JP2000234782A - 空調システム及び空調制御方法 - Google Patents

空調システム及び空調制御方法

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JP2000234782A
JP2000234782A JP11032392A JP3239299A JP2000234782A JP 2000234782 A JP2000234782 A JP 2000234782A JP 11032392 A JP11032392 A JP 11032392A JP 3239299 A JP3239299 A JP 3239299A JP 2000234782 A JP2000234782 A JP 2000234782A
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air conditioning
carbon dioxide
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Minoru Sugimura
実 杉村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F2110/00Control inputs relating to air properties
    • F24F2110/50Air quality properties
    • F24F2110/65Concentration of specific substances or contaminants
    • F24F2110/70Carbon dioxide
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、室内の居住者の有無及び人数を正
確に認識すると同時にそれらの態様を判定し、その態様
に対応して空調状態を制御できると同時に適切に換気で
き、かつ取り扱いが容易な省電力で空調システム及び制
御方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 室内入り口に人体の移動方向に沿って略
直線上に複数個設けられた人体感知センサ1と、室内の
炭酸ガスを感知する炭酸ガスセンサ2と、人体感知セン
サ1からの信号を受信して人体の入出を認識する第1の
認識手段3と、炭酸ガスセンサ2が感知した炭酸ガス濃
度から人体の存在を認識する第2の認識手段4と、第1
の認識信号と第2の認識信号とを受信して人体の存在の
有無を判定する判定手段5とを備え、判定手段5からの
判定信号を受信して空調機器7を制御する制御手段6を
設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の冷房、暖
房、湿度及び換気などの調整を行う空調システム及び空
調制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の家屋は従来に比べて密閉性が大き
く改善され、その結果、室内の空調には暖房施設、冷房
施設及び換気施設などの空調機器が欠かせなくなってき
ている。これらの空調機器によって室内を快適に空調す
るために、暖房や冷房等の場合には空調機器に温度セン
サや湿度センサを設け、居住者が予め設定した温度、湿
度及び風量に制御して空調を行っていた。
【0003】しかしながら、温度センサや湿度センサ等
を利用して空調する場合には、それらのセンサが感知す
る温度や湿度は空調機器の近傍の温度であり、空調機器
から離れた場所では暖房や冷房及び湿度等の空調は充分
でないという問題があった。また、室内に居る人数に無
関係に風量や風向等が制御されるという問題もあった。
さらに室内に居る人が静止した状態か、動き回っている
状態か、さらには運動している状態か等の態様に無関係
に空調されているという問題もあった。
【0004】そこでこれらの問題を解決するものとし
て、従来次のような技術(特公平7−49879号公
報)が提案されている。この技術は、室内に設けた赤外
線検出手段を回転させて放射量分布を検出し、この放射
量分布から居住者の位置の時間的変化量を求め、居住者
の活動状態に応じて空調状態を制御しようとするもので
ある。
【0005】一方、室内の換気については従来から換気
扇を手動またはタイマーにより動作させて室内の空気を
新鮮なものにしていた。しかしながら、この方法は、空
気の汚れの程度に関係なく画一的に換気されるものであ
り、必要以上に換気扇を動作させたり、反対に換気が不
十分である等の問題を有していた。
【0006】そこでこれらの問題を解決するものとし
て、従来次のような技術(特開平10−288429号
公報)が提案されている。この技術は、室内に炭酸ガス
検出手段を設け、予め設定された炭酸ガスの基準値を超
えたときに警報を発生する警報手段を設け、窓を開閉し
て室内空気を換気しようとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
7−49879号公報に記載された空気調和装置は、居
住者の移動量に対応する活動量に応じて空調状態を制御
できるものの、室内の複数人が複雑な態様を採った場合
にはその制御は充分でないという問題があった。また、
居住者の活動状態をその移動量で評価しているため、室
内の定位置で運動している場合には空調状態の制御が充
分でないという問題もあった。さらに、この空気調和装
置は赤外線検出手段を回転させて走査するもので、回転
部を設けていることから装置が大型になりそのメンテナ
ンスも煩雑であるという問題もあった。
【0008】また、特開平10−288429号公報に
記載された空調冷媒炭酸ガス警報装置は、炭酸ガス濃度
が基準値以下であるか、それ以上であるかの判断はでき
るものの、室内の人数や態様等の判定は困難であるとい
う問題点も有していた。
【0009】そこで本発明は、前記従来の問題点を解決
するもので、室内の居住者の有無及びその人数を正確に
認識すると同時にそれらの態様を判定し、その態様に対
応して空調状態を制御できると同時に適切に換気でき、
無駄に電力を使用することがなく、かつ取り扱いが容易
で、設置場所を選ぶことのないメンテナンスフリーな空
調システム及びその制御方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明の空調システムは、室内入り口に人体の
移動方向に沿って略直線上に複数個設けられた人体感知
センサと、室内の炭酸ガスを感知する炭酸ガスセンサ
と、人体感知センサからの信号を受信して人体の入出を
認識する第1の認識手段と、炭酸ガスセンサが感知した
炭酸ガス濃度から人体の存在を認識する第2の認識手段
と、第1の認識手段からの第1の認識信号と第2の認識
手段からの第2の認識信号とを受信して人体の存在の有
無を判定する判定手段とを備え、判定手段からの判定信
号を受信して空調機器を制御する制御手段を設けたこと
を特徴とする。
【0011】これにより、室内の居住者の有無及びその
人数を正確に認識できると同時にそれらの態様を判定
し、その態様に対応して空調状態を制御でき、無駄に電
力を使用することがない空調システムを得ることができ
る。
【0012】また、人体感知センサが光センサであるこ
とを特徴とする。
【0013】これにより、居住者の有無及び人数を正確
に認識でき、取り扱いが容易でメンテナンスフリーな空
調システムを得ることができる。
【0014】また、人体感知センサが重量センサである
ことを特徴とする。
【0015】これにより、居住者の有無及び人数を正確
に認識でき、設置場所を選ぶことのない空調システムを
得ることができる。
【0016】また、本発明の空調制御方法は、複数個の
赤外線センサを室内入り口に人体の移動方向に沿って略
直線上に設けて人体の入出と人数を第1の認識手段で認
識するとともに、炭酸ガス濃度から人体の存在を第2の
認識手段で認識し、第1の認識手段からの第1の認識信
号と第2の認識手段からの第2の認識信号を受信して判
定手段で人体の存在の有無を判定し、全員の出室を認識
したとき制御手段は空調機器の電源を閉状態にし、つい
で人体の入室及び人数を認識したとき制御手段は空調機
器の電源を開状態にするとともに、認識した人数及び態
様に対応して室内の空調を行うことを特徴とする。
【0017】これにより、室内の居住者の有無及び人数
を誤動作を抑えて正確に認識すると同時にそれらの態様
を判定し、その態様に対応して空調状態を制御でき適切
に換気することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の空調シ
ステムは、室内入り口に人体の移動方向に沿って略直線
上に複数個設けられた人体感知センサと、室内の炭酸ガ
スを感知する炭酸ガスセンサと、人体感知センサからの
信号を受信して人体の入出を認識する第1の認識手段
と、炭酸ガスセンサが感知した炭酸ガス濃度から人体の
存在を認識する第2の認識手段と、第1の認識手段から
の第1の認識信号と第2の認識手段からの第2の認識信
号とを受信して人体の存在の有無を判定する判定手段と
を備え、判定手段からの判定信号を受信して空調機器を
制御する制御手段を設けたものであり、複数個の人体感
知センサが居住者の入出と人数を認識し、炭酸ガスセン
サは炭酸ガス濃度から居住者の人数と態様を認識できる
という作用を有する。
【0019】また、請求項2に記載の発明は、人体感知
センサが光センサからなるものであり、非接触で居住者
の移動方向を認識でき、高精度に居住者の入出を認識で
きるという作用を有する。
【0020】また、請求項3に記載の発明は、人体感知
センサが重量センサからなるものであり、人体の重量を
感知して居住者の移動方向を認識でき、高精度に居住者
の入出を認識できるという作用を有する。
【0021】また、請求項4に記載の空調制御方法は、
複数個の赤外線センサを室内入り口に人体の移動方向に
沿って略直線上に設けて人体の入出と人数を第1の認識
手段で認識するとともに、炭酸ガス濃度から人体の存在
を第2の認識手段で認識し、第1の認識手段からの第1
の認識信号と第2の認識手段からの第2の認識信号を受
信して判定手段で人体の存在の有無を判定し、全員の出
室を認識したとき制御手段は空調機器の電源を閉状態に
し、ついで人体の入室及び人数を認識したとき制御手段
は空調機器の電源を開状態にするとともに、認識した人
数及び態様に対応して室内の空調を行うものであり、判
定手段に受信された第1の認識信号と第2の認識信号か
ら居住者の有無と人数及びその態様を精度良く判定でき
るという作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
を用いて説明する。
【0023】(実施の形態)図1は本発明の実施の形態
における空調システムの構成図である。
【0024】図1において、1は人体感知センサで室内
の入り口に人体の移動方向に沿って略直線上に設けら
れ、人体の存在・不在を感知してその信号を第1の認識
手段3に伝達することができるものである。2は炭酸ガ
スセンサで室内の炭酸ガス濃度を検知しその信号を第2
の認識手段4に伝達することができる。ここで、人体感
知センサ1は光センサや重量センサ等で構成され、高感
度でレスポンスに優れ、設置面積をあまり多く必要とし
なく、モーター等の駆動部が少ないものが好ましい。こ
のなかで光センサには可視光から赤外領域の光を使用し
て発光部と受光部とで構成されるものや、CCD(電荷
結合素子)センサや、物体の表面から放射される赤外線
を測定できる焦電型のもの等がある。また、重量センサ
はひずみゲージを使用したものや、圧電センサ等のよう
に人体の重量を検知できる程度のものであればよい。こ
こでは人体感知センサ1の一例として焦電型の赤外線セ
ンサを使用した場合について説明する。一方炭酸ガスセ
ンサ2には、被検ガスが半導体に接触したときの電気抵
抗の変化から被検ガスの種類や濃度を検知する半導体型
や、被検ガスを安定化ジルコニア等からなる固体電解質
に接触させたときに生じる起電力の大きさから被検ガス
の種類や濃度を検知する固体電解質型等がある。ここで
も、高感度でレスポンスに優れ、設置面積をあまり多く
必要としないものが好ましい。ここでは一例としてアル
カリ土類金属炭酸塩からなるセラミックを検知素子とし
た炭酸ガスセンサ2を使用した場合について説明する。
【0025】次に第1の認識手段3は、上記人体感知セ
ンサ1からの信号を受信して人体の入出を認識できるも
ので、第2の認識手段4は炭酸ガスセンサ2が検知した
炭酸ガス濃度から人体の存在を認識できるものである。
ここで第1の認識手段3からは第1の認識信号を、第2
の認識手段4からは第2の認識信号を判定手段5に伝達
する。判定手段5では第1の認識信号と第2の認識信号
を受診して、2種類の信号から室内に居住する人体の存
在の有無、人数及びその態様を判定する。判定手段5で
判定された結果は制御手段6に送られ、制御手段6は室
内に居住する人体の存在の有無、人数及びその態様に対
応して空調機器7を予め設定された空調状態になるよう
に制御する。
【0026】ここで、人体感知センサ1の配置について
図2に基づいて説明する。図2は本発明の実施の形態に
おける人体感知センサの配置図である。図2において、
図1で使用した符号と同じものは基本的にその意味が同
じであるから、ここでは説明を省略する。人体感知セン
サ1は室内入り口に人体の移動方向に沿って略直線上に
複数個(ここではS1、S2、及びS3の3個)センサ
ボード8に設けられており、矢印で図示したように入室
方向に人体が移動するときには人体感知センサ1がS1
→S2→S3と順に人体を感知しその感知モードを第1
の認識手段3が認識する。一方出室方向に人体が移動す
るときにはS3→S2→S1と逆方向に人体を感知しそ
の感知モードを第1の認識手段3が認識する。ここで感
知モードがS1→S2→S3の時には、居住者の入室を
認識し、S3→S2→S1の時には出室を認識すること
になる。このようにして第1の認識手段3で認識された
第1の認識信号は判定手段5に伝達されることになる。
【0027】つぎに第1の認識手段3からの第1の認識
信号と、第2の認識手段からの第2の認識信号とから入
居者の有無、人数及びその態様を判定する判定手段5に
ついて図3に基づいて説明する。図3は本発明の実施の
形態における判定手段の説明図である。ここでも図1で
使用した符号と同じものは基本的にその意味が同じであ
るから、その説明を省略する。先ず感知モードA1で人
体感知センサ1が「感知せず」のときには第1の認識信
号の内容は「a1:居住者なし」で、感知モードがA2
で「S1→S2→S3」のときには「a2:1人入室し
た」で、感知モードがA3で「n回感知」になると第1
の認識信号の内容は「a3:n人入室した」となる。続
いて感知モードがA4で「S3→S2→S1」となると
第1の認識信号は「a4:1人出室した」となり、感知
モードがA5で「n回感知」になるとその認識信号は
「a5:n人出室した」となる。最終的に感知モードが
A6では「(A2+A3)−(A4+A5)」となって
入室者から出室者を差し引いた「a6:居住者人数」が
第1の認識信号として判定手段5に伝達される。
【0028】つぎに第2の認識手段4とその認識基準と
なる炭酸ガス濃度の基準値について説明する。通常の大
気中の炭酸ガス濃度は約350ppm程度であることか
ら、ここでは多少の余裕を持たせて400ppmを第1
の基準値として設定している。つまり第2の認識手段4
が感知モードB1で「炭酸ガス濃度が第1の基準値以
下」であることを感知すると、第2の認識信号の内容は
「b1:居住者なし」となる。つぎに第2の基準値につ
いて説明する。ここでは50m2の広さの室内に2〜3
人の居住者が通常の態様で居る時を想定している。この
時には室内の炭酸ガス濃度は800〜1000ppmの
範囲に達することから、第2の基準値を900±100
ppmに設定している。したがって、第2の認識手段4
がB2で「炭酸ガス濃度が第2の基準値近傍」であるこ
とを感知すると、第2の認識信号の内容は「b2:居住
者は少人数」となる。さらに第3の基準値について説明
する。上記で説明した室内に居住者がさらに増えて5、
6人以上に達した場合には炭酸ガス濃度が1500pp
m程度以上にまで到達する。また、居住者が2〜3人で
あっても、それらが室内で活発に活動中(アスレチック
や体操等の運動中)であるときには、その運動量に応じ
て居住者の呼気から多くの炭酸ガスが排出されることに
なり、この場合にも1500ppm程度以上にまで到達
することがある。したがって、第2の認識手段4がB3
で「炭酸ガス濃度が第3の基準値以上」であることを感
知すると、第2の認識信号の内容は「b3:居住者は多
人数又は居住者が活動中」となる。
【0029】以上で説明した第1の認識手段3からの第
1の認識信号と、第2の認識手段4からの第2の認識信
号が判定手段5に送られ、判定手段5は図3に示したよ
うな手順で判定することになる。つまり、第1の認識信
号a1と第2の信号b1の論理積(a1かつb1)から
「居住者なし」と判定し、つぎにa2とb2の論理積
(a2かつb2)から「居住者は1人」と判定し、さら
にa6とb3の論理積(a6かつb3)から「n人居住
中又は活動中」と判定する。以上の第1の認識手段3と
第2の認識手段4にはメモリー機能を備えたマイコン等
を設け、このメモリー機能に予め感知モードと第1及び
第2の認識信号とを対応して記憶させておくことによ
り、居住者の移動に対応してそれぞれの認識信号を判定
手段5に伝達することができる。又判定手段5には簡単
な論理演算ができる演算機能を持ったマイコン等とそこ
での演算結果を制御手段6に伝達できる伝達機能を付加
しておくのが適当である。
【0030】つぎに、本発明による空調制御方法につい
て図4に基づいて説明する。図4は本発明の実施の形態
による空調制御方法のフローチャートである。先ずS1
で人体感知センサ1が室内に入出する人体感知信号を読
み込み、それと並行してS2で炭酸ガスセンサ2が室内
の炭酸ガス濃度を読み込む。この読み込んだ人体感知信
号からS3で第1の認識手段3が第1の認識信号を認識
し、同じく読み込んだ炭酸ガス濃度からS4で第2の認
識手段が第2の認識信号を認識する。これらの第1及び
第2の認識信号は判定手段5に伝達され、S5で室内の
居住者の人数及びその態様を判定する。S5で判定した
結果がS6で「居住者なし(YES)」の場合にはS7
で「居住者なし信号」を制御手段6に伝達し、制御手段
6は室内の空調機器を閉状態にするか必要に応じて待機
状態になるように制御する。一方S6で「居住者有り
(NO)」の場合にはS8で「居住者は1人か」どうか
を判定し、「居住者が1人(YES)」の場合にはS9
で制御手段6に「少人数モード空調」信号を伝達し、制
御手段6は予め設定された温度、湿度及び換気等の空調
状態になるように空調機器7を制御する。さらに、S8
で「居住者は1人以上(NO)」の場合にはS10で
「n人居住中又は活動中」かどうかを判定し、YESの
場合にはS11で制御手段6に「多人数モード空調」信
号を伝達し、制御手段6は予め設定された温度、湿度及
び換気等の空調状態になるように空調機器7を制御す
る。以上の制御は室内に居住者が居る間中繰り返され
る。
【0031】以上のように人体と人体から排気される炭
酸ガス濃度を同時に検知することにより室内に居住する
人数及びその態様を精度良く把握でき、快適な空調を容
易に実現することができる。また、以上の実施の形態で
は室内の広さを50m2と想定してその空調制御方法を
説明したが本発明はこれに限られるものでなく、更に広
い面積の室内や狭い室内の場合にも快適な空調状態を実
現することができるものである。ここで広い面積の場合
には炭酸ガスセンサ2を室内の適当な場所に複数個設け
て炭酸ガス濃度の検知能力と精度を確保することがで
き、また複数の入り口が設けられているような場合には
それぞれの入り口に人体感知センサ1を設け、予め設定
されたそれらの感知モードから第1の認識信号を判定手
段5に伝達することにより快適な空調状態を実現するこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上から明らかなように本発明の空調シ
ステムは、室内入り口に人体の移動方向に沿って略直線
上に複数個設けられた人体感知センサと、室内の炭酸ガ
スを感知する炭酸ガスセンサと、人体感知センサからの
信号を受信して人体の入出を認識する第1の認識手段
と、炭酸ガスセンサが感知した炭酸ガス濃度から人体の
存在を認識する第2の認識手段と、第1の認識手段から
の第1の認識信号と第2の認識手段からの第2の認識信
号とを受信して人体の存在の有無を判定する判定手段と
を備え、判定手段からの判定信号を受信して空調機器を
制御する制御手段を設けたものであり、室内の居住者の
有無及び人数を誤動作を抑えて正確に認識すると同時に
それらの態様を正確に判定してその態様に応じて空調状
態を制御でき、無駄に電力を使用することなく、取り扱
いが容易で、設置場所を選ぶことがなくメンテナンスフ
リーにできるという効果を有する。
【0033】本発明の空調制御方法は、複数個の赤外線
センサを室内入り口に人体の移動方向に沿って略直線上
に設けて人体の入出と人数を第1の認識手段で認識する
とともに、炭酸ガス濃度から人体の存在を第2の認識手
段で認識し、第1の認識手段からの第1の認識信号と第
2の認識手段からの第2の認識信号を受信して判定手段
で人体の存在の有無を判定し、全員の出室を認識したと
き制御手段は空調機器の電源を閉状態にし、ついで人体
の入室及び人数を認識したとき制御手段は空調機器の電
源を開状態にするとともに、認識した人数及び態様に対
応して室内の空調を行うものであり、居住者の人数及び
その態様に対応して適切に空調状態を制御できるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における空調システムの構
成図
【図2】本発明の実施の形態における人体感知センサの
配置図
【図3】本発明の実施の形態における判定手段の説明図
【図4】本発明の実施の形態による空調制御方法のフロ
ーチャート
【符号の説明】
1 人体感知センサ 2 炭酸ガスセンサ 3 第1の認識手段 4 第2の認識手段 5 判定手段 6 制御手段 7 空調機器 8 センサボード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内入り口に人体の移動方向に沿って略直
    線上に複数個設けられた人体感知センサと、前記室内の
    炭酸ガスを感知する炭酸ガスセンサと、前記人体感知セ
    ンサからの信号を受信して人体の入出を認識する第1の
    認識手段と、前記炭酸ガスセンサが感知した炭酸ガス濃
    度から人体の存在を認識する第2の認識手段と、前記第
    1の認識手段からの第1の認識信号と前記第2の認識手
    段からの第2の認識信号とを受信して人体の存在の有無
    を判定する判定手段とを備え、前記判定手段からの判定
    信号を受信して空調機器を制御する制御手段を設けたこ
    とを特徴とする空調システム。
  2. 【請求項2】前記人体感知センサが光センサであること
    を特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. 【請求項3】前記人体感知センサが重量センサであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  4. 【請求項4】複数個の赤外線センサを室内入り口に人体
    の移動方向に沿って略直線上に設けて人体の入出と人数
    を第1の認識手段で認識するとともに、炭酸ガス濃度か
    ら人体の存在を第2の認識手段で認識し、前記第1の認
    識手段からの第1の認識信号と前記第2の認識手段から
    の第2の認識信号を受信して判定手段で人体の存在の有
    無を判定し、全員の出室を認識したとき制御手段は空調
    機器の電源を閉状態にし、ついで人体の入室及び人数を
    認識したとき前記制御手段は空調機器の電源を開状態に
    するとともに、認識した人数及び態様に対応して室内の
    空調を行うことを特徴とする空調制御方法。
JP11032392A 1999-02-10 1999-02-10 空調システム及び空調制御方法 Pending JP2000234782A (ja)

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