JP3495692B2 - 見守りサービスシステム - Google Patents

見守りサービスシステム

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JP3495692B2
JP3495692B2 JP2000268552A JP2000268552A JP3495692B2 JP 3495692 B2 JP3495692 B2 JP 3495692B2 JP 2000268552 A JP2000268552 A JP 2000268552A JP 2000268552 A JP2000268552 A JP 2000268552A JP 3495692 B2 JP3495692 B2 JP 3495692B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、見守りサービスを
享受するサービス享受者の生活状態を検知する宅内装置
と、見守りサービスの契約を行ったサービス契約者が使
用する契約者側端末と、宅内装置からの生活情報を収
集、管理して各種のサービス提供を行うサービス管理装
置とが、各種通信ネットワークを介して接続された見守
りサービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会の到来により、高齢者世帯向
けの各種サービスが提供されている。例えば、地域で老
人世帯を見守るサービスとして、老人世帯に非常コール
ボタンを設置し、その非常コールボタンの操作による非
常通報を受信するセンターをその地域内(例えば、消防
署等)に設け、老人に異常が発生した場合に、その非常
コールボタンを押してもらうことで、非常通報を受信し
たセンターから例えば消防署員が駆けつけるといったシ
ステムがある(これを従来技術1という)。
【0003】また、個人的なシステムとして、例えば特
開平9−131382号公報に開示されている在宅看護
管理装置がある。この装置は、宅内に各種センサを設け
て在宅老人の異常を検知し、異常検知時には異常信号を
管理者(例えば救急センター)に通報するようになって
いる(これを従来技術2という)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術1の場合には、システムの保守、メンテナンスが
大変であり、また、24時間管理できる体制が必要であ
るため、センターの設置場所としては消防署等の限られ
ごく一部の施設に限られてしまうといった問題があっ
た。また、このシステムでは、異常が発生した老人自身
が非常コールボタンを押す必要があるため、突然に倒れ
たりした場合には、センターに通報することができない
といった問題もあった。
【0005】また、上記従来技術2の場合には、その在
宅看護管理装置をシステムとして導入するのに資金力が
要求され、また、非常時の管理体制が必ず必要となるの
で、高コストになるといった問題があった。また、必ず
しもボランティアの活用が期待できないといった問題も
あった。
【0006】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その目的は、サービス享受者になんら負担を
かけることなく、サービス享受者を24時間フルに見守
ることができ、異常が発生した場合には、サービス契約
者やサービス提供者にサービス享受者の異常に関連する
情報を送信することで、いち早く対応することのできる
見守りサービスシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の見守りサービスシステムは、見守りサービ
スを享受するサービス享受者の生活状態を検知する宅内
装置と、サービス管理会社に設置され、前記宅内装置と
通信ネットワークを介して接続された、前記サービス享
受者の生活情報を収集、管理して各種のサービス提供を
行うサービス管理装置とを有する見守りサービスシステ
ムであって、前記サービス管理装置は、通信ネットワー
クを介して接続される見守りサービスの契約を行ったサ
ービス契約者が使用する契約者側端末に、前記宅内装置
からの生活情報に基づいて作成され、時間軸に沿ってサ
ービス享受者が滞在した居間、トイレ、寝室の別を各々
異なる表示をもって順次連続させて画面に表示させる生
活パターン画面表示データを送信する機能を有すること
を特徴とする。
【0008】このような特徴を有する本発明によれば、
例えば子供が都会に居住し、高齢であるその両親が遠隔
地の田舎等に居住している場合に、サービス契約者であ
る子供は、遠隔地に居住する両親の様子を、サービス管
理装置からの情報によって、適時知ることができる。つ
まり、子供の方から両親にときどき電話をかけて様子を
聞くといった手間をかけなくても、両親に何らかの異常
が発生した場合には、サービス管理装置から契約者側端
末にその旨の連絡が入るので、子供側であるサービス契
約者は、両親の日常生活に常に心を配る必要がなくな
る。ここで、契約者側端末としては、一般的なパソコン
の他、ポケットベルや携帯電話機、簡易型携帯電話機
(PHS)等の利用が可能である。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】また、本発明の見守りサービスシステム
は、上記構成において、サービス享受者に対して各種の
サービスを提供するサービス提供者が使用する提供者側
端末が、通信ネットワークを介して前記サービス管理装
置に接続されており、前記サービス管理装置は、前記サ
ービス契約者との契約内容にサービス提供者によるサー
ビスが含まれている場合には、前記宅内装置からの生活
情報に基づき、前記提供者側端末にサービス享受者に関
連するサービス情報を送信する機能を有することを特徴
とする。
【0013】このような機能を有する本発明によれば、
例えばサービス契約者との契約に、「異常が発生した場
合にはサービススタッフを自宅に派遣する。」といった
内容の契約が含まれている場合、宅内装置からの生活情
報を受信したサービス管理装置は、提供者側端末に対し
てスタッフを派遣する旨の指示(サービス情報)を送信
する。これにより、この指示を受けたサービス提供者側
では、任意のサービススタッフをその自宅に派遣するこ
とになる。これにより、サービス契約者は、契約者側端
末に、サービス管理装置から両親に何らかの異常が発生
した旨の連絡が入った場合でも、すでにサービススタッ
フが派遣されているので、その報告を待ってから次の対
応を考えることができる。
【0014】また、本発明の見守りサービスシステム
は、上記構成において、前記サービス管理装置は、前記
サービス契約者との契約内容にサービス提供者によるサ
ービスが含まれている場合には、そのサービス提供者に
よるサービス提供状況の情報を前記契約者側端末に送信
する機能を有することを特徴とする。
【0015】このような特徴を有する本発明によれば、
サービス契約者は、サービス享受者が、サービス提供者
からどのようなサービスを受けたのかといった情報を適
時得ることができるので、サービス享受者の健康状態や
日常生活の様子なども漠然とではあるが把握することが
できる。
【0016】また、本発明の見守りサービスシステム
は、上記各構成において、前記サービス管理装置は、サ
ービス契約者とサービス管理者との間で契約されたサー
ビス享受者の見守り方法または見守りレベルに基づき、
その見守り方法または見守りレベルに対応したサービス
享受者に関連する情報のみを前記契約者側端末に送信す
機能を有することを特徴とする。
【0017】このような特徴を有する本発明によれば、
サービス享受者が本当に必要とするサービスの提供(介
護等を含む)のみを選んで契約を結ぶことができるの
で、サービス契約者にとっては負担を必要最小限に抑え
ることができる。また、サービス契約者が本当に必要と
する情報のみがサービス管理装置から送信されてくるの
で、送信されてきた情報が本当に必要な情報であるのか
どうかをサービス契約者側で判断するといった手間も省
くことができる。
【0018】また、本発明の見守りサービスシステム
は、上記各構成において、前記サービス管理装置は、サ
ービス契約者とサービス管理者との間で契約されたサー
ビス享受者の見守り方法または見守りレベルに基づき、
その見守り方法または見守りレベルに対応したサービス
享受者に関連するサービス情報のみを前記提供者側端末
に送信する機能を有することを特徴とする。
【0019】このような特徴を有する本発明によれば、
サービス享受者が必要とする介護等の度合いに応じて、
必要なサービスのみを最適なタイミングで提供すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明の見守りサービスシステム
の全体構成を示す概略図である。
【0022】すなわち、見守りサービスを享受するサー
ビス享受者の生活状態を検知する宅内装置1と、見守り
サービスの契約を行ったサービス契約者が使用する契約
者側端末2と、サービス享受者に対して各種のサービス
を提供するサービス提供者が使用する提供者側端末3
と、宅内装置1からの生活情報を収集、管理して各種の
サービス提供を行うサービス管理装置4とが、各種通信
ネットワークN1,N2を介して接続された構成となっ
ている。
【0023】本実施形態では、サービス管理装置4に対
して、宅内装置1はISDN回線網N1によって接続さ
れており、契約者側端末2と提供者側端末3とはインタ
ーネットN2によって接続されている。契約者側端末2
および提供者側端末3は、一般的にはパソコンが使用さ
れる。なお、回線網N1は、ISDNに限らす、CAT
V、無線LAN、ADSL、アナログ回線または専用の
配線等を使用してももちろん良い。
【0024】なお、契約者側端末2や提供者側端末3が
携帯電話機や簡易型携帯電話機(PHS)等の移動体通
信端末である場合、サービス管理装置4は、インターネ
ットN2を介して、移動体通信端末のインターネット接
続サービスやメールサービス等を行うサービスセンター
5に接続される。このサービスセンター5には、公衆回
線網N3を介して各基地局6,6・・・が接続されてお
り、各基地局6,6・・・は、そのエリア内にある契約
者側端末2や提供者側端末3である移動体通信端末との
間でデータの送受信を行うことになる。
【0025】図2は、宅内装置1の構成を模式的に示し
ている。宅内装置1は、邸宅内に配線されたAC100
Vの電力線11を通信路として利用し、この電力線11
に接続されたネットワークコントローラ(UUI発信
器)12を介してISDN回線網N1に接続されてい
る。また、この電力線11には、電力モニタ、テレビや
照明等の家電製品の動作をモニタする家電品動作モニ
タ、浴室内に設置された温湿度センサ、水道管に取り付
けられた水道センサ、玄関等に設置されるマットスイッ
チ、居間、トイレ、寝室、台所等に設置される人感セン
サ、サービス享受者が自発的に操作する押しボタンスイ
ッチなどが接続されている。
【0026】電力モニタは、サービス享受者の電力利用
状況が日頃と違わないかを把握する。家電品動作モニタ
は、サービス享受者が日頃から利用している電気製品の
利用時間等から、生活がいつもと違わないかを見守るセ
ンサである。水道センサは、サービス享受者の水道利用
の時刻や利用時間がいつもと違わないかを見守るセンサ
である。マットスイッチや人感センサは、サービス享受
者の生活パターンがいつもと違わないかを見守るセンサ
であり、トイレや風呂の使用時間、外出および帰宅の状
況、特定の部屋の滞在時間、起床時刻や就寝時刻などを
把握する。
【0027】ネットワークコントローラ12は、上記し
た各種モニタやセンサからの生活情報にかかわる信号を
入力して、サービス享受者の生活行動に関する統計的デ
ータを作成し、この統計的データを生活情報として、あ
るいは異常の検出情報として、ISDN回線網N1を介
してサービス管理装置4に送信する。また、押しボタン
スイッチが押された場合には、緊急信号をISDN回線
網N1を介してサービス管理装置4に送信する。
【0028】なお、このような宅内装置1については、
本出願人においてすでに出願(例えば、特願平11−2
64092号特願2000−94747号特願20
00−97582号等)しているので、ここでは詳細な
説明を省略する。
【0029】サービス管理装置4は、図3に示すよう
に、CPU、ROM、RAM等からなるホストコンピュ
ータ41を主体として構成されており、ホストコンピュ
ータ41は、各部の制御や、データの配信、データの蓄
積、宅内装置1から送信されてくる生活情報に基づく異
常の判定等の処理を行う。このホストコンピュータ41
には、データ入出力制御部42が接続されている。ま
た、ホストコンピュータ41には、サービス契約者、サ
ービス享受者、サービス提供者の各種情報を収集、管理
するための管理データベース43が接続されている。
【0030】図4は、管理データベース43の内部構成
例を示している。管理データベース43は、サービス契
約者の情報を管理する契約者情報テーブル43a、サー
ビス享受者の情報を管理する享受者情報テーブル43
b、サービス提供者の情報を管理する提供者情報テーブ
ル43c、サービス享受者宅に設置された宅内装置1に
関連する情報を管理する享受者宅情報テーブル43d、
サービス享受者の生活情報を管理する享受者宅生活情報
デーブル43e、サービス享受者の日常生活における異
常情報を管理する享受者宅異常情報テーブル43fを備
えている。
【0031】契約者情報テーブル43aは、名前、住
所、電話番号(メールアドレス等を含む)、生年月日、
・・・の各項目からなっている。享受者情報テーブル4
3bは、名前、住所、電話番号(メールアドレス等を含
む)、生年月日、・・・の各項目からなっている。提供
者情報テーブル43cは、企業(団体)名、住所、電話
番号(メールアドレス等を含む)、担当者、・・・の各
項目からなっている。享受者宅情報テーブル43dは、
センサ情報、異常項目設定、異常データ送信先(メール
アドレス等を含む)、・・・の各項目からなっている。
享受者宅生活情報テーブル43eは、シリアル番号、セ
ンサ情報、感知時間、・・・の各項目からなっている。
享受者宅異常情報テーブル43fは、シリアル番号、異
常情報、検出時刻、・・・の各項目からなっている。
【0032】サービス管理装置4は、管理データベース
43の各テーブル43d〜43fに格納されている各種
情報に基づいて、サービス享受者の生活異常を監視して
いる。この生活異常項目の一例としては、 (1)トイレの在室時間15分 (2)トイレの在室時間30分 (3)居室内連続滞在時間3時間 (4)入力時間30分 (5)在床制限時刻午前9時 などがある。このような生活異常項目は、管理データベ
ース43の中の享受者宅情報テーブル43dに格納され
ている。サービス管理装置4は、この生活異常項目のい
ずれかに該当した場合に、各項目に対応する生活異常が
発生したと判断して、サービス契約者との間で交わされ
た契約内容に従って各種のサービスを提供する。
【0033】ここで、サービス契約者としては、サービ
ス享受者の家族や親族等が一般的であるが、その他にも
友人等が考えられる。また、本システムを、地域全体で
高齢者を見守るシステムに適用した場合には、自治体等
の公的機関がサービス契約者になる場合も考えられる。
また、サービス提供者とてしは、老人介護を業としてい
る会社や、介護ボランティア組織の他、厚生省の外郭団
体などの公的機関が考えられる。なお、図5は、図1に
示す見守りサービスシステムを、模式的にイメージとし
て示した説明図である。
【0034】次に、上記の見守りサービスシステムにお
いて、サービス契約者との契約に基づいた各種サービス
の提供処理動作について、説明する。
【0035】この見守りサービスシステムを利用するに
際し、まず、サービス契約者は、サービス管理装置4を
管理している会社または事業者との間で、サービス内容
についての詳細な契約を結ぶ必要がある。具体的には、
例えば、(1)サービス享受者の見守り方法や見守りレ
ベル、(2)サービス提供者の紹介(例えば、近隣でボ
ランティア活動を行う団体の紹介)、(3)サービス提
供者によるサービスの提供を含んだ契約となる場合には
そのサービス内容、等について詳細な契約を結ぶ。ここ
で、契約内容にサービス提供者によるサービスの提供を
含んでいる場合、サービス提供者を時間に応じて変更す
ることも可能であるため、サービス提供者の営業(活
動)時間を考慮し、複数のサービス提供者を利用するこ
とで、24時間、365日稼働を実現することができ
る。
【0036】一方、サービス管理装置4を管理する会社
または事業者は、サービス契約者およびサービス提供者
との間で必要となるデータを管理データベース43に登
録する。また、サービス契約者と契約した見守り方法や
見守りレベルを契約者情報内の契約情報テーブル43a
に登録する。
【0037】このように、見守り方法や見守りレベルを
登録することで、サービス享受者が本当に必要とするサ
ービスの提供(介護等を含む)のみを選んで契約を結ぶ
ことができるので、サービス契約者にとっては負担を必
要最小限に抑えることができる。
【0038】また、サービス管理装置4を管理する会社
または事業者は、必要に応じて、ボランティア、サービ
ス契約者、サービス提供者などに、例えば移動体通信端
末などを提供する。この場合、提供した移動体通信端末
が契約者側端末2および提供者側端末3となる。
【0039】見守りサービスシステムでは、以上の登録
を行った後、サービス享受者の見守りサービスを開始す
る。
【0040】すなわち、宅内装置1は、邸宅内に設置さ
れた各種モニタやセンサからの生活情報にかかわる信号
を入力して、サービス享受者の生活行動に関する統計的
データを作成し、この統計的データを生活情報として、
あるいは異常の検出情報として、ISDN回線網N1を
介してサービス管理装置4に送信する。
【0041】サービス管理装置4は、宅内装置1から送
信されてくる生活情報をデータベース43eに随時登録
するとともに、データベース43dに登録されている見
守り方法または見守りレベルに基づいて異常発生の有無
を判断し、異常の発生を検知(例えば、トイレや浴室か
ら長時間出てこない等)した場合には、契約内容に従
い、契約者側端末2や提供者端末3にアラーム情報を送
信する。この際、アラーム情報に加えて、異常の内容等
の必要情報を添付することも可能である。
【0042】図6は、提供者端末3に送信される緊急ア
ラーム画面(支援画面)の一例を示している。この緊急
アラーム画面(支援画面)60は、大別すると、高齢者
(サービス享受者)情報欄601、住人情報欄602、
状態表示欄603、サービス利用履歴欄604からなっ
ている。高齢者情報欄601には、住所ID、グループ
名、住所、電話番号(高齢者宅の電話番号)、場所説
明、緊急連絡先、電話番号(緊急連絡先の電話番号)、
続柄、の各項目が設けられている。また、住人情報欄6
02には、ID、性別、血液型、氏名、生年月日、年
齢、健康情報(要介護度レベル、備考)、の各項目が設
けられている。また、状態表示欄603には、その状態
をイラスト等で表示するイラスト表示窓と、その状態を
時間で示す時間表示窓とが設けられている。また、サー
ビス利用履歴欄604の左側は、緊急または異常の発生
履歴を表示しており、右側は相談内容の履歴を表示して
いる。
【0043】アラーム信号を受信したサービス提供者
は、サービス享受者に対して、サービス契約者とサービ
ス管理会社(または事業者)とが結んだ契約に従って、
例えば以下の所定のサービスを実施する。 (1)サービス享受者に対する電話による安否の確認 (2)直接訪問による安否の確認 (3)警察、消防署等への連絡 一方、サービス管理装置4は、契約者側端末2にアラー
ム情報を送信して異常の発生を知らせる他に、サービス
提供者のサービス提供状況(サービス享受者宅への駆け
つけ報告や、対処報告など)を適宜送信する。
【0044】また、サービス管理装置4は、契約者側端
末2からの要求に応じ、サービス享受者の生活情報等を
インターネットN2を介して契約者側端末(パソコン
等)2に送信する。これにより、サービス契約者は、サ
ービス享受者に異常が発生した場合だけでなく、必要に
応じて、サービス享受者の情報を適宜取得することが可
能となる。
【0045】図7は、契約者側端末2に送信されるサー
ビス享受者の生活情報の報告画面を例示している。この
報告画面70は、大別すると、最新情報欄701、状態
表示欄702、生活パターン表示欄703からなってい
る。最新情報欄701は、その情報の提供時刻とその提
供時刻の前後におけるサービス享受者の行動の様子とを
文書で説明する欄となっている。また、状態表示欄70
2は、サービス享受者の現在の様子をイラスト等で表示
する欄となっている。また、生活パターン表示欄703
は、サービス享受者の生活パターンを色分けし、これを
時間軸に沿って表示することで、サービス享受者のその
日の生活パターン(行動パターン)が一目で分かるよう
に表示する欄となっている。契約者側端末2では、この
ような報告画面70を受け取ることで、サービス享受者
の現在の様子やその日1日の生活パターンを把握するこ
とが可能となる。
【0046】なお、本発明の見守りサービスシステムに
おいて、サービス管理装置4の管理をサービス管理会社
が専門的に管理、運用するように構成すれば、保守やメ
ンテナンス等が確実で、24時間、365日稼働の高い
信頼性を有するシステムを構築することができる。ま
た、本発明の見守りサービスシステムにおいて、電話回
線やインターネット等の通信回線を最適に組み合わせて
利用することにより、安価、かつ柔軟性に富んだシステ
ムを構築することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明の見守りサービスシステムによれ
ば、サービス管理装置は、通信ネットワークを介して接
続される見守りサービスの契約を行ったサービス契約者
が使用する契約者側端末に、前記宅内装置からの生活情
報に基づいて作成され、時間軸に沿ってサービス享受者
が滞在した居間、トイレ、寝室の別を各々異なる表示を
もって順次連続させて画面に表示させる生活パターン画
面表示データを送信する機能を有している。これによ
り、例えば子供が都会に居住し、高齢であるその両親が
遠隔地の田舎等に居住している場合に、サービス契約者
である子供は、遠隔地に居住する両親の様子を、サービ
ス管理装置からの情報によって、適時知ることができ
る。つまり、子供の方から両親にときどき電話をかけて
様子を聞くといった手間をかけなくても、両親に何らか
の異常が発生した場合には、サービス管理装置から契約
者側端末にその旨の連絡が入るので、子供側であるサー
ビス契約者は、両親の日常生活に常に心を配る必要がな
くなる。
【0048】また、本発明の見守りサービスシステムに
よれば、サービス享受者に対して各種のサービスを提供
するサービス提供者が使用する提供者側端末が、通信ネ
ットワークを介してサービス管理装置に接続されてお
り、サービス管理装置は、サービス契約者との契約内容
にサービス提供者によるサービスが含まれている場合に
は、宅内装置からの生活情報に基づき、提供者側端末に
サービス享受者に関連するサービス情報を送信する機能
を有している。これにより、例えばサービス契約者との
契約に、「異常が発生した場合にはサービススタッフを
自宅に派遣する。」といった内容の契約が含まれている
場合、宅内装置からの生活情報を受信したサービス管理
装置は、提供者側端末に対してスタッフを派遣する旨の
指示(サービス情報)を送信する。この指示を受けたサ
ービス提供者側では、任意のサービススタッフをその自
宅に派遣することになる。これにより、サービス契約者
は、契約者側端末に、サービス管理装置から両親に何ら
かの異常が発生した旨の連絡が入った場合でも、すでに
サービススタッフが派遣されているので、その報告を待
ってから次の対応を考えることができる。
【0049】また、本発明の見守りサービスシステムに
よれば、サービス管理装置は、サービス契約者との契約
内容にサービス提供者によるサービスが含まれている場
合には、そのサービス提供者によるサービス提供状況の
情報を契約者側端末に送信する機能を有している。これ
により、サービス契約者は、サービス享受者が、サービ
ス提供者からどのようなサービスを受けたのかといった
情報を適時得ることができるので、サービス享受者の健
康状態や日常生活の様子などもある程度把握することが
できる。
【0050】また、本発明の見守りサービスシステムに
よれば、サービス管理装置は、サービス契約者とサービ
ス管理者との間で契約されたサービス享受者の見守り方
法または見守りレベルに基づき、その見守り方法または
見守りレベルに対応したサービス享受者に関連する情報
のみを契約者側端末に送信する構成としている。これに
より、サービス享受者が本当に必要とするサービスの提
供のみを選んで契約を結ぶことができるので、サービス
契約者にとっては負担を必要最小限に抑えることができ
る。また、サービス契約者が本当に必要とする情報のみ
がサービス管理装置から送信されてくるので、送信され
てきた情報が本当に必要な情報であるのかどうかをサー
ビス契約者側で判断するといった手間も省くことができ
る。
【0051】また、本発明の見守りサービスシステムに
よれば、サービス管理装置は、サービス契約者とサービ
ス管理者との間で契約されたサービス享受者の見守り方
法または見守りレベルに基づき、その見守り方法または
見守りレベルに対応したサービス享受者に関連するサー
ビス情報のみを提供者側端末に送信する構成としてい
る。これにより、サービス享受者が必要とする介護等の
度合いに応じて、必要なサービスのみを最適なタイミン
グで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の見守りサービスシステムの全体構成を
示す概略図である。
【図2】宅内装置1の構成を模式的に示した説明図であ
る。
【図3】本発明の見守りサービスシステムの中核をなす
サービス管理装置の機能ブロック図である。
【図4】管理データベースの内部構成例を示す説明図で
ある。
【図5】図1に示す見守りサービスシステムを、模式的
にイメージとして示した説明図である。
【図6】提供者端末に送信される緊急アラーム画面例を
示す説明図である。
【図7】契約者側端末に送信されるサービス享受者の生
活情報の報告画面例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 宅内装置 2 契約者側端末 3 提供者側端末 4 サービス管理装置 5 サービスセンター 6 基地局 43 管理データベース 43a 契約者情報テーブル 43b 享受者情報テーブル 43c 提供者情報テーブル 43d 享受者宅情報テーブル 43e 享受者宅生活情報デーブル 43f 享受者宅異常情報テーブル
フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−99858(JP,A) 特開2000−57462(JP,A) 特開 平11−346270(JP,A) 特開 平7−148122(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/00 - 31/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】見守りサービスを享受するサービス享受者
    の生活状態を検知する宅内装置と、サービス管理会社に設置され、前記宅内装置と通信ネッ
    トワークを介して接続された、 前記サービス享受者 の生活情報を収集、管理して各種の
    サービス提供を行うサービス管理装置とを有する見守り
    サービスシステムであって、 前記サービス管理装置は、通信ネットワークを介して接続される見守りサービスの
    契約を行ったサービス契約者が使用する契約者側端末
    に、前記宅内装置からの生活情報に基づいて作成され、
    時間軸に沿ってサービス享受者が滞在した居間、トイ
    レ、寝室の別を各々異なる表示をもって順次連続させて
    画面に表示させる生活パターン画面表示データ を送信す
    る機能を有することを特徴とする見守りサービスシステ
    ム。
  2. 【請求項2】サービス享受者に対して各種のサービスを
    提供するサービス提供者が使用する提供者側端末が、通
    信ネットワークを介して前記サービス管理装置に接続さ
    れており、 前記サービス管理装置は、 前記サービス契約者との契約内容にサービス提供者によ
    るサービスが含まれている場合には、前記宅内装置から
    の生活情報に基づき、前記提供者側端末にサービス享受
    者に関連するサービス情報を送信する機能を有する こと
    を特徴とする請求項1に記載の見守りサービスシステ
    ム。
  3. 【請求項3】前記サービス管理装置は、 前記サービス契約者との契約内容にサービス提供者によ
    るサービスが含まれている場合には、そのサービス提供
    者によるサービス提供状況の情報を前記契約者側端末に
    送信する機能を有する ことを特徴とする請求項2に記載
    の見守りサービスシステム。
  4. 【請求項4】前記サービス管理装置は、サービス契約者とサービス管理者との間で契約されたサ
    ービス享受者の見守り方法または見守りレベルに基づ
    き、その見守り方法または見守りレベルに対応したサー
    ビス享受者に関連する情報のみを前記契約者側端末に送
    信する機能を有 することを特徴とする請求項1、2また
    は3のいずれかに記載の見守りサービスシステム。
  5. 【請求項5】前記サービス管理装置は、 サービス契約者とサービス管理者との間で契約されたサ
    ービス享受者の見守り方法または見守りレベルに基づ
    き、その見守り方法または見守りレベルに対応したサー
    ビス享受者に関連するサービス情報のみを前記提供者側
    端末に 送信する機能を有することを特徴とする請求項
    2、3または4のいずれかに記載の見守りサービスシス
    テム。
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