JP2006171636A - 接眼レンズ - Google Patents

接眼レンズ Download PDF

Info

Publication number
JP2006171636A
JP2006171636A JP2004367649A JP2004367649A JP2006171636A JP 2006171636 A JP2006171636 A JP 2006171636A JP 2004367649 A JP2004367649 A JP 2004367649A JP 2004367649 A JP2004367649 A JP 2004367649A JP 2006171636 A JP2006171636 A JP 2006171636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
eyepiece
lens group
positive
θ2gd
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004367649A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Fujibayashi
和夫 藤林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004367649A priority Critical patent/JP2006171636A/ja
Publication of JP2006171636A publication Critical patent/JP2006171636A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Abstract

【課題】倍率が10倍程度の望遠鏡或は双眼鏡において見掛け視界が60度以上と広視野で高性能を実現する接眼レンズの提供。
【解決手段】入射側より順に少なくとも1枚の負レンズと1枚の正レンズから成る第Iレンズ群、中間結像面、複数のレンズから成る第IIレンズ群から構成される接眼レンズにおいて、
第Iレンズ群の負レンズと正レンズを構成するガラス材料のアッベ数、部分分散比をそれぞれν1d,θ1gd,ν2d,θ2gdとするとき、次式:
0.0004<(θ1gd−θ2gd)/(ν2d−ν1d)<0.0009
且つ、80<ν1d
を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、10倍程度の望遠鏡或は双眼鏡等の光学機器に使用され、対物レンズで形成された物体像を観察するのに適した接眼レンズに関し、特に高解像度、広視界を実現する接眼レンズに関するものである。
望遠鏡、双眼鏡では視野を無理なく観察できるように広視野の観察が望まれる。望遠鏡、双眼鏡では対物レンズの像を接眼レンズで拡大して観察する構成になるが、対物レンズの実画角は元来極めて小さいために高性能、広視野を実現するには見掛け視界の大きい接眼レンズの性能に負うところが大きい。
広視野になるほど、接眼レンズは視野周辺の性能劣化が発生しやすいので、接眼レンズが大型化、レンズ構成の複雑化するという欠点がある。従来、広視野の接眼レンズの提案例として特許文献1,2等が挙げられる。
特開平05−119273号公報 特開平08−005938号公報
本発明は、倍率が10倍程度の望遠鏡或は双眼鏡において見掛け視界が60度以上と広視野で高性能を実現する接眼レンズの提供を目的にする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、入射側より順に少なくとも1枚の負レンズと1枚の正レンズから成る第Iレンズ群、中間結像面、複数のレンズから成る第IIレンズ群から構成される接眼レンズにおいて、
第Iレンズ群の負レンズと正レンズを構成するガラス材料のアッベ数、部分分散比をそれぞれν1d,θ1gd,ν2d,θ2gdとするとき、次式:
0.0004<(θ1gd−θ2gd)/(ν2d−ν1d)<0.0009
且つ、80<ν1d
を満たすことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、第1レンズ群は、入射側から順に入射側に強い凹面を有する負レンズ、射出側に強い凸面を有する正メニスカスレンズから構成されることを特徴とする。
本発明によれば、本発明の接眼レンズを採用することによって60度以上の広視野にも拘らず視野周辺まで色収差の極めて少ない良好な性能を有する10倍程度の望遠鏡及び双眼鏡を実現できるという効果が得られる。
以下図面を用いて本発明の詳細を説明する。
図1及び図2は本発明の接眼レンズのレンズ断面図である。これらの接眼レンズは見掛け視界64度、瞳径4. 1、アイレリーフ15−16mmを実現できる。図中、OCLは接眼レンズ、IPはアイポイント(観察位置)、MIPは中間結像位置、L1,L2は接眼レンズの第Iレンズ群を構成する第1,2レンズ群、L3,L4,L5は接眼レンズの第IIレンズ群を構成する第3,4,5レンズ群、L3n,L3p,L5n,L5pは第3,5レンズ群を構成する負レンズ、正レンズを表す。
図中、接眼レンズOCLは入射側より順に入射側面が射出面側より強い曲率を有する両凹レンズより成る第1レンズ群L1、射出面側に強い曲率の凸面を有する正屈折力の第2レンズ群L2、中間像位置MIPを介し、射出側に凸面のメニスカス形状で全体として正の屈折力の接合レンズより成る第3レンズ群L3、両凸レンズの第4レンズ群L4、入射側に強い曲率を有する正の屈折力の第5レンズ群L5より構成される。
第1レンズ群L1と第2レンズ群L2から成る第Iレンズ群は像面平坦化レンズを構成し、対物レンズで発生する像面湾曲の拡大を防止し、且つ、接眼レンズの像面湾曲の発生を抑える機能を有する。強い負の屈折力の第1レンズ群L1で像面平坦化を図り、第1レンズ群L1において発生する軸外収差を第2レンズ群L2により補正している。更に、第1レンズ群L1の両凹レンズと第2レンズ群L2で形成される空気レンズにより視野周辺の像性能劣化を緩和できる。
中間像位置MIPを介して第3レンズ群L3は、第2レンズ群L2と対向する入射面を第2レンズ群L2の射出面と同等の曲率として全体の収差発生を抑えている。接眼レンズOCLが広視野のため周辺視野の光束は周辺になるほど第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の周辺部を通過し像面湾曲など収差が発生し易い構成である。
そこで、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4と第5レンズ群L5を全て正屈折力として光束が徐々に屈折するように構成して収差の発生を抑えている。更に、第3レンズ群L3の正レンズL3pと第4レンズ群L4に高屈折率ガラスを使用して、像面湾曲の平坦化を図っている。観察側に最も近い第5レンズ群L5は、シングルレンズでも接合レンズでも良い。倍率色収差を更に良好に補正するため、第5レンズ群L5を接合レンズとした場合、接合レンズの接合面を瞳位置に対しコンセントリックに近い曲率とすることによって周辺視野光束に収差を発生させないようにすることができる。
上記接眼レンズを構成において第1レンズ群を構成する2レンズのガラス材料を適切に組み合わせることによって更に視野周辺の色収差が良好に補正される。第Iレンズ群の第1レンズと第2レンズを構成するガラス材料のアッベ数、部分分散比をそれぞれν1d,θ1gd,ν2d,θ2gdとするとき、次式を満たすのが望ましい。
0.0004<(θ1gd−θ2gd)/(ν2d−ν1d)<0.0009
且つ、80<ν1d
数値条件式は視野周辺での短波長の倍率色収差が大きく発生するのを抑えるためのものである。上限を超えると倍率色収差が大きく発生し、画像周辺の画像が劣化する。下限は実在ガラスの範囲で実現できる限界である。
図5及び図6は接眼レンズのそれぞれ異なる対物レンズを被写体側に付加した望遠鏡レンズ断面図である。
何れも望遠鏡の倍率は10倍であり、且つ、自動的に手ぶれ補正が可能となる望遠鏡を想定した光学系である。図中、OBJは対物レンズ、L6,L7は対物レンズOBJを構成する第6レンズ群、第7レンズ群、VAPは頂角可変プリズム、Pは正立プリズムである。VAPは頂角可変の特徴を生かして望遠鏡装置の振れ角に応じて頂角を変化させ観察像を見かけ上静止させる機能を持たせることができる。Pは対物レンズOBJで反転した像を正立像に変換し接眼レンズOCLでは正立像が観察できるようにするプリズムであり、図では展開系で示している。
望遠鏡レンズの性能を確保するためには、接眼レンズOCLの性能を良好にすると同時に対物レンズOBJの性能も良好にする必要がある。本発明の実施の形態では良好な性能を有する対物レンズを組み合わせている。
接眼レンズの各縦収差図を図3及び図4に示す。
又、望遠鏡レンズの各縦収差図を図7及び図8に示す。尚、各縦収差図の単位は、球面収差と像面湾曲はデイオプトリー、歪曲は%、倍率色収差は度である。図中、d,F,C,gは波長d線、F線、C線、g線の収差を、M,Sはメリデイオナル像面、サジタル像面の収差を表す。各縦収差図により本発明のレンズ構成は見掛け視界が64度と広視界にも拘らず高性能の光学性能を実現することが分かる。
次に各実施例の数値を以下に示す。
Figure 2006171636
Figure 2006171636
Figure 2006171636
Figure 2006171636
次に、数値条件式に対応する各実施例の数値を表5に示す。
Figure 2006171636
図9は望遠鏡レンズの実施例1を1対用意した双眼鏡である。左右の対物レンズに対し左右に配置された正立プリズムであるポロII型プリズムと接眼レンズを対物レンズの光軸を回転軸にして左右それぞれ一体的に回動することによって眼幅調整を行うことができる。尚、図中、OBJR,VAPR、PR,OCLR,OARは双眼鏡の右側に配置された対物レンズ、頂角可変プリズム、正立プリズム、接眼レンズ、対物レンズ光軸を表し、OBJL,VAPL,PL,OCLL OALは双眼鏡の左側に配置された対物レンズ、頂角可変プリズム、正立プリズム、接眼レンズ、対物レンズ光軸を表す。
図7の縦収差図で示したように、図9の双眼鏡は10倍、64度の広視界にも拘らず良好な性能を確保できる。
本発明の接眼レンズ実施例1のレンズ断面図である。 本発明の接眼レンズ実施例2のレンズ断面図である。 本発明の接眼レンズ実施例1の縦収差図である。 本発明の接眼レンズ実施例2の縦収差図である。 本発明の望遠鏡レンズ実施例1のレンズ断面図である。 本発明の望遠鏡レンズ実施例2のレンズ断面図である。 本発明の望遠鏡レンズ実施例1の縦収差図である。 本発明の望遠鏡レンズ実施例2の縦収差図である。 本発明の望遠鏡レンズ実施例1を一対用いた双眼鏡光学系を示す図である。
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群
L6 第6レンズ群
L7 第7レンズ群
MIP 中間像位置
OBJ,OBJR,OBJL 対物レンズ
VAP,VAPR,VAPL 頂角可変プリズム
P,PR,PL 正立プリズム
OCL,OCLR,OCLL 接眼レンズ
OAR,OAL 対物レンズ光軸

Claims (2)

  1. 入射側より順に少なくとも1枚の負レンズと1枚の正レンズから成る第Iレンズ群、中間結像面、複数のレンズから成る第IIレンズ群から構成される接眼レンズにおいて、
    第Iレンズ群の負レンズと正レンズを構成するガラス材料のアッベ数、部分分散比をそれぞれν1d,θ1gd,ν2d,θ2gdとするとき、次式:
    0.0004<(θ1gd−θ2gd)/(ν2d−ν1d)<0.0009
    且つ、80<ν1d
    を満たすことを特徴とする接眼レンズ。
  2. 第Iレンズ群は、入射側から順に入射側に強い凹面を有する負レンズ、射出側に強い凸面を有する正メニスカスレンズから構成されることを特徴とする請求項1記載の接眼レンズ。
JP2004367649A 2004-12-20 2004-12-20 接眼レンズ Withdrawn JP2006171636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004367649A JP2006171636A (ja) 2004-12-20 2004-12-20 接眼レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004367649A JP2006171636A (ja) 2004-12-20 2004-12-20 接眼レンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006171636A true JP2006171636A (ja) 2006-06-29

Family

ID=36672440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004367649A Withdrawn JP2006171636A (ja) 2004-12-20 2004-12-20 接眼レンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006171636A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108663771A (zh) * 2017-03-30 2018-10-16 宁波舜宇车载光学技术有限公司 光学镜头
CN111999854A (zh) * 2020-08-03 2020-11-27 凤凰光学股份有限公司 一种f12mm低畸变工业镜头
JP2022058704A (ja) * 2018-03-30 2022-04-12 株式会社ニコン 眼科装置及び眼科撮影方法
CN116893503A (zh) * 2023-09-11 2023-10-17 昆明明汇光学有限公司 一种观靶镜光学系统

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108663771A (zh) * 2017-03-30 2018-10-16 宁波舜宇车载光学技术有限公司 光学镜头
JP2022058704A (ja) * 2018-03-30 2022-04-12 株式会社ニコン 眼科装置及び眼科撮影方法
JP7227408B2 (ja) 2018-03-30 2023-02-21 株式会社ニコン 眼科装置及び眼科撮影方法
CN111999854A (zh) * 2020-08-03 2020-11-27 凤凰光学股份有限公司 一种f12mm低畸变工业镜头
CN116893503A (zh) * 2023-09-11 2023-10-17 昆明明汇光学有限公司 一种观靶镜光学系统
CN116893503B (zh) * 2023-09-11 2023-11-24 昆明明汇光学有限公司 一种观靶镜光学系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4756901B2 (ja) 接眼レンズ及びそれを用いた光学機器
JP6615068B2 (ja) 接眼レンズおよび撮像装置
WO2014181749A1 (ja) 変倍観察光学系
JP3713250B2 (ja) 接眼変倍光学系
JP4997845B2 (ja) ファインダー光学系とこれを有する光学機器
JP5605309B2 (ja) 観察ズーム光学系
JP2008040065A (ja) 観察光学系
JP4706953B2 (ja) 接眼レンズ
WO2014181750A1 (ja) 変倍観察光学系
JPH11174345A (ja) 広視野接眼レンズ
JP2002014282A (ja) 内視鏡対物変倍光学系
JP2003207722A (ja) ファインダー及びそれを用いた光学機器
US9551864B2 (en) Eyepiece lens and observation apparatus having the same
JP2005055874A (ja) 接眼レンズ
JP5028009B2 (ja) 観察光学系
JP5554598B2 (ja) ファインダー光学系
JPH052134A (ja) ケプラー式ズームフアインダー光学系
JP2006171636A (ja) 接眼レンズ
JP4470374B2 (ja) 接眼レンズ
JP5422214B2 (ja) 接眼レンズ及び光学機器
JP2005172926A (ja) 接眼レンズ及びそれを用いた望遠鏡及び双眼鏡
JP2004184825A (ja) ズーム結像レンズ及びそれを用いた顕微鏡
JPH0763996A (ja) 超広視野接眼レンズ
JPH11160631A (ja) 広視野接眼レンズ
JP4703827B2 (ja) 接眼レンズ光学系

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080304