JP2006085390A - 固定型通信端末、携帯型通信端末、情報集約・蓄積サーバおよび見守り専用端末 - Google Patents
固定型通信端末、携帯型通信端末、情報集約・蓄積サーバおよび見守り専用端末 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 遠隔地にいる人同士の円滑なコミュニケーションを促すことができ、人間関係の維持・構築と利用者のQoL向上に貢献することができる固定型通信端末等を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 インターネット網接続制御手段と、固定型通信端末の周囲の環境と上記固定型通信端末の近辺の人間の活動状況とバイタル情報とをセンシングするセンサ情報入力取得手段と、合図取得手段と、緊急合図取得手段と、入出力制御手段と、インターネット網または電話網で接続される相手側の状態を表示する表示手段と、音声通話のための音声入力手段と、音声出力手段と、音声入出力制御手段と、映像通信のための映像入力手段と、映像出力手段と、映像入出力制御手段と、センサ情報通信と音声通話と映像通信とを切り替える入出力切り替え手段と、入出力切り替え制御手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、メディアコミュニケーションシステム、データ収集・解析システム、福祉サービス、健康促進サービスに関するものである。
[福祉サービス分野]
高齢者の急増に伴い、身体的な介護を中心とする福祉サービスが充実しつつある。しかし、一方で、家族と離れ、自立して生活する元気な高齢者(高齢者の約80%を占める)と、その周辺の人々とに対するケア、特に日々の精神的サポートは、軽視されている。長寿命化、医療体制の充実、生活スタイルや住環境の変化から、今後も、独居または高齢者のみの世帯は益々増え続けることが予想される。
高齢者の急増に伴い、身体的な介護を中心とする福祉サービスが充実しつつある。しかし、一方で、家族と離れ、自立して生活する元気な高齢者(高齢者の約80%を占める)と、その周辺の人々とに対するケア、特に日々の精神的サポートは、軽視されている。長寿命化、医療体制の充実、生活スタイルや住環境の変化から、今後も、独居または高齢者のみの世帯は益々増え続けることが予想される。
従来の福祉サービス分野では、次の(1)〜(4)のシステムが知られている。
(1) 緊急通報システム
現行の在宅高齢者支援サービスとして、多くの自治体が実際に導入している緊急通報システムがあり、この緊急通報システムにおいて、ボタンの押し易さや文字の見易さを改善した装置や、通話機能や画像添付機能等、様々な機能を付加したサービスが考えられている(たとえば、非特許文献1参照)。
現行の在宅高齢者支援サービスとして、多くの自治体が実際に導入している緊急通報システムがあり、この緊急通報システムにおいて、ボタンの押し易さや文字の見易さを改善した装置や、通話機能や画像添付機能等、様々な機能を付加したサービスが考えられている(たとえば、非特許文献1参照)。
(2) バイタル情報のモニタリングによる異常の自動検出システム
緊急事態の検出の精度を向上させるために、利用者の身にバイタル情報計測機器をつけ、バイタル情報をモニタリングすることによって、身体の異常を自動的に検出するシステムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
緊急事態の検出の精度を向上させるために、利用者の身にバイタル情報計測機器をつけ、バイタル情報をモニタリングすることによって、身体の異常を自動的に検出するシステムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
(3) 生活モニタリングシステム
平常時の見守りの重要性に着目し、家庭用電気製品の操作状況をモニタリングすることによって、安否情報を得ようとするシステムが提案されている。このシステムでは、離れて暮らす家族が、高齢者の安否情報を得て安心するシステムであり、見守る側のメリットを重視した一方向のモデルを想定している(たとえば、非特許文献2参照)。
平常時の見守りの重要性に着目し、家庭用電気製品の操作状況をモニタリングすることによって、安否情報を得ようとするシステムが提案されている。このシステムでは、離れて暮らす家族が、高齢者の安否情報を得て安心するシステムであり、見守る側のメリットを重視した一方向のモデルを想定している(たとえば、非特許文献2参照)。
(4) 活動情報の相互伝達をベースとするシステム
上記従来例のように「高齢者=社会的弱者、見守る人(福祉専門機関や家族)=社会的強者」という偏ったパワーバランスを前提としない見守りシステムとして、活動情報のやり取りをベースとするシステムが提案されている。このシステムは、センサを有する活動情報通信端末を用い、活動情報を自動的に取得し、この取得した情報を、遠隔地にいる人同士で伝達し合うシステムである。
上記従来例のように「高齢者=社会的弱者、見守る人(福祉専門機関や家族)=社会的強者」という偏ったパワーバランスを前提としない見守りシステムとして、活動情報のやり取りをベースとするシステムが提案されている。このシステムは、センサを有する活動情報通信端末を用い、活動情報を自動的に取得し、この取得した情報を、遠隔地にいる人同士で伝達し合うシステムである。
このように、活動情報を対等にやり取りすることによって、プライバシヘの考慮や、見守られる側の負債感(申し訳なさ)や、自立心の侵害、見守る側の負担感を軽減する効果を期待することができる(たとえば、特許文献2参照)。
[健康促進サービス分野]
健康の維持・促進は、高齢者のみならず、現代人の重要な関心事の1つであり、次の在宅健康管理システムが知られている。
健康の維持・促進は、高齢者のみならず、現代人の重要な関心事の1つであり、次の在宅健康管理システムが知られている。
従来の在宅健康管理システムは、自宅において、利用者本人が、バイタルセンサ等を有する装置を用いて、自身のバイタル情報を収集し、PCに蓄積し、管理し、収集したバイタル情報を、サービス提供者に送信し、カウンセリングを受けるサービスが知られている(たとえば、特許文献3参照)。
「緊急通報装置・無線ペンダント」東洋計器株式会社製品、インターネット(URL:http://www.toyo-keiki.co.jp/product/anshin/ecu100_wpt100.htm) 特開平9−187433号公報
「みまもりホットライン」象印マホービン株式会社運営、インターネット(URL:http://www.mimamori.net/service/index.html)
特開2003−152902号公報
特開平9−108189号公報
「緊急通報装置・無線ペンダント」東洋計器株式会社製品、インターネット(URL:http://www.toyo-keiki.co.jp/product/anshin/ecu100_wpt100.htm)
しかし、上記従来例には、次の問題がある。
(1) 緊急通報システムにおける問題点
この従来の緊急通報システムでは、実際の利用シーンにおいて、話し相手が欲しかったり、寂しくてつい、緊急ボタンを押すという「誤報」や、逆に、遠慮して.少々調子が悪くても、緊急ボタンを使用しない「不使用」等の問題が多発するので、従来の緊急通報システムでは、想定通りに機能していないという問題がある。
(1) 緊急通報システムにおける問題点
この従来の緊急通報システムでは、実際の利用シーンにおいて、話し相手が欲しかったり、寂しくてつい、緊急ボタンを押すという「誤報」や、逆に、遠慮して.少々調子が悪くても、緊急ボタンを使用しない「不使用」等の問題が多発するので、従来の緊急通報システムでは、想定通りに機能していないという問題がある。
また、上記誤報の影響もあり、通報に対応する機関への過負荷があるという問題がある。また、独居高齢者のQoL向上を目的とする場合、元気な高齢者にとって重要な観点である平常時のケアを、その緊急通報の対象としていないという根本的な問題がある。
(2) バイタル情報のモニタリングによる異常の自動検出システムにおける問題点
従来のバイタル情報のモニタリングによる異常の自動検出システムは、身体的な緊急時のみを対象としているので、自立した元気な高齢者にとって、装置を常時、装着する必要がある等の制約や負荷が大きい割に、システムの有用性を自覚できる機会が少ないという問題がある。
従来のバイタル情報のモニタリングによる異常の自動検出システムは、身体的な緊急時のみを対象としているので、自立した元気な高齢者にとって、装置を常時、装着する必要がある等の制約や負荷が大きい割に、システムの有用性を自覚できる機会が少ないという問題がある。
また、異常を検出できるのは、緊急時(身体的な異常時)のみであり、平常時のケアを対象としていないので、緊急通報システムと同様の根本的問題がある。また、収集した情報を、緊急対応以外の目的で利用することも期待される。
(3) 生活モニタリングシステムにおける問題点
従来の生活モニタリングシステムでは、見守る側のメリットを重視し、一方向のモデルを想定しているので、高齢者が持つ「相手への迷惑を考えて気後れする、申し訳なく思う感情」(負債感)や、「自分の生活に踏み込まれたくないという感情」(自立心)が考慮されず、高齢者自身が心的充足感を得るには不十分であるという問題がある。また、提供された情報を利用者が見ることによって予測可能である状態は、身体的な異常状態のみであり、心情面の微細な変化を、データから読み取ることは困難であるという問題がある。
従来の生活モニタリングシステムでは、見守る側のメリットを重視し、一方向のモデルを想定しているので、高齢者が持つ「相手への迷惑を考えて気後れする、申し訳なく思う感情」(負債感)や、「自分の生活に踏み込まれたくないという感情」(自立心)が考慮されず、高齢者自身が心的充足感を得るには不十分であるという問題がある。また、提供された情報を利用者が見ることによって予測可能である状態は、身体的な異常状態のみであり、心情面の微細な変化を、データから読み取ることは困難であるという問題がある。
・ 活動情報の相互伝達をベースとするシステムにおける問題点
従来の活動情報の相互伝達をベースとするシステムでは、活動情報のやり取りをサポートするだけでは、独居高齢者の平常時のコミュニケーション手段としては不十分であり、高齢者のコミュニケーション欲求を満たすことができるとは考えにくいという問題がある。また、現状のままでコミュニケーション手段の種類を増やそうとすると、活動情報通信端末、電話等のように、メディア毎に、別々の装置が用意され、煩雑で使い難くいという問題がある。
従来の活動情報の相互伝達をベースとするシステムでは、活動情報のやり取りをサポートするだけでは、独居高齢者の平常時のコミュニケーション手段としては不十分であり、高齢者のコミュニケーション欲求を満たすことができるとは考えにくいという問題がある。また、現状のままでコミュニケーション手段の種類を増やそうとすると、活動情報通信端末、電話等のように、メディア毎に、別々の装置が用意され、煩雑で使い難くいという問題がある。
(5) 在宅健康管理システムにおける問題点
従来の在宅健康管理システムのうちで、現在提供されているシステムでは、自身のバイタル情報を意識し、定期的に手動で入力(計測)するか、装置を常に装着している必要がある。しかし、このようなシステムの利用者は、基本的には重要な疾患のない健康な人が殆どであり、健康の維持・促進に気をつけてはいるものの、手動入力への手間や装着による負荷が大きいと面倒になり、次第に利用されなくなるという問題がある。
従来の在宅健康管理システムのうちで、現在提供されているシステムでは、自身のバイタル情報を意識し、定期的に手動で入力(計測)するか、装置を常に装着している必要がある。しかし、このようなシステムの利用者は、基本的には重要な疾患のない健康な人が殆どであり、健康の維持・促進に気をつけてはいるものの、手動入力への手間や装着による負荷が大きいと面倒になり、次第に利用されなくなるという問題がある。
また、従来システムにおいて収集できる情報は、バイタル情報のみであり、実際の生活実態を把握することができないので、医療機関等による適切なカウンセリングや生活指導の本人へのフィードバックが難しいという問題もある。
本発明は、コミュニケーション手段の使い分けを、状況に応じて可能にすることによって、遠隔地にいる人同士の円滑なコミュニケーションを促すことができ、人間関係の維持・構築と利用者のQoL向上とに貢献することができる固定型通信端末、携帯型通信端末、情報集約・蓄積サーバおよび見守り専用端末を提供することを目的とするものである。
本発明は、インターネット網接続制御手段と、固定型通信端末の周囲の環境と上記固定型通信端末の近辺の人間の活動状況とバイタル情報とをセンシングするセンサ情報取得手段と、合図取得手段と、緊急合図取得手段と、入出力制御手段と、インターネット網または電話網で接続される相手側の状態を表示する表示手段と、音声通話のための音声入力手段と、音声出力手段と、音声入出力制御手段と、映像通信のための映像入力手段と、映像出力手段と、映像入出力制御手段と、センサ情報通信と音声通話と映像通信とを切り替える入出力切り替え手段と、入出力切り替え制御手段とを有する固定型通信端末である。
また、本発明は、電話網接続手段またはインターネット網接続手段と、生活活動情報送受信制御手段と緊急通報生成手段と生活活動情報加工手段とバイタル情報加工手段とを実現するメインプログラムと、サービス管理データベースと、端末・経路管理データベースと、緊急通報先管理データベースと、生活活動情報管理データベースと、バイタル情報管理データベースと、個人情報管理データベースと、複数の固定型通信端末または携帯型通信端末間で、リアルタイムな生活活動情報の送受信を可能にする機能と、固定型通信端末または携帯型通信端末から送られた生活活動情報とバイタル情報とを蓄積、加工し、リアルタイムまたは集約してネットワーク上の他の機器に送信する機能と、緊急通報を生成して適切な緊急通報先に自動通報する機能とのうちの少なくとも1つの機能とを有する情報集約・蓄積サーバである。
本発明によれば、コミュニケーション手段の使い分けを、状況に応じて可能にすることによって、遠隔地にいる人同士の円滑なコミュニケーションを促すことができ、人間関係の維持・構築と利用者のQoL向上とに貢献することができるという効果を奏する。
また、本発明において得られた情報を用いれば、ヘルスケアサービス、福祉サービスを実現することができるという効果を奏する。
本発明は、負担感や負債感のない見守りサービスを実現する通信端末とサーバに関する。また、本発明は、人が無意識に発する情報や周辺環境の情報をセンシングし、自動的に送受信する「バックグラウンドコミュニケーション」と、音声・映像の送受信による「明示的コミュニケーション」とを、状況に応じて自動的に選択する発明である。
[1]システム構成
図1は、本発明の実施例1である通信システムCS1の構成を示す図である。
図1は、本発明の実施例1である通信システムCS1の構成を示す図である。
通信システムCS1は、利用者間のコミュニケーション機能と、高齢者である利用者U1の生活状態を見守る機能と、各利用者の健康促進に寄与する機能とを有する。
以下、高齢者を見守る家族等を利用者U2と想定して説明するが、利用者は、友人同士や、恋人同士、若年層の人等、コミュニケーション欲求を持つ者、健康促進意識を持つ者であれば、誰が利用者であってもよい。また、通信システムCS1の利用者は、3者以上であってもよい。
通信システムCS1は、利用者U1、U2のそれぞれの家に設けられている固定型通信端末100と、電話Tと、利用者U1、U2のそれぞれが携帯する携帯型通信端末200と、インターネット通信網NW1と、電話網NW2と、新規サービス提供者等の情報サービス提供者300Sが有する情報集約・蓄積サーバ300と、介護センタ、福祉協議会等の福祉専門機関OG1と消防署、病院等の緊急時対応機関OG2と医療機関OG3とに設けられている見守り専用端末400と、PC、電話とを有する。
利用者U1は、独居または高齢者のみの世帯の高齢者等であり、利用者U2は、高齢者の家族、友人、地域住民、ボランティア、巡回介護職員、サービス提供会社職員、福祉専門機関職員等である。
情報サービス提供者300Sに設けられている情報集約・蓄積サーバ300は、コミュニケーション・活動情報とバイタル情報等、種類毎に分類して、健康関連サービス提供者等、他の機関や利用者が有し、緊急時対応機関OG2、福祉専門機関OG1、利用者U1、U2の家に設けるようにしてもよく、携帯電話の常駐ソフトとして実現するようにしてもよい。
また、利用者U2が、サービス提供会社職員や福祉専門機関職員である場合には、利用者U2の家に設ける筈の固定型通信端末100の機能を、見守り専用端末400に付加し、一体型で実現するようにしてもよい。ただし、情報集約・蓄積サーバ300に蓄積されているバイタル情報とセンサ情報とは、個人情報であるので、通信、管理の各段階で、暗号化やロックをかけ、万全のセキュリティ対策を行う必要がある。
利用者間のコミュニケーションを主用途とする場合には、利用者U1について、固定型通信端末100、携帯型通信端末200、電話Tの少なくとも1つを必ず設ける必要があり、また、利用者U2について、固定型通信端末100、携帯型通信端末200、電話Tの少なくとも1つを必ず設ける必要があり、他の機器は、用途に応じて省略可能である。高齢者の生活状態の見守りや、各利用者の健康促進サービスを提供する場合には、これに加え、情報集約・蓄積サーバ300が必須である。
高齢者と見守る人との間で、固定型通信端末100、携帯型通信端末200の少なくとも1つを用いて、センサ情報(生活活動情報)や、軽い合図、音声・映像を、常時または一定時間送受信し合う。これによって、高齢者側にも、見守る人の側にも、負担感が少ない状態で、高齢者の日常的な心的充足感を向上させることができる。また、互いの身近さや、つながり感が醸成され、関係の維持・構築につながる。
また、固定型通信端末100や携帯型通信端末200に付属して、または専用端末を用いて、自動または手動で、定期的または不定期に、体温、血圧、発汗、歩数、脈拍、脈派、血流、心電、筋電、体重等、利用者のバイタル情報を取得し、情報集約・蓄積サーバ300に送信する。
コミュニケーション・活動の情報集約・蓄積サーバ300は、高齢者と見守る人との間でやり取りされた情報(コミュニケーション情報および活動情報)と、各利用者から送信されたバイタル情報とを蓄積し、見守る人の固定型通信端末100、携帯型通信端末200、福祉専門機関OG1の見守り専用端末400、またはPCを介して、リアルタイムで、または集約して、生活活動とバイタル情報とを表示する。
これによって、利用者U1、U2は、健康関連サービス提供者や福祉専門機関OG1等から、健康促進に関するアドバイスや指導を受け、自身にフィードバックされる情報に基づいて、自己啓発することができる。
また、高齢者の生活状況の把握、ちょっとした身体的・心理的異常の検出、予測を行うことができる。また、見守る人や福祉専門機関OG1の高齢者に対するケアや生活指導、カウンセリング等を、より個人の生活スタイルに適応させることができる。
さらに、情報集約・蓄積サーバ300が蓄積・加工した情報を、緊急時対応機関OG2や福祉専門機関OG1の見守り専用端末400またはPCを介して、表示することによって、高齢者に対する緊急時の対応を迅速かつ適切に行うことができる。
[2]固定型通信端末100、携帯型通信端末200の実施例
(ア)固定型通信端末100
図2は、本発明の実施例2である固定型通信端末100の構成例を示す図である。
(ア)固定型通信端末100
図2は、本発明の実施例2である固定型通信端末100の構成例を示す図である。
固定型通信端末100は、センシング機能、TV電話機能、電話機能、メール機能、表示機能を有し、それらを利用者が切り替えて用いるか、または、状況に応じて自動的に遷移する通信端末である。
固定型通信端末100は、情報集約・蓄積サーバ300を経由し、高齢者と見守る人との間で、生活活動情報を常時双方向で伝達し合う機能を持つ。
固定型通信端末100は、インターネット網接続制御手段10と、センサ情報入出力制御手段20と、合図取得手段21と、緊急合図取得手段22と、センサ情報取得手段23と、表示手段30と、出力パタン管理データベース40と、音声入出力制御手段50と、音声入力手段51と、音声出力手段52と、映像入出力制御手段60と、映像入力手段61と、映像出力手段62と、入出力切り替え制御手段70と、入出力切り替え手段71とを有する。
センサ情報入出力制御手段20は、合図取得手段21、緊急合図取得手段22、センサ手段情報取得手段23、表示手段30を制御する上位のプログラムである。また、センサ情報入出力制御手段20は、合図取得手段21、緊急合図取得手段22、センサ手段情報取得手段23を呼び出す順序を決めたり、また、入出力切り替え制御手段と連携して、合図取得手段21、緊急合図取得手段22、センサ手段情報取得手段23、表示手段30をStart/Stopさせたりする。
合図取得手段21は、センサ、ボタン、デバイスドライバ、その上の駆動ソフトを含む手段である。
緊急合図取得手段22は、緊急ボタン、デバイスドライバ、その上の駆動ソフトを含む手段である。
図3は、固定型通信端末100における入出力デバイスの構成例を示す図である。
図3に示す入出力デバイスは、センサ情報取得手段(狭指向性の焦電型赤外線センサSE1、広指向性の焦電型赤外線センサSE2、CO2、調理臭、タバコ等に反応する各種ガスセンサSE3、光量センサSE4、温湿度センサSE5、音圧センサSE6、バイタルセンサSE7)、入出力切り替えボタン31、音声入力手段(マイクM)、音声出力手段(スピーカSP)、映像入力手段(カメラCA)、映像出力手段(表示部33)である。
表示手段30は、入力切り替えボタン31と、手書きパネル32と、表示部33とを有する。入力切り替えボタン31は、TV電話、電話、メール、背景情報を選択するボタンである。表示部33は、TV電話、メール等の使用時に表示するものである。
センサ情報入出力制御手段20には、背景情報を取得する背景情報取得デバイスとして、複数の狭指向性の焦電型赤外線センサSE1と、広指向性の焦電型赤外線センサSE2と、CO2、調理臭、タバコ等に反応する各種ガスセンサSE3と、光量センサSE4と、温湿度センサSE5と、音圧センサSE6と、ケーブルで接続されたバイタルセンサSE7とが接続されている。
固定型通信端末100を基地局として無線で接続されるデバイスとして、バイタルセンサSE7を実現するようにしてもよい。各入力デバイスは、定期的またはイベントドリブンでセンシングし、このセンシングした情報を、インターネット通信網NW1や電話網NW2を経由し、情報集約・蓄積サーバ300に送信する。
1ヶ所または複数ヶ所の接続先の情報は、情報集約・蓄積サーバ300が有しているため、ユーザは切り替えボタン31と接続先選択ボタンのみで、簡単にTV電話や電話T、メール送受信を行うことができる。または、センシングした背景情報に応じて、使用する入出力デバイスを自動的に切り替えるようにしてもよい。たとえば、焦電型赤外線センサが、長時間のOFF状態からON状態になったときに、帰宅時であると想定でき、この場合に、TV電話が自動的に起動し、表示部33の操作状況や、メールの開封確認機能によって、相手からのメールを読んでいることを認識し、TV電話を自動的に起動する等の機能を実現することができる。
(イ)固定型通信端末100a
図4は、本発明の実施例3である固定型通信端末100aの構成を示すブロック図である。
図4は、本発明の実施例3である固定型通信端末100aの構成を示すブロック図である。
固定型通信端末100aは、USB経由で接続される固定型通信端末であり、センシング機能を有し、TV電話機、電話機またはFAXに接続され、連動する通信端末であるが、固定型通信端末100とは異なり、インターネット通信網NW1に直接接続する手段を持たず、また音声・映像通信を行う手段を持たない。
すなわち、固定型通信端末100aは、センサ情報入出力制御手段20と、合図取得手段21と、緊急合図取得手段22と、センサ情報取得手段23と、出力パタン管理データベース40と、入出力切り替え制御手段70と、入出力切り替え手段71と、USB接続制御手段80とを有する。
つまり、固定型通信端末100aは、USBやIEEE1394等のインタフェースを持ち、該当端子を持つ電話機やFAX端末に接続して使用し、音声・映像通信部は、電話機やFAXの機能を利用し、電話機やFAX上のアプリケーションまたは固定型通信端末100からコントロールすることで実現する。
固定型通信端末100aは、図2に示すインターネット通信網接続制御手段10の代わりに、USB接続制御手段80を有し、映像・音声入出力部の機能は持たない。この構成の場合、背景情報、合図等のセンシングは、固定型通信端末100aが行い、電話Tが有する液晶モニタを用いて、表示と文字入力とを実行する。このように、センサ情報入出力部についても、固定型通信端末100aと電話Tとの間で機能を分散するようにしてもよい。
また、固定型通信端末100aは、電話T上のアプリケーションとして実現し、USBを経由し、固定型通信端末100aをコントロールするようにしてもよい。また、情報集約・蓄積サーバ300を、電話T上のアプリケーションとして実現するようにしてもよい。
図5は、固定型通信端末100aにおける入出力デバイスの構成例を示す図である。
固定型通信端末100aに設けられているセンサ情報入出力制御手段20aは、固定型通信端末100に設けられているセンサ情報入出力制御手段20と、基本的には同じであるが、USBを介して、電話Tに接続される点が、異なる。電話Tは、表示部TDと、文字入力インタフェースTIとを有する。
つまり、固定型通信端末100aは、固定型通信端末100a上のセンサ群を用いてセンシングし、相手の状態の表示、電話T、TV電話、メールを行う機能は、電話Tの機能を用い、文字入力を行うインタフェースには、電話Tのプッシュボタンを用いる。これによって、固定型通信端末の機能を安価に実現することができる。
(ウ)携帯型通信端末200
本発明の実施例4は、携帯型通信端末200である。
本発明の実施例4は、携帯型通信端末200である。
携帯型通信端末200は、センシング機能を付加した携帯型通信端末200であり、情報集約・蓄積サーバ300を経由して、高齢者と見守る人との間で生活活動情報を常時双方向で伝達し合う機能を有する。
固定型通信端末100の場合、専用端末として実現するが、図2に示す固定型通信端末100を、携帯型通信端末200上に実装するようにしてもよい。この場合、映像・音声通信部は、図4に示す固定型通信端末100aの構成と同様に、携帯型通信端末200の機能を利用するが、背景情報やバイタル情報を収集するために、センシングデバイスを携帯型通信端末200に付加する必要がある。
また、携帯型通信端末200のプッシュボタンを押した頻度、開閉頻度、電波強度、メールや通話の時間等、携帯型通信端末200が保有する利用履歴も、背景情報として情報集約・蓄積サーバ300に送信する。また、必要に応じて、見守る人側の固定型通信端末100または携帯型通信端末200には、見守り専用端末400の機能を付加するようにしてもよい。
[3]情報集約・蓄積サーバ300の実施例
情報集約・蓄積サーバ300は、高齢者と、見守る人の固定型通信端末100または携帯型通信端末200との間のリアルタイムな生活活動情報の送受信を可能にし、また、固定型通信端末100または携帯型通信端末200で得た生活活動情報、バイタル情報を蓄積、加工し、リアルタイムに、または集約してネットワーク上の他の機器に送信する機能、緊急通報を生成する機能を持つ。
情報集約・蓄積サーバ300は、高齢者と、見守る人の固定型通信端末100または携帯型通信端末200との間のリアルタイムな生活活動情報の送受信を可能にし、また、固定型通信端末100または携帯型通信端末200で得た生活活動情報、バイタル情報を蓄積、加工し、リアルタイムに、または集約してネットワーク上の他の機器に送信する機能、緊急通報を生成する機能を持つ。
図6は、情報集約・蓄積サーバ300の構成例を示す図である。
情報集約・蓄積サーバ300は、メインプログラム310と、電話網接続制御手段320と、インターネット通信網接続制御手段330と、サービス管理データベース341と、端末・経路管理データベース342と、緊急通報先管理データベース343と、生活活動情報管理データベース344と、バイタル情報管理データベース345と、個人情報管理データベース346とを有する。
メインプログラム310は、生活活動情報送受信制御手段311と、緊急通報生成手段312と、生活活動情報加工手段313と、バイタル情報加工手段314とを有する
次に、固定型通信端末100を利用した場合における情報集約・蓄積サーバ300の例について述べる。
次に、固定型通信端末100を利用した場合における情報集約・蓄積サーバ300の例について述べる。
情報集約・蓄積サーバ300は、ネットワークを介して、固定型通信端末100から取得した情報を、接続相手の固定型通信端末100または携帯型通信端末200に転送する機能と、取得した情報を蓄積・加工する機能と、緊急通報を生成して適切な緊急通報先に自動通報する機能との3つの機能を有する。
[加工処理]
次に、情報集約・蓄積サーバ300におけるデータ加工処理について述べる。
次に、情報集約・蓄積サーバ300におけるデータ加工処理について述べる。
情報集約・蓄積サーバ300におけるデータ加工処理を実行する手段は、生活活動情報加工手段313と、バイタル情報加工手段314の2種類である。
固定型通信端末100や携帯型通信端末200から送られてくるセンサデータから、リアルタイム情報、短期的情報、長期的情報を生成し、見守り専用端末400で表示する表示画面を生成する。
生活活動情報加工手段313における基本的な動作と、バイタル情報加工手段314における基本的な動作とは、互いに同じである。
以下では、生活活動に関するセンサデータから、生活活動に関するリアルタイム情報、短期的情報、長期的情報を生成する動作と、その情報の表示例とについて説明する。
情報集約・蓄積サーバ300は、固定型通信端末100から受信した焦電型赤外線センサのON/OFF状態と、光量センサ値とスレッショルド値との比較とによって、在室情報を生成する。
図7は、生活活動情報加工手段313の動作を示すフローチャートである。
図8は、見守り専用端末400の表示画面が表示する第1の表示例を示す図である。
固定型通信端末100を利用する場合、ネットワークを介して、固定型通信端末100から、複数の焦電型赤外線センサの情報(人に関する直接的な情報)と、複数のガスセンサSE3の情報と、光量センサSE4の情報と、温湿度センサSE5の情報(周辺環境の情報)とを取得する。
図7に示すように、これらのローデータに基づいて、リアルタイム情報、短期的情報、長期的情報を生成する。
(リアルタイム情報)
リアルタイム情報は、今現在の対象者とその生活空間との状態を提示する表示画面を生成するために算出する情報である。上記表示画面は、図8(1)に示すリアルタイム情報表示画面である。なお、図8(1)に示すリアルタイム情報表示画面において、斜線部が設けられ、この斜線部の色の変化によって快適度を示す。
リアルタイム情報は、今現在の対象者とその生活空間との状態を提示する表示画面を生成するために算出する情報である。上記表示画面は、図8(1)に示すリアルタイム情報表示画面である。なお、図8(1)に示すリアルタイム情報表示画面において、斜線部が設けられ、この斜線部の色の変化によって快適度を示す。
1)能動的行動情報
1−1)在室情報:
焦電型赤外線センサSE1、SE2のON状態から、在室の有無を判断する。焦電型赤外線センサSE1、SE2の少なくとも一方がONの状態にある場合に、「在室」であると判断し、焦電型赤外線センサSE1、SE1がともにOFFの状態にある場合に、「不在」であると判断する。
1−1)在室情報:
焦電型赤外線センサSE1、SE2のON状態から、在室の有無を判断する。焦電型赤外線センサSE1、SE2の少なくとも一方がONの状態にある場合に、「在室」であると判断し、焦電型赤外線センサSE1、SE1がともにOFFの状態にある場合に、「不在」であると判断する。
光量センサSE4の値が、室内照明が点灯しているときと同等であるか、温湿度センサSE5の値が人間が生活する上で適温になっているか、音圧値が高い値になっているか、CO2センサの値が高い値になっているか、調理臭センサの値が高い値になっているか等、他のセンサ情報を補助的に用いて、「在室」、「不在室」を判断する。
1−2)室内活動度情報:
複数の焦電型赤外線センサSE1、SE2のON状態の発生頻度と、時系列変化と、CO2センサの値とを分析することによって、室内活動度を算出する。
複数の焦電型赤外線センサSE1、SE2のON状態の発生頻度と、時系列変化と、CO2センサの値とを分析することによって、室内活動度を算出する。
長期運用によって個人適応していくが、基本的には、複数の焦電型赤外線センサのON状態の発生頻度が高い場合、離れた場所の移動熱源を検出する複数の焦電型赤外線センサが、交互にON状態になることが多い場合、CO2センサの値が上昇した場合に、高い活動度が算出される。
1−3)来客情報:
複数の焦電型赤外線センサSE1、SE2が同時にON状態になる頻度と、その時系列変化と、CO2センサの値とを分析することによって、来客の有無を算出する。長期運用によって個人適応していくが、基本的には、離れた場所の移動熱源を検出する複数の焦電型赤外線センサが同時にON状態になることが多い場合、CO2センサの値が上昇した場合に、「来客」であると判断される。また、光量センサSE4、音圧の値を、補助的に用いる。
複数の焦電型赤外線センサSE1、SE2が同時にON状態になる頻度と、その時系列変化と、CO2センサの値とを分析することによって、来客の有無を算出する。長期運用によって個人適応していくが、基本的には、離れた場所の移動熱源を検出する複数の焦電型赤外線センサが同時にON状態になることが多い場合、CO2センサの値が上昇した場合に、「来客」であると判断される。また、光量センサSE4、音圧の値を、補助的に用いる。
図9は、実施例1における在室情報、室内活動度情報、来客情報の算出方法の例を示す図である。
つまり、図9は、検出範囲が広い1つの焦電型赤外線センサSE2と、検出範囲が狭い2つの焦電型赤外線センサSE1とを用いて、生活活動情報を加工した例を示す図である。
室内活動度については、小さい動き(座って本を読む、テレビを見る等の狭い範囲内での活動度)と、大きな動き(掃除等の広い範囲内での活動度)とを区別して算出することによって、精度の高い室内活動度情報を算出することができる。来客情報については、図9に示す方法に加え、玄関付近に焦電型赤外線センサを設置し、通過型の赤外線センサを用いることによって、精度を高めることができる。図9に示す「情報」の欄に記載されている位置と方向とについては、活動のより詳細な解析を行う際に用いる。
2)生理的行動情報
2−1)起床就寝情報:
焦電型赤外線センサがON状態であれば、光量センサSE4の値に基づいて、起床、就寝を判断する。長期運用によって個人適応していくが、基本的には、一般的な起床時間帯に、いずれかの焦電型赤外線センサがON状態になり、光量センサSE4の値が、室内照明が点灯しているときと同等になれば、「起床」であると判断する。逆に、一般的な就寝時間帯に、全ての焦電型赤外線センサがOFF状態になり、光量センサSE4の値が低下した場合、「就寝」であると判断する。また、温湿度センサSE5、音圧センサSE5の各値を補助的に用いる。
2−1)起床就寝情報:
焦電型赤外線センサがON状態であれば、光量センサSE4の値に基づいて、起床、就寝を判断する。長期運用によって個人適応していくが、基本的には、一般的な起床時間帯に、いずれかの焦電型赤外線センサがON状態になり、光量センサSE4の値が、室内照明が点灯しているときと同等になれば、「起床」であると判断する。逆に、一般的な就寝時間帯に、全ての焦電型赤外線センサがOFF状態になり、光量センサSE4の値が低下した場合、「就寝」であると判断する。また、温湿度センサSE5、音圧センサSE5の各値を補助的に用いる。
2−2)食事情報:
複数の焦電型赤外線センサSE1、SE2のON状態と、CO2センサ、調理臭センサ、水蒸気センサ等のガスセンサSE3の出力信号とに基づいて、食事中の有無を判断する。長期運用によって個人適応していくが、基本的には、特定の焦電型赤外線センサがON状態になり、CO2センサ、調理臭センサ、水蒸気センサ等のガスセンサSE3の値が上昇した場合に、「食事中」であると判断される。
複数の焦電型赤外線センサSE1、SE2のON状態と、CO2センサ、調理臭センサ、水蒸気センサ等のガスセンサSE3の出力信号とに基づいて、食事中の有無を判断する。長期運用によって個人適応していくが、基本的には、特定の焦電型赤外線センサがON状態になり、CO2センサ、調理臭センサ、水蒸気センサ等のガスセンサSE3の値が上昇した場合に、「食事中」であると判断される。
3)生活環境情報
3−1)快適度情報:
光量センサSE4の値、温湿度センサSE5の値、音圧センサSE6の値、各種ガスセンサSE3の値に基づいて、快適度を算出する。各センサ値が、人間が生活する上で快適であるとされる値に、どの程度近いかが、快適度の値である。
3−1)快適度情報:
光量センサSE4の値、温湿度センサSE5の値、音圧センサSE6の値、各種ガスセンサSE3の値に基づいて、快適度を算出する。各センサ値が、人間が生活する上で快適であるとされる値に、どの程度近いかが、快適度の値である。
(短期的情報)
短期的情報は、今日1日間や最近数日間の様子を提示する表示画面を生成するために算出する情報である。上記表示画面は、図8(2)に示す短期的情報表示画面である。また、上記短期情報は、対応するリアルタイム情報に基づいて算出する。
短期的情報は、今日1日間や最近数日間の様子を提示する表示画面を生成するために算出する情報である。上記表示画面は、図8(2)に示す短期的情報表示画面である。また、上記短期情報は、対応するリアルタイム情報に基づいて算出する。
(長期的情報)
長期的情報は、月や年単位等、長期的な様子を提示する表示画面を生成するために算出する情報である。上記表示画面は、図8(3)に示す長期的情報表示画面である。なお、対応する短期的情報に基づいて、長期情報を算出する。
長期的情報は、月や年単位等、長期的な様子を提示する表示画面を生成するために算出する情報である。上記表示画面は、図8(3)に示す長期的情報表示画面である。なお、対応する短期的情報に基づいて、長期情報を算出する。
また、上記センサ情報に基づいて、リアルタイム、短期、長期のコミュニケーション情報、活動情報を生成する場合と同様に、バイタル情報から、リアルタイム、短期、長期の体調情報を生成し、コミュニケーション・活動情報とともに送信する。
[緊急通報生成処理]
次に、情報集約・蓄積サーバ300における緊急通報生成手段312について説明する。
次に、情報集約・蓄積サーバ300における緊急通報生成手段312について説明する。
図10は、緊急連絡先管理データベース343に格納されている情報の例を示す図である。
図10に示すグラフは、各情報の変化パターンの特徴を示している。図10に示すグラフの縦軸は、図10における「種別」に記載されている各情報の値である。
体調情報は、バイタル情報から直接生成する。生理的行動情報、能動的行動情報(コミュニケーション行動情報、活動情報)、生活環境情報は、生活活動情報加工手段313と、バイタル情報加工手段314とが出力したデータを組み合わせて生成する。
情報種別毎に、各人の統計値や標準的な正常値に基づいて、スレッショルドを設定し、各人の各情報の値の変化(大きさと速度)、緊急度を算出し、要即時対応、要早期連絡、要カウンセリング・生活指導を判断する。上記情報種別と緊急度とに応じて、予め設定した各状況に適切な緊急通報先に、電話網NW2またはインターネット通信網NW1を経由し、自動通報する。
なお、サーバ300が、緊急通報を生成せずに、情報種別毎に、互いに異なる機関OG1、OG2、OG3に、緊急通報の元になる情報だけを提供し、提供された各機関OG1、OG2、OG3が、緊急アラームを独自に設定するようにしてもよい。
[4]見守り専用端末400の実施例
図11は、本発明の実施例6である見守り専用端末400の構成を示す図である。
図11は、本発明の実施例6である見守り専用端末400の構成を示す図である。
見守り専用端末400は、高齢者との間でリアルタイムなコミュニケーションを行う機能と、高齢者の緊急時に利用する緊急状態情報と、高齢者の生活指導やカウンセリングに利用する生活スタイル情報と、高齢者への声かけや訪問、異常の早期発見に利用する高齢者の最近の状態情報と、現在の状態情報(リアルタイム状態情報)と、バイタル情報とを表示する機能を持つ。
つまり、見守り専用端末400は、インターネット通信網接続制御手段410と、電話網接続制御手段420と、出力制御手段430と、アラーム管理データベース440と、緊急状態情報表示手段441と、表示パタン管理データベース450と、生活活動情報表示手段451と、バイタル情報表示手段452とを有する。
生活活動情報表示手段451とバイタル情報表示手段452とは、階層構造を具備するようにしてもよく、また、用途に応じて、緊急状態情報表示手段441、生活活動情報表示手段451、バイタル情報表示手段452の少なくとも1つを実装する。
見守り専用端末400は、専用端末であるが、図11に示す各手段を、情報集約・蓄積サーバ300上に実装し、福祉専門機関OG1、緊急時対応機関OG2が、Webブラウザを介して、その情報を閲覧するようにしてもよい。
また、見守り専用端末400の機能を、見守る人側の固定型通信端末100または携帯型通信端末200に付加し、生活活動情報をやり取りする機能と、生活活動情報やバイタル情報のリアルタイム提示または集約提示とを行う機能との両方を、見守る人側の固定型通信端末100または携帯型通信端末200が有するようにしてもよい。
(ア)見守り専用端末400における第1の表示例
次に、緊急アラーム機能を持たないコミュニケーション行動・生活活動情報見守り専用端末400(少人数の高齢者を見守る場合を想定)における第1の表示例について説明する。
次に、緊急アラーム機能を持たないコミュニケーション行動・生活活動情報見守り専用端末400(少人数の高齢者を見守る場合を想定)における第1の表示例について説明する。
つまり、固定型通信端末100と情報集約・蓄積サーバ300とを用いた場合における見守り専用端末400であって、緊急アラーム機能を有しない見守り専用端末400における第1の表示例について説明する。
なお、上記のように、表示画面の生成までを、サーバ300が呼び出し、見守り専用端末400では、Webブラウザからその画面を呼び出すようにしてもよい。
(リアルタイム情報表示画面)
図8(1)は、見守り専用端末400におけるリアルタイム情報表示画面を示す図であり、今現在の対象者とその生活空間との状態を提示する表示画面である。
図8(1)は、見守り専用端末400におけるリアルタイム情報表示画面を示す図であり、今現在の対象者とその生活空間との状態を提示する表示画面である。
図8(1)に示すリアルタイム情報表示画面は、在室/不在を示すランプと、来客の有無を示すランプと、起きているか否かを示すランプと、食事中か否かを示すランプと、生活空間の快適度を示すインジケータと、活動度を示すインジケータとによって構成されている。なお、図8(1)において、斜線部の色が変化することによって、快適度を表現する。
図8(1)に示すリアルタイム情報表示画面を、利用者が参照することによって、今連絡してよいのかどうかを判断することができる。また、常に何となく相手の状態を把握できることによって、相手への身近さや親近感が醸成される。
(短期的情報表示画面)
図8(2)は、見守り専用端末400における短期的情報表示画面を示す図である。
図8(2)は、見守り専用端末400における短期的情報表示画面を示す図である。
図8(2)に示す短期的情報表示画面は、今日1日や最近数日の間における対象者とその生活空間との状態を提示する表示画面であり、対外接触度、室内活動度、食事回数、睡眠時間を示すインジケータによって構成されている。各インジケータには、同年代の平均や、本人のデータの平均・分散、今日1日や最近数日間における値を提示する。
利用者が、図8(2)に示す短期的情報表示画面を参照することによって、「少し様子がおかしい」、「体調が悪そうだ」、「ひきこもり気味だ」等、身体的な異変を早期に発見することができ、連絡すべき状況にあるのかどうかを容易に判断することができる。さらに、「寂しがっていそうか」、「不安がっていそうか」、「ストレスが溜まっていそうか」等、心理的な変化をも把握することができ、連絡をして欲しがっているのかどうかを判断することができる。これによって、対象者にとって適切な、嬉しいと思うタイミングで、電話や対面等の明示的なコミュニケーションを行うことができる。
(長期的情報表示画面)
図8(3)は、見守り専用端末400における長期的情報表示画面を示す図であり、月や年単位で、対象者とその生活空間との状態を提示する表示画面である。
図8(3)は、見守り専用端末400における長期的情報表示画面を示す図であり、月や年単位で、対象者とその生活空間との状態を提示する表示画面である。
図8(3)に示す長期的情報表示画面は、対外接触度、室内活動度、食事回数、睡眠時間、快適適度度を示すインジケータと、個人情報(客観的事実、嗜好、性格等)を示すプロフィール欄とによって構成されている。
各インジケータには、同年代の平均や、本人のデータの平均値・分散が表示され、月、年単位のグラフとして参照することができる。また、プロフィール欄には、利用者が直接特記事項を記入することができ、日付と共に管理される。利用者は、これらを参照することによって、各人の生活習慣や傾向を把握することができ、個人の事情や生活習慣に適した対応やカウンセリング、生活指導等を行うことができる。
図8(1)、(2)、(3)に示す表示画面は、用途に応じて、いずれか1つのみを利用するようにしてもよく、階層的にリンクさせ、切り替えて表示できるようにしてもよい。また、体調情報とともに提示するようにしてもよい。
(イ)見守り専用端末400における第2の表示例
次に、コミュニケーション行動・生活活動情報・バイタル情報見守り専用端末400であって、緊急アラーム機能を有する見守り専用端末(多人数の高齢者を見守る場合を想定)について説明する。
次に、コミュニケーション行動・生活活動情報・バイタル情報見守り専用端末400であって、緊急アラーム機能を有する見守り専用端末(多人数の高齢者を見守る場合を想定)について説明する。
図12は、見守り専用端末400における第2の表示例におけるメイン画面例1を示す図であり、固定型通信端末100と情報集約・蓄積サーバ300とを用いた場合において、見守り専用端末400における第2の表示例を示す図である。
個人の詳細な情報を提供する見守り専用端末400を用いれば、身体的な状態のみならず、心理的な状態までをも、利用者が推測することができ、個々の高齢者に適したきめ細かいケアを行うことができる。しかし、福祉専門機関OG1のように、1人の見守る人が多数の高齢者を見守らなければならない場合、利用者による判断の部分をより多く機械(システム)が担当する必要がある。図12に示す例では、緊急状態の判断までをシステムが行い、見守り専用端末400が警告アラームや注意アラームを出す。
複数の高齢者について、バイタル情報に基づいて算出した体調インジケータと、コミュニケーション情報と活動情報とに基づいて算出した生活リズムインジケータとを表示する。対象となる高齢者が多数である場合、図12に示すメイン画面例1では、アラームのみを提示するようにしてもよい。利用者の値が、設定したスレッショルドを超えると、アラームが点灯し、または警告音が鳴る。または、インターネット通信網NW1や電話網NW2を経由し、福祉専門機関OG1、緊急時対応機関OG2に、直接通報するようにしてもよい。また、詳細ボタンを押すと、図8(1)〜(3)に示す詳細画面に遷移し、各人の詳細情報を参照するようにしてもよい。
図13は、見守り専用端末400における第2の表示例であるメイン画面例2を示す図であり、Webブラウザで参照する場合におけるメイン画面例2を示す図である。
見守り専用端末400における第2の表示例では、複数の高齢者について、活動情報やバイタル情報を、1日単位でグラフ表示する。メイン画面例2中のコミュニケーションボタンを押すと、高齢者の固定型通信端末100、携帯型通信端末200に合図を送ることができる。つまり、固定型通信端末100、携帯型通信端末200が、光ったり、音が鳴ったりする。また、アラーム発生時には、直接、電話TやIP電話で、高齢者に電話を掛けることができるように設定してもよい。
図14は、見守り専用端末400における第2の表示例で使用する並び順設定画面を示す図である。
メイン画面例2中の並び替えボタンを押すことによって、図14に示す並び順設定画面に遷移し、表示される高齢者の並び順を変更することができる。
図15は、見守り専用端末400における第2の表示例で使用する詳細表示画面を示す図である。
メイン画面例2中の個人ボタンを押すことによって、図15に示す詳細画面に遷移し、週単位や月単位のグラフを表示し、メモを書き込むことができる。
図16は、見守り専用端末400における第2の表示例で使用するアラーム設定画面を示す図である。
また、上記詳細画面中のアラーム設定ボタンを押すことによって、図16に示すアラーム設定画面に遷移し、個人毎に異なるアラーム発生条件を設定することができる。
[5]健康促進情報提供手段の実施例
本発明の実施例7は、健康促進情報提供手段である。
本発明の実施例7は、健康促進情報提供手段である。
バイタル情報、生理的行動情報、能動的行動情報、生活環境情報を、見守り専用端末400だけでなく、Webブラウザや電話Tの液晶画面へ表示し、FAX送信等によって、本人に集約提示することができる。
また、身体的な状態を表すバイタル情報に加え、基本的な生活実態を表す生理的行動情報、コミュニケーション状態や活発度を表す能動的行動情報、さらには、生活している空間の状態を表す生活環境情報を、同時に医療機関OG3等に提供することもでき、従来のバイタル情報のみを扱う在宅健康管理システムよりも、質の高いカウンセリングや生活指導を行うことができる。
また、従来の在宅健康管理システムでは、利用者が意識的に入力を行うか、計測装置を常時装着している必要があるので、負荷が非常に大きいが、本システムを用いれば、コミュニケーションや高齢者の見守りを主目的として、固定型通信端末100や携帯型通信端末200を利用することによって、自動的に生理的行動情報、能動的行動情報(コミュニケーション行動情報、活動情報)、生活環境情報および一部のバイタル情報が、センシングされる。これらのデータを二次利用することによって、上記集約提示やカウンセリング・生活指導結果を提示することが可能になる。
また、このように自動的に取得される情報を、本人へフィードバックし続けることによって、意識的な手動入力を要するバイタルセンサSE7に対する使用意識の促進を期待することができる。
つまり、固定型通信端末100は、インターネット網接続制御手段と、固定型通信端末の周囲の環境と、上記固定型通信端末の近辺の人間の活動状況と、バイタル情報とをセンシングするセンサ情報取得手段と、合図取得手段と、緊急合図取得手段と、入出力制御手段と、インターネット網または電話網で接続される相手側の状態を表示する表示手段と、音声通話のための音声入力手段と、音声出力手段と、音声入出力制御手段と、映像通信のための映像入力手段と、映像出力手段と、映像入出力制御手段と、センサ情報通信と音声通話と映像通信とを切り替える入出力切り替え手段と、入出力切り替え制御手段とを有することを特徴とする固定型通信端末の例である。
また、固定型通信端末100aは、USB、IEEE1394、Bluetooth、屋内無線LAN、電灯線LANのうちの少なくとも1つのインタフェースを具備する電話機またはFAX端末に接続される固定型通信端末において、USB、IEEE1394、Bluetooth、屋内無線LAN、電灯線LANのうちの少なくとも1つの接続制御手段と、固定型通信端末の周囲の環境と、上記固定型通信端末の近辺の人間の活動状況と、バイタル情報とをセンシングするセンサ情報取得手段と、合図取得手段と、緊急合図取得手段と、入出力制御手段と、センサ情報通信、音声通話、映像通信を切り替える入出力切り替え手段と、入出力切り替え制御手段と、音声通話、映像通信、インターネット網、電話網のうちの少なくとも1つによって接続される相手側の状態の表示を、電話機またはFAX端末の機能を利用し、電話機またはFAX端末上のアプリケーションまたは固定型通信端末から制御する表示制御手段とを有することを特徴とする固定型通信端末の例である。
この場合、上記固定型通信端末は、狭指向性の焦電型赤外線センサ、広指向性の焦電型赤外線センサ、CO2調理臭、タバコ臭に反応する各種ガスセンサ、光量センサ、温湿度センサ、音圧センサ、バイタルセンサのうちの少なくとも1つのセンサを有する。
また、上記固定型通信端末は、狭指向性の焦電型赤外線センサ、広指向性の焦電型赤外線センサ、CO2調理臭、タバコ臭に反応する各種ガスセンサ、光量センサ、温湿度センサ、音圧センサ、バイタルセンサのうちの少なくとも1つのセンサが取得したセンサ情報に基づいて、使用する入出力デバイス、通信手段を自動的に切り替える通信端末である。
さらに、固定型通信端末は、インターネット網または電話網で接続された相手側の状態を表示し、切り替えボタン、接続先選択ボタン、手書きパネルを具備し、電話、テレビ電話、メール送受信を行うための表示部を具備する表示手段を有する。
携帯型通信端末200は、携帯型通信端末の周辺の環境、上記携帯型通信端末の近辺の人間の活動状況、バイタル情報をセンシングするセンサ情報取得手段と、上記センサ情報取得手段が取得したセンサ情報と、上記携帯型通信端末が保有するプッシュボタンの利用頻度、開閉頻度、電波強度、メールや通話の時間・回数のうちの少なくとも1つの利用履歴とを収集するセンサ情報入出力制御手段と、音声通話、映像通信、インターネット網、電話網のうちの少なくとも1つによって接続される相手側の状態を表示手段に表示制御する表示制御手段とを有することを特徴とする携帯型通信端末の例である。
この場合、上記固定型通信端末は、狭指向性の焦電型赤外線センサ、広指向性の焦電型赤外線センサ、CO2調理臭、タバコ臭に反応する各種ガスセンサ、光量センサ、温湿度センサ、音圧センサ、バイタルセンサのうちの少なくとも1つのセンサを有する。
また、上記携帯型通信端末は、狭指向性の焦電型赤外線センサ、広指向性の焦電型赤外線センサ、CO2調理臭、タバコ臭に反応する各種ガスセンサ、光量センサ、温湿度センサ、音圧センサ、バイタルセンサのうちの少なくとも1つのセンサが取得したセンサ情報に基づいて、使用する入出力デバイス、通信手段を自動的に切り替える通信端末である。
情報集約・蓄積サーバ300は、電話網接続手段またはインターネット網接続手段と、生活活動情報送受信制御手段と緊急通報生成手段と生活活動情報加工手段とバイタル情報加工手段とを実現するメインプログラムと、サービス管理データベースと、端末・経路管理データベースと、緊急通報先管理データベースと、生活活動情報管理データベースと、バイタル情報管理データベースと、個人情報管理データベースと、複数の固定型通信端末または携帯型通信端末間で、リアルタイムな生活活動情報の送受信を可能にする機能と、固定型通信端末または携帯型通信端末から送られた生活活動情報とバイタル情報とを蓄積、加工し、リアルタイムまたは集約してネットワーク上の他の機器に送信する機能と、緊急通報を生成して適切な緊急通報先に自動通報する機能とのうちの少なくとも1つの機能とを有することを特徴とする情報集約・蓄積サーバの例である。
この場合、上記情報集約・蓄積サーバは、上記固定型通信端末から受信した複数の焦電型赤外線センサ値、複数のガスセンサ値、光量センサ値、温度センサ値、音圧値を、利用者の現在の在室情報、室内活動度情報、来客情報、起床就寝情報、食事情報、快適度情報に加工する情報加工手段を有するサーバである。
また、上記情報集約・蓄積サーバは、上記固定型通信端末から受信した焦電型赤外線センサのON/OFF状態と、光量センサ値とスレッショルド値との比較とによって、在室情報を生成する在室情報生成手段を有するサーバである。
さらに、上記情報集約・蓄積サーバは、上記固定型通信端末から受信した複数の焦電型赤外線センサのON状態の発生頻度と、CO2センサ値の上昇の検出値とによって、狭い範囲内での室内活動度情報を生成するサーバである。
そして、上記情報集約・蓄積サーバは、上記固定型通信端末から受信した複数の狭指向性の焦電型赤外線センサのON状態の発生頻度および複数のセンサが時間的にずれてON状態になる時系列変化と、CO2センサ値の上昇の検出値とによって、広い範囲内での室内活動度情報を生成するサーバである。
また、上記情報集約・蓄積サーバは、上記固定型通信端末から受信した複数の狭指向性の焦電型赤外線センサのON状態の同時発生頻度および時系列変化と、通過型赤外線センサ値、CO2センサ値の上昇の検出値、音圧値の上昇の検出値の少なくとも1つとによって、来客情報を生成するサーバである。
さらに、上記情報集約・蓄積サーバは、上記固定型通信端末から受信した焦電型赤外線センサのON/OFF状態と、光センサ値、温度センサ値、音圧値のうちの少なくとも1つとによって、起床就寝情報を生成するサーバである。
そして、上記情報集約・蓄積サーバは、複数の焦電型赤外線センサのON状態の発生頻度および時系列変化、特定の焦電型赤外線センサのON状態、CO2センサ値、調理臭センサ値、水蒸気センサ値のうちの少なくとも1つによって、食事中であることを示す食事情報を生成するサーバである。
また、上記情報集約・蓄積サーバは、光量センサ値、温度センサ値、音圧値と、適正値を比較することによって生活環境情報を生成するサーバである。
さらに、上記情報集約・蓄積サーバは、在室情報、来客情報に基づいて、短期的または長期的な個人傾向として、コミュニケーション度情報を生成するサーバである。
そして、上記情報集約・蓄積サーバは、バイタル情報、センサ情報から生成した体調情報、生理的行動情報(起床就寝情報、食事情報)、能動的行動情報(在室情報、室内活動度情報、来客情報、コミュニケーション度情報)、生活環境情報(快適度情報)である各情報種別に基づいて、各利用者の各情報の値の変化(大きさと速度)(緊急度)を算出し、要即時対応、要早期連絡、要カウンセリング・生活指導を判断し、上記情報種別と緊急度とに応じて、予め設定した各状況に適切な緊急通報先に自動通報するサーバである。
また、上記情報集約・蓄積サーバは、バイタル情報、センサ情報に基づいて生成した体調情報、生理的行動情報(起床就寝情報、食事情報)、能動的行動情報(在室情報、室内活動度情報、来客情報、コミュニケーション度情報)、生活環境情報(快適度情報)である各情報種別の蓄積データを、予め設定した各状況に適切な提供先に送信するサーバである。
さらに、上記情報集約・蓄積サーバは、生成したバイタル情報、生理的行動情報、能動的行動情報、生活環境情報、それに基づいた専門家によるカウンセリング結果のうちの少なくとも1つを、電話機、FAX端末、携帯型通信端末のうちの少なくとも1つの液晶画面に表示するか、またはFAXで通知するサーバである。
また、見守り専用端末400は、電話網接続手段またはインターネット網接続手段と、出力制御手段と、アラーム管理データベースと、緊急状態表示手段と、表示パタン管理データベースと、生活活動情報表示手段と、バイタル情報表示手段とを有し、高齢者の緊急時における対応に利用する緊急状態情報、高齢者の生活指導やカウンセリングに利用する生活スタイル情報、身体的または心情的変化の早期発見を促す高齢者の最近の状態およびバイタル情報、現在の状態およびバイタル情報を表示する機能、または、高齢者とのリアルタイムなコミュニケーションを行う機能を有することを特徴とする見守り専用端末の例である。
また、上記見守り専用端末は、在室/不在を示すインジケータと、来客の有無を示すインジケータと、起床状況を示すインジケータと、食事中か否かを示すインジケータと、生活空間の快適度を示すインジケータと、活動度を示すインジケータとを有し、情報集約・蓄積サーバで加工した情報であって、利用者の現在の情報を表示する見守り専用端末である。
さらに、上記見守り専用端末は、利用者のデータの統計値、今日1日または最近数日の利用者のデータ値および同年代の統計値を表示し、対外接触度、室内活動度、睡眠時間、食事回数に関するインジケータを有し、最近の利用者とその生活空間の状態とを表示する見守り専用端末である。
そして、上記見守り専用端末は、利用者のデータの統計値および同年代の統計値を表示し、対外接触度、室内活動度、睡眠時間、食事回数に関するインジケータと、個人情報を示し、入力することも可能なプロフィール欄とを有し、利用者の生活習慣や生活スタイルを表示する見守り専用端末である。
また、上記見守り専用端末は、情報集約・蓄積サーバで加工した生活活動情報、バイタル情報のうちで、少なくとも1つの情報が、設定したスレッショルド値を超えた場合に、自動的に異常事態であると判別し、アラームを点灯するか、または電話網、インターネット網を経由して。自動的に通報する見守り専用端末である。
さらに、上記見守り専用端末は、多数の利用者のアラーム状況を、1つの画面で同時に参照することができ、並び替えを行う見守り専用端末である。
そして、上記見守り専用端末は、アラームを点灯する機能、または、電話網やインターネット網を経由して自動的に通報する条件であるスレッショルドを個人毎に設定する機能を有する見守り専用端末である。
また、上記見守り専用端末は、リアルタイム情報、最近の情報、長期的な情報のうちで、少なくとも1つの情報を表示し、それらの表示画面を、階層的にリンクさせ、切り替えて表示する見守り専用端末である。
通信システムCS1は、バックグラウンドコミュニケーション(人が無意識に発する情報や周辺環境の情報をセンシングし、自動的に送受信するコミュニケーション)と、明示的コミュニケーション(音声・映像の送受信によるコミュニケーション)とを、状況に応じて選択的に利用する(自動的に遷移する)。つまり、自動的な送受信と、軽い合図のやり取りと、映像・音声のやり取りとを選択する。したがって、従来の見守りサービスのような負担感、負債感のない見守りサービスを実現することができ、また、専門知識を要しないので、新たなプレイヤも参加可能である。
具体的には、通信システムCS1を、見守り専用端末400(またはWebアプリケーション)+情報集約・蓄積サーバ300+固定端末+TV電話・電話によって実現でき、また、見守り専用端末400(またはWebアプリケーション)+情報集約・蓄積サーバ300+センサ付携帯電話によっても実現でき、さらには、見守り専用端末400(Webアプリケーション)+情報集約・蓄積サーバ300+電話機(またはFAX接続固定端末)によっても実現できる。
通信システムCS1によるコミュニケーションによって自動的に取得される情報(コミュニケーション行動や室内活動等)と、自動的または手動で入力するバイタル情報とを利用するので、利用者の負荷が少ない。
通信システムCS1における見守りサービスにおいて、リアルタイム・最近の状態を表示するので、従来のような身体的な異変の検出だけでなく、心情的な変化も察知することができ、効率的な声かけ、きめ細かいケアが可能である。また、長期の状態を表示するので、個人の生活スタイルの把握によって、個人適応したケア、カウンセリング、生活指導等が可能である。さらには、情報の種別に応じた通報先へ緊急状態を通知するので、緊急時の対応を分担し、よって、医療機関OG3や福祉専門機関OG1等への負荷の集中を軽減(負荷分散)することができる。
通信システムCS1における健康促進サービスにおいて、コミュニケーションを行ううちに自動的に取得されるセンシング情報を利用するので、従来のような意識的に行わなければならない健康管理では、面倒になり次第に利用されなくなるが、通信システムCS1においては、そのための負荷がほとんどなく(軽負荷で)、健康促進が可能である。
また、通信システムCS1において、センシング情報に基づいたフィードバックを続けることによって、手動での意識的な入力が必要な装置に対する使用意識が促進される。
さらに、通信システムCS1において、センシング情報とバイタル情報とを総合的に提示し、集約情報や生活指導・カウンセリング情報を本人へ、メール、Webブラウザ、FAX等によって通知する(フィードバックする)。
そして、従来のバイタル情報のみを扱うシステムでは、実際の生活とマッチングさせてカウンセリングすることが難しいが、通信システムCS1では、身体的な情報と生活スタイルや心情的な情報とを提供することができるので、より質の高いカウンセリングが可能である。
すなわち、上記実施例によれば、次の利点がある。
(1) 状況に応じたコミュニケーション手段の使い分けが可能であるので、遠隔地にいる人同士による円滑なコミュニケーションを促し、人間関係の維持・構築と利用者のQoL向上とに貢献することができる。
(2) コミュニケーション欲求を満たす手段を提供するので、緊急通報システムにおいて多発している誤報(話し相手が欲しかった、寂しかった)、遠慮による不使用の根本原因を排除することができる。
(3) 従来のような身体的な異変を検出するだけでなく、行動の変化や心情的な変化の把握や、個人の生活傾向の把握が可能になる。
(4) 生理的状態、能動的行動状態、心情的状態の各状態について、リアルタイムの状態、最近の状態を提示するので、従来のように身体的な異変を検出するだけでなく、行動の変化や心情的な変化の把握が可能になり、効率的な声かけや、きめ細かいサービスが可能になる。
(5) 生理的状態、能動的行動状態、心情的状態の各状態について、長期の状態を提示することによって、個人の生活スタイルや傾向の把握が可能になり、個人に適したケアやカウンセリング、生活指導が可能になる。
(6) 異常が発生した状態の種別毎に、通報する機関を変えて自動通報することによって、特定の機関への負荷集中を軽減することができ、緊急時の対応をより迅速で適切なものにすることが可能になる。また、負荷分散によって対応のために保有すべき専門知識が限定され、緊急状態の種類によっては、専門知識が必要なくなるので、友人や地域住民、新規サービス提供者等、これまでよりも多くのプレイヤが参加することが可能であり、福祉専門機関や家族等、従来の見守りサービスのプレイヤの負担を軽減することができる。
(7) 生理的状態、能動的行動状態、心情的状態の情報を統合的に提供するので、身体面のみならず、生活習慣や行動、心情面をも加味した健康維持・促進に関する指導やカウンセリング、自身による健康維持・促進を行うことが可能になる。
(8) 初期段階では、コミュニケーションによって自動的に取得されるセンシング情報(コミュニケーション行動や生活活動等)のみを利用してフィードバックを行い、利用者の要望に応じて段階的にバイタル情報を付加して利用できるので、手動での意識的な入力が必要なバイタルセンサの利用に対する抵抗感を軽減することができる。
CS1…通信システム、
100、100a…固定型通信端末、
200…携帯型通信端末、
300…情報集約・蓄積サーバ、
400…見守り専用端末、
OG1…福祉専門機関、
OG2…緊急時対応機関、
OG3…医療機関、
U1、U2…利用者、
T…固定電話。
100、100a…固定型通信端末、
200…携帯型通信端末、
300…情報集約・蓄積サーバ、
400…見守り専用端末、
OG1…福祉専門機関、
OG2…緊急時対応機関、
OG3…医療機関、
U1、U2…利用者、
T…固定電話。
Claims (30)
- 電話網接続手段またはインターネット網接続手段と、生活活動情報送受信制御手段と緊急通報生成手段と生活活動情報加工手段とバイタル情報加工手段とを実現するメインプログラムと、サービス管理データベースと、端末・経路管理データベースと、緊急通報先管理データベースと、生活活動情報管理データベースと、バイタル情報管理データベースと、個人情報管理データベースと、複数の固定型通信端末または携帯型通信端末間で、リアルタイムな生活活動情報の送受信を可能にする機能と、固定型通信端末または携帯型通信端末から送られた生活活動情報とバイタル情報とを蓄積、加工し、リアルタイムまたは集約してネットワーク上の他の機器に送信する機能と、緊急通報を生成して適切な緊急通報先に自動通報する機能とのうちの少なくとも1つの機能とを具備し、インターネット通信網または電話網に接続される情報集約・蓄積サーバと;
見守り専用端末、PC、電話のうちの少なくとも1つと;
携帯型通信端末、固定型通信端末、電話のうちの少なくとも1つと;
を有することを特徴とする通信システム。 - インターネット網接続制御手段と;
固定型通信端末の周囲の環境と、上記固定型通信端末の近辺の人間の活動状況と、バイタル情報とをセンシングするセンサ情報取得手段と;
合図取得手段と;
緊急合図取得手段と;
入出力制御手段と;
インターネット網または電話網で接続される相手側の状態を表示する表示手段と;
音声通話のための音声入力手段と;
音声出力手段と;
音声入出力制御手段と;
映像通信のための映像入力手段と;
映像出力手段と;
映像入出力制御手段と;
センサ情報通信と音声通話と映像通信とを切り替える入出力切り替え手段と;
入出力切り替え制御手段と;
を有することを特徴とする固定型通信端末。 - USB、IEEE1394、Bluetooth、屋内無線LAN、電灯線LANのうちの少なくとも1つのインタフェースを具備する電話機またはFAX端末に接続される固定型通信端末において、
USB、IEEE1394、Bluetooth、屋内無線LAN、電灯線LANのうちの少なくとも1つの接続制御手段と;
固定型通信端末の周囲の環境と、上記固定型通信端末の近辺の人間の活動状況と、バイタル情報とをセンシングするセンサ情報取得手段と;
合図取得手段と;
緊急合図取得手段と;
入出力制御手段と;
センサ情報通信、音声通話、映像通信を切り替える入出力切り替え手段と;
入出力切り替え制御手段と;
音声通話、映像通信、インターネット網、電話網のうちの少なくとも1つによって接続される相手側の状態の表示を、電話機またはFAX端末の機能を利用し、電話機またはFAX端末上のアプリケーションまたは固定型通信端末から制御する表示制御手段と;
を有することを特徴とする固定型通信端末。 - 携帯型通信端末の周辺の環境、上記携帯型通信端末の近辺の人間の活動状況、バイタル情報をセンシングするセンサ情報取得手段と;
上記センサ情報取得手段が取得したセンサ情報と、上記携帯型通信端末が保有するプッシュボタンの利用頻度、開閉頻度、電波強度、メールや通話の時間・回数のうちの少なくとも1つの利用履歴とを収集するセンサ情報入出力制御手段と;
音声通話、映像通信、インターネット網、電話網のうちの少なくとも1つによって接続される相手側の状態を表示手段に表示制御する表示制御手段と;
を有することを特徴とする携帯型通信端末。 - 請求項2または請求項3において、
狭指向性の焦電型赤外線センサ、広指向性の焦電型赤外線センサ、CO2調理臭、タバコ臭に反応する各種ガスセンサ、光量センサ、温湿度センサ、音圧センサ、バイタルセンサのうちの少なくとも1つのセンサを有することを特徴とする固定型通信端末。 - 請求項2または請求項3において、
狭指向性の焦電型赤外線センサ、広指向性の焦電型赤外線センサ、CO2調理臭、タバコ臭に反応する各種ガスセンサ、光量センサ、温湿度センサ、音圧センサ、バイタルセンサのうちの少なくとも1つのセンサが取得したセンサ情報に基づいて、使用する入出力デバイス、通信手段を自動的に切り替えることを特徴とする固定型通信端末。 - 請求項2において、
インターネット網または電話網で接続された相手側の状態を表示し、切り替えボタン、接続先選択ボタン、手書きパネルを具備し、電話、テレビ電話、メール送受信を行うための表示部を具備する表示手段を有することを特徴とする固定型通信端末。 - 電話網接続手段またはインターネット網接続手段と;
生活活動情報送受信制御手段と緊急通報生成手段と生活活動情報加工手段とバイタル情報加工手段とを実現するメインプログラムと;
サービス管理データベースと;
端末・経路管理データベースと;
緊急通報先管理データベースと;
生活活動情報管理データベースと;
バイタル情報管理データベースと;
個人情報管理データベースと;
複数の固定型通信端末または携帯型通信端末間で、リアルタイムな生活活動情報の送受信を可能にする機能と、固定型通信端末または携帯型通信端末から送られた生活活動情報とバイタル情報とを蓄積、加工し、リアルタイムまたは集約してネットワーク上の他の機器に送信する機能と、緊急通報を生成して適切な緊急通報先に自動通報する機能とのうちの少なくとも1つの機能と;
を有することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 請求項8において、
上記固定型通信端末から受信した複数の焦電型赤外線センサ値、複数のガスセンサ値、光量センサ値、温度センサ値、音圧値を、利用者の現在の在室情報、室内活動度情報、来客情報、起床就寝情報、食事情報、快適度情報に加工する情報加工手段を有することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 請求項8において、
上記固定型通信端末から受信した焦電型赤外線センサのON/OFF状態と、光量センサ値とスレッショルド値との比較とによって、在室情報を生成する在室情報生成手段を有することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 請求項8において、
上記固定型通信端末から受信した複数の焦電型赤外線センサのON状態の発生頻度と、CO2センサ値の上昇の検出値とによって、狭い範囲内での室内活動度情報を生成することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 請求項8において、
上記固定型通信端末から受信した複数の狭指向性の焦電型赤外線センサのON状態の発生頻度および複数のセンサが時間的にずれてON状態になる時系列変化と、CO2センサ値の上昇の検出値とによって、広い範囲内での室内活動度情報を生成することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 請求項8において、
上記固定型通信端末から受信した複数の狭指向性の焦電型赤外線センサのON状態の同時発生頻度および時系列変化と、通過型赤外線センサ値、CO2センサ値の上昇の検出値、音圧値の上昇の検出値の少なくとも1つとによって、来客情報を生成することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 請求項8において、
上記固定型通信端末から受信した焦電型赤外線センサのON/OFF状態と、光センサ値、温度センサ値、音圧値のうちの少なくとも1つとによって、起床就寝情報を生成することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 請求項8において、
複数の焦電型赤外線センサのON状態の発生頻度および時系列変化、特定の焦電型赤外線センサのON状態、CO2センサ値、調理臭センサ値、水蒸気センサ値のうちの少なくとも1つによって、食事中であることを示す食事情報を生成することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 請求項8において、
光量センサ値、温度センサ値、音圧値と、適正値を比較することによって生活環境情報を生成することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 請求項8において、
在室情報、来客情報に基づいて、短期的または長期的な個人傾向として、コミュニケーション度情報を生成することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 請求項8において、
バイタル情報、センサ情報から生成した体調情報、生理的行動情報、能動的行動情報、生活環境情報である各情報種別に基づいて、
各利用者の各情報の値の変化を算出し、要即時対応、要早期連絡、要カウンセリング・生活指導を判断し、
上記情報種別と緊急度とに応じて、予め設定した各状況に適切な緊急通報先に自動通報することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 請求項8において、
バイタル情報、センサ情報に基づいて生成した体調情報、生理的行動情報、能動的行動情報、生活環境情報である各情報種別の蓄積データを、予め設定した各状況に適切な提供先に送信することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 電話網接続手段またはインターネット網接続手段と;
出力制御手段と;
アラーム管理データベースと;
緊急状態表示手段と;
表示パタン管理データベースと;
生活活動情報表示手段と;
バイタル情報表示手段と;
を有し、高齢者の緊急時における対応に利用する緊急状態情報、高齢者の生活指導やカウンセリングに利用する生活スタイル情報、身体的または心情的変化の早期発見を促す高齢者の最近の状態およびバイタル情報、現在の状態およびバイタル情報を表示する機能、または、高齢者とのリアルタイムなコミュニケーションを行う機能を有することを特徴とする見守り専用端末。 - 請求項20において、
在室/不在を示すインジケータと、来客の有無を示すインジケータと、起床状況を示すインジケータと、食事中か否かを示すインジケータと、生活空間の快適度を示すインジケータと、活動度を示すインジケータとを有し、情報集約・蓄積サーバで加工した情報であって、利用者の現在の情報を表示することを特徴とする見守り専用端末。 - 請求項20において、
利用者のデータの統計値、今日1日または最近数日の利用者のデータ値および同年代の統計値を表示し、対外接触度、室内活動度、睡眠時間、食事回数に関するインジケータを有し、最近の利用者とその生活空間の状態とを表示することを特徴とする見守り専用端末。 - 請求項20において、
利用者のデータの統計値および同年代の統計値を表示し、対外接触度、室内活動度、睡眠時間、食事回数に関するインジケータと、個人情報を示し、入力することも可能なプロフィール欄とを有し、利用者の生活習慣や生活スタイルを表示することを特徴とする見守り専用端末。 - 請求項20において、
情報集約・蓄積サーバで加工した生活活動情報、バイタル情報のうちで、少なくとも1つの情報が、設定したスレッショルド値を超えた場合に、自動的に異常事態であると判別し、アラームを点灯するか、または電話網、インターネット網を経由して。自動的に通報することを特徴とする見守り専用端末。 - 請求項20において、
多数の利用者のアラーム状況を、1つの画面で同時に参照することができ、並び替えを行うことを特徴とする見守り専用端末。 - 請求項20において、
アラームを点灯する機能、または、電話網やインターネット網を経由して自動的に通報する条件であるスレッショルドを個人毎に設定する機能を有することを特徴とする見守り専用端末。 - 請求項20において、
リアルタイム情報、最近の情報、長期的な情報のうちで、少なくとも1つの情報を表示し、それらの表示画面を、階層的にリンクさせ、切り替えて表示することを特徴とする見守り専用端末。 - 請求項8において、
生成したバイタル情報、生理的行動情報、能動的行動情報、生活環境情報、それに基づいた専門家によるカウンセリング結果のうちの少なくとも1つを、電話機、FAX端末、携帯型通信端末のうちの少なくとも1つの液晶画面に表示するか、またはFAXで通知することを特徴とする情報集約・蓄積サーバ。 - 請求項4において、
狭指向性の焦電型赤外線センサ、広指向性の焦電型赤外線センサ、CO2調理臭、タバコ臭に反応する各種ガスセンサ、光量センサ、温湿度センサ、音圧センサ、バイタルセンサのうちの少なくとも1つのセンサを有することを特徴とする携帯型通信端末。 - 請求項4において、
狭指向性の焦電型赤外線センサ、広指向性の焦電型赤外線センサ、CO2調理臭、タバコ臭に反応する各種ガスセンサ、光量センサ、温湿度センサ、音圧センサ、バイタルセンサのうちの少なくとも1つのセンサが取得したセンサ情報に基づいて、使用する入出力デバイス、通信手段を自動的に切り替えることを特徴とする携帯型通信端末。
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