JP7132844B2 - 像振れ補正装置、及びそれを備えた撮像装置、並びに像振れ補正方法 - Google Patents
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Description
図1に示すように、本発明の第1実施形態の撮像装置であるビデオカメラ1は、レンズ鏡筒2と、撮像装置本体であるカメラ本体4と、を有する。また、レンズ鏡筒2の内部には、複数の撮影用レンズ6が配置されている。さらに、カメラ本体4は、撮影用レンズ6によって合焦された光により像が形成される撮像素子8と、ビデオカメラ1の振れ量を検出する振れ角度センサであるジャイロセンサ10と、撮像素子8によって取得された画像データを読み出す画像処理部12と、を有する。
次に、図2及び図3を参照して、本発明の第1実施形態による像振れ補正装置の作用、及び像振れ補正方法を説明する。
図2は、本発明の第1実施形態による像振れ補正方法を示すフローチャートであり、このフローチャートによる処理は、カメラ本体4に内蔵された画像処理部12において、所定の時間間隔で繰り返し実行される。図3は、撮像素子によって取得された画像データの出力範囲の変更を説明する図である。
ここで、ビデオカメラ1が、撮像面の中心からψ[deg]の方向に、Δθ[deg]振れた場合において、撮像素子8の撮像面8a上に形成される像の、撮像面の中心点における鉛直方向の振れは、
Δhv=ftanΔθ・sinψ [mm] (1)
と計算され、撮像面の中心点における水平方向の振れは、
Δhh=ftanΔθ・cosψ [mm] (2)
と計算される。なお、f[mm]は35mm換算焦点距離である。
Δhd=f×(tan(β+Δθ)-tanβ) (3)
ただし、β=α×d、
α=tan-1(D/(2×f))
上式において、fは焦点距離[mm]、Δθはビデオカメラ1の振れ角度[deg]、Dはセンササイズ(撮像素子8の撮像面の一辺の長さ)[mm]、dは、中心点から振れ量Δhdを計算する点までの距離を(D/2)で除した値である。このような、撮像面上の各部における振れ量の相違は、焦点距離fの短い広角の(画角が大きい)撮像光学系において特に顕著となる。
まず、図5を新たに参照して、「振れ量最小モード」における補正係数の算出を説明する。補正モード選択スイッチ4bにより、「振れ量最小モード」が選択されている場合には、各方向の振れ残り量の絶対値を平均した値が最小になるように像の移動量が決定され、これに基づいて補正係数が算出される。ここで、「振れ残り量[mm]」とは、像振れ補正を実行した後にも残存することが予想される「振れ量[mm]」を意味する。具体的には、図4に示す例において、撮像面上の像を、基準移動量である0.1257[mm]だけ水平方向に移動させた場合における、各分割位置での振れ残り量R0~R10[mm]を計算する。ここで、振れ残り量R0は、分割位置「0」における振れ残り量を表し、振れ残り量R1~R10は、分割位置「0.1」~「1」における振れ残り量を夫々表している(従って、この場合、振れ残り量R0=0となる)。
補正係数=0.1714/0.1257≒1.364
と計算される。同様にして、垂直方向に関する補正係数も求めることができる。
次に、図6を新たに参照して、「中央値最小モード」における補正係数の算出を説明する。補正モード選択スイッチ4bにより、「中央値最小モード」が選択されている場合には、各方向の振れ残り量の平均値の絶対値が最小になるように、像の移動量が決定され、これに基づいて補正係数が算出される。具体的には、まず、図4に示す例において、撮像面上の像を、基準移動量である0.1257[mm]だけ水平方向に移動させた場合における、各分割位置での振れ残り量R0~R10[mm]を計算する(従って、この場合、振れ残り量R0=0となる)。
補正係数=0.1836/0.1257≒1.461
と計算される。同様にして、垂直方向に関する補正係数も求めることができる。
次に、図7を新たに参照して、「許容振れ量域最大モード」における補正係数の算出を説明する。補正モード選択スイッチ4bにより、「許容振れ量域最大モード」が選択されている場合には、振れ残り量が所定の許容振れ量以下になる点の数が最大になるように、像の移動量が決定され、これに基づいて補正係数が算出される。具体的には、まず、図4に示す例において、撮像面上の像を、基準移動量である0.1257[mm]だけ水平方向に移動させた場合における、各分割位置での振れ残り量R0~R10[mm]を計算する(従って、この場合、振れ残り量R0=0となる)。
さらに、垂直方向についても同様に、垂直方向の各分割位置における移動量に対応した振れ残り量が許容振れ量以下となる点の数を計算し、この数が最大となる垂直方向の出力範囲の移動量を計算する。
補正係数=0.1436/0.1257≒1.142
と計算される。同様にして、垂直方向に関する補正係数も求めることができる。なお、図7に示す例では、振れ残り量が許容振れ量以下となる点の数が分割位置「0.5」と「0.6」で同数となっているため、これらの分割位置に対応した移動量を平均し、この平均値に基づいて補正係数を計算しても良い。
本発明の第2実施形態による像振れ補正装置は、撮像装置の振れ量を検出する振れ量検出手段が、上述した第1実施形態とは異なる。従って、ここでは、本発明の第2実施形態による像振れ補正装置の、第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様の構成、作用、効果については説明を省略する。
2 レンズ鏡筒
4 カメラ本体
4a 画角調整レバー
4b 補正モード選択スイッチ
6 撮影用レンズ
8 撮像素子
8a 撮像面
10 ジャイロセンサ(振れ角度センサ)
12 画像処理部
12a 出力範囲設定部
12b 画像データ出力部
14 半導体メモリ
Claims (11)
- 撮像装置によって撮影される画像の像振れが抑制されるように、撮像素子によって取得された画像データのうちの出力範囲を変更する像振れ補正装置であって、
上記撮像装置の振れ量を検出する振れ量検出手段と、
この振れ量検出手段によって検出された振れ量に基づいて、上記撮像素子によって撮影される画像の像振れが抑制されるように、上記撮像素子によって取得された画像データのうちの出力範囲を決定する出力範囲設定部と、
この出力範囲設定部によって決定された出力範囲の画像データを出力する画像データ出力部と、を有し、
上記出力範囲設定部は、上記撮像素子によって撮影された画像上の複数の点における平均的な像の振れ量が抑制されるように、画像データの出力範囲を決定することを特徴とする像振れ補正装置。 - 撮影された画像上の所定の複数の点は、上記画像上にほぼ均等に分布するように設定されている請求項1記載の像振れ補正装置。
- 上記出力範囲設定部は、撮影された画像上の所定の複数の点における像の振れ量の絶対値を平均した値が最小となるように上記出力範囲を決定する請求項1又は2に記載の像振れ補正装置。
- 上記出力範囲設定部は、撮影された画像上の所定の複数の点における像の振れ量の平均値の絶対値が最小となるように上記出力範囲を決定する請求項1又は2に記載の像振れ補正装置。
- 上記出力範囲設定部は、撮影された画像上において、像の振れ量が所定の許容値以下となる領域が最も広くなるように上記出力範囲を決定する請求項1又は2に記載の像振れ補正装置。
- 上記振れ量検出手段は、上記撮像装置の振れ角度を検出する振れ角度センサである請求項1乃至5の何れか1項に記載の像振れ補正装置。
- 上記振れ量検出手段は、上記撮像素子によって撮影された第1の画像と、この第1の画像よりも前に上記撮像素子によって撮影された第2の画像に基づいて、上記撮像装置の振れ量を検出する請求項1乃至5の何れか1項に記載の像振れ補正装置。
- 上記振れ量検出手段は、上記第1の画像と上記第2の画像に基づいて、画像全体の動きベクトルを計算し、この動きベクトルに基づいて上記撮像装置の振れ量を検出する請求項7記載の像振れ補正装置。
- さらに、夫々異なる計算アルゴリズムによって上記出力範囲を決定する複数の補正モードから任意の補正モードを選択するための補正モード選択スイッチを有し、上記出力範囲設定部は、上記補正モード選択スイッチにより選択された補正モードに基づいて、当該選択された補正モードに対応する計算アルゴリズムを使用して上記出力範囲を決定する請求項1乃至8の何れか1項に記載の像振れ補正装置。
- 撮像装置であって、
レンズ鏡筒と、
撮像装置本体と、
この撮像装置本体の内部に配置された、撮像面を有する撮像素子と、
この撮像素子によって取得された画像データのうちの出力範囲を変更する請求項1乃至9の何れか1項に記載の像振れ補正装置と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 撮像装置によって撮影される画像の像振れが抑制されるように、撮像素子によって取得された画像データのうちの出力範囲を変更する像振れ補正方法であって、
上記撮像装置の振れ量を検出する検出ステップと、
検出された振れ量に基づいて、上記撮像素子によって撮影される画像の像振れが抑制されるように、上記撮像素子によって取得された画像データのうちの出力範囲を決定する出力範囲設定ステップと、
この出力範囲設定ステップによって決定された出力範囲の画像データを出力する画像データ出力ステップと、を有し、
上記出力範囲設定ステップにおいては、上記撮像素子によって撮影された画像上の複数の点における平均的な像の振れ量が抑制されるように、画像データの出力範囲が決定されることを特徴とする像振れ補正方法。
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JP2007208925A (ja) | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Fujifilm Corp | デジタルカメラの電子的手振れ補正方法及び電子的手振れ補正機能付デジタルカメラ |
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JP2018182730A (ja) | 2017-04-18 | 2018-11-15 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、および撮像装置 |
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