JPH07103551A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JPH07103551A
JPH07103551A JP5252806A JP25280693A JPH07103551A JP H07103551 A JPH07103551 A JP H07103551A JP 5252806 A JP5252806 A JP 5252806A JP 25280693 A JP25280693 A JP 25280693A JP H07103551 A JPH07103551 A JP H07103551A
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air
air conditioner
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秀明 永友
Jinichi Suzuki
仁一 鈴木
Isao Funayama
功 舟山
Yasuo Imashiro
康雄 今城
Kazuaki Isono
一明 磯野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機の吹出し風の方向を適正にして、
温風が顔に直接当たることなく、かつ充分な暖房感を与
えるようにする。 【構成】 人体(7A)(7B)の位置を人体検知センサ(6)で
左右方向と距離に区別して検知し、方向演算手段(10)及
び距離演算手段(11)により、左右方向及び距離を演算す
る。演算された複数の距離(人体(7A)(7B)に対応)に中
から、最短距離判定手段(12)で最短距離(人体(7B)に対
応)を選択し、この最短距離に対して左右吹出し偏向部
(4A)(4B)の角度を調整して、人体(7B)の足元に風向を向
ける。また、演算された方向により、左右風向演算手段
(14A)(14B)で左右吹出し偏向部(4A)(4B)の角度を調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気調和機の吹出し
気流を制御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の吹出し気流による冷暖房を
効率的にするため、室内ユニットの前面に人体の位置を
検知する人体検知センサを設け、その出力によって吹出
し偏向部(吹出しグリル)の角度を調整するものが提案
されている。
【0003】例えば、特開昭63−80152号公報
(以下第1の従来例という)は、吹出しグリルを複数に
分割し、上記検知された人体の位置に応じた方向へ吹出
しグリルを制御するようにしたものである。また、特開
平1−127840号公報(以下第2の従来例という)
は、人体から放射する赤外線の変化を人体検知センサで
検知して人体の存在するゾーンを判断して、このゾーン
に吹出し気流を向けるように制御するものである。
【0004】また、特開平3−79944号公報(以下
第3の従来例という)は、人体検知センサで人体を検知
し、室内温度が設定温度に達するまではルーバを人が存
在する方向へ向け、室内温度が設定温度に達した後は、
ルーバを人が存在しない方向へ向けて、温風又は冷風が
直接人体に当たらないようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
気調和機の制御装置では、それぞれ次のような問題点が
ある。 1.第1の従来例 暖房運転中は温風を床面まで到達させるとともに、足元
を暖めることが快適性向上の必要条件であるため、壁掛
け形の室内ユニットの場合、一般的に上下風向は下向き
に調整する。
【0006】この従来例では、人体の位置に応じて複数
の左右吹出し偏向部の向きを組み合わせて、風を人体の
方向に向けるようにしているが、上下風向きは人体の位
置に関係なく設定しているため、室内ユニットから人体
までの距離が近過ぎると、暖房運転中に温風が人の顔に
当たって、鼻や肌が乾燥して非常に不快に感じる。一
方、人体までの距離が遠過ぎると、温風が人の足元まで
到達せず、暖房感が不足するだけでなく、人体の位置が
左右に片寄っているときに、設定温度を通常よりも1℃
低めに抑えるようにしているため、暖房感の不足を更に
増加させる。
【0007】また、人体にとっては、人体検知センサの
方向判定結果は、吹出し気流の風向で体感するしかな
く、その風向がどういう人体位置の判断結果として出力
されたものか、今の人体の位置にとって最適であるかが
不明であり、使用者に不安感を与える。
【0008】また、人体位置を判断して、人体の方向へ
風向を設定しているため、特に冷房運転中風に当たり過
ぎることで肌寒さを与えたり、冷過ぎにさせたりする。
【0009】2.第2の従来例 赤外線の変化で人体を検知しているが、静止した人体か
ら放射される赤外線量は変化しないため、従来の焦電形
センサ(後述)を用いた人体検知センサでは、静止人体
を認識することは困難である。したがって、静止してい
る人よりも移動する人を認識し、その方向へ風が向くよ
うに制御することになり、静止している人へ風が向かな
くなり、人が存在しているのに静止した人を無視した空
調となってしまう。
【0010】3.第3の従来例 人体位置を判断して、室内温度が設定温度に達するまで
は、人体が存在する方向へ風を向けるようにしているた
め、温風又は冷風が直接人に当たり、人体が存在する位
置での快適性を無視した空調となる。
【0011】この発明は上記各問題点を解消するために
なされたもので、温風が直接顔に当たることなく、充分
な暖房感が得られ、冷風の当たり過ぎを防止し、静止し
た人を無視することなく空調し、使用者の希望に沿う快
適な空調が期待できるようにした空気調和機の制御装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る空気調和機の制御装置は、人体の位置を室内ユニッ
トに対する左右方向と室内ユニットからの距離とに応じ
て検知する人体検知センサと、検知された左右位置に応
じて左右吹出し偏向部を制御する左右風向演算手段と、
検知された複数の距離の中から最短距離を選択する最短
距離判定手段と、選択された最短距離に対して上下吹出
し偏向部を制御する上下風向演算手段とを備えたもので
ある。
【0013】また、第2の発明に係る空気調和機の制御
装置は、第1の発明の人体検知センサと、左右風向演算
手段とを設け、吹出し気流の温度を検知する吹出し温度
検知器と、検知された吹出し温度により上吹き時間及び
下吹き時間を演算する上吹き・下吹き時間演算手段と、
演算された上吹き・下吹き時間に基づいて上下吹出し偏
向部を制御する上下風向演算手段とを備えたものであ
る。
【0014】また、第3の発明に係る空気調和機の制御
装置は、第1の発明の人体検知センサと、左右風向演算
手段と、最短距離判定手段と、第2の発明の吹出し温度
検知器とを設け、検知された吹出し温度により上吹き時
間及び下吹き時間を演算する上吹き・下吹き時間演算手
段と、演算された最短距離に対して演算された上吹き・
下吹き時間に基づいて上下吹出し偏向部を制御する上下
風向演算手段とを備えたものである。
【0015】また、第4の発明に係る空気調和機の制御
装置は、第1又は第2の発明において、外部から入力さ
れる指令により左右吹出し偏向部及び上下吹出し偏向部
を制御する気流モード入力手段を設けたものである。
【0016】また、第5の発明に係る空気調和機の制御
装置は、第1〜第4の発明において、人体検知センサが
検知した人体の位置を表示する複数の表示部を設けたも
のである。
【0017】また、第6の発明に係る空気調和機の制御
装置は、第1の発明の人体検知センサを設け、この人体
検知センサの出力に基づいて複数の検知エリアから人体
反応があったエリアを判定する人体位置判定手段と、検
知エリアごとの人体の存在・不在に応じて変化する度数
を記憶する存在度数記憶部と、記憶された度数の内人体
反応がなかった検知エリアの存在度数から設定度数を減
算する存在度数減算手段と、
【0018】記憶された度数の内人体反応があった検知
エリアの存在度数に設定度数を加算する存在度数加算手
段と、設定度数の加減算により求められた存在度数と規
定度数との比較により検知エリアごとに人体の存在・不
在を判定する存在判定手段と、この存在判定手段の出力
により吹出し偏向部を制御する風向演算手段とを備えた
ものである。
【0019】また、第7の発明に係る空気調和機の制御
装置は、第1の発明の人体検知センサと、第6の発明の
人体位置判定手段と、存在度数減算手段と、存在度数加
算手段と、存在判定手段と、風向演算手段とを設け、判
定された人体反応エリア情報が変化してから一定時間を
カウントする不感時間設定手段とを備え、このカウント
時間が終了すると存在度数減算手段及び存在度数加算手
段を動作させるようにしたものである。
【0020】また、第8の発明に係る空気調和機の制御
装置は、第1の発明の人体検知センサと、第2の発明の
吹出し温度検知器と、人体検知センサの出力から人体の
存在位置を判定する人体位置判定手段と、判定された人
体の位置、送風機の速度及び検知された吹出し温度から
そのときの快適感を推測する快適感推測手段と、推測さ
れた快適感に応じて吹出し気流を人体方向へ向けるか又
は避けるように吹出し偏向部を制御する不感時間設定手
段とを備えたものである。
【0021】また、第9の発明に係る空気調和機の制御
装置は、第8の発明の人体検知センサと、風向を指令す
る風向選択スイッチと、この風向選択スイッチの操作に
より風向制御手段を動作させるようにしたものである。
【0022】
【作用】この発明の第1の発明においては、検知された
複数の左右位置に応じて複数の左右吹出し偏向部を制御
し、検知された複数の距離の中から最短距離を選択し、
この最短距離に対して上下吹出し偏向部を制御するよう
にしたため、暖房運転時に在室者の足元をねらって温風
を吹き出すことができる。
【0023】また、第2の発明においては、検知された
複数の左右位置に応じて複数の左右吹出し偏向部を制御
し、検知された吹出し温度により上吹き時間及び下吹き
時間を演算し、これに基づいて上下吹出し偏向部を制御
するようにしたため、人体に冷風が当たり続けることは
ない。また、気流変動による刺激を与える。
【0024】また、第3の発明においては、検知された
複数の左右位置に応じて複数の左右吹出し偏向部を制御
し、検知された複数の距離の中から最短距離を選択し、
検知された吹出し温度により上吹き時間及び下吹き時間
を演算し、最短距離に対して演算された上吹き・下吹き
時間に基づいて上下吹出し偏向部を制御するようにした
ため、気流変動による刺激を、人の存在する位置に関係
なく与える。
【0025】また、第4の発明においては、外部から入
力される指令により左右吹出し偏向部及び上下吹出し偏
向部を制御するようにしたため、気流感の有無を人為的
に要求することが可能である。
【0026】また、第5の発明においては、検知された
人体の位置を表示するようにしたため、人体位置は在室
者に直接視覚で認識される。
【0027】また、第6の発明においては、人体反応が
あったエリアを判定し、人体の存在・不在に応じて変化
する度数を記憶し、この度数の内人体反応がなかった検
知エリアの存在度数から設定度数を減算し、人体反応が
あった検知エリアの存在度数に設定度数を加算し、これ
を規定度数と比較して人体の存在・不在を判定して、吹
出し偏向部を制御するようにしたため、人体が静止した
位置が記憶される。
【0028】また、第7の発明においては、人体反応が
あったエリアを判定し、人体反応エリア情報が変化して
から一定時間をカウントし、一方人体の存在・不在に応
じて変化する度数を記憶し、カウント時間が終了すると
第6の発明と同様に検知エリアの存在度数について設定
度数を加減算して人体の存在・不在を判定し、吹出し偏
向部を制御するようにしたため、一人の人が検知エリア
を連続して移動した場合も、通過したエリアは不在と判
断する。
【0029】また、第8の発明においては、判定された
人体の位置、送風機の速度及び吹出し温度からそのとき
の快適感を推測して吹出し気流の風向を制御するように
したため、吹出し温度が一定でも風が当たると寒いと体
感する状況では、積極的に風を人から避けるようにでき
る。
【0030】また、第9の発明においては、風向選択ス
イッチの操作により、吹出し気流の風向を制御するよう
にしたため、そのときの人の体調、天候等で変化する快
適感に応じて風向が人為的に切り換えられる。
【0031】
【実施例】
実施例1.図1〜図3はこの発明の第1の発明の一実施
例を示す図で、図1は全体構成図、図2は室内ユニット
の縦断側面図、図3は動作フローチャートであり、同一
符号は同一部分を示す(以下の実施例も同様)。
【0032】図1及び図2において、(1)は空気調和機
の室内ユニット、(2)は熱交換器、(3)は熱交換器(2)で
加熱又は冷却された空気を送風する送風機、(4A)は吹出
し部に設けられ吹出し気流の左右方向を設定する第1左
右吹出し偏向部、(4B)は同じく第2左右吹出し偏向部、
(5)は同じく吹出し気流の上下方向を設定する上下吹出
し偏向部、(6)は人体(7A)(7B)から放射される赤外線に
反応する人体検知センサである。
【0033】(8)は人体検知センサ(6)の検知エリアで、
ここでは人体(7A)(7B)の位置を左右方向に3エリア
(L,C,R)及び距離方向に3エリア(N,M,L)
のマトリクスからなる計9エリアに区別認識可能なもの
とする。(9)は人体検知センサ(6)に入った赤外線を電圧
波形に変換する電圧波形変換手段、(10)はその電圧波形
の特徴から人体検知センサ(6)に対する人体(7)の左右位
置を演算する方向演算手段、(11)は同じく人体検知セン
サ(6)から人体(7)までの距離を演算する距離演算手段で
ある。
【0034】(12)は距離演算手段(11)が認識した複数の
距離情報の中から最短距離の情報を判定する最短距離判
定手段、(13)は最短距離判定手段(12)で判定された最短
距離に対する目標上下風向を演算する上下風向演算手
段、(14A)(14B)は方向演算手段(10)で演算された人体(7
A)(7B)の左右位置に応じて第1及び第2左右吹出し偏向
部(4A)(4B)の角度を指定する左右風向第1演算手段及び
左右風向第2演算手段である。
【0035】(15A)(15B)はそれぞれ左右風向第1及び第
2演算手段(14A)(14B)により制御され第1及び第2左右
吹出し偏向部(4A)(4B)を駆動するモータ、(16)は上下風
向演算手段(13)により制御され上下吹出し偏向部(5)を
駆動するモータである。
【0036】次に、この実施例の動作を図3を参照して
説明する。このとき、人体(7A)だけが検知エリア(8)中
のエリアLM(左方向・中距離)におり、人体(7B)はい
ないものとし、かつ暖房運転が実施されているものとす
る。ステップS1で人体検知センサ(6)が人体(7A)を検
知し、ステップS2で電圧波形変換手段(9)が人体検知
センサ(6)の出力を電圧波形に変換する。ステップS3
で距離演算手段(11)はこの電圧波形から人体(7A)のいる
エリアLMは中距離Mであると演算し、ステップS4で
方向演算手段(10)は人体(7A)のいるエリアLMは左方向
Lであると演算する。
【0037】これで、ステップS5で人体(7A)のいるエ
リアLMを認識する。ステップS6では認識されたエリ
アLMが近距離にあるかを判定し、近距離であればステ
ップS7で距離Nとし、近距離でなければステップS8
へ進む。ステップS8では中距離にあるかを判定し、中
距離であればステップS9で距離Mとし、中距離でなけ
ればステップS10で距離Lとする(ただし、一人だけ
が存在する場合、ステップS6〜S10は特に意味はな
い)。ステップS11では上下風向演算手段(13)により
人体(7A)の足元に温風が当たるように、つまりエリアL
Mの手前の床面に向けるように上下吹出し偏向部(5)の角
度を設定する。すなわち、表1に示すように、あらかじ
め距離に応じて設定した角度(ここでは下向き70°)
に向ける。
【0038】
【表1】
【0039】ステップS12では左右風向第1及び第2
演算手段(14A)(14B)により、エリアLMの方向に気流を
向けるように第1及び第2左右吹出し偏向部(4A)(4B)の
角度を、表2に示すように、あらかじめ方向に応じて設
定した角度(ここでは左45°)に向ける。
【0040】
【表2】
【0041】ステップS14で上記各手段(13)(14A)(14
B)からそれぞれモータ(16)(15A)(15B)へ制御信号を出力
し、各偏向部(5)(4A)(4B)の角度を制御する。同様に人
体(7A)が他のエリアにいる場合、距離Nのエリアでは下
向け75°、距離Lのエリアでは下向け60°、方向が
正面Cのエリアでは正面0°、方向が右Rのエリアでは
右45°に向けられる。
【0042】このように、人体(7A)が一人のときは、確
実に人体(7A)の足元をねらえるため、温風が人体(7A)の
顔に直接当たることによる鼻や肌の乾燥を防ぎ、人体(7
A)の位置に関係なく充分な暖房感を与えることが可能と
なる。
【0043】次に、在室者が複数の場合について説明す
る。人体(7A)がエリアLM(左方向・中距離)に、人体
(7B)がエリアRN(右方向・近距離)にいるとする。距
離演算手段(11)で演算された中距離及び近距離の二つの
距離情報のうち、最短距離判定手段(12)は人体(7B)の近
距離情報を選択する(ステップS6〜ステップS10参
照)。これで、上下風向演算手段(13)は上下吹出し偏向
部(5)の角度を人体(7B)を基準とする近距離Nのエリア
の手前の床面に向けて、表1に示すように下向き75°
に制御する。
【0044】また、方向演算手段(10)で演算された左方
向L及び右方向Rの二つのエリア認識をもとに、表2に
示すように左右風向第1演算手段(14A)は第1左右吹出
し偏向部(4A)を人体(7A)に対して左方向45°に、左右
風向第2演算手段(14B)は第2左右吹出し偏向部(4B)を
人体(7B)に対して右方向45°に向ける。
【0045】このように、室内に複数の人がいる場合に
は、上下風向を室内ユニット(1)から最も近距離にいる
人を基準とすることによって、暖房運転時に最も不快に
感じる顔への温風の当たりを最優先に回避するととも
に、左右風向をそれぞれの居住者に対して吹き分けるこ
とで、暖房感の悪化を緩和することが可能となる。
【0046】実施例2.図4及び図5はこの発明の第2
の発明の一実施例を示す図で、図4は全体構成図、図5
は動作フローチャートである。なお、図2はこの実施例
にも共用する(以下の実施例も同じ)。
【0047】図4において、(21)は吹出し気流の温度を
検知するサーミスタからなる吹出し温度検知器、(22)は
吹出し温度検知器(21)の出力に基づいて上吹き時間及び
下吹き時間を演算する上吹き・下吹き時間演算手段、(2
3)は上記上吹き時間及び下吹き時間に応じて上下風向を
変更するために目標上下風向を演算してモータ(16)を制
御する上下風向演算手段である。
【0048】次に、この実施例の動作を図5を参照して
説明する(図3と異なる部分について説明する。以下の
実施例も同じ)。なお、在室者は人体(7A)一人とし、冷
房運転が実施されているものとする。ステップS21で
吹出し温度検知器(21)により吹出し温度を検知し、ステ
ップS22〜S29で上吹き・下吹き時間演算手段(22)
は上記吹出し温度に応じて上吹き時間及び下吹き時間を
演算する。例えば、ステップS22で吹出し温度が15
°以下と判定されると、ステップS29で上吹き時間2
3秒、下吹き時間2秒と演算する。
【0049】この演算に使用される上吹き時間、下吹き
時間と吹出し温度との関係は、モニター感覚試験により
求められた。即ち、人は風に当たる周期が速すぎると煩
わしく、遅すぎると物足りなく感じ、冷たい気流に当た
り続けると冷えすぎと感じ、適当に除湿された冷たすぎ
ない風に当たるとさやわかに感ずる。それで、モニター
感覚試験を実施したところ、周期が30秒前後が妥当
で、その内下吹き時間が15秒間の時に風に当たること
を最も快適に感ずる吹出し空気温度が20℃との結果を
得た。この結果をもとに、吹出し空気温度が20℃以上
の時は下吹き時間を徐々に伸ばし、20℃以下の時は徐
々に縮めるようにしている。
【0050】ステップS11では、ステップS29で演
算した上吹き時間及び下吹き時間に従い、上下風向演算
手段(23)により、上下吹出し偏向部(5)の角度をあらか
じめ設定した角度(ここでは下向き70°、上向き0
°)に向け、ステップS29で演算した上吹き時間及び
下吹き時間に従って上下風向を変更する。また、ステッ
プS12では既述のように、第1及び第2左右吹出し偏
向部(4A)(4B)の角度を、表2に示すような角度(ここで
は左45°)に制御する。これにより、人体(7A)に冷風
が当たり続けることがなく、冷え過ぎ、肌寒さなどから
解放されるだけでなく、気流変動に伴う刺激によって涼
感が増すため、設定温度を約2deg高めに設定でき、
省エネルギーが期待できる。
【0051】次に、在室者が複数の場合について説明す
る。人体(7A)がエリアL(左方向)に、人体(7B)がエリ
アR(右方向)にいた場合、上下風向演算手段(23)で
は、上下吹出し偏向部(5)の角度をあらかじめ設定した
角度(ここでは下向き70°、上向き0°)に向け、吹
出し温度により上吹き時間及び下吹き時間を演算して上
下風向きを変更する。また、方向演算手段(10)で演算さ
れた左方向及び右方向という2個のエリア認識に基づい
て、左右風向第1演算手段(14A)は第1左右吹出し偏向
部(4A)を人体(7A)に対して左方向(45°)に、左右風
向第2演算手段(14B)は第2左右吹出し偏向部(4B)を人
体(7B)に対して右方向(45°)に向ける。
【0052】実施例3.図6及び図7はこの発明の第3
の発明の一実施例を示す図で、図6は全体構成図、図7
は動作フローチャートである。図6において、(25)は最
短距離判定手段(12)で判定された最短距離に対する目標
上下風向を定め、上吹き時間及び下吹き時間に応じて上
下風向を変更するために上下風向を演算してモータ(16)
を制御する上下風向演算手段である。
【0053】次に、この実施例の動作を図7を参照して
説明する。なお、在室者は人体(7A)だけとする。既述の
ように、ステップS11で人体(7A)のいる左方向L・中
距離Mという1個のエリア認識結果に応じて、人体(7A)
の足元に温風が当たるように、つまりエリアLMの手前
の床面に向けるように、上下吹出し偏向部(5)の角度
を、表1に示す角度(ここでは、下向き70°、上向き
0°)に向け、吹出し温度により上吹き時間及び下吹き
時間を演算して上下風向を変更する。
【0054】また、ステップS12では、エリアLM
方向に気流を向けるように、第1及び第2左右吹出し偏
向部(4A)(4B)の角度を、表2に示す角度(ここでは左4
5°)に制御する。
【0055】このように、人体距離情報を元に、上下風
向の変更角度を設定するようにしたため、空気調和機か
らの距離によって冷風に当たる時間が変わることがなく
なる。これにより、人体(7A)に冷風が当たり続けること
がなく、冷え過ぎ、肌寒さなどから解放されるだけでな
く、気流変動に伴う刺激によって涼感が増すため、設定
温度を約2deg高めに設定でき、省エネルギーが期待
できる。
【0056】次に在室者が複数の場合について説明す
る。図1及び図3で説明したように、人体(7A)がエリア
M(左方向・中距離)に、人体(7B)がエリアRN(右方
向・近距離)にいた場合、ステップS6〜S10で中距
離M及び距離Nの二つの距離情報のうち、最短距離とし
て人体(7B)の近距離情報を選択する。
【0057】ステップS11で上下吹出し偏向部(5)の
角度を、人体(7B)を基準とする近距離エリアに向けるよ
うに、表1に示す角度(ここでは75°)に制御し、吹
出し温度により上吹き時間及び下吹き時間を演算して上
下風向を変更する。また、ステップS12では、左方向
L及び右方向Rという2化のエリア認識に基づいて、第
1左右吹出し偏向部(4A)を人体(7A)に対して左方向(4
5°)に、第2左右吹出し偏向部(4B)を人体(7B)に対し
て右方向(45°)に向ける。
【0058】このように、室内に複数の人がいる場合に
は、上下風向を室内ユニット(1)から最も近距離にいる
人を基準にすることによって、冷房運転時に最も冷風に
当たる人への不快感を和らげ、左右風向をそれぞれの在
室者に対して吹き分けることにより、涼感による刺激空
調を行なうことができる。
【0059】実施例4.図8及び図9はこの発明の第4
の発明の一実施例を示す図で、図8は全体構成図、図9
は動作フローチャートである。図8において、(27)は外
部操作により気流モードを入力する、例えば「風に当り
たいか」か「風に当たりたくない」か等を選択するスィ
ッチからなる気流モード入力部、(28)は気流モード入力
と上吹き・下吹き時間演算手段(22)の出力により目標上
下風向を定めモータ(16)を制御する上下風向演算手段で
ある。
【0060】(29A)(29B)は気流モード入力部(27)からの
入力により、方向演算手段(10)から出力される人体(7A)
(7B)の左右位置に応じて第1及び第2左右吹出し偏向部
(4A)(4B)の角度を指定する左右風向第1演算手段及び左
右風向第2演算手段である。
【0061】次に、この実施例の動作を図9を参照して
説明する(ただし、在室者が一人だけの場合の説明は省
略する)。気流モードが入力されなかった場合の動作
は、実施例2及び実施例3の動作と同様である。ステッ
プS31で気流モードを入力し、ステップS32でそれ
が気流感を避けたいという入力であれば、ステップS6
へ進んだ後、既述のように最短距離を選択してステップ
S11で上下風向をあらかじめ設定された角度(上向き
0°)に制御する。
【0062】また、ステップS12では、左右風向第1
及び第2演算部(29A)(29B)により、第1及び第2左右吹
出し偏向部(4A)(4B)を人体(7A)(7B)の存在しない方向へ
吹き出すように設定する。全エリアに人が存在する場合
は第1及び第2左右吹出し偏向部(4A)(4B)を気流が左右
に拡散されるように設定する。
【0063】このようにして、全く気流感が欲しくない
という要求にも、外部からの遠隔操作で気流モード入力
部(27)を動作させて即時に対応することが可能であり、
使用者の欲求を妨げることはない。
【0064】実施例5.図10及び図11はこの発明の
第5の発明の一実施例を示す図で、図10は室内ユニッ
トの外観図、図11は動作フローチャートである。図1
0において、(31)は左方向Lに人がいるときに点灯し、
左方向Lに人がいないときに消灯する左方向在室表示
部、(32)は同じく中央方向Cに対応する中央方向在室表
示部、(33)は同じく右方向Rに対応する右方向在室表示
部である。
【0065】次に、この実施例の動作を図11を参照し
て説明する。ステップS1,S2,S4は図3と同様で
ある。ステップS41で人体(7A)が左方向Lに存在する
かを判定し、左方向Lに存在すればステップS42で左
方向在室表示部(31)を点灯し、左方向Lに存在しないと
きはステップS43で左方向在室表示部(31)を消灯す
る。
【0066】同様に、ステップS44で中央方向Cに存
在するかを判定し、存在すればステップS45で中央方
向在室表示部(32)を点灯し、存在しなければステップS
46で消灯する。また、ステップS47で右方向Rに存
在するかを判定し、存在すればステップS48で右方向
在室表示部(33)を点灯し、存在しなければステップS4
9で消灯する。
【0067】これで、人体(7A)がエリアLM(左方向・
中距離)だけに存在したときは、左方向在室表示部(31)
だけが点灯し、中央方向在室表示部(32)及び右方向在室
表示部(33)は消灯する。また、人体(7A)がエリアL
M(左方向・中距離)に、人体(7B)がエリアRN(右方向
・近距離)に点在するときは、左方向及び右方向在室表
示部(31)(33)の二つが点灯し、中央方向在室表示部(32)
は消灯する。
【0068】このようにして、人体検知センサ(6)によ
る人体位置判定結果が、使用者に直接視覚で認識できる
ため、気流が体に当たるか否かの感触でしか風向きを体
感することができない使用者に安心感を与える。一方、
万一人体位置が認識できなかった場合に、使用者にその
ずれを知らせることにより、人が自らの行動で人体検知
センサ(6)に正しい情報を再検知させることが可能とな
る。
【0069】なお、この実施例では、方向だけの表示例
を示したが、方向及び距離の両方を表示することも可能
であり、同様の効果が期待できる。
【0070】実施例6.図12〜図16はこの発明の第
6の発明の一実施例を示す図で、図12は室内ユニット
の外観図、図13は人体検知センサの動作説明用横断面
図、図14は全体構成図、図15は動作フローチャー
ト、図16は存在度数加減算の動作説明図である。
【0071】図12及び図13において、(6a)(6b)は人
体検知センサ(6)の第1センサ素子及び第2センサ素
子、(6c)は集光機能を有するフレネルレンズ、(35)は気
流吹出し口である。人体検知センサ(6)には、人体(7A)
から発せられる赤外線の熱による温度上昇を電気抵抗の
変化としてとらえ、その抵抗値に応じた出力信号を発生
する熱駆動形と、赤外線を光としてとらえ、その電離作
用を検知する量子形とがある。ここでは、熱駆動形セン
サの一種である焦電形センサとして説明する。
【0072】第1及び第2センサ素子(6a)(6b)は、それ
ぞれフレネルレンズ(6c)を通過する視野角内の赤外線の
変化を検知するもので、表3に示すように、人体(7A)の
存在方向を判定する。
【0073】
【表3】
【0074】すなわち、人体(7A)の行動に伴う赤外線の
変化に対して第1センサ素子(6a)だけ検知した場合は左
方向L、第2センサ素子(6b)だけ検知した場合は右方向
R、第1及び第2センサ素子(6a)(6b)が同時に検知した
場合は中央方向Cで人体(7A)が動いたと選択する。この
実施例では、上記のような3個の検知エリアを持つ人体
検知センサ(6)を使用するものとする。
【0075】図14において、(41)は電圧波形変換手段
(9)の出力に応じて人体(7A)(7B)が動いたエリアを判定
する人体位置判定手段、(42)はそれぞれ左方向L,C,
Rの人体(7A)(7B)の存在又は不在に応じて変化する度数
を記憶する存在度数メモリL(42a)、存在度数メモリC
(42b)及び存在度数メモリR(42c)で構成された存在度数
記憶部、(43)は人体反応がなかった検知エリアの存在度
数Kから任意の設定度数ΔK1を減算する存在度数減算
手段である。
【0076】(44)は人体反応があった検知エリアの存在
度数Kに任意の設定度数ΔK2を加算する存在度数加算
手段、(45)は各存在度数メモリL,C,R(42a)〜(42c)
の存在度数Kと任意の設定度数K0との大小比較により
検知エリアごとの人体(7A)(7B)の存在又は不在を判定す
る存在判定手段である。
【0077】次に、この実施例の動作を図15及び図1
6を参照して説明する。ステップS1,S2,S4は図
3と同様である。ステップS50で人体検知センサ(6)
の人体反応があった時だけステップS2に進み、なけれ
ば終了する。ステップS51〜S53で左方向エリアL
の反応から、ステップS54〜S56で中央方向エリア
Cの反応から、ステップS57〜S59で右方向エリア
Rの反応から、それぞれ設定度数ΔK2,ΔK1を加減
算する。また、ステップS60〜S62で左方向エリア
Lに、ステップS63〜S65で中央方向エリアCに、
ステップS66〜S68で右方向エリアRにそれぞれ人
体(7A)(7B)が存在するかを判定する。
【0078】今、人体(7A)が左方向エリアLで動き、人
体(7B)が右方向エリアRで静止したとすると、電圧波形
変換手段(9)には人体(7A)の反応だけが表れるため、リ
アルタイムで認識できる方向は左方向Lだけとなる。こ
れで、ステップS56で存在度数減算手段(43)により、
存在度数記憶部(42)の存在度数メモリC(42b)の存在度
数KCから設定度数ΔK1を減算し、ステップS59で
存在度数メモリR(42c)の存在度数KRから設定度数ΔK
1を減算する。
【0079】また、ステップS52で存在度数加算手段
(44)により、存在度数メモリL(42a)の存在度数KLに設
定度数ΔK2を加算する。その後、右方向エリアRの人
体(7B)が動き、リアルタイムで右方向エリアRを認識す
ると、ステップS56で存在度数メモリC(42b)の存在
度数KCから設定度数ΔK1を減算し、ステップS53
で存在度数メモリL(42a)の設定度数ΔK1を減算す
る。また、ステップS58で存在度数メモリR(42c)の
存在度数KRに設定度数ΔK2を加算する。
【0080】図16に示すように、ΔK1<<ΔK2と
設定することにより、上記過程で存在度数はKR>KL
>KCの順に大小関係となる。ここで、設定度数K0を
R>KL>K0>KCとなるような適当なしきい値とす
ることにより、ステップS66,S67で存在度数Kが
設定度数よりも大きい右方向エリアRに、ステップS6
0,S61で同じく左方向エリアLに人が存在すると判
定する。また、ステップS63,S65で存在度数Kが
設定度数K0以下の中央方向エリアCには人がいないと
判定する。
【0081】その結果、左方向及び右方向という2個の
エリア認識に基づいて、ステップS12,S14で第1
左右吹出し偏向部(4A)を人体(7A)に対して左方向45°
に、第2左右吹出し偏向部(4B)を人体(7B)に対して右方
向45°に向ける。
【0082】実施例7.図17及び図18はこの発明の
第7の発明の一実施例を示す図で、図17は全体構成
図、図18は動作フローチャートである。図17におい
て、(47)は人体位置判定手段(41)で判定された人体反応
エリア情報が出力されてからの時間をカウントする時間
演算手段、(48)は人体反応エリア情報が変化すると上記
時間カウントをリセットする時間リセット手段、(49)は
上記カウント時間が任意の設定時間T0を超えると、存
在度数減算手段(43)及び存在度数加算手段(44)の演算処
理を開始するトリガ手段である。ここで、各手段(47)〜
(49)は不感時間設定手段を構成している。
【0083】次に、この実施例の動作を図18及び図1
6を参照して説明する。ただし、一人の在室者が室内を
動き回わるものとする。室内に一人しか存在しない場合
に部屋全体を空調することはむだが多く、人の存在エリ
アだけを対象とした空調が経済的であることは明白であ
る。すなわち、室内ユニット(1)に搭載する人体検知セ
ンサ(6)にとって、人が対象エリアで生活しているの
か、過渡的に通過しただけであるかを速やかに認識でき
るかは重要なポイントである。
【0084】ステップS50で人体反応がなければ、ス
テップS71でフラグFが判定され、Fが0であれば終
了し、Fが1であればステップS75に進む。ステップ
S50で人体反応があると判定されると、ステップS
2,S4を通ってステップS72へ進む。ステップS7
2では前回の演算からの方向変化があったかを判定し、
方向変化がなければステップS75で時間演算手段(47)
によるタイマTをカウントアップする。ステップS76
でカウント時間Tが一定時間T0に達しない間は左右風
向固定のまま終了する。一定時間を超えるとステップS
77でフラグFを0として、ステップS51へ進み、以
下図15で説明したように処理する。ステップS72で
方向変化があればステップS73、ステップS74と進
み、時間リセット手段(48)によりタイマTをリセットし
てフラグFを1としてステップS12に進む。
【0085】例えば、人体(7A)が左方向エリアLから右
方向エリアRに移動した場合、人体位置判定手段(41)は
人体(7A)の移動に応じてエリアL→エリアC→エリアR
へと変わることを認識する。一般家庭における人の走行
速度は0.3〜1.0m/sであり、対象検知エリアを
通過する所要時間は10秒以下である。そこで、一定時
間TOを20〜30秒とし、位置情報更新からのカウン
ト時間がT<T0の場合には、存在度数の加算処理を見
送ることにより、通過エリアである左方向エリアL及び
中央方向エリアCは不在エリアであり、右方向エリアR
が人が存在するエリアであると判断する。
【0086】更に、存在判定手段(45)からの存在エリア
情報と人体位置判定手段(41)からのリアルタイム情報の
OR論理をとることにより、左右風向第1演算手段(14
A)及び左右風向第2演算手段(14B)は、通過する人の動
きには追従しながら、同時に静止している人のエリアに
左右風向を設定する。
【0087】この実施例では、3エリアの方向検知可能
な人体検知センサ(6)を用いるものについて説明した
が、検知エリア数の異なるセンサや、方向と距離の同時
検知が可能なセンサにも、同様の内容が展開可能であ
り、この実施例と同様の効果が期待できる。
【0088】実施例8.図19はこの発明の第8の発明
の一実施例を示す動作フローチャートである。図1及び
図19を参照して暖房モード運転について説明する。
【0089】まず、室内ユニット(1)内部に設置された
室温判定部(図示しない)から室温Taを取り込み、ス
テップS71で室温Taと設定温度Tsetの差が所定温
度αよりも大きい(例えば3deg超過)かを判定し、
所定温度αよりも高いときは、ステップS72で上下吹
出し偏向部(5)の角度を変更して、風を人体位置検出部
から判定した位置へ向ける。これは、室温Taと設定温
度Tsetの差が大きい場合は、圧縮機は最大能力運転を
行なっており、人の位置に風を向ける方が速暖性が高ま
るためである。
【0090】室温Taと設定温度Tsetの差が所定温度
α以下(例えば3deg以下)であると、ステップS7
3へ進み、吹出し温度の目安となる熱交換器(2)の内管
温度Thが目標下限値βよりも低いかを判定する。目標
下限値βよりも低い場合は不快と判定し、ステップS7
4で上下吹出し偏向部(5)の角度を変更して、風を人に
向けないようにする。ステップS73で内管温度Thが
目標下限値β以上の場合はステップS75へ進み、吹出
し気流を生成する送風機の速度と、室内ユニット(1)か
ら人までの距離の関係から快又は不快を判定する。
【0091】このとき、吹出し温度が低く、その風が人
に直接当たるような状況の場合はそれを不快と判定し、
左右吹出し偏向部(4A)(4B)及び上下吹出し偏向部(5)の
角度を変更して、風を人のいない方向へ向ける。このと
き、風を床面に向け、室内の温度分布を悪化させないよ
うにすることが望ましい。
【0092】一般に風速が1m/s増加すると、体感温
度は同一位置で約3deg増え、温風吹出し口からの距
離が増えると上記体感効果は減衰するため、快又は不快
の基準は表4に示すようなマトリクスを用いる。表4に
示す数字は温度の目標値である。
【0093】
【表4】
【0094】すなわち送風機速度と室内ユニット(1)か
ら人までの距離との関係を、吹出し温度の目安となる熱
交換器(2)の内管温度Thで快適感を判定する。内管温
度Thが表5に示す目標値よりも高い温度で風を吹き出
している場合は、その位置での人の環境は快適であると
判定し、ステップS72で風を人のいる方向へ向ける。
目標値以下の温度で風を吹き出している場合は、その位
置での人の環境は不快(風が当たると寒いと感じる)で
あると判定し、ステップS74で風を人のいない方向へ
向ける。
【0095】上記は暖房モード運転について説明した
が、冷房モード運転でも上記のような快適感を判定し、
風向は自動的に変更される。
【0096】実施例9.図20はこの発明の第9の発明
の一実施例を示す動作フローチャートである。図8及び
図20を参照して説明する。
【0097】ステップS77で人体位置を検知する。ス
テップS78で風に当たりたいか(快モード)、風に当
たりたくないか(不快モード)等を選択する気流モード
入力部(27)である風向選択スイッチ(快・不快判定スイ
ッチ)の指示が「快モード」か「不快モード」かを判定
する。「快モード」であればステップS79で風向きは
そのままとする。「不快モード」であればステップS8
0で風を人のいない方向へ向ける。
【0098】このようにして、自動運転モードで実施例
8のように快又は不快を判定している場合でも、外部か
らの遠隔操作により、直接快又は不快のモードに切り換
えることができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1の発
明では、検知された複数の左右位置に応じて複数の左右
吹出し偏向部を制御し、検知された複数の距離の中から
最短距離を選択し、この最短距離に対して上下吹出し偏
向部を制御するようにしたので、暖房運転時に在室者の
足元をねらって温風を吹き出すことができ、在室者が一
人のときは暖房運転時に最も不快に感じる顔への温風当
たりを防ぐことができるとともに、人の位置に関係なく
充分な暖房感を与えることができる効果がある。
【0100】また、在室者が複数のときでも、顔への温
風当たりを再優先に回避できるとともに、温風を在室者
に対して吹き分けて、暖房感の悪化を緩和することがで
きる効果がある。
【0101】また、第2の発明では、検知された複数の
左右位置に応じて複数の左右吹出し偏向部を制御し、検
知された吹出し温度により上吹き時間及び下吹き時間を
演算し、これに基づいて上下吹出し偏向部を制御するよ
うにしたので、人体に冷風が当たり続けることがなく、
冷風感を和らげ、又は冷え過ぎを防ぐことができる。ま
た、気流変動による刺激を与え、冷風感とは異なる快適
な涼感を得て、設定温度を約2deg高めに設定しても
同じ涼感を与えることができる等の効果がある。
【0102】また、第3の発明では、検知された複数の
左右位置に応じて複数の左右吹出し偏向部を制御し、検
知された複数の距離の中から最短距離を選択し、検知さ
れた吹出し温度により上吹き時間及び下吹き時間を演算
し、最短距離に対して演算された上吹き・下吹き時間に
基づいて上下吹出し偏向部を制御するようにしたので、
気流変動による刺激を、人の存在する位置に関係なく与
え、常に同じ涼感を得ることができる効果がある。
【0103】また、複数の人に対しても、最も冷風の吹
き出し口に近い人を最優先にして制御し、冷過ぎを確実
に防止できる効果がある。
【0104】また、第4の発明では、外部から入力され
る指令により左右吹出し偏向部及び上下吹出し偏向部を
制御するようにしたので、気流感の有無を人為的に要求
することが可能であり、気流感が欲しくない使用者に対
して、気流感のない冷房を与えることができる効果があ
る。
【0105】また、第5の発明では、検知された人体の
位置を表示するようにしたので、人体位置は在室者に直
接視覚で認識され、気流の感触でしか風向を体感できな
い在室者に安心感を与えるとともに、万一人体位置が認
識できなかった場合に、在室者にそのずれを知らせるこ
とにより、人が自らの行動で人体検知センサに、正しい
情報を再検知させることができる効果がある。
【0106】また、第6の発明では、人体検知手段によ
る人体反応があったエリアを判定し、人体の存在・不在
に応じて変化する度数を記憶し、この度数の内人体反応
がなかった検知エリアの存在度数から設定度数を減算
し、人体反応があった検知エリアの存在度数に設定度数
を加算し、これを規定度数と比較して人体の存在・不在
を判定して、吹出し偏向部を制御するようにしたもので
ある。
【0107】これにより、人体が静止した位置が記憶さ
れ、従来困難であった静止人体認識を可能にし、人体が
静止中でも移動中でも、その動きを的確に把握して風向
を制御することができる効果がある。
【0108】また、第7の発明では、人体検知手段によ
る人体反応があったエリアを判定し、人体反応エリア情
報が変化してから一定時間をカウントし、一方人体の存
在・不在に応じて変化する度数を記憶し、カウント時間
が設定時間を超えると、第6の発明と同様に検知エリア
の存在度数について設定度数を加減算して人体の存在・
不在を判定し、吹出し偏向部を制御するようにしたもの
である。
【0109】これにより、一人の人が検知エリアを連続
して移動した場合も、通過したエリアは不在と判断し、
全エリアに向けて空調することを防ぎ、省エネルギー運
転を実施できる効果がある。
【0110】また、第8の発明では、判定された人体の
位置、送風機の速度及び吹出し温度からそのときの快適
感を推測して吹出し気流の風向を制御するようにしたの
で、吹出し温度が一定でも、風が当たると寒いと体感す
る状況では、積極的に風を人から避け、いっそう快適な
空調を実現できる効果がある。
【0111】また、第9の発明では、風向選択スイッチ
の操作により、吹出し気流の風向を制御するようにした
ので、そのときの人の体調、天候等で変化する快適感に
応じて風向が人為的に切り換えられ、使用者の希望に沿
う快適が空調が期待できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す全体構成図。
【図2】この発明の実施例1を示す室内ユニットの縦断
側面図。
【図3】図1の動作フローチャート。
【図4】この発明の実施例2を示す全体構成図。
【図5】図4の動作フローチャート。
【図6】この発明の実施例3を示す全体構成図。
【図7】図6の動作フローチャート。
【図8】この発明の実施例4を示す全体構成図。
【図9】図8の動作フローチャート。
【図10】この発明の実施例5を示す室内ユニットの外
観図。
【図11】図10の動作フローチャート。
【図12】この発明の実施例6を示す室内ユニットの外
観図。
【図13】この発明の実施例6を示す人体検知センサの
動作説明用横断面図。
【図14】この発明の実施例6を示す全体構成図。
【図15】図14の動作フローチャート。
【図16】図14の存在度数加減算の動作説明図。
【図17】この発明の実施例7を示す全体構成図。
【図18】図17の動作フローチャート。
【図19】この発明の実施例8を示す動作フローチャー
ト。
【図20】この発明の実施例9を示す動作フローチャー
ト。
【符号の説明】
1 室内ユニット 2 熱交換器 3 送風機 4A 第1左右吹出し偏向部 4B 第2左右吹出し偏向部 5 上下吹出し偏向部 6 人体検知センサ 7A,7B 人体 8 検知エリア 12 最短距離判定手段 13 上下風向演算手段 14A 左右風向第1演算手段 14B 左右風向第2演算手段 21 吹出し温度検知器 22 上吹き・下吹き時間演算手段 23,25 上下風向演算手段 27 気流モード入力手段 28 上下風向演算手段 29A 左右風向第1演算手段 29B 左右風向第2演算手段 31〜33 表示部 41 人体位置判定手段 42 存在度数記憶部 43 存在度数減算手段 44 存在度数加算手段 45 存在判定手段 47 不感時間設定手段(時間演算手段) 48 不感時間設定手段(時間リセット手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今城 康雄 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 磯野 一明 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内ユニットの空気吹出し部に、それぞ
    れ駆動機により駆動され吹出し気流の左右方向を調整す
    る複数の左右吹出し偏向部と、上下方向を調整する上下
    吹出し偏向部とを有する空気調和機において、人体の位
    置を上記室内ユニットに対する左右方向と上記室内ユニ
    ットからの距離とに応じて検知する人体検知センサと、
    上記検知された左右位置に応じて上記左右吹出し偏向部
    を制御する左右風向演算手段と、上記検知された複数の
    距離の中から最短距離を選択する最短距離判定手段と、
    上記選択された最短距離に対して上記上下吹出し偏向部
    を制御する上下風向演算手段とを備えたことを特徴とす
    る空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 室内ユニットの空気吹出し部に、それぞ
    れ駆動機により駆動され吹出し気流の左右方向を調整す
    る複数の左右吹出し偏向部と、上下方向を調整する上下
    吹出し偏向部とを有する空気調和機において、人体の位
    置を上記室内ユニットに対する左右方向と上記室内ユニ
    ットからの距離とに応じて検知する人体検知センサと、
    上記検知された左右方向に応じて上記左右吹出し偏向部
    を制御する左右風向演算手段と、上記吹出し気流の温度
    を検知する吹出し温度検知器と、上記検知された吹出し
    温度により上吹き時間及び下吹き時間を演算する上吹き
    ・下吹き時間演算手段と、上記演算された上吹き・下吹
    き時間に基づいて上記上下吹出し偏向部を制御する上下
    風向演算手段とを備えたことを特徴とする空気調和機の
    制御装置。
  3. 【請求項3】 室内ユニットの空気吹出し部に、それぞ
    れ駆動機により駆動され吹出し気流の左右方向を調整す
    る複数の左右吹出し偏向部と、上下方向を調整する上下
    吹出し偏向部とを有する空気調和機において、人体の位
    置を上記室内ユニットに対する左右方向と上記室内ユニ
    ットからの距離とに応じて検知する人体検知センサと、
    上記検知された左右位置に応じて上記左右吹出し偏向部
    を制御する左右風向演算手段と、上記検知された複数の
    距離の中から最短距離を選択する最短距離判定手段と、
    上記吹出し気流の温度を検知する吹出し温度検知器と、
    上記検知された吹出し温度により上吹き時間及び下吹き
    時間を演算する上吹き・下吹き時間演算手段と、上記演
    算された最短距離に対して演算された上記上吹き・下吹
    き時間に基づいて上記上下吹出し偏向部を制御する上下
    風向演算手段とを備えたことを特徴とする空気調和機の
    制御装置。
  4. 【請求項4】 外部から入力される指令により左右吹出
    し偏向部及び上下吹出し偏向部を制御する気流モード入
    力手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の空気調和機の制御装置。
  5. 【請求項5】 人体検知センサが検知した人体の位置を
    表示する複数の表示部を設けたことを特徴とする請求項
    1〜請求項4のいずれかに記載の空気調和機の制御装
    置。
  6. 【請求項6】 室内ユニットの空気吹出し部に、駆動機
    により駆動され吹出し気流の方向を調整する吹出し偏向
    部を有する空気調和機において、人の動きを検知する人
    体検知センサと、この人体検知センサの出力に基づいて
    複数の検知エリアから人体反応があったエリアを判定す
    る人体位置判定手段と、上記検知エリアごとの上記人体
    の存在・不在に応じて変化する度数を記憶する存在度数
    記憶部と、上記記憶された度数の内上記人体反応がなか
    った検知エリアの存在度数から設定度数を減算する存在
    度数減算手段と、上記記憶された度数の内上記人体反応
    があった検知エリアの存在度数に設定度数を加算する存
    在度数加算手段と、上記設定度数の加減算により求めら
    れた存在度数と規定度数との比較により上記検知エリア
    ごとに上記人体の存在・不在を判定する存在判定手段
    と、この存在判定手段の出力により上記吹出し偏向部を
    制御する風向演算手段とを備えたことを特徴とする空気
    調和機の制御装置。
  7. 【請求項7】 室内ユニットの空気吹出し部に、駆動機
    により駆動され吹出し気流の方向を調整する吹出し偏向
    部を有する空気調和機において、人の動きを検知する人
    体検知センサと、この人体検知センサの出力に基づいて
    複数の検知エリアから人体反応があったエリアを判定す
    る人体位置判定手段と、上記判定された人体反応エリア
    情報が変化してから一定時間をカウントする不感時間設
    定手段と、上記検知エリアごとの上記人体の存在・不在
    に応じて変化する度数を記憶する存在度数記憶部と、上
    記カウント時間が終了すると動作し上記記憶された度数
    の内上記人体反応がなかった検知エリアの存在度数から
    設定度数を減算する存在度数減算手段と、上記カウント
    時間が終了すると動作し上記記憶された度数の内上記人
    体反応があった検知エリアの存在度数に設定度数を加算
    する存在度数加算手段と、上記設定度数の加減算により
    求められた存在度数と規定度数との比較により上記検知
    エリアごとに上記人体の存在・不在を判定する存在判定
    手段と、この存在判定手段の出力により上記吹出し偏向
    部を制御する風向演算手段とを備えたことを特徴とする
    空気調和機の制御装置。
  8. 【請求項8】 室内ユニットの空気吹出し部に、送風機
    による吹出し気流の方向を調整する吹出し偏向部を有す
    る空気調和機において、人の動きを検知する人体検知セ
    ンサと、上記吹出し気流の温度を検知する吹出し温度検
    知器と、上記人体検知センサの出力から人体の存在位置
    を判定する人体位置判定手段と、上記判定された人体の
    位置、上記送風機の速度及び上記検知された吹出し温度
    からそのときの快適感を推測する快適感推測手段と、上
    記推測された快適感に応じて上記吹出し気流を上記人体
    方向へ向けるか又は避けるように上記吹出し偏向部を制
    御する不感時間設定手段とを備えたことを特徴とする空
    気調和機の制御装置。
  9. 【請求項9】 室内ユニットの空気吹出し部に、吹出し
    気流の方向を調整する吹出し偏向部を有する空気調和機
    において、人の動きを検知する人体検知センサと、風向
    を指令する風向選択スイッチと、この風向選択スイッチ
    の操作により上記吹出し気流を上記検知された人体方向
    へ向けるか又は避けるように上記吹出し偏向部を制御す
    る風向制御手段とを備えたことを特徴とする空気調和機
    の制御装置。
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