JPH11319217A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH11319217A
JPH11319217A JP10125948A JP12594898A JPH11319217A JP H11319217 A JPH11319217 A JP H11319217A JP 10125948 A JP10125948 A JP 10125948A JP 12594898 A JP12594898 A JP 12594898A JP H11319217 A JPH11319217 A JP H11319217A
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JP
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round
variable
ball
winning device
winning
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JP10125948A
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English (en)
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変動入賞装置の拾球動作条件を遊技者に認識
しやすくし、遊技の興趣を高める。 【解決手段】 変動入賞装置に受け入れられた遊技球の
数を計数する入賞数計数手段と、特別遊技状態の発生に
基づいて、規定のラウンド毎に、変動入賞装置に所定の
拾球動作を行わせ、入賞数計数手段による計数値が規定
入賞数に達した場合に、前記拾球動作を終了させる拾球
制御手段と、を備える弾球遊技機において、変動入賞装
置の各ラウンドの規定入賞数を可変設定する規定入賞数
可変手段と、特別遊技状態において、規定入賞数可変手
段によって設定された規定入賞数および入賞数計数手段
による計数情報を、遊技者に視覚的に認識可能に報知す
る報知手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技領域に遊技
者に有利な第1状態と遊技者に不利な第2状態とに切替
駆動可能な変動入賞装置を配設した弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機には、何種類かの分類が
あり、その中の1つとして「第一種」に分類される遊技
機がある。これは、図柄等の識別情報を表示可能な可変
表示部を備え、遊技球が特定の入賞口へ入賞することに
より識別情報を可変表示し、一定時間後に識別情報を停
止表示して、その停止した識別情報の種類によって、遊
技者に特典(大量の出球等)を付与する遊技機である。
一般には、左、中、右の3つの図柄を可変表示し、この
図柄が3つとも揃った状態で停止した場合に、特典を与
える大当たり状態(特別遊技状態)となる遊技機が多
い。そして、大当たり状態となると、普段は閉止(遊技
者に不利な状態)している変動入賞装置が開放(遊技者
に有利な状態)して、遊技球を容易に受け入れる状態と
なり、遊技者は賞球を大量に獲得することができる。こ
の変動入賞装置の開放動作(拾球動作)は、一定の条件
(規定時間、10カウント等による)で終了する。ただ
し、変動入賞装置内部のVゾーンと呼ばれる特定領域を
遊技球が通過した場合には、変動入賞装置の閉止動作後
に、再度開放して、再び遊技球を容易に受け入れる状態
になり、これを規定ラウンド数、繰り返す。
【0003】「第二種」に分類される遊技機は、変動入
賞装置の内部にVゾーンと呼ばれる特定領域を設け、遊
技球が特定の入賞口へ入賞することにより一時的に変動
入賞装置を開放し、この際変動入賞装置に入賞した遊技
球が内部の特定領域を通過すると、遊技者に特典(大量
の出球等)を付与する遊技機である。そして、遊技者に
特典を与える大当たり状態(特別遊技状態)となると、
変動入賞装置が開閉を繰り返すようになって、遊技球を
容易に受け入れる状態となり、遊技者は賞球を大量に獲
得することができる。この変動入賞装置の開閉動作(拾
球動作)は、一定の条件(規定時間、10カウント等に
よる)で終了する。ただし、変動入賞装置内部の特定領
域を再度遊技球が通過した場合には、変動入賞装置の開
閉動作終了後に、開閉動作を再開して、再び遊技球を容
易に受け入れる状態に変化し、これを規定ラウンド数
(例えば、8回)、繰り返す。
【0004】「第三種」に分類される遊技機は、遊技領
域の特定領域を遊技球が通過することに伴って、遊技者
に特典(大量の出球等)を付与可能な権利発生状態(特
別遊技状態)と、特典を付与しにくい状態(通常の状
態)とに、順次切替える遊技機である。この遊技機で
は、特別遊技状態(大当たり状態とも言う)にある場合
に限って、遊技球が特定の入賞口へ入賞することにより
変動入賞装置を開放して、遊技球を容易に受け入れる状
態となり、遊技者は賞球を大量に獲得することができ
る。この変動入賞装置の開放動作(拾球動作)は、一定
の条件(規定時間、10カウント等による)で終了す
る。そして、再び遊技球が特定入賞口に入賞すると、変
動入賞装置を再度開放し、これを規定ラウンド数(例え
ば、16回)、繰り返す。ただし、特別遊技状態の間
に、前述の特定領域を遊技球が通過すると、通常の状態
に戻ってしまい、特別遊技状態の終了となる。
【0005】また、「第三種」の遊技機は、最近では、
変動入賞装置とは別個の可変入賞装置を設けて、その可
変入賞装置の内部に特別遊技状態を発生させる前述の特
定領域を形成すると共に、その可変入賞装置の開放を、
可変表示部が変動表示する図柄の停止状態によって決定
するものが主流である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような第一種、第
二種、第三種の遊技機は、特別遊技状態が発生する過
程、変動入賞装置の拾球動作が開始する条件は特色ある
ものの、それぞれ特別遊技状態における変動入賞装置の
拾球動作の形態、終了条件等の動作態様は常に一定であ
る。例えば、第一種、第三種の遊技機にあっては、変動
入賞装置が一定の状態に開放され、規定時間が経過する
とあるいは変動入賞装置に10個の遊技球が入賞する
と、変動入賞装置が閉じられるが、これは各ラウンド
共、同じである。また、第二種の遊技機にあっては、変
動入賞装置の一定の開閉が行われ、規定時間が経過する
とあるいは変動入賞装置に10個の遊技球が入賞する
と、変動入賞装置が閉止されるが、これもラウンド毎に
変わることはない。
【0007】そのため、変動入賞装置の拾球動作中の遊
技が単調になってしまうことから、遊技の興趣を低下さ
せているという問題があり、これを解決したいという要
望が、遊技店や遊技者から出てくるようになった。
【0008】特に、最近では、ラウンドの上限回数が決
まっているために、大当たりが発生したときには、特別
遊技状態の間に遊技者が獲得できる賞球の数が大方決ま
っており、遊技のバリエーションに欠けているといえ
る。仮に、ラウンドの上限回数を可変にしたとしても、
獲得できる賞球の数が変化するだけにすぎず、特別遊技
状態での各ラウンドでの遊技進行が従来と変わるもので
はない。
【0009】そこで、本出願人がこのような問題を解決
すべく技術を先に提案している。これは、変動入賞装置
の拾球動作の終了条件等を可変にするものであり、例え
ば変動入賞装置の各ラウンドの規定入賞数(変動入賞装
置への遊技球の入賞数の上限値)を可変にすることによ
り、特別遊技状態での遊技に変化を与え、興趣を高める
ようにしている。
【0010】しかし、変動入賞装置の規定入賞数等を可
変にした場合、遊技者がその規定入賞数等を認識できる
ようにする必要がある。例えば、変動入賞装置へ実際に
入賞した遊技球の数を表示する表示部を見ていれば、そ
のラウンドの規定入賞数を把握できるものの、結果的に
規定入賞数が分かるのでは、ラウンドの遊技ならびに入
賞による賞球獲得への期待感を損ないかねないのであ
る。
【0011】この発明は、このような問題点を解決する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、遊技領域
に遊技者に有利な第1状態と遊技者に不利な第2状態と
に切替駆動可能な変動入賞装置を配設し、前記変動入賞
装置に受け入れられた遊技球の数を計数する入賞数計数
手段と、特別遊技状態の発生に基づいて、規定のラウン
ド毎に、前記変動入賞装置に所定の拾球動作を行わせ、
前記入賞数計数手段による計数値が規定入賞数に達した
場合に、前記拾球動作を終了させる拾球制御手段と、を
備える弾球遊技機において、前記変動入賞装置の各ラウ
ンドの規定入賞数を可変設定する規定入賞数可変手段
と、前記特別遊技状態において、前記規定入賞数可変手
段によって設定された規定入賞数および前記入賞数計数
手段による計数情報を、遊技者に視覚的に認識可能に報
知する報知手段と、を備える。
【0013】第2の発明は、第1の発明において、前記
報知手段は、前記規定入賞数可変手段によって設定され
た規定入賞数に対して、前記入賞数計数手段による計数
情報をカウントダウン表示する。
【0014】第3の発明は、第1、第2の発明におい
て、前記入賞数計数手段による計数情報の表示部を前記
変動入賞装置の内部に、前記規定入賞数可変手段によっ
て設定された規定入賞数の表示部を前記変動入賞装置の
外部に設けた。
【0015】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、前記報知手段は、前記規定入賞数可変手段によって
設定された規定入賞数および前記入賞数計数手段による
計数情報を、グラフ表示または絵表示する。
【0016】第5の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記報知手段は、前記入賞数計数手段による計数値
が前記規定入賞数可変手段によって設定された規定入賞
数に接近した場合、その旨を報知する。
【0017】第6の発明は、第1〜第5の発明におい
て、前記報知手段は、前記変動入賞装置がラウンドの拾
球動作を開始する前に、そのラウンドの規定入賞数を報
知する。
【0018】第7の発明は、遊技領域に遊技者に有利な
第1状態と遊技者に不利な第2状態とに切替駆動可能な
変動入賞装置を配設し、特別遊技状態の発生に基づい
て、規定のラウンド毎に、前記変動入賞装置に所定の拾
球動作を行わせる拾球制御手段を備える弾球遊技機にお
いて、前記特別遊技状態にあるときに、前記変動入賞装
置がラウンドの拾球動作を開始する前に、そのラウンド
の変動入賞装置の規定動作時間を、遊技者に視覚的に認
識可能に報知する報知手段を備える。
【0019】第8の発明は、遊技領域に遊技者に有利な
第1状態と遊技者に不利な第2状態とに切替駆動可能な
変動入賞装置を配設し、特別遊技状態の発生に基づい
て、規定のラウンド毎に、前記変動入賞装置に所定の拾
球動作を行わせる拾球制御手段を備える弾球遊技機にお
いて、前記特別遊技状態にあるときに、前記変動入賞装
置がラウンドの拾球動作を開始する前に、そのラウンド
の変動入賞装置の開口状態を、遊技者に視覚的に認識可
能に報知する報知手段を備える。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】図1は第一種の遊技機(パチンコ遊技機)
の遊技盤1の正面図である。
【0022】遊技盤1の表面には、ガイドレール2で囲
われた遊技領域3のほぼ中央に遊技画像等を表示する画
像表示装置(特別図柄可変表示装置=特図)4が、画像
表示装置4の下方に変動入賞装置(大入賞口)5が配設
される。
【0023】画像表示装置4は、例えばLCD(液晶表
示器)、CRT(ブラウン管)等から構成される(本実
施形態ではLCDを用いている)。
【0024】変動入賞装置5の直上方には、電動式のチ
ューリップ(普通電動役物=普電)6を有する始動口7
が配設され、始動口7には入賞球を検出する特図始動ス
イッチが設けられる。
【0025】始動口7への遊技球の入賞に基づき、所定
の乱数が抽出されて、画像表示装置4の画像遊技つまり
複数の識別情報(図柄)の可変表示が行われ、その抽出
された乱数値が大当たりであれば、可変表示が所定の組
み合わせ態様で停止されて、大当たり(特別遊技状態)
が発生する。大当たりが発生すると、変動入賞装置5の
開閉扉9が所定期間、球を受け入れない閉状態(遊技者
に不利な第2状態)から球を受け入れやすい開状態(遊
技者に有利な第1状態)に変換される特別遊技が行われ
る。この特別遊技は、変動入賞装置5内の継続入賞口
(V入賞口)への入賞を条件に、規定ラウンド繰り返さ
れる。
【0026】変動入賞装置5内には、変動入賞装置5に
入賞した入賞球数をカウントするカウントスイッチなら
びに継続入賞口への入賞球(通過球)を検出する継続ス
イッチ(Vスイッチ)が設けられる。
【0027】画像表示装置4の上部には、始動口7の入
賞記憶(まだ可変表示が開始されていない)を特図始動
記憶として表示する特図記憶表示器8が配設される。
【0028】始動口7の基部には、数字等を表示する7
セグメント等からなる普図表示器10が配設され、画像
表示装置4の左右の遊技領域に配設されたゲート11に
は、遊技球の通過を検出する普図始動ゲートスイッチが
設けられる。
【0029】遊技球のゲート11の通過に基づき、普図
表示器10の可変表示が行われ、これが所定の数字等で
停止すると、始動口7の電動チューリップ6が開かれ
る。ゲート11を遊技球が通過した際の普図始動記憶
は、普図表示器10の回りの普図記憶表示器12に表示
される。
【0030】遊技機の下部には、図示しないが打球発射
装置の操作部が配設され、その操作によって遊技球(パ
チンコ球)が1個ずつ遊技領域へ打ち出される。13,
14は一般入賞口、15は遊技球の転動誘導部材として
の風車、16は装飾用のランプ等を示す。なお、大部分
の遊技釘は省略されている。
【0031】図2は制御系のブロック構成を示すもの
で、遊技制御装置20は、CPU、ROM、RAMを内
蔵した演算処理装置21、入力インターフェイス22、
出力インターフェイス23、発振器24、割込発生回路
25等からなる。
【0032】演算処理装置21のCPUは、ROMに格
納した遊技プログラムおよび始動口7の特図始動スイッ
チ30、ゲート11の普図始動ゲートスイッチ31、変
動入賞装置5内のカウントスイッチ32、継続スイッチ
(Vスイッチ)33等からの信号に基づいて、画像表示
装置4の表示制御装置34に表示制御信号を送ると共
に、普図表示器10、特図記憶表示器8、普図記憶表示
器12、始動口7の電動式チューリップ6の駆動用ソレ
ノイド(普通電動役物ソレノイド)35、変動入賞装置
5の開閉扉9の駆動用ソレノイド(大入賞口ソレノイ
ド)36、装飾用のランプ・LED等を制御する。
【0033】表示制御装置34は、遊技制御装置20か
らの表示制御信号に基づいて、画像表示装置4の画像を
制御する。37は賞球処理を行うためにセーフユニット
に導いた入賞球(セーフ球)を検出するセーフセンサ、
38は球排出機構(図示しない)の賞球等の排出制御を
行う賞球排出回路である。
【0034】割込発生回路25は、一定の周期(例え
ば、2msec)で発信するリセット割込信号を演算処
理装置21のCPUのリセット端子に入力する。CPU
は、このリセット割込信号の入力毎に、遊技プログラム
を予め定めた所定番地より実行する。遊技プログラムの
一連の進行は、そのリセット割込信号の割込時間(信号
周期)内に納まるように構成している。
【0035】外部情報端子40は、遊技店の管理装置側
へ大当たりが発生したときの大当たり信号、大当たり等
の発生確率が高確率状態にあることを示す確変信号(特
定の図柄で大当たりが発生した場合)、画像遊技の図柄
停止信号、異常信号等を送るためのもの、41は各種音
声を発生するためのサウンドジェネレータ、42はスピ
ーカーを示す。
【0036】次に、遊技制御装置20の制御内容を説明
する。
【0037】図3のメインフローに示すように、S1の
電源投入判定処理、S2の入力処理、S3の出力処理、
S4のスルー処理、S5の賞球パラレル通信処理、S6
のスルー処理、S7の音声制御処理、S8のスルー処
理、S9の賞球パラレル通信処理、S10のスルー処
理、S11の表示制御装置パラレル通信処理、S12の
乱数生成処理、S13のスイッチ入賞処理、S14の特
別図柄ゲーム処理、S15の普通図柄ゲーム処理、S1
6の図柄変動処理、S17の装飾編集処理、S18のソ
レノイド編集処理、S19の不正監視処理、S20の表
示制御装置送信コマンド処理、S21の外部情報処理、
S22の残余時間処理を実行する。
【0038】S4〜S11の処理ならびにS14〜S2
1の処理は、それぞれ時分割処理する。
【0039】即ち、S4〜S11のスルー処理、賞球パ
ラレル通信処理、スルー処理、音声制御処理、スルー処
理、賞球パラレル通信処理、スルー処理、表示制御装置
パラレル通信処理、S14〜S21の特別図柄ゲーム処
理、普通図柄ゲーム処理、図柄変動処理、装飾編集処
理、ソレノイド編集処理、不正監視処理、表示制御装置
送信コマンド処理、外部情報処理処理は、CPUのリセ
ット割込毎に (a)S1→S2→S3→ S4→S12→S13→S14→S22 (b)S1→S2→S3→ S5→S12→S13→S15→S22 (c)S1→S2→S3→ S6→S12→S13→S16→S22 (d)S1→S2→S3→ S7→S12→S13→S17→S22 (e)S1→S2→S3→ S8→S12→S13→S18→S22 (f)S1→S2→S3→ S9→S12→S13→S19→S22 (g)S1→S2→S3→S10→S12→S13→S20→S22 (h)S1→S2→S3→S11→S12→S13→S21→S22 の(a)→(b)→(c)→(d)→(e)→(f)→
(g)→(h)の順に時分割(8分割)処理する。リセ
ット割込時間が、例えば2msecであれば、S4〜S
11の処理ならびにS14〜S21の処理は、それぞれ
16msec(2msec×8)に1回行う。
【0040】なお、(a)〜(g)のS1〜S22の処
理時間は、それぞれリセット割込時間内に処理が終了す
るように設定している。
【0041】S1の電源投入判定処理は、電源投入時の
みRAMの初期化等の初期化処理を行い、投入後はスル
ーする。
【0042】S2の入力処理は、各スイッチの入力信号
のチャタリング除去および論理変換を行う。
【0043】S3の出力処理は、S14の特別図柄ゲー
ム処理、S15の普通図柄ゲーム処理、S16の図柄変
動処理、S17の装飾編集処理、S18のソレノイド編
集処理等でセットされた出力データの出力を行う。
【0044】S4、S6、S8、S10のスルー処理
は、処理を行わず、スルーする。
【0045】S5、S9の賞球パラレル通信処理は、入
賞球があると、該当する賞球数を賞球排出回路38に送
信する。例えば、始動口7の入賞の場合は7個賞球デー
タを、それ以外の入賞口の入賞の場合は13個賞球デー
タを、賞球排出回路38に送信する。
【0046】S7の音声制御処理は、サウンドジェネレ
ータ41に音データを送信し、スピーカー42より放音
させる。
【0047】S11の表示制御装置パラレル通信処理
は、S20の表示制御装置送信コマンド処理で編集しセ
ットされた表示制御データを表示制御装置34へ送信す
る。
【0048】S12の乱数生成処理は、画像遊技の大当
たり用の乱数、普図用乱数の更新を行う。そして、画像
遊技のはずれの停止図柄(左図柄、中図柄、右図柄の組
み合わせ)の組み合わせデータを、はずれ図柄生成領域
に格納する処理も行う。具体的には、後述するS22の
残余時間処理で生成したはずれの停止図柄(左図柄、中
図柄、右図柄の組み合わせ)を作成するための図柄作成
用の乱数が、はずれの図柄の組み合わせの場合に、これ
を、はずれの停止図柄の組み合わせデータとして、はず
れ図柄生成領域に格納する。
【0049】ちなみに、S22の残余時間処理では、は
ずれの停止図柄を作成するための図柄作成用の乱数を、
リセット割込がかかるまでの残余時間を利用して、繰り
返し更新する処理を行っている。
【0050】S13のスイッチ入賞処理は、図4のよう
にS2で処理された入力信号に基づいて、始動口7に入
賞があった場合は、その入賞を特図始動記憶として記憶
(最大4個まで)すると共に、その入賞毎に、S12の
乱数生成処理で生成される大当たり用乱数を抽出して記
憶する(S101の監視処理)。ゲート11を遊技球が
通過した場合は、普図始動記憶を行い、普図用乱数を抽
出する(S102の監視処理)。
【0051】変動入賞装置5内のV入賞口を遊技球が通
過した場合、V通過数を更新(+1)すると共に、V通
過フラグをセットする(S103〜S105)。カウン
トスイッチ32の入力に基づき、変動入賞装置5に遊技
球が入賞する毎に、カウント数を更新(+1)して、カ
ウント数が所定の上限値(規定入賞数)に達した場合、
特別遊技のラウンド終了フラグをセットする(S106
〜S109)。セーフセンサ37の入力があった場合
は、始動口7の入賞記憶の有無を判定し、記憶がある場
合は賞球数7個を、記憶が無い場合は賞球数13個を記
憶する。
【0052】S14の特別図柄ゲーム処理は、図5のよ
うに処理番号にしたがって、始動記憶監視処理、図柄通
常停止監視処理、図柄リーチ停止監視処理、大当たり判
定処理、ファンファーレ処理、大当たり前半処理、大当
たり後半処理、インターバル処理、有効時間監視処理、
大当たり終了処理を行う(S111〜S121)。
【0053】始動記憶監視処理は、図6のように始動口
7の入賞記憶(特図始動記憶)があると、その記憶数を
減算すると共に、入賞に伴い抽出記憶してある乱数値を
判定して、その判定結果を特賞判定フラグに記憶する
(S131〜S134)。
【0054】判定結果が大当たりでない場合、S12で
図柄が格納されているはずれ図柄生成領域から停止予定
図柄を取得、記憶する(S136)。大当たりの場合、
そのはずれ図柄生成領域の左図柄を参照して(左図柄を
中図柄、右図柄にコピー)、停止予定図柄を決定、記憶
する(S137)。処理番号に1を設定して図柄通常停
止監視処理に入り、画像表示装置4の各図柄の変動を開
始させる。
【0055】図柄通常停止監視処理は、画像表示装置4
の各図柄の変動停止制御を行う処理で、左図柄の停止タ
イミングになると左図柄の停止を、右図柄の停止タイミ
ングになると右図柄の停止を、中図柄の停止タイミング
になると中図柄の停止をセットして、各図柄を停止させ
る。この際、左図柄と右図柄とが同一のリーチ態様が発
生したときには、処理番号に2を設定して、図柄リーチ
停止監視処理に入る。リーチ態様が発生せずに全図柄が
停止した際には、処理番号に3を設定して、大当たり判
定処理に入る。
【0056】図柄リーチ停止監視処理は、リーチに基づ
く所定のタイミングにて最後の中図柄の停止をセットす
ることにより、最終的には全図柄を停止させる。全図柄
が停止した際には、処理番号に3を設定して、大当たり
判定処理に入る。
【0057】大当たり判定処理は、始動記憶監視処理の
特賞判定フラグが大当たりか否かを判定する。大当たり
の場合、処理番号に4を設定して、ファンファーレ処理
に入る。大当たりでない場合、処理番号に0を設定し
て、始動記憶監視処理に戻る。
【0058】ファンファーレ処理は、図7のように処理
時間がくると、特別遊技の最初のラウンドにおける変動
入賞装置5の入賞球のカウント数の上限値(規定入賞
数)に初期値(例えば、3)を設定し、処理タイマに変
動入賞装置5の規定開放時間(規定動作時間:例えば、
29秒)を設定し、変動入賞装置5の入賞球のカウント
数を0に設定し、特別遊技のラウンド数に1を設定す
る。次に、ラウンド終了フラグをクリアし、V通過フラ
グをクリアし、V通過数を0に設定し、処理番号に5を
設定して大当たり前半処理に入る(S141,S143
〜S150)。
【0059】大当たり前半処理は、図8のように変動入
賞装置5の規定開放時間の経過前は、ラウンド終了フラ
グ、V通過フラグを監視して、V通過フラグがセットさ
れると、ラウンド数が最大値つまり最終ラウンド(例え
ば、16回)でない場合、処理番号に6を設定して大当
たり後半処理に入る(S161〜S166)。
【0060】この際、V通過フラグがセットされないま
ま、ラウンド終了フラグがセットされた場合もしくは変
動入賞装置5の規定開放時間が経過した場合、また最終
ラウンドの場合、処理タイマを設定(2秒)し、処理番
号に8を設定して有効時間監視処理に入る(S167,
S168)。
【0061】大当たり後半処理は、図9のように変動入
賞装置5の規定開放時間が経過するともしくはラウンド
終了フラグがセットされると、処理タイマを設定(2
秒)し、処理番号に7を設定してインターバル処理に入
る(S171〜S175)。
【0062】インターバル処理は、図10のように処理
時間がくると、新たなラウンドにおける変動入賞装置5
の入賞球のカウント数の上限値(規定入賞数)を設定
し、処理タイマに変動入賞装置5の規定開放時間(例え
ば、29秒)を設定し、変動入賞装置5の入賞球のカウ
ント数を0に設定し、特別遊技のラウンド数を+1更新
する(S181,S183,S185〜S187)。
【0063】この場合、変動入賞装置5の入賞球のカウ
ント数の上限値(規定入賞数)は、予めV通過数(変動
入賞装置5内の継続入賞口の通過球数)に対応して例え
ば以下のように定めておき、前回のラウンドにおけるV
通過数を基に今回のラウンドにおけるカウント数の上限
値(規定入賞数)を設定する。
【0064】 V通過数:1個 → 規定入賞数: 3個 2個 → 5個 3個 → 7個 4個以上 → 10個 即ち、変動入賞装置5の拾球動作(開放動作)における
拾球数の期待値をラウンド毎に可変としている。
【0065】次に、ラウンド終了フラグをクリアし、V
通過フラグをクリアし、V通過数を0に設定し、処理番
号に5を設定して大当たり前半処理に入る(S184、
S188〜S190)。
【0066】大当たり前半処理に入ると、V通過、最終
ラウンドか否かを条件に、大当たり後半処理、有効時間
監視処理に入り、前述の処理を繰り返す。
【0067】有効時間監視処理は、図11のように最終
ラウンドでない場合、処理時間の経過前にV通過フラグ
がセットされれば、処理番号に7を設定してインターバ
ル処理に入る。また、V通過フラグがセットされず、処
理時間が経過した場合、また最終ラウンドの場合、処理
タイマを設定(18秒)し、処理番号に9を設定して大
当たり終了処理に入る(S201〜S207)。
【0068】大当たり終了処理は、大当たり終了データ
をセットする。
【0069】なお、大当たり時、該当する各処理に基づ
き、表示制御装置34への大当たり時の表示情報のセッ
トを行う。
【0070】S15の普通図柄ゲーム処理は、普図始動
ゲートスイッチ31の入力(普図始動記憶)があると、
普図表示器10の可変表示を行い、取得してある普図用
乱数に対応する数字等にてその可変表示の停止を指令し
て、当たりの場合に始動口7の電動式チューリップ6を
開放する処理を行う。
【0071】S16の図柄変動処理は、表示制御装置3
4が画像表示装置4の図柄の可変表示を行うための図柄
情報を設定する。図柄を表示する表示位置データを送る
ことで、図柄の回転を管理する。S17の装飾編集処理
は、ランプ・LED等の制御データを設定する。
【0072】S18のソレノイド編集処理は、S14の
特別図柄ゲーム処理、S15の普通図柄ゲーム処理でセ
ットされたデータに基づいて、変動入賞装置5の開閉扉
9の駆動用ソレノイド36、始動口7の電動式チューリ
ップ6の駆動用ソレノイド35のソレノイドデータを設
定する。変動入賞装置5の開閉扉9は、大当たり前半処
理に入ると開放し、大当たり前半処理、大当たり後半処
理または有効時間監視処理にて、ラウンド終了フラグが
セットされるともしくは変動入賞装置5の規定開放時間
が経過すると閉止する。
【0073】S19の不正監視処理は、変動入賞装置5
の開放時等に、カウントスイッチ32の入力等を基にノ
ーカウント不正等の監視を行う。
【0074】S20の表示制御装置送信コマンド処理
は、S14の特別図柄ゲーム処理、S16の図柄変動処
理でセットされたデータに基づいて、表示制御装置34
へ送信するための表示情報を編集する。
【0075】S21の外部情報処理は、大当たり信号、
確変信号、画像遊技の図柄停止信号等を、外部(管理装
置)へ知らせるために、該当する事象のデータを編集す
る。
【0076】図12のように、表示制御装置34は、C
PU50、ROM51、RAM52、DMAC(ダイレ
クトメモリアクセスコントローラ)53、インターフェ
イス54、VDC(ビデオディスプレイコントローラ)
55、画像表示装置(LCD)4の画像データを格納し
たフォントROM56、γ補正回路57、クロック58
等からなる。
【0077】表示制御装置34のCPU50は、遊技制
御装置20から表示制御装置パラレル通信処理(図3の
S11)により表示制御データが送られると、インター
フェイス54を介して通信割り込みを受けて、その表示
情報の読み込みを行い、その表示情報に基づいた画面情
報を作成して、RAM52に記憶する。この画面情報に
基づき、VDC55がフォントROM56の該当画像デ
ータを取り込み、画像表示装置4の画面の水平走査、垂
直走査を行って、画像表示装置4に所定の画像を表示す
る。
【0078】この表示制御装置34による画像表示装置
4の大当たり時の表示例を図13に示す。背景画、動画
キャラクタは、図示省略している。
【0079】画像表示装置4の複数の図柄の可変表示遊
技の結果、大当たりが発生すると、ファンファーレ処理
モードの前半に(a)のように“あたり”、大当たりを
発生した図柄“7,7,7”等を表示するファンファー
レ表示を行い、後半に(b)のように最初のラウンド遊
技の開始を示す“1R スタート”、このラウンドの規
定入賞数を示す“今回は 5個”等を表示する。
【0080】大当たり前半処理モードに入ると、(c)
のように1ラウンド目の変動入賞装置5の開放中を示す
“1R 開放中”、規定入賞数までの入賞数を示す“あ
と5個”等を表示する。この場合、変動入賞装置5に遊
技球が入賞する毎に、(d)のように“あと X個”
等、規定入賞数までの入賞数をカウントダウン表示する
((e)、(f)、(h)も同じ)。
【0081】変動入賞装置5のV通過(V入賞口の通過
球)があると、大当たり後半処理モードに入って、
(e)、(f)のようにラウンドの継続可を知らせる
“V”等の表示を行う。
【0082】この場合、V通過がないまま、変動入賞装
置5の入賞数が規定入賞数に近付くと、(h)のように
画面の背景色等を変えてラウンドの終了が近いことを報
知する。
【0083】(e)、(f)のようにラウンドの継続
可、あるいは(h)の状態から変動入賞装置5のV通過
があってラウンドの継続可になり、変動入賞装置5の入
賞数が規定入賞数に達するとあるいは規定開放時間が経
過すると、1ラウンドを終了してインターバル処理モー
ドに入り、(g)のように2ラウンド目のラウンド遊技
の開始を示す“2R スタート”、このラウンドの規定
入賞数(前のラウンド遊技におけるV通過数を基に設
定)を示す“今回は 3個”等を表示する。
【0084】2ラウンド目の大当たり前半処理モードに
入ると、同様に“2R 開放中”、“あと X個”等を
表示すると共に、変動入賞装置5のV通過を基に、大当
たり後半処理モードに入って、“V”等の表示を行う。
【0085】このように、大当たり時にラウンド数、規
定入賞数、規定入賞数までの入賞数、V等の表示を行
い、これらを継続する規定ラウンド、繰り返す(最終ラ
ウンド時にV表示は行わない)。
【0086】なお、最終ラウンドが終了すると、または
最終ラウンド前にV通過がないまま、入賞数が規定入賞
数に達してあるいは規定開放時間が経過して、ラウンド
が終了すると、大当たり終了となり、大当たり終了表示
を行う(図13の(i)参照)。
【0087】このような構成により、遊技が行われ、始
動口7へ遊技球が入賞すると、その入賞時に大当たり用
乱数等が抽出されて、画像表示装置4の複数の図柄の可
変表示が行われると共に、抽出された大当たり用乱数が
大当たり値であれば、所定時間経過後に、複数の図柄の
可変表示が所定の組み合わせ態様で停止されて、大当た
りが発生される。
【0088】そして、大当たりが発生すると、変動入賞
装置5を遊技球を受け入れない閉状態から遊技球を受け
入れやすい開状態に開放する特別遊技が規定ラウンド行
われるが、各ラウンド毎に変動入賞装置5の規定入賞数
が変えられる。即ち、1ラウンド目は規定入賞数に初期
値が設定され、変動入賞装置5への入賞数がその規定入
賞数に達すると変動入賞装置5が閉止されると共に、2
ラウンド目からは前のラウンドにおける変動入賞装置5
のV通過数を基に規定入賞数が設定され、変動入賞装置
5への入賞数がそのV通過数を基に設定された規定入賞
数に達すると変動入賞装置5が閉止される。
【0089】このため、変動入賞装置5の1回のラウン
ドの開放動作により変動入賞装置5に入賞する遊技球の
数が一定でなくなるため、大当たりの遊技に変化を与え
られると共に、大当たりが発生したときの遊技者の獲得
できる賞球数にバリエーションを持たせることができ
る。また、遊技者の技量にかかわりなく、変動入賞装置
5の1回のラウンドの開放動作における入賞数(拾球
数)の期待値を可変にできる。また、前のラウンドにお
ける変動入賞装置5のV通過数を基に次のラウンドの規
定入賞数を設定するので、ラウンド毎に変動入賞装置5
のV通過への期待が高まると共に、趣向に富んだ遊技を
行える。
【0090】この場合、変動入賞装置5の規定入賞数を
設定する遊技(抽選遊技)の結果が、つまり変動入賞装
置5のV通過数の結果が直ちに次のラウンドに反映され
るので、その抽選遊技の意味を遊技者に理解しやすく伝
えられる。また、抽選遊技の結果が遊技者の記憶に残り
やすくなり、抽選遊技を遊技者に楽しませる効果を強調
できる。したがって、遊技の高い興趣を確保できる。
【0091】また、変動入賞装置5のV通過数が多いと
きほど規定入賞数を多くすれば、変動入賞装置5のV通
過への期待も増し、またラウンド中に一定以上のV通過
数(例えば、4個以上)があった場合、図14のように
以降のラウンドの規定入賞数を所定数(例えば、最大
値)に固定しても良く、このようにすれば一定以上のV
通過を達成したときに遊技者に安心感を与えることがで
き、また、変動入賞装置5のV通過数に対して規定入賞
数をランダムに設定すれば、意外性に溢れた遊技を行え
る。
【0092】この一方、大当たりが発生すると、画像表
示装置4には、変動入賞装置5の1ラウンド目の開放動
作を開始する前のファンファーレ表示中に、1ラウンド
目の遊技の開始を表す表示(“1R スタート”等)と
ともにこのラウンドの規定入賞数(“今回は 5個”
等)が表示される(図13の(b)、(c))。
【0093】このため、遊技者が大当たり発生の満足感
に浸りつつも、落ち着いて1ラウンド目の規定入賞数を
認識することができる。
【0094】1ラウンド目の遊技が開始されると、1ラ
ウンド目の変動入賞装置5の開放中(“1R 開放中”
等)、このラウンドの規定入賞数までの入賞数(“あと
5個”等)が表示されると共に、変動入賞装置5に遊
技球が入賞する毎に、規定入賞数までの入賞数(“あと
X個”等)のカウントダウン表示が行われる(図13
の(d)、(e)、(f)、(h)等)。
【0095】従来のように規定入賞数が一定の場合に
は、入賞数をカウントアップ表示する方法でも、入賞数
が幾つになれば変動入賞装置5の開放が終了されるかを
遊技者が認識できるのであるが、規定入賞数が変化する
場合には、カウントアップ表示では認識しづらく、入賞
数が0になれば変動入賞装置の開放が終了されるカウン
トダウン表示を行うことによって、遊技者にとって規定
入賞数までの入賞数を認識しやすくなる。
【0096】変動入賞装置5の入賞数が規定入賞数に達
するとあるいは規定開放時間が経過すると、1ラウンド
が終了される。
【0097】1ラウンドが終了すると(変動入賞装置5
のV通過によってラウンドの継続可になっているものと
する)、インターバルに入り、このインターバル中に、
次のラウンドの遊技の開始を示す表示(“2R スター
ト”等)とともにそのラウンドの規定入賞数(“今回は
3個”等)が表示される(図13の(g))。
【0098】次のラウンドの遊技が開始されると、その
ラウンドの変動入賞装置5の開放中、規定入賞数までの
入賞数が表示されると共に、変動入賞装置5に遊技球が
入賞する毎に、規定入賞数までの入賞数のカウントダウ
ン表示が行われ、変動入賞装置5の入賞数が規定入賞数
に達するとあるいは規定開放時間が経過すると、そのラ
ウンドが終了され、これらが継続する規定ラウンド、繰
り返される。
【0099】ファンファーレ表示中に同じく、変動入賞
装置5のラウンドの開放動作を開始する前のインターバ
ル中に、そのラウンドの規定入賞数が表示されるので、
遊技者がこれから行うラウンドの規定入賞数を落ち着い
て認識することができ、このため安心して各ラウンドの
遊技を楽しめる。
【0100】また、変動入賞装置5のV通過があると、
ラウンドの継続可を知らせる表示(“V”等)が行わ
れ、一方V通過がないまま、変動入賞装置5の入賞数が
規定入賞数に近付くと、画面の背景色等を変えて、ラウ
ンドの終了が近いことが報知される(図13の
(h))。
【0101】V通過がないまま、変動入賞装置5の入賞
数が規定入賞数に達してしまうと、せっかくの大当たり
が終了してしまうが、この場合入賞数が規定入賞数に近
付くと、画面の背景色等を変えることによって、遊技者
に入賞数が規定入賞数に近付いてラウンドの終了が迫っ
ている旨の注意を促すことができる。このため、遊技者
が気付かないまま、突然変動入賞装置5の開放が終了す
るようなことはなく、遊技者に不信感を与えない。
【0102】ところで、図13では、規定入賞数を設定
するための入賞口へ入賞した遊技球の個数(変動入賞装
置5のV通過数等)を、画像表示装置4へ表示してない
が、これを表示するようにしても良い。また、この個数
の変化にともなって、次回ラウンドの規定入賞数を、画
像表示装置4に表示するようにしても良く、個数と次回
ラウンドの規定入賞数の双方が認識できるような表示を
行っても良い。このような表示を行うことによって、規
定入賞数を設定する遊技(抽選遊技)を遊技者に楽しま
せる効果を一層強調できると共に、入賞個数が規定入賞
数を決定していることを、遊技者に報知することができ
るので、遊技者に新たな技術介入の余地を与える(例え
ば、継続入賞口に遊技球がたくさん入るように狙わせて
楽しませる)ことができる。
【0103】なお、実施の形態では、変動入賞装置5の
V通過数を基に規定入賞数を設定しているが、そのV入
賞口とは別に遊技領域3に所定の入賞口を設けあるいは
定めて、該入賞口の入賞数を基に規定入賞数を設定する
ようにもでき、このようにすれば特別遊技状態であって
も、遊技領域を転動する遊技球に遊技者を注目させるこ
とができ、一層興趣が高まる。
【0104】図15〜図17は第2の実施の形態を示
す。これは、乱数を基に変動入賞装置5の規定入賞数を
設定するものである。なお、前述の第1の実施の形態と
は乱数生成処理、スイッチ入賞処理、特別図柄ゲーム処
理のインターバル処理のみ異なり、その他の処理は同じ
である。
【0105】乱数生成処理は、図15のように画像遊技
の大当たり用乱数、普図用乱数等を生成、更新すると共
に、変動入賞装置5の規定入賞数を設定するための最大
カウント決定用乱数を生成、更新する。最大カウント決
定用乱数は、前回値に+1更新して、4になると0に戻
して、0〜3の間でランダムな値を生成する(S301
〜S305)。
【0106】なお、画像遊技の停止図柄(左図柄、中図
柄、右図柄の組み合わせ)を作成するための図柄作成用
乱数の生成、更新も行う。
【0107】スイッチ入賞処理は、図16のように入力
処理(図3のS2)で処理された入力信号に基づいて、
始動口7に入賞があった場合は、その入賞を特図始動記
憶として記憶(最大4個まで)すると共に、その入賞毎
に、図15の乱数生成処理で生成される大当たり用乱数
を抽出して記憶する(S311の監視処理)。ゲート1
1を遊技球が通過した場合は、普図始動記憶を行い、普
図用乱数を抽出する(S312の監視処理)。
【0108】変動入賞装置5内のV入賞口を遊技球が通
過した場合、最初のV通過かどうかを判定する(S31
3,S314)。最初のV通過の場合、図15の乱数生
成処理で生成される最大カウント決定用乱数を取得し
て、その最大カウント決定用乱数を基に次回のラウンド
におけるカウント数の上限値(規定入賞数)を設定す
る。この場合、最大カウント決定用乱数に対応して例え
ば以下のように規定入賞数を定めておく(S315,S
316)。
【0109】 最大カウント決定用乱数:0 → 規定入賞数: 3個 1 → 5個 2 → 7個 3 → 10個 最初のV通過でない場合、S315以降に進む。
【0110】S315以降では、V通過数を更新(+
1)すると共に、V通過フラグをセットする。カウント
スイッチ32の入力に基づき、変動入賞装置5に遊技球
が入賞する毎に、カウント数を更新(+1)して、カウ
ント数が所定の上限値(規定入賞数)に達した場合、特
別遊技のラウンド終了フラグをセットする(S315〜
S319)。セーフセンサ37の入力があった場合は、
始動口7の入賞記憶の有無を判定し、記憶がある場合は
賞球数7個を、記憶が無い場合は賞球数13個を記憶す
る。
【0111】特別図柄ゲーム処理のインターバル処理
は、図17のように処理時間がくると、図16のスイッ
チ入賞処理で設定された上限値を新たなラウンドにおけ
る変動入賞装置5の入賞球のカウント数の上限値(規定
入賞数)に設定し、処理タイマに変動入賞装置5の規定
開放時間(例えば、29秒)を設定し、変動入賞装置5
の入賞球のカウント数を0に設定し、特別遊技のラウン
ド数を+1更新する(S321,S323,S325〜
S327)。
【0112】次に、ラウンド終了フラグをクリアし、V
通過フラグをクリアし、V通過数を0に設定し、処理番
号に5を設定して大当たり前半処理に入る(S324、
S328〜S330)。
【0113】即ち、1ラウンド目は規定入賞数に初期値
が設定され、変動入賞装置5への入賞数がその規定入賞
数に達すると変動入賞装置5が閉止されると共に、2ラ
ウンド目からは前のラウンドにおける変動入賞装置5の
最初のV通過時に取得された最大カウント決定用乱数を
基に規定入賞数が設定され、変動入賞装置5への入賞数
がその最大カウント決定用乱数を基に設定された規定入
賞数に達すると変動入賞装置5が閉止される。
【0114】このようにすると、どのような遊技者に対
しても、大当たり時に獲得できる賞球数に関して平等に
チャンスを与えることができる。また、遊技者に与える
特典の大きさ(獲得できる賞球数)を遊技者に予測させ
ないので、その結果が出るまでの期待感を遊技者に与え
ることができる。
【0115】この場合、所定の最大カウント決定用乱数
(例えば、3)を取得した場合、図18のように以降の
ラウンドの規定入賞数を所定数(例えば、最大値)に固
定しても良い。また、この実施の形態では、変動入賞装
置5のV通過を基に最大カウント決定用乱数を取得する
ようにしているが、そのV入賞口とは別に遊技領域3に
所定の入賞口を設けあるいは定めて、該入賞口の入賞を
基に最大カウント決定用乱数を取得するようにもでき
る。
【0116】一方、画像表示装置4の大当たり時の表示
は、前図13のように行って良いが、この場合図19の
ような表示を行うようにして良い。
【0117】画像表示装置4の複数の図柄の可変表示遊
技の結果、大当たりが発生すると、ファンファーレ処理
モードの前半に(a)のように“あたり”、大当たりを
発生した図柄“7,7,7”等を表示するファンファー
レ表示を行い、後半に(b)のように最初のラウンド遊
技の開始を示す“1R スタート”、このラウンドの規
定入賞数を示す“今回は 5個”等を表示する。
【0118】大当たり前半処理モードに入ると、(c)
のように1ラウンド目の変動入賞装置5の開放中を示す
“1R 開放中”、現在の入賞数を示す“現在 0
個”、規定入賞数を示す“5個まで可”等を表示する。
この場合、変動入賞装置5に遊技球が入賞する毎に、
(d)のように“現在 X個”等、入賞数を表示する
((e)、(f)、(i)も同じ)。
【0119】変動入賞装置5のV通過(V入賞口の通過
球)があると、大当たり後半処理モードに入って、
(e)、(f)のようにラウンドの継続可を知らせる
“V”等の表示を行う。
【0120】この場合、V通過がないまま、変動入賞装
置5の入賞数が規定入賞数に近付くと、(i)のように
画面の背景色等を変えてラウンドの終了が近いことを報
知する。
【0121】(e)、(f)のようにラウンドの継続
可、あるいは(i)の状態から変動入賞装置5のV通過
があってラウンドの継続可になり、変動入賞装置5の入
賞数が規定入賞数に達するとあるいは規定開放時間が経
過すると、1ラウンドを終了してインターバル処理モー
ドに入る。
【0122】インターバル処理モードに入ると、前半に
(g)のように大当たりを発生した図柄“7,7,7”
等を表示すると共に、2ラウンド目の規定入賞数を決定
するためのゲーム表示を行う。この場合、画面上に例え
ば“特”、“大”、“中”、“小”の文字を表示して、
これらの表示の色、明るさあるいは丸記号等を順に動か
すゲームを行い、所定の色、明るさになった文字あるい
は丸記号等が停止した文字を当たりとする。いずれの文
字が当たりになるかは、前記最大カウント決定用乱数を
基に定めておき、当たりに対応して規定入賞数を設定す
る。
【0123】インターバル処理モードの後半には、
(h)のように2ラウンド目のラウンド遊技の開始を示
す“2R スタート”、このラウンドの規定入賞数を示
す“今回は 3個”等を表示する。
【0124】2ラウンド目の大当たり前半処理モードに
入ると、同様に表示を行い、これらを継続する規定ラウ
ンド、繰り返す(最終ラウンド時にV表示は行わな
い)。
【0125】最終ラウンドが終了すると、または最終ラ
ウンド前にV通過がないまま、入賞数が規定入賞数に達
してあるいは規定開放時間が経過して、ラウンドが終了
すると、大当たり終了となり、大当たり終了表示を行
う。
【0126】このように、画像表示装置4に変動入賞装
置5の規定入賞数を設定するためのゲーム(抽選遊技)
表示を行い、その結果の規定入賞数を表示すれば、画像
遊技の面白みが増し、ラウンド毎に遊技を楽しく行え、
賞球獲得への期待感が膨らむと共に、遊技の興趣が一層
高まる。また、規定入賞数をラウンドを開始する前だけ
でなく、ラウンド中、常に変動入賞装置5の入賞数とと
もに表示するので、規定入賞数および変動入賞装置5の
入賞状況を遊技者が容易に認識できる。
【0127】ところで、図19では、インターバル処理
モード中の前半に、画像表示装置4にて次回ラウンドの
規定入賞数を決定するためのゲーム表示を行っている
が、これを大当たり前半処理モード中や、大当たり後半
処理モード中などの、変動入賞装置5が開放している状
態において、行うようにしても良い。なお、インターバ
ル処理モード中にゲーム表示を行う場合には、変動入賞
装置5が開放していない、即ち遊技の小休止となる時間
を利用してゲーム表示を行うので、遊技者を落ち着かせ
た状態で、ゲーム表示を楽しませることができる。
【0128】図20〜図24は第3の実施の形態を示
す。これは、大当たりが発生したときに変動入賞装置5
の入賞数パターン(各ラウンドの規定入賞数)を設定す
るものである。なお、前述の第1の実施の形態とは乱数
生成処理、スイッチ入賞処理、特別図柄ゲーム処理の大
当たり判定処理、ファンファーレ処理、インターバル処
理が異なり、その他の処理はほぼ同じである。
【0129】乱数生成処理は、図20のように画像遊技
の大当たり用乱数、普図用乱数等を生成、更新すると共
に、変動入賞装置5の入賞数パターンを設定するための
カウント上限値変化パターン決定用乱数を生成、更新す
る。カウント上限値変化パターン決定用乱数は、前回値
に+1更新して、15になると0に戻して、0〜14の
間でランダムな値を生成する(S401〜S407)。
【0130】なお、S22の残余時間処理で生成したは
ずれの停止図柄(左図柄、中図柄、右図柄の組み合わ
せ)を作成するための図柄作成用の乱数が、はずれの図
柄の組み合わせの場合に、これを、はずれの停止図柄の
組み合わせデータとして、はずれ図柄生成領域に格納す
る処理も行う。
【0131】スイッチ入賞処理は、図21のように入力
信号に基づいて、始動口7に入賞があった場合は、その
入賞を特図始動記憶として記憶(最大4個まで)すると
共に、その入賞毎に、乱数生成処理で生成される大当た
り用乱数およびカウント上限値変化パターン決定用乱数
を抽出して記憶する(S411〜S415)。ゲート1
1を遊技球が通過した場合は、普図始動記憶を行い、普
図用乱数を抽出する(S416の監視処理)。
【0132】変動入賞装置5内のV入賞口を遊技球が通
過した場合、V通過フラグをセットする(S417の監
視処理)。カウントスイッチ32の入力に基づき、変動
入賞装置5に遊技球が入賞する毎に、カウント数を更新
(+1)して、カウント数が所定の上限値(規定入賞
数)に達した場合、特別遊技のラウンド終了フラグをセ
ットする(S418の監視処理)。セーフセンサ37の
入力があった場合は、始動口7の入賞記憶の有無を判定
し、記憶がある場合は賞球数7個を、記憶が無い場合は
賞球数13個を記憶する。
【0133】大当たり判定処理は、図22のように始動
記憶監視処理の特賞判定フラグが大当たりか否かを判定
する。大当たりでない場合、処理番号に0を設定して、
始動記憶監視処理に戻る(S421,S422)。
【0134】大当たりの場合、大当たり用乱数値と共に
抽出記憶してあるカウント上限値変化パターン決定用乱
数値を基に、カウント上限値変化パターンつまり変動入
賞装置5の入賞数パターンを設定して、処理番号に4を
設定して、ファンファーレ処理に入る(S423〜S4
25)。
【0135】この場合、変動入賞装置5の入賞数パター
ン(各ラウンドの規定入賞数)は、例えば図25のよう
に大、中、小の3つのパターンを定めておき、カウント
上限値変化パターン決定用乱数値を基に、その大、中、
小の3つのパターンの中から1つのパターンを設定す
る。なお、カウント上限値変化パターン決定用乱数は、
乱数生成処理(図20)で生成するが、その3つのパタ
ーンに合わせ、例えば0〜2の値を生成するようにして
良い。
【0136】ファンファーレ処理は、図23のように設
定した変動入賞装置5の入賞数パターンに関するゲーム
(抽選遊技)表示を設定する(S431〜S433)。
この場合、変動入賞装置5の入賞数パターンが大、中、
小のいずれのパターンになるかのゲーム表示を設定す
る。
【0137】次に、大当たり前半処理の初期化処理、つ
まり設定した変動入賞装置5の入賞数パターンから特別
遊技の最初のラウンドにおける入賞球のカウント数の上
限値(規定入賞数)を設定し、処理タイマに変動入賞装
置5の規定開放時間(規定動作時間:例えば、29秒)
を設定し、変動入賞装置5の入賞球のカウント数を0に
設定し、特別遊技のラウンド数に1を設定し、ラウンド
終了フラグをクリアし、V通過フラグをクリアし、V通
過数を0に設定し、処理番号に5を設定して大当たり前
半処理に入る(S434)。
【0138】インターバル処理は、図24のように処理
時間がくると、設定した変動入賞装置5の入賞数パター
ン(各ラウンドの入賞球のカウント数の上限値)から新
たなラウンドにおける入賞球のカウント数の上限値(規
定入賞数)を設定し、処理タイマに変動入賞装置5の規
定開放時間(例えば、29秒)を設定し、変動入賞装置
5の入賞球のカウント数を0に設定し、特別遊技のラウ
ンド数を+1更新する。次に、ラウンド終了フラグをク
リアし、V通過フラグをクリアし、V通過数を0に設定
し、処理番号に5を設定して大当たり前半処理に入る
(S441〜S440)。
【0139】即ち、大当たりが発生すると、大当たり乱
数とともに取得されたカウント上限値変化パターン決定
用乱数を基に変動入賞装置5の大、中、小の中から入賞
数パターン(各ラウンドの規定入賞数)が決定されると
共に、その決定にしたがって画像表示装置4に大、中、
小のうちのいずれの入賞数パターンになるかのゲーム表
示が行われる。そして、ゲーム表示後、決定された入賞
数パターンにしたがって変動入賞装置5の各ラウンドの
規定入賞数が設定され、規定ラウンドの特別遊技が行わ
れる。
【0140】画像表示装置4における大当たり時の変動
入賞装置5の入賞数パターンを設定するためのゲーム表
示例を図26に示す。
【0141】画像表示装置4の複数の図柄の可変表示遊
技の結果、大当たりが発生すると、ファンファーレ処理
モードの前半に(a)のように“あたり”、大当たりを
発生した図柄“7,7,7”等を表示するファンファー
レ表示を行う。
【0142】ファンファーレ処理モードの中盤に入る
と、(b)、(c)のように大当たりを発生した図柄
“7,7,7”等を表示すると共に、変動入賞装置5の
入賞数パターンを決定するためのゲーム表示を行う。こ
の場合、画面上に例えば“大”、“中”、“小”の文字
を表示して、これらの表示の色、明るさあるいは丸記号
等を順に動かすゲームを行い、所定の色、明るさになっ
た文字あるいは丸記号等が停止した文字を当たりとす
る。いずれの文字が当たりになるかは、カウント上限値
変化パターン決定用乱数を基に決定している。ファンフ
ァーレ処理モードの後半以降は、前図13と同様の表示
を行う。
【0143】そして、変動入賞装置5の入賞数パターン
が、例えば中に決定されれば、図25のように中の入賞
数パターンにしたがって、1ラウンド目は規定入賞数が
4に設定され、変動入賞装置5への入賞数がその規定入
賞数に達すると変動入賞装置5が閉止され、2ラウンド
目は規定入賞数が6に設定され、変動入賞装置5への入
賞数がその規定入賞数に達すると変動入賞装置5が閉止
され、これが規定ラウンド(例えば、最大16回)行わ
れる。
【0144】このように、変動入賞装置5の入賞数パタ
ーンを可変設定することによって、大当たりの遊技に一
層の変化を与えられ、したがって、遊技の高い興趣を確
保できる。
【0145】一方、変動入賞装置5の入賞数パターンを
設定するためのゲーム(抽選遊技)表示を行うので、画
像遊技の面白みが増し、大当たり時に賞球獲得への期待
感が一層膨らむ。大当たりが確定して遊技者が満足した
直後に、さらに遊技者にいずれの入賞数パターンになる
かのゲームつまり獲得可能な特典の大きさ(獲得できる
賞球数)が変化するゲームを楽しませることができるの
で、遊技の興趣が一層高まる。また、大当たりを発生し
た図柄によらず、変動入賞装置5の入賞数パターンをラ
ンダムに決定することができる。
【0146】ところで、画像表示装置4には、決定され
た各ラウンドの規定入賞数(入賞数パターン)のうち、
現在のラウンドの規定入賞数を表示するだけでなく、各
ラウンドの規定入賞数あるいは現在以降のラウンドの規
定入賞数のすべてを表示するようにしても良い。また、
入賞数パターンをグラフ的に表示するようにしても良
い。このような表示を行えば、遊技者に特別遊技状態を
通して獲得できる賞球数の見通しを知らせることがで
き、一層遊技の興趣が高まる。
【0147】図27は第4の実施の形態を示す。これ
は、画像表示装置4に大当たり時に変動入賞装置5の入
賞数情報をグラフ的に表示するものである。
【0148】画像表示装置4の複数の図柄の可変表示遊
技の結果、大当たりが発生すると、ファンファーレ処理
モードの前半に(a)のように“あたり”、大当たりを
発生した図柄“7,7,7”等を表示するファンファー
レ表示を行い、後半に(b)のように最初のラウンド遊
技の開始を示す“1R スタート”、このラウンドの規
定入賞数を示す“今回は 5個”等を表示する。
【0149】大当たり前半処理モードに入ると、(c)
のように1ラウンド目の変動入賞装置5の開放中を示す
“1R 開放中”、変動入賞装置5の入賞数情報を表示
する。この場合、入賞数情報は、始めは規定入賞数を例
えば白い丸の記号等の数で表示すると共に、変動入賞装
置5に遊技球が入賞する毎に、(d)のように例えばそ
の白い丸の記号等を黒い丸の記号等に切替え表示する。
【0150】変動入賞装置5のV通過があってラウンド
の継続可になり、変動入賞装置5の入賞数が規定入賞数
に達するとあるいは規定開放時間が経過すると、1ラウ
ンドを終了してインターバル処理モードに入る。
【0151】インターバル処理モードに入ると、(e)
のように2ラウンド目のラウンド遊技の開始を示す“2
R スタート”、このラウンドの規定入賞数を示す“今
回は3個”等を表示する。
【0152】2ラウンド目の大当たり前半処理モードに
入ると、同様に表示を行い、これらを継続する規定ラウ
ンド、繰り返す。
【0153】このように、変動入賞装置5の入賞数情報
をグラフ表示すれば、趣向に富んだ情報表示を行え、グ
ラフ表示によって規定入賞数、変動入賞装置5の入賞
数、規定入賞数までの入賞数を遊技者が極めて簡単に認
識できるようになると共に、遊技の楽しさが増す。
【0154】ところで、図27では変動入賞装置5の入
賞数情報の表示は、例えば丸の記号の色を切替えて行っ
ているが、記号の形を切替えても良い。また、これらの
記号の色、形は種々設定して良い。また、円形グラフ、
柱状グラフ等にて表示するようにしても良い。また、変
動入賞装置5の入賞数情報を絵模様、動画等によって表
示するようにしても良い。このようにすれば、一層趣向
に富んだ表示を行え、遊技を一層楽しく進められる。
【0155】図28は第5の実施の形態で、大当たりの
ラウンド中、画像表示装置4に変動入賞装置5の規定入
賞数と現在の入賞数を交互に表示するものである。
【0156】大当たり前半処理モードに入ると、
(a)、(b)のようにNラウンドの変動入賞装置5の
開放中を示す“NR 開放中”を表示すると共に、現在
の入賞数を示す“現在 X個”と規定入賞数を示す“S
個まで可”を交互に表示する。
【0157】図29、図30は第6の実施の形態で、変
動入賞装置5に規定入賞数を表示する規定入賞数表示器
90と現在の入賞数を表示するカウント表示器91を設
けたものである。
【0158】変動入賞装置5が閉状態のときは開閉扉9
が図29の位置に閉止され、変動入賞装置5の外部(外
表面)になる開閉扉9の外表面に規定入賞数表示器90
が取付けられる。変動入賞装置5が開状態のときは開閉
扉9が図30の位置に開放され、これにより開かれる変
動入賞装置5の内部の入賞領域92の奥方にカウント表
示器91が取付けられる。この場合、カウント表示器9
1は、開閉扉9が図29の位置に閉止された状態におい
て、規定入賞数表示器90のほぼ真後ろの位置に設けら
れる。
【0159】開閉扉9が図30の位置に開放された状態
では、開閉扉9は遊技球を入賞領域92に導く受け棚に
なる。入賞領域92の中央底部に形成される継続入賞口
(V入賞口)93には継続スイッチ(Vスイッチ:カウ
ントスイッチを兼用)94が、その左右にはそれぞれカ
ウントスイッチ95,96が設けられる。開閉扉9の中
央部には、図30の位置に開放された状態において、継
続入賞口93に入賞した遊技球(V入賞球)の流下を規
制してそのV入賞球を貯留するための流下規制片97が
設けられる。
【0160】即ち、遊技者は、大当たり中では、開放動
作を行って遊技球を受け入れる変動入賞装置5に視線を
向ける。したがって、その視野範囲にそれぞれの表示器
90,91を設けることで、遊技者に規定入賞数、現在
の入賞数の双方を認識させることができる。尚かつ、変
動入賞装置5の開閉扉9の開閉に合わせて、それぞれの
表示器90,91を切替えるようにしたので、規定入賞
数、現在の入賞数のうちの強調して認識させたい情報を
遊技者に的確に認識させることができる。また、この場
合規定入賞数表示器90、カウント表示器91が遊技者
から見て同位置にあるので、これらの情報を見易く、ま
た表示の意外性に富む。
【0161】前記第1〜第6の実施の形態では、変動入
賞装置5の規定入賞数(または、入賞数パターン)を変
えるようにしたが、変動入賞装置5の規定開放時間(ま
たは、動作時間パターン)を変えるようにしても良い。
【0162】この場合、変動入賞装置5のV通過数ある
いは最大カウント決定用乱数を基に、変動入賞装置5の
規定開放時間(規定動作時間)を例えば3秒から10秒
の間で設定する。または、変動入賞装置5の各ラウンド
の規定開放時間を例えば3秒から10秒の間で設定した
動作時間パターンを複数定めておき、カウント上限値変
化パターン決定用乱数を基に、その複数の中から動作時
間パターンを決定する。
【0163】変動入賞装置5の開放時間情報の表示は、
図示しないが、前記各実施の形態と同様に、大当たりの
ファンファーレ処理モードの後半に最初のラウンドの開
始を示す“1R スタート”、このラウンドの規定開放
時間を示す“今回は 5秒”等を表示する。1ラウンド
目の大当たり前半処理モードに入ると、1ラウンド目の
変動入賞装置5の開放中を示す“1R 開放中”、変動
入賞装置5の開放時間情報つまり規定開放時間、経過時
間、規定開放時間までの残り時間等を表示する。ラウン
ドを終了してインターバル処理モードに入ると、Nラウ
ンド目の開始を示す“NR スタート”、このラウンド
の規定開放時間を示す“今回は 7秒”等を表示する。
Nラウンド目の大当たり前半処理モードに入ると、Nラ
ウンド目の変動入賞装置5の開放中を示す“NR 開放
中”、変動入賞装置5の開放時間情報つまり規定開放時
間、経過時間、規定開放時間までの残り時間等を表示す
る。このため、趣向に富んだ情報表示を行え、遊技の面
白みが増す。
【0164】このように開放時間を管理すれば、限られ
た時間内に変動入賞装置5に何個入賞させられるかとい
う、遊技者の技量を発揮することができ、遊技の興趣が
高まる。また、通常の入賞数以上に入賞させることも可
能になり、大当たり時の賞球獲得への期待が一層高ま
る。
【0165】図31、図32は、変動入賞装置に開口部
の形状(開口状態)が変わるものを用いて変動入賞装置
の拾球効率を変えるようにしたものである。即ち、他段
階変動入賞装置の1例を例示するものである。
【0166】図31、図32のように変動入賞装置60
には、受け棚61の上部に入賞領域62が形成されると
共に、この入賞領域62を囲うように左右一対に可動片
63a,63bが設けられる。
【0167】可動片63a,63bは、支軸64を介し
て左右に移動自由に支持され、下部がウォームギヤ66
a,66bに係合され、ウォームギヤ66a,66bが
モータ65に連結される。図31の状態からモータ65
を正転方向に駆動していくと、可動片63a,63bは
左右に開いていき、その状態からモータ65を逆転方向
に駆動していくと、可動片63a,63bは閉じてい
く。このため、モータ65の駆動に応じて、可動片63
a,63bの開口幅つまり変動入賞装置60の入賞領域
62の開口部の形状が変えられる。
【0168】受け棚61には、入賞領域62の中央下部
に継続入賞口(V入賞口)が設けられ、継続入賞口には
継続入賞口への入賞球(通過球)を検出する継続スイッ
チ(Vスイッチ)が設けられる。また、受け棚61の奥
方には、継続入賞口を含め入賞領域62に入賞した入賞
球数をカウントするカウントスイッチが設けられる。
【0169】この変動入賞装置60のモータ65の制御
は、大当たり時にラウンド毎に変動入賞装置60の可動
片63a,63bを図31の閉止状態から開くように行
うが、前記第1〜第5の実施の形態と同様に、ラウンド
毎に前のラウンドにおける変動入賞装置60のV通過数
あるいは最大カウント決定用乱数を基に、次回のラウン
ドにおける変動入賞装置60の可動片63a,63bの
開口幅を設定して、またはカウント上限値変化決定用乱
数を基に、変動入賞装置60の各ラウンドの可動片63
a,63bの開口幅(開口パターン)を設定して、その
開口幅になるように制御する。
【0170】この場合、変動入賞装置60のV通過数あ
るいは最大カウント決定用乱数を基に、変動入賞装置6
0の可動片63a,63bの開口幅を、例えば図33〜
図36のように複数段階定めておき、変動入賞装置60
のV通過数あるいは最大カウント決定用乱数に対応して
変動入賞装置60の可動片63a,63bの開口幅を設
定する、または、変動入賞装置60の各ラウンドの可動
片63a,63bの開口幅を、例えば図33〜図36の
段階にて設定した開口パターンを複数定めておき、カウ
ント上限値変化決定用乱数を基に、その複数の中から開
口パターンを設定して、設定した開口パターンにしたが
って変動入賞装置60の各ラウンドの可動片63a,6
3bの開口幅を設定する。
【0171】変動入賞装置60の開口情報の表示は、図
示しないが、前記各実施の形態と同様に、大当たりのフ
ァンファーレ処理モードの後半に最初のラウンドの開始
を示す“1R スタート”、このラウンドの開口情報を
示す“今回の開口部形状は中”等を表示する。ラウンド
を終了してインターバル処理モードに入ると、Nラウン
ド目の開始を示す“NR スタート”、このラウンドの
開口情報を示す“今回の開口部形状は 大”等を表示す
る。ラウンド中は開口情報を表示せずとも良い。なお、
開口情報は数量的なものではないので、大、中等によら
ず感嘆詞的な言葉を用いて表示するようにして良い。
【0172】このようにすれば、趣向に富んだ情報表示
を行え、また変動入賞装置60の開口部の形状が変わる
ため、遊技球の入賞しやすさが変わる。したがって、変
動入賞装置60の開放がバリエーションに富み、遊技の
興趣が一層高まる。
【0173】なお、開閉扉式や開閉翼式等の変動入賞装
置でも、開閉扉を複数設けたり、開閉翼の開角度を変え
ること等によって、開口部の形状を変更可能である。
【0174】各実施の形態は組み合わせることができ
る。この場合、大当たり時に、ラウンドによって変動入
賞装置の規定入賞数、規定開放時間、開口部形状の中か
らいずれかを選択して変えるようにしても良いし、また
同じラウンドにあってその規定入賞数、規定開放時間、
開口部形状のいくつかを組み合わせて変えるようにして
も良い。
【0175】以上、各実施の形態は、第一種の遊技機を
例に説明したが、もちろん第二種、第三種の遊技機にも
適用することが可能である。
【0176】第三種の遊技機は、遊技領域の特定領域を
遊技球が通過すると、あるいは可変表示部が変動表示す
る図柄の停止状態によって可変入賞装置が開放した際
に、可変入賞装置に遊技球が入賞すると、遊技者に特典
(大量の出球等)を付与可能な特別遊技状態を発生す
る。特別遊技状態にある場合、遊技領域に設けた特定入
賞口に遊技球が入賞すると、変動入賞装置を開放し、1
ラウンドの特別遊技を行う。1ラウンドの終了後、再び
特定入賞口に遊技球が入賞すると、変動入賞装置を再度
開放し、これを規定ラウンド繰り返す。
【0177】したがって、特定入賞口の入賞を基に所定
の乱数を取得し、その乱数を基にラウンドの変動入賞装
置の規定入賞数、規定開放時間、開口部形状等を変え
る。または、特定領域の遊技球の通過(または入賞)タ
イミングを基に所定の乱数を取得し、その乱数を基に変
動入賞装置の各ラウンドの規定入賞数(入賞数パター
ン)、規定開放時間(動作時間パターン)、開口部形状
(開口パターン)等を変える。
【0178】この場合、所定の表示装置あるいは図柄の
停止状態によって可変入賞装置を開放する可変表示部を
持つ場合、前記各実施の形態と同様に、変動入賞装置の
入賞数情報(図13、図19、図26〜図30参照)、
開放時間情報、開口情報等を表示することができる。ま
た、前図19の(g)、前図26のようなゲーム表示を
行うようにもできる。
【0179】図37、図38は、第二種の遊技機の遊技
盤70、変動入賞装置71を示す。これは、遊技領域7
2に設けた始動口73,74に遊技球が入賞すると、変
動入賞装置71の開閉翼75a,75bが1,2回開閉
し、このとき遊技球が変動入賞装置71内に入賞して、
その入賞球が変動入賞装置71内の所定領域のVゾーン
76を通過すると、遊技者に特典を付与する大当たりを
発生する。大当たり状態になると、変動入賞装置71の
開閉翼75a,75bが、所定の動作時間(例えば、2
9秒)の間、開閉を繰り返し、1ラウンドの特別遊技を
行う。この開閉翼75a,75bの開閉動作中に、変動
入賞装置71内に入賞した入賞球が再びVゾーン76を
通過すると、次のラウンドを継続可となって、その開閉
動作の終了後に開閉翼75a,75bが再び開閉動作を
再開し、これを規定ラウンド繰り返す。
【0180】変動入賞装置71内の凹室77の上部に
は、左の開閉翼75a側から入った入賞球を左側奥方
に,右の開閉翼75b側から入った入賞球を右側奥方に
導く突出部78を形成した受け棚79が設けられ、受け
棚79の左側奥方、右側奥方には、それぞれ左右の入賞
球数をカウントする第1、第2のカウントスイッチ8
0,81が設けられる。凹室77の下部中央には、回転
体82が配設され、回転体82の中央にVゾーン76が
設けられる。凹室77の下部前方には、中央にセンター
入賞領域83が、左右に左入賞領域84、右入賞領域8
5が画成される。Vゾーン76には、Vゾーン76の通
過球を検出するVスイッチが、センター入賞領域83に
は、センター入賞領域83の通過球を検出するセンター
領域通過スイッチが設けられる。受け棚79に入った入
賞球は、カウントスイッチ80,81を通って、凹室7
7下部に入り、Vゾーン76、センター入賞領域83、
左右の入賞領域84,85のいずれかを通過する。
【0181】したがって、入賞球のVゾーン76の通過
(V通過)を基に所定の乱数を取得し、その乱数を基に
ラウンドの変動入賞装置71の各ラウンドの規定入賞数
(入賞数パターン)、規定開放時間(動作時間パター
ン)、開口部形状(開口パターン)等を変える。
【0182】また、ラウンド中、センター入賞領域83
の通過球数をカウントし、あるいはVゾーン76の通過
球数をカウントし、この通過球数を基に、次回のラウン
ドにおける変動入賞装置71の規定入賞数、規定開放時
間、開口部形状等を変えるようにもできる。また、Vゾ
ーン76に同じく、入賞球のセンター入賞領域83の通
過を基に所定の乱数を取得し、その乱数を基に次回のラ
ウンドの変動入賞装置71の規定入賞数、規定開放時
間、開口部形状等を変えるようにもできる。
【0183】図中86は、大当たり、変動入賞装置71
の入賞数、開閉翼75a,75bの開閉回数、V通過等
を表示する表示部であるが、この表示部86に、前記各
実施の形態と同様に、変動入賞装置71の入賞数情報
(図13、図19、図26〜図28参照)、開放時間情
報、開口情報等を表示することができる。また、前図2
6、前図19の(g)のようなゲーム表示を行うように
もできる。
【0184】なお、規定開放時間は開閉翼75a,75
bの開閉回数に置き換えることができる。また、開口部
形状は、左右の開閉翼75a,75bの一方を開いたま
まあるいは閉じたままにして、他方を開閉することで、
変えるようにするのも良い。また、この他開閉翼75
a,75bの開閉速度を変えるようにもできる。
【0185】以上、第二種の遊技機について説明を行っ
てきたが、この第二種の遊技機に、前述の第一種の遊技
機の動作を適用するような遊技機であっても良い。例え
ば、ラウンド中に開閉翼75a,75bが開閉を繰り返
すものでなく、ラウンド中を通して開閉翼75a,75
bが開放を維持するものでも良い。また、継続入賞口
(Vゾーン76)への遊技球の入賞にともなって、直ち
に次ラウンドに移行するものに限らず、第一種の遊技機
のように、規定入賞数の入賞を待って、あるいは開閉
(開放)動作の規定の終了時間の経過を待って、継続を
行うようにしても良い。
【0186】さらには、第一種、第三種の遊技機におい
ても、第二種の遊技機のような開閉動作を、変動入賞装
置に施しても良いのは、無論である。
【0187】また、前述した第一種、第二種の遊技機に
おいては、継続入賞口への入賞を条件として、次回ラウ
ンドへ移行可能としていたが、この継続条件を変化させ
ても良い。例えば、継続入賞口への入賞を伴わなくて
も、規定入賞数の入賞により、あるいは開閉(開放)動
作の規定の終了時間により、予め定められたラウンドの
上限値に達するまで、ラウンド継続を繰り返すものでも
良い。
【0188】なお、規定動作時間(規定開放時間)に
は、以下のような概念を含んでいるものとする。
【0189】 ラウンド中を通して開放状態を継続す
るような変動入賞装置を備えている場合には、その開放
時間を規定する時間(規定開放時間)を、規定動作時間
とする。
【0190】 ラウンド中を通して開閉を繰り返す変
動入賞装置を備えている場合には、その開放回数を規定
することにより、開閉動作を繰り返す時間が決定される
ので、これを規定動作時間とする。
【0191】 ラウンド中を通して開閉を繰り返す変
動入賞装置を備えている場合には、その開放時間と閉止
時間との比率を定めるように規定されていれば、変動入
賞装置が開放している時間の合計が決定されるので、こ
の時間比率もしくは合計開放時間を規定動作時間とす
る。
【0192】 その他、変動入賞装置の拾球動作によ
り遊技球を拾球する場合に、その拾球の効率が変化する
ような設定時間であれば、それを規定動作時間としても
良い。
【0193】なお、各例では変動入賞装置の規定入賞
数、規定開放時間、開口部形状等を変えることを述べた
が、ラウンド数を変えるようにしても良い。
【0194】また、各例では、報知手段として視覚的な
ものを説明してきたが、これに限るものではなく、スピ
ーカ42を利用して、音声や効果音により、聴覚的に報
知するものでも良い。例えば、変動入賞装置5,60,
71の開放動作の開始直前に、当ラウンドの規定入賞数
を音声によって報知し、さらには、カウントスイッチ3
2,80,81,95,96を遊技球が通過する毎に、
計数の結果を音声によって報知するものでも良い。ま
た、カウントスイッチ32,80,81,95,96の
計数結果が規定入賞数に接近した場合に、その旨を警告
音にて報知するようにしても良く、視覚的な報知と聴覚
的な報知を組む合わせたものでも良い。
【0195】
【発明の効果】第1の発明によれば、変動入賞装置の1
回のラウンドの拾球動作における規定入賞数が一定でな
くなるため、特別遊技状態が発生したときの遊技者の獲
得できる賞球数にバリエーションを持たせることがで
き、遊技に変化を与えられると共に、変動入賞装置の規
定入賞数および入賞情報を視覚的に認識可能に報知する
ので、規定入賞数が変わった場合に遊技者が新しい規定
入賞数を容易に認識でき、賞球獲得への遊技者の期待感
が高まり、また規定入賞数に対する入賞状態を速やかに
把握でき、興趣に溢れた遊技を行える。
【0196】第2の発明によれば、規定入賞数が変わっ
ても、カウントダウン表示によって、入賞数が幾つにな
ると変動入賞装置の拾球動作が終了するかを、遊技者が
把握しやすくなる。
【0197】第3の発明によれば、変動入賞装置の状態
によって表示部を切替えることで、規定入賞数、入賞情
報を変動入賞装置の状態に合わせて遊技者に的確に認識
させることができる。
【0198】第4の発明によれば、変動入賞装置の規定
入賞数、入賞情報を遊技者が一層認識しやすくなり、ま
た趣向に富んだ表示を行え、遊技の興趣が高まる。
【0199】第5の発明によれば、変動入賞装置の拾球
動作が突然終了するようなことはなく、入賞数が規定入
賞数に近付いた際に、遊技者にラウンドの終了が迫って
いる旨の注意を促して、遊技者に安心感を与えられる。
【0200】第6の発明によれば、遊技者がラウンドの
規定入賞数を落ち着いて認識することができ、遊技者に
これから行うラウンドの遊技での賞球獲得の高い期待感
を与えることができる。
【0201】第7、第8の発明によれば、遊技者がラウ
ンドの変動入賞装置の規定開放時間あるいは開口状態を
落ち着いて認識することができ、その規定開放時間ある
いは開口状態に変化があった場合、これから行うラウン
ドの遊技状態を遊技者が容易に把握でき、そのラウンド
での賞球獲得への期待感が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の正面図である。
【図2】遊技制御装置のブロック構成図である。
【図3】制御内容を示すフローチャートである。
【図4】制御内容を示すフローチャートである。
【図5】制御内容を示すフローチャートである。
【図6】制御内容を示すフローチャートである。
【図7】制御内容を示すフローチャートである。
【図8】制御内容を示すフローチャートである。
【図9】制御内容を示すフローチャートである。
【図10】制御内容を示すフローチャートである。
【図11】制御内容を示すフローチャートである。
【図12】表示制御装置のブロック図である。
【図13】大当たり時の表示例を示す画面図である。
【図14】V入賞数と次回上限値との設定例を示す表図
である。
【図15】別の実施の形態の制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図16】制御内容を示すフローチャートである。
【図17】制御内容を示すフローチャートである。
【図18】取得乱数と次回上限値との設定例を示す表図
である。
【図19】大当たり時の表示例を示す画面図である。
【図20】別の実施の形態の制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図21】制御内容を示すフローチャートである。
【図22】制御内容を示すフローチャートである。
【図23】制御内容を示すフローチャートである。
【図24】制御内容を示すフローチャートである。
【図25】入賞数パターンの設定例を示す表図である。
【図26】大当たり時の表示例を示す画面図である。
【図27】別の実施の形態の大当たり時の表示例を示す
画面図である。
【図28】別の実施の形態の大当たり時の表示例を示す
画面図である。
【図29】別の実施の形態の変動入賞装置の斜視図であ
る。
【図30】その変動入賞装置の開放状態を示す斜視図で
ある。
【図31】別の実施の形態の変動入賞装置の概略図であ
る。
【図32】変動入賞装置の可動機構図である。
【図33】変動入賞装置の開口形状の状態図である。
【図34】変動入賞装置の開口形状の状態図である。
【図35】変動入賞装置の開口形状の状態図である。
【図36】変動入賞装置の開口形状の状態図である。
【図37】第二種の遊技機の遊技盤の正面図である。
【図38】その変動入賞装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 4 画像表示装置 5 変動入賞装置 6 チューリップ 7 始動口 8 特図記憶表示器 9 開閉扉 10 普図表示器 11 ゲート 12 普図記憶表示器 20 遊技制御装置 21 演算処理装置 30 特図始動スイッチ 31 普図始動ゲートスイッチ 32 カウントスイッチ 33 継続スイッチ 34 表示制御装置 35,36 駆動ソレノイド 60 変動入賞装置 63a,63b 可動片 65 モータ 70 遊技盤 71 変動入賞装置 72 遊技領域 73,74 始動口 75a,75b 開閉翼 76 Vゾーン 77 凹室 79 受け棚 80,81 カウントスイッチ 83 センター入賞領域 86 表示部 90 規定入賞数表示器 91 カウント表示器 92 入賞領域 93 継続入賞口 94 継続スイッチ 95,96 カウントスイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に遊技者に有利な第1状態と遊
    技者に不利な第2状態とに切替駆動可能な変動入賞装置
    を配設し、 前記変動入賞装置に受け入れられた遊技球の数を計数す
    る入賞数計数手段と、 特別遊技状態の発生に基づいて、規定のラウンド毎に、
    前記変動入賞装置に所定の拾球動作を行わせ、前記入賞
    数計数手段による計数値が規定入賞数に達した場合に、
    前記拾球動作を終了させる拾球制御手段と、 を備える弾球遊技機において、 前記変動入賞装置の各ラウンドの規定入賞数を可変設定
    する規定入賞数可変手段と、 前記特別遊技状態において、前記規定入賞数可変手段に
    よって設定された規定入賞数および前記入賞数計数手段
    による計数情報を、遊技者に視覚的に認識可能に報知す
    る報知手段と、 を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、前記規定入賞数可変手
    段によって設定された規定入賞数に対して、前記入賞数
    計数手段による計数情報をカウントダウン表示すること
    を特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記入賞数計数手段による計数情報の表
    示部を前記変動入賞装置の内部に、前記規定入賞数可変
    手段によって設定された規定入賞数の表示部を前記変動
    入賞装置の外部に設けたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は、前記規定入賞数可変手
    段によって設定された規定入賞数および前記入賞数計数
    手段による計数情報を、グラフ表示または絵表示するこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の弾
    球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は、前記入賞数計数手段に
    よる計数値が前記規定入賞数可変手段によって設定され
    た規定入賞数に接近した場合、その旨を報知することを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の弾球遊
    技機。
  6. 【請求項6】 前記報知手段は、前記変動入賞装置がラ
    ウンドの拾球動作を開始する前に、そのラウンドの規定
    入賞数を報知することを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1つに記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 遊技領域に遊技者に有利な第1状態と遊
    技者に不利な第2状態とに切替駆動可能な変動入賞装置
    を配設し、 特別遊技状態の発生に基づいて、規定のラウンド毎に、
    前記変動入賞装置に所定の拾球動作を行わせる拾球制御
    手段を備える弾球遊技機において、 前記特別遊技状態にあるときに、前記変動入賞装置がラ
    ウンドの拾球動作を開始する前に、そのラウンドの変動
    入賞装置の規定動作時間を、遊技者に視覚的に認識可能
    に報知する報知手段を備えることを特徴とする弾球遊技
    機。
  8. 【請求項8】 遊技領域に遊技者に有利な第1状態と遊
    技者に不利な第2状態とに切替駆動可能な変動入賞装置
    を配設し、 特別遊技状態の発生に基づいて、規定のラウンド毎に、
    前記変動入賞装置に所定の拾球動作を行わせる拾球制御
    手段を備える弾球遊技機において、 前記特別遊技状態にあるときに、前記変動入賞装置がラ
    ウンドの拾球動作を開始する前に、そのラウンドの変動
    入賞装置の開口状態を、遊技者に視覚的に認識可能に報
    知する報知手段を備えることを特徴とする弾球遊技機。
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