JP2006098948A - 接眼レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】 良好な収差を保ちつつ、観察倍率が高く、アイレリーフが長く、視度調節が可能な接眼レンズを提供する。
【解決手段】 両凸レンズL2の少なくとも一方の面を光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まるような非球面で構成するとともに、第1レンズ群G1の焦点距離をf1とし、第3レンズ群G3の焦点距離をf3とし、第3レンズ群G3の形状因子をS3としたとき(但し、前記形状因子S3は、前記第3レンズ群G3のアイポイントE.P側面の曲率半径をreとし、物体側の面の曲率半径をrsとしたとき、S3=(re+rs)/(re−rs)の条件式で定義されるものであり、またその面が非球面の場合は近軸曲率半径で計算する)、次式、1.6<f1/f3<2.5及び−0.55<S3≦0の条件を満足するように構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、正立系を介して観察する接眼光学系に関する。
正立系を介して対物レンズの結像を拡大観察する接眼レンズとして、一眼レフカメラに用いられ、アイポイント側より、負レンズ群(第1レンズ群)、正レンズ群(第2レンズ群)、負レンズ群(第3レンズ群)からなる3群3枚構成とし、且つ、第2レンズ群及び第3レンズ群の屈折力を適切に設定し、さらに第2レンズ群を光軸上に沿って移動させることにより、諸収差を良好に補正しつつ、撮像倍率が高く、視度調整が可能なタイプのものが知られている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
特開2000−171731号公報 特開2001−100115号公報 特開2001−324684号公報
ところで、近年、上記のようなカメラでは電子化が進み、該カメラには色々な撮像素子が搭載されるようになった。例えば、撮像素子として用いられるCCDの大きさは、従来の銀塩フィルムと比べて対角長で数分の1から10数分の1程度である。そのため、接眼レンズには、より高い観察倍率が求められている。
これと同時に、撮影者の使いやすさを向上して、且つ、全視野の観察を容易に行うことができるようにするため、接眼レンズには、該レンズから撮影者の瞳孔までの距離(以下、アイレリーフと称する)をより十分に長くすることが求められている。
さらに、接眼レンズには、撮影者の個々の視力に対応するため、視度調整機能を有することが望まれている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、第1レンズ群に特定の屈折力を持たせることにより、良好な収差を保ちつつ、観察倍率が高く、アイレリーフが長く、視度調節が可能な接眼レンズを提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明は、アイポイント側より順に、アイポイント側に凹面を向けた負のメニスカスレンズを有し、負の屈折力の第1レンズ群と、両凸レンズを有する正の屈折力の第2レンズ群と、負レンズを有する負の屈折力の第3レンズ群とを有し、前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることによって視度を変化させることが可能な接眼レンズにおいて、前記両凸レンズの少なくとも一方の面を光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まるような非球面で構成するとともに、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とし、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とし、前記第3レンズ群の形状因子をS3としたとき(但し、前記形状因子S3は、前記第3レンズ群のアイポイント側面の曲率半径をreとし、物体側の面の曲率半径をrsとしたとき、S3=(re+rs)/(re−rs)の条件式で定義されるものであり、またその面が非球面の場合は近軸曲率半径で計算する)、次式、1.6<f1/f3<2.5、及び、−0.55<S3≦0の条件を満足するように構成される。
なお、前記第1レンズ群の形状因子S1としたとき(但し、前記形状因子S1は、前記第1レンズ群のアイポイント側面の曲率半径をreとし、物体側の面の曲率半径をrsとしたとき、S1=(re+rs)/(re−rs)の条件式で定義されるものであり、またその面が非球面の場合は近軸曲率半径で計算する)、次式、S1<−3.0の条件を満足するように構成されることが望ましい。
以上説明したように、本発明によれば、第1レンズ群に特定の屈折力を持たせることにより、良好な収差を保ちつつ、観察倍率が高く、アイレリーフが長く、視度調節が可能な接眼レンズを実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明は、アイポイント側より順に、アイポイント側に凹面を向けた負のメニスカスレンズを有し、負の屈折力の第1レンズ群と、両凸レンズを有する正の屈折力の第2レンズ群と、負レンズを有する負の屈折力の第3レンズ群とを有し、第2レンズ群を光軸に沿って移動させることによって視度調整が可能な接眼レンズにおいて、(第2レンズ群の)両凸レンズの少なくとも一方の面を光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まるような非球面で構成した。
本発明では、倍率を高めて、且つ、視度調整を可能にするために、上記のように、アイポイント側より負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とからなる構成とした。また、本発明では、高い倍率で、且つ、良好な収差補正(特に、コマ収差)を可能にするために、第1レンズ群にアイポイント側に凹面を向けた負のメニスカスレンズを有する構成とした。さらに、本発明では、高倍率に伴う球面収差及び視度調整による球面収差の変動を補正するため、第2レンズ群に非球面を導入する構成とした。
さらに、本発明では、接眼レンズを構成するレンズ群のうち、特に、正の屈折力の第2レンズ群を移動させると、少ない移動量で視度調整ができるようになっている。なお、本発明は、複数のレンズ群を移動させることにより、同様の効果を得ることができる。
また、本発明では、接眼レンズを構成するレンズ群に非球面を導入することが望ましい。例えば、第1レンズ群や第2レンズ群に導入すると、コマ収差をより良好に補正することができる。また、視度調整をした際の各視度におけるコマ収差を良好に補正することができる。第3レンズ群に非球面を導入すると、歪曲収差をより良好に補正することができる。
次に、条件式(1)〜(3)に沿って、本発明に係る接眼レンズについて説明する。
第1レンズ群の焦点距離をf1とし、第3レンズ群の焦点距離をf3とし、第3レンズ群の形状因子をS3としたとき(但し、前記形状因子S3は、第3レンズ群のアイポイント側面の曲率半径をreとし、物体側の面の曲率半径をrsとしたとき、S3=(re+rs)/(re−rs)の条件式で定義されるものであり、またその面が非球面の場合は近軸曲率半径で計算する)、次式(1)及び(2)を満足することが望ましい。
1.6 <f1/f3<2.5 …(1)
−0.55<S3≦0 …(2)
上記条件式(1)は、本発明の接眼レンズにおける負レンズ群(すなわち、第1レンズ群及び第3レンズ群)の屈折力の配分を規定するものである。条件式(1)を満足することにより、本発明の接眼レンズの構成において、高倍率化と視度調整を可能にしている。なお、条件式(1)の下限値を下回ると、第1レンズ群の屈折力が大きくなりすぎ、高倍率化は容易だが、アイレリーフを長くとることが困難となり、望ましくない。また、条件式(1)の上限値を上回ると、第1レンズ群の屈折力が小さくなりすぎ、高倍率化が困難になる。
上記条件式(2)は、上記条件式(1)を満足する接眼レンズの構成において、第3レンズ群の形状を規定するものである。条件式(2)を満足することにより、良好にコマ収差及び歪曲収差の補正をすることができる。なお、条件式(2)の下限値を下回ると、正のコマ収差が増大するとともに、正の歪曲収差が増大して、これら収差の補正が困難になる。また、条件式(2)の上限値を上回ると、負のコマ収差が増大して補正が困難になる。
さらに、本発明では、第1レンズ群の形状因子S1としたとき(但し、前記形状因子S1は、前記第1レンズ群のアイポイント側面の曲率半径をreとし、物体側の面の曲率半径をrsとしたとき、S1=(re+rs)/(re−rs)の条件式で定義され、またその面が非球面の場合は近軸曲率半径で計算する)、次式(3)を満足することが望ましい。
S1<−3.0 …(3)
上記条件式(3)は、上記条件式(1)及び(2)を満足する接眼レンズの構成において、第1レンズ群の形状を規定するものである。条件式(3)を満足することにより、第1レンズ群で発生する視度調整に伴うコマ収差の変動を最小範囲内で抑えることができる。なお、条件式(3)の上限値を上回ると、視度調整によるコマ収差の変動が大きくなり、好ましくない。
以下、本発明に係る各実施例を添付図面に基づいて説明する。図1,図5及び図9は、本発明に係る接眼レンズの第1実施例,第2実施例及び第3実施例のレンズ構成図である。これらのレンズ構成図に示すように、いずれも、アイポイントE.P側より順に、アイポイントE.P側に凹面を向けた負のメニスカスレンズL1を有し、負の屈折力の第1レンズ群G1と、両凸レンズL2を有する正の屈折力の第2レンズG2群と、負レンズL3を有する負の屈折力の第3レンズ群G3とを有し、第2レンズ群G2(両凸レンズL2)を光軸に沿って移動させて視度調整を行う接眼レンズであり、両凸レンズL2の少なくとも一方の面を光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まるような非球面で構成されている。そして、焦点面Sと、第3レンズ群G3(負レンズL3)の物体側の面との間には、正立系Pが配置されている。
なお、図1,図5及び図9の各レンズ構成図では、正立系Pは展開した状態で示しているが、実際にはペンタプリズム等の正立系を想定している。
このような構成の本発明の各実施例は、いずれも、各レンズ構成図の左側より、焦点面S上の像を、正立系Pを介して正立像とした後に、本発明の3つのレンズ群G1〜G3で構成された接眼レンズによって拡大して、アイポイントE.Pで観察するようになっている。
以下に、表1,表2及び表3を示すが、これらは本発明に係る接眼レンズの第1実施例,第2実施例及び第3実施例における各レンズの諸元の表である。いずれの表においても、第1欄mはアイポイントE.Pを1とする各光学面の番号(以下、面番号と称する。なお右の*印は非球面形状に形成されているレンズ面である)、第2欄rは各光学面の曲率半径(非球面の場合には基準球面の曲率半径)、第3欄dは各光学面から次の光学面までの光軸上の距離(以下、面間隔と称する)、第4欄ndはd線(波長587.6nm)に対する屈折率、第5欄νdはアッベ数をそれぞれ表している。また、feは接眼光学系の焦点距離、d1は面番号1に示す面間隔(面番号1であるアイポイントE.Pと面番号2との面間隔)、d3は面番号3に示す面間隔(すなわち面番号3と面番号4との面間隔)と、d5は面番号5に示す面間隔(すなわち面番号5と面番号6との面間隔)である。
なお、表中の視度の単位は[m−1]である。例えば、視度X[m−1]とは、接眼レンズによる像がアイポイントから光軸上に1/X(m:メートル)の位置にできる状態を示している。このとき、像が接眼レンズより観察者側にできた場合を正とする。
また、表中の焦点距離fe、曲率半径r、面間隔d、その他長さの単位は「mm」である。但し、光学系は比例拡大または比例縮小しても、本発明と同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。
また、表中において*印で示される非球面は、光軸に垂直な方向の高さをy、非球面の頂点における接平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸に沿った距離(サグ量)をx、近軸曲率半径をr、円錐係数をκ、n次の非球面係数をCとしたとき、以下の式(4)で表される。
x=(y/r)/{1+(1−(1+κ)・y/r1/2
+C+C+C+C1010 …(4)
(第1実施例)
以下、本発明に係る接眼レンズの第1実施例について、図1〜図4及び表1を用いて説明する。図1は、第1実施例に係る接眼レンズ(視度−1.00[m−1]時)のレンズ構成断面図である。また、表1は、第1実施例における各レンズの諸元である。
(表1)
m r d nd νd
1 ∞ d1 1.000000 E.P
2 -14.43420 5.00000 1.491080 57.57 L1(G1)
*3 -22.42965 d3 1.000000
4 35.88808 6.50000 1.508710 56.4 L2(G2)
*5 -18.35980 d5 1.000000
6 -58.42210 1.50000 1.846660 23.8 L3(G3)
7 174.05687 2.00000 1.000000
8 ∞ 71.11400 1.516800 64.1 P
9 ∞ 4.40000 1.000000 S
(非球面データ)
m κ C
3 -0.01660 0.50195×10-6 -0.10420×10-6 0.19322×10-9
m κ C
5 -0.18910 0.39791×10-5 0.68480×10-7 -0.18551×10-9
(可変間隔)
fe 57.53 56.23 53.89
視度 -2.07 -1.00 1.05
d1 18.50 19.50 21.50
d3 3.80 3.00 1.40
d5 1.70 2.50 4.10
(条件式)
(1) 1.6 < f1/f3= 2.02 <2.5
(2) -0.55< S3 =−0.50 ≦0
(3) S1 =−4.61 <-3.0
このように第1実施例では、上記条件式(1)〜(3)が全て満たされることが分かる。
図3、図4及び図5はそれぞれ、本発明の第1実施例において、視度が−2.07[m−1]時の諸収差図、視度が−1.00[m−1]時の諸収差図及び視度が1.05[m−1]の時の諸収差図である。各諸収差図は左から順に、球面収差、非点収差、コマ収差、歪曲収差を示している。また、Y1は正立系Pへの光線の入射高さ、Y0は焦点面S上での物体高をそれぞれ示している。非点収差における、実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示している。コマ収差におけるminは角度単位の分を示している。また、球面収差と非点収差の横軸の単位は[m−1]であり、図中では「D」で表している。また、図中のC,F,Dは、それぞれC線(656.28nm),F線(486.13nm),d線(587.56nm)での収差曲線を示している。以上の収差図の説明は、他の実施例においても同様である。
各収差図から明らかなように、諸収差が良好に補正され、第1実施例では、視度調節範囲内で良好な光学性能が確保されていることが分かる。
(第2実施例)
以下、本発明に係る接眼レンズの第2実施例について、図5〜図8及び表2を用いて説明する。図5は、第2実施例に係る接眼レンズ(視度−1.00[m−1]時)のレンズ構成断面図である。また、表2は、第2実施例における各レンズの諸元である。
(表2)
m r d nd νd
1 ∞ d1 1.000000 E.P
2 -15.25078 5.00000 1.491080 57.57 L1(G1)
*3 -26.73317 d3 1.000000
4 47.40778 6.30000 1.673960 55.3 L2(G2)
*5 -22.68702 d5 1.000000
6 -86.74734 1.50000 1.846660 23.8 L3(G3)
7 86.74734 2.00000 1.000000
8 ∞ 71.11400 1.516800 64.1 P
9 ∞ 4.30000 1.000000 S
(非球面データ)
m κ C
3 0.19190 -0.12434×10-5 -0.25478×10-7 -0.96492×10-10
m κ C
5 -0.45240 0.40170×10-5 0.17457×10-7 -0.28072×10-10
(可変間隔)
fe 56.79 55.68 53.63
視度 -2.06 -1.00 1.08
d1 18.50 19.10 21.50
d3 3.80 3.00 1.35
d5 1.70 2.50 4.15
(条件式)
(1) 1.6 < f1/f3= 1.65 <2.5
(2) -0.55< S3 = 0.00 ≦0
(3) S1 =−3.66 <-3.0
このように第2実施例では、上記条件式(1)〜(3)が全て満たされることが分かる。
図6、図7及び図8はそれぞれ、本発明の第2実施例において、視度が−2.06[m−1]時の諸収差図、視度が−1.00[m−1]時の諸収差図及び視度が1.08[m−1]の時の諸収差図である。各収差図から明らかなように、各収差が良好に補正され、第2実施例では、視度調節範囲内で良好な光学性能が確保されていることが分かる。
(第3実施例)
以下、本発明に係る接眼レンズの第3実施例について、図9〜図12及び表3を用いて説明する。図9は、第3実施例に係る接眼レンズ(視度−1.00[m−1]時)のレンズ構成断面図である。また、表3は、第3実施例における各レンズの諸元である。
(表3)
m r d nd νd
1 ∞ d1 1.000000 E.P
*2 -16.61312 5.00000 1.491080 57.57 L1(G1)
3 -25.00000 d3 1.000000
4 40.12000 6.50000 1.508710 56.4 L2(G2)
*5 -18.35980 d5 1.000000
6 -65.00000 1.50000 1.846660 23.8 L3(G3)
7 133.93908 2.00000 1.000000
8 ∞ 72.22700 1.516800 64.1 P
9 ∞ 4.00000 1.000000 S
(非球面データ)
m κ C
2 1.90680 0.0 0.0
m κ C
5 -0.37240 -0.89327×10-8 0.949216×10-10
(可変間隔)
fe 59.17 57.71 55.06
視度 -2.06 -1.00 1.08
d1 18.00 19.00 21.00
d3 3.80 3.00 1.40
d5 1.70 2.50 4.10
(条件式)
(1) 1.6 < f1/f3= 2.44 <2.5
(2) -0.55< S3 =−0.35 ≦0
(3) S1 =−4.96 <-3.0
このように第3実施例では、上記条件式(1)〜(3)が全て満たされることが分かる。
図10、図11及び図12はそれぞれ、本発明の第3実施例において、視度が−2.06[m−1]時の諸収差図、視度が−1.00[m−1]時の諸収差図及び視度が1.08[m−1]の時の諸収差図である。各収差図から明らかなように、各収差が良好に補正され、第3実施例では、視度調節範囲内で良好な光学性能が確保されていることが分かる。
以上のように、本発明の実施例として3群構成のレンズ系を示したが、前記3群を含む4群及びそれ以上の群構成のレンズ系も、本発明の効果を内在したレンズ系であることは言うまでもない。また、各レンズ群内の構成においても、実施例の構成に付加レンズを加えただけのレンズ群も、本発明の効果を内在した同等のレンズ群であることは言うまでもない。
このような本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
本発明の第1実施例に係る接眼レンズ(視度−1.00[m−1]時)系の構成図である。 本発明の第1実施例について、視度が−2.07[m−1]時の諸収差図である。 本発明の第1実施例について、視度が−1.00[m−1]時の諸収差図である。 本発明の第1実施例について、視度が1.05[m−1]時の諸収差図である。 本発明の第2実施例に係る接眼レンズ(視度−1.00[m−1]時)系の構成図である。 本発明の第2実施例について、視度が−2.06[m−1]時の諸収差図である。 本発明の第2実施例について、視度が−1.00[m−1]時の諸収差図である。 本発明の第2実施例について、視度が1.08[m−1]時の諸収差図である。 本発明の第3実施例に係る接眼レンズ(視度−1.00[m−1]時)系の構成図である。 本発明の第3実施例について、視度が−2.06[m−1]時の諸収差図である。 本発明の第3実施例について、視度が−1.00[m−1]時の諸収差図である。 本発明の第3実施例について、視度が1.08[m−1]時の諸収差図である。
符号の説明
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L1 負のメニスカスレンズ(第1レンズ群)
L2 両凸レンズ(第2レンズ群)
L3 負レンズ(第3レンズ群)
E.P アイポイント
P 正立系
S 焦点面

Claims (2)

  1. アイポイント側より順に、アイポイント側に凹面を向けた負のメニスカスレンズを有し、負の屈折力の第1レンズ群と、両凸レンズを有する正の屈折力の第2レンズ群と、負レンズを有する負の屈折力の第3レンズ群とを有し、前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることによって視度を変化させることが可能な接眼レンズにおいて、
    前記両凸レンズの少なくとも一方の面を光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まるような非球面で構成するとともに、
    前記第1レンズ群の焦点距離をf1とし、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とし、前記第3レンズ群の形状因子をS3としたとき(但し、前記形状因子S3は、前記第3レンズ群のアイポイント側面の曲率半径をreとし、物体側の面の曲率半径をrsとしたとき、S3=(re+rs)/(re−rs)の条件式で定義されるものであり、またその面が非球面の場合は近軸曲率半径で計算する)、次式、
    1.6 <f1/f3<2.5
    −0.55<S3≦0
    の条件を満足することを特徴とする接眼レンズ。
  2. 前記第1レンズ群の形状因子S1としたとき(但し、前記形状因子S1は、前記第1レンズ群のアイポイント側面の曲率半径をreとし、物体側の面の曲率半径をrsとしたとき、S1=(re+rs)/(re−rs)の条件式で定義されるものであり、またその面が非球面の場合は近軸曲率半径で計算する)、次式、
    S1<−3.0
    の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。
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