JP3213492B2 - 手振れ補正装置およびそれを用いたビデオカメラ - Google Patents

手振れ補正装置およびそれを用いたビデオカメラ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は手振れ補正装置および
それを用いたビデオカメラに関し、特にたとえば民生用
のカメラ一体型VTRなどに用いられる手振れ補正装置
およびそれを用いたビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮像装置の手振れ成分を補正
するために、代表点マッチング法によって図15に示す
ような4つの検出領域A〜D毎に得られる部分動きベク
トルを用いる方法が提案されている。このように部分動
きベクトルを用いて手振れ補正を行う従来技術として
は、本願出願人によって提案された特願平5−1567
52号の技術がある。
【0003】この技術では、演算回路(図示せず)で、
各検出領域毎に最小相関値,平均相関値および位置デー
タが求められ、マイクロコンピュータに与えられる。マ
イクロコンピュータでは、最小相関値を示す画素の位置
データに基づいて、部分動きベクトルを求める。また、
マイクロコンピュータでは、平均相関値および最小相関
値に基づいて各検出領域の動きベクトルが手振れによる
ものかそれ以外の原因によるものかを検出し、その検出
領域が有効領域か無効領域かを判断する。その条件の1
つとして、平均相関値/最小相関値が所定値以下のとき
は検出領域内に進入物体があるものとしてその部分動き
ベクトルを無効とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一旦進入した
物体が検出領域内にとどまっていると、その検出領域の
平均相関値/最小相関値の値が所定値より大きくなり、
最初無効と判断されていた検出領域が有効領域と判断さ
れてしまう。たとえば、図16に示すように、検出領域
AおよびCに左側から物体が進入し、検出領域Aおよび
C内で止まった場合には、検出領域AおよびCはともに
最初は無効領域だと判断されているが、数フィールド後
には有効領域であると判断される。そして、その後、進
入した物体がさらに検出領域AおよびC内で動いた場合
には、無効領域と判断しなければいけないのに、依然と
して有効領域と判断してしまうことがあった。
【0005】さらに、上述の特願平5−159463号
の技術では、マイクロコンピュータ内で、4つの検出領
域A〜D中の有効領域の個数に応じて異なる方法で全体
動きベクトルが検出される。したがって、検出領域Aお
よびC内に物体がとどまることによって、検出領域が有
効か否かを誤判断しているときには、検出領域Aまたは
Cのそれぞれの部分動きベクトルaまたはcが全体動き
ベクトルの計算に影響を与え、その計算結果は真の手振
れ成分である検出領域BおよびDのそれぞれの部分動き
ベクトルbおよびdとは異なる値になってしまう。その
結果、全体動きベクトルを正しく検出できないという問
題点があった。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、よ
り精度よく全体動きベクトルを検出できる、手振れ補正
装置およびそれを用いたビデオカメラを提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、画面内に
形成された複数個の検出領域の各々の部分動きベクトル
を検出し、部分動きベクトルを用いて全体動きベクトル
を得る手振れ補正装置であって、複数個の検出領域は第
1検出領域と第2検出領域を含み、画面内にて第1検出
領域との相対距離が変化するように移動可能な第2検出
領域を設定する領域設定手段、第1検出領域および第2
検出領域の各々について信頼できる部分動きベクトルの
検出が可能な有効領域かそうでない無効領域かを判断す
る領域判断手段、および領域判断手段の領域判断結果に
応じて第2検出領域を画面内にて第1検出領域との相対
距離が変化するように移動させる移動手段を備え、第1
検出領域および第2検出領域の部分動きベクトルに基づ
いて全体動きベクトルを得る手振れ補正装置である。
【0008】第2の発明は、上述の手振れ補正装置を用
いたビデオカメラである。
【0009】
【作用】領域判断手段によって、第1検出領域および第
2検出領域の各々について有効領域か無効領域かが判断
される。領域設定手段によって設定された第2検出領域
は無効領域の位置とは逆の方向へ移動手段によって移動
される。たとえば、無効領域が第2検出領域の左側,右
側,上側または下側にあれば、それぞれ、第2検出領域
は右側,左側,下側または上側へ移動される。このよう
に第2検出領域は無効領域の位置に応じて移動し、移動
後の第2検出領域の部分動きベクトルと第1検出領域の
部分動きベクトルとに基づいて全体動きベクトルが求め
られる。
【0010】そして、全ての第1検出領域および第2検
出領域が有効領域になれば、第2検出領域はその初期位
置へ戻る。このように、無効領域の位置に応じて移動す
る第2検出領域を設けることによって、有効領域の数を
増やすことができる。なお、この手振れ補正装置はビデ
オカメラに用いられ得る。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、有効領域の数を増や
すことができるので、従来とは異なり、進入後検出領域
内に残って動く物体の影響を受けることなく、より高精
度に手振れ補正できる。この発明の上述の目的,その他
の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の
実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】図1に示すこの実施例のビデオカメラ10
は、レンズ14から入力される被写体(図示せず)から
の光信号を電気信号に変換するCCDのような固体撮像
素子12を含む。固体撮像素子12からの電気信号はカ
メラ回路16に入力される。カメラ回路16は、周知の
ように、サンプルホールド回路を含み、固体撮像素子1
2からの電気信号をサンプルホールドする。サンプルホ
ールドされた電気信号のレベルがAGCによって調整さ
れるとともに、さらに同期信号付加回路によって同期信
号が付加される。このようにして、カメラ回路16は固
体撮像素子12からのイメージ信号をアナログビデオ信
号に変換する。このアナログビデオ信号は、さらに、A
/D変換器18によってディジタルビデオ信号に変換さ
れる。ディジタルビデオ信号は、メモリ制御回路20の
制御の下で、フィールド順次にフィールドメモリ22に
書き込まれる。また、ディジタルビデオ信号は動き検出
回路24に与えられる。
【0013】動き検出回路24は、たとえば周知の代表
点マッチング法を用いて、図3に示す4つの固定の各検
出領域A,B,C,Dおよび移動可能な検出領域E毎
に、最小相関値(相関度は最も高い),平均相関値,お
よび最小相関値を有する1点の位置(以下、単に「最小
位置」という)を算出する。動き検出回路24からの最
小相関値,平均相関値および最小位置は、マイクロコン
ピュータ26に与えられる。なお、ここでは、検出領域
A〜Eのサイズはそれぞれ等しく設定される。
【0014】動き検出回路24は、たとえば図2に示す
ように構成される。図2に示す動き検出回路24は、検
出領域A〜Dの処理を行うための回路28aのほかに、
検出領域Eの処理を行うための回路28bを含む点に特
徴がある。動き検出回路24は、A/D変換器18から
のディジタルビデオ信号を受ける入力端30を含み、こ
の入力端30から入力されたディジタルビデオ信号は、
フィルタ32を通して回路28aに含まれる代表点保存
メモリ34aおよび減算回路36a、ならびに回路28
bに含まれる代表点保存メモリ34bおよび減算回路3
6bに与えられる。フィルタ32は、一種のディジタル
ローパスフィルタであり、S/N比を改善し、少ない代
表点で十分な検出精度を確保するために用いられる。代
表点メモリ34aは、図3に示す各検出領域A〜Dの各
々の範囲内で複数の代表点を抽出(この実施例では、各
検出領域A〜Dの各々を30分割し、したがって、30
個の代表点を抽出)し、その位置と輝度データとを記憶
する。代表点メモリ34bも、同様に、図3に示す検出
領域Eの範囲内で複数(30個)の代表点を抽出し、そ
の位置と輝度データとを記憶する。30分割して形成さ
れた各検出エリア37は、図4に示すように、たとえば
32画素×16行で構成される。
【0015】減算回路36aおよび36bは、それぞ
れ、代表点メモリ34aおよび34bから与えられる前
フィールドの代表点の輝度データと入力端30から与え
られる現フィールドの全ての画素の輝度データとを減算
し、その絶対値をとる。すなわち、現フィールドの輝度
データと前フィールドの輝度データとの間で輝度差を求
める。求めた輝度差を、それぞれ累積加算回路38aお
よび38bに与える。累積加算回路38aおよび38b
では、それぞれ、同じ検出領域内の各検出エリア37の
同じ位置の画素について求めた輝度差を累積加算(この
実施例では30個)し、相関値を出力する。累積加算回
路38aおよび38bからの相関値は、セレクタ40を
介して最小位置検出回路42に与えられる。セレクタ4
0には、マイコン26からの制御信号がCPUインタフ
ェース44を介して与えられ、その選択動作が制御され
る。
【0016】最小位置検出回路42では、与えられた相
関値から最小相関値および最小位置を各検出領域A〜E
毎に検出する。なお、部分動きベクトルの検出精度をよ
くするために、最小相関値を有する画素の周囲4画素の
相関値を用いて内挿補間し、最小位置を計算する。そし
て、得られた最小相関値および最小位置は、CPUイン
タフェース44を介してマイクロコンピュータ26に与
えられる。また、減算回路36aおよび36bで求めら
れた輝度差は、それぞれ平均相関値検出回路46aおよ
び46bに与えられる。平均相関値検出回路46aで
は、各検出領域A〜D毎に平均相関値が求められ、平均
相関値検出回路46bでは、検出領域Eの平均相関値が
求められる。これらの平均相関値はCPUインタフェー
ス44を介してマイクロコンピュータ26に与えられ
る。
【0017】ここで、代表点メモリ34aおよび34b
ならびに累積加算回路38aおよび38bでの処理タイ
ミングは以下のようになる。まず、代表点メモリ34a
での処理タイミングについて説明する。動き検出回路2
4に含まれる水平アドレスカウンタ48および垂直アド
レスカウンタ50は、それぞれ、外部より入力されたH
D(水平同期信号)およびVD(垂直同期信号)によっ
てリセットされ、水平アドレスカウンタ48および垂直
アドレスカウンタ50の出力が、それぞれ水平アドレス
および垂直アドレスとなる。水平アドレスカウンタ48
からの出力は水平デコーダ52aに与えられる。一方、
マイクロコンピュータ26によってそのレジスタ54に
設定された値(以下、単に「レジスタ設定値」という)
がCPUインタフェース44を介して水平デコーダ52
aに与えられる。
【0018】水平デコーダ52aでは、与えられた水平
アドレスとレジスタ設定値とが一致するときパルスを水
平タイミング発生用カウンタ56aに出力する。このパ
ルスで水平タイミング発生用カウンタ56aがリセット
され、この水平タイミング発生用カウンタ56aの出力
が水平タイミング発生用デコーダ58aに与えられる。
水平タイミング発生用デコーダ58aでは、与えられた
カウンタ出力のうちの固定値をデコードする。
【0019】図5および図6を参照して、検出領域Aの
代表点位置の決定について説明する。まず、図5(A)
に示すようなHDが出力されると、水平アドレスカウン
タ48の出力は図5(B)に示すようになり、たとえば
レジスタ設定値を図6に示すようにHR1=261とす
ると水平デコーダ52aからは図5(C)に示すような
パルスが発生される。それに従って、水平タイミング発
生用カウンタ56aからは図5(D)に示すような出力
が発生され、それに基づいて水平タイミング発生用デコ
ーダ58aからは代表点をサンプリングできるように図
5(E)に示すような出力が発生される。
【0020】以上は、水平タイミングについての説明で
あるが、垂直タイミングについても同様に処理される。
これは、後述する代表点メモリ34b,累積加算回路3
8aおよび38bの処理についても同様である。垂直タ
イミングについては、垂直アドレスカウンタ50からの
出力およびマイコン26でのレジスタ設定値が、垂直デ
コーダ60aに与えられ、垂直タイミング発生用カウン
タ62aおよび垂直タイミング発生用デコーダ64aに
よって上述と同様に処理される。なお、レジスタ設定値
は、VR1=44に設定される。
【0021】そして、水平および垂直タイミング発生用
デコーダ58aおよび64aからのそれぞれの出力はA
NDゲート66aに与えられ、その論理積が代表点メモ
リ34aのライトイネーブルに用いられる。このよう
に、レジスタ設定値に基づいて水平タイミング発生用カ
ウンタ56aおよび垂直タイミング発生用カウンタ62
aを動作させ、そのカウンタ出力のうちの固定値をデコ
ードするので、代表点メモリ34aに入力されるライト
イネーブルは、レジスタ設定値に基づいて変化させるこ
とができる。すなわち、代表点の位置は、VR1,VR
2,VR3およびHR1,HR2,HR3によって決定
される。
【0022】図6を参照して、検出領域B,CおよびD
のそれぞれのレジスタ設定値は、たとえば次のように設
定される。図6において、HR1およびHR2は水平デ
コーダ52aに与えられるレジスタ設定値であり、VR
1およびVR2は垂直デコーダ60aに与えられるレジ
スタ設定値である。
【0023】検出領域Bでは、HR2=HR1+192
+192=645,VR1=44に、検出領域Cでは、
HR1=261,VR2=VR1+80+4=128
に、検出領域Dでは、HR2=645,VR2=128
に、それぞれ設定される。検出領域A〜Dのレジスタ設
定値は、それぞれ固定的に設定される。次いで、累積加
算回路38aでの処理タイミングについて説明する。
【0024】累積加算回路38aについても上述とほぼ
同様であり、水平デコーダ68a,水平タイミング発生
用カウンタ70a,水平発生タイミング用デコーダ72
a,垂直デコーダ74a,垂直タイミング発生用カウン
タ76aおよび垂直タイミング発生用デコーダ78aお
よびANDゲート80aによって、累積加算回路38a
の累積加算タイミングすなわち検出領域の位置が設定さ
れる。
【0025】図7および図8を参照して、検出領域Aの
検出位置の決定について説明する。まず、図7(A)に
示すようなHDが出力されると、水平アドレスカウンタ
48の出力は図7(B)に示すようになり、たとえばレ
ジスタ設定値を図8に示すようにHK1=255とする
と水平デコーダ68aからは図7(C)に示すようなパ
ルスが発生される。それに従って、水平タイミング発生
用カウンタ70aからは図7(D)に示すような出力が
発生され、それに基づいて水平タイミング発生用デコー
ダ72aからは検出領域の全ての画素をサンプリングで
きるように図7(E)に示すような出力が発生される。
【0026】以上は、水平タイミングについての説明で
あるが、垂直タイミングについても同様に処理される。
垂直タイミングについては、垂直アドレスカウンタ50
からの出力およびマイクロコンピュータ26でのレジス
タ設定値が、垂直デコーダ74aに与えられ、垂直タイ
ミング発生用カウンタ76aおよび垂直タイミング発生
用デコーダ78aによって上述と同様に処理される。な
お、垂直デコーダ74aに与えられるレジスタ設定値
は、VK1=36に設定される。このように与えられる
レジスタ設定値によって、累積加算器38aでの累積加
算タイミングすなわち検出領域の位置が設定される。
【0027】図8を参照して、検出領域B,CおよびD
のそれぞれのレジスタ設定値は、たとえば次のように設
定される。図8において、HK1およびHK2は水平デ
コーダ68aに与えられるレジスタ設定値であり、VK
1およびVK2は垂直デコーダ74aに与えられるレジ
スタ設定値である。
【0028】検出領域Bでは、HK2=HK1+192
+192=629,VK1=36に、検出領域Cでは、
VK1=245,VK2=VK1+80+4=120
に、検出領域Dでは、HK2=629,VK2=120
に、それぞれ設定される。検出領域A〜Dのレジスタ設
定値は、それぞれ固定的に設定される。このように検出
領域の位置は、VK1,VK2,VK3およびHK1,
HK2,HK3によって決定される。
【0029】次いで、代表点メモリ34bの処理タイミ
ングについて説明する。代表点メモリ34bについて
は、代表点メモリ34aの場合とほぼ同様に処理される
ので、同一または類似の動作を行う回路の参照番号の
「a」を「b」に置換することによって、その重複する
説明は省略する。ただし、水平デコーダ52bおよび垂
直デコーダ60bにそれぞれ与えられるレジスタ設定値
は固定値ではなく、無効領域の位置に応じて変更される
点に注目すべきである。
【0030】図6および図9を参照して説明する。図6
に示される検出領域Eの位置は検出領域Eの通常の位置
であり、このとき、水平デコーダ52bおよび垂直デコ
ーダ60bにそれぞれ設定されるレジスタ設定値は、H
R3=HR1+192=453,VR3=VR1+42
=86に、それぞれ設定される。
【0031】いま、検出領域Eを右側へ移動させると
き、VR3はそのままで、HR3に代えてHR2(=H
R1+192+192=645)に設定し直すことによ
って、検出領域Eの代表点のサンプリング位置が検出領
域BおよびDの間になる。また、検出領域Eを左側へ移
動させるときは、VR3はそのままで、HR3に代えて
HR1(=261)に設定し直すことによって、検出領
域Eの位置は検出領域AおよびCの間になる。また、検
出領域Eを下側へ移動させるときは、HR3はそのまま
で、VR3に代えてVR2に設定し直すことによって、
検出領域Eの位置は検出領域CおよびDの間になる。さ
らに、検出領域Eを上側へ移動させるときは、HR3は
そのままで、VR3に代えてVR1(=44)に設定し
直すことによって、検出領域Eの代表点の位置は検出領
域AおよびBの間になる。このように、水平デコーダ5
2bおよび垂直デコーダ60bにそれぞれ与えられるレ
ジスタ設定値を変えることによって、検出領域Eの代表
点の位置を任意に移動させることができる。
【0032】さらに、累積加算回路38bの処理につい
ては、累積加算回路38aの場合とほぼ同様であるの
で、同一または類似の動作を行う回路の参照番号の
「a」を「b」に置換することによって、その重複する
説明は省略する。ただし、ここでも、水平デコーダ68
bおよび垂直デコーダ74bにそれぞれ与えられるレジ
スタ設定値は固定値ではなく、無効領域の位置に応じて
変更される点に注目すべきである。
【0033】図8および図10を参照して説明する。図
8に示される検出領域Eの位置は検出領域Eの通常の位
置であり、レジスタ設定値は、HK3=HK1+192
=437,VK2=VK1+80+4=120に、それ
ぞれ設定される。このように、通常の位置は、他の4個
の検出領域A〜Dのちょうど中間にくるように設定され
る。
【0034】いま、検出領域Eを右側へ移動させると
き、VK3はそのままで、HK3に代えてHK2(=H
K1+192+192=629)に設定し直すことによ
って、検出領域Eの位置は検出領域BとDの間になる。
また、検出領域Eを左側へ移動させるときは、VK3は
そのままで、HK3に代えてHK1(=245)に設定
し直すことによって、検出領域Eの位置は検出領域Aと
Cとの間になる。さらに、検出領域Eを下側へ移動させ
るときは、HK3はそのままで、VRKに代えてVK2
(=VK1+80+4=120)に設定し直すことによ
って、検出領域Eの位置は検出領域CとDの間になる。
また、検出領域Eを上側へ移動させるときは、HK3は
そのままで、VK3に代えてVK1(=36)に設定し
直すことによって、検出領域Eの位置は検出領域AとD
との間になる。
【0035】このように、水平デコーダ68bおよび垂
直デコーダ74bにそれぞれ与えられるレジスタ設定値
を変えることによって、検出領域Eの位置を任意に移動
させることができる。このようにして、検出領域Eの代
表点の位置および検出領域Eの位置を毎フィールド更新
することによって、検出領域Eを移動可能としている。
【0036】図1に戻って、マイクロコンピュータ26
では、最小相関値,平均相関値および最小位置に基づい
て、画面すなわちイメージフィールド82(図3)全体
の動きベクトル(以下、単に「全体動きベクトル」とい
う)を計算する。まず、最小位置に基づいて、最小相関
値を示す画素の、代表点に対する偏移を求め、その偏移
を部分動きベクトルとする。
【0037】そして、マイクロコンピュータ26は、平
均相関値を最小相関値で除算した値が一定の閾値より大
きいか否かを各検出領域A〜D毎に検出し、各検出領域
A〜Dからの部分動きベクトルが手振れ以外の動く物体
等によって検出されることなく信頼できるか否かすなわ
ち各検出領域A〜Dが有効領域か否かを判断する。平均
相関値を最小相関値で除算した値が一定の閾値より大き
ければ、その検出領域は有効領域と判断される。具体的
には、有効領域か否かは以下のように判断される。
【0038】検出領域内に動く物体があるとき、動く物
体の占める部分と占めない部分とで相関値が異なり、か
つ動く物体の占める部分は様々な相関値をとり、その相
関値は一般的に大きな値となる(相関度は低い)。した
がって、検出領域内に動く物体があるときには、最小相
関値が大きくなる可能性が高く、検出領域内の部分動き
ベクトルを誤検出する恐れがある。部分動きベクトルを
誤検出すると、全体動きベクトルを誤検出してしまう。
しかし、平均相関値が大きいときには最小相関値が或る
程度大きくても信頼できる。一方、平均相関値が小さい
ときには最小相関値はより小さくなければ信頼できな
い。したがって、具体的には、(平均相関値)/(最小
相関値)>7のときに有効と判断し、この条件を満たさ
ない検出領域の部分動きベクトルを用いないようにし
て、上述の誤検出による弊害を防止する。
【0039】そして、有効領域の部分動きベクトルおよ
び発散度に基づいて、後述するようにフィールド間の動
き量すなわち全体動きベクトルを求める。全体動きベク
トルはフィールド間の動き量とその向きを表す。マイク
ロコンピュータ26では、得られた全体動きベクトルに
基づいて積分ベクトルが求められる。積分ベクトルは、
イメージフィールド82のセンタからの抽出エリア84
のずれ量すなわち補正量とその向きを表す。
【0040】求められた積分ベクトルはメモリ制御回路
20に与えられ、メモリ制御回路20では、それに基づ
いてフィールドメモリ22の読出開始アドレスを決定
し、そのアドレスからフィールドメモリ22に蓄えられ
たディジタルビデオ信号を読み出す。すなわち、メモリ
制御回路20は、マイクロコンピュータ26によって計
算された積分ベクトルに従って、フィールドメモリ22
のディジタルビデオ信号によって形成される抽出エリア
84を移動する。
【0041】ただし、フィールドメモリ22から読み出
されたディジタルビデオ信号そのままでは抽出エリア8
4を移動できないので、電子ズーム回路86を用いる。
図11を参照して、電子ズーム回路86(図1)は、イ
メージフィールド82の大きさに対して、ズーム倍率に
従って画像が拡大された抽出エリア84を設定する。こ
の抽出エリア84の位置は、イメージフィールド82の
範囲内では、フィールドメモリ22の読出開始アドレス
を変更することによって、自由に移動できる。そして、
ディジタルビデオ信号に基づいてイメージフィールド8
2全体のビデオ信号を得るために、フィールドメモリ2
2から読み出したディジタルビデオ信号に基づいて内挿
補間法を用いて画像を拡大する。
【0042】このようにして、イメージフィールド82
内の任意の抽出エリア84のイメージを電子ズーム回路
86で電子的にズームすることによって、イメージフィ
ールド82と抽出エリア84との差に相当する補正可能
範囲88が形成され得る。ビデオカメラ10を操作する
人の手の振動に応じて、図12に示すようにビデオカメ
ラ10に手振れが生じると、そのビデオカメラ10から
の画像にぶれを生じ、結果的に、イメージフィールド8
2内の左下方に目的の人物が存在する場合(図12上)
や、イメージフィールド82内の右上方に目的の人物が
存在する場合(図12下)などが生じる。したがって、
各フィールド毎に抽出エリア84をマイクロコンピュー
タ26によって計算した積分ベクトルに応じて移動させ
ることによって、図12右に示すように抽出エリア84
には目的の人物がちょうど収まることになる。
【0043】このようにして電子ズーム回路86から出
力されるディジタルビデオ信号をD/A変換器90によ
ってアナログ信号に変換して出力端子92から出力す
る。このようなビデオカメラ10は、図13に示すよう
に動作する。説明の便宜上、まず、ステップS1におい
て、検出領域AおよびBについて判断する場合を取り上
げて、以下説明を進める。これは、イメージフィールド
82の上側から動体が進入してきた場合である。
【0044】まず、ステップS1において、検出領域A
〜Dのうち、隣合う2つの検出領域AおよびBの平均相
関値/最小相関値がともに所定値以下か否かが判断され
る。ステップS1が“NO”であれば、ステップS3に
おいて、5つの検出領域A〜Eの各部分動きベクトルに
基づいて全体動きベクトルが計算される。この実施例に
おいて、全体動きベクトルは次のようにして求められ
る。
【0045】まず、有効領域について、水平方向および
垂直方向のそれぞれの部分動きベクトルについて相加平
均を求める。次いで、求めた平均値を用いて、各検出領
域毎に水平方向の絶対値および垂直方向の絶対値を求
め、各検出領域毎に水平方向の絶対値と垂直方向の絶対
値とをそれぞれ加算して発散度を求める。水平方向の絶
対値は、各検出領域の水平方向の部分動きベクトルと有
効領域の水平方向の部分動きベクトルの平均値との差の
絶対値である。また、垂直方向の絶対値は、各検出領域
の垂直方向の部分動きベクトルと有効領域の垂直方向の
部分動きベクトルの平均値との差の絶対値である。そし
て、各検出領域毎に加算して得られた発散度を小さいも
のから順に並べ、小さい方から2つの発散度を選び出
し、それらに対応する検出領域の部分動きベクトルの相
加平均を求める。そしてその相加平均を全体動きベクト
ルとする。
【0046】このような全体動きベクトルの計算方法
は、後述するステップS7,S13およびS17におい
ても用いられる。ステップS3の処理後、ステップS1
に戻る。ステップS1が“YES”であれば、ステップ
S5において、検出領域Eが移動される。すなわち、検
出領域Eは、検出領域AおよびBが無効領域であれば下
側へ移動される。その後、ステップS7において、検出
領域Eを含む有効な3つの検出領域の部分動きベクトル
に基づいて全体動きベクトルが計算される。次いで、ス
テップS9において、1度無効になった検出領域Aおよ
びBの平均相関値/最小相関値がともに所定値より大き
いか否かが判断される。“NO”であればステップS7
に戻る。ステップS9が“YES”であればステップS
11に進む。
【0047】ステップS11において、無効になってい
ない検出領域C,DおよびEの平均相関値/最小相関値
が全て所定値以下か否かが判断される。ステップS11
が“YES”であれば、ステップS13に進む。ステッ
プS13において、検出領域Eが上側へ移動される。そ
して、検出領域Eを含む有効な3つの検出領域の部分動
きベクトルに基づいて、全体動きベクトルが計算され
る。そして、ステップS15において、検出領域A〜E
の平均相関値/最小相関値が全て数フィールド、たとえ
ば30フィールド連続して所定値より大きくなれば、検
出領域Eを初期位置に復帰させる。
【0048】一方、ステップS11が“NO”であれ
ば、ステップS17に進む。ステップS17において、
検出領域Eはそのまま移動せず、5つの検出領域の部分
動きベクトルに基づいて全体動きベクトルが計算され
る。そして、ステップS15に進む。以上、ステップS
1において検出領域AおよびBについて判断する場合を
取り上げて説明したが、ステップS1において、検出領
域AおよびCについて判断する場合(イメージフィール
ド82の左側から動体が進入してきた場合)、検出領域
BおよびDについて判断する場合(イメージフィールド
82の右側から動体が進入してきた場合)、および検出
領域CおよびDについて判断する場合(イメージフィー
ルド82の下側から動体が進入してきた場合)について
も同様に処理される。
【0049】すなわち、ステップS1において、検出領
域AおよびCについて判断されるときは、ステップS5
では検出領域Eが右側へ移動され、ステップS9では検
出領域AおよびCについて判断され、ステップS11で
は検出領域B,DおよびEについて判断され、ステップ
S13では検出領域Eが右側へ移動される。また、ステ
ップS1において、検出領域BおよびDについて判断さ
れるときは、ステップS5では検出領域Eが左側へ移動
され、ステップS9では検出領域BおよびDについて判
断され、ステップS11では検出領域A,CおよびEに
ついて判断され、ステップS13については検出領域E
が左側へ移動される。
【0050】さらに、ステップS1 において検出領域
CおよびDについて判断されるときは、ステップS5で
は検出領域Eが上側へ移動され、ステップS9では検出
領域CおよびDについて判断され、ステップS11では
検出領域A,BおよびEについて判断され、ステップS
13では検出領域Eが下側へ移動される。このように、
動く物体の進入方向に応じて、検出領域Eを移動させる
ことができる。
【0051】次いで、図14を参照して、イメージフィ
ールド82の左側から動く物体が進入してきた場合につ
いて、具体的に説明する。まず、図14(A)に示すよ
うにイメージフィールド82内に検出領域A〜Eが配置
されている状態で、図14(B)に示すように、イメー
ジフィールド82の左側から動く物体が進入してくる
と、進入直後に検出領域AおよびCの平均相関値/最小
相関値はともに所定値以下になる。すると、マイクロコ
ンピュータ26は、検出領域AおよびCの各部分動きベ
クトルが手振れによるものではない、すなわち検出領域
AおよびCは無効領域と判断され、これらの検出領域A
およびCの部分動きベクトルは用いないようにする。こ
のフィールドでは、残りの3つの検出領域B,Dおよび
Eのそれぞれの部分動きベクトルに基づいて、上述の方
法によって全体動きベクトルが計算される。
【0052】次のフィールドにおいては、3つの検出領
域B,DおよびEのそれぞれの部分動きベクトルに基づ
いて全体動きベクトルが計算されると同時に、最初中央
にあった検出領域Eの代表点の位置と検出領域Eの位置
とがマイクロコンピュータ26によるレジスタ設定によ
って、図14(C)に示すように右端に設定し直され
る。すなわち、検出領域Eは右側へ移動される。そし
て、移動後の検出領域Eの代表点が代表点メモリ34b
に格納される。
【0053】さらに次のフィールドでは、検出領域B,
Dおよび移動後の検出領域Eのそれぞれの部分動きベク
トルに基づいて全体動きベクトルが求められる。その
後、検出領域AおよびCの平均相関値/最小相関値が、
ともに所定値以下である限り、検出領域B,DおよびE
のそれぞれの部分動きベクトルに基づいて全体動きベク
トルが計算される。
【0054】もし、検出領域AおよびCの平均相関値/
最小相関値のうち少なくともいずれか一方が所定値より
大きくなった場合には、次の2つの理由が考えられる。 進入物体が通り抜けた 進入物体が検出領域内に留まっている の場合は、図14(D)からわかるように、数フィー
ルド後に検出領域B,DおよびEの平均相関値/最小相
関値が全て所定値以下になることが考えられる。このと
きは、検出領域AおよびCのそれぞれの部分動きベクト
ルは真の手振れによるものであり、有効領域と判断さ
れ、図14(E)に示すように、検出領域Eを上述と同
様にして左側へ移動させることによって、検出領域Eを
含めた3つの検出領域A,CおよびEの部分動きベクト
ルに基づいて全体動きベクトルを計算することが可能に
なる。
【0055】その後、検出領域A〜Eの平均相関値/最
小相関値が全て再び所定値より大きくなる。この状態が
所定フィールド連続すれば、図14(F)に示すよう
に、検出領域Eを初期位置へ戻す。の場合は、図14
(G)からわかるように、検出領域AおよびCの平均相
関値/最小相関値の少なくともいずれか一方が所定値よ
り大きくなった後も、検出領域B,DおよびEの平均相
関値/最小相関値はそれぞれ所定値以下にならないの
で、検出領域Eをそのままにして、5つの検出領域A〜
Eの部分動きベクトルに基づいて全体動きベクトルを計
算する。このとき、検出領域AおよびCには動く物体が
存在する確率が高い。しかし、この場合のように、5つ
の検出領域A〜Eのうち手振れ成分をもつすなわち有効
領域である検出領域が最低3つ以上あれば、上述の方法
(発散度の小さい2つの検出領域を選ぶ方法)で全体動
きベクトルを計算することによって、進入物体の影響を
受けた可能性がある検出領域AおよびCの部分動きベク
トルを除去することができる。そして、検出領域A〜E
の平均相関値/最小相関値が全て所定値より大きい状態
が、所定フィールド連続すれば、図14(F)に示すよ
うに、検出領域Eを初期位置に戻す。
【0056】このように、無効領域の位置に応じて5領
域目の検出領域Eを移動することによって、有効領域の
数を増やすことができ、常に手振れ成分をもつ有効な検
出領域が3つ以上存在することになり、もし動く物体の
影響を受けた部分動きベクトルが2つの検出領域に存在
しても、この検出領域から得られる部分動きベクトルの
影響を受けることなく全体動きベクトルを求めることが
できる。
【0057】この実施例によれば、検出領域A〜Dと検
出領域Eとのサイズが等しいので、最小位置検出回路4
2を共用することができ、回路規模を小さくできる。な
お、平均相関値が所定値以上であるか否かを各検出領域
A〜D毎に検出して、有効領域か否かを判断してもよ
い。この平均相関値に関する条件だけで有効領域か否か
を判断してもよく、また、上述の平均相関値/最小相関
値およびこの平均相関値の条件をともに満たした場合に
のみ有効領域と判断するよう、2つの条件によって有効
領域か否かを判断するようにしてもよい。
【0058】具体的に、平均相関値の条件について述べ
る。画面のコントラストが低いときには、輝度差が小さ
いので、相関値が小さくなる。たとえば、画面全体が白
いときには相関値は小さくなる。このような場合には、
信頼性がなくなるため、平均相関値≧所定値のときに有
効と判断される。なお、所定値は実験によって決定され
る。
【0059】なお、レジスタ設定値は任意に設定され得
る。また、上述の実施例では、検出領域Eを上,下,
左,右へ移動する場合について述べたが、レジスタ設定
値を調整することによって、検出領域Eおよびその代表
点を任意の位置へ移動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】動き検出回路の一例を示すブロック図である。
【図3】電子ズームの原理を示し、イメージフィールド
内の検出領域を示す図解図である。
【図4】電子ズームの原理を示し、検出エリア内の代表
点およびサンプリング点を示す図解図である。
【図5】検出領域Aの代表点の位置を決定する処理を説
明するためのタイミング図である。
【図6】代表点の位置を示す図解図である。
【図7】検出領域Aの検出位置を決定する処理を説明す
るためのタイミング図である。
【図8】検出領域を示す図解図である。
【図9】検出領域Eの代表点の位置を決定する処理を説
明するためのタイミング図である。
【図10】検出領域Eの検出位置を決定する処理を説明
するためのタイミング図である。
【図11】手振れ補正の原理を示す図解図である。
【図12】代表点マッチング法を適用するイメージフィ
ールド内の各ブロックを示す図解図である。
【図13】この実施例の動作を示すフロー図である。
【図14】動く物体がイメージフィールドの左側から進
入してきた場合の検出領域Eの移動アルゴリズムを示す
図解図である。
【図15】従来の検出領域の配置状態を示す図解図であ
る。
【図16】検出領域が4つの場合において左側から物体
が進入してきた状態を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …ビデオカメラ 20 …メモリ制御回路 22 …フィールドメモリ 24 …動き検出回路 26 …マイクロコンピュータ 34a,34b …代表点メモリ 36a,36b …減算回路 37 …検出エリア 38a,38b …累積加算回路 40 …セレクタ 42 …最小位置検出回路 46a,46b …平均相関値検出回路 52a,52b,68a,68b …水平デコーダ 54 …レジスタ 56a,56b,70a,70b …水平タイミング発
生用カウンタ 58a,58b,72a,72b …水平タイミング発
生用デコーダ 60a,60b,74a,74b …垂直デコーダ 62a,62b,76a,76b …垂直タイミング発
生用カウンタ 64a,64b,78a,78b …垂直タイミング発
生用デコーダ 66a,66b,80a,80b …ANDゲート 82 …イメージフィールド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−284329(JP,A) 特開 平5−219426(JP,A) 特開 平6−133298(JP,A) 特開 平5−211627(JP,A) 特開 平6−105211(JP,A) 特開 平6−217188(JP,A) 特開 平5−219420(JP,A) 特開 平5−30406(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257 G03B 5/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面内に形成された複数個の検出領域の各
    々の部分動きベクトルを検出し、前記部分動きベクトル
    を用いて全体動きベクトルを得る手振れ補正装置であっ
    て、 前記複数個の検出領域は第1検出領域と第2検出領域を
    含み、 画面内にて前記第1検出領域との相対距離が変化するよ
    うに移動可能な前記第2検出領域を設定する領域設定手
    段、 前記第1検出領域および前記第2検出領域の各々につい
    て信頼できる部分動きベクトルの検出が可能な有効領域
    かそうでない無効領域かを判断する領域判断手段、およ
    び前記領域判断手段の領域判断結果に応じて前記第2検
    出領域を画面内にて前記第1検出領域との相対距離が変
    化するように移動させる移動手段を備え、 前記第1検出領域および前記第2検出領域の部分動きベ
    クトルに基づいて全体動きベクトルを得る手振れ補正装
    置。
  2. 【請求項2】前記移動手段は前記第2検出領域を無効領
    域と判断された前記検出領域の位置と逆の方向へ画面内
    を移動させる、請求項1記載の手振れ補正装置。
  3. 【請求項3】前記移動手段は、無効領域と判断された前
    記検出領域が前記第2検出領域の右側にあれば前記第2
    検出領域を左側へ画面内を移動させ、無効領域と判断さ
    れた前記検出領域が前記第2検出領域の左側にあれば前
    記第2検出領域を右側へ画面内を移動させ、無効領域と
    判断された前記検出領域が前記第2検出領域の上側にあ
    れば前記第2検出領域を下側へ画面内を移動させ、無効
    領域と判断された前記検出領域が前記第2検出領域の下
    側にあれば前記第2検出領域を上側へ画面内を移動させ
    る、請求項2記載の手振れ補正装置。
  4. 【請求項4】全ての前記第1検出領域および前記第2検
    出領域が有効領域になったとき前記第2検出領域をその
    初期位置へ戻す手段をさらに備える、請求項1ないし3
    のいずれかに記載の手振れ補正装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載の手振
    れ補正装置を用いた、ビデオカメラ。
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