JP2005316052A - 結像光学系 - Google Patents
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Abstract
【課題】 少なくとも色収差と歪曲収差が良好に補正され、高い解像力と広い視野を有する変倍可能な結像光学系を提供する。
【解決手段】 物体側から順に、正の屈折力を有する前群GFと、絞りSと、正の屈折力を有する後群GRとを配置する。前群の最も物体側に位置するレンズ11は、物体側に凹面を向けた形状である。後群の最も像側に位置するレンズ22は、像側に凹面を向けた形状である。前群と後群とは、結像光学系10の低倍率側から高倍率側への変倍に際して、絞りの配置空間(空気間隔D1)を狭めながら、それぞれ物体側へ移動する。結像光学系10の最大像高Y'と、結像光学系の最低倍率での焦点距離fmと、前群の焦点距離fFと、後群の焦点距離fRとは、以下の条件式「0.15<Y'/fm<0.25」「1.1<fF/fm<1.5」「1.3<fR/fm<1.7」を満足する。
【選択図】 図1
【解決手段】 物体側から順に、正の屈折力を有する前群GFと、絞りSと、正の屈折力を有する後群GRとを配置する。前群の最も物体側に位置するレンズ11は、物体側に凹面を向けた形状である。後群の最も像側に位置するレンズ22は、像側に凹面を向けた形状である。前群と後群とは、結像光学系10の低倍率側から高倍率側への変倍に際して、絞りの配置空間(空気間隔D1)を狭めながら、それぞれ物体側へ移動する。結像光学系10の最大像高Y'と、結像光学系の最低倍率での焦点距離fmと、前群の焦点距離fFと、後群の焦点距離fRとは、以下の条件式「0.15<Y'/fm<0.25」「1.1<fF/fm<1.5」「1.3<fR/fm<1.7」を満足する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、物体面と像面との距離が有限で変倍可能な結像光学系に関し、特に、検査装置や計測装置などに用いられる撮像装置に好適な結像光学系に関する。
変倍可能な結像光学系として、物体側から順に前群と絞りと後群とを配置した2群構成のものが知られている(例えば特許文献1,2参照)。特許文献1の撮影レンズは、広いイメージサイズの中で色収差と歪曲収差とが良好に補正されたものである。特許文献2の撮像レンズは、色収差が良好に補正され、固体撮像素子などの受光素子と同等の高い解像力(分解能)を有するものである。
特許第3345353号
特開2000−275516号公報
しかしながら、パターン検査装置や形状計測装置や画像認識装置などに用いることを考えた場合、特許文献1の撮影レンズでは、イメージサイズの中心部から周辺部に掛けて結像性能の低下が大きく、周辺部の解像力不足が問題となってしまう。また、特許文献2の撮像レンズでは、イメージサイズが小さく、歪曲収差の補正に関しても十分とは言えない。検査装置や計測装置などに用いる結像光学系としては、少なくとも色収差と歪曲収差とが良好に補正され、固体撮像素子などの受光素子と同等の高い解像力を有し、イメージサイズの中心部と周辺部との画質の差が極力小さく、固体撮像素子などの大型化に対応できるように広いイメージサイズを有することが求められる。特に計測装置では、寸法測定や画像形状認識のため、歪曲収差を極力小さくすることが望まれる。
本発明の目的は、少なくとも色収差と歪曲収差が良好に補正され、高い解像力と広いイメージサイズを有する変倍可能な結像光学系を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、物体側から像側に向かって順に、正の屈折力を有する前群と、絞りと、正の屈折力を有する後群とが配置された結像光学系であって、前記前群の最も物体側に位置するレンズは、物体側に凹面を向けた形状であり、前記後群の最も像側に位置するレンズは、像側に凹面を向けた形状であり、前記前群と前記後群とは、前記結像光学系の低倍率側から高倍率側への変倍に際して、前記絞りの配置空間を狭めながら、それぞれ物体側へ移動し、前記結像光学系の最大像高Y'と、前記結像光学系の最低倍率での焦点距離fmと、前記前群の焦点距離fFと、前記後群の焦点距離fRとは、以下の条件式「0.15<Y'/fm<0.25」「1.1<fF/fm<1.5」「1.3<fR/fm<1.7」を満足するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の結像光学系において、前記前群の低倍率端から高倍率端までの移動距離DSFと、前記後群の低倍率端から高倍率端までの移動距離DSRとは、以下の条件式「0.85<DSF/DSR<1.00」を満足するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の結像光学系において、前記前群は、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、前記後群は、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、負の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、前記第2レンズ群の焦点距離fF2と、前記第5レンズ群の焦点距離fR5とは、以下の条件式「0.6<fF2/fF<0.9」「0.6<fR5/fR<0.9」を満足するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の結像光学系において、前記前群は、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、前記後群は、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、負の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、前記第2レンズ群の焦点距離fF2と、前記第5レンズ群の焦点距離fR5とは、以下の条件式「0.6<fF2/fF<0.9」「0.6<fR5/fR<0.9」を満足するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の結像光学系において、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群とは、正負正の順に配置された3枚のレンズから成る接合レンズを有しているものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の結像光学系において、前記第1レンズ群と前記第6レンズ群とは、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズとを有し、前記第1レンズ群の負の屈折力を有するレンズの焦点距離fF1Nとアッベ数ν1Nとd線における屈折率nd1N、前記第1レンズ群の正の屈折力を有するレンズの焦点距離fF1Pとアッベ数ν1Pとd線における屈折率nd1P、前記第6レンズ群の負の屈折力を有するレンズの焦点距離fR6Nとアッベ数ν6Nとd線における屈折率nd6N、および、前記第6レンズ群の正の屈折力を有するレンズの焦点距離fR6Pとアッベ数ν6Pとd線における屈折率nd6Pは、以下の条件式「0.7<|fF1N/fF1P|<1.0」「11<|ν1N−ν1P|<20」「|nd1N−nd1P|<0.03」「0.7<|fR6N/fR6P|<1.0」「11<|ν6N−ν6P|<20」「|nd6N−nd6P|<0.03」を満足するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の結像光学系において、前記第1レンズ群と前記第6レンズ群とは、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズとを有し、前記第1レンズ群の負の屈折力を有するレンズの焦点距離fF1Nとアッベ数ν1Nとd線における屈折率nd1N、前記第1レンズ群の正の屈折力を有するレンズの焦点距離fF1Pとアッベ数ν1Pとd線における屈折率nd1P、前記第6レンズ群の負の屈折力を有するレンズの焦点距離fR6Nとアッベ数ν6Nとd線における屈折率nd6N、および、前記第6レンズ群の正の屈折力を有するレンズの焦点距離fR6Pとアッベ数ν6Pとd線における屈折率nd6Pは、以下の条件式「0.7<|fF1N/fF1P|<1.0」「11<|ν1N−ν1P|<20」「|nd1N−nd1P|<0.03」「0.7<|fR6N/fR6P|<1.0」「11<|ν6N−ν6P|<20」「|nd6N−nd6P|<0.03」を満足するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の結像光学系において、前記絞りは、前記結像光学系の低倍率側から高倍率側への変倍に際して、前記後群と共に物体側へ移動するものである。
本発明によれば、少なくとも色収差と歪曲収差が良好に補正され、高い解像力と広いイメージサイズを有する変倍可能な結像光学系を提供できる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態の結像光学系10は、図1に示す通り、物体側(図の左方)から順に、前群GFと絞りSと後群GRとが配置された2群構成の光学系であり、物体面と像面との距離が有限で変倍可能なものである。前群GFと後群GRとは、それぞれ正の屈折力を有する。また、前群GFの最も物体側に位置するレンズ11は、物体側に凹面を向けた形状であり、後群GRの最も像側に位置するレンズ22は、像側に凹面を向けた形状である。この形状により歪曲収差の増大を抑えることができる。
(第1実施形態)
第1実施形態の結像光学系10は、図1に示す通り、物体側(図の左方)から順に、前群GFと絞りSと後群GRとが配置された2群構成の光学系であり、物体面と像面との距離が有限で変倍可能なものである。前群GFと後群GRとは、それぞれ正の屈折力を有する。また、前群GFの最も物体側に位置するレンズ11は、物体側に凹面を向けた形状であり、後群GRの最も像側に位置するレンズ22は、像側に凹面を向けた形状である。この形状により歪曲収差の増大を抑えることができる。
さらに、前群GFと後群GRは、光軸方向に沿って移動可能な変倍用のレンズ群であり、結像光学系10の低倍率側から高倍率側への変倍(POS1→POS2→POS3)に際して、絞りの配置空間(前群GFと後群GRとの空気間隔)を狭めながら、それぞれ物体側へ移動する。このため、結像光学系10の全系の焦点距離fは高倍率ほど短くなる。その結果、高倍率側での実効Fナンバーの増大を緩和し、軸上色収差における2次スペクトルの増大をも緩和することができる。また、使用倍率によって絞りの配置空間を変化させる(間隔修正)により、非点収差の曲がりや像面湾曲の変動を抑えることができる。
また、結像光学系10の最大像高Y'と、結像光学系10の最低倍率(POS1)での焦点距離fmと、前群GFの焦点距離fFと、後群GRの焦点距離fRとは、以下の条件式(1)〜(3)を満足する。したがって、結像光学系10は、少なくとも色収差と歪曲収差が良好に補正され、高い解像力と広いイメージサイズを有する変倍可能な結像光学系となる。なお、結像光学系10のイメージサイズは最大像高Y'と結像光学系10の倍率に対応する。
0.15 < Y'/fm < 0.25 …(1)
1.1 < fF/fm < 1.5 …(2)
1.3 < fR/fm < 1.7 …(3)
ここで、条件式(1)は、結像光学系10の焦点距離fmに対するイメージサイズの割合についての最適な範囲を規定するものである。条件式(1)の上限を上回ると、適度な長さの共役長(物像間距離)を確保できなくなり、歪曲収差の補正も困難になってしまう。逆に条件式(1)の下限を下回ると、必要以上の共役長を有することになり、色収差の補正困難や装置の大型化を招いてしまう。
1.1 < fF/fm < 1.5 …(2)
1.3 < fR/fm < 1.7 …(3)
ここで、条件式(1)は、結像光学系10の焦点距離fmに対するイメージサイズの割合についての最適な範囲を規定するものである。条件式(1)の上限を上回ると、適度な長さの共役長(物像間距離)を確保できなくなり、歪曲収差の補正も困難になってしまう。逆に条件式(1)の下限を下回ると、必要以上の共役長を有することになり、色収差の補正困難や装置の大型化を招いてしまう。
条件式(2)は、結像光学系10の全系に対する前群GFの最適な屈折力配分に関するものである。条件式(2)の上限を上回ると、光学系を明るくするには有利となるが、相対的に後群GRの屈折力を強くする必要が生じ、高倍率ほどコマ収差などの諸収差の補正が困難となってしまう。逆に条件式(2)の下限を下回ると、光学系を明るくすることが困難になり、変倍に際して球面収差の変動が大きくなってしまう。このことから、使用倍率範囲を広くすることが困難となってしまう。
条件式(3)は、結像光学系10の全系に対する後群GRの最適な屈折力配分に関するものである。条件式(3)の上限を上回ると、相対的に前群GFの屈折力を強くする必要が生じ、変倍に際して球面収差の変動が大きくなってしまうので、可変倍率化が困難となってしまう。逆に条件式(3)の下限を下回ると、変倍に対するコマ収差などの諸収差の変動が大きくなるため、高倍率ほど諸収差の補正が困難となってしまう。
第1実施形態の結像光学系10は、上記構成により、少なくとも色収差と歪曲収差が良好に補正され、高い解像力と広いイメージサイズを有し、変倍可能となる。したがって、パターン検査装置や形状計測装置や画像認識装置などに用いられる撮像装置の結像光学系として、第1実施形態の結像光学系10を組み込む場合、パターン検査や形状計測などを良好に行うことができる。なお、結像光学系10の像面には、例えばCCD撮像素子などの受光素子等が配置される。像面に銀塩フィルムを配置してもよい。
また、結像光学系10のイメージサイズが広いため、固体撮像素子などの大型化にも対応できる。イメージサイズが大きいと言うことは、同じ倍率を有する光学系を比較した場合、視野が大きいと言うことである。ちなみに、結像光学系10では、変倍に際して共役長(物像間距離)が変動する。しかし、パターン検査装置や形状計測装置や画像認識装置などでは、結像光学系10の倍率を決定後、その倍率を固定した状態で使用することが殆どである。このため、変倍によって共役長が変化しても問題はない。
さらに、結像光学系10では、前群GFの低倍率端から高倍率端までの移動距離DSFと、後群GRの低倍率端から高倍率端までの移動距離DSRとが、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
0.85 < DSF/DSR < 1.00 …(4)
条件式(4)は、結像光学系10における変倍に際して移動距離DSFと移動距離DSRとの最適な割合に関するものである。条件式(4)の上限を上回ると、絞りの配置空間が低倍率側から高倍率側にかけて広がっていくことになり、上述の実効Fナンバーの緩和や2次スペクトルの緩和が困難となってしまう。逆に条件式(4)の下限を下回ると、必要以上に間隔修正を行うことになり、倍率変化に伴う収差変動の緩和と言う点から外れてしまう。また、鏡筒構造の複雑化などの問題も生じてしまう。
0.85 < DSF/DSR < 1.00 …(4)
条件式(4)は、結像光学系10における変倍に際して移動距離DSFと移動距離DSRとの最適な割合に関するものである。条件式(4)の上限を上回ると、絞りの配置空間が低倍率側から高倍率側にかけて広がっていくことになり、上述の実効Fナンバーの緩和や2次スペクトルの緩和が困難となってしまう。逆に条件式(4)の下限を下回ると、必要以上に間隔修正を行うことになり、倍率変化に伴う収差変動の緩和と言う点から外れてしまう。また、鏡筒構造の複雑化などの問題も生じてしまう。
上記した条件式(4)を満足することにより、使用倍率によって絞りの配置空間を適切に変化させることができ、非点収差の曲がりや像面湾曲の変動を良好に抑えることができる。その結果、使用倍率に拘わらず高い解像力を維持することができる。
また、結像光学系10では、前群GFを、負の屈折力を有する第1レンズ群F1と、正の屈折力を有する第2レンズ群F2と、負の屈折力を有する第3レンズ群F3とで構成すると共に、後群GRを、負の屈折力を有する第4レンズ群R4と、正の屈折力を有する第5レンズ群R5と、負の屈折力を有する第6レンズ群R6とで構成し、第2レンズ群F2の焦点距離fF2と第5レンズ群R5の焦点距離fR5とが以下の条件式(5),(6)を満足することが好ましい。
また、結像光学系10では、前群GFを、負の屈折力を有する第1レンズ群F1と、正の屈折力を有する第2レンズ群F2と、負の屈折力を有する第3レンズ群F3とで構成すると共に、後群GRを、負の屈折力を有する第4レンズ群R4と、正の屈折力を有する第5レンズ群R5と、負の屈折力を有する第6レンズ群R6とで構成し、第2レンズ群F2の焦点距離fF2と第5レンズ群R5の焦点距離fR5とが以下の条件式(5),(6)を満足することが好ましい。
0.6 < fF2/fF < 0.9 …(5)
0.6 < fR5/fR < 0.9 …(6)
条件式(5),(6)は、負正負の構成を取りつつ全体として正の屈折力を有する前群GFと後群GRとの各々において、正の屈折力を有する第2レンズ群F2と第5レンズ群R5の最適な屈折力配分を規定したものである。
0.6 < fR5/fR < 0.9 …(6)
条件式(5),(6)は、負正負の構成を取りつつ全体として正の屈折力を有する前群GFと後群GRとの各々において、正の屈折力を有する第2レンズ群F2と第5レンズ群R5の最適な屈折力配分を規定したものである。
条件式(5)の上限を上回るのは、前群GFの第2レンズ群F2の屈折力が弱くなる場合である。このとき、結像光学系10の大型化や球面収差とコマ収差の補正が困難となってしまうので好ましくない。逆に条件式(5)の下限を下回ると、非点収差や軸外収差の補正が困難に成ってしまうので好ましくない。
条件式(6)の上限を上回ると、結像光学系10の大型化や球面収差とコマ収差の補正が困難になってしまうので好ましくない。また、後群GRの第5レンズ群R5の屈折力が弱くなると、変倍に際して後群GRの移動量が多くなってしまうので好ましくない。逆に条件式(6)の下限を下回ると、軸外収差の補正が困難に成ってしまう。また、変倍に際する諸収差の変動が大きくなってしまうので好ましくない。
条件式(6)の上限を上回ると、結像光学系10の大型化や球面収差とコマ収差の補正が困難になってしまうので好ましくない。また、後群GRの第5レンズ群R5の屈折力が弱くなると、変倍に際して後群GRの移動量が多くなってしまうので好ましくない。逆に条件式(6)の下限を下回ると、軸外収差の補正が困難に成ってしまう。また、変倍に際する諸収差の変動が大きくなってしまうので好ましくない。
上記した条件式(5),(6)を満足することにより、変倍に際し諸収差の変動が少なく大きなイメージを安定した解像力で撮像することが可能となる。
また、結像光学系10では、第3レンズ群F3が、正負正の順に配置された3枚のレンズ14〜16から成る接合レンズを有し、第4レンズ群R4が、正負正の順に配置された3枚のレンズ17〜19から成る接合レンズを有することが好ましい。
また、結像光学系10では、第3レンズ群F3が、正負正の順に配置された3枚のレンズ14〜16から成る接合レンズを有し、第4レンズ群R4が、正負正の順に配置された3枚のレンズ17〜19から成る接合レンズを有することが好ましい。
このように、少なくとも3枚のレンズを正負正の構成にて接合したレンズ群を、第3レンズ群F3および第4レンズ群R4に採用することで、軸上色収差のバランスと2次スペクトルの厳しい補正とを可能にし、さらに高解像力を有する結像光学系を実現している。この構成を用いないと、高倍率側への倍率の変化による2次スペクトルの増大を抑えることが困難になってしまうので好ましくない。
また、結像光学系10では、第1レンズ群F1が、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズ12と、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズ11とを有し、第6レンズ群R6が、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズ21と、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズ22とを有し、以下の条件式(7)〜(12)を満足することが好ましい。
0.7 < |fF1N/fF1P| < 1.0 …(7)
11 < |ν1N−ν1P| < 20 …(8)
|nd1N−nd1P| < 0.03 …(9)
0.7 < |fR6N/fR6P| < 1.0 …(10)
11 < |ν6N−ν6P| < 20 …(11)
|nd6N−nd6P| < 0.03 …(12)
条件式(7)は、軸外諸収差を補正するための第1レンズ群F1において、負の屈折力を有するレンズ11の焦点距離fF1Nと、正の屈折力を有するレンズ12の焦点距離fF1Pとの最適な屈折力配分を規定している。条件式(7)の上限を上回ると、正の屈折力を有するレンズ12の方が屈折力が強くなってしまい、第1レンズ群F1が正の屈折力を有することになってしまう。逆に条件式(7)の下限を下回ると、負の屈折力が強くなり過ぎて、変倍に伴う軸外諸収差の変動が大きくなってしまうので好ましくない。
11 < |ν1N−ν1P| < 20 …(8)
|nd1N−nd1P| < 0.03 …(9)
0.7 < |fR6N/fR6P| < 1.0 …(10)
11 < |ν6N−ν6P| < 20 …(11)
|nd6N−nd6P| < 0.03 …(12)
条件式(7)は、軸外諸収差を補正するための第1レンズ群F1において、負の屈折力を有するレンズ11の焦点距離fF1Nと、正の屈折力を有するレンズ12の焦点距離fF1Pとの最適な屈折力配分を規定している。条件式(7)の上限を上回ると、正の屈折力を有するレンズ12の方が屈折力が強くなってしまい、第1レンズ群F1が正の屈折力を有することになってしまう。逆に条件式(7)の下限を下回ると、負の屈折力が強くなり過ぎて、変倍に伴う軸外諸収差の変動が大きくなってしまうので好ましくない。
条件式(8)は、第1レンズ群F1において、負の屈折力を有するレンズ11のアッベ数ν1Nと、正の屈折力を有するレンズ12のアッベ数ν1Pとの最適な差分を規定している。条件式(8)は、主に倍率色収差を補正するための条件式である。条件式(8)の上限を上回ると、通常入手できる光学ガラスでは正レンズ12と負レンズ11との屈折率の差が大きくなってしまい、非点収差や像面湾曲の増大に繋がるので好ましくない。逆に条件式(8)の下限を下回ると、必要とする色消しの度合いが不足してしまうので好ましくない。
条件式(9)は、第1レンズ群F1において、負の屈折力を有するレンズ11のd線における屈折率nd1Nと、正の屈折力を有するレンズ12のd線における屈折率nd1Pとの最適な差分を規定している。つまり、条件式(8)に関連して、正レンズ12と負レンズ11との最適な屈折率差を規定した条件式である。条件式(8)の範囲を超えると、非点収差や像面湾曲の増大を招き、補正困難となるので好ましくない。
条件式(10)は、軸外諸収差を補正するための第6レンズ群R6において、負の屈折力を有するレンズ22の焦点距離fR6Nと、正の屈折力を有するレンズ21の焦点距離fR6Pとの最適な屈折力配分を規定している。条件式(10)の上限を上回ると、正の屈折力を有するレンズ21の方が屈折力が強くなってしまい、第6レンズ群R6が正の屈折力を有することになってしまう。逆に条件式(10)の下限を下回ると、負の屈折力が強くなり過ぎて、変倍に伴う軸外諸収差の変動が大きくなってしまうので好ましくない。
条件式(11)は、第6レンズ群R6において、負の屈折力を有するレンズ22のアッベ数ν6Nと、正の屈折力を有するレンズ21のアッベ数ν6Pとの最適な差分を規定している。条件式(11)は、主に倍率色収差を補正するための条件式である。条件式(11)の上限を上回ると、通常入手できる光学ガラスでは正レンズ21と負レンズ22との屈折率の差が大きくなってしまい、非点収差や像面湾曲の増大に繋がるので好ましくない。逆に条件式(11)の下限を下回ると、必要とする色消しの度合いが不足してしまうので好ましくない。
条件式(12)は、第6レンズ群R6において、負の屈折力を有するレンズ22のd線における屈折率nd6Nと、正の屈折力を有するレンズ21のd線における屈折率nd6Pとの最適な差分を規定している。つまり、条件式(11)に関連して、正レンズ21と負レンズ22との最適な屈折率差を規定した条件式である。条件式(11)の範囲を超えると、非点収差や像面湾曲の増大を招き、補正困難となるので好ましくない。
上記した条件式(7)〜(12)を満足することにより、倍率色収差を含む軸外諸収差の補正を厳しく抑えることができる。
さらに、結像光学系10では、絞りSが、結像光学系10の低倍率側から高倍率側への変倍に際して、後群GRと共に物体側へ移動することが好ましい。
絞りSの位置は、基本的に、前群GFと後群GRとの間であればどこでも構わない。前群GFと後群GRとの間の任意の位置に絞りSを固定しても構わないし、結像光学系10の変倍に伴って前群GFや後群GRと無関係に移動しても構わない。ただし、絞りSを固定すると、前群GFや後群GRの移動に伴い、結像光学系10の全系の明るさが大きく変動することになってしまう。また、前群GFと後群GRの移動に関して制限が生じてしまうので、変倍領域が狭くなってしまうので好ましくない。
さらに、結像光学系10では、絞りSが、結像光学系10の低倍率側から高倍率側への変倍に際して、後群GRと共に物体側へ移動することが好ましい。
絞りSの位置は、基本的に、前群GFと後群GRとの間であればどこでも構わない。前群GFと後群GRとの間の任意の位置に絞りSを固定しても構わないし、結像光学系10の変倍に伴って前群GFや後群GRと無関係に移動しても構わない。ただし、絞りSを固定すると、前群GFや後群GRの移動に伴い、結像光学系10の全系の明るさが大きく変動することになってしまう。また、前群GFと後群GRの移動に関して制限が生じてしまうので、変倍領域が狭くなってしまうので好ましくない。
したがって、結像光学系10の変倍に際して、絞りS1を後群GRと共に移動させることにより、諸収差の変動や明るさの変動を抑え、結像光学系10の大型化の緩和や変倍領域の確保を行うことができる。
次に、第1実施形態の結像光学系10の具体的な構成を説明する。
結像光学系10の前群GFは、物体側から順に、両凹レンズ11と両凸レンズ12とを接合した負の屈折力を有する第1レンズ群F1と、両凸レンズ12からなる第2レンズ群F2と、両凸レンズ13と両凹レンズ14と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ15との3枚を接合した負の屈折力を有する第3レンズ群F3とで構成される。
次に、第1実施形態の結像光学系10の具体的な構成を説明する。
結像光学系10の前群GFは、物体側から順に、両凹レンズ11と両凸レンズ12とを接合した負の屈折力を有する第1レンズ群F1と、両凸レンズ12からなる第2レンズ群F2と、両凸レンズ13と両凹レンズ14と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ15との3枚を接合した負の屈折力を有する第3レンズ群F3とで構成される。
後群GRは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ17と両凹レンズ18と両凸レンズ19との3枚を接合した負の屈折力を有する第4レンズ群R4と、両凸レンズ20からなる第5レンズ群R5と、両凸レンズ21と両凹レンズ22を接合した負の屈折力を有する第6レンズ群R6とで構成される。
この結像光学系10では、低倍率側から高倍率側への変倍に際して、前群GFと後群GRとが絞りSの配置空間を狭めながら物体側へ移動すると共に、絞りSも後群GRと共に物体側へ移動し、変倍(フォーカシング)を行う。
この結像光学系10では、低倍率側から高倍率側への変倍に際して、前群GFと後群GRとが絞りSの配置空間を狭めながら物体側へ移動すると共に、絞りSも後群GRと共に物体側へ移動し、変倍(フォーカシング)を行う。
上記の具体的な構成のレンズデータを表1に例示する。
表1において、fは結像光学系10の全体の焦点距離、NA.は物体側の開口数である。面番号の1〜19は、物体側から順に付したレンズ面と絞り面の番号である。レンズ面の曲率半径rには、レンズ面が像側に向けて凸状であるときにマイナス(−)の符号を付した。面間隔Dは、光軸上でのレンズ厚または空気間隔である(頂点間隔)。その他、νdは各ガラスのd線(587.56nm)におけるアッベ数、ndは各ガラスのd線における屈折率、ngは各ガラスのg線(435.83nm)における屈折率、nCは各ガラスのC線(656.28nm)における屈折率、nFは各ガラスのF線(486.13nm)における屈折率である。可変間隔表において、D0は物体面から第1レンズ面までの距離(つまり作動距離)、D1は前群GFの最終レンズ面から絞りSまでの空気間隔、Bfはバックフォーカスを表す。
また、上記した条件式(1)〜(12)に対応する値は次の通りである。
(1) Y'/fm = 0.206
(2) fF/fm = 1.346
(3) fR/fm = 1.543
(4) DSF/DSR = 0.935
(5) fF2/fF = 0.844
(6) fR5/fR = 0.721
(7) |fF1N/fF1P| = 0.834
(8) |ν1N−ν1P| = 17.5
(9) |nd1N−nd1P| = 0.019
(10) |fR6N/fR6P| = 0.903
(11) |ν6N−ν6P| = 17.5
(12) |nd6N−nd6P| = 0.019
さらに、表1のレンズデータに基づく結像光学系10の諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)を図2〜図4に示す。図2は低倍率端(β=-0.50)、図3は中間付近(β=-0.70)、図4は高倍率端(β=-1.00)に対応する。図2〜図4において、NAは像側の開口数、Yは像高、dはd線(587.56nm)、gはg線(435.83nm)、CはC線(656.28nm)、FはF線(486.13nm)での各収差を表す。非点収差の図中、点線はメリジオナル像面、実線はサジタル像面を表す。
(1) Y'/fm = 0.206
(2) fF/fm = 1.346
(3) fR/fm = 1.543
(4) DSF/DSR = 0.935
(5) fF2/fF = 0.844
(6) fR5/fR = 0.721
(7) |fF1N/fF1P| = 0.834
(8) |ν1N−ν1P| = 17.5
(9) |nd1N−nd1P| = 0.019
(10) |fR6N/fR6P| = 0.903
(11) |ν6N−ν6P| = 17.5
(12) |nd6N−nd6P| = 0.019
さらに、表1のレンズデータに基づく結像光学系10の諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)を図2〜図4に示す。図2は低倍率端(β=-0.50)、図3は中間付近(β=-0.70)、図4は高倍率端(β=-1.00)に対応する。図2〜図4において、NAは像側の開口数、Yは像高、dはd線(587.56nm)、gはg線(435.83nm)、CはC線(656.28nm)、FはF線(486.13nm)での各収差を表す。非点収差の図中、点線はメリジオナル像面、実線はサジタル像面を表す。
なお、諸元表の焦点距離f、曲率半径r、面間隔D、像高Yなど、長さの単位は一般に「mm」が用いられる。ただし、光学系は比例拡大または比例縮小しても、同様の比例拡大または比例縮小された光学性能が得られるので、これに限られるものではない。
表1のレンズデータと図2〜図4の諸収差から分かるように、第1実施形態の結像光学系10は、広いイメージサイズ(最大像高Y'=36mm)を有しながら、諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)が良好に補正され、高い解像力を有すると共に、縮小倍率から等倍率まで連続的に変倍することができる(β=-0.5〜-1.0)。なお、結像光学系10は、物体面と像面の位置を入れ替えれば、上記とは逆数の倍率で使用することもできる(β=-2.0〜-1.0)。
(第2実施形態)
第2実施形態の結像光学系30は、図5に示す通り、基本的な構成が図1の結像光学系10と同じであり、物体側から順に前群GFと絞りSと後群GRとで構成される。ここでは、第2実施形態の結像光学系30の具体的な構成を説明する。
表1のレンズデータと図2〜図4の諸収差から分かるように、第1実施形態の結像光学系10は、広いイメージサイズ(最大像高Y'=36mm)を有しながら、諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)が良好に補正され、高い解像力を有すると共に、縮小倍率から等倍率まで連続的に変倍することができる(β=-0.5〜-1.0)。なお、結像光学系10は、物体面と像面の位置を入れ替えれば、上記とは逆数の倍率で使用することもできる(β=-2.0〜-1.0)。
(第2実施形態)
第2実施形態の結像光学系30は、図5に示す通り、基本的な構成が図1の結像光学系10と同じであり、物体側から順に前群GFと絞りSと後群GRとで構成される。ここでは、第2実施形態の結像光学系30の具体的な構成を説明する。
結像光学系30の前群GFは、物体側から順に、両凹レンズ31と両凸レンズ32とを接合した負の屈折力を有する第1レンズ群F1と、両凸レンズ33からなる第2レンズ群F2と、両凸レンズ34と両凹レンズ35と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ36との3枚を接合した負の屈折力を有する第3レンズ群F3とで構成される。
後群GRは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ37と像側に凸面を向けた負メニスカスレンズ38と像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ39との3枚を接合した負の屈折力を有する第4レンズ群R4と、両凸レンズ40からなる第5レンズ群R5と、両凸レンズ41と両凹レンズ42とを接合した負の屈折力を有する第6レンズ群R6とで構成される。
後群GRは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ37と像側に凸面を向けた負メニスカスレンズ38と像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ39との3枚を接合した負の屈折力を有する第4レンズ群R4と、両凸レンズ40からなる第5レンズ群R5と、両凸レンズ41と両凹レンズ42とを接合した負の屈折力を有する第6レンズ群R6とで構成される。
この結像光学系30でも、低倍率側から高倍率側への変倍に際して、前群GFと後群GRとが絞りSの配置空間を狭めながら物体側へ移動すると共に、絞りSも後群GRと共に物体側へ移動し、変倍(フォーカシング)を行う。
上記の具体的な構成のレンズデータを表2に例示する。表2は、上記した表1と同様であるため、その補足説明を省略する。
上記の具体的な構成のレンズデータを表2に例示する。表2は、上記した表1と同様であるため、その補足説明を省略する。
また、上記した条件式(1)〜(12)に対応する値は次の通りである。
(1) Y'/fm = 0.159
(2) fF/fm = 1.400
(3) fR/fm = 1.439
(4) DSF/DSR = 0.901
(5) fF2/fF = 0.868
(6) fR5/fR = 0.730
(7) |fF1N/fF1P| = 0.835
(8) |ν1N−ν1P| = 17.5
(9) |nd1N−nd1P| = 0.019
(10) |fR6N/fR6P| = 0.888
(11) |ν6N−ν6P| = 17.5
(12) |nd6N−nd6P| = 0.019
さらに、表2のレンズデータに基づく結像光学系30の諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)を図6〜図8に示す。図6は低倍率端(β=-0.50)、図7は中間付近(β=-0.75)、図8は高倍率端(β=-1.00)に対応する。図6〜図8は、上記した図2〜図4と同様であるため、その補足説明を省略する。
(1) Y'/fm = 0.159
(2) fF/fm = 1.400
(3) fR/fm = 1.439
(4) DSF/DSR = 0.901
(5) fF2/fF = 0.868
(6) fR5/fR = 0.730
(7) |fF1N/fF1P| = 0.835
(8) |ν1N−ν1P| = 17.5
(9) |nd1N−nd1P| = 0.019
(10) |fR6N/fR6P| = 0.888
(11) |ν6N−ν6P| = 17.5
(12) |nd6N−nd6P| = 0.019
さらに、表2のレンズデータに基づく結像光学系30の諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)を図6〜図8に示す。図6は低倍率端(β=-0.50)、図7は中間付近(β=-0.75)、図8は高倍率端(β=-1.00)に対応する。図6〜図8は、上記した図2〜図4と同様であるため、その補足説明を省略する。
表2のレンズデータと図6〜図8の諸収差から分かるように、第2実施形態の結像光学系30は、広いイメージサイズ(最大像高Y'=32mm)を有しながら、諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)が良好に補正され、高い解像力を有すると共に、縮小倍率から等倍率まで連続的に変倍することができる(β=-0.5〜-1.0)。なお、結像光学系30は、物体面と像面の位置を入れ替えれば、上記とは逆数の倍率で使用することもできる(β=-2.0〜-1.0)。
(第3実施形態)
第3実施形態の結像光学系50は、図9に示す通り、基本的な構成が図1の結像光学系10と同じであり、物体側から順に前群GFと絞りSと後群GRとで構成される。ここでは、第3実施形態の結像光学系50の具体的な構成を説明する。
(第3実施形態)
第3実施形態の結像光学系50は、図9に示す通り、基本的な構成が図1の結像光学系10と同じであり、物体側から順に前群GFと絞りSと後群GRとで構成される。ここでは、第3実施形態の結像光学系50の具体的な構成を説明する。
結像光学系50の前群GFは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ51と物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ52とを接合した負の屈折力を有する第1レンズ群F1と、両凸レンズ53からなる第2レンズ群F2と、両凸レンズ54と両凹レンズ55と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ56との3枚を接合した負の屈折力を有する第3レンズ群F3とで構成される。
後群GRは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ57と像側に凸面を向けた負メニスカスレンズ58と像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ59との3枚を接合した負の屈折力を有する第4レンズ群R4と、両凸レンズ60からなる第5レンズ群R5と、両凸レンズ61と両凹レンズ62とを接合した負の屈折力を有する第6レンズ群R6とで構成される。なお、後群GRの像側には、プリズムなどの硝子ブロック63が配置されている。
この結像光学系50でも、低倍率側から高倍率側への変倍に際して、前群GFと後群GRとが絞りSの配置空間を狭めながら物体側へ移動すると共に、絞りSも後群GRと共に物体側へ移動し、変倍(フォーカシング)を行う。
上記の具体的な構成のレンズデータを表3に例示する。表3の可変間隔表において、D2は後群GRの最終レンズ面と硝子ブロック63との距離(空気間隔)を表す。表3の他の補足説明は、上記した表1と同様であるため省略する。
上記の具体的な構成のレンズデータを表3に例示する。表3の可変間隔表において、D2は後群GRの最終レンズ面と硝子ブロック63との距離(空気間隔)を表す。表3の他の補足説明は、上記した表1と同様であるため省略する。
また、上記した条件式(1)〜(12)に対応する値は次の通りである。
(1) Y'/fm = 0.201
(2) fF/fm = 1.329
(3) fR/fm = 1.562
(4) DSF/DSR = 0.943
(5) fF2/fF = 0.885
(6) fR5/fR = 0.695
(7) |fF1N/fF1P| = 0.789
(8) |ν1N−ν1P| = 17.5
(9) |nd1N−nd1P| = 0.019
(10) |fR6N/fR6P| = 0.899
(11) |ν6N−ν6P| = 17.5
(12) |nd6N−nd6P| = 0.019
さらに、表3のレンズデータに基づく結像光学系50の諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)を図10〜図12に示す。図10は低倍率端(β=-0.50)、図11は中間付近(β=-0.75)、図12は高倍率端(β=-1.00)に対応する。図10〜図12は、上記した図2〜図4と同様であるため、その補足説明を省略する。
(1) Y'/fm = 0.201
(2) fF/fm = 1.329
(3) fR/fm = 1.562
(4) DSF/DSR = 0.943
(5) fF2/fF = 0.885
(6) fR5/fR = 0.695
(7) |fF1N/fF1P| = 0.789
(8) |ν1N−ν1P| = 17.5
(9) |nd1N−nd1P| = 0.019
(10) |fR6N/fR6P| = 0.899
(11) |ν6N−ν6P| = 17.5
(12) |nd6N−nd6P| = 0.019
さらに、表3のレンズデータに基づく結像光学系50の諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)を図10〜図12に示す。図10は低倍率端(β=-0.50)、図11は中間付近(β=-0.75)、図12は高倍率端(β=-1.00)に対応する。図10〜図12は、上記した図2〜図4と同様であるため、その補足説明を省略する。
表3のレンズデータと図10〜図12の諸収差から分かるように、第3実施形態の結像光学系50は、広いイメージサイズ(最大像高Y'=35mm)を有しながら、諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)が良好に補正され、高い解像力を有すると共に、縮小倍率から等倍率まで連続的に変倍することができる(β=-0.5〜-1.0)。なお、結像光学系50は、物体面と像面の位置を入れ替えれば、上記とは逆数の倍率で使用することもできる(β=-2.0〜-1.0)。
(第4実施形態)
第4実施形態の結像光学系70は、図13に示す通り、基本的な構成が図1の結像光学系10と同じであり、物体側から順に前群GFと絞りSと後群GRとで構成される。ここでは、第4実施形態の結像光学系70の具体的な構成を説明する。
(第4実施形態)
第4実施形態の結像光学系70は、図13に示す通り、基本的な構成が図1の結像光学系10と同じであり、物体側から順に前群GFと絞りSと後群GRとで構成される。ここでは、第4実施形態の結像光学系70の具体的な構成を説明する。
結像光学系70の前群GFは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ71と物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ72とを接合した負の屈折力を有する第1レンズ群F1と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ73からなる第2レンズ群F2と、両凸レンズ74と両凹レンズ75と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ76との3枚を接合した負の屈折力を有する第3レンズ群F3とで構成される。
後群GRは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ77と両凹レンズ78と両凸レンズ79との3枚を接合した負の屈折力を有する第4レンズ群R4と、両凸レンズ80からなる第5レンズ群R5と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ81と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ82とを接合した負の屈折力を有する第6レンズ群R6とで構成される。なお、後群GRの像側には、プリズムなどの硝子ブロック83が配置されている。
この結像光学系70でも、低倍率側から高倍率側への変倍に際して、前群GFと後群GRとが絞りSの配置空間を狭めながら物体側へ移動すると共に、絞りSも後群GRと共に物体側へ移動し、変倍(フォーカシング)を行う。
上記の具体的な構成のレンズデータを表4に例示する。表4は、上記した表3と同様であるため、その補足説明を省略する。
上記の具体的な構成のレンズデータを表4に例示する。表4は、上記した表3と同様であるため、その補足説明を省略する。
また、上記した条件式(1)〜(12)に対応する値は次の通りである。
(1) Y'/fm = 0.197
(2) fF/fm = 1.341
(3) fR/fm = 1.564
(4) DSF/DSR = 0.943
(5) fF2/fF = 0.888
(6) fR5/fR = 0.706
(7) |fF1N/fF1P| = 0.761
(8) |ν1N−ν1P| = 18.4
(9) |nd1N−nd1P| = 0.019
(10) |fR6N/fR6P| = 0.884
(11) |ν6N−ν6P| = 18.4
(12) |nd6N−nd6P| = 0.019
さらに、表4のレンズデータに基づく結像光学系70の諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)を図14〜図16に示す。図14は低倍率端(β=-0.50)、図15は中間付近(β=-0.75)、図16は高倍率端(β=-1.00)に対応する。図14〜図16は、上記した図2〜図4と同様であるため、その補足説明を省略する。
(1) Y'/fm = 0.197
(2) fF/fm = 1.341
(3) fR/fm = 1.564
(4) DSF/DSR = 0.943
(5) fF2/fF = 0.888
(6) fR5/fR = 0.706
(7) |fF1N/fF1P| = 0.761
(8) |ν1N−ν1P| = 18.4
(9) |nd1N−nd1P| = 0.019
(10) |fR6N/fR6P| = 0.884
(11) |ν6N−ν6P| = 18.4
(12) |nd6N−nd6P| = 0.019
さらに、表4のレンズデータに基づく結像光学系70の諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)を図14〜図16に示す。図14は低倍率端(β=-0.50)、図15は中間付近(β=-0.75)、図16は高倍率端(β=-1.00)に対応する。図14〜図16は、上記した図2〜図4と同様であるため、その補足説明を省略する。
表4のレンズデータと図14〜図16の諸収差から分かるように、第4実施形態の結像光学系70は、広いイメージサイズ(最大像高Y'=35mm)を有しながら、諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)が良好に補正され、高い解像力を有すると共に、縮小倍率から等倍率まで連続的に変倍することができる(β=-0.5〜-1.0)。なお、結像光学系70は、物体面と像面の位置を入れ替えれば、上記とは逆数の倍率で使用することもできる(β=-2.0〜-1.0)。
(第5実施形態)
第5実施形態の結像光学系90は、図17に示す通り、基本的な構成が図1の結像光学系10と同じであり、物体側から順に前群GFと絞りSと後群GRとで構成される。ここでは、第5実施形態の結像光学系90の具体的な構成を説明する。
(第5実施形態)
第5実施形態の結像光学系90は、図17に示す通り、基本的な構成が図1の結像光学系10と同じであり、物体側から順に前群GFと絞りSと後群GRとで構成される。ここでは、第5実施形態の結像光学系90の具体的な構成を説明する。
結像光学系90の前群GFは、物体側から順に、両凹レンズ91と両凸レンズ92とを接合した負の屈折力を有する第1レンズ群F1と、両凸レンズ93からなる第2レンズ群F2と、両凸レンズ94と両凹レンズ95と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ96との3枚を接合した負の屈折力を有する第3レンズ群F3とで構成される。
後群GRは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ97と像側に凸面を向けた負メニスカスレンズ98と像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ99との3枚を接合した負の屈折力を有する第4レンズ群R4と、両凸レンズ100からなる第5レンズ群R5と、両凸レンズ101と両凹レンズ102とを接合した負の屈折力を有する第6レンズ群R6とで構成される。
後群GRは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ97と像側に凸面を向けた負メニスカスレンズ98と像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ99との3枚を接合した負の屈折力を有する第4レンズ群R4と、両凸レンズ100からなる第5レンズ群R5と、両凸レンズ101と両凹レンズ102とを接合した負の屈折力を有する第6レンズ群R6とで構成される。
この結像光学系90でも、低倍率側から高倍率側への変倍に際して、前群GFと後群GRとが絞りSの配置空間を狭めながら物体側へ移動すると共に、絞りSも後群GRと共に物体側へ移動し、変倍(フォーカシング)を行う。
上記の具体的な構成のレンズデータを表5に例示する。表5は、上記した表2と同様であるため、その補足説明を省略する。
上記の具体的な構成のレンズデータを表5に例示する。表5は、上記した表2と同様であるため、その補足説明を省略する。
また、上記した条件式(1)〜(12)に対応する値は次の通りである。
(1) Y'/fm = 0.204
(2) fF/fm = 1.275
(3) fR/fm = 1.606
(4) DSF/DSR = 0.943
(5) fF2/fF = 0.839
(6) fR5/fR = 0.707
(7) |fF1N/fF1P| = 0.847
(8) |ν1N−ν1P| = 17.5
(9) |nd1N−nd1P| = 0.019
(10) |fR6N/fR6P| = 0.896
(11) |ν6N−ν6P| = 17.5
(12) |nd6N−nd6P| = 0.019
さらに、表5のレンズデータに基づく結像光学系90の諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)を図18〜図20に示す。図18は低倍率端(β=-1.00)、図19は中間付近(β=-1.50)、図20は高倍率端(β=-2.00)に対応する。図18〜図20は、上記した図2〜図4と同様であるため、その補足説明を省略する。
(1) Y'/fm = 0.204
(2) fF/fm = 1.275
(3) fR/fm = 1.606
(4) DSF/DSR = 0.943
(5) fF2/fF = 0.839
(6) fR5/fR = 0.707
(7) |fF1N/fF1P| = 0.847
(8) |ν1N−ν1P| = 17.5
(9) |nd1N−nd1P| = 0.019
(10) |fR6N/fR6P| = 0.896
(11) |ν6N−ν6P| = 17.5
(12) |nd6N−nd6P| = 0.019
さらに、表5のレンズデータに基づく結像光学系90の諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)を図18〜図20に示す。図18は低倍率端(β=-1.00)、図19は中間付近(β=-1.50)、図20は高倍率端(β=-2.00)に対応する。図18〜図20は、上記した図2〜図4と同様であるため、その補足説明を省略する。
表5のレンズデータと図18〜図20の諸収差から分かるように、第5実施形態の結像光学系90は、広いイメージサイズ(最大像高Y'=36mm)を有しながら、諸収差(球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差,コマ収差)が良好に補正され、高い解像力を有すると共に、等倍率から拡大倍率まで連続的に変倍することができる(β=-1.0〜-2.0)。なお、結像光学系90は、物体面と像面の位置を入れ替えれば、上記とは逆数の倍率で使用することもできる(β=-1.0〜-0.5)。
10,30,50,70,90 結像光学系
GF 前群
GR 後群
S 絞り
F1 第1レンズ群
F2 第2レンズ群
F3 第3レンズ群
F4 第4レンズ群
F5 第5レンズ群
F6 第6レンズ群
GF 前群
GR 後群
S 絞り
F1 第1レンズ群
F2 第2レンズ群
F3 第3レンズ群
F4 第4レンズ群
F5 第5レンズ群
F6 第6レンズ群
Claims (6)
- 物体側から像側に向かって順に、正の屈折力を有する前群と、絞りと、正の屈折力を有する後群とが配置された結像光学系であって、
前記前群の最も物体側に位置するレンズは、物体側に凹面を向けた形状であり、
前記後群の最も像側に位置するレンズは、像側に凹面を向けた形状であり、
前記前群と前記後群とは、前記結像光学系の低倍率側から高倍率側への変倍に際して、前記絞りの配置空間を狭めながら、それぞれ物体側へ移動し、
前記結像光学系の最大像高Y'と、前記結像光学系の最低倍率での焦点距離fmと、前記前群の焦点距離fFと、前記後群の焦点距離fRとは、以下の条件式を満足する
0.15 < Y'/fm < 0.25
1.1 < fF/fm < 1.5
1.3 < fR/fm < 1.7
ことを特徴とする結像光学系。 - 請求項1に記載の結像光学系において、
前記前群の低倍率端から高倍率端までの移動距離DSFと、前記後群の低倍率端から高倍率端までの移動距離DSRとは、以下の条件式を満足する
0.85 < DSF/DSR < 1.00
ことを特徴とする結像光学系。 - 請求項1または請求項2に記載の結像光学系において、
前記前群は、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、
前記後群は、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、負の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、
前記第2レンズ群の焦点距離fF2と、前記第5レンズ群の焦点距離fR5とは、以下の条件式を満足する
0.6 < fF2/fF < 0.9
0.6 < fR5/fR < 0.9
ことを特徴とする結像光学系。 - 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の結像光学系において、
前記第3レンズ群と前記第4レンズ群とは、正負正の順に配置された3枚のレンズから成る接合レンズを有している
ことを特徴とする結像光学系。 - 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の結像光学系において、
前記第1レンズ群と前記第6レンズ群とは、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズとを有し、
前記第1レンズ群の負の屈折力を有するレンズの焦点距離fF1Nとアッベ数ν1Nとd線における屈折率nd1N、前記第1レンズ群の正の屈折力を有するレンズの焦点距離fF1Pとアッベ数ν1Pとd線における屈折率nd1P、前記第6レンズ群の負の屈折力を有するレンズの焦点距離fR6Nとアッベ数ν6Nとd線における屈折率nd6N、および、前記第6レンズ群の正の屈折力を有するレンズの焦点距離fR6Pとアッベ数ν6Pとd線における屈折率nd6Pは、以下の条件式を満足する
0.7 < |fF1N/fF1P| < 1.0
11 < |ν1N−ν1P| < 20
|nd1N−nd1P| < 0.03
0.7 < |fR6N/fR6P| < 1.0
11 < |ν6N−ν6P| < 20
|nd6N−nd6P| < 0.03
ことを特徴とする結像光学系。 - 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の結像光学系において、
前記絞りは、前記結像光学系の低倍率側から高倍率側への変倍に際して、前記後群と共に物体側へ移動する
ことを特徴とする結像光学系。
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---|---|---|---|
JP2004132832A JP2005316052A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 結像光学系 |
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JP2004132832A JP2005316052A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 結像光学系 |
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JP (1) | JP2005316052A (ja) |
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- 2004-04-28 JP JP2004132832A patent/JP2005316052A/ja active Pending
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