JP2004326623A - インターネット安否遠隔監視方法及びプログラム - Google Patents

インターネット安否遠隔監視方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2004326623A
JP2004326623A JP2003122992A JP2003122992A JP2004326623A JP 2004326623 A JP2004326623 A JP 2004326623A JP 2003122992 A JP2003122992 A JP 2003122992A JP 2003122992 A JP2003122992 A JP 2003122992A JP 2004326623 A JP2004326623 A JP 2004326623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
monitored person
remote monitoring
internet
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003122992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshizumi Takagi
祥澄 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAVI COMMUNITY KK
Original Assignee
NAVI COMMUNITY KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAVI COMMUNITY KK filed Critical NAVI COMMUNITY KK
Priority to JP2003122992A priority Critical patent/JP2004326623A/ja
Publication of JP2004326623A publication Critical patent/JP2004326623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】プライバシーを保護しつつ、かつ誤認識を少なく異常を自動報知できるインターネット安否遠隔監視方法を提供すること。
【解決手段】インターネット安否遠隔監視システム1は、複数の通過センサ30a〜30eを被監視者の自宅の通路に配置し、通過を検出すると監視端末2によりインターネット5を介し常時接続された安否遠隔監視サーバ4に逐次送信する。この信号は通過履歴マスタ46に通過履歴として記憶され、監視者PC6や携帯電話8で時間と場所がマトリクス画面として一覧表示され、被監視者の状態を詳細に把握できる。また、通過した時間・場所・状態から判定テーブル47に記憶された判定基準により異常が自動判定され、所定のURLとともに電子メールが監視者PC6や携帯電話8に送信される。このURLにより監視端末2のカメラ29により監視者をリアルタイムの映像で確認できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット安否遠隔監視方法に係り、詳しくはプライバシーを保護しつつ、かつ少ない誤認識で異常を自動報知できるインターネット安否遠隔監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の安否遠隔監視方法では、例えば、情報収集をする現場に360°全周囲を撮影範囲とする全周カメラを配置して現場状況を撮影するものがある。この方法では撮影した生映像を、姿勢などに応じて数値化して時系列の折れ線グラフなどで示されるプライバシー侵害の懸念がない抽象的表現で現場で生起している事態を伝える抽象化情報に変換する。この折れ線グラフを予め算出しておいた正常時のグラフと比較することで異常を検出する。異常を検出した場合は、通信網を通じて予め登録された通報先に送る。当該抽象化情報を受け取った通報先の受信装置は抽象的に表現された前記事態を理解容易な表現形式に変換したうえ受信者に知らせるような現場情報報知方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
また、在宅モード若しくは不在モードを設定するモード設定手段を備え、在宅時に人体検出手段が侵入者や来訪者を検出した場合は監視員や在宅者に画像を表示し、不在時に来訪者や侵入者を検出した場合には静止画像で記憶する画像監視システムなどが提案されている(特許文献2参照)。
【0004】
これらの方法やシステムでも、遠隔の場所から対象を監視することができた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−24962号公報(段落番号0033、0036−0038、第8図)
【特許文献2】
特開2002−218437号公報(段落番号0015、0020−0025)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に示されたような従来の安否遠隔監視方法では対象者となる人間の姿勢などを抽象的な数値化して異常を判断するため、プライバシーの保護はされても、誤認識が多くなるという問題があった。また、カメラの視野内から外れれば認識ができないため広いエリアでの管理ができないという問題もあった。
【0007】
一方、特許文献2に示されたようなシステムでは、在宅モード若しくは不在モードの切替ができるため、異常の誤認識が少なくできるが、生映像を表示したり、静止画像などをそのまま送信するため、プライバシーの保護の面で問題があった。
【0008】
さらに、従来の専用回線を用いたものや、ダイヤルアップにより電話回線を用いるものは、通信費が嵩み、特にリアルタイムで監視する場合はコスト面で問題があった。
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は、プライバシーを保護しつつ、かつ少ない誤認識で異常を自動報知できるインターネット安否遠隔監視方法を提供することを目的とする。
【0010】
また、併せて非常時には、映像や音声により現状を明確に把握することができるインターネット安否遠隔監視方法を提供することも目的とする。
さらに、安価に、かつ、リアルタイムで監視することができるインターネット安否遠隔監視装置をも提供することを目的とする。
【0011】
また、被監視者を監視する目的で一般家庭の介護用の目的に限らず、広く店舗・工場内の動線管理・防犯等でも利用することも併せて目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るインターネット安否遠隔監視方法では、送受信手段を有するサーバコンピュータがインターネットを介して所定の管理区域内での被監視者の安否を監視するインターネット安否遠隔監視方法であって、前記サーバコンピュータが、前記管理区域内の複数の検出場所に設けられた通過検出手段を有した監視端末により送信された前記被監視者の前記検出場所の通過を検出した信号をインターネットを介して入力する通過検出信号入力のステップと、前記複数の通過検出手段のうちのいずれの通過検出手段が被監視者の通過を検出したか否かを判断して時刻情報とともに通過履歴として通過履歴記憶手段に記憶する通過履歴記憶のステップと、前記通過履歴記憶手段の記憶に基づいて、所定の基準に基づいて異常であるか否かを判定する異常判定のステップと、前記異常判定のステップにより異常と判定された場合に監視者に所定の報知手段で報知する報知のステップを実行することを要旨とする。
【0013】
この構成に係るインターネット安否遠隔監視方法では、サーバコンピュータにより、通過検出信号入力のステップで被監視者の通過を検出した信号をインターネット経由で入力して通過履歴を生成する。この通過履歴に基づいて異常判定のステップで異常判定を行い、異常があった場合は報知のステップで監視者に自動的に報知できる。特に複数の検出手段を用いることで、プライバシーを保護しつつ、誤認識のすくない判定ができるという効果がある。
【0014】
請求項2に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項1に記載のインターネット安否遠隔監視方法の構成に加え、前記被監視者の状態を判断するために、所定の入力手段から当該被監視者により入力され、前記監視端末から送信された状態情報をインターネットを介して入力する状態情報入力のステップをさらに実行し、前記異常判定のステップは、前記状態情報入力のステップで入力された状態情報に応じて、前記所定の基準が異なることを要旨とする。
【0015】
この構成に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項1に記載のインターネット安否遠隔監視方法の効果に加え、被監視者の状態が情報として入力されるため、この状態に応じた異常の判定を適切に行うことができるという効果がある。
【0016】
請求項3に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項2に記載のインターネット安否遠隔監視方法の構成に加え、前記状態情報入力のステップで入力される状態情報が被監視者の在宅状態若しくは不在状態であって、前記異常判定のステップは、前記状態情報として不在状態の情報が入力されている場合に、所定の通過検出手段で通過を検出したときに、不法侵入として所定条件で異常と判定することを要旨とする。
【0017】
この構成に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項2に記載のインターネット安否遠隔監視方法の効果に加え、被監視者が在宅であるか不在であるかがわかるため、たとえば、不在時に通過検出手段が通過を検出すれば、その通過は不法侵入である蓋然性が著しく高いことがわかり、異常をより精度良く判定することができるという効果がある。
【0018】
請求項4に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のインターネット安否遠隔監視方法の構成に加え、前記異常判定のステップにより異常と判定された場合に、前記サーバコンピュータは、前記監視端末の前記管理区域内の映像を配信可能な撮影手段を稼働させてインターネットからアクセス可能とする異常時映像配信のステップと、前記報知のステップは、前記監視者への報知において、前記アクセスに必要なURL若しくはIPアドレスを電子メールで送信する異常映像アクセスポイント通知のステップを実行することを要旨とする。
【0019】
この構成に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のインターネット安否遠隔監視方法の効果に加え、通常時は、被監視者の所定場所の通過のみを検出して、そのプライバシーを保護するが、異常が検出された場合は、プライバシーより安全確保が重要視される。そのため、被監視者の管理区域での映像を監視者にリアルタイムで配信することで状況を正確に把握しより適切な対応をすることが可能となるという効果がある。
【0020】
請求項5に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項4に記載のインターネット安否遠隔監視方法の構成に加え、前記異常時映像配信のステップは、前記異常判定のステップにより異常と判定された場合に、当該映像を監視者の端末からの映像配信の要求があったことを条件に前記端末の表示手段に表示させることを要旨とする。
【0021】
この構成に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項4に記載のインターネット安否遠隔監視方法の効果に加え、インターネットにより映像を配信可能にするため、第三者が映像を見ることも考えられる。そこで、監視者からの映像配信の要求があった場合のみ映像を配信することで被監視者のプライバシーを保護できるという効果がある。
【0022】
請求項6に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のインターネット安否遠隔監視方法の構成に加え、前記通過履歴記憶手段の記憶に基づいて、複数の時間帯毎における前記通過検出手段の位置毎の通過の履歴をマトリクス表示をするためのデータを監視者の表示手段に送信するマトリクスデータ送信のステップをさらに実行することを要旨とする。
【0023】
この構成に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のインターネット安否遠隔監視方法の効果に加え、場所毎の通過を時系列で一覧することができるため、通過履歴から被監視者の状況を推測することが容易になるという効果がある。
【0024】
請求項7に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項6に記載のインターネット安否遠隔監視方法の構成に加え、前記被監視者の状態を判断するために、当該被監視者により状態情報が所定の入力手段から入力されたときに状態情報入力のステップをさらに実行し、前記マトリクスデータ送信のステップは、前記状態情報入力のステップにおいて入力された状態情報に基づいて、異なる状態では異なる表示を行うデータを送信することを要旨とする。
【0025】
この構成に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項6に記載のインターネット安否遠隔監視方法の効果に加え、監視者がマトリクス表示において、どの時間帯がどの状態かがわかり、被監視者の状況を適切に把握できるという効果がある。
【0026】
請求項8に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項7に記載のインターネット安否遠隔監視方法の構成に加え、前記状態情報入力のステップで入力された状態情報が被監視者の在宅状態若しくは不在状態であって、前記マトリクスデータ送信のステップは、前記状態情報入力のステップで入力された状態情報が在宅状態と不在状態とで前記監視者の表示手段において表示されるマトリクス表示を、時間帯毎に在宅若しくは不在を異なる色彩とするデータを送信することを要旨とする。
【0027】
この構成に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項7に記載のインターネット安否遠隔監視方法の効果に加え、監視者がマトリクス表示において、どの時間帯が在宅で、どの時間帯が不在かがわかり、被監視者の状況を適切に把握できる。さらに、被監視者自身も外出中の自宅に異常が発生しているか否かを知ることもできるという効果がある。
【0028】
請求項9に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のインターネット安否遠隔監視方法の構成に加え、前記マトリクスデータ送信のステップにおいて前記監視者の表示手段に表示されたマトリクス表示において選択された時間帯について、監視者の表示手段に前記複数の通過検出手段毎の表示と、当該表示された通過検出手段間の移動を示す移動の表示と、その時刻に推定される被監視者の所在の表示をさらに行うデータを監視者の表示手段に送信する被監視者所在表示データ送信のステップをさらに実行することを要旨とする。
【0029】
この構成に係るインターネット安否遠隔監視方法では、請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のインターネット安否遠隔監視方法の効果に加え、マトリクス表示では表示できないような同一の時間帯内での被監視者の移動の順序や、最終的な所在がわかる。そのため、監視者はマトリクス表示と相俟って、被監視者の過去及び現在の状態が詳細にわかるため、プライバシーを保持しつつ的確に状況を把握することができるという効果がある。なお、老人の介護などに限らず、大規模な倉庫の夜間の防犯管理等にも好適に適用できるものである。
【0030】
請求項10に係るインターネット安否遠隔監視プログラムでは、請求項1乃至請求項9に記載のインターネット安否遠隔監視方法を、送受信手段を有するサーバコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであることを要旨とする。
【0031】
この構成に係るインターネット安否監視プログラムでは、汎用のサーバコンピュータにより請求項1乃至請求項9に記載のインターネット安否遠隔監視方法を実行することができるという効果がある。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のインターネット安否遠隔監視方法を具体化した一実施形態であるインターネット安否遠隔監視システム(以下適宜「本システム1」という。)を図1〜図7に従って説明する。なお、ここで「安否」とは、生死、健康に限らず、被監視者のあらゆる状態の変化を含み、防犯や災害等も含むものである。さらに買い物行動などを排除するものでもない。
【0033】
(ハード構成)
図1は、インターネット安否遠隔監視システム1(以下適宜「本システム1」という。)の構成を示す概略図である。本システム1は、インターネット5にそれぞれ接続された監視端末2と、安否遠隔監視サーバ4と、監視者PC(Personal Computer)6、及び携帯電話網7を介してインターネット5に接続された携帯電話8を含む。ここでは、説明のため監視端末2,監視者PC6、携帯電話8は1つずつを図示したが、実際には多数の端末が管理される。
【0034】
監視端末2は、周知のCPU22、RAM23、ROM24を備えた、コンピュータ21を有する。このコンピュータ21には、インタフェース26を介して通過検出手段を構成する通過センサ30a、30b、30c、30d、30e(以下、これらをまとめて通過センサ30という。)、各種センサ31、浴室用動き検知センサ32、非常ボタン33、モード切替スイッチ34、電源コントローラ35が接続されている。また、コンピュータ21は、インタフェース25を介して、ルータ28、モデム27に接続され、インターネット5に接続されている。ルータ28には、Webカメラとして構成されたカメラ29が接続される。
【0035】
このコンピュータ21は、入出力インタフェースであるインタフェース26に接続されたセンサ・機器の入出力を制御する。また、インタフェース25を介して、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、HTTP(hyper Text Transfer Protocol)のプロトコルでインターネット5により通信可能な送受信手段を有したサーバコンピュータとして機能している。インタフェース25はルータ28及びADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデムであるモデム27を介してインターネット5に接続される。そして、一般電話回線からISP(Internet Service Provider)を介してインターネット5のWWW(World Wide Web)と接続される。所定のIPアドレスによりインターネット5のWWW上のサーバコンピュータである安否遠隔監視サーバ4と常時接続可能に構成されている。もちろん回線はインターネット5と接続できればよく、ISDN回線や専用回線などでもよい。
【0036】
通過センサ30a〜30eは、焦電型赤外線パッシブセンサにより構成されている。焦電型赤外線センサは、本来的に赤外線の波長に対する依存性はないため、本実施形態ではセンサにフィルタを窓材として取り付けており、人の発する赤外線に特異に反応するようにして人以外の物による誤動作を防止する。
【0037】
図2は、本システム1の管理区域である被監視者の自宅を示す平面図である。図2において本実施形態の通過センサ30a〜30eの配置を示す。通過センサ30aは、玄関aに配置され、外部と内部の出入りを監視することができる。通過センサ30bは、トイレg・浴室fと、玄関a・キッチンeとを結ぶ廊下bに配置され、これらの往復、特にトイレgへの進入を検出する。通過センサ30cは、寝室cと廊下bとの間に配置され、寝室cと廊下bの出入りを検出する。通過センサ30dは、居間dに配置され、居間dと寝室cの出入りを検出する。通過センサ30eは、キッチンeの廊下側出入り口に配置され、キッチンeと、廊下bの出入りを検出する。ここでは、各通過センサ30a〜30eを壁面に配置しているが、天井に配置してもよい。
【0038】
なお、この通過センサ30a〜30eは、電灯線から給電されるようにしても、乾電池・充電池により給電されるようにしてもよい。電灯線から給電されている場合は、電池切れがなく、電線を用いて、インタフェースに通過信号を送信することができる。一方、実施形態では、乾電池若しくは充電池により給電されているので配線が不要であり、配設位置の変更が容易である。通過センサ30a〜30eは検出した通過を信号としてインタフェースに送信する発信装置(図示を省略)を備え、インタフェース26にはこの信号を受信する送受信装置(図示を省略)を備える。
【0039】
インタフェース26には、各種センサ31が接続される。各種センサ31としては、本実施形態では図2に示すようなベッドに設けられた圧力センサが例に挙げられる。この圧力センサは、ベッドパッドの下に挿入され、被監視者の体重によりベッドに居るか否かが判断できる。また、同様に布団・椅子・カーペットなどに圧力センサを配設して被監視者の存在を検出することもできる。これらの圧力センサは、通過センサ30a〜30eによる被監視者の位置の推定を支援して、被監視者の行動をプライバシーを保護しつつ正確に監視することができる。その他火災センサ等の温度センサ、煙検知器・ガス漏れ検知器のようなガスセンサ、玄関や窓の開閉センサのようなマグネットセンサ、窓ガラスなどの破壊を検出する振動センサ等が挙げられる。これらの各種センサ31は、目的により適宜選択して用いることができ、これらのセンサは固有のID番号で識別され、有線或いは無線でインタフェース26に信号が送信される。
【0040】
さらに、本実施形態では、浴室fにCCDカメラによるモーションセンサを備えた浴室用動き検知センサ32を備える。これは、映像をメッシュに分割してメッシュごとの輝度の変化を検出するため、シャワーや水流などには反応せず人の動きだけに反応するように構成されている。そして、人が一定の時間動きがなかった場合、警告を発し、緊急通報をする。浴室fでは、転倒や急な体調不良から溺死などの事故が一番生じやすいことから、特に重点的に監視することにより、子供や高齢者の危険な事故を早期発見する。この浴室用動き検知センサ32は、通過センサ30a〜30eによる被監視者の位置の推定を支援して、事故をより早くかつ誤検出なく監視でき、監視者による適切な処置を支援する。
【0041】
図2に示すように、寝室cのベッドサイドには非常ボタン33が配置される。被監視者の状態が急変するのは、浴室f、トイレgが多いが、当然に長時間過ごしたり、休息に使用されるベッドも重要な監視ポイントである。そこで、寝たまま押せる大型の非常ボタン33を配置する。この非常ボタン33は、一度ボタン操作をすれば、安否遠隔監視サーバ4に確実に信号が届くように連続した信号をインタフェース26に発信しつづける。
【0042】
図7に示すモード切替スイッチ34は、本発明の状態情報を入力する所定の入力手段に相当しスライドスイッチ34aを備える。図2に示すように玄関ドアの近傍に配置され、被監視者が外出する場合には、図に示すように外出中の方にスライドさせる。このようにスライドさせることで、内部に設けられた発信器(不図示)がインタフェース26に外出中である信号を送信する。この信号はコンピュータ21により安否遠隔監視サーバ4に送信される。同様に帰宅した場合は、スライドスイッチ34aを在宅中の方にスライドさせる。そうすると内部に設けられた発信器がインタフェース26に在宅中である信号を送信し、安否遠隔監視サーバ4に送信される。このように構成することで、被監視者は、目視で確認しながら現在の状態をモードとして入力することができる。さらに、在宅中や外出中の文字をモードに併せて発光させたり反転させるような構成でもよく、スライドスイッチに代えて、レバーや回転ノブ、シーソーボタンを用いてもよい。但し、スイッチの操作がいずれにあるかが目視できることが好ましい。音声による確認も好ましい。
【0043】
撮影手段であるカメラ29も、図2に示すようにベッドサイドに設けられている。このカメラ29は、例えばCCDカメラのようなデジタルカメラにより構成されてルータ28に接続され、Webカメラとして、被監視者の映像をデジタル信号に変換してルータ28からインターネット5に送信する。このカメラ29の電源は電源コントローラ35により給電されている。電源コントローラ35はインタフェース26に接続され安否遠隔監視サーバ4によりコントロールされた電源から給電される。通常は、カメラ29には、給電されてなく停止している。安否遠隔監視サーバ4が異常と判定すると安否遠隔監視サーバ4からの信号により遠隔操作で電源コントローラ35により電源がオンされて画像をルータ28からインターネット5に配信する。このカメラ29はWebカメラであるので、所定のURLによりインターネット5に接続した端末、たとえばブラウザ付きの携帯電話8によっても映像を受信することができる。なお、通常は電源がオフされているので誰からも映像を見ることができずプライバシーが確保できる。一方、安否遠隔監視サーバ4が異常を検出した場合、異常を報知する電子メールを受信した監視者は例えばブラウザ付き携帯電話8によりインターネット5を介してリアルタイムの生の映像により直ちに状況の確認ができ、適切な処置が可能になる。
【0044】
さらに、このカメラ29は、音声の送受信が可能であり、異常時には監視者がインターネット5を介しベッドにいる被監視者と直接会話をすることもできる。なお、このカメラ29の電源は照明装置と連動しており、夜間の異常などでも照明がオンされるので明瞭な映像を送信できる。また、送信する場合は、照明がオンされるので、この照明が映像の送信を被監視者に報知する報知手段となっている。そのため被監視者は自分の映像が撮影されていることを認知でき、知らないうちに映像が送信されることが防止され、プライバシーが保護される。また、被監視者が映像を送信されたくない場合は、カメラ29に設けられた図示しないキャンセルスイッチを操作することで送信を停止することができる。この場合は、被監視者に異常が生じてないということであるので映像の送信を停止し、その旨を「お客様により送信が停止されました」というように監視者に報知する。そのため、監視者は映像が受信できないのは、故障ではなく被監視者により停止されたことを認識できる。
【0045】
安否遠隔監視サーバ4は、周知のCPU42、RAM43、ROM44を備えたコンピュータ41を有するWWW上のサーバコンピュータとして構成されている。この安否遠隔監視サーバ4が本システム1の全体を制御している。インタフェース45は、図示しないルータとADSLモデムを備え、公衆電話回線からISPを介して所定のIPアドレスによりインターネット5のWWW上の監視端末2とADSLによる常時接続可能に構成されている。このため、コストの高い専用回線や、ダイヤルアップによる一般電話回線の利用による接続に比べ極めてコストを低く抑えた常時接続を可能としている。この送受信手段を有するサーバコンピュータである安否遠隔監視サーバ4が常時接続のインターネット5を介して所定の管理区域内である被監視者の自宅において被監視者の安否をリアルタイムで監視する。また、安否遠隔監視サーバ4は、SMTP、POP3のプロトコルにより電子メールを送受信できる。図1においては、説明のため1つのコンピュータで安否遠隔監視サーバ4が構成されているが、複数のコンピュータにより構成されてもよい。即ち、WWWサーバのほか、CGIサーバ、Mailサーバ、FireWall、Proxyサーバ、DNSサーバ、DataBaseサーバ等を含む複数のコンピュータ群で機能を分散して構成することができる。
【0046】
安否遠隔監視サーバ4のコンピュータ41は、インターネット5を介して監視端末2から送信された通過センサ30a〜30e、ベッドの圧力センサなどの各種センサ31、浴室用動き検知センサ32、非常ボタン33、モード切替スイッチ34の信号をその都度リアルタイムで受信する。また、異常と判定された場合は電源コントローラ35をオンする制御信号がコンピュータ41により監視端末2に送信される。
【0047】
通過履歴マスタ46は、コンピュータ21から送信された通過センサ30の固有ID番号、通過時間が監視端末2ごとに時系列で日付毎にマスタファイルとして記憶される。通過時間は、コンピュータの精度に依存するリアルタイムか、1秒単位に整数化されて記録される。またリアルタイムではデータ転送やデータの蓄積量等に問題があるような場合には、5分おきにデータを受信するようにしてもよい。逆に、監視端末2から所定時間間隔、例えば5分おきにデータを送出する要にしてもよい。また、このマスタファイルに基づいて、図3に示すような15分毎の時間帯に集計されたマトリクス画面60の表示用データが予め作成されて記憶されてもよい。ここでは、1日分の通過履歴を監視者PC6や携帯電話8の画面に一覧表示するために15分毎としているが、もちろん、時間帯の長さは15分に限らず、表示対応や異常判定の基準に合わせて数秒から数時間まで任意の長さにできる。
【0048】
判定テーブル47は、通過履歴に基づいて、異常が発生しているか否かを判定する基準が記憶されている。本実施形態では、第1の基準として、一定時間、例えば6時間、いずれの通過センサ30も通過を検出しない場合は異常と判定する基準が記憶される。
【0049】
また、第2の基準として、特定の時間、例えば、睡眠していると思われる22時から翌6時までは、いずれの通過センサ30も通過を検出しなかった場合でも異常とはしない、かつ、上記第1の基準の経過時間に加算しないようにする基準が記憶される。同様に、被監視者が勤務をしている場合は、8時から18時までは、いずれの通過センサ30も通過を検出しなかった場合でも異常とはしない、としてもよい。これらは、デフォルト設定されている条件を、被監視者の生活パターンに合わせてカスタマイズすることで、より異常を正確に検出するようにする。
【0050】
第3の基準としては、特定の通過センサ、例えばトイレgの前の廊下bの通過センサ30bが、所定の頻度、例えば、1時間以内の間隔で3回以上通過を連続検出した場合は、被監視者の体調が不調であると判定する基準である。これは、被監視者の生活習慣に合わせて、平常時の排尿頻度等を考慮して設定することが望ましい。さらに、過去の被監視者の通過履歴から解析できる生活パターンからAI(人工知能)により、異常と判定する閾値などを修正することも望ましい。
【0051】
第4の基準としては、モード切替スイッチ34から入力された被監視者の状態情報に応じて、判定の基準を変えるものである。例えば、状態情報が、「在宅中(在宅状態)」と「外出中(不在状態)」の2つの状態(モード)で定義付けられている場合に、外出中の場合には、「警戒モード」としてすべての通過センサ30a〜30eのいずれが通過を検出しても、異常と判定する基準である。これは、外出中の場合は、被監視者が管理区域内にいないという前提で、このときに通過を検出した場合は不法な侵入者と判断し、異常と判定する。なお、モード切替スイッチ34を操作してから一定時間、例えば3分間は、被監視者が検出されたものとみなし、警戒モードでも異常と判定しないようにする。また、所定の通過センサを除外する場合、例えば、ペットを居間dに留置している場合は、通過センサ30dのみは通過を検出しても異常とは判定しないようにする基準としてもよい。あるいは、警戒モードであっても、最初に玄関aの通過センサ30aが通過を検出して、所定時間内、例えば3分以内にモード切替スイッチ34を外出中から在宅中にした場合、被監視者の正常な帰宅と判断して、異常とは判定しない。それ以外の通過センサが通過を検出した場合は、窓等からの不法侵入と判断して直ちに異常と判定するという基準としてもよい。
【0052】
状態情報は、本実施形態のような「在宅中」と「外出中」に限らず、例えば、「就寝中」と「起床中」とすることもできる。この場合は、就寝中では、長時間通過を検出しない場合でも異常とは判断しない基準としたり、就寝中の玄関aの通過センサ30aの通過は直ちに異常と判定する基準としてもよい。状態情報は、これらに限定されず、被監視者の生活パターンに合わせ様々なモードが考えられ、また、状態情報は2者択一に限らず、3モード以上の複数のモードから選択するようにしてもよい。例えば、「旅行中」というモードで、長期間通過を検出しない場合でも異常と判定しない基準としてもよく、時間により自動的にモードを切り換えるようにしてもよい。また、複数組みのモードを複合的に組合せたものでもよい。
【0053】
次に、異常判定の一環として複数の通過センサ30により、被監視者の所在位置をコンピュータ41が推定する方法について述べる。本実施形態では、通過センサが、通過センサ30aから30eまで5つあるため、1つの通過センサでは判らない被監視者の位置が推定できる。具体的には、例えば図2において、被監視者が寝室cから通過センサ30cを通過して廊下bに移動すると、通過センサ30cは通過を検出する。ところが、これだけの情報では、被監視者が、通過センサ30cの寝室c側に居るか、廊下b側に居るか判断がつかない。そこで、次に、連続して廊下bのトイレg前の通過センサ30bが通過を検出すれば、少なくとも被監視者は寝室cには居ず、トイレgの中か玄関ホールにいることが推定できる。この後、玄関aの通過センサ30aやキッチン入り口の通過センサ30eが通過を検出せず、一定時間以上経過すれば、その前に推定された位置から玄関ホールは単なる通路であるから被監視者はトイレgにいる可能性が高いと判る。このように管理区域内を複数の通過センサ30の位置応じて複数のエリアに分割し、通過履歴に基づいて被監視者の動線を解析して、現在いるエリアを推定する。なお、被監視者は前述のような方法で現在の位置が推定されるが、通過センサを2つ用いて、通過方向が判るような構成にすればさらに現在位置の推定の精度を上げることができる。なお、この位置情報は後述するような管理区域の図と共に表示される。
【0054】
また、本実施形態では、浴室fには、浴室用動き検知センサ32があるため、このセンサに検知されれば、被監視者は浴室fにいることが確実に判る。同様に、ベッドに配置された圧力センサのような各種センサ31により、このセンサが検知すればベッドに被監視者がいることが確実に判る。このような確実な情報により、通過センサ30a〜30eで推定した被監視者の所在を修正することで、被監視者の位置の推定がより確実なものとできる。もちろん、図2に示す通過センサ30a〜30eの数、配置等は一例であり、その他センサなども浴室用動き検知センサ32やその他センサの数、種類、配置、機能は様々なものを用いることができる。従って、管理区域の態様に従い種々の態様が考えられることは言うまでもない。これらのセンサ等により被監視者の現在の位置を推定するアルゴリズムもこの判定テーブル47に記憶されている。判定テーブル47には、以上のような異常判定基準が記憶される。
【0055】
顧客マスタ48には、被監視者、監視者に関する種々のデータが記憶される。ここには、顧客別の安否を遠隔監視すべき管理区域についての情報と、過去の異常の履歴を記憶する異常履歴と、異常を検出した場合の監視者の連絡先の電子メールアドレス、電話番号、住所、担当の警備会社、消防・警察・救急などの緊急事態の通報先などの情報が記憶されている。
【0056】
本実施形態の携帯電話8は、周知のセルラー方式の移動体通信機で、携帯電話網7を介してインターネット5に接続され、インターネットWWWブラウザを備えたクライアントコンピュータの機能を併せ持つ。また、メールサーバの機能を備えた安否遠隔監視サーバ4から発信された電子メールの受信が可能に構成されている。特に、本実施形態では、携帯電話に合わせた所定形式のHTML、JAVA(登録商標)、FLASH等で記述された高精細の動画を含む表示画面を表示することができ、監視者PC6の表示装置と同等の表示能力があるものを例に説明する。そして、所定のURL(Uniform Resource Locator)にアクセスして、目的のWWWサーバから目的のテキスト、静止画、動画、音声などをハイパーテキストとして得ることができる。本実施形態では、具体的には、安否遠隔監視サーバ4から、所定の通過履歴を図3〜図6、図8〜図11に示すような各種の画像として得ることができる。また、直接監視端末2にアクセスすることで、Webカメラとして機能するカメラ29からの動画を音声と共にリアルタイムで携帯電話8で見ることができる。また音声のやりとりも被監視者とおこなうことができる。
【0057】
なお、本実施形態では代表的な端末として監視者PC6や携帯電話8を例に説明するが、マイクロセルラー方式の携帯端末(例えば、WWWブラウザを備えたPHS(パーソナルハンディーホン・登録商標))等なども使用できる。また、端末としては電子メールの受信とインターネット5のウエブページを閲覧できるブラウザを備えたものであれば、PDA(Parsonal Digital Assistant)などでもより。さらに、カーナビゲーションシステム、一般回線における家庭用有線電話機、STB(Set Top Box)、家庭用ゲーム機等その種類は問わないものである。さらに、報知を電子メールで行わず、ポケットベル(登録商標)のようなページャーにより、音声や文字で異常を報知するためには使用することができる。あるいは、報知だけなら合成音声や録音された音声による電話を自動的に架電してもよい。
【0058】
以下、このように構成された本システム1の被監視者に対する監視の手順について説明する。コンピュータ41は、被監視者の自宅の検出場所である玄関a、廊下b、寝室c、居間d、キッチンeに配置された通過センサ30a〜30eを備えた監視端末2により送信された被監視者の通過を検出した信号をインターネット5、インタフェース45を介して自動入力する。この手順が本発明の通過検出信号入力のステップに相当する。
【0059】
次に、コンピュータ41は、通過センサ30a〜30eのうちのいずれの通過センサから被監視者の通過を検出したかを入力した信号からID番号を判断する。そして時刻情報とともに通過履歴として通過した事実を通過履歴記憶手段であるハードディスクにより構成された通過履歴マスタ46に記憶する。この手順が、本発明の通過履歴記憶のステップに相当する。
【0060】
そして、コンピュータ41は、この通過履歴から記憶手段である判定テーブル47に記憶された所定の基準に基づいて異常であるか否かを判定する。この手順が、本発明の異常判定のステップに相当する。
【0061】
コンピュータ41は、異常と判定された場合には監視者に所定の報知手段で報知する。この手順が本発明の報知のステップに相当する。
また、コンピュータ41は、被監視者の状態を判断するために、所定の状態入力手段であるモード切替スイッチ34から入力され、監視端末2から送信された在宅中(在宅状態)か外出中(不在状態)かの情報を状態情報としてインターネット5を介して自動入力する。この手順は、本発明の状態情報入力のステップに相当する。そして、この状態情報に基づき、異常か否かの判断の基準を異なるものにする。
【0062】
コンピュータ41は、通過履歴マスタ46に記憶された通過履歴に基づいて、例えば、複数の時間帯毎、例えば15分毎の時間帯における通過センサ30a〜30eの通過の履歴をマトリクス表示をするためのマトリクスデータを監視者の表示手段に送信する。この手順が本発明のマトリクスデータ送信のステップに相当する。ここで、図3は、監視者PC6にマトリクスデータにより表示される画面の一例であるマトリクス画面60を示す図である。マトリクス画面60は、上端部にデータが入力された年月日60aが、例えば「2002,10,15」のように表示される。その下には、横軸に時間60bが、24時間表記で1時間毎に0〜23まで表示される。さらにそれぞれの時間の下には、15分毎に区切られた時間の境界線が縦の罫線60cが表示される。また、左端に上から「玄関」、「廊下」、「寝室」、「居間」、「キッチン」の検出場所60dの表示と、この表示の境界線毎に水平な罫線60eが時間軸と交差するように表示される。このように縦の罫線60cと水平な罫線60eに囲まれた部分をここではセル60fという。また、検出場所60dの各検出場所の表示に右側に、各検出場所での通過を検出した回数が検出回数60hとして表示される。この検出回数60hの数字を見れば、マトリクス画面60では判別できない頻繁な動きがあった場合でも判る。なお、この検出回数60hは、特に店舗における入店客動線調査等に本発明を適用したような場合に有用な情報を監視者に与える。
【0063】
実施形態では、セル60f毎に色彩を変えた表示(反転表示)を行うことができる。例えば、図3においては、2002年10月15日の午前0時ちょうどから24時00分までの通過履歴が表示されている。まず、0時00分から1時00分までは、いずれのセル60fも通常表示(図3において白の表示)であるため、いずれの通過センサ30でも1度も通過が検出されていないことが判る。また、1時00分から0時15分の間に寝室cにあるセルが反転していることから、通過センサ30cの前を被監視者が少なくとも1回以上通過していることが判る。ここでは、被監視者の位置は、通過センサ30cより寝室c側か廊下b側かは推定できない。続いて、1時15分から1時30分までの間に廊下bにあるセルが反転していることから、通過センサ30bの前を被監視者が少なくとも1回以上通過していることが判る。このことからは、同じ時間に他の通過センサ30c、30a、30eでは通過していないことから、この範囲の場所に被監視者がいることが推定できる(図2参照)。そうすると、被監視者はトイレgに入ったことが推定できる。このように、時系列で通過センサ30a〜30eのいずれの前を通過したかを判断することで被監視者のその時間帯の位置が推定できるようになる。
【0064】
また、同様に1時30分から1時45分の間に通過センサ30cを通過したので、被監視者は寝室cに戻ったものと推定できる。1時45分から7時00分までは、いずれの通過センサ30も通過を検出していない。そのため、被監視者は寝室に長時間滞在したことになるが、判定テーブル47に記憶された基準により時間帯と場所に基づいて判定すれば、睡眠しているものと推定できる。したがって、被監視者には異常がないものと推定でき、コンピュータ41は、異常との判定をしない。
【0065】
7時00分から9時15分までは、廊下b、寝室c、居間d、キッチンeに配置された通過センサ30b、30c、30d、30eが通過を検出している。この時間と場所から、被監視者はこれらの間を移動しており異常がないものと判断される。そして、9時15分から9時30分の間に玄関を通過し、このとき図7に示すモード切替スイッチ34のスライドスイッチ34aを在宅中の位置から外出中の位置に変更し、モード(状態情報)を在宅状態から不在状態にした。この不在状態は、警戒モードであり、警戒モード中ではそれまでとは異常の判定の基準を変更する。ここでは警戒モードは、9時30分から開始され10時45分まで続き、マトリクス画面60の背景色が異なる配色に変更され、一見して警戒モードとなったことが判るようになっている。
【0066】
なお、マトリクス画面60では、セルの時間帯が15分単位で表示されるが、安否遠隔監視サーバ4の内部的には、通過履歴のデータはリアルタイムで記憶され管理されている。例えば、被監視者がモード切替スイッチ34を外出中にすると、所定時間、例えば3分経過すると警戒モードがオンになる。但し、厳密に表示すると却って表示が見にくくなる場合があるため、マトリクス画面60では、一定の簡略表示を行うようにしてもよい。簡略化する方法としては、例えば、ここでは状態情報として不在情報が入力されたときに、その情報が入力された時間帯は警戒モードとはせず、次の時間帯から表示する。また通過を表示する場合は、その前の時間帯と同じ通過センサ30とその前の時間帯と異なる通過センサ30のいずれもが検出された時には新たな位置のみ表示して、前の時間帯で検出位置は表示しないようにしてもよい。或いはその時間帯で最初に検出した通過のみを表示するようにしてもよい。
【0067】
このように異常の判定に用いるデータと、表示するデータは全く同一とする必要はなく、特に携帯電話8の小型画面で見やすく情報を加工する。また、例えば、本実施形態では、図示を省略したが監視者PC6でマトリクス画面60の時間60bの「8」を選択してクリックしたり、携帯電話8で同様に選択して所定のボタンを操作することで、8時00分から9時00分までの通過履歴が詳細に表示される。この表示は、完全にすべてのデータを表示してもよいが、本実施形態では、図示を省略したが別画面として表示される1分毎のセルのマトリクス画面を用いた簡略表示を行う。
【0068】
ここでは、在宅中の普通モードと、外出中の警戒モードを例に説明したが、モード切替スイッチ34を寝室cのベッドサイドに配置して、就寝モード(就寝状態)と起床モード(起床状態)で異常の判定基準を切り換えるとともに、マトリクス画面の表示態様を変更するようにしてもよい。
【0069】
次に、異常と判定される場合の具体例を説明する。図4は、長時間通過の検出がないことから異常と判定される場合のマトリクス画面61を示す。ここでは、10時45分〜11時00分に帰宅して、モード切替スイッチ34を「在宅中」に変更したものと思われる。その後11時00分〜11時15分に廊下の通過センサ30b、寝室の通過センサ30cを通過して、11時15分から11時30分の間に居間dに移動したものと推定される。そして、11時30分〜11時45分に居間dの通過センサ30dを通過している。被監視者は、寝室cの通過センサ30cとキッチンeの通過センサ30eのいずれかを通過しなければ外出できないため、このセンサ間のいずれかの位置にいるものと推定される。さらに、ベッドに配置された各種センサ31である圧力センサにより被監視者が認識できなければ、ベッドにはいないことになる。また、食事の準備をすればキッチンeの通過センサ30eが通過を検出するとすれば、被監視者は、昼の時間に、食事もせず、睡眠もせず、排尿もせず、外出もしていないことになる。この時間が所定時間、例えば6時間続けば何らかの問題が生じたと推測できる。そうすると最後に通過を検出した11時45分から6時間経過した17時45分までに通過センサ30の信号を検知できなかった場合は異常と判断する。
【0070】
次は、図5は、体調不良と判定される場合に注意を報知するマトリクス画面62を示す。例えば、食事をしない、昼間に寝室に長時間滞在する、トイレgに頻繁に行くというような場合は体調不良の蓋然性が高い。このような場合に、緊急の異常ではないが、監視者に注意を促すため「注意」を報知する。具体的には、図5に示すように12時00分から12時15分、12時30分〜12時45分、13時45分〜14時00分…、のようにトイレgでの通過が頻繁に検出されている。また、朝食を取るべき時間にキッチンeでの通過が検出されていない。さらに、朝からずっと夜まで居間に移動せず、寝室に滞在している。これらのことが通過履歴から解析できる。また、注意を促された監視者も監視者PC6、携帯電話8から、図5に示すようなマトリクス画面62により自らが確認できる。
【0071】
このとき、安否遠隔監視サーバ4では、通過履歴から、所定の時間帯にキッチンにいない、昼間に寝室に長時間滞在する、トイレgに頻繁に行く等のいずれか1つが分析ができた時点で監視者PC6、携帯電話8に注意を促す電子メールを送信して報知をする。なお、種々のケースにポイントを定め、これらのポイントが所定数蓄積されたときに初めて異常と判定して注意を促すようにしてもよい。
【0072】
次は、図6は、警戒モードにおける異常と判定されるマトリクス画面63を示す。13時00分〜13時15分に被監視者は、玄関で通過を検出され、図7に示すモード切替スイッチ34のスライドスイッチ34aを外出中にして外出している。そのため、13時15分〜19時00分まで背景色が変わり、警戒モード63aになっていることが判る。このとき16時15分〜16時30分に玄関から侵入があったことが検出されている(セル63b)。この場合、侵入者はモード切替スイッチ34を切り換えていないため、安否遠隔監視サーバ4は異常を検出し、監視者PC6及び携帯電話8に電子メールで異常を報知している。なお、19時00分〜19時15分に帰宅した被監視者は玄関から進入した後所定時間内にモード切替スイッチ34を在宅中に切り換えたため、警戒モードが解かれ、異常は検知されない。
【0073】
ここで、上述のマトリクス画面60〜63においては、横に時間軸、縦に位置を表示して時系列の被監視者の場所の移動を監視者が一覧で掌握できるようにしていた。しかしながら、このマトリクス画面60〜63では時間が15分単位で表示されるため、同じ時間帯の全てのセルの反転しまうと、被監視者がどこにいるか判らなくなってしまう。これは、短時間、例えば1分単位で表示したマトリクス画面(図示せず)としても同様の問題を生じる。
【0074】
そこで、本実施形態では、安否遠隔監視サーバ4は、マトリクスデータ送信のステップにおいて監視者PC6や携帯電話8の表示手段に表示されたマトリクス画面60において選択された時間帯について受信する。そうすると、監視者PC6や携帯電話8の表示手段に通過センサ30a〜30e毎の表示と、表示された通過センサ30a〜30eの通過を示す移動の表示をするデータを監視者PC6や携帯電話8の表示手段に送信する。併せて、管理区域内である自宅内のエリアと、その時刻に推定される被監視者の所在するエリアの表示をさらに行うデータを送信する。この手順が本発明の被監視者所在表示データ送信のステップに相当する。
【0075】
具体的には、マトリクス画面60が表示された監視者PC6や携帯電話8の表示画面において、マウスポインタを任意のセル、例えば8時15分〜8時30分のキッチンeの通過センサ30eを示すセル60gに合わせ、ダブルクリックや選択操作をする。そうすると、別画面で被監視者所在表示画面64が表示される。ここで図8は被監視者所在表示画面64を示す図である。被監視者所在表示画面64は、上端に、「2002,10,15」と選択した年月日64iが表示される。その下段には、選択した時刻64jが「8:15〜8:30」のように表示される。さらにその下段にコンピュータ41が推定した被監視者のその時間帯の最終的所在地64kが「居間」のように表示される。そして、その下方には、管理区域である被監視者の自宅の間取りに応じた「玄関」64a、「廊下」64b、「寝室」64c、「居間」64d、「キッチン」64e、「浴室」64f、「トイレ」64gが円で表わされる。これに加えて「外出中」64hが長方形で表示される。また、これらのエリアは、通過センサ30a〜30eを含む破線で示す通路で連絡するように表示される。
【0076】
最初破線で表示された通路は、画面が表示されると安否遠隔監視サーバ4の通過履歴マスタ46に記憶されている通過履歴に基づいて、時間の順に通過した通過センサ30a〜30eに応じた通路が順次実線で示される。さらに通過した方向が判明している場合は、矢印で通過方向が示される。例えば、図8では、まず通過センサ30eにあたる通路が実線表示され、キッチンeから廊下bに移動したことがわかる。次に図示しないセンサによりトイレgに入り、再びトイレgからでて、さらにトイレgから廊下bを通って寝室cに入っていることが通過センサ30cの通路の表示で判る。なお、浴室fには通過センサはないが、浴室用動き検知センサ32により浴室fに入ってないことが判る。さらに被監視者は寝室cと居間dとの間の通過センサ30dを往復しているが、「居間」64dの円が色彩が異なって表示されて、或いは点滅表示されて、最終的に8時15分には居間dにいたことが判る。
【0077】
表示は、ここでは実線が順に表示されるが、表示された実線はそのまま残して表示の履歴を残していってもよいし、順次書き換えて消していってもよい。また、実線表示と併せて、あるいは実線表示とは別に被監視者の移動を図に示すような人間を示すアイコン64lで移動表示すれば、監視者は一見して内容が理解できる。また、異常と判定された場合は、このアイコン64lを変色させ、形状を変え、若しくは表示を付加して異常と判定されたことを一目でわかるようにしてもよい。
【0078】
このように、被監視者のいる所在地が表示される。したがって、マトリクス画面60〜63等で見た場合同一の時間帯で複数の通過センサが通過を検出して判断がつかない場合でも被監視者の所在が判る。特に、その後通過センサ30a〜30eや、他のセンサによっても被監視者の移動が検出されなくなった場合には、被監視者がどのエリアで異常になったのかが容易に判る。
【0079】
次に、安否遠隔監視サーバ4が異常と判定した場合に監視者に所定の報知手段で報知する方法を説明する。上述のような種々の基準で安否遠隔監視サーバ4のコンピュータ41が異常と判断した場合は、まず、監視者PC6と携帯電話8に対して異常を報知する電子メールを送信する。この電子メールを送信する手段が本発明の所定の報知手段の一例に相当する。この電子メールには、被監視者の異常の状態が判るような内容が生成されて表示される。また、各種センサにより内容がより詳しく推定される場合、例えば火災の場合などはその内容が記載される。電子メールの送信先は、担当の警備会社、消防・警察・救急などの緊急事態の通報先として顧客マスタ48に記憶されているところにも内容に応じて通報される。もちろんこれらの通報は電子メールに限らず、異なる警報手段であってもよい。
【0080】
また、監視者PC6、携帯電話8に送信される電子メールにはWebカメラであるカメラ29のURLが記載される。異常と判定したコンピュータ41は、監視端末2に信号を送信し、電源コントローラ35のカメラ29の電源をオンするとともに、動的IPの場合は、このカメラ29のURL若しくはIPアドレスを取得する。そしてこれを監視者PC6、携帯電話8に送信する。
【0081】
コンピュータ41により異常と判定された場合に、監視端末2の管理区域内の映像を配信可能なカメラ29を電源コントローラ35をオンしてカメラ29をWebカメラとして稼働させてインターネット5から所定のURLでアクセス可能とする。この手順が、本発明の異常時映像配信のステップに相当する。なお、この場合、映像を監視者からの映像配信の要求があったことを条件に表示手段に表示させる。この要求は、確認の表示画面や、パスワードによる認証などにより行われる。
【0082】
また、監視者PC6、携帯電話8への報知において、アクセスに必要なURL若しくはIPアドレスを電子メールで送信する。この手順が、本発明の異常映像アクセスポイント通知のステップに相当する。
【0083】
報知のステップにより安否遠隔監視サーバ4から監視者PC6、携帯電話8に報知するときに、被監視者に対してもインターネットを介して監視端末2により音声、光等の報知手段で報知する。この手順は、本発明の被監視者異常報知のステップに相当するものである。
【0084】
また、監視者PC6や携帯電話8に表示するために異常時の映像をカメラ29により撮影するときは、被監視者に対してインターネットを介して監視端末2により所定の報知手段で報知する。本実施形態では、電源コントローラ35により撮影と同時に照明装置を点灯させる。この手順が撮影報知のステップに相当する。
【0085】
また、被監視者を撮影する場合は、被監視者からの音声をカメラ29のマイク(図示を省略)で採取して、監視者PC6や携帯電話8に聴取可能に送信する。この手順が音声採取のステップに相当する。また、監視者PC6や携帯電話8から送信された音声を被監視者に聴取可能にスピーカで発声させる。この手順が音声発声のステップに相当する。
【0086】
ここで、図9は、監視者若しくは被監視者が、管理区域である自宅に通過センサを自ら配置する場合に監視者PC6等に表示される通過センサ配置入力画面65を示す図である。上述のように本実施形態の通過センサ30は、電池により給電され無線で信号をそのIDとともに送出する。したがって、その配置の自由度は高く、監視者若しくは被監視者自身でも容易に設置できる。しかしながら、その通過履歴から種々の判定を行うには、その位置が安否遠隔監視サーバ4により認識されていなければならない。そこで、監視者は管理区域である自宅の間取りを書面で送付、または画像データをインターネット5で安否遠隔監視サーバ4に送る。安否遠隔監視サーバ4では、これを図示しないスキャナで入力またはインターネット5経由で入力する。このデータに基づいて、安否遠隔監視サーバ4は通過センサ配置入力画面65を作成する。いずれかの端末、ここでは監視者PC6からインターネット5を介して安否遠隔監視サーバ4にアクセスして通過センサ配置入力画面65を表示させる。通過センサ配置入力画面65には、入力された間取り65aと、通過センサを示すアイコン65bが所定数表示されている。通過センサを示すアイコン65bは、例えば、1から16までID番号がふられており、監視者は、ここに表示された間取り65a上で、実際に通過センサを配置した場所に、そのIDで示されたアイコン65bにマウスポインタ65cを合わせ、ドラッグアンドドロップで配置していく。例えば、図9では、アイコン65bの「1」のIDのものを玄関aに配置している。また、「2」のIDのものをドラッグしている。全ての通過センサの配置が完了したら、「送信」ボタン65dをクリックして安否遠隔監視サーバ4に送信する。このような手順で、通過センサが配置された位置が間取りの情報と関係付けられて安否遠隔監視サーバ4の顧客マスタ48に記憶される。このような簡易な方法で、通過センサの配置が安否遠隔監視サーバ4に記憶され、安否遠隔監視サーバ4のコンピュータ41により異常の判定や画面表示が実行される。
【0087】
上記実施形態のインターネット安否遠隔監視システム1によれば、以下のような特徴を得ることができる。
・ 上記実施形態では、複数の通過センサ30a〜30eにより、被監視者の管理区域内での移動を自動的に収集して安否遠隔監視サーバ4に通過履歴として送信し、安否遠隔監視サーバ4では通過履歴マスタ46のデータを判定テーブル47に記憶された基準で自動判定する。そして、異常の兆候が発見できた場合は、直ちに監視者の端末に報知する。このため、常に、被監視者の行動を監視していなくても異常があった場合は直ちに報知され、速やかに援護のための処置ができるという効果がある。
【0088】
・ また、被監視者に対する監視は、通過センサ30により行われるため、被監視者はプライバシーが侵されることなく、正確にもれなく異常が検出される。また、判定テーブル47には、種々の判定基準が記憶されているため、日常と異なる細かな点まで判断でき、異常には至らないが注意が必要な段階でも監視者に注意を報知することができるという効果がある。
【0089】
・ 判定テーブル47に記憶された基準は、被監視者の外出・在宅、就寝・起床など様々な状態に合わせて適切な判断を行う。このため、被監視者の異常を誤りなく、且つもれなく検出することができるという効果がある。
【0090】
・ また、異常があった場合は、電子メールで監視者に報知するとともに、被監視者の映像を見られるURLを通知するため、監視者は直ちに被監視者の生映像をリアルタイムで見ることができるという効果がある。そのため、迅速且つ適切な援護処置を採ることができるという効果がある。
【0091】
・ 特に監視者は、監視者PC6や携帯電話8で常時被監視者の行動をマトリクス画面60で確認できるため、被監視者の状態をいつでも正確に確認することができる。いっぽう、被監視者はプライバシーが損なわれないでいて、常時見守られている安心感を持つことができるという効果がある。
【0092】
・ また、被監視者自身も、外出時は自宅が警戒モードとなりに携帯電話8で自宅の状態などを簡単に確認できるという効果がある。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
【0093】
○ 上記実施形態では、被監視者の自宅を管理区域として、その安否を確認するために本システムを活用しているが、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではなく、例えば店舗・工場・倉庫などにおいても活用できるものである。たとえば、店舗においては、入店客の動線を通過センサにより検出し、客の動線の分析に活用することができる。この場合、マトリクス画面に各セル毎の通過回数の累計数を表示すれば、売り場のどのコーナーに客が溜まるか、どの通路を客が通過するかが時系列で一覧できる。このような分野にも好適に適用できるものである。これらを蓄積することで反応記録を長期にわたりグラフ化でき、どの時間帯に、どの場所が人気があるのかの把握も可能になる。そのため、商品を効率よく回転させるためのマーケティング調査にも利用できる。この場合は、報知手段を用い異常の判定を長時間利用のないコーナーなどの検出や、侵入禁止のレジやバックヤードへの侵入を報知させることもできる。また、営業時間外の店舗や、工場や倉庫などの防犯目的にも活用できる。この場合は、状態情報を警戒モードとして盗難などがあった場合は、Webカメラで現場を確認することもできる。
【0094】
○ また、本実施形態では、焦電型赤外線パッシブセンサ(熱型検出素子)を通過センサとして使用しているが、通過センサとして使用できるものであれば、イメージ、超音波、光、機械式スイッチを用いたセンサとしてもよい。さらにCCDカメラなどを用いて、通常は映像を使用しないでモーションセンサとして使用する。このようにすれば、通常は被監視者のプライバシーを侵すこともない。また、異常が検出された場合は、Webカメラとして、カメラ本来の使用により現場の生映像を送信することができる。
【0095】
○ カメラ29は、Webカメラとしてルータ28に接続されて構成されているが、コンピュータ21に接続され、制御され送受信されるような構成でもよい。
【0096】
○ また、本実施形態では、ADSLによりインターネット5に接続しているが、他のxDSL、或いはFTTHなどの光ネットワークなどを用いてもよい。また、IPアドレスは動的・静的を問わない。
【0097】
○ 実施形態では、被監視者所在表示データ送信のステップとして、自宅を管理区域とした例を説明したが、介護以外にも防犯目的で使用することもできる。ここで、図10は、例えば大型の倉庫など広い面積の空間で夜間の防犯などにインターネット安否遠隔監視システム1を適用した場合の表示画面66である。ここでは、表示画面66のように通過センサS(S1〜S16)までを倉庫の天井部分に設置する。広大な倉庫であると全ての部分を焦電型赤外線センサでカバーするとコストが嵩むため、図10に示すように間隔を開けて通過センサS1〜16を縦3列横3列のマトリクス状に配置する。通過センサSは、図9において上下左右方向は隣接する通過センサ検出エリアが重なっているが、斜め方向には重なっていない。ここで、例えば侵入者が入り口から進入した場合、通過センサS1が反応する。この段階で異常と判定して監視者PC6または携帯電話8に報知する。次に侵入者が通過センサS6で通過が検出され、さらに通過センサS10、S11と検出され、最後に通過センサS8で検出されたものとする。この場合、侵入者は通過センサS3とS7、通過センサS7とS11、通過センサS11とS12の間は通過すれば検出エリアが重なっているため、いずれかが通過を検出する。したがって、最後に通過センサS8が通過を検出したとすれば、侵入者は通過センサS3,S7,S11,S12に囲まれた範囲、即ち斜線で示した位置に潜んでいるものと推定できる。そこで、斜線部の場所を警戒区域として画面表示し重点的に侵入者の探索を行う。このようにすることで広い範囲を監視することができる。
【0098】
○ また、図11は、通過センサT1〜T16を配置位置に応じて表示する表示画面67を示す図である。図9に示した方法と同様に通過センサを配置するが、間取り図はなくその位置のみを表示している。この場合も通過を検出した通過センサT1,T6,T10,T11,T8を表示し、最後に通過が検出された通過センサT8の周囲に同心円上の表示を示し、この位置に被監視者が居るものと推定する。図10、図11に示すいずれの場合も、図9と同様監視者の動的な表示をしてもよい。
【0099】
○ なお、この表示画面16では、各通過センサT1〜T16の位置が示され、その位置で通過を検出した検出回数を円柱の高さで示した3Dグラフの表示をすることができる。検出回数は単位当たり、例えば15分単位で集計して表示してもよいし、検出開始からの累積を示してもよい。特に、単位時間当たりの検出回数を時系列で順番に表示すればその管理区域での通過回数がダイナミックにわかる。本発明のこの機能を利用することで、例えば、入店客の動線を調査して、時間毎の動線管理を行ったりするのにも極めて有効で、マーケティングツールとして従来にないアプローチで管理することができる。
【0100】
次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
[付記1]請求項1に記載のインターネット安否遠隔監視方法において、前記異常判定のステップは、所定時間検出がないときに、所定条件で異常と判定することを特徴とするインターネット安否遠隔監視方法。被監視者の移動が停止していることから何らかの異常であることを自動的に判定できるという効果がある。
【0101】
[付記2]請求項1に記載のインターネット安否遠隔監視方法において、前記異常判断のステップは、所定の通過検出のステップで所定の頻度以上通過を検出したときに、所定条件で異常と判断することを特徴とするインターネット安否遠隔監視方法。通常は頻繁に移動しない場所を頻繁に移動することを異常として検出し、被監視者が移動をしている場合であっても異常を検出することができるという効果がある。そのため、たとえばトイレgに頻繁に移動してればプライバシーを保護しつつ、被監視者が体調不調であることが判定できる。
【0102】
[付記3]請求項1に記載のインターネット安否遠隔監視方法において、前記通過履歴記憶のステップにおいて記憶された通過履歴から被監視者の通過場所と通過方向から現在の被監視者の場所を推定する現在地推定ステップをさらに備えたことを特徴とするインターネット安否遠隔監視方法。複数の検出手段を用いることで、被監視者の移動の場所と方向と時間が判るため、この通過履歴により現在の被監視者の位置を推定することができるという効果がある。そのため、たとえば、浴室やトイレ、寝室などで長時間移動が停止していれば、被監視者のプライバシーを保護しつつ被監視者が異常であることを判定できる。
【0103】
[付記4]請求項2に記載のインターネット安否遠隔監視方法において、前記状態情報入力のステップで入力される状態情報が、被監視者の就寝状態若しくは起床状態であって、前記異常判定のステップは、通過検出のステップで所定時間を超えて通過を検出しないときに異常と判定する時間を、起床状態より就寝状態の方が長時間に設定されたことを特徴とするインターネット安否遠隔監視方法。
(効果)被監視者が就寝中であるか起床中であるかがわかるため、たとえば就寝中に長時間移動がなくても異常ではないことが判る。そのため、異常を高い精度で判定できるという効果がある。
【0104】
「付記5」請求項2に記載のインターネット安否遠隔監視方法において、前記状態情報入力のステップで入力される状態情報が、被監視者の就寝状態若しくは起床状態であって、前記異常判定のステップは、前記状態情報として就寝情報が入力されている場合は、特定場所での検出を異常と判定することを特徴とするインターネット安否遠隔監視方法。被監視者が就寝中であるか起床中であるかがわかるため、たとえば、就寝中に玄関からの通過があれば不法侵入の蓋然性が極めて高いことが判る。そのため、異常を高い精度で判定できるという効果がある。
【0105】
[付記6]請求項4又は請求項5に記載のインターネット安否遠隔監視方法において、前記異常時映像送信のステップにおいて、前記撮影手段により撮影した映像を前記監視者の表示手段に表示するときは、前記被監視者に対してインターネットを介して前記監視端末により所定の報知手段で報知する撮影報知のステップを備えたことを特徴とするインターネット安否遠隔監視方法。異常と判定された場合に、被監視者の映像が監視者に送信されるが、この場合被監視者に映像が送信されていることを報知することで、被監視者が知らずに映像が送信されることを防止してプライバシーを保護することができるという効果がある。
【0106】
[付記7]請求項4又は請求項5に記載のインターネット安否遠隔監視方法において、前記異常時映像送信のステップにおいて、撮影手段により撮影した映像を監視者の表示手段に表示するときに、併せて当該被監視者からの音声を採取して監視者に聴取可能に送信する音声採取のステップと、監視者から送信された音声を当該被監視者に聴取可能に発声させる音声発声のステップとを実行することを特徴とするインターネット安否遠隔監視方法。被監視者と監視者が音声により意思確認ができる。そのため、急病や怪我で身体は動かないような場合に、声による会話で、より適切な救護活動ができるという効果がある。
【0107】
[付記8]請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のインターネット安否遠隔監視方法において、前記マトリクスデータ送信のステップは、前記状態情報に応じた時間帯を異なる色彩若しくは反転表示で表示することを特徴とするインターネット安否遠隔監視方法。モード毎に異なる色彩とすることで、マトリクス表示でどの時間がどのモード、例えば、在宅モードか不在の警戒モードか、あるいは、就寝中か起床中かが一覧で理解できる。
【0108】
[付記9]請求項9の記載のインターネット安否遠隔監視方法において、前記被監視者所在表示データ送信のステップは、前記通過検出手段間の移動を、表示された前記通過検出手段を線で結ぶことにより表示することを特徴とするインターネット安否遠隔監視方法。画面上に表示された通過検出手段を線で結んで被監視者の移動を表示するため、監視者は容易に被監視者の移動の状態や、その所在を把握することができるという効果がある。
【0109】
[付記10]請求項9に記載のインターネット安否監視方法において、前記被監視者所在表示データ送信のステップは、前記通過検出手段間の移動を、表示された前記通過検出手段間をアイコンの移動で表示することを特徴とするインターネット安否遠隔監視方法。画面上に表示された通過検出手段をアイコンを移動させて被監視者の移動を表示するため、監視者は容易に被監視者の移動の状態や、その所在を把握することができるという効果がある。特にアイコンを人間の形状にしたりフラッシュなどで歩く動作をさせることで、画面表示の内容が直感的に理解できる。さらにアイコンを変化させることで、所在地を明示することもできる。
【0110】
[付記11]請求項9に記載のインターネット安否監視方法において、前記被監視者所在表示データ送信のステップは、前記監視者の表示手段に表示された前記複数の通過検出手段に囲まれたそれぞれのエリアを表示するエリア表示のステップをさらに実行すること。被監視者の異常が判定された場合などに、エリアによりひ監視者の所在を分かり易く表示することができるという効果がある。
【0111】
[付記12]請求項9若しくは付記9乃至付記11のいずれか1項に記載のインターネット安否監視方法において、前記被監視者所在表示データ送信のステップは、管理区域の間取りを表示する表示データと併せて送信することをさらに実行すること。間取りと通過検出手段を併せて表示することで、より分かり易い表示とすることができるという効果がある。
【0112】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本願発明のインターネット安否遠隔監視方法では、プライバシーを保護しつつ、かつ少ない誤認識で異常を自動報知できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】インターネット安否遠隔監視システム1の構成を示す概略図。
【図2】本システム1の管理区域である被監視者の自宅を示す平面図。
【図3】監視者PC6・携帯電話8に表示されるマトリクス画面60を示す図。
【図4】長時間通過の検出がないことから異常と判定される場合のマトリクス画面61を示す図。
【図5】体調不良と判定される場合に注意を報知するマトリクス画面62を示す図。
【図6】警戒モードにおける異常と判定されるマトリクス画面63を示す図。
【図7】モード切替スイッチ34を示す図。
【図8】監視者PC6等に表示される被監視者所在表示画面64を示す図。
【図9】監視者PC6等に表示される通過センサ配置入力画面65を示す図。
【図10】例えば大型の倉庫など広い面積の空間で夜間の防犯などにインターネット安否遠隔監視システム1を適用した場合の表示画面66を示す図。
【図11】通過センサT1〜T16を配置位置に応じて表示する表示画面67を示す図。
【符号の説明】
1…インターネット安否遠隔監視システム、2…監視端末、21…コンピュータ、22…CPU、23…RAM、24…ROM、25・26…インタフェース、27…モデム、28…ルータ、29…(Web)カメラ、30a〜30e…通過センサ、31…各種センサ、32…浴室用動き検知センサ、33…非常ボタン、34…モード切替スイッチ、35…電源コントローラ、4…安否遠隔監視サーバ、41…コンピュータ、42…CPU、43…RAM、44…ROM、45…インタフェース、46…通過履歴マスタ、47…判定テーブル、48…顧客マスタ、5…インターネット、6…監視者PC、60,61,62,63…マトリクス画面、7…携帯電話網、8…携帯電話

Claims (10)

  1. 送受信手段を有するサーバコンピュータがインターネットを介して所定の管理区域内での被監視者の安否を監視するインターネット安否遠隔監視方法であって、
    前記サーバコンピュータが、
    前記管理区域内の複数の検出場所に設けられた通過検出手段を有した監視端末により送信された前記被監視者の前記検出場所の通過を検出した信号をインターネットを介して入力する通過検出信号入力のステップと、
    前記複数の通過検出手段のうちのいずれの通過検出手段が被監視者の通過を検出したか否かを判断して時刻情報とともに通過履歴として通過履歴記憶手段に記憶する通過履歴記憶のステップと、
    前記通過履歴記憶手段の記憶に基づいて、所定の基準に基づいて異常であるか否かを判定する異常判定のステップと、
    前記異常判定のステップにより異常と判定された場合に監視者に所定の報知手段で報知する報知のステップを実行する
    ことを特徴とするインターネット安否遠隔監視方法。
  2. 前記被監視者の状態を判断するために、所定の入力手段から当該被監視者により入力され、前記監視端末から送信された状態情報をインターネットを介して入力する状態情報入力のステップをさらに実行し、
    前記異常判定のステップは、前記状態情報入力のステップで入力された状態情報に応じて、前記所定の基準が異なることを特徴とする請求項1に記載のインターネット安否遠隔監視方法。
  3. 前記状態情報入力のステップで入力される状態情報が被監視者の在宅状態若しくは不在状態であって、
    前記異常判定のステップは、前記状態情報として不在状態の情報が入力されている場合に、所定の通過検出手段で通過を検出したときに、不法侵入として所定条件で異常と判定することを特徴とする請求項2に記載のインターネット安否遠隔監視方法。
  4. 前記異常判定のステップにより異常と判定された場合に、前記サーバコンピュータは、前記監視端末の前記管理区域内の映像を配信可能な撮影手段を稼働させてインターネットからアクセス可能とする異常時映像配信のステップと、
    前記報知のステップは、前記監視者への報知において、前記アクセスに必要なURL若しくはIPアドレスを電子メールで送信する異常映像アクセスポイント通知のステップを実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに1項に記載のインターネット安否遠隔監視方法。
  5. 前記異常時映像配信のステップは、前記異常判定のステップにより異常と判定された場合に、当該映像を監視者の端末からの映像配信の要求があったことを条件に前記端末の表示手段に表示させることを特徴とする請求項4に記載のインターネット安否遠隔監視方法。
  6. 前記通過履歴記憶手段の記憶に基づいて、複数の時間帯毎における前記通過検出手段の位置毎の通過の履歴をマトリクス表示をするためのデータを監視者の表示手段に送信するマトリクスデータ送信のステップ
    をさらに実行することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のインターネット安否遠隔監視方法。
  7. 前記被監視者の状態を判断するために、当該被監視者により状態情報が所定の入力手段から入力されたときに状態情報入力のステップをさらに実行し、
    前記マトリクスデータ送信のステップは、前記状態情報入力のステップにおいて入力された状態情報に基づいて、異なる状態では異なる表示を行うデータを送信することを特徴とする請求項6に記載の安否遠隔監視方法。
  8. 前記状態情報入力のステップで入力された状態情報が被監視者の在宅状態若しくは不在状態であって、
    前記マトリクスデータ送信のステップは、前記状態情報入力のステップで入力された状態情報が在宅状態と不在状態とで前記監視者の表示手段において表示されるマトリクス表示を、時間帯毎に在宅若しくは不在を異なる色彩とするデータを送信する
    ことを特徴とする請求項7に記載のインターネット安否遠隔監視方法。
  9. 前記マトリクスデータ送信のステップにおいて前記監視者の表示手段に表示されたマトリクス表示において選択された時間帯について、監視者の表示手段に前記複数の通過検出手段毎の表示と、当該表示された通過検出手段間の移動を示す移動の表示と、その時刻に推定される被監視者の所在の表示をさらに行うデータを監視者の表示手段に送信する被監視者所在表示データ送信のステップをさらに実行することを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のインターネット安否遠隔監視方法。
  10. 請求項1乃至請求項9に記載のインターネット安否遠隔監視方法を、送受信手段を有するサーバコンピュータに実行させるためのインターネット安否遠隔監視プログラム。
JP2003122992A 2003-04-25 2003-04-25 インターネット安否遠隔監視方法及びプログラム Pending JP2004326623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003122992A JP2004326623A (ja) 2003-04-25 2003-04-25 インターネット安否遠隔監視方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003122992A JP2004326623A (ja) 2003-04-25 2003-04-25 インターネット安否遠隔監視方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004326623A true JP2004326623A (ja) 2004-11-18

Family

ID=33500999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003122992A Pending JP2004326623A (ja) 2003-04-25 2003-04-25 インターネット安否遠隔監視方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004326623A (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006077734A1 (ja) * 2005-01-20 2006-07-27 Sharp Kabushiki Kaisha 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2006202123A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Navi Community Kk 安否遠隔監視方法
JP2006260524A (ja) * 2005-02-16 2006-09-28 Nonomura Denshi Giken:Kk 介護通報装置
JP2006313446A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Total Life Service Community:Kk 在宅確認システム
JP2006331032A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Matsushita Electric Works Ltd 玄関システム
JP2007142833A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Ihi Aerospace Co Ltd 遠隔監視装置
JP2007172011A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Ebara Techno-Serve Co Ltd 現場作業支援システム
JP2007282111A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 安否確認システムで使用される携帯端末装置及びサーバ装置
JP2008083814A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 画像監視装置及び画像監視方法
WO2009016727A1 (ja) * 2007-07-31 2009-02-05 Fujitsu Limited 安否判断情報生成装置および安否確認システム
JP2010042909A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Ihi Corp 場所計画システム及び方法
JP2010122913A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Secom Co Ltd 安心表示システム
JP2011048463A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Mitsubishi Electric Corp イベント検知結果表示装置
JP2013073280A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Nec System Technologies Ltd 動線情報収集システム、動線情報収集方法及びプログラム
JP2015026146A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 ミサワホーム株式会社 建物及び安否確認システム
JP2015127860A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 大和ハウス工業株式会社 センサユニット
JP2015191526A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 エコナビスタ株式会社 情報処理装置、プログラム、情報処理システム及び情報表示方法
WO2015171072A1 (en) * 2014-05-04 2015-11-12 Tan Seow Loong Activity monitoring method and system
WO2016006536A1 (ja) * 2014-07-10 2016-01-14 日本光電工業株式会社 遠隔健康管理システム
JP2016170566A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 日本光電工業株式会社 管理装置、遠隔健康管理システム、及びプログラム
JP2016218659A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 住友電気工業株式会社 センサ管理装置、センサ管理方法およびセンサ管理プログラム
JP2017010182A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 日本光電工業株式会社 遠隔健康管理システム
JP2017151755A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 Enwa株式会社 見守りシステムおよび見守り方法
WO2021084593A1 (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 三菱電機株式会社 入退室管理システム
JP2021140305A (ja) * 2020-03-03 2021-09-16 合同会社むすびdesign 管理サーバおよび単身者の見守り方法
JP7325227B2 (ja) 2019-06-03 2023-08-14 三菱電機株式会社 制御装置、制御システム、監視方法およびプログラム
JP7465644B2 (ja) 2019-09-30 2024-04-11 大和ハウス工業株式会社 監視システム、及び監視方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0844979A (ja) * 1994-05-26 1996-02-16 Matsushita Electric Works Ltd 防災システムにおける連動テーブル作成システム、連動テーブル及びこの連動テーブルを用いた防災表示データ作成システム
JP2000090366A (ja) * 1998-09-09 2000-03-31 Fukushi System Kenkyusho:Kk 生活行動遠隔確認装置および生活行動遠隔確認システム
JP2001052277A (ja) * 1999-08-05 2001-02-23 Yoshio Masuda 行動遠方監視システム及びhシステム
JP2001069493A (ja) * 1999-08-31 2001-03-16 Hitachi Ltd 総合監視システム
JP2002074561A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Sekisui Chem Co Ltd 見守りサービスシステム
JP2002304681A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Sharp Corp 行動推測システム
JP2002324291A (ja) * 2000-11-27 2002-11-08 Matsushita Electric Works Ltd 安否確認サービスシステム
JP2002330230A (ja) * 2001-02-28 2002-11-15 Victor Co Of Japan Ltd 映像監視システム
JP2003060781A (ja) * 2001-08-13 2003-02-28 Hideki Hiramine 生活支援システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0844979A (ja) * 1994-05-26 1996-02-16 Matsushita Electric Works Ltd 防災システムにおける連動テーブル作成システム、連動テーブル及びこの連動テーブルを用いた防災表示データ作成システム
JP2000090366A (ja) * 1998-09-09 2000-03-31 Fukushi System Kenkyusho:Kk 生活行動遠隔確認装置および生活行動遠隔確認システム
JP2001052277A (ja) * 1999-08-05 2001-02-23 Yoshio Masuda 行動遠方監視システム及びhシステム
JP2001069493A (ja) * 1999-08-31 2001-03-16 Hitachi Ltd 総合監視システム
JP2002074561A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Sekisui Chem Co Ltd 見守りサービスシステム
JP2002324291A (ja) * 2000-11-27 2002-11-08 Matsushita Electric Works Ltd 安否確認サービスシステム
JP2002330230A (ja) * 2001-02-28 2002-11-15 Victor Co Of Japan Ltd 映像監視システム
JP2002304681A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Sharp Corp 行動推測システム
JP2003060781A (ja) * 2001-08-13 2003-02-28 Hideki Hiramine 生活支援システム

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006077734A1 (ja) * 2005-01-20 2006-07-27 Sharp Kabushiki Kaisha 情報処理装置及び情報処理プログラム
JPWO2006077734A1 (ja) * 2005-01-20 2008-06-19 シャープ株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP4558521B2 (ja) * 2005-01-21 2010-10-06 ナビ・コミュニティ株式会社 安否遠隔監視方法
JP2006202123A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Navi Community Kk 安否遠隔監視方法
JP2006260524A (ja) * 2005-02-16 2006-09-28 Nonomura Denshi Giken:Kk 介護通報装置
JP2006313446A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Total Life Service Community:Kk 在宅確認システム
JP4675670B2 (ja) * 2005-05-09 2011-04-27 株式会社トータル・ライフサービスコミュニティー 在宅確認システム
JP2006331032A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Matsushita Electric Works Ltd 玄関システム
JP2007142833A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Ihi Aerospace Co Ltd 遠隔監視装置
JP2007172011A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Ebara Techno-Serve Co Ltd 現場作業支援システム
JP2007282111A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 安否確認システムで使用される携帯端末装置及びサーバ装置
JP2008083814A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 画像監視装置及び画像監視方法
WO2009016727A1 (ja) * 2007-07-31 2009-02-05 Fujitsu Limited 安否判断情報生成装置および安否確認システム
US8593285B2 (en) 2007-07-31 2013-11-26 Fujitsu Limited Safety-determination information generating apparatus and safety confirmation system
JP2010042909A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Ihi Corp 場所計画システム及び方法
JP2010122913A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Secom Co Ltd 安心表示システム
JP2011048463A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Mitsubishi Electric Corp イベント検知結果表示装置
JP2013073280A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Nec System Technologies Ltd 動線情報収集システム、動線情報収集方法及びプログラム
JP2015026146A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 ミサワホーム株式会社 建物及び安否確認システム
JP2015127860A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 大和ハウス工業株式会社 センサユニット
JP2015191526A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 エコナビスタ株式会社 情報処理装置、プログラム、情報処理システム及び情報表示方法
WO2015171072A1 (en) * 2014-05-04 2015-11-12 Tan Seow Loong Activity monitoring method and system
WO2016006536A1 (ja) * 2014-07-10 2016-01-14 日本光電工業株式会社 遠隔健康管理システム
JP2016028309A (ja) * 2014-07-10 2016-02-25 日本光電工業株式会社 遠隔健康管理システム
JP2016170566A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 日本光電工業株式会社 管理装置、遠隔健康管理システム、及びプログラム
US10019890B2 (en) 2015-05-19 2018-07-10 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Sensor management device, sensor management method, and sensor management program
JP2016218659A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 住友電気工業株式会社 センサ管理装置、センサ管理方法およびセンサ管理プログラム
JP2017010182A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 日本光電工業株式会社 遠隔健康管理システム
JP2017151755A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 Enwa株式会社 見守りシステムおよび見守り方法
JP7325227B2 (ja) 2019-06-03 2023-08-14 三菱電機株式会社 制御装置、制御システム、監視方法およびプログラム
JP7465644B2 (ja) 2019-09-30 2024-04-11 大和ハウス工業株式会社 監視システム、及び監視方法
WO2021084593A1 (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 三菱電機株式会社 入退室管理システム
JP2021140305A (ja) * 2020-03-03 2021-09-16 合同会社むすびdesign 管理サーバおよび単身者の見守り方法
JP6990459B2 (ja) 2020-03-03 2022-01-12 合同会社むすびdesign 管理サーバおよび単身者の見守り方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004326623A (ja) インターネット安否遠隔監視方法及びプログラム
US20230252870A1 (en) Fixed property monitoring with moving asset location tracking
KR100767065B1 (ko) 원격 보호관찰 시스템 및 방법
US6445298B1 (en) System and method for remotely monitoring movement of individuals
US20160309123A1 (en) Neighborhood camera linking system
JP2017503279A (ja) モニタリングのための方法およびシステム
KR20100005494A (ko) 독거노인 원격 모니터링 시스템 및 그 방법
JP2006260524A (ja) 介護通報装置
JP5457148B2 (ja) 警備システム
JP2011030919A (ja) 被験者検知システム
JP2008097262A (ja) 監視システム
JP2012089106A (ja) 独居者等の監視警備連絡装置
JP4183890B2 (ja) 保安システム
JP2008165730A (ja) 監視システム
JP4058501B1 (ja) 監視システムおよび監視プログラム
GB2498951A (en) Non-invasive monitoring apparatus detecting the movement and wellbeing of a person within their place of residence
KR101473926B1 (ko) 세대 관리 시스템 및 방법
WO2006109981A1 (en) Rescue notification system
JP6504255B2 (ja) 介護支援システム及び介護支援方法
JP2005182471A (ja) 監視装置の中央処理装置およびそのプログラム
JP2019114107A (ja) 浴室見守り装置及び方法、外部機器並びにプログラム
JP4443710B2 (ja) 施設内監視システム
JP7137154B2 (ja) 行動検知装置および該方法ならびに被監視者監視支援システム
JP5363234B2 (ja) 警備システム
JP2003199091A (ja) 動体撮像装置及びそれを用いたシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090203