JP2006105217A - 車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置 - Google Patents

車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ベルトとコーン面との十分で左右均等な潤滑を可能とし、耐久性や動力伝達効率を向上させることができる車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置を提供する。
【解決手段】 回転軸SSに対し固定された固定シーブ232Sと軸方向に可動の可動シーブ233Sとからなるプーリ231Sを備えるベルト式無段変速機において、固定シーブ232Sを回転軸SSに嵌合すると共に、その嵌合面と回転軸SS内に形成された油室SSAとを連通する油路SSEを設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置に関し、特に、2つの可変プーリの間でベルトにより動力伝達を行うとともに、ベルトの巻き掛け半径を変更することにより、その変速比を制御する構成の車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置に関する。
一般に、車両の走行状態に応じた最適の条件でエンジンを運転することを目的として、エンジンの出力側に有段や無段の変速機が設けられている。このような、無段変速機の一例として、ベルト式無段変速機が挙げられる。このベルト式無段変速機は、平行に配置された2つの回転部材と、各回転部材に別々に取り付けられたプライマリプーリおよびセカンダリプーリとを有している。このプライマリプーリおよびセカンダリプーリは、共に、固定された固定シーブと可動シーブとを組み合わせて構成されており、固定シーブと可動シーブとの間にV字形状の溝が形成されている。
さらに、プライマリプーリの溝およびセカンダリプーリの溝にベルトが巻き掛けられており、可動シーブに軸線方向の押圧力を発生させる油圧室が別個に設けられている。そして、各油圧室の油圧を別個に制御することにより、プライマリプーリの溝幅が制御されてベルトの巻き掛け半径が変化し、その変速比が変更される一方、セカンダリプーリの溝幅が変化してベルトの張力が制御される。
ところで、上記のようなベルト式無段変速機においては、ベルトが巻き掛けられたプーリのコーン面と多数の金属製の駒および複数本のスチールリングなどにより構成されるベルトとの接触域では微小なスリップが生じ、その結果としての発熱や磨耗が発生することが知られている。このような発熱や磨耗の発生による不都合を解消する潤滑装置を備えたベルト式無段変速機の一例が特許文献1に記載されている。
この特許文献1には、特にその図2に、セカンダリシャフト(アウトプットシャフト)に設けられたセカンダリプーリ(ドリブンプーリ)が、セカンダリシャフトに一体的に形成された固定シーブ(固定側プーリ半体)と、セカンダリシャフト(アウトプットシャフト)に軸線方向に移動可能に取り付けられた可動シーブ(可動側プーリ半体)とを有するベルト式無段変速機が記載されている。ここでは、可動側プーリ半体の外周部側面に外側シリンダ部材が固定され、ピストン部材の外周に設けられたシール部材が外側シリンダ部材に摺動自在に当接されることにより、可動シーブを軸線方向に押圧する作動油室が可動側プーリ半体、この可動側プーリ半体に固定された外側シリンダ部材、ピストン部材およびアウトプットシャフト間に画成されている。さらに、外側シリンダ部材の内周に設けられたシール部材が内側シリンダ部材に摺動自在に当接されることにより、可動シーブに作動油室の押圧力とは逆向きの押圧力を与えるキャンセラ油室がピストン部材、外側シリンダ部材、内側シリンダ部材およびアウトプットシャフト間に画成されている。そして、アウトプットシャフト内の油室に供給された潤滑用のオイルが、アウトプットシャフトにおいて、V溝を形成する固定側プーリ半体と可動側プーリ半体との間で、溝底に対応する部位に半径方向に形成された2本の油孔を介して流出され、プーリに巻き掛けられた金属ベルトを潤滑するように構成されている。
特開2002−295613号公報
ところで、かかる特許文献1に記載されたベルト式無段変速機のように、V溝の溝底に対応する部位に半径方向に形成された油孔から潤滑用のオイルを金属ベルトの裏面に向けて流出させることは、オイルポンプの動力損失を無視して大量に供給し得る場合には有効であるが、背反として、オイルポンプの動力損失を招くことになる。これを避けるためには、いきおいその流出量が制限されることになり、この場合には十分な潤滑作用が行なわれないという恐れがある。詳述すると、ベルトを構成している多数の金属製の駒同士の間には隙間があり、ベルトの裏面に掛けられた潤滑用のオイルはこの隙間を通って表面に洩れ出す結果、コーン面との接触部位の潤滑が十分に行なわれないのである。
また、シャフトに軸線方向に移動可能に取り付けられた可動シーブ(可動側プーリ半体)側では、シャフトと可動シーブとの間にはその径方向に微小なクリアランスが存するので、可動シーブの背面に形成された作動油室から常に作動油が洩れ出しており、これは可動シーブのコーン面を伝わってベルトとコーン面との接触部位を潤滑する。しかしながら、シャフトに一体的に形成された固定シーブ(固定側プーリ半体)側では、このような作動油の洩れ出しは存在しないことから、ベルトの両側のコーン面との接触部位での潤滑の程度が異なり、磨耗に偏りが生ずる。この結果、ベルトが傾き、偏磨耗による耐久性の低下や動力伝達効率の低下という問題が生ずるおそれがあった。
本発明は上記の事情を背景としてなされたものであり、ベルトとコーン面との十分で左右均等な潤滑を可能とし、耐久性や動力伝達効率を向上させることができる車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための、本発明の一形態による車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置は、回転軸に対し固定された固定シーブと軸方向に可動の可動シーブとからなるプーリを備えるベルト式無段変速機において、前記固定シーブを前記回転軸に嵌合すると共に、その嵌合面と前記回転軸内に形成された油室とを連通する油路を設けたことを特徴とする。
ここで、前記油路は、前記油室から等角度で放射状に形成された複数の油孔であってもよい。
また、前記油路は、前記油室から放射状に形成された少なくとも一つの油孔と、該油孔に連通する環状溝であってもよい。
ここで、前記少なくとも一つの油孔は、前記回転軸の軸端近傍に形成され、前記環状溝と軸方向溝によって連通されていることが好ましい。
なお、前記固定シーブの一部の外周面をベアリング内輪面として形成すると共に、該内輪面と前記油路とを連通する油孔が該固定シーブの一部に形成されていることが好ましい。
本発明の一形態によれば、回転軸に対し固定された固定シーブと軸方向に可動の可動シーブとからなるプーリを備えるベルト式無段変速機において、前記固定シーブを前記回転軸に嵌合すると共に、その嵌合面と前記回転軸内に形成された油室とを連通する油路が設けられているので、作動油が、該油路を通って回転軸と固定シーブとの嵌合面に至り、さらに、回転軸と固定シーブとの間を通って固定シーブの端部側に漏洩する。この漏洩した作動油は、固定シーブのコーン面を伝わって外径側に流れる。かくて、ベルトと固定シーブおよび可動シーブの両コーン面との接触部位に均等に潤滑用の作動油が供給される。従って、ベルトの両側の磨耗量がほぼ均等となり、従来の如き傾きによる偏磨耗を防止でき、その耐久性や動力伝達効率を向上させることができる。
ここで、前記油路が、前記油室から等角度で放射状に形成された複数の油孔である形態によれば、加工工数が少なく簡単にできる。
また、前記油路が、前記油室から放射状に形成された少なくとも一つの油孔と、該油孔に連通する環状溝である形態によれば、固定シーブのコーン面における全放射方向への潤滑用作動油の供給がほぼ均等に行なわれる。
さらに、前記少なくとも一つの油孔が、前記回転軸の軸端近傍に形成され、前記環状溝と軸方向溝によって連通されている形態によれば、回転軸にベルトから加えられる荷重の影響が小さいので、半径方向に形成された油孔への応力集中が生じず、回転軸の強度を確保することができる。
また、前記固定シーブの一部の外周面をベアリング内輪面として形成すると共に、該内輪面と前記油路とを連通する油孔が該固定シーブの一部に形成されている形態によれば、固定シーブと回転軸との嵌合部長さを変えることなく、回転軸の軸長を短縮することができる。また、コーン面潤滑用の軸方向溝を共用することで、軸受専用の供給経路が不要となり構造の簡略化が可能である。
ここで、本発明に係る車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置の最良の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明に係るベルト式無段変速機が適用された車両の一部を示す概略構成図である。図1に示される車両は、いわゆるFF車(フロントエンジンフロントドライブ:エンジン前置き前輪駆動車両)として構成されており、駆動源として不図示の車体に搭載されたエンジン100と、該エンジン100の出力軸102に接続されたトランスアクスルであるベルト式無段変速機200を備えている。
エンジン100およびベルト式無段変速機200は、それぞれ電子制御ユニット500に接続されており、所定の制御が行なわれる。電子制御ユニット500は、各種機器を制御するCPU、予め各種の数値やプログラムが書き込まれたROM、演算過程の数値やフラグが所定の領域に書き込まれるRAM、アナログ入力信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ、各種ディジタル信号が入力され、各種ディジタル信号が出力される入出力インターフェース(I/O)、およびこれら各機器がそれぞれ接続されるバスラインから構成されている。
ここで図1に示すベルト式無段変速機200の概要を説明する。このベルト式無段変速機200は、トルクコンバータ210、前後進切替え機構220、無段変速機構230および最終減速機240を備え、最終減速機240が差動装置250を介して車輪FWに連結されている。
トルクコンバータ210は、ドライブプレート211と、ドライブプレート211を介してエンジン100の出力軸としてのクランクシャフト102に連結されたフロントカバー212とを有する。フロントカバー212には、図1に示されるように、ポンプインペラ214が取り付けられている。また、トルクコンバータ210は、ポンプインペラ214と対向する状態で回転可能なタービンランナ215を含んでいる。
タービンランナ215は、クランクシャフト102と概ね同軸に延びる入力シャフトSIに固定されている。更に、ポンプインペラ214およびタービンランナ215の内側にはステータ216が配置されており、ステータ216の回転方向は、ワンウェイクラッチ217によって一方向にのみ設定されている。ステータ216は、ワンウェイクラッチ217を介して中空軸218に固定されており、上述の入力シャフトSIは、この中空軸218の内部に挿通されている。そして、入力シャフトSIのフロントカバー212側の端部には、ダンパ機構を介してロックアップクラッチ219が取り付けられている。
上述のポンプインペラ214、タービンランナ215およびステータ216は、作動油室を画成し、この作動油室には、トルクコンバータ210と前後進切替え機構220との間に配置された機械式のオイルポンプ260から作動油が供給される。そして、エンジン100が作動し、フロントカバー212およびポンプインペラ214が回転すると、作動油の流れによりタービンランナ215が引きずられるようにして回転し始める。また、ステータ216は、ポンプインペラ214とタービンランナ215との回転速度差が大きい時に、作動油の流れをポンプインペラ214の回転を助ける方向に変換する。
これにより、トルクコンバータ210は、ポンプインペラ214とタービンランナ215との回転速度差が大きい時には、トルク増幅機として作動し、両者の回転速度差が小さくなると、流体継手として作動する。そして、車両の発進後、車速が所定速度に達すると、ロックアップクラッチ219が作動され、エンジン100からフロントカバー212に伝えられた動力が入力シャフトSIに機械的かつ直接に伝達されるようになる。また、フロントカバー212から入力シャフトSIに伝達されるトルクの変動は、ダンパ機構によって吸収される。
トルクコンバータ210と前後進切替え機構220との間のオイルポンプ260は、ロータ261を有し、このロータ261は、ハブ262を介してポンプインペラ214と接続されている。また、ハブ262は、中空軸218に対してスプライン嵌合されており、オイルポンプ260の本体263は、トランスアクスルケース204側に固定されている。従って、エンジン100の動力は、ポンプインペラ214を介してロータ261に伝達されることになり、これにより、オイルポンプ260が駆動される。
さらに、前後進切替え機構220は、ダブルピニオン形式の遊星歯車機構PGを有し、この遊星歯車機構PGは、その構成要素の接続または遮断がフォワードクラッチCLおよびリバースブレーキBRにより制御され動力伝達経路が切替えられるようにされている。
一方、無段変速機構230は、入力シャフトSIと概ね同軸に延びるプライマリシャフト(駆動側回転軸)SPと、プライマリシャフトSPと平行をなすように配置されたセカンダリシャフト(従動側回転軸)SSとを有する。プライマリシャフトSPおよびセカンダリシャフトSSは、それぞれ、トランスアクスルケース204に設けられた軸受BP1およびBS1、トランスアクスルリヤカバー206に設けられた軸受BP2およびBS2により、後述するように回転自在に支持されている。そして、プライマリシャフトSPには、プライマリプーリ231Pが、セカンダリシャフトSSには、セカンダリプーリ231Sがそれぞれ装備されている。
かかるプライマリプーリ231Pおよびセカンダリプーリ231Sは、プライマリシャフトSPおよびセカンダリシャフトSSのそれぞれの外周に固定されたプライマリ固定シーブ232Pおよびセカンダリ固定シーブ232Sと、それぞれの外周に軸方向に摺動自在に装着されたプライマリ可動シーブ233Pおよびセカンダリ可動シーブ233Sとにより構成されている。それぞれの固定シーブ232Pおよび232Sと可動シーブ233Pおよび233Sとは互いに対向し合い、両者間には、略V字形状のプーリ溝234Pおよび234Sが形成される。また、可動シーブ233Pおよび233Sは、それぞれの固定シーブ232Pおよび232Sに対して軸方向に移動可能であり、無段変速機構230は、可動シーブ233Pおよび233Sを固定シーブ232Pおよび232Sに対してそれぞれ軸方向に移動させて接近・離間させるプライマリ油圧アクチュエータ235Pおよびセカンダリ油圧アクチュエータ235Sを有している。
上述のプライマリプーリ231Pのプーリ溝234Pと、セカンダリプーリ231Sのプーリ溝234Sとには、多数の金属製の駒および複数本のスチールリングにより構成されるベルトBが巻き掛けられている。そして、プライマリ油圧アクチュエータ235Pおよびセカンダリ油圧アクチュエータ235Sによる油圧が別個に制御され、これにより、プライマリプーリ231Pおよびセカンダリプーリ231Sの溝幅が変更されてベルトBの巻き掛け半径が変化する。この結果、無段変速機構230による変速比が所望の値に設定されると共に、ベルトBの張力が調整されることになる。
(本発明の第1の実施形態)
ここで、上述したベルト式無段変速機構230に適用される本発明に係るベルト式無段変速機の潤滑装置の第1の実施形態について、図2を参照して説明する。この図2は、上述の本発明による潤滑装置のセカンダリプーリ231Sに関連する構成を示す要部拡大断面図である。
セカンダリプーリ231SのセカンダリシャフトSSは軸線を中心として回転可能であり、内部には両端側から軸線方向に油路SSAおよびSSBがそれぞれ形成されている。そして、本実施の形態においては、固定シーブ232SがセカンダリシャフトSSの外周に嵌合されて、軸方向に固定されている。詳しくは、固定シーブ232Sは筒状部232SAと、筒状部232SAの可動シーブ233S側の端部から外周側に向けて連続され、コーン面を有する半径方向部232SBとが一体に形成されており、そして、この筒状部232SAがセカンダリシャフトSSの外周に嵌合されて、セカンダリシャフトSSの一端に形成された拡径部SSCによる段部SSDに当接する形態で軸方向に固定されている。なお、固定シーブ232の筒状部232SAの外周部にはパーキングギヤPGが固設されている。
一方、可動シーブ233Sは、セカンダリシャフトSSの外周面に沿ってスライドする内側筒状部233SAと、内側筒状部233SAの固定シーブ232S側の端部から外周側に向けて連続されコーン面を有する半径方向部233SBと、半径方向部233SBの外周端に連続され、かつ、軸線方向に伸ばされた外側筒状部233SCとを有している。
可動シーブ233Sの内側筒状部232SAの内周面には複数のスプライン歯(溝)233SDが形成され、他方、可動シーブ233Sを摺動自在に支持するセカンダリシャフトSSの外周面には、複数のスプライン溝(歯)SSKが形成されている。そして、該複数のスプライン溝(歯)SSKの終端部には環状溝SSMが形成されている。スプライン歯およびスプライン溝は、歯面または溝表面が例えばインボリュート曲線をなすように形成されており、セカンダリシャフトSSと可動シーブ233Sとは軸方向に滑らかに相対移動可能であるが、セカンダリシャフトSSと可動シーブ233Sとが円周方向には相対移動が不可能なスプライン結合状態とされている。
更に、セカンダリプーリ231Sのセカンダリ油圧アクチュエータ235Sは環状のピストン部材236Sを含む。ピストン部材236Sは、図2からわかるように、セカンダリシャフトSSの径方向に延びる第一径方向基部236SAと、第一径方向基部236SAからセカンダリシャフトSSの軸線と概ね平行に延びる筒状部236SBと、該筒状部236SBから可動シーブ233Sの背面に向かって屈曲しつつセカンダリシャフトSSの径方向に延びる第二径方向部236SCとを有している。この第二径方向部236SCの外縁部には、可動シーブ233Sの外側筒状部233SCの内周面と摺接するようにシール部材236SDが配置されている。
また、237Sは略漏斗形の隔壁部材であり、その大径側の縁部237SAが可動シーブ233Sの外側筒状部233SCの内周面に当接された状態でスナップリング237SBにより可動シーブ233Sに固定されている。一方、238Sは略椀形をした案内部材であり、後述の通路が形成された径方向部238SAとその外周端からセカンダリシャフトSSの軸線と概ね平行でピストン部材236Sの筒状部236SBに近接して延びる筒状部238SBを有している。そして、隔壁部材237Sの小径側の内縁部237SDと案内部材238Sの筒状部238SBの外周面との間には、ドレーン用隙間が形成されている。
そして、これらのピストン部材236Sおよび案内部材238Sは、ピストン部材236Sの第一径方向基部236SAおよび案内部材238Sの径方向部238SAに形成されている中心孔に対し、セカンダリシャフトSSの先端の小径部が圧入され、ロックナット239を用いてセカンダリシャフトSSの段部との間にボールベアリングの形態の軸受BS1と共に固定されている。
かくて、可動シーブ233Sの内側筒状部233SA、半径方向部233SB、外側筒状部233SCおよびピストン部材236Sによって、上述のセカンダリ油圧アクチュエータ235Sの一部を構成する制御油圧室235SAが画成されている。なお、この制御油圧室235SA内には、可動シーブ233Sを最小変速比方向に付勢する圧縮ばね233SEがピストン部材236Sと可動シーブ233Sとの間に設けられている。一方、ピストン部材236Sの第二径方向部236SC、可動シーブ233Sの外側筒状部233SCおよび隔壁部材237Sによって、上述の油圧アクチュエータ235Sの一部を構成する遠心油圧キャンセル室235SBが画成されている。
また、セカンダリシャフトSS内の軸方向に形成された油室としての油路SSAに関しては、嵌合された固定シーブ232Sの嵌合面と油路SSAとを連通する半径方向の油路としての油孔SSEおよび上述の制御油圧室235SAと油路SSAとを連通する同じく半径方向に形成された油路としての油孔SSFが形成されている。一方、セカンダリシャフトSSの軸方向に形成された油路SSBに関しては、遠心油圧キャンセル室235SBに上述の案内部材238Sに形成された通路を介して潤滑用に供される作動油が供給されるべく、半径方向の油路SSGが形成されている。なお、上述の半径方向の油孔SSEおよび油孔SSFは、油路SSAから等角度で放射状に複数個形成するのが潤滑用の作動油を均等に配分する上で好ましい。
さらに、本実施の形態では、半径方向の油孔SSEの側端と固定シーブ232Sの端部との距離「d」が、前述のセカンダリシャフトSSに形成された環状溝SSMの側端と最小変速比位置(図2の上半分参照)にある可動シーブ233Sの端部との最小距離「d‘」に等しくなるように、それぞれの寸法関係が設定されている。ここで、上述の固定シーブ232Sの距離「d」および可動シーブ233Sの距離「d‘」に対応するそれぞれの内周部位においては、セカンダリシャフトSSとの嵌合クリアランスが他の部位に比べ僅かに大きくなるように設定されている。この大きく設定されるクリアランスは全周に亘ってもよく、あるいは一部でもよいが、要するに、適度な潤滑用作動油の漏洩量を確保できる大きさであればよい。このように、固定シーブ232Sの距離「d」および可動シーブ233Sの距離「d‘」が可動シーブ233Sの最小変速比位置において等しくなるように設定すると、最も潤滑が必要とされるセカンダリプーリ231Sの最大回転時において、ベルトBとの両接触部位の潤滑が等しく良好に行なわれることになる。
また、本実施の形態では、セカンダリシャフトSSの油路SSAを大径にすると共に、軸端の拡径部SSCに対応する内周おいて僅かに肉抜きされ、軽量化が図られている。すなわち、セカンダリシャフトSSの軸端部には拡大内径部SSHが、軸線方向に形成された油路SSAと同心に形成されている。そして、該拡大内径部SSHにはスリーブSSPが装着されている。該スリーブSSPは、外周部にシールリングが設けられて拡大内径部SSHの内周面に設置され、拡大内径部SSHとは一定のクリアランスが設けられている。また、スリーブSSPから延在する細径部は、トランスアクスルリヤカバー206に形成された油路に連通する嵌合口に圧入されている。かくて、トランスアクスルリヤカバー206に形成された油路からスリーブSSPを介して、油路SSAに制御油圧が供給される。
さらに、本実施形態においては、上述のセカンダリシャフトSSの拡径部SSCをローラベアリングの形態の軸受BS2の内輪として用いている。
上記構成になる本発明の第1の実施形態によれば、不図示の油圧制御回路からトランスアクスルリヤカバー206に形成された油路、スリーブSSP、セカンダリシャフトSSの油路SSAおよび半径方向の油孔SSFを介して、制御油圧が上述の制御油圧室235SAに供給される。一方、潤滑用の作動油は同じく不図示の油圧制御回路からセカンダリシャフトSSの油路SSB、半径方向の油路SSG、および案内部材238Sに形成された通路を介して、遠心油圧キャンセル室235SBに供給される。そこで、プライマリプーリ231Pの溝幅が制御されてベルトBの巻き掛け半径が変化し、その変速比が変更される一方、セカンダリプーリ231Sの溝幅が変化してベルトBの張力が制御される。この変速比の変動(例えば、小から大)に伴い所定の大きさの制御油圧が制御油圧室235SAに供給されて、可動シーブ233Sが、例えば図2の上半分に示す状態から同下半分に示す状態へと移動される。このとき、所定の大きさの制御油圧とされた作動油は可動シーブ233SとセカンダリシャフトSSとの摺動面を介してスプライン結合部位に漏洩し、環状溝SSMにも至る。そして、この環状溝SSMからセカンダリシャフトSSと可動シーブ233Sとの間のクリアランスを介して漏洩した作動油は、可動シーブ233Sの半径方向部233SBのコーン面を伝わって外径側に流れる。
一方、セカンダリシャフトSSの油路SSAに供給された制御油圧は、半径方向に形成された油孔SSEを通って、固定シーブ232Sとの嵌合面に至り、この油孔SSEからセカンダリシャフトSSと固定シーブ232Sとの間のクリアランスを介して漏洩した作動油は、固定シーブ232Sの半径方向部232SBのコーン面を伝わって外径側に流れる。かくて、ベルトBと固定シーブ232Sおよび可動シーブ233Sの両コーン面との接触部位に均等に潤滑用の作動油が供給される。従って、ベルトBの両側の磨耗量がほぼ均等となり、従来の如き傾きによる偏磨耗を防止でき、その耐久性を向上させることができるのである。
なお、上述の両コーン面に供給される潤滑用の作動油は、セカンダリプーリ231Sの溝幅を変化させるための制御油圧とされた作動油を漏洩させるものであり、一般に発熱量が多い伝達トルクが大きいときに制御油圧は高いので、その漏洩量も増加する結果、十分な冷却効果をもって潤滑が行なわれることになる。さらに、ベルトBの巻き掛かり側においては、固定シーブ232Sおよび可動シーブ233Sにモーメントが作用するためにセカンダリシャフトSSとの間のクリアランスは大きくなり漏洩量が増える一方、その逆側ではクリアランスが小さくなり漏洩量が減るが、ベルトBの巻き掛かり側の潤滑が必要であるから問題はない。
(本発明の第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を、図3および図4(A)ないし(C)を参照しつつ説明する。この第2の実施形態が前実施の形態と異なる点は、前実施の形態がセカンダリシャフトSSの油室SSAから等角度で放射状に複数の油孔SSEを形成したのに対し、さらに、該油孔SSEに連通する環状溝SSNを形成したことである。従って、同一機能部位には第1の実施形態で用いたのと同一符号を付し、重複説明を避けることにする。
この実施の形態では、油孔SSEに連通する環状溝SSNが形成されたのに伴い、環状溝SSNの側端と固定シーブ232Sの端部との距離「d」が、前述のセカンダリシャフトSSに形成された環状溝SSMの側端と最小変速比位置(図3の上半分参照)にある可動シーブ233Sの端部との最小距離「d‘」に等しくなるように、それぞれの寸法関係が設定されている。同じく、上述の固定シーブ232Sの距離「d」および可動シーブ233Sの距離「d‘」に対応するそれぞれの内周部位においては、そのクリアランスCがセカンダリシャフトSSとの嵌合クリアランスが他の部位に比べ僅かに大きくなるように設定されている。また、環状溝SSNに連通する油孔SSEは配分性の観点から前実施の形態では複数個とされたが、この環状溝SSNが形成される場合には、流量が確保される限り、少なくとも一つの油孔SSEがあればよい。但し、図4(C)には3個の例が示されている。
この実施の形態によれば、固定シーブ232Sのコーン面における全放射方向への潤滑用作動油の供給がほぼ均等に行なわれる。
(本発明の第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を、図5および図6を参照しつつ説明する。この第3の実施形態が前実施の形態と異なる点は、環状溝SSNと径方向の油孔SSEとの連通を直接に行なわずに、軸方向溝SSLを介して行なうようにしたことである。従って、相違点のみ説明し、同一機能部位には第1および第2の実施形態で用いたのと同一符号を付し、重複説明を避けることにする。
この実施の形態では、油孔SSEと環状溝SSNとを連通する軸方向溝SSLが形成されたのに伴い、油孔SSEの形成位置がセカンダリシャフトSSの軸端の軸受BS2が配置された拡径部SSCの近傍とされている。かくて、セカンダリシャフトSSの油路SSAに供給された制御油圧は、半径方向に形成された油孔SSE、軸方向溝SSLおよび環状溝SSNを通って固定シーブ232Sとの嵌合面に至り、この環状溝SSNからセカンダリシャフトSSと固定シーブ232Sとの間の距離「d」に亘るクリアランスを介して漏洩する。そして、この漏洩した作動油が、前実施の形態と同様に固定シーブ232Sの半径方向部232SBのコーン面を伝わって外径側に流れる。
この実施形態によれば、油孔SSEの形成位置がセカンダリシャフトSSの軸端の軸受BS2が配置された拡径部SSCの近傍とされているので、セカンダリシャフトSSにベルトBから加えられる荷重(曲げ)の影響が小さい。従って、半径方向に形成された油孔SSEへの応力集中が軽減され、セカンダリシャフトSSの強度を確保することができる。
(本発明の第4の実施形態)
さらに、本発明の第4の実施形態を、図7を参照しつつ説明する。この第4の実施形態は前第3の実施の形態に対しさらなる変更を加え、固定シーブ232Sの外周面を軸受BS2の内輪として用いると共に、固定シーブ232Sに該軸受BS2への潤滑用の作動油を供給する油孔232SCを形成したものであり、他の構成は第3の実施形態と同じであるから、第3の実施形態で用いたのと同一機能部位には同一符号を付して重複説明を避けることにする。
この実施の形態では、固定シーブ232Sの筒状部232SAの外周面が軸受BS2の内輪として加工形成されている。そして、この内輪としての軸受け面に連通する油孔232SCが筒状部232SAの内周面から半径方向に形成されている。この油孔232SCは、固定シーブ232SがセカンダリシャフトSSの軸端の拡径部SSCによる段部SSDに当接するまで嵌合されたとき、セカンダリシャフトSSの外周面に形成された軸方向溝SSLの端部と重なる位置関係に形成されている。かくて、セカンダリシャフトSSの油路SSAに供給された制御油圧は、半径方向に形成された油孔SSE、軸方向溝SSLおよび環状溝SSNを通って固定シーブ232Sとの嵌合面に至ると共に、該軸方向溝SSLから油孔232SCを通って、軸受BS2の潤滑用の作動油として漏洩する。
この実施形態によれば、前第3の実施形態の効果に加えて、固定シーブ232SとセカンダリシャフトSSとの嵌合部長さを変えることなく、セカンダリシャフトSSの軸長、延いてはトランスアクスル200の全長を短縮することができる。また、コーン面潤滑用の軸方向溝SSLを共用することで、軸受BS2専用の供給経路が不要となり構造の簡略化が可能である。
以上、第1ないし第4の実施形態につき添付図面を参照しつつ説明したが、個々の図面に図示された構造は他の実施形態に適用されて、新たな実施形態を構成し得るもので、本発明はそれを排除するものではない。例えば、図7に示された固定シーブ232Sの外周面を内輪とする軸受BS2の構造が、第1ないし第3の実施形態に適用されてもよい。また、油孔SSEの側端と固定シーブ232Sの端部との距離「d」は、例えば図2において、最小変速比位置(図2の上半分)のときの最小距離「d‘」と等しくしているが、最大変速比位置(図2の下半分)のときの環状溝SSMの側端と可動シーブ233Sの端部との最小距離に等しくなるように、それぞれの寸法関係を設定してもよい。そうすれば、最大変速比位置での磨耗量を均等にすることができる。
また、上述の実施形態においては、本発明をセカンダリプーリに適用した例を参照しつつ説明したが、本発明はプライマリプーリに適用してもよいことはいうまでもない。この場合には、上記説明において、「セカンダリ」の語句を「プライマリ」と置換え、プライマリとセカンダリとを区別するための符号「S」を「P」に置換えて読むことにより、理解可能である。
本発明に係るベルト式無段変速機の潤滑装置を適用したトランスアクスルを示すスケルトン図である。 本発明に係るベルト式無段変速機の潤滑装置の第1の実施形態によるセカンダリプーリの構成を示す断面図である。 本発明に係るベルト式無段変速機の潤滑装置の第2の実施形態によるセカンダリプーリの構成を示す断面図である。 図3の第2の実施形態の要部を拡大して示す、(A)一部断面斜視図、(B)縦断面図、および(C)横断面図である。 本発明に係るベルト式無段変速機の潤滑装置の第3の実施形態によるセカンダリプーリの構成を示す断面図である。 図5の第3の実施形態の要部を拡大して示す一部断面斜視図である。 本発明に係るベルト式無段変速機の潤滑装置の第4の実施形態によるセカンダリプーリの構成を示す断面図である。
符号の説明
SP プライマリシャフト
SS セカンダリシャフト
SSA 油路
SSE 半径方向の油孔
SSN 環状溝
SSL 軸方向溝
231P プライマリプーリ
231S セカンダリプーリ
232P プライマリ側固定シーブ
233P プライマリ側可動シーブ
232S セカンダリ側固定シーブ
232SC 油孔
233S セカンダリ側可動シーブ
235SA セカンダリ側制御油圧室
235SB セカンダリ側遠心油圧キャンセル室
BP1、BP2、BS1、BS2 軸受

Claims (5)

  1. 回転軸に対し固定された固定シーブと軸方向に可動の可動シーブとからなるプーリを備えるベルト式無段変速機において、
    前記固定シーブを前記回転軸に嵌合すると共に、その嵌合面と前記回転軸内に形成された油室とを連通する油路を設けたことを特徴とする車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置。
  2. 前記油路は、前記油室から等角度で放射状に形成された複数の油孔であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置。
  3. 前記油路は、前記油室から放射状に形成された少なくとも一つの油孔と、該油孔に連通する環状溝であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置。
  4. 前記少なくとも一つの油孔は、前記回転軸の軸端近傍に形成され、前記環状溝と軸方向溝によって連通されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置。
  5. 前記固定シーブの一部の外周面をベアリング内輪面として形成すると共に、該内輪面と前記油路とを連通する油孔が該固定シーブの一部に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用ベルト式無段変速機の潤滑装置。
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