JP2015127860A - センサユニット - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明の他の目的は、センサの検知結果に基づいて制御信号を出力するコントローラ、及び、制御信号を受信して所定の動作を行う機器の双方について、設置の手間とスペースを削減することである。
上記の構成では、センサユニットのユーザである建物の利用者が行う操作を受け付けると、コントローラが、当該操作の内容に応じてモードを切り替える。これにより、より使い勝手のよいセンサユニットが実現されることとなる。
上記の構成では、現在設定されているコントローラのモードがモード報知機器により報知されるので、ユーザである建物の利用者は、現在設定のモードを正確に把握することが可能となる。また、制御信号の受信機器の一つである警報発生機器、及び、上記のモード報知機器がセンサユニットとして一体化されているので、設置作業の手間と設置スペースをより一層削減することが可能となる。
上記の構成では、汎用的な配線機器用の収容ボックスに収めればよいので、センサユニットの設置作業として特別な作業を要することなく、その分、作業の手間が軽減されることとなる。
上記の構成では、センサユニットが、照明装置及び/若しくは空調装置の運転状態を制御する制御機器と協働することにより、より高度な機器制御(例えば、建物内の機器の遠隔自動制御)を実現することが可能となる。
上記の構成では、センサの検知状況に関する情報を外部者に連絡するためのモード(すなわち、第2出力モード)と、建物内の室内環境を調整する装置の運転状態を切り替えるためのモード(すなわち、第3出力モード)と、を同時に採用する。これにより、ユーザである建物の利用者にとっての利便性が向上することになる。
また、センサ、コントローラ、及びコントローラから出力される制御信号を受信する機器等が同一筐体内に収容されているので、これらを別々に配置する必要がなく、その分、設置作業の手間と設置スペースを削減することが可能となる。
建物内において人を検知するセンサを備えるセンサユニットとして、より汎用性の高い製品を提供することである。
さらに、本発明のセンサユニットは、汎用的な配線機器用の収容ボックスに収めることで所定位置に配置されることになり、センサユニットの設置作業として特別な作業を要することなく、その分、作業の手間が軽減されることとなる。
以上の効果により、本発明のセンサユニットは、ユーザである建物の利用者にとって使い勝手がよく、また、設置作業やメンテナンスの面でも取り扱い易い製品となっている。
先ず、本実施形態に係るセンサユニット1について、その概要を説明する。
本実施形態に係るセンサユニット1は、センサとしての人感センサ2を内蔵しており、住宅内の所定箇所、具体的には住宅内の壁に埋め込まれた状態で使用される。そして、センサユニット1に内蔵された人感センサ2は、図1に示すように、住宅内に設定された検知範囲R(具体的には、センサユニット1の前方エリア)内に人が存在したときに、当該人を検知する。図1は、本実施形態に係るセンサユニット1の使用状況を示す図である。
次に、本実施形態に係るセンサユニット1の構成について図3及び4を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係るセンサユニット1の構成を示す図であり、同図には、センサユニット1を収容するコンセントボックス20、及び、カバープレート25が図示されている。図4は、センサユニット1を含む通信システムSの機器構成を示すブロック図である。
次に、本実施形態に係るセンサユニット1の取り付けについて説明する。
本実施形態に係るセンサユニット1は、前述したように、住宅内の壁に埋め込まれた状態で使用される。より詳しく説明すると、本実施形態のセンサユニット1は、通常の住宅において壁に埋め込まれた状態で配置されるコンセントボックス20内にセットされる。コンセントボックス20とは、配線機器の一例であるコンセントを収容するボックスとして市販されているものである。なお、本発明において、配線機器とは、電線(具体的には一般家庭用の電線、すなわちAC100V用の電線)及びLANケーブルのうちの少なくとも一方が接続される機器を意味する。ちなみに、本実施形態では、内部空間に電線とLANケーブルの双方が引き込める形式のコンセントボックス20が用いられている。
次に、本実施形態に係るセンサユニット1の動作例を図5乃至7を参照しながら説明する。図5は、防犯モード設定時の流れを、図6は、見守りモード設定時の流れを、図7は、遠隔制御モード設定時の流れを、それぞれ示している。以下、各モード別に説明することとする。
防犯モードが設定されると、コントローラ3が図5に図示した各ステップを実行する。具体的に説明すると、居住者がセンサユニット1の操作ボタン5を操作することで防犯モードが設定されることで(S001)、先ず、コントローラ3が、人感センサ2による不審者の侵入の監視(以下、警戒とも言う)を開始するまでのカウントダウンを開始する(S002)。このカウントダウンにおいて予め設定された待機時間が経過すると(すなわち、カウントが0に達すると)、警戒が開始されるようになる(S003)。居住者は、待機時間が経過するまでの間に人感センサ2の検知範囲Rに入らない位置まで移動し、例えば住宅外に出る。なお、警戒開始までの待機時間については、任意に設定することが可能であり、例えば操作ボタン5を操作することによって設定することが可能である。
見守りモードが設定されると、コントローラ3が図6に図示した各ステップを実行する。具体的に説明すると、居住者がセンサユニット1の操作ボタン5を操作することで見守りモードが設定された段階で(S011)、コントローラ3は、待機状態で人感センサ2からの検知信号を待つ。そして、一定時間以上検知信号を受信しなかった場合(S012)、コントローラ3は、メールデータを生成し、メールサーバ10に向けて送信する(S013)。メールサーバ10は、当該メールデータを受信すると、同データに基づいて居住者に異常が生じたことを知らせる連絡メールを、外部者の情報端末12に向けて配信する。なお、メールデータの生成・送信を開始する条件となる検知信号不受信の時間については、任意に設定することが可能であり、例えば操作ボタン5を操作することによって設定することが可能である。
遠隔制御モードが設定されると、コントローラ3が図7に図示した各ステップを実行する。具体的に説明すると、居住者がセンサユニット1の操作ボタン5を操作することで遠隔制御モードが設定された段階で(S021)、コントローラ3は、待機状態で人感センサ2からの検知信号を待つ。そして、人感センサ2からの検知信号を受信すると(S022)、コントローラ3は、ホームサーバ14に向けて遠隔制御要求を出力する(S023)。ホームサーバ14は、当該要求を受信すると、照明装置13のオンオフを切り替えるスイッチ信号を生成して照明装置13に向けて出力し、スイッチ信号を受信した照明装置13側ではオンオフが切り替わるようになる。
上記の実施形態では、本発明のセンサユニットについて、一例を挙げて説明した。ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
2 人感センサ(センサ)、2a 検知部
3 コントローラ、3a メモリ
4 LEDランプ、5 操作ボタン
6 ケーシング、6a ジャック
6b 開口、6c 孔
7 ブザー、10 メールサーバ
11,12 情報端末
13 照明装置、14 ホームサーバ
15 宅内ルータ、20 コンセントボックス
25 カバープレート
R 検知範囲、S 通信システム
Claims (6)
- 建物内に設定された検知範囲内に存在する人を検知すると信号を出力するセンサと、
該センサからの前記信号を受信すると制御信号を生成して出力するコントローラと、
前記センサ及び前記コントローラの双方を収容する筐体と、を備え、
前記コントローラのモードは、
前記建物の利用者が前記建物内に居ない期間において、前記制御信号を受信したときに前記検知範囲内に人が存在することを知らせる報知動作を行う機器に向けて、前記制御信号を出力する第1出力モード、
前記利用者が前記建物内に居る期間において、前記制御信号を受信したときに前記センサの検知状況に関する情報を前記利用者とは異なる外部者に連絡する連絡動作を行う機器に向けて、前記制御信号を出力する第2出力モード、及び、
前記制御信号を受信したときに前記建物内の室内環境を調整する装置の運転状態を切り替える切り替え動作を行う機器に向けて、前記制御信号を出力する第3出力モードのうち、少なくとも2つのモードの間で切り替え可能であることを特徴するセンサユニット。 - 前記コントローラのモードは、前記第1出力モード、前記第2出力モード及び前記第3出力モードの3つのモードの間で切り替え可能であり、
前記筐体には、前記コントローラのモードを切り替える際に前記利用者によって操作される操作部が取り付けられており、
該操作部は、前記利用者によって操作された際に切り替え信号を出力し、
前記コントローラは、前記切り替え信号を受信すると、前記3つのモード中、受信した前記切り替え信号に対応するモードを採用することを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。 - 前記報知動作として警報を発する動作を行う警報発生機器と、
設定されている前記コントローラのモードを報知するモード報知機器と、を更に備え、
前記警報音発生装置は、前記筐体内に前記双方とともに収容されており、
前記モード報知機器は、前記筐体内に前記双方とともに収容されており、または前記筐体に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサユニット。 - 電線及びLANケーブルのうちの少なくとも一方が接続される配線機器を収容するボックスが前記建物内の壁に埋め込まれているときに、前記双方を収容した前記筐体が前記ボックス内に収容されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のセンサユニット。
- 前記少なくとも2つのモードには前記第3出力モードが含まれ、
前記コントローラのモードが前記第3出力モードとなったとき、前記コントローラは、前記制御信号を受信したときに前記建物内の照明装置及び前記建物用の空調装置のうちの少なくとも一方の装置に向けて前記運転状態を切り替えるための信号を出力する動作を前記切り替え動作として行う制御機器に向けて、前記制御信号を出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のセンサユニット。 - 前記コントローラのモードは、前記第1出力モード、前記第2出力モード及び前記第3出力モードの3つのモードの間で切り替え可能であり、
前記コントローラは、前記第2出力モード及び前記第3出力モードを同時に採用することが可能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のセンサユニット。
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