JP2006094943A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大当たり中の遊技の単調性を改善することが可能なパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】 パチンコ遊技機1は、個別に開閉制御可能な第一大入賞口12と第二大入賞口13を備える。第一大入賞口12は、入賞した玉が内部に設けられたVゾーン12aを通過する割合が高く構成される一方、第二大入賞口13は、入賞した玉が内部に設けられたVゾーン13aを通過する割合が低く構成されている。大当たり中は、第一大入賞口12と第二大入賞口13との一方のみを開放するとともに、第一大入賞口12を開放する割合と第二大入賞口13を開放する割合とを相違させた複数種類の大当たりを発生可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機に関する。
現在市場に多く出回っているパチンコ遊技機に、セブン機という種類のものがある。一般的なセブン機は、中央の可変表示部が一定時間の図柄変動動作を行なった後、「777」等の大当たり図柄が導出表示された場合に大当たりが発生し、大入賞口が開放することにより、まとまった出玉を獲得できるという遊技性を持つ。大当たり中は、大入賞口を開放してから所定個数(たとえば10個)の玉の入賞があるまで、または所定時間(たとえば30秒)が経過するまでを1ラウンドの遊技とし、このラウンドが繰り返される。
通常、大入賞口の内部に設けられたV入賞口を玉が通過することが、一のラウンドから次のラウンドに移る条件として設定される。この構成においては、1ラウンドの間に玉がV入賞口に入賞しない場合は、大当たりが途中で終了(いわゆるパンク)となって獲得出玉が減少し、遊技者に不利益となる。したがって、パンクを防止するために、玉が容易に入賞可能な位置にV入賞口が設けられていたり、V入賞口に玉が誘導されるようになっていたりする。これにより、大当たりが発生すれば、確実に一定個数の出玉が得られる。
上記のような構成においては、一定個数の出玉が得られる反面、大当たり中の遊技が非常に単調になるという問題がある。この問題に対処するべく、大入賞口を複数設け、ラウンドごとに開放する大入賞口を異ならせるようにしたパチンコ遊技機が提案されている(特許文献1)。このようなパチンコ遊技機は、大当たり中であっても玉を発射するハンドルの微調整が必要だったりするので、大当たり中の遊技の単調性を改善できる。
特開2004−16713号公報
しかしながら、上記のような構成のパチンコ遊技機を以ってしても、大当たり中の遊技の単調性を改善するには不十分であり、更なる提案が望まれている。
本発明は、大当たり中の遊技の単調性を改善することが可能なパチンコ遊技機を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明は、玉が発射される遊技領域に配置された大入賞口と、所定の始動条件の成立に応じて大当たりを発生させるか否かを決定するための大当たり抽選処理を実行する大当たり抽選手段と、大当たり抽選処理で大当たりに当選した場合に、大入賞口を開放するとともに、開放してから一定時間経過するか一定個数の玉が入賞すると大入賞口を閉鎖する開閉動作を行ない、継続条件が成立すると再度大入賞口の開閉動作を繰り返し行なう大当たり発生手段とを備えたパチンコ遊技機において、大入賞口は、遊技領域の別々の位置に設けられて個別に開閉制御可能な第一大入賞口と第二大入賞口とを含んで構成され、第一大入賞口は、第二入賞口に比べて継続条件が成立する割合が高く構成されており、大当たり発生手段は、大当たり中において第一大入賞口と第二大入賞口とのいずれかを開放することを主要な特徴とする。
上記本発明のパチンコ遊技機は、第一大入賞口が開放されると継続条件が成立しやすいが、第二大入賞口が開放されると継続条件が成立しにくい構成となっている。さらに、第一大入賞口が開放される割合と、第二大入賞口が開放される割合も異なる。つまり、一の開放期間毎に、次の開放が実施されるかどうか期待感が持てる構成となっている。もちろん、一の開放期間中(いわゆるラウンド中)に継続条件が成立しないと、大当たりが終了してしまうので、遊技者は第一大入賞口が開放することを期待する。第二大入賞口が開放される開放期間(ラウンド)では遊技者に緊張感を与えることができる一方、第一大入賞口が開放される開放期間では遊技者に適度な安堵感を与えることができる。この結果、大当たり中の遊技の単調性が大幅に改善される。併せて、遊技興趣の向上も見込める。
具体的に、上記した継続条件は、大入賞口の開放期間中にその大入賞口の内部に設けられた特定領域を玉が通過することで成立することを示せる。また、特定領域は、第一大入賞口に設けられた第一特定領域と、第二大入賞口に設けられた第二特定領域とを含んで構成することができ、この場合、第一大入賞口は、第二大入賞口に比べて入賞した玉が内部に設けられた特定領域を通過する割合が高く構成される。このような構成によれば、第一大入賞口が開放されると特定領域(いわゆるVゾーン)を玉が通過しやすいが、第二大入賞口が開放されると特定領域を玉が通過しにくくなる。したがって、第一大入賞口が開放したときの大当たりの継続率と、第二大入賞口が開放したときの大当たりの継続率とに、明確な差異を付与することができる。
好適な態様において、本発明のパチンコ遊技機は、大当たり抽選処理で大当たりに当選したら大当たり図柄を導出表示する表示部をさらに備え、第一大入賞口が開放される割合と、第二大入賞口が開放される割合とが表示部に導出表示された大当たり図柄の種類に応じて変化するように構成される。このような構成によれば、大当たりが発生した時点で、第一大入賞口が開放しやすいのかどうかを予測可能である。
また、大当たり発生手段は、大当たり中において第一大入賞口および第二大入賞口のうち一方のみを開放するとともに、大当たり図柄の種類に対応する形で予め定められた順序にて、第一回目の開放から規定回数まで第一大入賞口および第二大入賞口の開閉制御を行なうように構成することができる。大当たり図柄の種類によって開放する順序が決まっていると、特定領域を玉が通過する都度、抽選等で決定する場合に比して、マイクロコンピュータ等で構成される大当たり発生手段の処理負担は小さくなるので好ましい。
もちろん、特定領域を玉が通過した場合に、次に開放する大入賞口を決定するための抽選処理を行なうようにしてもよい。すなわち、大当たり発生手段は、第一特定領域または第二特定領域を玉が通過することを条件に、次の回の開放期間で第一大入賞口と第二大入賞口とのいずれを開放するのかを決定するための開放抽選処理を実行する開放抽選手段を含んで構成することができる。このような構成によれば、運次第で第一大入賞口が何度も連続して開放されるようなケースもあるので、前記第一大入賞口が開放される割合が低い大当たり図柄で大当たりした場合にも遊技者の落胆の度合いを抑制することが可能である。つまり、統計的には、一回の大当たりで獲得可能な出玉数が、大当たり図柄の種類によって開放する順序が決まっているような態様と同等であるが、標準偏差は大きくなる。そのため、大当たり中の遊技にメリハリを付与しやすい。
また、第一大入賞口および第二大入賞口は、開放中に入賞した玉が特定領域と、特定領域を除く通常領域とのいずれを通過したのか、遊技者から視認不能に構成することができる。このようにすれば、次の開放の実施にかかる遊技者の期待感を持続させやすい。
また、開放期間中に継続条件が成立した場合(第一大入賞口または第二大入賞口の特定領域に玉が入賞した場合)には、当該進行中の開放期間と、その開放期間が終了してから次の回の開放動作が開始されるまでの移行期間とのいずれかにおいて、次の回の開放動作が開始されることを報知する演出を行なう一方、開放期間中に継続条件が成立しなかった場合(第一大入賞口または第二大入賞口の特定領域に玉が入賞しなかった場合)には、大当たりが終了することを報知する演出を行なう報知演出手段をさらに設けることもできる。このようにすれば、次の開放動作が保証されるため、遊技者に安心感を与えることが可能である。遊技者の期待感を持続させる観点とのバランスを考慮すると、上記表示演出を、第一大入賞口または第二大入賞口の開放中に一定の割合で実施することが好ましい。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のパチンコ遊技機1の正面模式図である。パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた正面ガラス扉5と、台枠の内側に配置されてガラス扉5によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3は、円状の遊技領域を形成している。遊技盤3の下方には、玉供給皿6と下皿4が設けられている。遊技盤3の上方には、遊技演出用のランプ8が設けられている。玉供給皿6に準備された遊技玉(パチンコ玉)は、ハンドル7等により構成される発射装置によって遊技盤3に向けて発射される。レールを通じて遊技盤3に達した遊技玉は、打玉発射口から飛び出し、遊技盤3に植設された多数の釘に弾かれながら自重により落下するようになっている。
遊技盤3が形成する遊技領域の略中央には、液晶表示部11(可変表示手段)が配設されている。液晶の代わりに発光ダイオードを用いた表示装置や、リール式の表示装置も採用できる。液晶表示部11には、アラビア数字等のキャラクタが3つ(複数桁)表示される。液晶表示部11の下方の遊技領域には、始動入賞口17(始動入賞装置)が設けられている。また、液晶表示部11に隣接して保留玉ランプ23が設けられている。保留玉ランプ23は4つのセグメントからなり、RAM52の保留玉記憶部に記憶中の抽選データの数と対応している(詳細は後述)。保留玉記憶部に記憶中の抽選データの数は、保留玉数と呼ばれる。保留玉ランプ23は、複数色を発光可能なLEDにて構成しているが、液晶表示部11で兼用するようにしてもよい。遊技盤3の中央最下部には、アウト玉を回収するためのアウト玉回収口15が設けられている。
また、液晶表示部11の下方の遊技領域と上方の遊技領域に、それぞれ、第一大入賞口12(第一大入賞装置)と、第二大入賞口13(第二大入賞装置)が設けられている。第一大入賞口12および第二大入賞口13は、可動扉が開閉する可変入賞装置として構成されており、液晶表示部11に大当たり図柄が導出表示される大当たりの発生時に開放する。大当たり中は、第一大入賞口12と第二大入賞口13のうち、いずれか一方のみが開放される。第一大入賞口12の内部構造と第二大入賞口13の内部構造とは相違しており、Vゾーン(特定領域)への玉の入り易さに差が付与されている。
図3(a)に示すごとく、第一大入賞口12は、ソレノイド等のアクチュエータが駆動されることに応じて可動扉14が遊技盤3に略平行な状態から、台の手前側に開くように構成されている。可動扉14に受け止められて第一大入賞口12に入賞した玉は、やや奥まったところに設けられたVゾーン12a(第一Vゾーン)または通常ゾーン12b(通常領域)に進む。Vゾーン12aと通常ゾーン12bは、第一大入賞口12の内部の左右に分かれる形で設けられている。Vゾーン12aと通常ゾーン12bの手前の部分には、玉をVゾーン12aまたは通常ゾーン12bに振り分ける形で誘導する誘導部材12cが配置されている。
一方、図3(b)に示すごとく、第二大入賞口13は第一大入賞口12とは別個独立に開閉可能に構成されているが、Vゾーン13a(第二Vゾーン)や通常ゾーン13bを構成する箱体16や可動扉14は、共通の部品が使用されている。相違するのは、玉をVゾーン13aまたは通常ゾーン13bに誘導する誘導部材13cの形態である。すなわち、第一大入賞口12の誘導部材12cは、Vゾーン12aに玉を誘導し易い形状を有し、入賞した3〜4割の玉をVゾーン12aに誘導し、残りを通常ゾーン12bに誘導するように構成されているが、第二大入賞口13の誘導部材13cは、第一大入賞口12のそれに比べ、Vゾーン13aに玉を誘導し難い形状になっており、ほとんどの玉を通常ゾーン13bに誘導する。
なお、図3には現れていないが、第一Vゾーン12aには、フォトセンサで構成される第一Vゾーン検出器122が設けられている。また、第一Vゾーン12aに入らなかった玉が入る通常ゾーン12bには、第一大入賞口検出器121が設けられている(図2参照)。同様に、第二Vゾーン12aには第二Vゾーン検出器132が設けられ、通常ゾーン13bには第二大入賞口検出器131が設けられる。
パチンコ遊技機1においては、大当たりの発生に応じて第一大入賞口12または第二大入賞口13を開放する。大当たり中は、第一大入賞口12または第二大入賞口13を一定時間(30秒程度)または一定個数(10個程度)の玉が入賞するまで開放するサイクル遊技が行なわれる。一回のサイクル遊技中に、それら大入賞口12,13の内部に設けられたVゾーン12a,13aを玉が通過すると継続条件が満足され、サイクル遊技が再び繰り返して行なわれる権利が付与される。サイクル遊技は、一定の上限ラウンドまで実行可能とされる。他方、Vゾーン12a,13aの通過が検出されない場合には、大当たりが終了する。
そして、本発明のパチンコ遊技機1は、第一大入賞口12の開放割合と第二大入賞口13の開放割合とが、大当たり図柄に応じて相違する。具体的には、図8に示すごとく、初回ラウンドから上限ラウンド(16R)までの各ラウンドで、第一大入賞口12と第二大入賞口13とのいずれを開放するのかを、大当たり時のプログラム上で予め設定しておく。図3で説明したように、第一大入賞口12はVゾーン12aに玉が入賞し易い、つまり継続条件が満足され易い(ラウンド継続し易い)ので、第一大入賞口12の開放割合が高くなるにつれて、大当たり時の平均出玉も多くなる。他方、第二大入賞口13は継続条件が満足され難いので、少ないラウンド回数で大当たりが終了する可能性が高い。そのため、第二大入賞口13の開放割合が高くなるにつれて、大当たり時の平均出玉が少なくなる。
しかしながら、図8で示す「444」のような不利な大当たり図柄で大当たりした場合でも、上限までラウンド回数を重ねることが可能であったり、逆に、「777」のような有利な大当たり図柄で大当たりした場合でも、1ラウンドで大当たりが終了したりする。この結果、大当たり中こそ予断を許さない状況となり、大当たり中にも遊技者に非常に大きなスリルを提供できる。また、遊技者に対し、大入賞口12,13に玉が入っていく瞬間に注目することを促すことが可能であり、玉の行方に期待感を持たせるというパチンコ遊技機の本来的な興趣も高まる。
なお、本実施形態では、大当たり図柄ごとに第一大入賞口12および第二大入賞口13の開放順序を設定する形としたが、たとえば奇数図柄と偶数図柄とで区別するようにしてもよい。その場合、奇数図柄で大当たりした場合には第一大当たりが発生し、偶数図柄で大当たりした場合には第二大当たりを発生させる。第一大当たりは第一大入賞口12を優先的に開放する大当たりとし、第二大当たりは第二大入賞口13を優先的に開放する大当たりとする。
また、第一大入賞口と第二大入賞口には、図3の他にも、図4〜図7に示すような実施形態を示せる。たとえば、図4(a)に示すごとく、第一大入賞口30の内部に、ソレノイド等のアクチュエータで姿勢変化がなされる板状の誘導部材30c(シーソー)を設ける。誘導部材30cは、Vゾーン30aに玉が入賞するまではそのVゾーン30aに向かって玉が転がっていく傾斜姿勢を呈する一方、Vゾーン30aに玉が入賞した後は、通常ゾーン30bに向かって玉が転がっていく傾斜姿勢に変化する。他方、図4(b)に示すごとく、第二大入賞口31は、箱体16や可動扉14は第一大入賞口30と共通するが、内部に設ける板状の誘導部材31cについては、常に、通常ゾーン31bに向かって玉が転がっていく傾斜姿勢で固定し、Vゾーン31aには玉が入賞し難い構成とする。
なお、第二大入賞口31の誘導部材31cを可動とし、第一大入賞口30の誘導部材30cを固定としてもよい。つまり、Vゾーンに入賞し易い大入賞口が入れ替わるように構成することができる。この構成においては、継続条件の充足に有利な大入賞口の位置が変化することになり、より多彩な遊技を提供できるようになる。
また、Vゾーンの間口の広さと通常ゾーンの間口の広さとの比を異ならせた構成を採用してもよい。たとえば、図5(a)に示すごとく、第一大入賞口32を構成する箱体32hには、Vゾーン32aの間口が比較的広いものを採用する。Vゾーン32aと通常ゾーン32bとは、仕切り壁32kによって仕切られる形となっている。他方、図5(b)に示すごとく、第二大入賞口33を構成する箱体32hには、Vゾーン32aの間口が狭いもの(たとえば玉1個が通過できる程度)を採用する。Vゾーン33aと通常ゾーン33bとは、仕切り壁33kによって仕切られているので、ほとんどの玉は通常ゾーン33bに進む。このように、第一大入賞口32の箱体32hと、第二大入賞口33の箱体33hとでは、仕切り壁32k,33kの形成位置が相違する。その結果、第一大入賞口32のほうがVゾーン32aに玉が入賞し易くなる。
また、Vゾーンの間口の広さと通常ゾーンの間口の広さとの比率を異ならせる一方で、玉がVゾーンに進むのか通常ゾーンに進むのか、遊技者から視認不能に構成してもよい。たとえば、図6(a)(b)に示すごとく、Vゾーン34a,35aと通常ゾーン34b,35bが設けられている部分(図中破線部)を、壁部で覆い隠すようにした箱体34h,35hで、第一大入賞口34と第二大入賞口35をそれぞれ構成する。破線部分が遊技盤3の後ろに隠れるような配置とすることもできる。Vゾーン34a,35aと通常ゾーン34b,35bは、図5に示したように、第一大入賞口34と第二大入賞口35とで、Vゾーンの間口の広さと通常ゾーンの間口の広さとの比を異ならせる構成とする。このような構成によれば、遊技者は、玉が最終的にVゾーン34a,35aに入賞したのか、通常ゾーン34b,35bに入賞したのか認識できない場合が生じる。この場合、次のラウンドが開始されるまで、ラウンド継続の期待感が持続されるので好ましい。また、後述するごとく、液晶表示部11を用いてラウンド継続の可能性を示すといった演出を行なうことも可能になる。
また、Vゾーンおよび通常ゾーンを遊技者から視認不能とする場合において、図7のような構成とすることも可能である。図7(a)に示す第一大入賞口36では、可動扉14が取り付けられている位置から、Vゾーン36aと通常ゾーン36bとが設けられる底部21tまでの高さが十分確保されているので、遊技者が斜め上から覗き込んだ場合でも、Vゾーン36aと通常ゾーン36bを直接視認できない構成となっている。さらに、箱体21の底部21tには、Vゾーン36aまたは通常ゾーン36bに玉を振り分ける形で誘導する誘導部材36cが配置されている。誘導部材36cは、図3の実施形態で説明したように、箱体21に対して固定されたものでよい。一方、図7(b)に示すごとく、第二大入賞口37は、可動扉14やVゾーン36a等を形成する箱体21を第一大入賞口36のそれと共通のもので構成されている。しかし、底部21tの誘導部材37cは、第一大入賞口36のときよりも、Vゾーン37aに入賞する玉の割合が低くなる形状とされている。
なお、突起等の障害物を設けて、玉の動きに適度な不規則性が付与されるようにすることも好適である。そのようにすれば、玉の侵入角度のみからVゾーン36a,37aへの入賞を判断しづらくなる。また、箱体21を若干すり鉢状にしておけば、玉が底部21tの隅の方に留まったりせず、確実にVゾーン36a,37aか通常ゾーン36b,37bに入賞するのでよい。
次に、図2に示すのは、パチンコ遊技機1の遊技制御装置300の構成を示すブロック図である。遊技制御装置300は、遊技盤3の背面側に配置されるものである。図2に示すように、パチンコ遊技機1の遊技制御装置300は、主制御基板100(主制御部)、表示制御基板105(表示制御部)、音声制御基板106(音声制御部)、ランプ制御基板107(ランプ制御部)、払出制御基板108(賞球制御部)および発射制御基板109(発射制御部)を含むものとして構成されている。各基板が個別にCPUやメモリを備える構成が一般的であるが、図2では省略している。また、各基板には、電源回路部110にて生成された所定電圧の電力が供給される。
表示制御基板105は、主制御基板100より入力される表示制御信号に応じて、液晶表示部11に画像を表示させるための処理を実行する。表示制御基板105と液晶表示部11は表示装置を構成する。音声制御基板106は、入力される音声制御信号に応じてスピーカ116より音声を出力させる。ランプ制御基板107は、入力されるランプ制御信号に応じて保留玉ランプ23や演出用ランプ等の点灯/消灯を制御する。払出制御基板108は、入力される賞球信号に応じて払出装置118を制御する。これにより、遊技者に対して所定量の賞球が払い出される。発射制御基板109は、遊技者がハンドル7(操作部)を操作することに応じて、該ハンドル7に対応して設けられた発射装置119を作動させる。ハンドル7の操作量に応じて、玉の打出し強さ(玉の飛距離)を調節することが可能となっている。主制御基板100は、CPU50と、プログラム格納用のROM51と、ワークエリアや各種カウンタ等が割り当てられるRAM52と、入出力インターフェース53とを備えており、これらはバスを介して相互通信を行なうようになっている。
主制御基板100には、始動入賞口17に併設された始動入賞口検出器171、第一大入賞口12の通常ゾーン12bに併設された第一大入賞口検出器121、第二大入賞口13の通常ゾーン13bに併設された第二大入賞口検出器131、第一大入賞口12のVゾーン12aに併設された第一Vゾーン検出器122、第二大入賞口13のVゾーン13aに併設された第二Vゾーン検出器132が、入出力インターフェース53を介して電気的に接続されている。各検出器は、有接点式または無接点式のセンサにより構成されるものである。また、可変入賞装置として構成されている第一大入賞口12および第二大入賞口13の可動扉14の開閉は、入出力インターフェース53および駆動回路(図示省略)を介して主制御基板100に接続された第一大入賞口ソレノイド123および第二大入賞口ソレノイド133の励磁/非励磁が切り替えられることにより行なわれる。
始動入賞口17に玉が入賞すると、併設された始動入賞口検出器171で玉の通過が検出され、始動入賞信号が生成される。主制御基板100のCPU50は、始動入賞口検出器171から始動入賞信号を取得して、その信号取得タイミング(入力タイミング)に応じて、所定の電気的処理を実行する。その電気的処理は、パチンコ遊技機1に大当たりを発生させるか否かを決定するための大当たり抽選処理と、その大当たり抽選処理の抽選結果を液晶表示部11に導出表示するための表示処理とを含む。
主制御基板100のCPU50は、大当たりを発生させるかどうかを決定するための抽選処理を実行する主体をなす(大当たり抽選手段)。さらに、CPU50は、大当たり抽選処理の結果を受けて、液晶表示部11に導出表示するべき図柄を決定する。そして、その決定に基づく表示制御信号(制御コマンド)を表示制御基板105に対して出力する。表示制御基板105は、入力された表示制御信号に応じて、液晶表示部11に図柄、背景等を表示させる。大当たり抽選処理により大当たりを発生させる旨の決定がなされた場合、液晶表示部11には所定時間の画面スクロールを経て最終的に大当たり図柄(たとえば「777」等のゾロ目)が導出表示される。
表示制御基板105の画像プロセッサ(図示省略)は、主制御基板100から送られてくる制御信号に基づいてRGB信号やシンクロ信号を作成して液晶表示部11に送る。また、変動パターン指定信号(変動開始信号)によって画面スクロールが開始され、左キャラクタ指定信号、右キャラクタ指定信号、中キャラクタ指定信号および変動停止信号が送信されることにより、液晶表示部11に大当たり図柄やハズレ図柄が導出表示されて図柄変動動作が終了する。このことから、液晶表示部11のスクロールを開始して、次にスクロールを開始できる状態になるまでが1回の図柄変動動作とされる。
大当たり抽選処理は、次のような手順で実行することができる。パチンコ遊技機1の遊技制御装置300(具体的には主制御基板100)においては、始動入賞口17に玉が入賞したタイミングに応じてCPU50が乱数生成手段から乱数値を取得し、その乱数値が大当たり乱数に一致するか否かを判定することにより大当たりの抽選を行なっている。通常は、大当たり抽選用カウンタをRAM52の所定領域に設定することで、これを乱数生成手段として用いている。なお、本明細書中に記す“乱数値”とは、決められた範囲の数から等確率で取り出される値のことをいう。
大当たり抽選用カウンタは、たとえば「0〜360」といった一定の数値範囲内におけるいずれかの整数値を示し、CPU50に定期リセットがかかる毎に更新され(インクリメントされ)、「360」に到達した後は、再度「0」からカウントアップされるようになっている。大当たり抽選用カウンタは、取り得る乱数値が一定の数値範囲内を循環的に推移するカウンタとして定義される。通常の遊技状態において始動入賞口17に玉が入賞し、その入賞に応じて大当たり抽選用カウンタから乱数値が取得され、その乱数値が予め定められた大当たり乱数、たとえば「7」に一致する場合に大当たりが発生して、先のサイクル遊技が開始される(CPU50:大当たり発生手段)。CPU50の定期リセットは、主制御基板100に設けられた定期リセット回路部(図示省略)を用いて、およそ2msecおきに発生するように設定される。そして、この定期リセットを契機にして、パチンコ遊技機1の動作を制御するためのプログラムを呼び出して実行するようにしている。
次に、主制御基板100にて実行される遊技処理について、フローチャートを参照しながら説明する。図9に示すのは、始動入賞口17に玉が入賞することに応じて実行される内部抽選処理のフローチャートである。始動入賞口17への玉の入賞を検出したら、先に説明した大当たり抽選処理を実行する(S1)。大当たり抽選用カウンタから取得した乱数が、予め定めた大当たり乱数に一致する場合に大当たりであると判断し、当選フラグをオンする(S2,S3)。続いて、液晶表示部11に導出表示するべき大当たり図柄を決定するための大当たり図柄抽選処理を実行し、選択した大当たり図柄を記憶する(S4,S7)。本実施形態では、全ての種類の大当たり図柄が等確率にて選択されるようにしているが、各大当たり図柄間で選択確率に差を設けるようにしてもよい。また、大当たり図柄抽選処理で選択した大当たり図柄が、確率変動図柄かどうかを判断する(S5)。本実施形態では奇数図柄を確率変動図柄としている。確率変動の場合には、確変中フラグをオンにする(S6)。また、液晶表示部11の表示演出パターンを決定するための図柄変動演出抽選処理を実行し、選択した図柄変動演出を記憶する(S12,S13)。
一方、大当たり抽選処理の結果、ハズレであると判断した場合には、確変中フラグがオンされているかどうかを判断する(S8)。確変中フラグがオンの場合には、確変転落抽選処理を実行する(S9)。本実施形態では、確率変動図柄で大当たりした場合には、大当たり確率を高めた確率変動状態を発生するようにしているが、この確率変動状態から通常状態に移行するかどうかを、大当たり抽選処理が実行されることに応じて実行される確変転落抽選処理にて決定することとしている。すなわち、確変転落抽選処理で、確率変動状態から通常状態への転落が選択された場合には、確変中フラグをオフする(S10,S11)。
図10に示すのは、図柄変動処理のフローチャートである。S20において、液晶表示部11が図柄変動可能な状態であることを確かめた後、RAM52の保留玉記憶部に大当たり抽選の結果(いわゆる保留玉)が記憶されているかどうかを確かめる(S21)。抽選処理の結果がある場合には、最古の抽選結果を読み出して液晶表示部11の図柄変動動作を開始する。これとともに、読み出した抽選結果を削除する処理と、保留ランプ23を1つ消灯する処理を行なう(S22〜S25)。また、S26で液晶表示部11の図柄変動動作を停止した後、導出表示した図柄が大当たり図柄である場合には、大当たりフラグとVゾーン通過フラグをオンにする(S26〜S28)。
図11に示すのは、大当たり処理のフローチャートである。S30で大当たりフラグがオンされていることを確かめた後、現在のラウンド数が上限数(=16)であるかどうかを判断する(S31)。ラウンド数が上限数でない場合には、S34でVゾーン通過フラグがオンであるかどうかを判断するVゾーン通過フラグがオンの場合には、オフに切り替えてラウンド処理に移行する(S35,S36)。他方、ラウンド数が上限数の場合には、ラウンド数をクリアし、大当たりフラグとVゾーン通過フラグをオフに切り替えて大当たりを終了する(S32,S33)。
図12に示すのは、ラウンド処理のフローチャートである。ラウンド開始時には、その時のラウンド数と大当たり図柄とに応じて、開放するべき大入賞口が第一大入賞口12と第二大入賞口13とのいずれであるのかを判断する。その判断に基づいて開放された第一大入賞口12または第二大入賞口13は、25秒経過するか、玉が10個入賞するまで開放状態が維持される。25秒経過あるいは玉が10個入賞した場合には、1ラウンドのサイクル遊技を終了するべく大入賞口12,13を閉鎖するとともに、ラウンド数をインクリメントする。ラウンド数については、RAM52に割り振られたカウンタにて計数する。
ところで、大入賞口12,13が開放されている期間においては、液晶表示部11を用いて、次のラウンドに移行可能かどうかを表示する演出を行なうことができる。具体的には、図13に示すごとく、開放から15秒(所定時間)が経過した時点で第一大入賞口12または第二大入賞口13のVゾーン12a,13aを玉が通過している場合には、50%の確率(所定確率)で次のサイクル遊技(次のラウンド)が開始されること、換言すれば、大当たりが継続することを報知する表示演出を行なう。また、開放から25秒経過した時点で第一大入賞口12または第二大入賞口13のVゾーン12a,13aを玉が通過した場合には、それら大入賞口12,13を閉鎖するとともに、第一大入賞口12または第二大入賞口13の開放中に大当たり継続確定演出を行なっていない場合に限り、50%の確率(所定確率)で大当たり継続確定演出を行なう。あるいは、大入賞口12,13を閉鎖してから5秒ないし10秒程度経過するのを待ってから大当たり継続確定演出を行なうようにしてもよい。大当たり継続確定演出の種類は、その演出実行タイミングによって異ならせてもよい。大当たり継続確定演出を行なった後、図12のラウンド処理を再び行なう。一方、第一大入賞口12または第二大入賞口13のVゾーン12a,13aを玉が通過しなかった場合には、大入賞口12,13の閉鎖後、大当たり終了のメッセージを表示して大当たり処理を終了する。
図6や図7に示した構造の大入賞口では、Vゾーンに玉が入賞したかどうかを明確に判断することが難しい。それによって、遊技者の期待感を持続できるわけであるが、Vゾーンに玉が入賞したかどうかを表示演出によって報知するようにすれば、何の前触れも無く次のラウンドを開始したり大当たり終了したりする場合に比べ、遊技者に安心感を与えることができ、ひいては遊技興趣の向上を期待することができる。
なお、図14、図15および図16に示すのは、図13の概念図で説明した処理を具体的にフローチャートにしたものである。図14に示すごとく、大入賞口の開放から15秒経過した場合には、Vゾーン通過フラグがオンされているかどうかを確かめる(S50,S51)。Vゾーン通過フラグがオンされている場合には、S52において、そのタイミング(15秒経過時)に継続確定演出を行なうかどうかを決定するための抽選処理を行なう(CPU50:継続確定演出抽選手段)。そして、継続確定演出を行なう旨の抽選結果を得た場合には、継続確定演出フラグをオンにして、液晶表示部11に継続確定の表示演出を行なわせるべく、表示制御基板105に対して、所定の表示制御コマンドを送信する(S53〜S55)。
また、図15に示すごとく、大入賞口の開放から25秒経過した場合には、Vゾーン通過フラグがオンされており、且つ継続確定演出フラグがオンであることを条件に、継続確定演出を大入賞口12,13の閉鎖と同時に行なうかどうかを決定するための抽選処理を行なう(S60〜S63)。そして、継続確定演出を行なう旨の抽選結果を得た場合には、継続確定演出フラグをオンにして、液晶表示部11に継続確定の表示演出を行なわせるべく、表示制御基板105に対して、所定の表示制御コマンドを送信する(S64〜S66)。
また、図16に示すごとく、大入賞口12,13を閉鎖してから5秒経過後、Vゾーン通過フラグがオンであり、且つ継続確定演出フラグがオンでないこと(つまり、先に継続確定演出を実行していないこと)を条件に、継続確定演出を行ない、継続確定演出フラグをオフに切り替える(S70〜S74)。
(第二実施形態)
これまで説明した実施形態では、各ラウンドで開放する大入賞口を大当たり図柄に応じて予め定めていたが、第一大入賞口12と第二大入賞口13のうち、いずれを開放するのか1ラウンドごとに内部抽選によって決定することも可能である。この構成では、大当たりのタイプ(種類)に応じて、第一大入賞口12が開放される確率と、第二大入賞口13が開放される確率を個別に設定することができる。たとえば、図17(a)に示すごとく、4種類の大当たりを発生可能とする。そして、図17(b)に示すごとく、大当たりタイプ1は、第一大入賞口12の開放される確率が95%と高くなっているが、大当たりタイプ4は、第一大入賞口12の開放される確率が65%と低い。このように、タイプ1〜タイプ4の複数の大当たりは、相互に第一大入賞口12の開放確率に差がつけられている。統計的に見ると、大当たりタイプ1が最も出玉が多くなる。こうした大当たりタイプは、大当たり抽選処理で大当たりに当選した場合に、乱数抽選処理によって決定されるようにするとよい(CPU50:大当たりタイプ抽選手段)。
また、大当たりの発生時に、いずれのタイプの大当たりが発生したのかを遊技者に報知するようにしてもよい(CPU50:報知手段)。具体的には、図17(c)に示すごとく、発生した大当たりタイプと、液晶表示部11に導出表示される大当たり図柄との間に相関を持たせることにより、大当たりタイプの推測を可能とする。図7(c)の例では、第一大入賞口12が開放され易いタイプ1の大当たりの場合には、「7」「3」といった奇数揃いの大当たり図柄が選択され易い一方、第一大入賞口12が開放され難いタイプ4の大当たりの場合には、「4」揃いの大当たり図柄が選択され易い。このような構成によれば、遊技者に大当たりタイプを推測させるという、別途の遊技性を付与することが可能になる。
また、図7(d)に示すごとく、発生した大当たりタイプと、大当たり中に液晶表示部11を用いて行なわれる表示演出の種類との間に相関を持たせることにより、大当たりタイプの推測を可能とする構成としてもよい。さらに、確率変動大当たりに当選している場合には、非確率変動大当たりに当選している場合に比べ、ラウンド中の表示演出のタイプから、より正確に大当たりタイプを推測することが可能となるように構成することができる。なお、大当たりタイプと同様に、ラウンド中の表示演出タイプも抽選にて決定することができる。開放するべき大入賞口をラウンド毎に決定する場合、大入賞口を開放する前に、かかる抽選処理を実行する。開放するべき大入賞口を決定するための抽選処理の結果を受けて、ラウンド中の表示演出タイプを決定するための抽選処理を実行するようにすればよい。
以上に説明した2つの実施形態においては、玉がVゾーン(特定領域)を通過することで継続条件が成立したが、大入賞口内にVゾーンを設けず、大入賞ロヘの玉の入賞を検知したときに継続抽選を行ない、当選することで次の開閉動作への継続条件が成立するようにしてもよい。この場合、第一大入賞ロは、第二大入賞口と比べて継続抽選での当選の割合が高く設定される大入賞口として構成することができる。このような構成にすれば、次の開放の実施にかかる遊技者の期待感をさらに持続させることができる。
また、説明した2つの実施形態においては、大当たり中は常に2つの大入賞口のうち一方のみが開放される構成としたが、同時に2つの大入賞口が開放される構成としてもよい。この場合、開放された両方の大入賞ロヘの入賞個数の合計値が一定個数になると両方の大入賞ロが閉鎖される構成とする。そうすると、遊技者は継続条件の成立しにくい第二大入賞ロに玉が入らないように注意しながら、継続条件の成立し易い第一大入賞口を狙って玉を打ち込むことになるので、遊技者に対しさらに緊張感を与えることができる。
また、説明した2つの実施形態においては、継続条件が成立し易い第一大入賞ロの位置を遊技盤3上で固定したが、第一大入賞口の位置を大当たりが発生する度に、あるいはラウンドごとに入れ替える構成としてもよい。さらにはラウンドごとに、いずれの大入賞口を継続条件の成立し易い大入賞ロとし、いずれの大入賞ロを開放するのかを抽選する構成にすることで、大当たり中の遊技興趣をより高めることができる。
本発明のパチンコ遊技機の正面模式図。 図1のパチンコ遊技機の構成を示すブロック図。 第一大入賞口の内部構造と第二大入賞口の内部構造を対比して示す模式図。 第一大入賞口と第二大入賞口の他の実施形態。 同じく第一大入賞口と第二大入賞口の他の実施形態。 同じく第一大入賞口と第二大入賞口の他の実施形態。 同じく第一大入賞口と第二大入賞口の他の実施形態。 大当たり図柄に応じた大入賞口開放パターンを示す図。 内部抽選処理のフローチャート。 図柄変動処理のフローチャート。 大当たり処理のフローチャート。 ラウンド処理のフローチャート。 演出処理の概要説明図。 ラウンド中の演出処理のフローチャート。 図14に続くラウンド中の演出処理のフローチャート。 ラウンド後の演出処理のフローチャート。 開放するべき大入賞口を内部抽選にて決定する実施形態を説明する図。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 遊技盤
11 液晶表示部
12,30,32,34,36 第一大入賞口
13,31,33,35,37 第二大入賞口
12a,30a,32a,34a,36a 第一Vゾーン(第一特定領域)
13a,31a,33a,35a,37a 第二Vゾーン(第二特定領域)
34b,35b,36b,37b 通常ゾーン
50 CPU(大当たり抽選手段、大当たり発生手段、開放抽選手段、報知演出手段)
52 RAM

Claims (7)

  1. 玉が発射される遊技領域に配置された大入賞口と、
    所定の始動条件の成立に応じて大当たりを発生させるか否かを決定するための大当たり抽選処理を実行する大当たり抽選手段と、
    前記大当たり抽選処理で大当たりに当選した場合に、前記大入賞口を開放するとともに、開放してから一定時間経過するか一定個数の玉が入賞すると前記大入賞口を閉鎖する開閉動作を行ない、継続条件が成立すると再度前記大入賞口の開閉動作を繰り返し行なう大当たり発生手段とを備えたパチンコ遊技機において、
    前記大入賞口は、前記遊技領域の別々の位置に設けられて個別に開閉制御可能な第一大入賞口と第二大入賞口とを含んで構成され、
    前記第一大入賞口は、前記第二入賞口に比べて前記継続条件が成立する割合が高く構成されており、
    前記大当たり発生手段は、前記大当たり中において前記第一大入賞口と前記第二大入賞口とのいずれかを開放することを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記継続条件は、前記大入賞口の開放期間中にその大入賞口の内部に設けられた特定領域を玉が通過することで成立し、
    前記特定領域は、前記第一大入賞口に設けられた第一特定領域と、前記第二大入賞口に設けられた第二特定領域とを含んで構成され、
    前記第一大入賞口は、前記第二大入賞口に比べて入賞した玉が内部に設けられた前記特定領域を通過する割合が高く構成されていることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記大当たり抽選処理で前記大当たりに当選したら大当たり図柄を導出表示する表示部をさらに備え、
    前記第一大入賞口が開放される割合と、前記第二大入賞口が開放される割合とが前記表示部に導出表示された大当たり図柄の種類に応じて変化することを特徴とする請求項1または2記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記大当たり発生手段は、前記大当たり中において前記第一大入賞口および前記第二大入賞口のうち一方のみを開放するとともに、前記大当たり図柄の種類に対応する形で予め定められた順序にて、第一回目の開放から前記規定回数まで前記第一大入賞口および前記第二大入賞口の開閉制御を行なうことを特徴とする請求項3記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記大当たり発生手段は、前記大当たり中において前記第一大入賞口および前記第二大入賞口のうち一方のみを開放するとともに、前記第一特定領域または前記第二特定領域を玉が通過することを条件に、次の回の開放期間で前記第一大入賞口と前記第二大入賞口とのいずれを開放するのかを決定するための開放抽選処理を実行する開放抽選手段を含んで構成されていることを特徴とする請求項2記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記第一大入賞口および前記第二大入賞口は、開放中に入賞した玉が前記特定領域と、前記特定領域を除く通常領域とのいずれを通過したのか、遊技者から視認不能に構成されていることを特徴とする請求項2記載のパチンコ遊技機。
  7. 前記開放期間中に前記継続条件が成立した場合には、当該進行中の開放期間と、その開放期間が終了してから次の回の開放動作が開始されるまでの移行期間とのいずれかにおいて、次の回の開放動作が開始されることを報知する表示演出を行なう一方、前記開放期間中に前記継続条件が成立しなかった場合には、前記大当たりが終了することを報知する演出を行なう報知演出手段を備えることを特徴とする請求項2記載のパチンコ遊技機。
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