可変抵抗VR1を調整することによって、オペアンプOP1の出力のオフセット電圧が調整される。また、オペアンプOP1のプラス入力端子は、基準電圧VREFに接続されている。オペアンプOP1の出力端子は、電気抵抗R2を介して、オペアンプOP1のマイナス入力端子に接続されている。
駆動用コイル20aに対するコイル位置指令信号を出力する演算回路38aはオペアンプOP3のプラス入力端子に接続されている。オペアンプOP3の出力端子は、オペアンプOP3のマイナス入力端子に接続されている。従って、オペアンプOP3は、コイル位置指令信号のバッファアンプとして作用する。
オペアンプOP1の出力端子は、電気抵抗R3を介して、オペアンプOP2のマイナス入力端子に接続されている。また、オペアンプOP3の出力端子は、電気抵抗R4を介して、オペアンプOP2のプラス入力端子に接続されている。このため、磁気センサ24aの出力とコイル位置指令信号の差がオペアンプOP2の出力端子から出力される。また、オペアンプOP2のプラス入力端子は、電気抵抗R5を介して基準電圧VREFに接続され、オペアンプOP2の出力端子は電気抵抗R6を介してオペアンプOP2のマイナス入力端子に接続されている。これらの電気抵抗R5、R6によってマイナス側及びプラス側のゲインが設定される。
オペアンプOP2の出力端子は、駆動用コイル20aの一端に接続され、駆動用コイル20aの他端は基準電圧VREFに接続される。従って、駆動用コイル20aには、オペアンプOP2の出力と基準電圧VREFの電位差に応じた電流が流れる。駆動用コイル20aに電流が流れると磁界が発生し、駆動用磁石22に磁力を作用させ、駆動用磁石22を移動させる。この磁力は、駆動用磁石22がコイル位置指令信号で指令された位置に近づく方向に作用する。駆動用磁石22が移動されると、磁気センサ24aの4番端子から出力される電圧が変化する。駆動用磁石22がコイル位置指令信号で指令された位置まで移動すると、オペアンプOP2のプラス入力端子及びマイナス入力端子に入力される電圧が等しくなり、駆動用コイル20aには電流が流れなくなる。
上述した、図11のオペアンプOP1は、図8の磁気センサアンプ42aに対応し、オペアンプOP2は、差動回路44aに対応している。また、図11では、駆動用コイル20aに流す電流を制御する回路について説明したが、駆動用コイル20bに流す電流も全く同様の回路で制御することができる。また、駆動用コイル20cに流す電流も同様の回路で制御することができるが、この場合には、演算回路40の出力が、オペアンプOP3のプラス入力端子に接続される。なお、演算回路40は、オペアンプOP2と同様の差動回路、及びその出力を(1/2)1/2に分圧する電気抵抗等で構成することができる。
次に、図1及び8を参照して、本発明の実施形態によるカメラ1の作用を説明する。まず、カメラ1の手ブレ防止機能の起動スイッチ(図示せず)をONにすることにより、レンズユニット2に備えられたアクチュエータ10が作動される。レンズユニット2に取り付けられたジャイロ34a、34bは、所定周波数帯域の振動を時々刻々検出し、コントローラ36に内蔵された演算回路38a、38bに出力する。ジャイロ34aはレンズユニット2のヨーイング方向の角加速度の信号を演算回路38aに出力し、ジャイロ34bはピッチング方向の角加速度の信号を演算回路38bに出力する。演算回路38aは、入力された角加速度信号を時間で2回積分して、ヨーイング角度を算出し、これに所定の修正信号を加えて水平方向のレンズ位置指令信号を生成する。同様に、演算回路38bは、入力された角加速度信号を時間で2回積分して、ピッチング角度を算出し、これに所定の修正信号を加えて鉛直方向のレンズ位置指令信号を生成する。演算回路38a、38bによって時系列で出力されるレンズ位置指令信号によって指令される位置に、画像安定化用レンズ16を時々刻々移動させることによって、カメラ本体4のフィルム面Fに合焦される像が安定化される。
演算回路38aによって出力された水平方向のレンズ位置指令信号は、駆動用コイル20aに対するコイル位置指令信号rXとして作動回路44aに入力される。同様に、演算回路38bによって出力された鉛直方向のレンズ位置指令信号は、駆動用コイル20bに対するコイル位置指令信号rYとして作動回路44bに入力される。また、演算回路38a、38bの出力は、演算回路40に入力され、数式8で表される演算により、駆動用コイル20cに対するコイル位置指令信号rVが生成される。
一方、駆動用コイル20aの内側に配置された磁気センサ24aは磁気センサアンプ42aに、駆動用コイル20bの内側の磁気センサ24bは磁気センサアンプ42bに、駆動用コイル20cの内側の磁気センサ24cは磁気センサアンプ42cに検出信号を出力する。磁気センサアンプ42a、42b、42cで夫々増幅された磁気センサの検出信号は、作動回路44a、44b、44cに夫々入力される。
作動回路44a、44b、44cは、入力された各磁気センサの検出信号と、コイル位置指令信号rX、rY、rVの差に応じた電圧を夫々発生し、この電圧に比例した電流を駆動用コイル20a、20b、20cに流す。各駆動用コイルに電流が流れると電流に比例した磁界が発生する。この磁界により各駆動用コイルに対応して配置された各駆動用磁石22は夫々、コイル位置指令信号rX、rY、rVによって指定された位置に近づく方向の駆動力を受け、移動枠14が移動される。駆動用磁石22が、この駆動力によってコイル位置指令信号により指定された位置に到達すると、コイル位置指令信号と磁気センサの検出信号が一致するので作動回路の出力は0となり、駆動力も0になる。また、外乱、又は、コイル位置指令信号の変化等により、各駆動用磁石22がコイル位置指令信号により指定された位置から外れると、再び各駆動用コイルに電流が流され、各駆動用磁石22はコイル位置指令信号によって指定された位置に戻される。
以上の作用が時々刻々繰り返されることにより、各駆動用磁石22を有する移動枠14に取り付けられた画像安定化用レンズ16が、レンズ位置指令信号に追従するように移動される。これにより、カメラ本体4のフィルム面Fに合焦される像が安定化される。
本発明の実施形態によるカメラでは、直交する2方向のガイドを使用することなく、画像安定化用のアクチュエータの移動枠を任意の方向に並進運動させることができるので、アクチュエータを簡単な機構で構成することができる。また、機構を簡略化することにより、アクチュエータの移動枠を軽量化することができるので、高速な応答が可能なアクチュエータを構成することができる。
本発明の実施形態によるカメラにおいては、画像安定化用のアクチュエータの移動枠を所定の平面内で任意の方向に並進運動及び回転運動させることができる。
本発明の実施形態によるカメラにおいては、駆動用磁石の磁気を磁気センサによって検出し、移動枠の位置を測定しているので、磁気センサ用の磁石を別に設けることなく、駆動用磁石を兼用とすることができる。また、磁気センサが駆動用コイルの内側に配置されているので、駆動用コイルから駆動用磁石に及ぼされる力の作用点と、駆動用磁石上の磁気センサによって位置を計測される点がほぼ等しくなり、機械的なガタ等に影響されることなく、正確に移動枠の位置を検出することができる。
本発明の実施形態によるカメラにおいては、固定板と移動枠の間の間隔が、スチールボールによって一定に維持され、固定板と移動枠の間でスチールボールが転がることによって、固定板に対して移動枠が移動されるので、摺動抵抗が作用することなく、移動枠が固定板に対して移動される。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態では、本発明をフィルムカメラに適用していたが、本発明は、デジタルカメラ、ビデオカメラ等、静止画又は動画撮像用の任意のカメラに適用することができる。また、本発明を、これらのカメラのカメラ本体と共に使用されるレンズユニットに適用することもできる。さらに、本発明は、カメラの画像安定化用レンズの駆動用の他、XYステージの駆動用等の任意のアクチュエータに適用することができる。
また、上述した実施形態においては、固定側部材に駆動用コイルが取り付けられ、可動側部材に駆動用磁石が取り付けられていたが、固定側部材に駆動用磁石を、可動側部材に駆動用コイルを取り付けることもできる。さらに、上述した実施形態においては、駆動用コイルと駆動用磁石が3組使用されていたが、4組以上の駆動用コイルと駆動用磁石を使用することもできる。また、上述した実施形態においては、駆動用磁石として永久磁石を使用しているが、駆動用磁石として電磁石を使用することもできる。
さらに、上述した実施形態においては、位置検出手段として、駆動用磁石の磁気を検出してその位置を測定する磁気センサを使用しているが、各駆動用コイルに対する各駆動用磁石の位置を検出する磁気センサ以外の任意の位置検出用センサを位置検出手段として使用することができる。
また、上述した実施形態においては、可動側部材支持手段として、3つのスチールボール18が使用されているが、可動側部材支持手段を4つ以上の球状体で構成することもできる。あるいは、球状体を使用せずに、可動側部材及び固定側部材の接触面を平滑に仕上げておき、可動側部材と固定側部材を直接接触させて滑動させることによって、可動側部材支持手段を構成しても良い。
さらに、上述した実施形態においては、駆動用コイル24aと24bの間の中心角が90度、駆動用コイル24cと駆動用コイル24a及び24bの間の中心角が135度となるように駆動用コイルを配置しているが、駆動用コイル24bと24cの間の中心角が(90+α)度、0≦α≦90となるように、駆動用コイル24cを配置しても良い。この場合には、駆動用コイル24cに対するコイル位置指令信号は、数式7によって計算することができる。或いは、駆動用コイル24aと24bの間の中心角は90度でなくても良く、3つの駆動用コイルの間の中心角を夫々120゜にする等、各駆動用コイルの間の中心角を、90度以上180度以下の任意の角度にすることもできる。
また、上述した実施形態においては、駆動用磁石の磁気的中立軸線は、全て半径方向に向けられていたが、各駆動用磁石の磁気的中立軸線は、任意の方向に向けることができる。好ましくは、少なくとも1つの駆動用磁石の磁気的中立軸線を、ほぼ半径方向に向けて配置するのが良い。
図12は、上述した本発明の実施形態において、駆動用コイル24a及び24bに対応する駆動用磁石22の磁気的中立軸線を、点Qを中心とする円の接線方向に向け、駆動用コイル24cに対応する駆動用磁石22の磁気的中立軸線を半径方向に向けた変形例を示す。なお、図示を省略しているが、駆動用コイル24aは点Lに、駆動用コイル24bは点Mに、駆動用コイル24cは点Nに夫々配置されている。この例では、点Lに配置された駆動用コイル24aに対するコイル位置指令信号rX、点Mに配置された駆動用コイル24bに対するコイル位置指令信号ry、点Nに配置された駆動用コイル24cに対するコイル位置指令信号rVが与えられている。この指令信号によって、移動枠14の中立位置において、点L、M、N上に位置していた各駆動用磁石22の磁気的中立軸線の中点は、点L4、M4、N4に夫々移動され、画像安定化用レンズ16の中心点は、点Qから点Q3に移動される。
なお、この変形例では、レンズ位置指令信号の水平方向成分に対応するコイル位置指令信号rXが点Mに配置された駆動用コイル24bに与えられ、鉛直方向成分に対応するコイル位置指令信号rYが点Lに配置された駆動用コイル24aに与えられる。また、図12の例において、コイル位置指令信号rX、rYを数式8に代入し、求められたコイル位置指令信号rVを駆動用コイル24cに与えると、点QはX軸方向に−rX、Y軸方向にrY並進移動される。
次に、図13を参照して、本発明の実施形態の更なる変形例を説明する。この変形例のアクチュエータ45は、移動枠14の制御を行わないとき、移動枠14を固定板12に対して係止するための係止機構を有する点が、上述した実施形態とは異なる。
図13に示すように、本変形例のアクチュエータ45では、移動枠14の外周に3つの係合突起14aが形成されている。また、固定板12には、移動枠14を取り囲むように配置された環状部材46が取り付けられており、この環状部材46の内周部には、係合突起14aと夫々係合するように形成された3つの係合部46aが設けられている。さらに、移動枠14の外周には、3つの可動側保持用磁石48が取り付けられている。また、環状部材46の内周部の可動側保持用磁石48に夫々対応する位置には、可動側保持用磁石48と磁力を及ぼしあうように位置決めされた3つの固定側保持用磁石50が夫々取り付けられている。さらに、手動係止用部材52が、環状部材46の外側から半径方向内方に向けて延びるように、環状部材46の円周方向に移動可能に設けられている。この手動係止用部材52の先端には、U字型の凹部52aが形成されている。移動枠14の外周には、U字型の凹部52aの中に受け入れられ、手動係止用部材52と係合するように、係合ピン54が取り付けられている。
次に、アクチュエータ45の作用を説明する。まず、アクチュエータ45の移動枠14を、図13において反時計回りに回転駆動することにより、移動枠14外周の係合突起14aが環状部材46の係合部46aに夫々係合し、移動枠14が固定板12に対して係止される。また、移動枠14に設けられた可動側保持用磁石48と、環状部材46の固定側保持用磁石50は、図13に示す状態では、殆ど磁力を及ぼしあうことはない。移動枠14が反時計回りに回転駆動され、可動側保持用磁石48が固定側保持用磁石50に近づくと、固定側保持用磁石50は、移動枠14を時計回りに回転させる方向の磁力を、移動枠14に及ぼす。この磁力に抗して、移動枠14が反時計回りにさらに回転駆動され、可動側保持用磁石48が固定側保持用磁石50を通り過ぎると、固定側保持用磁石50は、移動枠14を反時計回りに回転させる方向の磁力を、移動枠14に及ぼす。この磁力により、係合突起14aは係合部46aに押し付けられ、係合突起14aと係合部46aの係合状態が保持される。これにより、アクチュエータ45の電源が切られた状態でも、係合突起14aと係合部46aの係合状態が保持され、移動枠14が固定板12に対して係止される。
また、手動係止用部材52を、図13において反時計回りに手動で回転移動させると、移動枠14の係合ピン54がU字型の凹部52aと係合して、移動枠14も反時計回りに回転移動される。これにより、係合突起14aと係合部46aが、手動で係合される。逆に、手動係止用部材52を、図13において時計回りに手動で回転移動させると、移動枠14が時計回りに回転移動され、係合突起14aと係合部46aの係合状態が解除される。
本実施形態のアクチュエータは、移動枠を回転移動させることもできるので、本変形例のような係止機構を容易に実現することができる。
本発明の実施形態によるカメラの断面図である。 本発明の実施形態によるカメラに使用されているアクチュエータの一部を破断して示した正面部分断面図である。 本発明の実施形態によるカメラに使用されているアクチュエータの、図2のA−A線側面断面図である。 本発明の実施形態によるカメラに使用されているアクチュエータの上面部分断面図である。 (a)駆動用コイル、駆動用磁石、バックヨーク及び吸着用ヨークの位置関係を示す部分拡大上面図、及び(b)部分拡大正面図である。 駆動用磁石の移動と磁気センサから出力される信号との関係を示す図である。 駆動用磁石の移動と磁気センサから出力される信号との関係を示す図である。 コントローラにおける信号処理を示すブロック図である。 固定板上に配置された駆動用コイル、移動枠上に配置された3つの駆動用磁石の位置関係を示す図である。 移動枠が並進運動及び回転運動した場合のコイル位置指令信号を説明する図である。 駆動用コイルに流す電流を制御する回路の一例を示す回路図である。 本発明の実施形態におけるアクチュエータの変形例を示す図である。 本発明の実施形態におけるアクチュエータの更なる変形例を示す図である。
符号の説明
1 カメラ
2 レンズユニット
4 カメラ本体
6 レンズ鏡筒
8 撮像用レンズ
10 アクチュエータ
12 固定板
14 移動枠
16 画像安定化用レンズ
18 スチールボール
20a 駆動用コイル
20b 駆動用コイル
20c 駆動用コイル
22 駆動用磁石
24a 磁気センサ
24b 磁気センサ
24c 磁気センサ
26 吸着用ヨーク
28 バックヨーク
30 吸着用磁石
32 スチールボール受け
34a ジャイロ
34b ジャイロ
36 コントローラ
38a 演算回路
38b 演算回路
40 演算回路
42a 磁気センサアンプ
42b 磁気センサアンプ
42c 磁気センサアンプ
44a 差動回路
44b 差動回路
44c 差動回路
45 本発明の実施形態の変形例のアクチュエータ
46 環状部材
46a 係合部
48 可動側保持用磁石
50 固定側保持用磁石
52 手動係止用部材
52a U字型の凹部
54 係合ピン

Claims (13)

  1. 固定側部材と、
    可動側部材と、
    この可動側部材を、上記固定側部材に対して平行な平面上の任意の位置に移動できるように支持する可動側部材支持手段と、
    上記固定側部材又は上記可動側部材のうちの何れか一方に取り付けられた少なくとも3つの駆動用コイルと、
    上記固定側部材又は上記可動側部材のうちの他方の、上記各駆動用コイルに対応する位置に夫々取り付けられ、対応する駆動用コイルに電流が流れるとその駆動用コイルとの間で力を及ぼし合う駆動用磁石と、
    上記固定側部材に対する上記可動側部材の位置を検出する位置検出手段と、
    可動側部材の移動すべき位置を指令する信号に基づいて各駆動用コイルに対するコイル位置指令信号を生成し、このコイル位置指令信号及び上記位置検出手段によって検出された位置情報に基づいて、上記各駆動用コイルに流す駆動電流を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするアクチュエータ。
  2. 上記位置検出手段が、磁気の変化を検出する磁気センサであり、この磁気センサは上記各駆動用磁石の位置変化を検出するように、上記各駆動用磁石に対応した位置に取り付けられている請求項1記載のアクチュエータ。
  3. 上記磁気センサが、上記駆動用コイルの内側にそれぞれ配置されている請求項2記載のアクチュエータ。
  4. 上記可動側部材支持手段が、上記固定側部材と上記可動側部材の対向する面の間に挟持された少なくとも3つの球状体である請求項1乃至3の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  5. 上記各駆動用磁石は所定の円周上に夫々配置され、上記駆動用磁石のうちの少なくとも1つは、駆動用磁石の磁気的中立軸線が上記円周のほぼ半径方向を向くように配置されている請求項1乃至4の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  6. 上記駆動用コイルが3つであり、これら3つの駆動用コイルは所定の円周上に配置され、上記各駆動用コイルが夫々90度以上180度以下の中心角を隔てて配置されている請求項1乃至5の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  7. 上記駆動用コイルが、第1駆動用コイル、第2駆動用コイル、第3駆動用コイルの3つからなり、これらの第1、第2、第3駆動用コイルは所定の中心点を中心とする円周上に配置され、上記第1駆動用コイルと上記第2駆動用コイルの間の中心角がほぼ90度、上記第2駆動用コイルと上記第3駆動用コイルの間の中心角が(90+α)度、上記第3駆動用コイルと上記第1駆動用コイルの間の中心角が(180−α)度、但し0≦α≦90となるように配置されている請求項1乃至5の何れか1項に記載のアクチュエータ。
  8. 上記各駆動用磁石は、上記各駆動用コイルに夫々対応して、所定の円周上に、駆動用磁石の磁気的中立軸線が該円周のほぼ半径方向を向くように夫々配置されており、上記制御手段は、上記可動側部材を回転させる指令信号が入力されると、上記駆動用コイルに対して夫々同じ大きさのコイル位置指令信号を生成し、上記可動側部材に上記各駆動用磁石が配置された円周の中心点を中心とする回転運動を発生させる請求項6又は7記載のアクチュエータ。
  9. 上記各駆動用磁石は、上記第1、第2、第3駆動用コイルに夫々対応して、所定の円周上に、駆動用磁石の磁気的中立軸線が上記円周のほぼ半径方向を向くように配置されており、上記制御手段は、上記可動側部材を並進運動させる指令信号が入力されると、上記第1駆動用コイルに対するコイル位置指令信号rX、上記第2駆動用コイルに対するコイル位置指令信号rY、上記第3駆動用コイルに対する位置指令信号
    Figure 2006106177
    を生成し、上記可動側部材に並進運動のみを発生させる請求項7記載のアクチュエータ。
  10. 固定側部材と、
    可動側部材と、
    この可動側部材を、上記固定側部材に対して平行な平面上の任意の位置に移動できるように支持する可動側部材支持手段と、
    上記可動側部材を、上記固定側部材に対して並進運動させ、且つ回転運動させることができる駆動手段と、
    を有することを特徴とするアクチュエータ。
  11. レンズ鏡筒と、
    このレンズ鏡筒の中に配置された撮像用レンズと、
    上記レンズ鏡筒に取り付けられた固定側部材と、
    画像安定化用レンズが取り付けられた可動側部材と、
    この可動側部材を、上記固定側部材に対して平行な平面上の任意の位置に移動できるように支持する可動側部材支持手段と、
    上記固定側部材又は上記可動側部材のうちの何れか一方に取り付けられた少なくとも3つの駆動用コイルと、
    上記固定側部材又は上記可動側部材のうちの他方の、上記各駆動用コイルに対応する位置に夫々取り付けられ、対応する駆動用コイルに電流が流れるとその駆動用コイルとの間で力を及ぼし合う駆動用磁石と、
    上記固定側部材に対する上記可動側部材の位置を検出する位置検出手段と、
    上記レンズ鏡筒の振動を検出する振動検出手段と、
    この振動検出手段によって検出された信号に基づいて、上記画像安定化用レンズを移動させる位置を指令するレンズ位置指令信号を生成するレンズ位置指令信号生成手段と、
    このレンズ位置指令信号生成手段によって生成されたレンズ位置指令信号に基づいて各駆動用コイルに対するコイル位置指令信号を生成し、このコイル位置指令信号及び上記位置検出手段によって検出された位置情報に基づいて、上記各駆動用コイルに流す駆動電流を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするレンズユニット。
  12. レンズ鏡筒と、
    このレンズ鏡筒の中に配置された撮像用レンズと、
    上記レンズ鏡筒に取り付けられた固定側部材と、
    画像安定化用レンズが取り付けられた可動側部材と、
    この可動側部材を、上記固定側部材に対して平行な平面上の任意の位置に移動できるように支持する可動側部材支持手段と、
    上記可動側部材を、上記固定側部材に対して平行な平面上で、上記固定側部材に対して並進運動させ、且つ回転運動させることができる駆動手段と、
    を有することを特徴とするレンズユニット。
  13. 請求項11又は12に記載のレンズユニットを有するカメラ。
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