JP2007272595A - セキュリティシステム、セキュリティシステムにおける警戒モード設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で自動的に警戒モードを設定できるセキュリティシステムおよびセキュリティシステムにおける警戒モード設定方法を提供する。
【解決手段】メインコントローラは、照明連動モードに設定されると(SP1)、夜間の時間帯であるかを判別し(SP3)、照明灯が消灯されたことを判別すると(SP4)、警戒モードを設定し(SP5)、窓センサが窓の開かれたことを検知して異常検知信号を出力すると(SP8)、ドアーセンサや他の窓センサにブザー鳴動信号を出力してブザーを鳴らさせる(SP9,SP10)。
【選択図】図6

Description

この発明はセキュリティシステムおよびセキュリティシステムにおける警戒モード設定方法に関し、例えば、居住者が外出しているとき、あるいは就寝しているときの安全を保護するセキュリティシステムおよびセキュリティシステムにおける警戒モード設定方法に関する。
最近では各住居で不審者の侵入による被害を阻止するために、ホームセキュリティシステムが普及してきており、例えば特開平9−27086号公報(特許文献1)には、ホームセキュリティシステムの一例の防犯システムが記載されている。ホームセキュリティシステムでは、不審者が窓やドアーから住居内に侵入するのをセンサで検出し、アラームを鳴動させている。
ホームセキュリティシステムは、警戒モードと、非警戒モードとのいずれかを設定可能にされている。警戒モードは、センサが異常を検知すると警報を出力できる状態を言う。非警戒モードは、センサが異常を検知しても警報として出力しない状態を言う。
さらに、警戒モードとして、在宅警戒モードと、不在警戒モードの2種類を設けることがある。在宅警戒モードは、家族が在宅していて就寝している場合に設定されるモードであり、外から家の中に入り込む侵入者を検知するセンサのみを動作させる。不在警戒モードは家族が外出しているときに設定されるモードであり、センサやアラームなどの全ての端末機器を動作させる。
警戒モードと非警戒モード、あるいは警戒モードにおける在宅警戒モードと不在警戒モードの設定方法として、居住者がスイッチなどを操作して手動で設定する方法や、タイマなどで自動的に設定する方法などがある。
しかし、手動による設定は、毎日設定するのが煩わしく、忘れることもある。自動的に設定する方法は、日によって生活パターンが変わる場合には対応できないという問題がある。特に、家族が外出するときには不在警戒モードに設定する必要があるが、家族が外出したことを自動的に検出するセンサが必要となる。
特開2003−16556号公報(特許文献2)には、少なくとも1台の家庭用電気製品が作動しているか否かを検出することで人の有無を判断し、この判断結果に基づいて所定の通知情報を居住者が所有する携帯電話機に通知することにより、セキュリティ管理コストを低減するセキュリティ管理装置について記載されている。
特開平8−77476号公報(特許文献3)には、照明灯の点灯時間を計時するタイマ監視回路を設け、タイマ監視回路で計時した点灯時間が標準点灯時間を越えていれば、警報を発する生活情報異常監視システムについて記載されている
特開平9−27086号公報(要約) 特開2003−16556号公報(要約) 特開平8−77476号公報(要約)
特許文献2は、セキュリティ管理コストを低減するために、家庭用電気製品が作動した場合には、屋内に人がいることを外出している居住者に知らせるものに過ぎない。
特許文献3に記載されている生活情報異常監視システムは、点灯時間が設定されている標準点灯時間を越えていれば警報を発するに過ぎず、セキュリティを目的としていない。
そこで、この発明は、簡単な構成で自動的に警戒モードを設定できるセキュリティシステムおよびセキュリティシステムにおける警戒モード設定方法を提供することである。
この発明は、警戒モードと、非警戒モードとに設定可能なセキュリティシステムであって、所定の部屋の照明の消灯を検知する検知手段と、検知手段が照明の消灯を検知したことに応じて、信号を出力する出力手段と、出力手段からの出力信号を受けて、警戒モードを設定する警戒モード設定手段とを備える。
具体的には、所定の部屋には、照明として主たる照明灯と、従たる照明灯とを含む照明器具が設けられていて、検知手段は、主たる照明灯の消灯を検知する。あるいは、所定の部屋には、照明器具が複数設けられていて、検知手段は、複数の照明器具の各主たる照明灯の消灯を検知する。
具体的には、検知手段は、照明の電源スイッチのオフを検知するか、あるいは照明による照度が所定値以下であれば、照明の消灯を検知する。
好ましくは、警戒モード設定手段は、検知手段によって検知された照度が所定値を超えたことに応じて警戒モードを解除して非警戒モードにする。
好ましくは、照明器具は、建物内に複数設けられており、検知手段は、複数の照明器具の少なくとも1つ以上の主たる照明灯の消灯を検知したことに応じて信号を出力する。
好ましくは、外部からの侵入または異常を検知する異常検知手段を含み、警戒モード設定手段は、警戒モードに応じて、異常検知手段による警戒動作を作動させる。
さらに、警戒モードが設定される時間帯を設定するための時間帯設定手段を含み、警戒モード設定手段は、時間帯設定手段によって設定されている時間帯において、出力手段から出力信号が与えられたことに応じて警戒モードを設定する。
好ましくは、異常検知手段は、警報を報知する警報報知手段を含み、異常を検知したことに応じて警報報知手段から警報を報知させる。
好ましくは、異常検知手段は、複数設けられており、警戒モード設定手段は、複数の異常検知手段のいずれかが異常を検知したことに応じて、その異常検知手段を除く他の異常検知手段の警報報知手段から警報を報知させる。
この発明の他の局面は、警戒モードと、非警戒モードとに設定可能なセキュリティシステムにおける警戒モード設定方法であって、所定の部屋の照明の消灯を検知し、照明の消灯を検知したことに応じて信号を出力し、その信号を受けて、警戒モードを設定する。
この発明においては照明の消灯を検知したことに応じて信号を出力し、出力信号を受けて警戒モードを設定するようにしたので、簡単な構成で自動的に警戒モードを設定できる。
図1はこの発明の一実施形態におけるセキュリティシステム10の全体の構成を示す概略ブロック図である。ここでは、この発明を不審者の侵入や災害などの発生による異常を監視するホームセキュリティシステムに適用したものとして説明する。図1において、セキュリティシステム10は、警戒モード設定手段としてのメインコントローラ20と、メインコントローラ20に接続されて制御される端末機器とを含む。
端末機器は、検知手段としての照明センサ11と、異常検知手段としてのドアーセンサ12、窓センサ13、カーモニタ14および火災検知器15と、カメラ16とを含む。照明センサ11は、居住者が夜間に就寝のために、例えば居間の照明器具である照明灯を消灯したことを検知するものであり、消灯したことを検知すると、消灯検知信号をメインコントローラ20に、例えば無線で与える。
なお、居間の照明器具には、主たる照明灯である電球や蛍光灯以外に、ナツメ球やローソク球などの小玉電球の常夜灯が従たる照明灯として設けられている場合がある。この実施形態において、照明とは部屋の照明器具群の全てを意味し、照明器具とは1つの筐体に収納されている照明灯群の全てを意味し、照明灯とは蛍光灯、白熱灯、ナツメ球などの個々の電灯・電球を意味するものとする。また、消灯とは照明灯が消灯している場合を意味しており、消灯状態とは、照明が消灯しているとみなせることを意味し、常夜灯レベルの照明灯は点灯している場合も含むものとする。
メインコントローラ20は、例えば照明センサ11から消灯したことを示す消灯検知信号が与えられていないときは非警戒モードを設定し、消灯検知信号が与えられると警戒モードを設定する。警戒モードは、異常検知センサであるドアーセンサ12、窓センサ13、カーモニタ14および火災検知器15を作動状態に設定するモードであり、非警戒モードは作動状態を解除したモードである。
警戒モードにおいて、ドアーセンサ12はドアーが開かれたか否かを検知しており、ドアーが開かれると異常検知信号をメインコントローラ20に出力する。窓センサ13は、窓に配置されており、警戒モードにおいて、窓が開かれたか否かを検知しており、窓が開かれると異常検知信号をメインコントローラ20に出力する。
カーモニタ14は、警戒モードにおいて、例えば、自動車の周囲を不審者がうろついたり、自動車に振動や衝撃が加えられたりしたことを検知する。火災検知器15は、警戒モードにおいて、火災の発生を検知する。カメラ16は、例えば部屋内の様子や部屋に侵入した不審者を撮影する。なお、以下の説明における異常とは、不審者の侵入や火災などの災害を総称するものとする。
また、端末機器として、必要に応じて、家電コントローラや給湯コントローラや空調コントローラなどを設けてもよい。家電コントローラは、各種家庭電気製品のオン,オフを遠隔的に制御でき、給湯コントローラはユニットバスへの給湯を遠隔的に制御でき、空調コントローラは部屋内の空調温度を遠隔的に制御できる。
メインコントローラ20は、警戒モードを設定した後に、ドアーセンサ12、窓センサ13、カーモニタ14および火災検知器15のいずれかから異常検知信号が与えられると、ブザー鳴動信号を出力する。なお、メインコントローラ20には、サイレンや警報ブザーによる警報を解除するためのスイッチ21が接続されていてもよい。
メインコントローラ20の出力は、ルータ30から公衆電話回線31を介してインターネット回線32に接続されている。インターネット回線32には、サーバ33を介して基地局34が接続されている。例えば、居住者が夜間に外出するときに照明灯を消灯し、ホームセキュリティシステムを警戒モードに設定すると、異常が発生したときには、居住者の携帯電話機35に警報情報などをメールにて知らせることが可能になる。携帯電話機35のメールアドレスなどの連絡情報は、メインコントローラ20に予め登録しておけばよい。さらに、カメラ16で撮影された侵入者の画像などを携帯電話機35にメールなどで送信して表示してもよい。
図2は、図1に示した照明センサ11を示すブロック図である。図2において、照明センサ11は、例えば居間などの特定の部屋の照明灯41が消灯しているかどうかを検知するものであり、出力手段としての制御部111と、制御部111に接続されて制御される検知部112および通信部113とを含む。照明灯41は照明スイッチの接点42が開かれると消灯する。接点42に対して並列に連動する別の接点43が設けられており、検知部112は、接点43のオン、オフを検知することで、照明灯41が消灯しているか否かを検知し、消灯していることを検知すると消灯検知信号を制御部111に出力する。
なお、高機能な照明灯などでは、スイッチがオン→オフ→オンとなるように、スイッチを所定の時間内で素早く操作することにより、蛍光灯2本点灯→全消灯→蛍光灯1本のみ点灯→全消灯→常夜灯のみ点灯→全消灯、のように点灯状態の切換ができるものがある。照明センサ11として、高機能な照明灯などと同様にして、所定時間内にオン、オフされたかどうかを判断する機能を含めておけば、常夜灯だけが点灯しているかどうかを判断できる。
また、1つの部屋に主たる照明灯と、従たる照明灯とを含む複数の照明器具が設けられていてもよい。この場合には、照明センサ11は少なくとも1つの主たる照明灯の電源がオフしていることを検知するようにしてもよい。
さらに、検知部112は接点43の機械的な開閉を検知することなく、照明灯41の明るさを検知する照度センサを用いてもよい。照度センサを用いた場合には、検知した照度が所定値以下になれば照明灯41が消灯したものと判別すればよい。照度センサであれば、常夜灯のみが点灯している状態を検出することも可能になる。さらに、照度センサであれば、例えば、照明が点灯したときあるいは朝になってカーテンが開かれたことを検知して、警戒モードを解除して、非警戒モードにすることも可能になる。また、1つの部屋に主たる照明灯と、従たる照明灯とを含む複数の照明器具が設けられていて、照度センサにより、少なくとも1つの主たる照明灯の消灯を検知するようにしてもよい。
制御部111は、消灯検知信号に基づいて通信部113に出力する。通信部113はメインコントローラ20と通信を行うものであり、例えば無線LANあるいは特定小電力無線が用いられ、制御部111からの出力に基づいて、消灯検知信号をメインコントローラ20に出力する。
図3は、図1に示した窓センサ13を示すブロック図である。窓センサ13は、制御部131と、制御部131に接続されて制御される検知部132、通信部133およびブザー134とを含む。検知部132は、状態の変化を識別できるものであればよいが、例えば、振動センサ、焦電センサ、リードスイッチ、ドップラーセンサ、MIR(Micro Impulse Radar)センサなどを用いることができる。
振動センサは、例えば、ドアーや窓などに設置することにより、窓が開かれたときの振動を検知したり、ピッキングなどの鍵を触る際の音や振動を検知したりできる。焦電センサやドップラーセンサを設置すれば、人の存在や物体移動を検知できる。また、リードスイッチやMIRセンサをドアーに設置すれば、窓の開閉を検知したり、ガラスが割られたりしたことなどを検知できる。なお、MIRセンサは、反射を見て物体を検知するものである。
制御部131は、窓が開かれたことを検知部132が検知すると、異常検知信号を通信部133に出力する。通信部133はメインコントローラ20と通信を行うものであり、例えば無線LANあるいは特定小電力無線が用いられ、制御部131からの出力に基づいて異常検知信号をメインコントローラ20に出力する。制御部131は異常検知信号の出力と同時にブザー134を鳴らす。
また、ドアーセンサ12などが異常を検知してメインコントローラ20に異常検知信号を与えたときには、メインコントローラ20から警報ブザー鳴動信号が通信部133を介して、制御部131に与えられる。制御部131は、警報ブザー鳴動信号に応じてブザー134を鳴らす。
なお、ドアーセンサ12、カーモニタ14、火災検知器15も略同様にして構成されており、それぞれが異常を検知すると異常検知信号をメインコントローラ20に出力するとともに、警報ブザー鳴動信号を出力して、それぞれに内蔵されているブザーを鳴らす。
図4は、メインコントローラ20のブロック図である。図4に示すようにメインコントローラ20は、制御部201と、制御部201に内蔵されるセキュリティ管理制御部202および通信制御部203と、制御部201に接続されて制御される通信部204および外部通信部205とを含む。
制御部201は、メインコントローラ20全体を制御するものであり、通信制御部203は、通信部204と、外部通信部205とを制御する。セキュリティ管理制御部202は、非警戒モードであるかあるいは警戒モードであるか、さらに在宅警戒モードであるかあるいは不在警戒モードであるかのモード設定を行ったり、例えば、ドアーセンサ12から与えられる異常検知信号に基づいて異常である旨を知らせる警報情報を居住者に通知したりするための制御を行う。このために、制御部201は、異常検知信号に基づいて警報情報を外部通信部205により、図1に示したルータ30を介して公衆電話回線31に出力する。
通信部204は、ドアーセンサ12、窓センサ13、カーモニタ14、火災検知器15、カメラ16とそれぞれ通信を行う。この通信には、前述のごとく無線LANあるいは特定小電力無線が用いられる。
図5はこの発明の一実施形態のセキュリティシステムが設置される建物の平面図であり、(A)は建物の1階301を示し、(B)は同じ建物の2階302を示す。
図5(A)に示すように、建物の1階301には、玄関311と、3つの部屋312、313、314とが設けられている。玄関311の図示しないドアーにはドアーセンサ12が設置されており、部屋312、313、314のそれぞれの窓には窓センサ13a,13b,13cが設置されている。窓センサ13a,13b,13cは、図3に示した窓センサ13と同様にして構成されている。
なお、図5(B)に示すように建物の2階302にも部屋321、322が設けられているが、2階302は、1階301に比べてセキュリティ性が高いため、窓センサは設けられていない。ただし、2階302にも窓センサを設ければ、さらにセキュリティ性を高めることができる。
1階301の各部屋312、313、314にはそれぞれ照明スイッチ331、332、333が設けられており、2階302の部屋321、322にもそれぞれ照明スイッチ334、335が設けられている。メインコントローラ20は、例えば1階の部屋312が居間とすると、この部屋312に設置されるが、他の部屋に設置してもよい。
例えば、1階の部屋312は、照明がオフにされたときに警戒モードに設定されるものと予め定められている。このため照明センサ11は部屋312に設置されるが、特に限定されるものではない。照明センサ11は、部屋312の照明スイッチ331がオフされていることを検知すると、消灯検知信号をメインコントローラ20に出力する。なお、照明センサ11の検知部112は、1階の照明スイッチ331〜333がオフにされたとき、あるいは1階の照明スイッチ331〜333および2階の照明スイッチ334,33の全てがオフにされたときに消灯状態を検知するようにしてもよい。
また、玄関311の図示しない常夜灯などは夜中において、連続点灯であるため、このような常夜灯を除く屋内の廊下などの照明灯が全て消灯しているときのみ、消灯検知信号を出力するようにしてもよい。
図6および図7は、この発明の一実施形態におけるセキュリティシステムの動作を説明するためのフローチャートであり、特に、図6はメインコントローラ20の動作を示し、図7は窓センサ13aの動作を示す。
メインコントローラ20の制御部201は、図6に示すステップ(図示ではSPと略称する。)SP1において、照明連動モードに設定されているか否かを判別する。照明連動モードは、照明が消灯されたことに連動して警戒モードに移行するモードである。照明連動モードは、例えばメインコントローラ20にスイッチなどを設けるかあるいはリモコンにより設定すればよい。
制御部201は、照明連動モードが設定されるまで待機し、照明連動モードが設定されていることを判別すると、ステップSP2において、照明連動モードが解除されているか否かを判別する。解除されていれば、ステップSP1に戻り、解除されていなければ、照明センサ11の出力に基づいて、例えば部屋312の照明灯の照明スイッチ331のオン、オフの監視に移る。
ステップSP3において、現在の時刻が、例えば20:00〜5:00の時間帯内であるか否かを判別する。この時間帯は、夜間としてメインコントローラ20に含まれている時間帯設定手段としてのメモリ(図示せず)に予め設定しておくか、あるいはリモコンなどにより、任意の時間帯を設定してもよい。現在時刻は、例えばメインコントローラ20の制御部201がソフト処理によりクロックを計数することで計時できる。現在時刻が20:00〜5:00の時間帯内でなければ、ステップSP2に戻る。
現在時刻が20:00〜5:00の時間帯内の夜間であることを判別すると、ステップSP4において、照明センサ11の出力に基づいて、図5に示した該当する部屋312の照明スイッチ331がオフにされて、照明灯が消灯されているか否かを判別する。消灯されていなければステップSP2に戻る。消灯されていることを判別すると、ステップSP5において、警戒モードを設定し、警戒モードに入ったことをドアーセンサ12、窓センサ13a,13b,13c、カーモニタ14、火災検知器15に通知する。
ステップSP6において、警戒モードが解除されているか否かを判別し、解除されていれば、ステップSP7において、警戒モードの解除をドアーセンサ12、窓センサ13a,13b,13c、カーモニタ14、火災検知器15に通知する。警戒モードの解除でないことを判別すると、ステップSP8において、ドアーセンサ12、窓センサ13a,13b,13cのいずれかから異常検知信号が与えられたか否かを判別し、与えられていなければ待機する。
一方、ドアーセンサ12、窓センサ13a,13b,13c、カーモニタ14、火災検知器15は、警戒モードの通知を受けるまで待機しており、警戒モードの通知を受けると、警戒動作に入る。以下の説明では、図7を参照して、窓センサ13aの動作を代表例として説明するが、他のドアーセンサ12、窓センサ13b,13c、カーモニタ14、火災検知器15も略同じである。
窓センサ13aの制御部131は、図7に示すステップSP11において、警戒モードが設定されるまで待機している。ステップSP12において、警戒モードが解除されているか否かを判別し、警戒モードが解除されていればステップSP11に戻り、警戒モードが解除されていなければ、ステップSP13において、メインコントローラ20から警報ブザー鳴動信号を受信したか否かを判別し、受信していなければ、ステップSP14において窓が開かれたか否かを判別する。
窓センサ13aは、窓が開かれるまで待機しており、検知部132が窓の開かれたことを検知すると、制御部131は通信部133を介して窓が開かれたことを示す異常検知信号を親機であるメインコントローラ20に出力する。また、制御部131は、ステップSP16において、窓センサ13a内の対応するブザー134を鳴らす。ステップSP17において、ブザー134を鳴らしてから例えば30秒経過したか否かを判別し、経過するとステップSP18において、警報ブザーによる警報の報知を停止して、処理を終了する。この30秒は任意の時間に設定すればよい。
図6に戻って、メインコントローラ20は、ステップSP8において、異常検知信号が与えられたことを判別すると、ステップSP9において、ドアーセンサ12と、窓センサ13b,13cにブザー鳴動信号を出力し、ステップSP10において登録されている携帯電話機35に窓が開かれたことを示す警報情報をメールにて通知する。この場合、警報情報を警備会社に通報するようにしてもよい。
なお、ここで、例えば窓センサ13a自身が異常検知信号を出力せず、例えばドアーセンサ12がドアーの開かれたことを検知したものとする。ドアーセンサ12は、ドアーが開かれたことを検知したことに応じて、異常検知信号を出力してメインコントローラ20に出力する。メインコントローラ20は、警報ブザー鳴動信号を窓センサ13a,13b,13cに与える。窓センサ13aの制御部131は、図7に示すステップSP13において、その警報ブザー鳴動信号の受信を判別し、ステップSP16と同様に、ブザー134を鳴らし、ステップSP17において、30秒の経過を判別すると、ステップSP18において、ブザー134による警報を停止する。
なお、図3に示した例では、窓センサ13にブザー134を内蔵させたが、これに限ることなく、ブザー134をアクチュエータとして独立の端末機器として構成してもよく、あるいはメインコントローラ20に内蔵してもよい。
また、上述の実施形態では、照明灯41が消灯したとき、警戒モードになるようにしたが、これに限ることなく、人が在宅中は電源が投入されることが多い、テレビ、ラジオなどのその他の家庭用電気製品の電源がオフされたとき、警戒モードに設定するようにしてもよい。
さらに、上述の説明では、この発明をホームセキュリティシステムに適用したが、これに限ることなく、事務所、倉庫、工場などのセキュリティシステムに適用してもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明のセキュリティシステムおよびセキュリティシステムにおける警戒モード設定方法は、各家庭内に不審者が侵入するのを警戒するために設置されるホームセキュリティシステムに利用できる。
この発明の一実施形態におけるセキュリティシステムの全体の構成を示す概略ブロック図である。 図1に示した照明センサを示すブロック図である。 図1に示した窓センサを示すブロック図である。 図1に示したメインコントローラのブロック図である。 この発明の一実施形態のセキュリティシステムが設置される建物の平面図である。 この発明の一実施形態におけるセキュリティシステムの動作を説明するためのフローチャートであり、メインコントローラの動作を示す。 この発明の一実施形態におけるセキュリティシステムの動作を説明するためのフローチャートであり、窓センサの動作を示す。
符号の説明
11 照明センサ、12 ドアーセンサ、13,13a,13b,13c 窓センサ、14 カーモニタ、15 火災検知器、16 カメラ、20 メインコントローラ、21 スイッチ、30 ルータ、31 公衆電話回線、32 インターネット回線、33 サーバ、34 基地局、35 携帯電話機、41 照明灯、42,43 接点、112,132 検知部、111,131,201 制御部、113,133,204 通信部、134 ブザー、201 セキュリティ管理制御部、203 通信制御部、205 外部通信部、301 1階、302 2階、312〜314,321,322 部屋、331〜335 照明スイッチ。

Claims (12)

  1. 警戒モードと、非警戒モードとに設定可能なセキュリティシステムであって、
    所定の部屋の主たる照明の消灯状態を検知する検知手段と、
    前記検知手段が前記照明の消灯状態を検知したことに応じて、信号を出力する出力手段と、
    前記出力手段からの出力信号を受けて、前記警戒モードを設定する警戒モード設定手段とを備える、セキュリティシステム。
  2. 前記所定の部屋には、前記照明として主たる照明灯と、従たる照明灯とを含む照明器具が設けられていて、
    前記検知手段は、前記主たる照明灯の消灯を検知する、請求項1に記載のセキュリティシステム。
  3. 前記所定の部屋には、前記照明器具が複数設けられていて、
    前記検知手段は、前記複数の照明器具の各主たる照明灯の消灯を検知する、請求項2に記載のセキュリティシステム。
  4. 前記検知手段は、前記照明の電源スイッチのオフを検知する、請求項1から3のいずれかに記載のセキュリティシステム。
  5. 前記検知手段は、前記照明による照度が所定値以下であれば前記照明の消灯を検知する、請求項1から3のいずれかに記載のセキュリティシステム。
  6. 前記警戒モード設定手段は、前記検知手段によって検知された照度が前記所定値を超えたことに応じて前記警戒モードを解除して非警戒モードにする、請求項5に記載のセキュリティシステム。
  7. 前記照明器具は、建物内に複数設けられており、
    前記検知手段は、前記複数の照明器具の少なくとも1つ以上の主たる照明灯の消灯を検知したことに応じて前記信号を出力する、請求項2から6のいずれかに記載のセキュリティシステム。
  8. 外部からの侵入または異常を検知する異常検知手段を含み、
    前記警戒モード設定手段は、前記警戒モードに応じて、前記異常検知手段による警戒動作を作動させる、請求項1から7のいずれかに記載のセキュリティシステム。
  9. 前記警戒モードが設定される時間帯を設定するための時間帯設定手段を含み、
    前記警戒モード設定手段は、前記時間帯設定手段によって設定されている時間帯において、前記出力手段から出力信号が与えられたことに応じて前記警戒モードを設定する、請求1から8のいずれかに記載のセキュリティシステム。
  10. 前記異常検知手段は、警報を報知する警報報知手段を含み、異常を検知したことに応じて前記警報報知手段から警報を報知させる、請求項8または9に記載のセキュリティシステム。
  11. 前記異常検知手段は、複数設けられており、
    前記警戒モード設定手段は、前記複数の異常検知手段のいずれかが異常を検知したことに応じて、その異常検知手段を除く他の異常検知手段の警報報知手段から警報を報知させる、請求項8から10のいずれかに記載のセキュリティシステム。
  12. 警戒モードと、非警戒モードとに設定可能なセキュリティシステムにおける警戒モード設定方法であって、
    所定の部屋の主たる照明の消灯を検知し、
    前記照明の消灯を検知したことに応じて、信号を出力し、
    前記信号を受けて、前記警戒モードを設定する、セキュリティシステムにおける警戒モード設定方法。
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