JP2006101485A - 手ぶれ補正装置および撮像機器 - Google Patents

手ぶれ補正装置および撮像機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 この発明の目的は、補正する揺れの周波数特性と画像切り出し位置のセンタリング特性を独立して所望の設定にでき、より良好に手ぶれ補正できる、手ぶれ補正装置を提供することにある。
【解決手段】 画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、画像切り出し位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段を備えており、補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばビデオカメラやデジタルカメラに搭載される手ぶれ補正装置およびビデオカメラやデジタルカメラ等の撮像機器に関する。
撮像装置の揺れ成分を検出する方法の一例が、1989年の第20回画像光学コンファレンスで松下電器産業株式会社から発表されている。この方法は、昭和61(1986)9月6日付で公開された特開昭61−201581号[H04N7/137]公報に記載されている代表点マッチング法から得られる動きベクトルを使って、画像情報から撮像装置の揺れ成分を検出するものである。この発表では、画像情報から得られる動きベクトルに基づいて手ぶれを補正する方法に、減衰係数を導入している。また、画面に4個の検出領域を配置しており、各検出領域毎に部分動きベクトルを算出している。
ここで、得られた部分動きベクトルに基づいて手ぶれ補正する方法について述べる。フレーム間の全体動きベクトルは、先に述べた4個の部分動きベクトルの平均等が用いられる。全体動きベクトルをVn とすると積分ベクトルSn は次式(1)で表される。
n =K・Sn-1 +Vn …(1)
上記式(1)において、Sn は現フレームの積分ベクトルを、Sn-1 は前フレームの積分ベクトルを、Vn は全体動きベクトルを、Kは積分ベクトルの減衰係数をそれぞれ示している。積分ベクトルの減衰係数Kは、1より小さい小数である。
このようにして得られた積分ベクトルSn を使って、画像の切り出し位置を移動させることによって、手ぶれに基づく画像のぶれを補正する。積分ベクトルSn は、図7に示すように、画像メモリ(フレームメモリ15)の中心Oからの表示領域(切出し枠100)の中心Otまでの距離と方向とを表す。
減衰係数Kを制御することで、揺れの周波数に対する補正残り率(補正する揺れの周波数特性)と、補正範囲を確保するために画像切り出し位置を画像メモリの中心に戻す速度(センタリング速度)とを変化させることができる。補正残り率は、補正前の揺れの振幅に対する補正後の揺れの振幅の割合〔%〕であると定義される。
図19は、減衰係数Kによる揺れ周波数〔Hz〕と補正残り率〔%〕の関係を示している。
例えば、K=1.0の場合には、検出した動きを完全に補正することになる。K=0.90の場合、2〔Hz〕の揺れが約50%、5〔Hz〕の揺れが約70%補正されることになる。つまり、減衰係数Kを小さくすればするほど、低周波数帯の揺れに対する補正度合いが弱まるということになる。
ところで、減衰係数Kは、補正する揺れの周波数特性とセンタリング速度とを制御する役割を兼ねているため、それぞれ独立した特性に設定することができない。例えば、低周波数帯の揺れを補正しないように減衰係数Kを小さくすると、センタリング速度が副次的に大きくなり、ビデオカメラの動きを止めても画像が遅れて動く現象(遅延揺れ)が顕著になるという問題があった。
また、逆に、低周波数帯の揺れを完全に補正するように減衰係数Kを1にすると、センタリングはされず、補正範囲が確保できなくなるという問題があった。この問題への対応例が、特開平7−23276号公報に提案されている。該公報では、パン・チルト撮影後に遅延揺れが顕著であることに着目し、パン・チルト撮影中に動きベクトルの所定割合分だけ、画像の切り出し位置を画像メモリの中心側に移動させるというものである。しかし、パン・チルト撮影中には動きベクトルの誤検出が多発するため、パン・チルト撮影中の操作性が著しく低下するという問題があった。
特開昭61−201581号公報 特開平7−23276号公報 1989年の第20回画像光学コンファレンス 「ビデオカメラの自動電子ゆれ補正方式」 魚森 謙也,森村 淳,石井 浩史 松下電気産業(株) 中央研究所 P177〜P180
この発明の目的は、補正する揺れの周波数特性と画像切り出し位置のセンタリング特性を独立して所望の設定にでき、より良好に手ぶれ補正できる、手ぶれ補正装置および撮像機器を提供することにある。
この発明による第1の手ぶれ補正装置は、画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、揺れ量の減衰中心とに基づいて、補正位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と揺れ量の減衰中心とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段を備えていることを特徴とする。
この発明による第2の手ぶれ補正装置は、画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、補正位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段を備えており、補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする。
この発明による第3の手ぶれ補正装置は、画像の揺れを検出する揺れ検出手段、撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態と手ぶれ状態とを判別する状態判別手段、状態判別手段によって手ぶれ状態であると判別されているときには、揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、補正位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する第1の補正量生成手段、状態判別手段によって撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態であると判別されているときには、補正位置を算出するための補正量を、1フレーム前の補正量とする第2の補正量生成手段、ならびに状態判別手段によって、撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態から手ぶれ状態に変化したことが検出されたときに、減衰中心をそのときの補正量に対応する補正位置に設定する手段を備えており、第1の補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする。
この発明による第4の手ぶれ補正装置は、画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、画像切り出し位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段を備えており、補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする。
この発明による第5の手ぶれ補正装置は、画像の揺れを検出する揺れ検出手段、撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態と手ぶれ状態とを判別する状態判別手段、状態判別手段によって手ぶれ状態であると判別されているときには、揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、画像切り出し位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する第1の補正量生成手段、ならびに状態判別手段によって撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態であると判別されているときには、画像切り出し位置を算出するための補正量を、1フレーム前の補正量とする第2の補正量生成手段、状態判別手段によって、撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態から手ぶれ状態に変化したことが検出されたときに、減衰中心をそのときの補正量に対応する画像切り出し位置に設定する手段を備えており、第1の補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする。
この発明による第1の撮像機器は、画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、揺れ量の減衰中心とに基づいて、補正位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と揺れ量の減衰中心とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段を備えていることを特徴とする。
この発明による第2の撮像機器は、画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、補正位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段を備えており、補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする。
この発明による第3の撮像機器は、画像の揺れを検出する揺れ検出手段、撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態と手ぶれ状態とを判別する状態判別手段、状態判別手段によって手ぶれ状態であると判別されているときには、揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、補正位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する第1の補正量生成手段、状態判別手段によって撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態であると判別されているときには、補正位置を算出するための補正量を、1フレーム前の補正量とする第2の補正量生成手段、ならびに状態判別手段によって、撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態から手ぶれ状態に変化したことが検出されたときに、減衰中心をそのときの補正量に対応する補正位置に設定する手段を備えており、第1の補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする。
この発明による第4の撮像機器は、画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、画像切り出し位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段を備えており、補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする。
この発明による第5の撮像機器は、画像の揺れを検出する揺れ検出手段、撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態と手ぶれ状態とを判別する状態判別手段、状態判別手段によって手ぶれ状態であると判別されているときには、揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、画像切り出し位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する第1の補正量生成手段、ならびに状態判別手段によって撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態であると判別されているときには、画像切り出し位置を算出するための補正量を、1フレーム前の補正量とする第2の補正量生成手段、状態判別手段によって、撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態から手ぶれ状態に変化したことが検出されたときに、減衰中心をそのときの補正量に対応する画像切り出し位置に設定する手段を備えており、第1の補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、補正する揺れの周波数特性と画像切り出し位置のセンタリング特性を独立して所望の設定にでき、より良好に手ぶれ補正できるようになる。
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説明する。
図1は、ビデオカメラの構成を示している。
ビデオカメラ10は、レンズ11から入力される被写体(図示せず)からの光信号を電気信号に変換するCCDのような固体撮像素子12を含んでいる。固体撮像素子12からの電気信号はカメラ回路13に入力される。カメラ回路13は、周知のように、サンプルホールド回路を含み、固体撮像素子12からの電気信号をサンプルホールドする。サンプルホールドされた電気信号のレベルがAGCによって調整されるとともに、さらに同期信号付加回路によって同期信号が付加される。このようにして、カメラ回路13は固体撮像素子12からのイメージ信号をアナログビデオ信号に変換する。
カメラ回路13から出力されるアナログビデオ信号は、さらに、A/D変換器14によってデジタルビデオ信号に変換される。A/D変換器14から出力されるデジタルビデオ信号は動き検出回路(揺れ検出手段)18に与えられると同時に、メモリ制御回路21により、フレームメモリ15に書き込まれる。
図2は、動き検出回路18の構成を示している。
動き検出回路18は、たとえば周知の代表点マッチング法を用いて、動きベクトルを検出する。代表点マッチング法の概要について説明する。図3に示すように、各フレームの映像エリア内に、複数の動きベクトル検出領域E1〜E4が設定されている。各動きベクトル検出領域E1〜E4の大きさは同じである。また、各動きベクトル検出領域E1〜E4は、さらに複数の小領域eに分割されている。この例では、各動きベクトル検出領域E1〜E4は、30個の小領域eに分割されている。各小領域eは、たとえば32画素×16行で構成される。そして、図4に示すように、各小領域eそれぞれに、複数のサンプリング点Sと、1つの代表点Rとが設定されている。
現フレームにおける小領域e内の各サンプリング点Sの映像信号レベル(輝度レベル)と、前フレームにおける対応する小領域eの代表点Rの映像信号レベル(輝度レベル)との差(各サンプリング点における相関値)が、各動きベクトル検出領域E1〜E4毎に求められる。そして、各動きベクトル検出領域E1〜E4毎に、動きベクトル検出領域内の全ての小領域e間において、代表点Rに対する偏位が同じサンプリング点Sどうしの相関値が累積加算される。したがって、各動きベクトル検出領域E1〜E4毎に、1つの小領域e内のサンプリング点Sの数に応じた数の相関累積値が求められる。
そして、各動きベクトル検出領域E1〜E4内において、相関累積値が最小となる点の代表点Rに対する偏位、すなわち、相関性が最も高い点の偏位が、当該動きベクトル検出領域E1〜E4の動きベクトルとして抽出される。
動き検出回路18は、A/D変換器14からのデジタルビデオ信号を受ける入力端31を含み、この入力端31から入力されたデジタルビデオ信号はフィルタ32を通して代表点メモリ33および減算回路34に与えられる。フィルタ32は、一種のデジタルローパスフィルタであり、S/N比を改善し、少ない代表点で十分な検出精度を確保するために用いられる。代表点メモリ33は、図3に示す各動きベクトル検出領域E1〜E4の小領域e毎に、代表点Rの位置データと輝度データとを記憶する。
減算回路34は、各動きベクトル検出領域E1〜E4の小領域e毎に、代表点メモリ33から与えられる前フレームの代表点の輝度データと入力端31から与えられる現フレームのサンプリング点Sの輝度データとを減算し、その絶対値(各サンプリング点における相関値)を算出する。求めた各サンプリング点における相関値を累積加算回路35に与える。累積加算回路35は、各動きベクトル検出領域E1〜E4毎に、動きベクトル検出領域内の全ての小領域間において、代表点Rに対する偏位が同じサンプリング点どうしの相関値を累積加算する。相関累積値は演算回路36に与えられる。演算回路36は、各動きベクトル検出領域E1〜E4毎に、相関累積値の平均値を求めるとともに、相関累積値が最小となる画素の位置データを求める。このようにして、各動きベクトル検出領域E1〜E4毎に得られた相関累積値の平均値、相関累積値の最小値および相関累積値が最小となる画素の位置データが出力端37からマイクロコンピュータ20(図1参照)に与えられる。
マイクロコンピュータ20は、演算回路36から与えられたデータに基づいて、画面全体の動きベクトル(以下、単に「全体動きベクトル」という)を算出する。まず、各動きベクトル検出領域E1〜E4毎に、相関累積値が最小となる画素の位置データに基づいて、相関累積値が最小となる画素の代表点に対する偏位を求め、その偏位を当該動きベクトル検出領域E1〜E4の動きベクトル(部分動きベクトル)とする。なお、部分動きベクトルの検出精度をよくするために、相関累積値が最小となる画素の周囲4画素の相関累積値を用いて内挿補間することによって、相関累積値が最小となる画素の位置データを計算するようにしてもよい。
マイクロコンピュータ20は、相関累積値の平均値を相関累積値の最小値で除算した値が一定の閾値より大きいか否かおよび相関累積値の平均値が所定値以上であるか否かを各動きベクトル検出領域E1〜E4毎に判別し、各動きベクトル検出領域E1〜E4毎に求められた部分動きベクトルが信頼できるか否か、すなわち各動きベクトル検出領域E1〜E4が有効領域か無効領域かを判別する。ある動きベクトル検出領域において、相関累積値の平均値を相関累積値の最小値で除算した値が一定の閾値より大きく、かつ相関累積値の平均値が所定値以上であれば、その動きベクトル検出領域は有効領域とされる。
具体的には、動きベクトル検出領域が有効領域か否かは以下のように判断される。まず、画面のコントラストが低いときには、輝度差が小さいので、相関累積値が小さくなる。たとえば、画面全体が白いときには相関累積値は小さくなる。このような場合には、信頼性がなくなるため、相関累積値の平均値≧所定値のときに有効とされる。なお、所定値は実験により決定される。
また、動きベクトル検出領域内に動く物体があるときには、動く物体の占める部分と占めない部分とで相関累積値が異なり、かつ動く物体の占める部分は様々な相関累積値をとり、その相関累積値は一般的に大きな値となる(相関度は低い)。したがって、動きベクトル検出領域内に動く物体があるときには、相関累積値の最小値が大きくなる可能性が高く、動きベクトル検出領域に対する動きベクトル(部分動きベクトル)を誤検出するおそれがある。部分動きベクトルを誤検出すると、全体動きベクトルを誤検出してしまう。しかし、相関累積値の平均値が大きいときには相関累積値の最小値がある程度大きくても信頼できる。一方、相関累積値の平均値が小さいときには相関累積値の最小値はより少なくなければ信頼できない。したがって、具体的には、(相関累積値の平均値)/(相関累積値の最小値)>5という条件を満たす動きベクトル検出領域を有効領域と判断し、この条件を満たさない動きベクトル検出領域の部分動きベクトルを用いないようにして、誤検出による弊害を防止する。
このような2つの条件によって、各動きベクトル検出領域が有効領域か否かが判断される。そして、有効領域であると判別された動きベクトル検出領域の部分動きベクトルの平均を求め、それをフレーム間の動き量すなわち全体動きベクトルVn とする。全体動きベクトルVn はフレーム間の動き量とその向きを表す。マイクロコンピュータ20は、全体動きベクトルVn を用いて積分ベクトルSn を求める。積分ベクトルSn の求め方については、後述する。積分ベクトルSn は、フレームメモリ15の中心からの表示領域(切出し枠)の中心までの距離と方向とを表す。
手ぶれ補正では、フレームメモリ15内の表示領域の位置(画像切り出し位置)を変えることで補正が行われる。フレームメモリ15と切り出し枠100との関係を図5に示す。フレームメモリ15内の切り出し枠100で囲まれた領域が撮像画像として表示される。切り出し枠100の初期位置は、その中心がフレームメモリ15の中心に合致した位置に設定されている。そして、検出された動きベクトルに応じて、その位置が移動せしめられる。例えば、ビデオカメラを右に移動したときのフレームメモリ15と切り出し枠100との関係を図6に示す。ビデオカメラを右に移動すると、被写体はフレームメモリ内の左側に移動する。ここで、ビデオカメラの動き量分だけ、ビデオカメラの動きと反対方向に切り出し枠100を移動することにより、表示される画像(構図)の変化はなくなり、手ぶれがキャンセルされる。
図7は、積分ベクトルSと切り出し枠100との関係を示している。切り出し枠100の位置は、フレームメモリ15の中心Oを原点としたXY座標系において、切り出し枠100の中心の座標Otで与えられる。現フレームの積分ベクトルをSとすると、フレームメモリ15の中心Oから、積分ベクトルSで示される方向に、積分ベクトルSで示される距離だけ移動した点が、切り出し枠100の中心Otとなる。
ここで、手ぶれ補正の範囲は、図8に示すように、切り出し枠100が、フレームメモリ15の端に位置するまでの範囲となる。すなわち、積分ベクトルSの水平成分Sh、垂直成分Svの範囲はそれぞれ、図8のSh−min〜Sh−max、Sv−min〜Sv−maxとなる。
図9に示すように、ビデオカメラが大きく動き、積分ベクトルSの水平成分Shが補正範囲の限界値を越えた場合は、水平成分ShがSh−minより小さければ水平成分ShをSh−min(限界値)とし、水平成分ShがSh−maxより大きければ水平成分ShをSh−max(限界値)とする。積分ベクトルSの垂直成分Svが補正範囲の限界値を越えた場合にも同様に、垂直成分SvがSv−minより小さければ垂直成分SvをSv−min(限界値)とし、垂直成分SvがSv−maxより大きければ垂直成分SvをSv−max(限界値)とする。
積分ベクトルSn の算出方法は、「手ぶれ状態」であるか、「パンまたはチルト状態」であるかによって異なる。これらの状態は、マイクロコンピュータ20によって判別される。「手ぶれ状態」であるか、「パンまたはチルト状態」であるかを示すデータは、マイクロコンピュータ20のメモリ(図示せず)に格納される。
「手ぶれ状態」では、マイクロコンピュータ20は、焦点距離検出回路19から取得した35mmフィルム換算のレンズ焦点距離Fと、予め設定されている焦点距離の最小値Fmin および最大値Fmax と、予め設定されている積分ベクトルの減衰係数の最小値Kmin および最大値Kmax とを用いて、次式(2)に従って、積分ベクトルの減衰係数Kを求める。
Figure 2006101485
そして、次式(3)に基づいて、現フレームの積分ベクトルSn を計算する。
n =K・(Sn-1 −C)+Vn +C …(3)
上記式(3)において、Kは、上記式(2)に基づいて算出された積分ベクトルの減衰係数である。Vn は、前フレームと現フレームとの間の全体動きベクトルVn である。Sn-1 は、前フレームの積分ベクトルである。Cは、減衰中心である。減衰中心Cの初期値は0であり、上記式(3)によって積分ベクトルSn が算出される毎に、次式(4)に基づいて更新される。
C=Kc ・C …(4)
上記式(4)において、Kc は、予め設定された減衰中心の減衰係数である。
「パンまたはチルト状態」では、次式(5)で示すように、マイクロコンピュータ20は、マイクロコンピュータ20のメモリ上に記憶された1つ前のフレームの積分ベクトルSn-1 を現フレームの積分ベクトルSn とする。つまり、手ぶれ補正を行わないことを意味する。
n =Sn-1 …(5)
「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」への遷移は、以下のいずれかの遷移条件(a),(b),(c)を満たした場合に行われる。
(a)「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」への第1の遷移条件:全体動きベクトルVn の方向が同じ方向であるフレームが連続しておりかつその連続回数(連続フレーム数)が30以上であること
具体的には、全体動きベクトルVn の垂直成分の方向(上または下)が同じ方向であるフレームが連続しておりかつその連続回数が30以上であることまたは全体動きベクトルVn の水平成分の方向(左または右)が同じ方向であるフレームが連続しておりかつその連続回数が30以上であること
(b)「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」への第2の遷移条件:積分ベクトルSn が補正範囲の限界値以上であるフレームが連続しており、その連続回数(連続フレーム数)が10以上であること
具体的には、積分ベクトルSn の垂直成分が補正範囲の限界値以上あるフレームが連続しておりかつその連続回数が10以上であることまたは積分ベクトルSn の水平成分が補正範囲の限界値以上あるフレームが連続しておりかつその連続回数が10以上であること なお、上述したように、積分ベクトルSn の垂直成分Svが補正範囲の限界値を越えた場合には、垂直成分SvがSv−minより小さければ垂直成分SvがSv−min(限界値)とされ、垂直成分SvがSv−max(限界値)より大きければ垂直成分SvがSv−maxとされる。また、積分ベクトルSn の水平成分Shが補正範囲の限界値を越えた場合は、水平成分ShがSh−minより小さければ水平成分ShがSh−min(限界値)とされ、水平成分ShがSh−maxより大きければ水平成分ShをSh−max(限界値)とされる。
(c)「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」への第3の遷移条件:全体動きベクトルVn の方向が同じ方向であるフレームが連続しておりかつその同一方向に連続する全体動きベクトルVn の積分値が画角(切り出し枠の画像サイズ)の20%以上であること
具体的には、全体動きベクトルVn の垂直成分の方向(上または下)が同じ方向であるフレームが連続しておりかつその同一方向に連続する全体動きベクトルVn の垂直成分の積分値が切り出し枠の上下幅の20%以上であるか、または全体動きベクトルVn の水平成分の方向(左または右)が同じ方向であるフレームが連続しておりかつその同一方向に連続する全体動きベクトルVn の水平成分の積分値が切り出し枠の左右幅の20%以上であること
「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」への遷移は、以下のいずれかの遷移条件(a),(b)を満たした場合に行われる。
(a)「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」への第1の遷移条件:全体動きベクトルVn が0.5画素以下であるフレームが連続しておりかつその連続回数(連続フレーム数)が10以上であること
具体的には、全体動きベクトルVn の垂直成分が0.5画素以下であるフレームが連続しておりかつその連続回数が10以上であることまたは全体動きベクトルVn の水平成分が0.5画素以下であるフレームが連続しておりかつその連続回数が10以上であること
(b)「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」への第2の遷移条件:全体動きベクトルVn の方向が、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」に遷移したときの全体動きベクトルVn の方向と反対方向であるフレームが連続しておりかつその連続回数が10以上であること
具体的には、全体動きベクトルVn の垂直成分の方向が、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」に遷移したときの全体動きベクトルVn の垂直成分の方向と反対方向であるフレームが連続しておりかつその連続回数が10以上であることまたは全体動きベクトルVn の水平成分の方向が、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」に遷移したときの全体動きベクトルVn の水平成分の方向と反対方向であるフレームが連続しておりかつその連続回数が10以上であること
「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に状態が遷移したときに、マイクロコンピュータ20は、そのときの積分ベクトルSn を減衰中心Cに設定する。つまり、マイクロコンピュータ20のメモリ上の減衰中心Cを、そのときの積分ベクトルSn と同じデータに更新する。
この実施例では、焦点距離の38〜280mmに対して、積分ベクトルの減衰係数Kが0.9〜0.95となるようにした。また、減衰中心の減衰係数Kc を0.98に設定した。積分ベクトルの減衰係数Kを制御することによって、補正する手ぶれの周波数の特性を変化させることができる。また、従来では、センタリング速度が早く構図の変化が大きかったパンまたはチルト操作後は、減衰中心Cがパンまたはチルト操作終了直後の積分ベクトルSn に設定されるため、積分ベクトルの減衰係数Kによる急激なセンタリングが働かなくなる。その代わりに、減衰中心の減衰係数Kc (=0.98)によって緩やかなセンタリングが行われ、撮影者に気づかれることなく、補正範囲が確保されるようになる。
このようにして求められた積分ベクトルSn はメモリ制御回路21に与えられる。メモリ制御回路21では、与えられた積分ベクトルSn に基づいてフレームメモリ15の読み出し開始アドレスを決定し、そのアドレスからフレームメモリ15に蓄えられたデジタルビデオ信号を読み出す。すなわち、メモリ制御回路21は、マイクロコンピュータ20によって算出された積分ベクトルSn に基づいて、フレームメモリ15内の切り出し枠100を移動させる。
メモリ制御回路21によってフレームメモリ15から読み出されたデジタルビデオ信号は、電子ズーム回路16に送られる。電子ズーム回路16は、フレームメモリ15の大きさに相当するビデオ信号を得るために、フレームメモリ15から読み出されたデジタルビデオ信号に基づいて内挿補間法を用いて画像を拡大する。電子ズーム回路16から出力されるデジタルビデオ信号は、出力端子17に送られる。
図10は、1フレーム毎に行われるビデオカメラ10の動作を示している。
Flagは、「手ぶれ状態」であるか「パンまたはチルト状態」であるを記憶するフラグとして用いられる。Flagがリセット(Flag=0)されている場合には状態が「手ぶれ状態」であることを示し、Flagがセット(Flag=1)されている場合には状態が「パンまたはチルト状態」であることを示す。
まず、Flagをリセット(Flag=0)する(ステップS1)。つまり、初期の状態として、「手ぶれ状態」が設定される。
各動きベクトル検出領域E1〜E4毎に、相関累積値が最小となる画素の位置データに基づいて、部分動きベクトルを求める(ステップS2)。
次に、各動きベクトル検出領域E1〜E4毎の相関累積値の平均値および相関累積値の最小値に基づいて、各動きベクトル検出領域E1〜E4が有効領域である無効領域であるかを判別する(ステップS3)。そして、有効領域が存在するか否かを判別する(ステップS4)。
有効領域が存在する場合には、有効領域の部分動きベクトルの平均を全体動きベクトルVn とする(ステップS5)。そして、ステップS7に進む。有効領域が存在しない場合には、全体動きベクトルVn を0に設定する(ステップS6)。そして、ステップS7に進む。ステップS7では、Flag=0であるか否かを判別する。つまり、「手ぶれ状態」であるか「パンまたはチルト状態」であるか否かを判別する。
Flag=0である場合、つまり、現在の状態が「手ぶれ状態」である場合には、焦点距離検出回路19から35mmフィルム換算の焦点距離を取得し、上記式(2)に基づいて、減衰係数Kを算出する(ステップS8)。算出されたKを用いて、上記式(3)に基づいて、積分ベクトルSn を算出する(ステップS9)。この後、減衰中心Cを上記式(4)に基づいて更新する(ステップS10)。そして、第1の状態判定処理を行った後(ステップS11)、ステップS14に進む。第1の状態判定処理については、後述する。
上記ステップS7において、Flag=1である場合、つまり、現在の状態が「パンまたはチルト状態」である場合には、上記式(5)に基づいて、積分ベクトルSn を算出する(ステップS12)。そして、第2の状態判定処理を行った後(ステップS13)、ステップS14に進む。第2の状態判定処理については、後述する。
ステップS14では、上記ステップS9またはS12で算出された積分ベクトルSn に基づいて、切り出し枠の位置を算出する。そして、今回の処理を終了する。
図11は、図10のステップS11の第1の状態判定処理の手順を示している。
まず、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」への第1の遷移条件を満たしているか否かを判別する(ステップS21)。つまり、全体動きベクトルVn の方向が同じ方向であるフレームが連続しておりかつその連続回数(連続フレーム数)が30以上であることという条件を満たしているか否かを判別する。上記第1の遷移条件を満たしている場合には、「パンまたはチルト状態」であると判定し、つまり、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」に遷移したと判定し、Flagをセット(Flag=1)する(ステップS25)。そして、図10のステップS14に移行する。
上記第1の遷移条件を満たしていない場合には、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」への第2の遷移条件を満たしているか否かを判別する(ステップS22)。つまり、積分ベクトルSn が補正範囲の限界値以上であるフレームが連続しており、その連続回数(連続フレーム数)が10以上であることという条件を満たしているか否かを判別する。上記第2の遷移条件を満たしている場合には、「パンまたはチルト状態」であると判定し、つまり、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」に遷移したと判定し、Flagをセット(Flag=1)する(ステップS25)。そして、図10のステップS14に移行する。
上記第2の遷移条件を満たしていない場合には、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」への第3の遷移条件を満たしているか否かを判別する(ステップS23)。つまり、全体動きベクトルVn の方向が同じ方向であるフレームが連続しておりかつその同一方向に連続する全体動きベクトルVn の積分値が画角(切り出し枠の画像サイズ)の20%以上であることという条件を満たしているか否かを判別する。上記第3の遷移条件を満たしている場合には、「パンまたはチルト状態」であると判定し、つまり、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」に遷移したと判定し、Flagをセット(Flag=1)する(ステップS25)。そして、図10のステップS14に移行する。
上記第3の遷移条件を満たしていない場合には、「手ぶれ状態」であると判定し、Flagをリセット(Flag=0)する(ステップS24)。そして、図10のステップS14に移行する。
図12は、図10のステップS12の第2の状態判定処理の手順を示している。
まず、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」への第1の遷移条件を満たしているか否かを判別する(ステップS31)。つまり、全体動きベクトルVn が0.5画素以下であるフレームが連続しておりかつその連続回数(連続フレーム数)が10以上であることという条件を満たしているか否かを判別する。上記第1の条件を満たしている場合には、「手ぶれ状態」であると判定し、つまり、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移したと判定し、減衰中心Cを現フレームの積分ベクトルSn に設定した後(ステップ(ステップS34)、Flagをリセット(Flag=0)する(ステップS35)。そして、図10のステップS14に移行する。
上記第1の遷移条件を満たしていない場合には、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」への第2の遷移条件を満たしているか否かを判別する(ステップS32)。つまり、全体動きベクトルVn の方向が、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」に遷移したときの全体動きベクトルVn の方向と反対方向であるフレームが連続しておりかつその連続回数が10以上であることという条件を満たしているか否かを判別する。上記第2の遷移条件を満たしている場合には、「手ぶれ状態」であると判定し、つまり、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移したと判定し、減衰中心Cを現フレームの積分ベクトルSn に設定した後(ステップS34)、Flagをリセット(Flag=0)する(ステップS35)。そして、図10のステップS14に移行する。
上記第2の遷移条件を満たしていない場合には、「パンまたはチルト状態」であると判定し、Flagをセット(Flag=1)する(ステップS33)。そして、図10のステップS14に移行する。
このように動作するビデオカメラ10では、従来においてパンまたはチルト操作時にスティック感が顕著となる光学ワイド側(ズーム倍率小)では、積分ベクトルの減衰係数Kが小さくなる。このため、光学ワイド側では、低周波数帯の揺れの補正の度合いが弱まるので、たとえ、パン・チルト状態の検出に失敗した場合でも、パン・チルト操作開始時のビデオカメラの動きの幾分かは補正されずに残り、スティック感は軽減される。
従って、従来に比べて、光学ワイド側での操作性が向上し(カクカクした動きが低減され)、全ズーム領域で良好な操作性をもつ手ぶれ補正が可能となる。
また、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に状態が遷移したときには、減衰中心Cが現在の画像切り出し位置に移動し、その後、「手ぶれ状態」において減衰中心Cがフレームメモリ15の中心に徐々にセンタリングされていく。したがって、従来のようにパンまたはチルト終了後に画像切り出し位置が急激にセンタリングされ、画像が見づらくなるといったことを解消できる。また、「パンまたはチルト状態」においては、手ぶれ補正が行われないため、パンまたはチルト時の操作性への悪影響はない。
この点について詳しく説明する。図13は、上記式(1)に基づいて積分ベクトルSn を算出する従来手法において、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移してから2フレーム経過するまでの積分ベクトルS0〜S2の変化を示している。
図13(a)に示すように、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移したときの積分ベクトルをS0、次フレームの動きベクトルをV1、その次フレームの動きベクトルをV2とすると、1フレーム後の積分ベクトルS1は、図13(b)に示すように、S1=K・S0+V1となる。同様に、2フレーム後の積分ベクトルS2は、図13(c)に示すように、S2=K・S1+V2となる。
図14は、本発明手法において、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移してから3フレーム経過するまでの積分ベクトルS0〜S3の変化を示している。
図14(a)に示すように、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移したときの積分ベクトルをS0、減衰中心CをC0、次フレームの動きベクトルをV1、その次フレームの動きベクトルをV2、その次フレームの動きベクトルをV3とすると、1フレーム後の積分ベクトルS1は、図14(b)に示すように、C0=S0なので、S1=K・(S0−S0)+V1+S0=V1+S0となる。
次に、2フレーム後の積分ベクトルS2は、図14(c)に示すように、S2=K・(S1−C1)+V2+C1となる。ここで、C1はC1=Kc・C0で求めた新たな減衰中心である。同様に、3フレーム後の積分ベクトルS3は、図14(d)に示すように、S3=K・(S2−C2)+V3+C2となる。ここで、C2はC2=Kc・C1で求めた新たな減衰中心である。
従来手法では、図13に示すように、点Oを中心に積分ベクトルSn が減衰係数Kで減衰されることになる。一方、本発明手法では、図14に示すように、点Cn を中心に点Cn からの積分ベクトル(Sn −Cn )が減衰係数Kで減衰されることになる。これは、従来手法では、開始フレームを基準に減衰係数Kで手ぶれ補正するのに対して、本発明手法では、パンまたはチルト状態終了時のフレームを基準に減衰係数Kで手ぶれ補正することを意味する。
従って、従来手法では、積分ベクトルの減衰係数Kを小さくすればするほど、Sn が直接減衰され、その変化量ΔSn は大きくなり、構図の変化が目立つが、本発明手法では、積分ベクトルの減衰係数Kを小さくしても、Sn −Cn の減衰速度、つまりSn がCn に近づく速度が速くなるだけであり、Sn の変化速度ΔSn は、基本的にCn の変化量に依存する、つまり、Sn の変化速度ΔSn は、減衰中心の減衰係数Kcに大きく依存し、積分ベクトルの減衰係数Kにはほとんど依存しない。従って、本発明手法では、手ぶれの揺れの周波数特性とは独立して、Sn の変化速度、すなわち、切出し枠(画像切り出し位置)のセンタリング速度を所望の値に調節可能となる。
図15は、ビデオカメラを左方向にパンした後、ビデオカメラを固定した際の切出し枠と構図の変化を示している。
従来手法では、パン操作の初期では、「手ぶれ状態」であると判定されているので、図15(a)〜図15(b)に示すように、カメラの動きに応じて、切出し枠100が移動する。このとき、手ぶれ補正は、Sn =K・Sn-1 +Vn に基づいて行われるので構図はほとんど変化しない。
そして、図15(b)に示すように、切出し枠100がフレームメモリ端に達すると、図15(c)に示すように、その後のフレームにおいても切出し枠100はフレームメモリ端で固定される。切出し枠100がフレームメモリ端で固定されると、実質的に、手ぶれ補正が行われなくなるので、カメラの移動量だけ構図は変化する。この状態が10回連続すると、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」に遷移したと判定され、切出し枠100は固定された状態となる(Sn =Sn-1 )。この場合、図15(d)に示すように、カメラの移動量だけ構図は変化する。
この後、カメラが固定されると、構図の変化はなくなり、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移したと判定される。Vn =0なので、図15(e)〜図15(f)に示すように、Sn =K・Sn-1 で切出し枠100が移動せしめられる。積分ベクトルの減衰係数Kを0.9とし、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」への遷移時のSn を64画素とすると、その移動速度ΔSn は、6.4画素/フレームとなる。
上記「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」への遷移時点からの経過時間(フレーム数)と切出し枠(構図)の位置との関係を図16に示す。例えば、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移した後、1秒間(30フレーム)の構図変化量は58画素となり、カメラが止まっているのに構図が大きく変化するため、不自然な映像になる。
一方、本発明手法では、パン操作の初期では、「手ぶれ状態」であると判定されているので、図15(a)〜図15(b)に示すように、カメラの動きに応じて、切出し枠100が移動する。このとき、減衰中心Cの初期値は0なので、手ぶれ補正が従来通り、Sn =K・Sn-1 +Vn に基づいて行われるため、構図はほとんど変化しない。
そして、図15(b)に示すように、切出し枠100がフレームメモリ端に達すると、図15(c)に示すように、その後のフレームにおいても切出し枠100はフレームメモリ端で固定される。切出し枠100がフレームメモリ端で固定されると、実質的に、手ぶれ補正が行われなくなるので、カメラの移動量だけ構図は変化する。この状態が10回連続すると、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」に遷移したと判定され、切出し枠100は固定された状態となる(Sn =Sn-1 )。この場合、図15(d)に示すように、カメラの移動量だけ構図は変化する。
その後、カメラが固定されると、構図の変化はなくなり、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移したと判定される。Vn =0なので、図15(e’)〜図15(f’)に示すように、Sn =K・(Sn-1 − C)+C(ただし、C=Kc・Cによって更新される)に基づいて、切出し枠100が移動する。積分ベクトルの減衰係数Kを0.9とし、減衰中心の減衰係数Kcを0.98とし、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」への遷移時のSn (=C)を64画素とすると、その移動速度は、ΔSn =ΔC=1.28画素/フレームとなる。
上記「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」への遷移時点からの経過時間(フレム数)と切出し枠(構図)の位置との関係を図17に示す。例えば、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移した後、1秒間(30フレーム)の構図変化量は20画素となり、カメラが固定された後、構図が徐々に変化するため、従来手法と比べて違和感のない映像となる。
図18は、ビデオカメラ10の実際の状態が、手ぶれ状態→パン状態→固定状態といように変化した場合の、フレーム数とビデオカメラ10の表示画像(構図)の移動量との関係を示している。
図18(a)は手ぶれ補正を行わない場合の構図の移動量を示し、図18(b)は上記式(1)に基づいて積分ベクトルSn を算出する従来技術において、減衰係数Kを0.9として手ぶれ補正を行った場合(第1従来技術という)の構図の移動量を示し、図18(c)は上記式(1)に基づいて積分ベクトルSn を算出する従来技術において、減衰係数Kを0.98として手ぶれ補正を行った場合(第2従来技術という)の構図の移動量を示し、図18(d)は本実施例により手ぶれ補正を行った場合(便宜上、積分ベクトルの減衰係数Kを0.9とし、減衰中心の減衰係数Kcを0.98とした場合)の構図の移動量を示す。
期間T1に示すように実際の状態が手ぶれ状態である場合には、ビデオカメラ10においても「手ぶれ状態」であると判定され、従来技術(図18(b),図18(c))および本実施例においても手ぶれ補正が行われる。
そして、期間T2に示すように、実際の状態が手ぶれ状態からパン状態に変化すると、変化後においても初めは「手ぶれ状態」と判定されているため、手ぶれ補正が行われているが、その後、「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」への第1の遷移条件、第2の遷移条件または第3の遷移条件のいずれかの条件が満たされ、ビデオカメラ10による判定結果が「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」に遷移する。その結果、手ぶれ補正が行われなくなり、補正後の構図の動きは、手ぶれ補正を行わない場合と等しくなる。
実際の状態が手ぶれ状態からパン状態に変化した後から、ビデオカメラ10による判定結果が「手ぶれ状態」から「パンまたはチルト状態」に遷移するまでの間において、第2従来技術(図18(c))では減衰係数Kが大きく、低周波成分の揺れまで強く補正するため、画面が意図した方向に動かない現象(スティック現象)が顕著に現れる。一方、第1従来技術(図18(b))および本実施例(図18(d))では、減衰係数Kが小さく、低周波成分の揺れに対する補正の度合いが弱いため、スティック現象が軽減される。
そして、期間T3に示すように、実際の状態がパン状態から固定状態に変化すると、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」への第1の遷移条件または第2の遷移条件のいずれかの条件が満たされ、ビデオカメラ10による判定結果が「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移する。
「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移すると、従来技術では積分ベクトルの減衰係数Kによって画像切り出し位置がセンタリングされていき、本実施例では、主として減衰中心Cの減衰係数Kcによって画像切り出し位置がセンタリングされていく。第1従来技術(図18(b))では積分ベクトルの減衰係数Kが小さいため、画像切り出し位置のセンタリング速度が速く、構図が急激に変化する。一方、第2従来技術(図18(c))では積分ベクトルの減衰係数Kが大きく、本実施例(図18(d))では減衰中心Cの減衰係数Kcが大きいため、画像切り出し位置のセンタリング速度が遅く、構図が緩やかに変化する。
つまり、従来技術では、1つの減衰係数Kが補正する揺れの周波数特性とセンタリング速度を兼ねていたため、パン開始時のスティック感とパン終了後のセンタリングの顕著さを共に低減することができなかったが、本実施例のビデオカメラ10では、補正する揺れの周波数特性とセンタリング速度を独立した減衰係数で調整できるため、パン開始時のスティック感とパン終了後のセンタリングの顕著さを共に低減することができる。
なお、動きベクトルは、代表点マッチング法を用いて求める以外に、たとえば角速度センサを用いて求めてもよい。また、手ぶれ補正は画像メモリの切り出し位置を制御する以外に、例えば、レンズ角度、レンズ位置または受光素子の位置を制御してもよい。
また、上記実施例では、積分ベクトルの減衰係数Kをズーム倍率(焦点距離F)に応じて変化させているが、積分ベクトルの減衰係数Kを固定するようにしてもよい。
また、上記実施例では、図10のステップS9において積分ベクトルSnを上記式(3)に基づいて算出した後、図10のステップS10において減衰中心Cを上記式(4)に基づいて更新しているが、減衰中心Cを更新しないようにしてもよい。つまり、図10のステップS10を省略してもよい。この場合には、減衰中心Cの初期値は0であるが、図12のステップS34に示すように、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移したときには、C=Snに設定される。図10のステップS10を省略した場合には、画像切り出し位置は減衰中心Cに向かって収束していく。
ビデオカメラの電気的構成を示すブロック図である。 動き検出回路の電気的構成を示すブロック図である。 映像エリア内に設定される複数の動きベクトル検出領域を示す模式図である。 図3の各動きベクトル検出領域内の小領域内に設定された複数のサンプリング点と、1つの代表点とを示す模式図である。 フレームメモリと切り出し枠との関係を示す模式図である。 ビデオカメラを右方向に移動したときのフレームメモリと切り出し枠との関係を示す模式図である。 積分ベクトルと切り出し枠との関係を示す模式図である。 手ぶれ補正範囲を説明するための模式図である。 手ぶれ補正範囲を越えた場合の処理を説明するための模式図である。 1フレーム毎に行われるビデオカメラ10の動作を示すフローチャートである。 図10のステップS11の第1の状態判定処理の手順を示すフローチャートである。 図10のステップS13の第2の状態判定処理の手順を示すフローチャートである。 従来手法において、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移してから2フレーム経過するまでの積分ベクトルS0〜S2の変化を示す模式図である。 本発明手法において、「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」に遷移してから3フレーム経過するまでの積分ベクトルS0〜S3の変化を示す模式図である。 ビデオカメラを左方向にパンした後、ビデオカメラを固定した際の切出し枠と構図の変化を示す模式図である。 従来手法を用いた場合の、図15の「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」への遷移時点からの経過時間(フレーム数)と切出し枠(構図)の位置との関係を示すグラフである。 本発明手法を用いた場合の、図15の「パンまたはチルト状態」から「手ぶれ状態」への遷移時点からの経過時間(フレーム数)と切出し枠(構図)の位置との関係を示すグラフである。 ビデオカメラ10の実際の状態が、手ぶれ状態→パン状態→固定状態といように変化した場合の、フレーム数とビデオカメラ10の表示画像(構図)の移動量との関係を示すグラフである。 減衰係数Kによる揺れ周波数と補正残り率の関係を示すグラフである。
符号の説明
10 ビデオカメラ
11 レンズ
12 固体撮像素子
13 カメラ回路
14 A/D変換器
15 フレームメモリ
16 電子ズーム回路
18 動き検出回路
19 焦点距離検出回路
20 マイクロコンピュータ
21 メモリ制御回路

Claims (10)

  1. 画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに
    揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、揺れ量の減衰中心とに基づいて、補正位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と揺れ量の減衰中心とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段、
    を備えていることを特徴とする手ぶれ補正装置。
  2. 画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに
    揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、補正位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段を備えており、
    補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする手ぶれ補正装置。
  3. 画像の揺れを検出する揺れ検出手段、
    撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態と手ぶれ状態とを判別する状態判別手段、 状態判別手段によって手ぶれ状態であると判別されているときには、揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、補正位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する第1の補正量生成手段、
    状態判別手段によって撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態であると判別されているときには、補正位置を算出するための補正量を、1フレーム前の補正量とする第2の補正量生成手段、ならびに
    状態判別手段によって、撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態から手ぶれ状態に変化したことが検出されたときに、減衰中心をそのときの補正量に対応する補正位置に設定する手段を備えており、
    第1の補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする手ぶれ補正装置。
  4. 画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに
    揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、画像切り出し位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段を備えており、
    補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする手ぶれ補正装置。
  5. 画像の揺れを検出する揺れ検出手段、
    撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態と手ぶれ状態とを判別する状態判別手段、 状態判別手段によって手ぶれ状態であると判別されているときには、揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、画像切り出し位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する第1の補正量生成手段、
    状態判別手段によって撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態であると判別されているときには、画像切り出し位置を算出するための補正量を、1フレーム前の補正量とする第2の補正量生成手段、ならびに
    状態判別手段によって、撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態から手ぶれ状態に変化したことが検出されたときに、減衰中心をそのときの補正量に対応する画像切り出し位置に設定する手段を備えており、
    第1の補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする手ぶれ補正装置。
  6. 画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに
    揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、揺れ量の減衰中心とに基づいて、補正位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と揺れ量の減衰中心とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段、
    を備えていることを特徴とする撮像機器。
  7. 画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに
    揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、補正位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段を備えており、
    補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする撮像機器。
  8. 画像の揺れを検出する揺れ検出手段、
    撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態と手ぶれ状態とを判別する状態判別手段、 状態判別手段によって手ぶれ状態であると判別されているときには、揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、補正位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、補正位置を補正前の初期位置に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する第1の補正量生成手段、
    状態判別手段によって撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態であると判別されているときには、補正位置を算出するための補正量を、1フレーム前の補正量とする第2の補正量生成手段、ならびに
    状態判別手段によって、撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態から手ぶれ状態に変化したことが検出されたときに、減衰中心をそのときの補正量に対応する補正位置に設定する手段を備えており、
    第1の補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする撮像機器。
  9. 画像の揺れを検出する揺れ検出手段、ならびに
    揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、画像切り出し位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する補正量生成手段を備えており、
    補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする撮像機器。
  10. 画像の揺れを検出する揺れ検出手段、
    撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態と手ぶれ状態とを判別する状態判別手段、 状態判別手段によって手ぶれ状態であると判別されているときには、揺れ検出手段によって検出された揺れ量と、揺れの周波数に対する補正残り率の特性を制御するための揺れ量の減衰係数と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度を制御するための減衰中心とに基づいて、画像切り出し位置を算出するための補正量であって、揺れの周波数に対する補正残り率の特性と、画像切り出し位置を撮像画像の中心に移動させるセンタリング速度とが変更可能な補正量を生成する第1の補正量生成手段、
    状態判別手段によって撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態であると判別されているときには、画像切り出し位置を算出するための補正量を、1フレーム前の補正量とする第2の補正量生成手段、ならびに
    状態判別手段によって、撮影者の意図的なカメラ運動による揺れ状態から手ぶれ状態に変化したことが検出されたときに、減衰中心をそのときの補正量に対応する画像切り出し位置に設定する手段を備えており、
    第1の補正量生成手段は、予め設定された減衰中心の減衰係数に基づいて、減衰中心を更新させる手段を備えていることを特徴とする撮像機器。
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